JP3279707B2 - エンド−2,3−ジヒドロ−n−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−1h−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸アミド及びエンド−3−エチル−2,3−ジヒドロ−n−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−1h−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸アミド・塩酸塩の結晶1水和物 - Google Patents
エンド−2,3−ジヒドロ−n−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−1h−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸アミド及びエンド−3−エチル−2,3−ジヒドロ−n−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−1h−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸アミド・塩酸塩の結晶1水和物Info
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Description
ロ−N−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オ
クタ−3−イル)−2−オキソ−1H−ベンズイミダゾ
ール−1−カルボン酸アミド・塩酸塩及びエンド−3−
エチル−2,3−ジヒドロ−N−(8−メチル−8−アザ
ビシクロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−
1H−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸アミド・塩
酸塩の結晶及び薬学的に活性な1水和物、それらを調製
する方法及びそれらを含有する医薬組成物に関する。
−オキソ−1−カルボン酸のエステル及びアミド、それ
らの生理学的に許容できる塩及び5−HT拮抗性を有す
る溶媒和物を記載している。これらの化合物は、化学療
法及び光線誘発悪心及び嘔吐、空腹遅延、胃腸運動障
害、特に消化不良、膨満、食道逆流、過敏腸症候群及び
運動機能減少症の治療に有用であるとして特許請求され
ている。同化合物は、例えば、運動障害、偏頭痛、群生
(cluster)頭痛、不安及び精神病の如き一定のCNS障
害の治療に有用であるとしても特許請求されている。エ
ンド−2,3−ジヒドロ−N−(8−メチル−8−アザビ
シクロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−1
H−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸アミド(化合
物1a)、エンド−3−エチル−2,3−ジヒドロ−N−
(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ−3
−イル)−2−オキソ−1H−ベンズイミダゾール−1
−カルボン酸アミド(化合物1b)の無水塩酸塩は、今
日、抗嘔吐および抗不安剤として臨床的に開発されてい
る。
しての可能性を示す。痴呆及び健忘症候群の如き組織的
精神病を患っている患者の治療に化合物1a及び1bを
使用することは、イタリア特許出願第 MI 91 A 001845
に特許請求されている。活性成分として化合物1a及び
1bを含む医薬組成物も、上記特許出願で特許請求され
ている。別の可能性の中で、化合物1a及び1bの患者
への投与は、例えば、錠剤、コーティングされた錠剤及
びカプセルの如き好適な医薬製剤を用いる経口ルートに
よるか、または、例えば、座薬を用いる直腸ルートによ
って行われる。これらの投与ルートは、医者またはそれ
に類した、注射をするのに熟練した人を必要としないの
で、例えば、非経口ルートと比較して有利である。
好ましい製造は、該医薬物質自体の性質に関連する種々
のパラメーターに依る。これらに限定されないが、かか
るパラメーターの例として、種々の周囲条件での出発原
料の薬剤安定性、製造工程中の安定性及び最終医薬組成
物中での安定性がある。上記の医薬組成物の製剤に使用
される薬剤物質はできるだけ純粋なものであるべきで、
種々の周囲条件での長期の保存中の安定性は、劣化した
薬剤またはその製造工程に要求されるよりも非常に低い
含量の薬剤を使用することを避けるためにチェックされ
なければならない。劣化した場合、個々の錠剤またはカ
プセルに存在する薬剤含有量は、予想よりも相当に低い
にちがいない。水の取り込みにより重量が増加するた
め、湿気の吸収は薬剤物質の含量を下げる。湿気を吸収
する傾向にある薬剤は、長期保存中、例えば、適当な乾
燥剤を添加するか湿気を遮断した室内に薬剤を保存する
ことによって、湿気から保護しなければならない。更
に、薬剤が如何なる湿気からの保護もない普通の条件に
曝された場合、湿気の吸収は、製造工程中にも薬剤の含
量を低下させるかも知れない。
個々のカプセルまたは錠剤中の薬剤の正確な重量分布は
重要な要因である。正確な重量分布を与えるために、例
えば、微粉砕することによって薬剤物質の粒径を小さく
して適当な値にしてもよい。事実、小さい粒径の粒子
は、単一の錠剤またはカプセル内で均一によりよく分散
する。微粉砕は、その工程で要求されるかなり厳しい条
件によるある程度の化合物1a及び1bの劣化を伴うの
で、微粉砕に対する高い安定性は、劣化物の生成を避け
ることによって適当量の薬剤を含有するカプセルまたは
錠剤の製剤を可能にするために、相当な利点を示す。更
に、生成物の微粉砕の間、エネルギーの供給及びストレ
スは、固体表面の形状の多形性変形(polymorphic modi
fication)、無定形化及び結晶格子の多様性をもたらし
得る。これら変化は、次の別工程において及び生物薬剤
学的特性において重要な展開を演ずる。医薬組成物にお
ける薬剤物質の安定性は、医薬品の有効期間を決めるの
に重要である。この期間は、潜在的に危険な過剰量の劣
化生成物の存在及び表示された量に関して活性成分が許
容できないほど低い含有量であるという両方のリスクな
しに薬剤を投与できる期間である。従って、上記医薬製
剤中の薬剤物質の種々の保存条件での高安定性は、期間
の満了した医薬品を頻繁に置換することのみならず、条
件を制御して保存するということが避けられるので、患
者及び製造業者の両方に対して付加的な利点を示す。
学的安定性を向上させることのできる、カプセル、錠剤
またはコーティングされた錠剤の形での経口投与のため
の薬剤物質の固体状態の如何なる変性も、同薬剤のあま
り安定ではない形態に一貫した利益を与えることが期待
できる。かかる変性の例には、種々のまたは新規な溶媒
和物による場合も含めて元の薬剤とは異なる結晶形態、
及び該薬剤が塩形成を行うものであるなら、種々の生理
学的に許容できる酸または塩基との塩を含む。
物1a及び1bの新規な結晶形態の調製にある。該結晶
形態は上記の不利益を示さない。
3 で具体的に特許請求されておらず、無水物形態に比較
して明確な効果を有する、化合物1a及び1bの新規な
結晶1水和物形態(化合物2a及び2b)を見出した。
実際、化合物2a及び2bは、温度及び相対湿度の異な
る条件での、カプセル、錠剤またはコーティングされた
錠剤の製造工程前の保存の間及びその工程自体の間のい
ずれにおいても、湿気を吸収しない。更に、それらは、
上記の製造工程の全ての段階の間、特に微粉砕の間、化
合物1a及び1bそれぞれよりも安定である上、温度及
び相対的湿度の異なる条件での保存により安定である。
その上、該新規な結晶形態は、5−HTレセプターでの
拮抗活性を付与する。従って、本発明は、式
医薬組成物を提供する。化合物2a及び化合物2bは、
熱水性溶媒、好ましくは熱水性アルコールにフリーの塩
基として化合物1a及び1bを溶解し、必要量の塩化水
素水溶液を添加し、得られた溶液を濾過して、室温まで
冷却することによって製造することができる。本発明の
方法の好ましい態様においては、化合物2aは、熱水性
アルコールとして85%水性エタノールを使用すること
によって製造される。化合物2aの結晶を真空濾過によ
って濾取してもよく、少量の水性エタノールで洗浄す
る。本発明の方法の好ましい態様においては、化合物2
bは、熱水性アルコールとして95%水性イソプロパノ
ールを使用することによって製造される。化合物2bの
結晶を真空濾過によって濾取してもよく、少量の水性イ
ソプロパノールで洗浄する。そのようにして得た2a及
び2bの結晶は、真空下で室温から60℃の温度、最も
好ましくは40℃で0.1mmHgの減圧で24時間、明らか
な水分の減量を生ずることなしに乾燥することができ
る。水分は、カール・フィッシャー試験の如き通常の技
術によって測定することができる。また、化合物2a及
び化合物2bは、無水の塩酸塩としての化合物1a及び
1bを、熱水性アルコール、好ましくは85%水性エタ
ノール(熱水性イソプロパノール、好ましくは95%イ
ソプロパノール)に溶解し、該溶液を室温に冷却するこ
とによって都合よく製造することができる。冷却した溶
液から分離した化合物2a(化合物2b)の結晶を真空
濾過で濾取し、上記のようにして処理する。更に選択で
きる製法としては、化合物2a及び化合物2bは、対応
する化合物1a及び1bを、フリーの塩基として、無水
の熱アルコール溶媒、好ましくは無水エタノール(無水
イソプロパノール)に溶解し、濾過した該溶液に37%
塩酸を添加することによっても製造することができる。
冷却した溶液から分離した化合物2a(または2b)の
結晶を真空濾過で濾取し、上記のようにして処理する。
物1aまたは1bを、室温から40℃の温度、好ましく
は室温で、例えば、空気または窒素の加湿した雰囲気に
曝すことによって、同化合物を製造できる。水の吸収に
は、主として出発化合物の結晶のサイズ及び相対湿度に
応じて種々の時間が必要である。重量の増加が記録され
なくなったときに該工程を終える。水分は、通常、カー
ル・フィッシャー分析によって測定でき、2aについて
は、5.07%±0.5であり、2bについては、4.70%
±0.5であって、これら水分は1水和物であることを示
している。化合物2a及び2bの製造に使用する出発原
料として、フリーの塩基の形で使用される化合物1a及
び1bは、EP 309423 の実施例16及び14にそれぞれ
記載されている方法で、簡単に製造することができる。
化合物2a及び2bは、化合物1a及び1bの新規な結
晶水和物形態である。それらは、異なる物理的化学的特
性を示し、明確に特定された化学構造及び結晶構造で存
在する。化合物2a及び2bにおいて、水分子は結晶格
子の中にしっかりと結合しており、該薬剤分子と水分子
の比率は1である。化合物2a及び2bの分析での特徴
付けは、元素分析、示差走査熱量分析(DSC)、熱重
量分析(TGA)、赤外分光分析(IR)、X線粉末回
折(X-RaysPowder Diffraction)、単結晶X線回折(Sin
gle Crystal X-Rays Powder Diffraction)の如き種々
の方法で行うことができる。
トラーTA3000システムを使用して、示差走査熱量
分析(DSC)を行った。化合物(3.5mg)の重量を標
準アルミナるつぼの中で測定した。3つの小さな穴を設
けたけん縮蓋(crimped-on lid)で密閉した。化合物2a サンプルを40ml/分の窒素気流中で、30℃から始め
て320℃の最終温度まで10℃/分の速度で加熱し
た。化合物2aは、110〜160℃で結晶水の脱離に
よる吸熱ピークを示し、続いて、結晶の転位による発熱
ピークを示した。最終的に該化合物は295℃で融解し
た。化合物2b 40ml/分の窒素気流中で、30℃から始めて270℃
の最終温度まで10℃/分の速度で化合物2bの結晶を
加熱すると、150℃で極大ピークを示しながら、70
℃〜160℃の範囲で結晶水を脱離する(無水形態に対
応するサーモグラムには存在しない)。この脱離は吸熱
ピークの存在から分かる(図1を参照のこと)。最終的
に該化合物は245℃で融解した。
バランスを装備したメトラーTA3000システムを使
用して、熱重量分析(TGA)を行った。試験対象の化
合物10mgを標準アルミナるつぼの中で測定した。化合物2a 200ml/分の窒素気流中で、25℃から始めて295
℃の最終温度まで10℃/分の速度で加熱した。化合物
2aは、5.2%に等しい結晶水の脱離によるピークに対
応する減量を示した。この値は、1水和物に必要な5.0
7%の理論値に極めて近い値である。化合物2b 200ml/分の窒素気流中で、25℃から始めて255
℃の最終温度まで10℃/分の速度で加熱した。化合物
2bは、4.62%に等しい結晶水の脱離によるピークに
対応する減量を示した。この値は、1水和物に必要な4.
70%の理論値に極めて近い値である。
合物1a、1b、2a及び2bの赤外線吸収スペクトル
を記録した。化合物はヌジョール中で固体として分析し
た。該赤外線吸収スペクトルにおいて、化合物2aは、
水の水酸基の伸縮による3,400cm-1の強いバンドを示
した。このバンドは、対応する化合物1aのスペクトル
には存在しない。ピークの形状及びそれらの相対強度の
他の相違点は、2,600、1,430〜1,390、1,35
0、1,240、1,170、1,110、1,050、1,00
0〜900及び850〜750cm-1で明らかである。こ
のことは、化合物1a及び2aは、同じ化合物であって
も異なる結晶形態であることを示している(図2を参照
のこと)。該赤外線吸収スペクトルにおいて、化合物2
bは、水の水酸基の伸縮による3,500cm-1の強いバン
ドを示した。このバンドは、対応する化合物1bのスペ
クトルでは殆ど無視できる程度である。ピークの形状及
びそれらの相対強度の他の相違点は、2,600〜2,50
0、1,680、1,630、1,480、1,400〜1,35
0、1,300〜1,200、1,160〜1,110、1,06
0、1,030、950〜900及び約750cm-1で明ら
かである。このことは、化合物1b及び2bは、同じ化
合物であっても異なる結晶形態であることを示している
(図3を参照のこと)。
備えたデジタルマイクロバックス2000コンピュータ
ーを装備したフィリップスPW1800/10回折器を
使用して行った。該回折器の主要な特徴と共に設定した
パラメーターを以下に掲げた: −ゴニオーメ−ター− ・スキャンレンジ:2°5θ2θ ・精度:0.001°2θ ・スキャンスピード:0.02°/秒 ・スキャンタイプ:連続 ・分析時間:40分 −スリット− ・ソラースリット ・自動開閉スリット(ADS) ・レシービングスリット:0.3mm ・検出器スリット:0.8mm −X線− ・タイプチューブ:Cu(ロング・ファイン・フォーカ
ス) ・波長(λ):Kα1 =1.54060A Kα2 =1.5
4439A −発生器− ・高電圧:40kV ・チューブ電流:20mA ・kVとmA安定化:%幹線変動(mains variation)当
たり0.0005% −全般− ・照射されるサンプルの長さ:10mm ・モノクロメーター:グラファイト結晶 ・比例検出器 ・タイムコンスタント:2
即ち、回折角(°)、インタープラナー間隔の値
(D)、絶対的(ピーク/Counts)及び相対的(I/I
max )強度を、化合物1a及び2aについてそれぞれ表
I及びIIに示した。図4に見られるように、化合物1a
の回折角6、13及び17.6〜20°に関係するピーク
と化合物2aの回折角8、15、16.8、21、26.1
及び26.3°に関係するピークを比較すると、化合物1
a及び2aの間には、かなりの相違があることが特に明
らかである。
更にX線粉末回折パターンによっても支持される。単結晶X線回折 この分析は、大きさが0.41×0.23×0.08mmに等し
い化合物2aのプリズム晶について行った。グラファイ
トモノクロメーターを装備したフィリップスPW110
0 4サイクル回折器を使用した。フィリップスLAT
ルーチンで格子パラメーターを測定するために48リフ
レクション(2<θ<25°)を使用した。他の重要な
実験パラメーターは、以下の通りである:ω〜2θのス
キャンモード、スキャンスピード0.05 s-1、スキャン
幅2.0°、レンジ2〜22°。180分毎の3つの標準
リフレクション、平均強度変化1.5%、最大強度変化2.
6%。4201独立データ〔−11≦11;12≦k≦
12;1≦14〕、最大(sin θ/λ=0.53
A-1)〕;2085ユニークリフレクション、I>3
(I)を有する1186。構造は直接法で解いた(MULT
IN 80,XANADU)。ORTEP IIで図を作成した。
H2O 、Mw=354.84)は、単斜晶のP21/Cセル、a
=11.668A、b=11.714A、c=13.672
A、α=90°、β=114.83°、γ=90°を有す
る。化合物2aの結晶構造中の水分子は、ベンズイミダ
ゾロン環の無置換窒素原子への水素結合を介して結合し
ながら、結晶格子中のかなり限定された空間を占めてい
る。更に、同水分子は、2つの他の薬剤分子に属する2
つの塩素イオンに連結している。化合物2bは、以下の
データによって特徴付けられる:式 C18H24N4O2 ・HCl
・H2O 、Mw=382.9;大きさ0.1×0.1×0.55mmを
有するイソプロパノールからの針状様結晶;単斜晶、空
間群(space group)P21/C、a=13.869(2)、
b=16.449(2)、c=8.550(1)A、β=9
7.64(1)°、V=1933.1(5)A3 、Z=4、
d(計算値)=1.316 g/cm3。カッコ内の数値は、最
尾の数値の標準偏差値である。該結晶の比重は、四塩化
炭素及びベンゼンの混合溶媒で決定し、それは1.313
g/cm3であった。
行った。適当な間隔で、サンプルバランスを使用してサ
ンプルの重量を測定した。恒湿器の中の雰囲気、即ち、
化合物1a(1b)及び化合物2a(2b)のサンプル
のまわりの雰囲気は、適当な塩の飽和水溶液で調節し維
持した: LiCl飽和水溶液 11.3%RH/25℃ 11.
2%RH/37℃ Mg(NO3)飽和水溶液 52.8%RH/25℃ 49.
2%RH/37℃ NaCl飽和水溶液 75.3%RH/25℃ 74.
8%RH/37℃ KNO3 飽和水溶液 93.7%RH/25℃ 90.
0%RH/37℃ 実験の終了時において、ヒステリシス、即ち、水分の吸
収‐脱離サイクルが完了した後、該化合物について品質
の分析を行い、TLC及びHPLCによる劣化生成物の
分析、DSCによる物理的状態の分析及びTGAによる
水分の分析を行った。化合物2aは、表III に示すよう
に、化合物1aに比較して種々の温度及び相対湿度(R
H)での保存条件で安定である。これに対して化合物1
aは水分吸収に対して顕著な傾向を示す。
件で行うことができ、湿気に曝すことを避けるための特
別な用心は不要である。従って、通常の条件で保存した
場合、化合物2aの品質は、同じ条件において、水分に
応じて異なる品質を示すかも知れない化合物1aとは異
なり、維持される。吸湿性も、錠剤を製造した直後に、
薬剤の品質に影響を与えるかも知れない。事実、製造工
程の間、薬剤を、それが水分を取り込むことのできる通
常の周囲条件に曝した。表IVに強調したように、混合
(a)段階及び錠剤化(b)段階の間で安定な水分を示
す化合物2aと比較して、化合物1aの水分は増加して
いる。
物1aの代わりに化合物2aを使用したときに、予測可
能でありかつ再現性がある。表Vに示したように、化合
物2aの水分は採用された条件で、極端に乾燥した条件
(11RH、37℃)でさえも影響を受けない。従っ
て、物理的安定性は化合物2aの重要な利点である。そ
の品質は、幅広い範囲の条件にわたって安定であり、そ
の保存及び取扱いは化合物1aとは違って絶対的に容易
である。
1bに比較して種々の温度及び相対湿度(RH)での保
存条件で安定である。これに対して化合物1bは水分吸
収に対して顕著な傾向を示す。
条件で行うことができ、湿気に曝すことを避けるための
特別な用心は不要である。従って、通常の条件で保存し
た場合、化合物2bの品質は、同じ条件において、水分
に応じて異なる品質を示すかも知れない化合物1bとは
異なり、維持される。表VII に示したように、化合物2
bの水分は採用された条件で、極端に乾燥した条件(1
1RH、37℃)でさえも影響を受けない。従って、物
理的安定性は化合物2bの重要な利点である。その品質
は、幅広い範囲の条件にわたって安定であり、その保存
及び取扱いは化合物1bとは違って絶対的に容易であ
る。
ールを備えた FRITSCH・パルバリゼッテ・14ポトー・
スピード・ミル(Pulverisette 14 Potor Speed Mill)
によって、微粉砕工程を行った。サンプルを20.000
rpm のモーター速度で2回該ミルに通した。該サンプル
の品質及び劣化生成物をTLC及びHPLCで分析し、
物理的状態をDSCで分析し、水分をTGAにより分析
し、粒子サイズ分布をマーキュリー・インストルージョ
ン・ポロシメーターで分析した。該微粉砕した化合物
を、非常に低い投与レベル(0.5mg)で、直接混合及び
直接圧縮製造方法によって、カプセル及び錠剤にそれぞ
れ配合した。仕上がった固体投与形態について、少なく
とも10個のカプセルまたは錠剤について化合物含量を
測定することによって、均質含量試験(uniformity cont
enttest)を行った。許容できる配合であるためには、
変動係数は15%未満でなければならない。化合物2a
は、化合物1aに比較して、微粉砕に対して意外でより
良好な安定性を示す。ローター速度20,000rpm で化
合物1a及び2aを微粉砕した後の劣化生成物の%は、
それぞれ0.65%及び0.0%である。一方、微粉砕効率
のもう1つの関連するパラメーター指標である粒子サイ
ズの低下は、マーキュリー・ポロシメーター分析によっ
て示されるように、2つの化合物について同じランクに
達する。微粉砕に対する化合物2aの高い安定性は、最
終組成物中で活性薬剤の高い品質が得られ、かつ、関連
する劣化生成物の含有が避けられるので、化合物1aよ
り大きな利益をもたらす。
1bに比較して、微粉砕に対し同様な安定性を示す。事
実、微粉砕効率のもう1つの関連するパラメーター指標
である粒子サイズの低下は、マーキュリー・ポロシメー
ター分析により示されるように、該2つの化合物につい
て同じランクに達する。微粉砕に対する化合物2bの高
い物理的安定性(化合物1bは0.87%から2.32%の
水分に推移するのに対し、化合物2bは4.8%のまま変
化しない)は、最終組成物中で活性薬剤の高い品質が得
られ、かつ、関連する劣化生成物の含有が避けられるの
で、化合物1bにより大きな利益をもたらす。化合物2
a及び2bは、表VIII、IX及びXにおいて2aについて
示したように、種々の条件で長期間保存した後、化合物
1a及び1bに比較して、カプセル及び錠剤でより良好
な安定性を示す。これら最終組成物中での薬剤の安定性
は、促進された安定性試験(accelerated stability te
st)または長期間リアルタイム安定性試験(long term
real time stability test)で測定することができる。
促進された安定性試験においては、上記の医薬組成物
を、高温に種々の相対湿度に一定時間曝す。かかる試験
は、通常の条件での該組成物の安定性の指標になると考
えられる。長期間リアルタイム安定性試験においては、
該最終組成物を、周囲温度で種々の相対湿度での通常の
保存条件に曝す。促進された安定性試験及び長期間リア
ルタイム安定性試験の両方において、化合物2a及び2
bは、化合物1a及び1bよりもより良好な安定性を示
す。
91に従った。室温での2年間の保存に等しい。錠剤及び
カプセルは、アルミニウムホイルでPVC/PVDCブ
リスターの中に包装した。
gs and Biologics”(1987) (USA/FDA)に従った。室温で
の2年間の保存に等しい。錠剤及びカプセルは、アルミ
ニウムホイルでPVC/PVDCブリスターの中に包装
した。
VDCブリスターの中に包装した。
性であるかまたは安定性に劣る製品の完全性を保護する
ためにフィルムまたは格別な材料を使用することなく、
通常の材料を使用して簡単に行うことができる。本発明
の更なる特徴によれば、上記に規定したように、医薬キ
ャリアーまたは賦形剤と共に有効量の化合物2a及び2
bを有効成分として含む医薬組成物が提供される。特に
好ましいものは、全身投与、特に経口投与用組成物であ
る。本発明による医薬組成物は周知の方法、例えば、混
合、顆粒化、錠剤化及びフィルム‐コーティングで得る
ことができる。かくして、例えば、化合物2a及び2b
を1または2以上の固体キャリアーと混合し、得られた
混合物を要すれば顆粒化し、錠剤またはフィルム‐コー
ティングに対するコアが得れるように他の賦形剤を加え
ることによって、経口投与用医薬組成物を得ることが可
能である。好適なキャリアーは、特にラクトース、マン
ニトール、ソルビトール及び/またはリン酸二カルシウ
ムの如き希釈剤、更に、コーン・スターチ、メイズ・ス
ターチ、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドンの如き湿潤結合剤及びまた
は、望ましくは、アルギニン酸またはアルギニン酸塩、
デンプン、セルロース誘導体、ポリビニルピロリドンの
如き消毒剤である。更なる賦形剤は、コロイド状二酸化
ケイ素酸、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネ
シウムまたはステアリン酸カルシウム及び/またはポリ
エチレングリコールまたはその誘導体の如き滑剤であ
る。
コーティングで被覆してもよく、胃抵抗性(gastro-res
istent)の場合には、アラビアゴム、タルク、ポリビニ
ルピロリドン、ポリエチレングリコール及び/または二
酸化チタンを任意に含有する濃い砂糖溶液;胃抵抗性コ
ーティングを行うための適当な有機または水性溶媒に溶
かしたラクエアー(lacquer)溶液;アセチルセルロース
・フタル酸エステルの如き適当なセルロース化合物の溶
液;またはアクリル酸及びメタクリル酸のコポリマーを
使用してもよい。追加の賦形剤としては、例えば、香料
及び着色剤を存在させてもよい。経口投与のための医薬
組成物は、硬いゼラチンカプセルとして存在してもよ
い。これらカプセルは、ラクトース、セルロース、リン
酸カルシウムの如き希釈剤;タルクまたはステアリン酸
マグネシウムの如き滑剤;及び/またはデンプン、セル
ロース誘導体、ポリマーの如き崩壊剤と混合した化合物
2a及び2bを含有してもよい。ソフトカプセルにおい
ては、化合物2a(または2b)を、ピーナッツ油、パ
ラフィン油、ポリエチレングリコールまたはポリプロピ
レングリコール、デンプン水素化誘導体の溶液の如き適
当な液体賦形剤と混合してもよい。直腸投与のための医
薬組成物は、ココアバターまたは他のグリセリドの如き
通常の座薬ベースと共に化合物2a(2b)を含有する
座薬の形である。該組成物は、一回に投与する量の活性
成分を供給するように調整された投与単位で配合される
のが有利である。各投与単位は、0.1〜20mg、好まし
くは0.2〜15mgの活性成分を含有してもよい。かかる
投与単位は、好適には、1日の総投与量が0.01〜20
mgになるように、1日に1回以上、例えば、2回または
3回投与してもよい。以下の実施例は、本発明を説明す
るものであるが、その範囲を限定するものではない。
−8−アザビシクロ〔3. 2.1〕オクタ−3−イル)−2
−オキソ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸
アミド・塩酸塩・1水和物(化合物2a) エンド−2,3−ジヒドロ−N−(8−メチル−8−アザ
ビシクロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−
1H−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸アミド(4
8g、0.178モル)を、加熱及び攪拌下に85%水性
エタノール(400ml)に溶解した。次いで、酸性のp
Hになるまで、塩酸ガスを濾過した透明な該溶液中にバ
ブリングした。室温で2日間放置した後、分離した白色
晶を濾取し、85%水性エタノール(50ml)で洗浄し
て40℃で減圧下24時間乾燥した。43.5gの表題の
化合物が得られた。 H2 O(K.F.) 測定値(%)5.04 計算値(%)5.08 分析 測定値(%) C 54.10 H 6.50 N 15.74 Cl 9.95 C16H20N4O2 ・H2O ・HCl 計算値(%) C 54.16 H 6.53 N 15.79 Cl 9.99
ビシクロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−
1H−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸アミド・塩
酸塩(100g、0.3モル)を、緩やかに加熱すること
によって、95%エタノール(740ml)及び水(87
ml)の溶液に溶解した。濾過後、透明な該溶液を室温で
2日間放置した。分離した結晶を濾取し、85%水性エ
タノール(50ml)で洗浄して40℃で減圧下2日間乾
燥した。65.5gの表題の化合物が得られた。 H2 O(K.F.) 測定値(%)4.99 計算値(%)5.08 分析 測定値(%) C 54.21 H 6.48 N 15.83 Cl 9.95 C16H20N4O2 ・H2O ・HCl 計算値(%) C 54.16 H 6.53 N 15.79 Cl 9.99
ビシクロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−
1H−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸アミド(5
g、0.0166モル)を、緩やかに加熱することによっ
て、無水エタノール(40ml)に溶解した。次いで、3
7%塩酸(3ml)及び水(4ml)の溶液を、濾過した熱
溶液にゆっくりと加えた。室温で2日間放置した溶液か
ら分離した結晶を濾取し、85%水性エタノール(5m
l)で洗浄して40℃で減圧下24時間乾燥した。3.6
gの表題の化合物が得られた。 H2 O(K.F.) 測定値(%)5.00 計算値(%)5.08 分析 測定値(%) C 54.20 H 6.50 N 15.70 Cl 10.02 C16H20N4O2 ・H2O ・HCl 計算値(%) C 54.16 H 6.53 N 15.79 Cl 9.99
ヒドロ−N−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.
1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−1H−ベンズイ
ミダゾール−1−カルボン酸アミド・塩酸塩・1水和物
(化合物2b) 塩基としてのエンド−3−エチル−2,3−ジヒドロ−N
−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ−
3−イル)−2−オキソ−1H−ベンズイミダゾール−
1−カルボン酸アミド(10g、30.4モル)を、加熱
及び攪拌下に95%イソプロパノールの水溶液(80m
l)に溶解した。酸性のpHになるまで、塩酸ガスを濾
過した透明な該溶液中にバブリングした。該溶液を静置
して、塩酸塩・1水和物である望ましい化合物を結晶化
することによって分離した。これを濾取し、水分を含ま
せたイソプロパノールで洗浄して40℃で減圧下24時
間乾燥した。10.5g、m.p.244〜245℃、KF
4.68%。 分析 測定値(%) C 56.10 H 7.04 N 14.51 C18H24N4O2 ・HCl ・H2O 計算値(%) C 56.46 H 7.11 N 14.63
ル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−
2−オキソ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボン
酸アミド・塩酸塩を、加熱下にイソプロパノール(15
ml)及び水(0.5ml)の溶液に溶解した。熱溶液を濾過
し放冷した。目的とする化合物を分離し、濾過し、水分
を含ませたイソプロパノールで洗浄して40℃で減圧下
24時間乾燥した。2.85g、m.p.241〜243℃、
KF 4.75%。 分析 測定値(%) C 56.20 H 7.13 N 14.56 C18H24N4O2 ・HCl ・H2O 計算値(%) C 54.46 H 7.11 N 14.63
−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ−
3−イル)−2−オキソ−1H−ベンズイミダゾール−
1−カルボン酸アミド(240g、0.73モル)を、加
熱及び攪拌下にイソプロパノール(2360ml)該溶液
を濾過し、37%塩酸(125ml)水溶液を加えた。静
置し、目的とする化合物を放置して分離し、濾過し、9
5%水性イソプロパノールで洗浄して40℃で減圧下2
4時間乾燥した。260gを得た。m.p.243〜245
℃、KF 4.7%。 分析 測定値(%) C 55.97 H 7.00 N 14.54 C18H24N4O2 ・HCl ・H2O 計算値(%) C 56.46 H 7.11 N 14.63
ーンスターチを混合し水で均一に湿らせた。湿気を吸収
したものを篩にかけ、棚型乾燥機中で乾燥し、該混合物
を再び篩にかけ、コロイド状シリカ及びステアリン酸マ
グネシウムを添加した。次いで、該混合物を各180mg
の重量の錠剤にプレスした。各錠剤は0.5mgの化合物2
a(2b)を含有した。
を篩にかけ、好適な装置中で均一に混合した。得られた
混合物を硬いゼラチンカプセルに充填した(カプセル当
たり290mg)。各カプセルは0.5mgの化合物2aを含
有した。
を篩にかけ、好適な装置中で均一に混合した。得られた
混合物を硬いゼラチンカプセルに充填した(カプセル当
たり280mg)。各カプセルは5mgの化合物2bを含有
した。
a(2b)を均一に攪拌しながら添加した。適当な温度
で冷却した後、融解物を予備形成した鋳型の中に注ぎ、
各1200mgの座薬を得た。各座薬は15mgの化合物2
a(2b)を含有した。
トである。
ャートである。
ャートである。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 式 【化1】 (化合物2a:R=H) (化合物2b:R=C2H5) のエンド−2,3−ジヒドロ−N−(8−メチル−8−
アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−2−
オキソ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸ア
ミド・塩酸塩及びエンド−3−エチル−2,3−ジヒド
ロ−N−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.
1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−1H−ベンズイ
ミダゾール−1−カルボン酸アミド・塩酸塩の結晶1水
和物。 - 【請求項2】 請求項1記載の化合物2a、2bをそれ
ぞれ製造する方法であって、エンド−2,3−ジヒドロ
−N−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕
オクタ−3−イル)−2−オキソ−1H−ベンズイミダ
ゾール−1−カルボン酸アミド、エンド−3−エチル−
2,3−ジヒドロ−N−(8−メチル−8−アザビシク
ロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−1
H−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸アミドをそれ
ぞれ熱水性溶媒に溶解し、塩化水素ガスを加えた後に該
溶液を濾過し、室温に冷却して化合物2a、2bの結晶
をそれぞれ得、室温から60℃の温度で減圧下に乾燥す
ることを特徴とする方法。 - 【請求項3】 水性溶媒が85%水性エタノールであ
る、請求項2記載の化合物2aの製造方法。 - 【請求項4】 水性溶媒が95%水性イソプロパノール
である、請求項2記載の化合物2bの製造方法。 - 【請求項5】 活性成分として、治療学的有効量の請求
項1のエンド−2,3−ジヒドロ−N−(8−メチル−
8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ−3−イル)−
2−オキソ−1H−ベンズイミダゾール−1−カルボン
酸アミド・塩酸塩及びエンド−3−エチル−2,3−ジ
ヒドロ−N−(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.
2.1〕オクタ−3−イル)−2−オキソ−1H−ベン
ズイミダゾール−1−カルボン酸アミド・塩酸塩のいず
れかの結晶1水和物を、医薬キャリアーまたは賦形剤と
共に含む、5−HT剤として使用する医薬組成物。
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