JP2536073B2 - 絵文字付き貴金属複合カ―ドの製造方法 - Google Patents
絵文字付き貴金属複合カ―ドの製造方法Info
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- JP2536073B2 JP2536073B2 JP63152843A JP15284388A JP2536073B2 JP 2536073 B2 JP2536073 B2 JP 2536073B2 JP 63152843 A JP63152843 A JP 63152843A JP 15284388 A JP15284388 A JP 15284388A JP 2536073 B2 JP2536073 B2 JP 2536073B2
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- plate
- precious metal
- metal composite
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は記念品や贈答品として手軽に用いることが
でき、かつ宝飾品として財産的価値を有するような貴金
属または貴金属合金からなる絵文字付き貴金属複合カー
ドの製造方法に関する。
でき、かつ宝飾品として財産的価値を有するような貴金
属または貴金属合金からなる絵文字付き貴金属複合カー
ドの製造方法に関する。
「従来の技術」 近年、金の大衆化が進み、金の取り扱い単位が小さく
なってグラム単位での売買がされるようになった。しか
しながら、このような少量の金をコインやメダルとして
ある程度厚さを持った状態でプレス成形したものは、形
状が非常に小さいため見栄えがせず、記念品や贈答品と
しての効果が薄いという難点があった。
なってグラム単位での売買がされるようになった。しか
しながら、このような少量の金をコインやメダルとして
ある程度厚さを持った状態でプレス成形したものは、形
状が非常に小さいため見栄えがせず、記念品や贈答品と
しての効果が薄いという難点があった。
そこで、例えば、金塊を圧延して薄板状（例えば1gの
金を厚さ15μｍに延ばすと名刺程度の大きさになる）と
し、この金の薄板の表面に絵文字等を刻印して絵文字付
きの薄板を形成し、この絵文字付きの薄板の両面を透明
な樹脂で被覆して薄板を補強することにより、カード状
の記念品や贈答品として使用できる。
金を厚さ15μｍに延ばすと名刺程度の大きさになる）と
し、この金の薄板の表面に絵文字等を刻印して絵文字付
きの薄板を形成し、この絵文字付きの薄板の両面を透明
な樹脂で被覆して薄板を補強することにより、カード状
の記念品や贈答品として使用できる。
従来、上記のような絵文字付き貴金属複合カードを製
造する際においては、金の薄板の表面に金型を用いて直
接刻印することにより、絵文字付き薄板を得ている。
造する際においては、金の薄板の表面に金型を用いて直
接刻印することにより、絵文字付き薄板を得ている。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、上記のように、金の薄板に金型により直接
刻印する場合、薄板が非常に薄い（数十ミクロン程度）
ので、金型の離型が悪く、金型に薄板の一部が固着し
て、薄板の一部が剥げ落ちたり、変形したり、折れ曲が
ったりし易い。したがって、作業自体が非常に難しいと
共に微妙なものであるので、手先業に頼るしかなく、よ
って、量産する場合に難点があった。
刻印する場合、薄板が非常に薄い（数十ミクロン程度）
ので、金型の離型が悪く、金型に薄板の一部が固着し
て、薄板の一部が剥げ落ちたり、変形したり、折れ曲が
ったりし易い。したがって、作業自体が非常に難しいと
共に微妙なものであるので、手先業に頼るしかなく、よ
って、量産する場合に難点があった。
「課題を解決するための手段】 上記のような課題を解決するために、この発明は、熱
硬化性樹脂板の表面に凹凸状の絵文字を金型により刻印
して絵文字付き樹脂板を形成し、この絵文字付き樹脂板
と透明の熱可塑性または熱硬化性樹脂板との間に貴金属
または貴金属合金からなる薄板を配置し、次いで、これ
らを熱間で加圧して一体化するようにしたものである。
硬化性樹脂板の表面に凹凸状の絵文字を金型により刻印
して絵文字付き樹脂板を形成し、この絵文字付き樹脂板
と透明の熱可塑性または熱硬化性樹脂板との間に貴金属
または貴金属合金からなる薄板を配置し、次いで、これ
らを熱間で加圧して一体化するようにしたものである。
「作用」 この発明の絵文字付き貴金属複合カードの製造方法に
あっては、絵文字付き樹脂板と、透明の熱可塑性または
熱硬化性樹脂板とにより薄板が押圧されるので、この薄
板がその展伸性により絵文字付き樹脂板の凹凸面に沿っ
て密着し、これにより薄板の表面に、絵文字が現出す
る。したがって、金型の離型性の悪さに起因する薄板の
一部が剥げ落ち、変形、折れ曲がり等が無い。よって、
作業自体が簡単なものになるので量産を容易に行うこと
ができる。
あっては、絵文字付き樹脂板と、透明の熱可塑性または
熱硬化性樹脂板とにより薄板が押圧されるので、この薄
板がその展伸性により絵文字付き樹脂板の凹凸面に沿っ
て密着し、これにより薄板の表面に、絵文字が現出す
る。したがって、金型の離型性の悪さに起因する薄板の
一部が剥げ落ち、変形、折れ曲がり等が無い。よって、
作業自体が簡単なものになるので量産を容易に行うこと
ができる。
また、貴金属または貴金属の合金の豪華な色調の地肌
に絵文字がくっきりと立体的に浮き彫りにされるので、
装飾的にも優れた優美性を持たせることができる。
に絵文字がくっきりと立体的に浮き彫りにされるので、
装飾的にも優れた優美性を持たせることができる。
「実施例」 以下、この発明の絵文字付き貴金属複合カードの製造
方法の一実施例を第１図ないし第４図を参照して説明す
る。
方法の一実施例を第１図ないし第４図を参照して説明す
る。
まず、第１図に示すように、金型１下面に所望の凹凸
状の絵文字原版２を彫刻等の手段により形成する。次い
で、この金型１の絵文字原板２を透明の熱硬化性エポキ
シ樹脂板（85×58w×1.0t）３の表面に熱間で押圧
し、これにより熱硬化性エポキシ樹脂板３の表面に凹凸
状の絵文字４が刻印された絵文字付き樹脂板５を作成す
る。
状の絵文字原版２を彫刻等の手段により形成する。次い
で、この金型１の絵文字原板２を透明の熱硬化性エポキ
シ樹脂板（85×58w×1.0t）３の表面に熱間で押圧
し、これにより熱硬化性エポキシ樹脂板３の表面に凹凸
状の絵文字４が刻印された絵文字付き樹脂板５を作成す
る。
次に、第２図に示すように、この絵文字付き樹脂板５
の表面に、金の薄板（85×58w×15μｍ）６を載置
し、さらに、この薄板６の表面に透明の熱可塑性アクリ
ル樹脂板（85×58w×1.0t）７を載置して、これらを
熱間（140℃）で上下方向から厚さ1.5mmにプレスして、
一体化する。（第３図参照） この際、薄板６は金特有の展伸性により上記絵文字４
の凹凸面に沿って密着し、これにより薄板６の表面に、
絵文字４と同様の絵文字８が現出する。（第４図参照） このようにして、製造された絵文字付き貴金属複合カ
ードは、金の黄金色の地肌に茶黄色の絵文字８がくっき
りと立体的に浮き彫りにされるので、装飾的にも優美性
を保ち、記念品、贈答品等に最も好適なものである。
の表面に、金の薄板（85×58w×15μｍ）６を載置
し、さらに、この薄板６の表面に透明の熱可塑性アクリ
ル樹脂板（85×58w×1.0t）７を載置して、これらを
熱間（140℃）で上下方向から厚さ1.5mmにプレスして、
一体化する。（第３図参照） この際、薄板６は金特有の展伸性により上記絵文字４
の凹凸面に沿って密着し、これにより薄板６の表面に、
絵文字４と同様の絵文字８が現出する。（第４図参照） このようにして、製造された絵文字付き貴金属複合カ
ードは、金の黄金色の地肌に茶黄色の絵文字８がくっき
りと立体的に浮き彫りにされるので、装飾的にも優美性
を保ち、記念品、贈答品等に最も好適なものである。
また、絵文字付き樹脂板５が透明であるので、カード
の裏面にも絵文字４が映り、よって装飾効果が高まる。
の裏面にも絵文字４が映り、よって装飾効果が高まる。
なお、絵文字８の色調は上記熱硬化性エポキシ樹脂板
３に刻印される絵文字４の凹凸の深さにより変化するの
で、この凹凸状態を絵文字中の背景、人物、文字別等に
より変化させれば、より一層装飾効果が高まる。
３に刻印される絵文字４の凹凸の深さにより変化するの
で、この凹凸状態を絵文字中の背景、人物、文字別等に
より変化させれば、より一層装飾効果が高まる。
上記絵文字付き貴金属複合カードの製造方法によれ
ば、熱硬化性エポキシ樹脂板３の表面に凹凸状の絵文字
４が刻印された絵文字付き樹脂板５と、熱可塑性アクリ
ル樹脂板７との間に金の薄板６を配置して、これらを熱
間で加圧して一体化することにより、薄板６に絵文字４
と同様の絵文字８を現出させたので、従来の金型による
直接刻印のような、金型の離型性の悪さに起因する薄板
の一部の剥げ落ち、変形、折れ曲がり等が無い。したが
って、作業自体が簡単になるので量産を容易に行うこと
ができる。
ば、熱硬化性エポキシ樹脂板３の表面に凹凸状の絵文字
４が刻印された絵文字付き樹脂板５と、熱可塑性アクリ
ル樹脂板７との間に金の薄板６を配置して、これらを熱
間で加圧して一体化することにより、薄板６に絵文字４
と同様の絵文字８を現出させたので、従来の金型による
直接刻印のような、金型の離型性の悪さに起因する薄板
の一部の剥げ落ち、変形、折れ曲がり等が無い。したが
って、作業自体が簡単になるので量産を容易に行うこと
ができる。
また、絵文字付き樹脂板５が熱硬化性であるので、熱
間でプレスしても、絵文字４が変形することがない。
間でプレスしても、絵文字４が変形することがない。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明の絵文字付き貴金属複
合カードによれば、熱効果性樹脂板の表面に凹凸状の絵
文字が金型により刻印されてなる絵文字付き樹脂板と、
透明の熱可塑性または熱硬化性樹脂板との間に貴金属ま
たは貴金属合金からなる薄板を配置し、これらを熱間で
加圧して一体化することにより、薄板に絵文字付き樹脂
板の絵文字を現出させたので、従来の金型による直接刻
印のような、金型の離型性の悪さに起因する薄板の一部
の剥げ落ち、変形、折れ曲がり等が無い。したがって、
作業自体が簡単になるので量産を容易に行うことができ
る。
合カードによれば、熱効果性樹脂板の表面に凹凸状の絵
文字が金型により刻印されてなる絵文字付き樹脂板と、
透明の熱可塑性または熱硬化性樹脂板との間に貴金属ま
たは貴金属合金からなる薄板を配置し、これらを熱間で
加圧して一体化することにより、薄板に絵文字付き樹脂
板の絵文字を現出させたので、従来の金型による直接刻
印のような、金型の離型性の悪さに起因する薄板の一部
の剥げ落ち、変形、折れ曲がり等が無い。したがって、
作業自体が簡単になるので量産を容易に行うことができ
る。
また、貴金属または貴金属の合金の豪華な色調の地肌
に絵文字がくっきりと立体的に浮き彫りにされるので、
装飾的にも優れた優美性を持たせることができる。
に絵文字がくっきりと立体的に浮き彫りにされるので、
装飾的にも優れた優美性を持たせることができる。
さらに、絵文字付き樹脂板５熱硬化性であるので、熱
間でプレスしても、絵文字が変形することがない。
間でプレスしても、絵文字が変形することがない。
第１図ないし第４図はこの発明の絵文字付き貴金属複合
カードの製造方法の一実施例を説明するためのものであ
り、第１図は絵文字付き樹脂板を作成する方法を説明す
る断面図、第２図は絵文字付き貴金属複合カードを製造
する過程を示す断面図、第３図は絵文字付き貴金属複合
カードの断面図、第４図は同平面図である。 １……金型、３……熱硬化性樹脂板、 ４……絵文字、５……絵文字付き樹脂板、 ６……薄板、７……熱可塑性樹脂板。
カードの製造方法の一実施例を説明するためのものであ
り、第１図は絵文字付き樹脂板を作成する方法を説明す
る断面図、第２図は絵文字付き貴金属複合カードを製造
する過程を示す断面図、第３図は絵文字付き貴金属複合
カードの断面図、第４図は同平面図である。 １……金型、３……熱硬化性樹脂板、 ４……絵文字、５……絵文字付き樹脂板、 ６……薄板、７……熱可塑性樹脂板。
Claims (1)
- 【請求項１】熱硬化性樹脂板の表面に凹凸状の絵文字を
金型により刻印して絵文字付き樹脂板を形成し、この絵
文字付き樹脂板と透明の熱可塑性または熱硬化性樹脂板
との間に貴金属または基金属合金からなる薄板を配置
し、次いで、これらを熱間で加圧して一体化することを
特徴とする絵文字付き貴金属複合カードの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63152843A JP2536073B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | 絵文字付き貴金属複合カ―ドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63152843A JP2536073B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | 絵文字付き貴金属複合カ―ドの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01320200A JPH01320200A (ja) | 1989-12-26 |
| JP2536073B2 true JP2536073B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=15549344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63152843A Expired - Lifetime JP2536073B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | 絵文字付き貴金属複合カ―ドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2536073B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0483798U (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-21 | ||
| US7157140B1 (en) | 2004-03-03 | 2007-01-02 | Rtp Company | Malleable composites and methods of making and using the same |
-
1988
- 1988-06-21 JP JP63152843A patent/JP2536073B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01320200A (ja) | 1989-12-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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