JP3279475B2 - 印字装置における印字ヘッドの前後移動機構 - Google Patents

印字装置における印字ヘッドの前後移動機構

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JP3279475B2
JP3279475B2 JP9350296A JP9350296A JP3279475B2 JP 3279475 B2 JP3279475 B2 JP 3279475B2 JP 9350296 A JP9350296 A JP 9350296A JP 9350296 A JP9350296 A JP 9350296A JP 3279475 B2 JP3279475 B2 JP 3279475B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印字ヘッドを一定の
範囲で復動させて印字させる場合に、往動の移動端でヘ
ッドの印字高さ分だけ前後に移動させた後に復動させる
ことにより2倍の大きさの印字を行なう印字装置におい
て、印字ヘッドを前後に移動させる機構に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、チェックライタには外周面に数字
や記号を表示した活字輪が備えられ、この活字輪を回し
て所定の数字や記号を選択し、これをプラテン上の小切
手や手形に押し付けて打ち出すように構成されている。
そして、活字輪の活字とこれを受けるプラテンとにはそ
れぞれ波形の凹凸が形成されているので、印字時には互
いの凹凸の噛み合わせにより小切手や手形の紙面に立体
的なキザミ模様が出る。
【0003】このような印字方式では凹凸の組み合せに
調整が必要となるほか、文字の大きさや種類が固定され
たものになってしまうという問題があるため、最近、活
字輪の代りにドットプリンタ方式の印字ヘッドを用い、
ドットで印字するとともに、キザミ模様も刻設しようと
することが試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小切手
や手形の数字は、通常の印刷文書の文字、数字よりも大
きいから、印字ヘッドは汎用のものよりも特別に大きな
ものを装備する必要があるが、このような印字ヘッドは
高価になるという問題がある。
【0005】ところが、汎用の印字ヘッドでも、印字ヘ
ッドを往復動させるときに、往動時に数字の上又は下半
分を印字し、復動時に残りの半分を印字することによ
り、通常の印字ヘッドで印字される数字の2倍の数字を
印字することができる。
【0006】本発明は上記事情に基づいて成立したもの
で、特に簡単な機構によって印字ヘッドを前後に移動さ
せることができる機構を提供することをその課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る印字装置における印字ヘッドの前後移
動機構は、ベースプレート上に設けられた細長板状のプ
ラテン上をその長手方向に沿って印字ヘッドを有するプ
リンタキャリッジを移動させ、上記プラテン上に配置さ
れた被印字材に印字する印字装置において、上記プリン
タキャリッジをベースプレートの両側側壁の間に設けら
れたメインシャフトに沿って移動可能に設け、プリンタ
キャリッジには、プリンタキャリッジを移動させかつイ
ンクリボンを巻き取らせる駆動系を搭載したメインキャ
リッジと、印字ヘッドとインクリボンとを有する印字系
を搭載したサブキャリッジとを備えるとともに、サブキ
ャリッジをメインキャリッジに、印字ヘッドの印字高さ
分だけメインキャリッジの移動方向に対して水平に直交
する方向に移動可能に設け、上記メインキャリッジには
プリンタキャリッジの移動方向にスライドし、プリンタ
キャリッジの移動端近傍でベースプレートの両側壁に端
部が当接可能に突出するスライドプレートを設け、上記
スライドプレートにはプリンタキャリッジの移動方向に
対して水平方向に斜めのガイド部を形成し、ガイド部に
はサブキャリッジに固定された固定ピンを係合させたこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はチェックライタの斜視図
で、このチェックライタは本体1の前下部にテーブル2
を設け、本体1とテーブル2との間に被印字材3(小切
手、手形等)を差し込み、印字合せ窓4から被印字材3
の金額部5をプラテン上に配置し、本体1のキーボード
部6で所定の金額を選択し、表示部7で確認した後に本
体1の内部の印字装置を作動させて印字を実行させるも
のである。
【0009】図2に示されるように、上記テーブル2は
ベースプレート8上に設けられている。また、ベースプ
レート8の左右両側壁9にはラック部材11が支持され
ている。
【0010】印字装置は、印字ヘッド12をプラテン1
3の長手方向に沿って移動させながら上記プラテン13
上の被印字材3に印字するもので、印字ヘッド12はプ
リンタキャリッジ14に設けられ、プリンタキャリッジ
14は上記側壁9の間に支持されたメインシャフト15
に沿って左右に移動可能に設けられている。そして、印
字は後述のように、プリンタキャリッジ14が往復動す
ることにより1ラインの数字や文字・記号を印字するよ
うに構成されている。
【0011】ところで、図3、図4に示されるように、
プリンタキャリッジ14は駆動系16を搭載したメイン
キャリッジ14aと印字系17を搭載したサブキャリッ
ジ14bとから成り、メインキャリッジ14aはメイン
シャフト15に沿って左右方向に摺動可能に保持されて
いるが、サブキャリッジ14bはメインキャリッジ14
aに設けられた案内レール(図示せず)に沿って前後方
向に移動可能に支持されている。図3はサブキャリッジ
14bが後方に移動し、図4はサブキャリッジ14bが
前方に移動した状態を表わしている。
【0012】駆動系16は、モータ18と、上記ラック
部材11に噛合する歯車19、20と、インクリボンの
巻き取り駆動軸21と、これらに連係する歯車とから構
成されている。印字系17は印字ヘッド12とインクリ
ボンカセット22とから構成されている。印字ヘッド1
2は通常のワードプロセッサやパーソナルコンピュータ
のプリンタに採用されている、1列12本で2列のピン
を備えた汎用のものでよい。
【0013】なお、サブキャリッジ14bの前方への移
動量は印字高さ(印字ヘッド12のピン1配置分の幅)
に相当する程度とする。
【0014】次に、メインキャリッジ14aには水平な
スライドプレート23がプリンタキャリッジ14の移動
方向にスライド可能に配置されている。このスライドプ
レート23の両側にはプリンタキャリッジ14の移動方
向と平行に延びる長いスライド孔24が形成され、この
スライド孔24にはメインキャリッジ14aに固定され
たガイドピン25が係合している。スライドプレート2
3はガイドピン25がスライド孔24の両端に当たるま
でを移動範囲とする。また、スライドプレート23の長
さはプリンタキャリッジ14の幅よりも長くなるように
形成され、しかも、スライドプレート23の端部はプリ
ンタキャリッジ14の移動端近傍でベースプレート8の
側壁9に当接するように構成されている。このため、プ
リンタキャリッジ14が移動中はスライドプレート23
の一端はプリンタキャリッジ14の外側面から突出し、
他端は没しているが、突出した方の端部は移動端近傍で
側壁9に当たって逆方向に押し込まれ、他方の端部が突
出する。
【0015】次に、上記スライドプレート23の中央部
にはプリンタキャリッジ14の移動方向に対して水平方
向に斜めのガイド孔26が形成されている。このガイド
孔26にはサブキャリッジ14bに固定された固定ピン
27が係合している。
【0016】なお、固定ピン27を案内するガイド部と
しては上述のガイド孔26に限定されない。溝状のガイ
ド溝でもよい。
【0017】前記構成によれば、プリンタキャリッジ1
4が一端の待機位置にあるときは、図6(a) のようにス
ライドプレート23の一端23aはベースプレート8の
一方の側壁9に当り、他端23bが突出している。この
状態で印字を開始すると、図1に示されるようにモータ
18によってラック部材11に噛合する歯車19、20
が回転することでプリンタキャリッジ14はメインシャ
フト15に沿って往動する。プリンタキャリッジ14の
往動時にその移動端に至る前に、印字ヘッド12により
被印字材3の所定位置に選択された数字の上半分が印字
される(図5(a) 参照)。そして、プリンタキャリッジ
14がその移動端近傍に至ったとき、図6(b) のよう
に、突出したスライドプレート23の端部23bがベー
スプレート8の他方の側壁9に当たるから、プリンタキ
ャリッジ14がさらに移動するのに伴い、スライドプレ
ート23は押し込まれて移動方向と逆方向にスライド
し、反対側の端部23aが突出する。スライドプレート
23がスライドすると、中央の斜めガイド孔26も同方
向に移動するから、斜めガイド孔26に係合した固定ピ
ン27は前方に押し出される。このため、固定ピン27
と一体のサブキャリッジ14bもメインキャリッジ14
aに対して同図のように前方に移動する。その後、さら
にプリンタキャリッジ14が復動すると、印字ヘッド1
2により上記数字の残りの下半分が印字される(図5
(b) 参照)。このようにして、プリンタキャリッジ14
の往復動により初めて印字が完成する。印字された数字
は印字ヘッド12によって決まる印字高さの2倍に拡大
される。そして、復動端で再びスライドプレート23の
端部は側壁9に当たって逆方向にスライドし、このスラ
イドによりサブキャリッジ14bは図6(a) のように再
度後方に(メインキャリッジ14a側に)引き戻され、
待機状態となって次の印字が準備される。
【0018】上述の印字ヘッド12の前後移動機構は、
重い駆動系16と軽い印字系17とを別個のキャリッジ
14a、14bに配置し、駆動系16側に設けたスライ
ドプレート23の斜めガイド孔26に印字系17側の固
定ピン27を係合させただけの簡単な機構によって、ス
ライドプレート23がベースプレート8の側壁9に当た
ることにより軽い印字系17側のキャリッジを前後に移
動させるものであるから、格別の動力を必要とすること
なしに確実に移動させることができるとともに、コスト
を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字装置を含むチェックライタの
斜視図
【図2】印字装置の概要を示す斜視図
【図3】サブキャリッジがメインキャリッジに対して後
方に移動した状態の斜視図
【図4】サブキャリッジがメインキャリッジに対して前
方に移動した状態の斜視図
【図5】(a) (b) はそれぞれプリンタキャリッジの往動
時と復動時の印字態様説明図
【図6】プリンタキャリッジの前後移動態様の説明図
【符号の説明】
3 被印字材 8 ベースプレート 9 側壁 12 印字ヘッド 13 プラテン 14 プリンタキャリッジ 14a メインキャリッジ 14b サブキャリッジ 15 メインシャフト 16 駆動系 17 印字系 23 スライドプレート 26 ガイド孔(ガイド部) 27 固定ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−226176(JP,A) 特開 平5−519(JP,A) 特開 昭63−179781(JP,A) 特開 平9−29957(JP,A) 実開 昭58−58565(JP,U) 実開 昭59−76453(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 25/304 B41J 2/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレート上に設けられた細長板状
    のプラテンの長手方向に沿って印字ヘッドを有するプリ
    ンタキャリッジを移動させ、上記プラテン上に配置され
    た被印字材に印字する印字装置において、 上記プリンタキャリッジをベースプレートの両側側壁の
    間に設けられたメインシャフトに沿って移動可能に設
    け、 プリンタキャリッジには、プリンタキャリッジを移動さ
    せかつインクリボンを巻き取らせる駆動系を搭載したメ
    インキャリッジと、印字ヘッドとインクリボンとを有す
    る印字系を搭載したサブキャリッジとを備えるととも
    に、サブキャリッジをメインキャリッジに、印字ヘッド
    の印字高さ分だけメインキャリッジの移動方向に対して
    水平に直交する方向に移動可能に設け、 上記メインキャリッジにはプリンタキャリッジの移動方
    向にスライドし、プリンタキャリッジの移動端近傍でベ
    ースプレートの両側壁に端部が当接可能に突出するスラ
    イドプレートを設け、 上記スライドプレートにはプリンタキャリッジの移動方
    向に対して水平方向に斜めのガイド部を形成し、ガイド
    部にはサブキャリッジに固定された固定ピンを係合させ
    たことを特徴とする印字装置における印字ヘッドの前後
    移動機構。
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