JP3275931B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3275931B2
JP3275931B2 JP13329994A JP13329994A JP3275931B2 JP 3275931 B2 JP3275931 B2 JP 3275931B2 JP 13329994 A JP13329994 A JP 13329994A JP 13329994 A JP13329994 A JP 13329994A JP 3275931 B2 JP3275931 B2 JP 3275931B2
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松村亮治
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像処理装置に関し、特に実行中ジョブ
に対して中断/割り込みの処理を行った場合のジョブを
制御するための手段を有する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置において、稼働中のジョブ
を一時的もしくは中断目的により停止させる処理は以下
に示すような例からも推測できるように必要不可欠な処
理の一つになっている。従来、画像処理装置における稼
働中ジョブの停止処理は、操作者が指示することによっ
て実施される場合と、画像処理装置自体の判断により実
施する場合が存在する。また、実施条件においても例え
ば次に示すようなものが挙げられる。第1にはジョブの
継続を必要としなくなった場合であり、これは操作者に
よる操作装置上の停止ボタン押下情報を画像処理装置が
検知し実施する。第2には画像処理装置内で稼働中ジョ
ブに影響を与える異常が検知された場合であり、これは
画像処理装置自体が異常修復処理の一環として停止処理
を実施する。第3には稼働中ジョブに対し他のジョブが
割り込みをかける場合であり、これは操作者による操作
装置上の割り込みボタン押下情報を画像処理装置が検知
することによってもしくは稼働中ジョブよりも優先度の
高いジョブが受け付けられたことを画像処理装置が検知
することによって割り込み処理が実施され、その一環と
して停止処理を実施する。このように、画像処理装置に
おける稼働中ジョブの停止処理は単独機能としてあるい
は他の機能の一部分としてあらゆる局面に対して実施さ
れるものであるが、特に上記第1の場合及び第3の場合
のように、操作者の意志により停止処理が実施される場
合、画像処理装置内で操作者からの停止情報を検知し実
施タイミングを決定する事は、操作性の面からも重要な
事柄である。そのため、例えばファクシミリ装置におい
ては、特開平4−185068号公報のようにタイマを
設け操作者の指定した時間に画像データの送信もしくは
受信を行なうよう割り込みをかける方式や、プリンタ装
置においては、特開平4−193573号公報のように
データを印字処理中と印字待ちとに分け、印字待ちの文
字もしくは行等の単位で表示を行ない、それを参照しな
がら中断指定を行なう方式が開示されている。一方、画
像処理装置は、例えば従来のアナログ複写機のような1
ジョブ完結型ではなく、例えば特開平2−81563号
公報で開示されているうなデジタル複写機において記憶
手段を内蔵させ、入出力部を独立に稼働させる構成によ
り複数ジョブを並列処理させるいわゆる並列ジョブ稼働
型が近年頻出している。これによると1部目は画像読み
取り手段から読み取った画像データを記憶手段に記憶す
ると共に出力装置から出力し2部目以降は記憶手段から
画像データを読み出して出力するようにしたため、2部
目以降の出力中に次のジョブの原稿を画像読み取り手段
から読み取る事が可能になり、稼働中ジョブが複数存在
することになる。ところが稼働中ジョブが複数存在する
場合の操作者による停止処理は前述の方式と何ら変わら
ないため、特に出力中のジョブと入力中のジョブが異な
る場合、操作者が所望するジョブの停止を指定し難いと
いう問題があった。そのため、例えば特開平3−183
259号公報では、入力部と出力部とに停止指定手段を
設けることによって、少なくとも入力部の停止か出力部
の停止かを区別できるような画像処理装置が開示されて
いる。
【0003】このような並列ジョブ稼働型画像処理装置
は、デジタル複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置
等、デジタル画像データを取り扱う画像処理装置を統合
した、いわゆる複合機として近年普及しつつある。この
ような複合機は、各々を単体で所有する場合に比べて、
装置の省スペース化、コストの低減等大きなメリットを
有している。一方、このような複合機においては、複数
の異なる操作が必要になるため、操作が煩雑であった
り、出力結果が混在してしまうといった、複合化に係わ
る新たな不具合が生じてきている。そのため、特開昭6
3−279269号公報では複合した各モード毎に操作
/表示部を切り換えることによって操作性を向上した画
像処理装置を提案している。また、特開昭60−819
58号公報が提案しているような複合化に伴い、複数の
ジョブを並列に処理することが可能な複合機において
は、従来のように装置全体の挙動を制御する公知の操作
手段では、実行中の複数のジョブに影響を与えてしまう
といった不具合が生じる。そのため、特開平1−196
959号公報においてはジョブ設定部とは別に入力/出
力用の表示部を設け、入出力別に指定可能とすることに
よって、処理の分割制御を可能にした画像処理装置を提
案している。
【0004】ところで、従来、既に受け付けたジョブを
中断する場合、大きく分けて以下の4つの方法を取って
いた。 第一番目の方法は通常の複写機のような単一機能の装
置の場合で、単に停止キーを使用する方法である。この
ような単一機能の画像処理装置におけるジョブの中断方
法としては、特開平1−170260号公報に記載され
ているファクシミリ装置や、特開平4−263975号
公報に記載されているプリント出力中断方式があり、特
開平1−170260号公報に記載のファクシミリ装置
では、原稿画像情報を送信中にポーズキーが押されると
送信処理を中断し、再びポーズキーが押されると送信処
理を再開させる制御を行っている。また、特開平4−2
63975号公報においては、印字中に中断指示を行い
印字を中断させるとともに、印字が完了したレコードに
関する情報を管理レコードのデータ部に記憶し、印字再
開時に管理レコードのデータ部の情報を使用して印字を
再開することを可能にした印字中断・再開方式が提案さ
れている。
【0005】第二番目の方法としては、入力/出力用
に独立した停止キーを設け、画像データの読み込みと印
刷を各々独立に停止する方法である。例えば、特開昭6
0−83960号公報では、複数あるジョブのうち、出
力稼働中のジョブを中断することができ、中断後、その
中断したジョブを再開できる画像処理装置を提案してい
る。 第三番目の方法としては、複合した各モード毎に停止
キーを設け、各モード単位で動作を停止する方法であ
る。例えば、特開昭63−231368号公報では、各
モードごとにクリア/ストップできる複合機を提案して
いる。 第四番目の方法としては、既に受け付けたジョブのリ
ストから対象のジョブを選択し、ジョブの登録番号等に
より特定のジョブを中断する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公知の
画像処理装置における停止操作及び停止処理では、操作
者が稼働中ジョブの停止を必要とし停止操作を行なう
か、もしくはジョブの割り込みを必要とし割り込み操作
を行なう場合、入力装置での原稿の入力タイミング、も
しくは出力装置での印字用紙排出タイミングを狙って停
止操作を施すが、画像処理装置内では前述した視認され
るタイミングで停止情報を受け取っても次処理が既に行
なわれているため実際に停止処理が実現されるのは操作
者が所望するタイミングよりも遅れてしまうといった問
題があった。したがって、操作者は所望するタイミング
よりも若干早めに停止操作を行なう必要があるが、停止
処理が実行されるタイミングは画像処理装置内の処理内
容によってまちまちであり、操作者が画像処理装置の挙
動を確認しながらタイミングを計ることによって確実に
所望するタイミングで停止を行なうことは不可能に近い
といった問題があった。なお、画像処理装置によって
は、ジョブの停止及びジョブの割り込みタイミングは、
例えば部数の区切り目のように設定することが可能なも
のもあるが、これは画像処理装置にとって都合の良いタ
イミングであり操作者の所望するタイミングとは必ずし
も一致していなかった。
【0007】また、停止タイミングについて着目してい
る特開平4−185068号公報では、タイマによって
予め停止タイミングを設定することができるが、稼働中
のジョブに対して急遽停止処理を実施させる場合につい
ては考慮されておらず、特開平4−193573号公報
では、印字直前のデータを表示することによって停止タ
イミングを操作者に視認させているが、そのためには大
画面の表示装置を必要とする上、印字速度が早い場合に
は視認によって停止タイミングをとることが困難である
といった問題があった。さらに、入力部と出力部の部分
的な停止に着目している特開平3−183259号公報
では、複数の稼働中ジョブに対する停止処理を可能とし
ているが、停止タイミングについての考慮がないため前
述した公知の画像処理装置における停止操作及び停止処
理と同様の問題が発生していた。
【0008】また、既に受け付けたジョブを中断する場
合、前記、の方法では、並行して稼働しているジョ
ブが複数ある場合、停止するジョブを特定できない。例
えば、プリントアウトとファクシミリ送信とを同時に行
っているような、出力中のジョブが複数存在する場合、
どのジョブを中断するのか指定できないため、ユーザが
希望するジョブを中断/再開することが不可能である。
また、前記の方法では、特定のモードで稼働している
全てのジョブが中断してしまい、ユーザが希望する特定
のジョブを中断させる事ができない。また、前記の方
法では特定のジョブを中断させる事はできるが、複数の
ジョブが同時に稼働している場合に中断したい対象のジ
ョブを特定する操作は非常に煩雑であり、容易に特定で
きなかった。
【0009】本発明の目的は、処理の中断が必要なジョ
ブのほとんどが出力中のジョブか、もしくはスキャン
(画像データ入力)中のジョブであり、これは、受け付
けたジョブの最も古いジョブ、もしくは最も新しいジョ
ブである可能性が大きいため、二者選択のみで複数ジョ
ブの中からジョブを指定可能とし、さらには中断するジ
ョブ指定を間違えた場合でも容易に切り換えることを可
能とし、操作性/簡易性を向上することにある。本発明
の他の目的は、ジョブ中断の要求が発生した場合に、稼
働中の全てのジョブを一時停止し、ユーザに対し中断す
るジョブを特定する時間的余裕を与えることによって、
中断ジョブ特定時の操作性を向上することにある。本発
明の他の目的は、複数のジョブが並列処理されている画
像処理装置において、ジョブの選択を容易にし、かつ、
ジョブの中断を操作者の所望のタイミングに行うことを
可能とする画像処理装置を提供することにある。本発明
の他の目的は、大画面表示装置のようにコストを上昇さ
せるような装置の付加を施すことなく、簡単な操作で、
しかも確実に、操作者の所望する停止タイミングで稼働
中ジョブを停止させることにある。本発明の他の目的
は、複数のジョブが並列処理されている画像処理装置に
おいて、煩雑な操作なしに所望のジョブを中断/再開さ
せ、かつ記憶手段を効率的に利用することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
データを入力するための少なくとも1つ以上の入力手段
と、入力した画像データを記憶するための記憶手段と、
画像データを出力するための少なくとも1つ以上の出力
手段と、複数のジョブを管理制御するためのジョブ管理
制御手段と、上記各手段を制御する主制御手段とを備え
た画像処理装置において、実行状態のジョブの中からジ
ョブ受付の新しい順に一時停止するジョブを選択する第
1の一時停止ジョブ選択手段と、実行状態のジョブの中
からジョブ受付の古い順に一時停止するジョブを選択す
る第2の一時停止ジョブ選択手段と、第1の一時停止ジ
ョブ選択手段、もしくは第2の一時停止ジョブ選択手段
によって選択したジョブを表示するための一時停止ジョ
ブ表示手段とを備え、一時停止状態のジョブが存在する
場合、第1の一時停止ジョブ選択手段は、一時停止状態
にあるジョブより1つ新しいジョブを選択し、第2の一
時停止ジョブ選択手段は、一時停止状態にあるジョブよ
り一つ古いジョブを選択し、一時停止状態のジョブが存
在しない場合、第1の一時停止ジョブ選択手段は、実行
状態のジョブのうち、最も新しいジョブを選択し、第2
の一時停止ジョブ選択手段は、最も古いジョブを選択す
るように制御することを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、画像データを入力する
ための少なくとも1つ以上の入力手段と、入力した画像
データを記憶するための記憶手段と、画像データを出力
するための少なくとも1つ以上の出力手段と、任意のジ
ョブを中断するためのジョブ中断要求手段と、複数のジ
ョブを各々独立に制御するジョブ制御手段と、上記各手
段を独立に制御する主制御手段とを備えた画像処理装置
において、ジョブ中断要求に基づき、稼働中の全てのジ
ョブを一時停止するジョブ一時停止手段と、一時停止し
た全てのジョブを表示する一時停止ジョブ表示手段と、
一時停止したジョブの中から中断対象となるジョブを選
択する中断ジョブ選択手段と、中断対象となったジョブ
を中断するとともに、中断対象外のジョブを再開するジ
ョブ中断/再開手段と、を備え、ジョブ中断要求に基づ
き稼働中の全てのジョブを一時停止し、中断ジョブの指
定があると、対象のジョブを中断するとともに対象外の
ジョブを再開することを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、画像データを入力する
ための少なくとも1つ以上の入力手段と、入力された画
像データを記憶するための画像記憶手段と、画像データ
を出力するための少なくとも1つ以上の出力手段と、上
記手段を各々独立に処理しながら複数のジョブを制御す
るための制御手段と、上記入力手段より受け付けたジョ
ブに関する制御情報を記憶するジョブ記憶手段と、操作
者の指示を入力する操作入力手段とを備えた画像処理装
置において、処理が実行されている全てのジョブを一時
停止させる停止手段と、一時的に処理を停止している複
数のジョブのうちから任意のジョブを選択する選択手段
と、一時的に処理を停止しているジョブのうちから、前
記選択手段で選択されたジョブ以外の全てのジョブの実
行を続行させる続行手段と、中断を選択したジョブにつ
いて、中断時のジョブのタイミングを指定するタイミン
グ指定手段と、ジョブ記憶手段内に記憶されている中断
タイミングの条件と制御手段内のジョブの実行状態との
比較を行う条件比較手段と、前記選択手段により選択さ
れたジョブの処理を中断させる中断手段とを備え、前記
操作入力手段より中断の指示があった場合、前記停止手
段は処理が実行されているすべてのジョブの処理を、所
定ジョブ単位の区切れで一時停止させ、一時停止させた
ジョブのうちから、前記選択手段により中断させるジョ
ブについてジョブの選択が行われると、続行手段により
全ての非選択ジョブの処理を続行させ、選択されたジョ
ブについて、タイミング指定手段により中断する条件と
してのタイミングが設定されると、該ジョブの実行を続
行させ、条件比較手段によって中断タイミングの条件が
比較して条件が一致した時に、中断手段により該ジョブ
の実行を中断させることを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、画像データを入力する
ための1つ以上の入力手段と、入力された画像データを
記憶するための画像記憶手段と、画像データを出力する
ための1つ以上の出力手段と、前記各手段を各々独立に
処理しながら複数のジョブを制御するための制御手段と
を備えた画像処理装置において、前記入力手段より受け
付けたジョブの実行状態を記憶するためのジョブ記憶手
段と、複数のジョブのうちから任意のジョブの中断を指
定する中断指定手段と、ジョブの処理を中断させ、前記
ジョブ記憶手段に記憶されているジョブの中断した時点
での実行状態を前記出力手段より進捗用紙として出力さ
せる中断実行手段と、前記入力手段から入力されたジョ
ブの実行状態を表す進捗用紙の内容を解析するジョブ解
析手段と、前記ジョブ解析手段により解析された進捗用
紙の内容に基づいて前記入力手段より入力されたジョブ
の処理を途中から再開させる再開手段とを備え、中断時
には、中断指定手段により指定されたジョブを中断実行
手段により処理を中断するとともに、中断時の実行状態
を進捗用紙として出力手段より出力してジョブ記憶手段
内の中断ジョブおよび画像記憶手段内の画像データを消
去し、再開時には、ジョブ解析手段において解析された
進捗用紙の内容に基づいて再開手段によりジョブの再開
処理を行うことを特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、画像データを入力する
ための入力手段と、入力された画像データを記憶するた
めの記憶手段と、画像データを出力するための出力手段
と、ジョブ設定のための操作手段と、上記手段を各々独
立に処理させるように制御するための制御手段とを備え
た画像処理装置において、指定を行なう毎に1頁ずつ処
理を実施するためのステップ処理手段と、該ステップ処
理手段を使用しているジョブを管理するためのステップ
実行ジョブ管理手段とを備え、中断もしくは割り込み指
定後、所望の箇所で実行中のジョブが停止されなかった
場合、該ステップ処理手段によって所望の箇所までジョ
ブを進行させるように制御するようにしたことを特徴と
する。請求項6の発明は、さらに、ステップ実行する処
理単位を指定するためのステップ処理単位設定手段を備
え、前記ステップ処理手段は、ステップ処理単位設定手
段から指定を行なった場合は指定単位に従い処理を実施
し、該ステップ処理単位設定手段から指定を行なわなか
った場合はあらかじめ決められた単位で処理を実行して
所望の箇所までジョブを進行させることを特徴とする。
請求項7の発明は、さらに、前記入力手段及び出力手段
に対し、各々独立に処理させるか連動して処理させるか
を選択するための処理部設定手段とを備え、処理部設定
手段からの選択結果に基づいて、前記ステップ処理手段
とステップ処理単位設定手段とを選択的に用い、入力手
段及び出力手段に対し各々独立にもしくは連動するよう
に制御することを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1の発明は、画像処理装置内で一つ以上
のジョブが稼働している場合、第一、もしくは、第二の
一時停止ジョブ選択手段によって一時停止するジョブの
選択を行う。一時停止状態のジョブが存在する場合、第
一の一時停止ジョブ選択手段は、一時停止状態にあるジ
ョブより一つ新しいジョブを選択し、第二の一時停止ジ
ョブ選択手段は、一時停止状態にあるジョブより一つ古
いジョブを選択し、一時停止状態のジョブが存在しない
場合、第一の一時停止ジョブ選択手段は、実行状態のジ
ョブのうち、最も新しいジョブを選択し、第二の一時停
止ジョブ選択手段は、最も古いジョブを選択する。選択
したジョブを一時停止ジョブ表示手段に表示するととも
に、ジョブ管理制御手段に一時停止要求を出す。ジョブ
管理制御手段は一時停止ジョブ選択手段からの一時停止
要求を受け付けると、指定のジョブを一時停止するが、
そのジョブの確保していたリソース(入力手段、出力手
段等)は解放しない。リソースの解放はユーザからのジ
ョブ取消要求があった時のみ行い、この時に指定のジョ
ブを削除する。またユーザからのジョブ再開要求があっ
た場合にジョブ管理制御手段は一時停止状態にあるジョ
ブを再開する。こうして、ジョブが複数稼働している場
合に、所望のジョブのみ停止することができるものであ
る。
【0016】請求項2の発明は、ジョブ中断要求手段か
らの要求に基づき、ジョブ一時停止手段は稼働中の全て
のジョブを一時停止し、一時停止ジョブ表示手段は一時
停止した全てのジョブを表示する。中断ジョブ選択手段
は一時停止した全てのジョブの中から、ユーザの指示に
従い中断する対象のジョブを選択する。ジョブ中断/再
開手段は中断ジョブ選択手段が選択したジョブを中断
し、中断しなかった一時停止中のジョブ全てを再開す
る。こうして、ユーザが中断したいジョブを特定するた
めの時間を与えることができるため、複数のジョブが同
時に稼働している場合でのジョブ中断処理の操作性を向
上することができる。
【0017】請求項3の発明は、複数のジョブのうちか
ら操作者の中断させたいジョブについて、操作入力手段
により「中断」を受け付けると、停止手段により装置上
に実行されているすべてのジョブの処理を一時的に停止
する。この状態で、選択手段により中断すべきジョブの
指定を受けると、選択されたジョブ以外のジョブの処理
が続行手段により続行される。ここで、選択されたジョ
ブについて、タイミング指定手段により中断タイミング
の指定を受けると、ジョブ記憶手段は該ジョブのジョブ
終了に関するデータを書き換える。ここでは、ジョブの
中断要求の有り無しや、ジョブフローのどの時点でジョ
ブの処理を中断する等のデータが書き換えられる。そし
て、一時的に中断していたジョブの処理を復帰し、条件
比較手段により、該当するジョブのジョブ記憶手段内の
ジョブ終了に関するデータと現在のステータスデータを
比較し、この値が一致した時に中断手段によりジョブの
処理を中断しジョブ記憶手段におけるジョブの実行状態
を「処理中」から「中断」に移行させる。
【0018】請求項4の発明によれば、中断指定手段に
より中断指定を受けると、中断実行手段は該当するジョ
ブの処理を中断させる。そして、中断された時のジョブ
の実行状態を示す情報をジョブ記憶手段に記憶される。
この進捗状態を示すデータを、進捗用紙判別情報ととも
に内蔵フォントを用いてページバッファに書き込み出力
手段へ転送する処理を開始する。出力手段での処理が完
了した後、中断されたジョブに対応する画像記憶手段内
の画像データおよびジョブ記憶手段内のジョブ制御情報
は全て消去する。再開時には、入力手段により入力され
た用紙が、ジョブ解析手段により進捗用紙判別情報を読
み取るとジョブの実行状態を読み取り該当するジョブの
処理内容がジョブ記憶手段に記憶され、再開手段により
そのジョブの再開処理が行われる。こうして、複数のジ
ョブが並列処理されている画像処理装置において、中断
されたジョブの中から任意のジョブの再開を行う時に煩
雑な操作なしに、所望のジョブの再開を行い、かつ記憶
手段を有効利用することが可能である。
【0019】請求項5〜7の発明は、操作者が操作手段
からジョブの種類及びパラメータを設定し、スタートボ
タンを押下することによってジョブが受け付けられ、ジ
ョブ設定データが格納されたメモリ中の領域(以下、こ
の領域をジョブチケットと呼ぶ)を受付順に要求受付キ
ューにキューイングしておき、各処理部の稼働が可能で
あることが確認された後、要求受付キューから実行キュ
ーにジョブチケットを移行しジョブ処理を起動する。画
像処理装置内で稼働中のジョブは、1ジョブ時の稼働状
態は、入力手段のみ稼働させている場合、出力手段のみ
稼働させている場合、入力手段と出力手段を同期させな
がら稼働させている場合の3種類あり、2ジョブ時の稼
働状態は、入力手段を稼働させているジョブと出力手段
を稼働させているジョブが独立に動作している場合であ
る。これらの稼働状態において、操作手段から停止もし
くは割り込みの指定を行なうと、実行中のジョブに対し
停止命令を発行すると共に実行キューにキューイングさ
れたジョブチケット内のジョブ状態を「処理中」から
「停止」に変更する。その後、操作者が操作手段からス
テップ実行の指定を行なうと、ステップ実行処理手段に
よって1頁のみの処理実行命令を発行する。その際、ス
テップ実行ジョブ管理手段は、1頁のみの処理を実行さ
せるようにジョブチケット内のデータを変更し、ステッ
プ処理が終了すると元に戻す処理を施す。上記のステッ
プ処理を繰り返し行なうことによって、操作者の所望す
る箇所までジョブを進行することが可能になる。また、
ステップ処理単位設定手段によって処理単位を所望する
頁もしくは部数を指定することによって、ステップ実行
ジョブ管理手段は、1頁ではなく該ステップ処理単位設
定手段によって設定された値に従った処理を実行させる
ようにジョブチケット内のデータを変更させることがで
きる。さらに、処理部設定手段によって入力手段のみか
出力手段のみか入力手段及び出力手段かを選択すると、
該ステップ実行ジョブ管理手段は全てのジョブに対して
処理を施すのではなく処理部設定手段によって選択され
た内容に該当するジョブのみに対して処理を施す。これ
により、前述の停止処理及びステップ処理を実行する範
囲を指定することができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。本実施例においては、画像形成装置として複
合機を例に挙げて説明する。図1〜図8は本発明の第1
実施例を説明する図である。図1は本実施例が適用され
る複合機のシステム構成を示す概略図である。複合機0
1において読み取られた画像データは内部で画像処理さ
れた後、LAN04を通じて端末装置02に送られる。
逆に、端末装置から送られた画像データは複合機01に
おいて像形成されて出力される。また複合機01内の圧
縮/伸長処理により電話回線05を通じてファクシミリ
送受信が可能なシステム構成になっている。
【0021】図2は本実施例が適用される複合機の概略
構成を示す断面図である。複合機は、大きくわけて原稿
画像に対応したトナー像を記録紙上に形成してコピーを
形成する複合機本体1と、複合機本体1の原稿載置面に
対して原稿を自動的に送り込む自動原稿送り装置2と、
複合機本体1から排出されたコピーに対してソーティン
グ、ステイプル止め等の後処理を行う後処理装置3と、
LANや電話回線などのネットワーク回線との画像デー
タの送受信を行う外部通信装置38と、操作者が装置に
対して操作内容を指示する操作指示装置39から構成さ
れている。
【0022】複合機本体1の内部には、上側から原稿載
置面であるプラテンガラス4上に載置された原稿を走査
して原稿画像を読み込む画像読み取り装置5と、この画
像読み取り装置5により得られた画像情報、もしくはネ
ットワーク上の端末装置からLAN#1によって送信さ
れた画像情報または電話回線#2で送信された画像情報
に基づいて記録紙上に原稿画像に対応したトナー像を形
成する画像形成装置6と、この画像形成装置6に対して
記録紙を供給する給紙装置7とが配設されている。上記
自動原稿送り装置2は、複合機本体の上部に設けられた
プラテンガラス4を開閉自在に覆うように設けられてお
り、原稿載置トレイ8に積載された原稿が送りローラ
(図示せず)及び搬送ベルト9により1枚ずつ順次プラ
テンガラス4上に送られて原稿画像の読み取りが行わ
れ、その後、原稿は搬送ベルト9及び排出ローラ(図示
せず)により原稿排紙トレイ10に排出される。
【0023】画像読み取り装置5は、光学系として、露
光ランプ11、複数の反射ミラー12、レンズ13、イ
メージセンサ14等を備えており、露光ランプ11、反
射ミラー12をプラテンガラス4に沿って移動させ、原
稿からの反射光をイメージセンサ14に収束させ、原稿
の画像の濃淡を電気的な画像信号に変換する。この画像
信号は、画像読み取り装置5の内部に電気系として設け
られているA/D変換回路等によりデジタル形態の画像
データに変換される。この画像データは後述する処理部
に供給され、所定の信号処理を受けた後、画像形成装置
6、もしくはネットワーク上の端末装置または電話回線
#2により通信装置等に供給される。
【0024】画像形成装置6は、処理部からのデジタル
画像データに従って、周知の電子写真法により記録用紙
上にトナー像を形成するものであり、帯電装置15によ
り均一に帯電された感光体ドラム16の表面を、レーザ
ー露光装置17からのレーザー光により露光して静電潜
像を形成する。レーザー露光装置17は、画像読み取り
装置5からの画像データに基づいて駆動電流が変調され
る半導体レーザー等のレーザー素子(図示せず)、レー
ザー素子からのレーザー光を感光体ドラム16の表面の
移動方向と直交する方向に周期的に偏向する回転多面鏡
18、反射ミラー19等から構成されている。
【0025】感光体ドラム16上の静電潜像は、現像器
20あるいは21により現像されて感光体ドラム16上
に所望色のトナー像が形成され、このトナー像は転写装
置22により給紙装置7の複数のトレイ7a〜7eのい
ずれかから経路Aに沿って送られてきた記録紙に転写さ
れる。なお、トレイ7a〜7cはそれぞれサイズの異な
った用紙が収納される給紙トレイ、トレイ7dは両面複
写のための記録紙を一時的に収納する中間トレイ、7e
は数百枚の記録紙を収納する大容量トレイである。転写
後に感光体ドラム16の表面に残った残留トナーは、ク
リーニング装置23により除去される。転写後の記録紙
は、剥離装置24により感光体ドラム16から剥離さ
れ、コンベア25で定着装置26に搬送されて定着処理
を受ける。定着後の用紙の経路は、切り換えゲート27
により、後処理装置3に進む経路Bと、両面複写のため
に反転装置28を介して中間トレイ7dに進む経路Cの
いずれかに切り換えられる。両面複写の場合には反転装
置28で記録紙の表裏が反転され、中間トレイ7dを経
由し経路Aに沿って再度画像形成装置6に供給され、今
度は記録紙の裏面にトナー像が形成された後、後処理装
置3に送られる。
【0026】画像形成装置6から後処理装置3に排出さ
れた記録紙は、切り換えゲート29により、経路Dと経
路Eのいづれかに切り換えられる。経路Dに進んだ記録
紙はそのまま画像面を上にして経路Fに送られ、経路E
に進んだ記録紙は反転装置30で表裏が反転されて経路
Fに送られる。経路Fを進む記録紙は、切り換えゲート
31により、頂部トレイ32に向かう経路Gと、各種の
後処理を受ける経路Hに振り分けられる。経路Hに進ん
だ記録紙は垂直搬送ベルト33により経路Iに沿って下
方に向かって搬送され、切り換えゲート34により、ス
テイプル止めの処理を受ける経路Jとそのままソータビ
ン35に向かう経路Kに振り分けられる。経路Jに進ん
だ記録紙は保持トレイ36の中に排出され、必要枚数の
記録紙が溜まったら、ステイプラ37によりステイプル
止めされる。なお、シグネチャ出力の場合は記録紙の折
り目となる中央部がステイプル止めされる。ステイプル
止めされた記録紙は、再度垂直搬送ベルト33により下
方に向かって搬送され、ソータビン35の中の所定の位
置に排出される。
【0027】図3は、本実施例の画像処理装置のハード
ウェア構成の例を示すブロック図である。図3におい
て、ESS(Electronic Sub−Syst
em:画像処理部)B8は、UI(ジョブ動作指定装
置:オペレーションパネル等)B7、ADF(Auto
Document Feeder:自動原稿送り装
置)B1、IIT/IPS(画像読み取り装置)B2、
IOT(出力装置)B6、及びFINISHER(印字
用紙後処理装置)B5が連結され、ジョブ動作に従って
制御するためのSYS−CONT(主制御部:Syst
em Controller:システム制御部)B85
と、コマンド/ステータス信号及び画像入力信号を制御
するIIT−I/F(入力インタフェース)B81、コ
マンド/ステータス信号及び画像出力信号を制御するI
OT−I/F(出力インタフェース)B84、FAXB
3とのコマンド/ステータス信号及び画像信号を制御す
るFAX−I/F(ファクシミリインタフェース)B8
2、ネットワークに接続された外部機器とのコマンド/
ステータス信号及び画像信号を制御するNET/−I/
F(ネットワークインタフェース)B83、入力画像デ
ータを一時格納させるためのページバッファB86、及
び大容量のデータ蓄積用メモリとしてのディスクコント
ローラユニットB87から構成される。
【0028】まず、IIT/IPSB2からの入力、I
OTB6への出力の場合について説明する。ADFB1
もしくはIIT/IPSB2のプラテン上に原稿をセッ
トし、UIB7によってジョブ動作を設定した後スター
トボタンを押下すると、IIT/IPSB2は、光電変
換により原稿の画像情報を読み取り、デジタル画像デー
タへの変換及び画像処理を施しながら、IIT−I/F
B81を介してページバッファB86に順次格納され
る。その際、出力可能な状態であれば、ページバッファ
B86から直接IOT−I/FB84を介してIOTB
6へ転送し、FINISHERB5で後処理が実行され
ると同時にディスクB88に書き込みを開始する。直接
出力が不可能であれば、ディスクB88への書き込み開
始のみを行う。出力は、ページバッファB86からのみ
行われるが、ページバッファB86への画像データ格納
は、IIT/IPSB2からの入力及びディスクB88
からの読み出しの2通りある。基本的な動作は、1部目
はIIT/IPSB2からの入力画像データを直接出力
し、2部目以降はディスクB88から読み出した画像デ
ータを出力する。IOT−I/FB84へ出力された画
像データは、IOTB6において画像データから生成さ
れた2値データに基づきレーザ光のオン/オフを各画素
毎に制御して網点により中間調画像を再現することによ
り像形成させる。
【0029】IIT/IPSB2からの画像情報入力に
替わり、FAXあるいはネットワークに接続された外部
機器からの画像情報の入力についても同様に動作する。
FAXB3の受信による画像情報入力の場合には、FA
X−I/FB82を介してページバッファB86に格納
され、ネットワークに接続された外部機器からの画像入
力の場合には、NET−I/FB83を介してページバ
ッファB86に格納され、同様に動作する。また、出力
において、IOTB6の替わりにFAXあるいはネット
ワークに接続された外部機器の場合にも同様に、ページ
バッファB86からFAX−I/FB82、あるいはN
ET−I/FB83へ出力される。なお、ページバッフ
ァB86と各処理ブロックとのアクセスは、イメージバ
スのバスアービトレーション(調停)によって同時に行
われる。また、ページバッファB86と各処理ブロック
は、時分割で処理を行い、入力処理と出力処理は並列に
処理される。
【0030】図4は本実施例のUI(操作パネル)部B
7の概観図である。図4において、表示パネルU1は、
一時停止ジョブ選択部で選択したジョブを表示したり、
ジョブ管理制御部からのメッセージ等を表示するための
ものである。一時停止ボタン1(U2)は、一時停止ジ
ョブ選択部1を起動するための操作ボタン、一時停止ボ
タン2(U3)は、一時停止ジョブ選択部2を起動する
ための操作ボタンである。取消ボタンU4は、一時停止
ボタン1(U2)、もしくは一時停止ボタン2(U3)
によって一時停止したジョブを削除するための操作ボタ
ンである。再開ボタンU5は、一時停止ボタン1(U
2)、もしくは一時停止ボタン2(U3)によって一時
停止したジョブを再び実行状態にするための操作ボタン
である。開始ボタンU6はジョブを開始するための操作
ボタンである。
【0031】図5は本実施例の制御部の構成及びジョブ
の管理を行うテーブルを示す図である。図5(a)は制
御部構成図であり、制御部は、主制御部(ジョブ管理制
御部を含む)、入力制御部、出力制御部、一時停止ジョ
ブ選択部1、及び一時停止ジョブ選択部2からなり、リ
アルタイム制御を行なっている。したがって見掛け上各
制御部が独立に制御可能である。例えば、主制御部では
UIを介して操作者からの指定を受け付け、ジョブ管理
制御部に処理の実行を要求する部分であり、入力制御部
及び出力制御部はそれぞれ入力装置及び出力装置の動作
を制御する部分である。なお、入力装置及び出力装置が
同期して動作するか、独立に動作するかはジョブ管理制
御部で実現する。
【0032】また、図5(b)の管理テーブル説明図に
おいて、入力した画像データ群が新規のジョブであった
場合、UIから得たジョブパラメータを基にジョブノー
ド(Job Node)を作成する。ジョブノードはリ
ンク、ジョブID、ジョブモード、ステータス、ファイ
ルID、開始頁番号、終了頁番号、用紙サイズ、拡張か
らなるジョブを定義するデータの塊りである。このジョ
ブが実行可能ならジョブテーブル内の実行ジョブリスト
の最後尾(実行ジョブTailの部分)に登録し、かつ
ジョブを開始し、実行不可能ならばジョブテーブル内の
実行待ちジョブリストの最後尾に登録し、実行可能にな
るまで待機する。一時停止状態のジョブはジョブテーブ
ル内の一時停止ジョブ(ポインタ)で示し、このポイン
タを変更することにより、一時停止ジョブを変更するこ
とができる。一時停止中のジョブが存在しない場合、ジ
ョブテーブル内の一時停止ジョブ(ポインタ)は、どの
実行ジョブをも指さないよう設定する。
【0033】図6、図7は本実施例の制御フローを示す
図である。以下、各々のフローにしたがって説明する。
なお、以下の説明中の入力処理とは、図3において、I
IT/IPSB2、FAXB3あるいはネットワークに
接続した外部機器からの画像データをページバッファB
86に格納する処理であり、出力処理とは、ページバッ
ファB86に格納してある画像データを、IOTB6、
FAXB3あるいはネットワークに接続した外部機器に
転送する処理のことである。
【0034】〔入力フロー〕図6を参照して入力処理フ
ローを説明する。 入力ステップ1:入力画像データを格納する領域をペー
ジバッファ内に確保可能かどうかを調べ、可能ならば、
入力ステップ2に進み領域確保を行う。領域確保ができ
ない場合は、ページバッファ内の画像データが出力中か
もしくはハードディスクへの転送未完了のためであり、
それらの処理が終了するまで待たされる(WAIT状態
に移行)(SI1)。 入力ステップ2:入力画像データを格納するため、領域
をページバッファ内に確保する(SI2)。 入力ステップ3:入力処理を起動する(SI3)。 入力ステップ4:入力と同時に出力が可能か否かを調
べ、可能であれば入力ステップ5に進み、出力処理を行
う。不可能であれば入力ステップ6に進む(SI4)。 入力ステップ5:出力処理を起動する(SI5)。 入力ステップ6:入力処理の終了後、入力画像データを
ハードディスクに書き込む処理を起動する。書き込み処
理終了後、WAIT状態のジョブがあれば、それを起動
し入力ステップ1から処理を再開する(SI6)。 入力ステップ7:この入力画像データが最終のものであ
るかを調べ、最終のものでなければ、次の入力画像デー
タについて入力ステップ1から繰り返す。最終の入力画
像データであれば、次に出力フローに移行する(SI
7)。
【0035】〔出力フロー〕 図7を参照して出力処理フローを説明する。 出力ステップ1:まず出力装置が出力可能であるかのチ
ェックを行なう。出力が不可能な場合、他のジョブの出
力処理を行っているか、もしくはエラー状態であり、W
AIT状態になる(SO1)。 出力ステップ2:ハードディスクから所定の画像データ
を順次ページバッファに読み出す(SO2)。 出力ステップ3:出力処理を起動する(SO3)。 出力ステップ4:出力ステップ2、3の処理を繰り返
し、完了していれば、WAIT状態のジョブの処理を再
開する(SO4)。 出力ステップ5:ページバッファとディスク内の画像デ
ータとを消去する(SO5)。 出力ステップ6:ジョブ終了処理を行い終了する(SO
6)。
【0036】〔一時停止ジョブ選択部フロー〕 図8は、本実施例の一時停止ジョブ選択部の制御フロー
チャートを示す図であり、このフローチャートに従い、
一時停止ジョブを選択する。 ステップ1:まず、一時停止中のジョブがあるか否かの
チェックを行なう。この処理がどちらの一時停止ボタン
で起動されたか、一時停止中のジョブがあるか否か、の
二つの条件により次の処理が異なる(SS1)。 ステップ2:管理テーブルの実行ジョブリストの最後尾
のジョブを選択する。このジョブは実行状態のジョブの
うち、最も新しいものである。以後ステップ7に進む
(SS2)。 ステップ3:管理テーブルの実行ジョブリストの先頭の
ジョブを選択する。このジョブは実行状態のジョブのう
ち、最も古いものである。以後ステップ7に進む(SS
3)。 ステップ4:管理テーブルの実行ジョブリストのうち、
一時停止ジョブが指し示すジョブの次のジョブを選択す
る。この時、管理テーブルの一時停止ジョブは、新たに
選択したジョブを指し示す。この選択したジョブは一時
停止ジョブの次に新しいジョブである。以後ステップ6
に進む(SS4)。 ステップ5:管理テーブルの実行ジョブリストのうち、
一時停止ジョブが指し示すジョブの一つ手前のジョブを
選択する。この時、管理テーブルの一時停止ジョブは、
新たに選択したジョブを指し示す。この選択したジョブ
は一時停止ジョブより一つ古いジョブである。以後ステ
ップ6に進む(SS5)。 ステップ6:現在一時停止状態にあるジョブを再開する
よう、主制御部(ジョブ管理制御部)に要求する(SS
6)。 ステップ7:ステップ4又はステップ5で選択したジョ
ブを一時停止するよう主制御部(ジョブ管理制御部)に
要求する(SS7)。 なお、ここでは、一時停止するジョブの選択のみを説明
したが、一時停止ジョブがある場合、取消ボタンU4に
よりそのジョブの削除が可能であり、また、一時停止ジ
ョブのジョブパラメータを変更し、再開ボタンU5によ
りジョブを(一時停止ジョブの切換えではなく)再開す
ることも可能である。
【0037】次に、図9〜図13により、稼働中の全て
のジョブを一時停止させ、一時停止したジョブの中から
中断対象となるジョブを選択し、中断対象外のジョブを
再開するようにした第2実施例について説明する。な
お、本第1実施例が適用される複合機のシステム構成、
複合機の概略構成、画像処理装置のハードウェア構成等
は第1実施例の場合と同様である。図9は第2実施例に
係わるUI部の概略図である。図9において、UI部B
7は、入力部である透明タッチパネルB7aと、この透
明タッチパネルに対向した形状の表示部であるディスプ
レイB7bとの一体構造からなるコントロールパネル部
と、コントロールパネル部の表示及び入力の制御を行う
UI制御部B7cとで構成されている。前記透明タッチ
パネルB7aは、光学方式、透明電膜(抵抗膜)方式、
静電容量方式、圧力センサ方式などの各種検出方式のう
ちいずれかの検出方式で構成してあり、オペレータの指
等による押圧力をキー入力信号としてUI制御部B7c
に送るようになっている。前記ディスプレイB7bは、
液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ
(PDP)、発行ダイオードディスプレイ(ELD)、
静電記録投射型ディスプレイ(ECD)、CRTディス
プレイ等のいずれかで構成してある。
【0038】図10は本実施例のコントロールパネル部
U1の中断操作部U12で構成してある。ユーザがジョ
ブ操作部12の「中断」U12aを押すと、U11には
そのとき稼働状態であったジョブ全てが表示される。こ
のとき表示したジョブは全て一時停止状態になってい
る。図中、L1に示すJob1は、“出力”の表示で出
力処理中であったことを示し、「IIT→IOT」(I
IT:Image Input Terminal:画
像入力装置、IOT:Image OutputTer
minal:画像出力装置)の表示でコピージョブであ
ることを示し、“2/5”と表示することで5枚の原稿
のうち2枚まで出力が終了していたことを示している。
L2に示すJob2は、プリントジョブで、原稿入力状
態であったことがわかる。L3に示すJobは、FAX
に出力する2枚原稿で1枚目を出力した状態であること
が分かる。ジョブを中断したい場合、ジョブリストを表
示している状態で(稼働中であったジョブは全て一時停
止状態)、U11のジョブリストのジョブを選択する。
すると選択したジョブは反転し、ユーザは選択できたこ
とを確認できる。ここで、ジョブ操作部U12の「中
断」U12aを押すことにより、実際にジョブの中断を
行い、ユーザが選択しなかったジョブに対しては処理を
再開する。「中断」U12aを押さずに「再開」U12
bを押すと、全てのジョブを再開することになる。全て
のジョブに対して操作する場合は、「全てのJobを選
択」U12cの押下1回で全てのジョブを選択できる。
また、表示ジョブが多い場合、上下の矢印「▲」U12
d、「▼」U12eでジョブリストをスクロールして表
示できる。
【0039】図11は本実施例の制御部の構成を示す図
である。制御部は、主制御部、ジョブ制御部、入力制御
部、出力制御部、UI側の一時停止部、及び中断/再開
部からなりリアルタイム制御を行なっている。したがっ
て見掛け上各制御部が独立に制御可能である。例えば、
ジョブ制御部ではUIの一時停止部、中断/再開部を介
してユーザからの指定を受け付け、主制御部に処理の実
行を要求する部分であり、入力制御部、及び出力制御部
はそれぞれ入力装置及び出力装置の動作を制御する部分
である。なお、入力装置及び出力装置が同期して動作す
るか、独立に動作するかはジョブ制御部で管理する。
【0040】図12は本実施におけるジョブ制御部がジ
ョブの管理を行うためのテーブルを示す図である。ジョ
ブ制御部は、入力した画像データ群が新規のジョブであ
った場合、UIから得たジョブパラメータを基にジョブ
ノード(Job Node)を作成し、このジョブが実
行可能ならジョブテーブル内の実行ジョブリストの最後
尾(実行ジョブTailの部分)に登録し、かつジョブ
を開始し、実行不可能ならジョブテーブル内の実行待ち
ジョブリストの最後尾に登録し、実行可能になるまで待
機する。ユーザがジョブ操作部U12の「中断」U12
aを押し一時停止状態にすると、ジョブ制御部はジョブ
テーブル内のステータスを“一時停止”にする。ユーザ
が再度ジョブ操作部U12の「中断」U12aを押す
か、「再開」U12dを押すと、ジョブテーブル内のス
テータスを“実行中”にする。このようにジョブ制御部
はジョブテーブル内のステータスでジョブの一時停止、
中断、再開を制御する。
【0041】図13によりジョブ中断処理の制御フロー
を説明する。なお、入力フロー、出力フローは第1実施
例の場合と同じであるので説明を省略する。図13に示
すフローチャートにしたがってジョブの一時停止、中断
/再開を行う。 ステップ1:ユーザからのジョブ中断の要求があるか否
かのチェックを行う。あればステップ2に進み、なけれ
ばもう一度ステップ1を実行する(SU1)。 ステップ2:全ての稼働中ジョブの一時停止をジョブ制
御部に要求する(SU2)。 ステップ3:ジョブ制御部から一時停止したジョブのリ
ストを受け取り、ジョブリストを基にUI表示部に一時
停止したジョブを表示する(SU3)。 ステップ4:ユーザが中断するジョブを選択し、中断要
求を行ったか調べ、要求ありならステップ5に進み、な
ければステップ6に進む(SU4)。 ステップ5:ユーザが選択したジョブを基に中断ジョブ
リストを作成し、ジョブ制御部に対し、中断ジョブリス
トと供に中断要求を出す(SU5)。 ステップ6:ユーザが一時停止しているジョブを再開す
るよう要求しているかを調べ、要求していればステップ
7に進み、要求がなければステップ4に戻る(SU
6)。 ステップ7:中断するジョブ以外のジョブを再開するよ
うジョブ制御部に要求する(SU7)。 なお、ここでは、稼働中のジョブのみ一時停止し、一時
停止したジョブの中から中断するジョブを選択するよう
にしているが、稼働中のジョブだけではなく、実行待ち
状態のジョブも同時に表示し、全てのジョブの中から中
断するジョブを選択するようにしてもよい。
【0042】次に、中断を受け付けると実行されている
すべてのジョブの処理を一時的に停止し、中断すべきジ
ョブの指定を受けると選択されたジョブ以外のジョブの
処理を続行し、選択されたジョブについてと中断タイミ
ングの指定を受けると、一時的に中断していたジョブの
処理を復帰し、条件比較して条件が合ったときに中断す
るようにした第3実施例について図14〜図16により
説明する。図14は本第3実施例が適用される複合機の
構成を示す図である。101は画像データを入力する入
力装置、102は画像データを出力する出力装置、10
3は画像データ蓄積用の画像記憶部、104は上記各装
置を制御する制御部、105は入力部から入力されたジ
ョブの管理情報を記憶するジョブ記憶部、106はジョ
ブの停止を指示する停止部、107は中断するジョブを
選択する選択部、108はジョブの続行を行う続行部、
109は中断するジョブのタイミングを指定するタイミ
ング指定部、110は中断するジョブの条件を比較する
条件比較部、111はジョブの中断を実行する中断部、
112は操作内容を入力する操作入力部、113は入力
装置101から記憶部103へ、また記憶部103から
出力装置102に画像データを転送するデータバスであ
る。
【0043】図15は本実施例の制御部の構成を示す図
である。制御部では入力されたジョブの制御を行うため
のデータ構成があり、ジョブテーブル、ジョブノードか
らなっている。ジョブテーブルでは、現在要求されてい
る処理内容の種類を示す要求ジョブの領域と、待ち状態
にあるジョブをキューイングする待ちジョブ列の領域
と、実行中のジョブをキューイングする実行ジョブ列の
領域からなる。待ちジョブ列のジョブは、実行時には待
ちジョブ列から外して実行ジョブ列にキューイングす
る。待ちジョブ列と実行ジョブ列にはジョブノード(J
ob−Node)がキューイングされている。
【0044】ジョブノードでは、ジョブノードをキュー
イングするためのノードリンクと、ジョブの処理状態を
示すジョブ状態の領域と、ジョブにおける入力装置から
入力されたページ数を示す入力ページ数の領域と、ジョ
ブにおける出力装置から出力されたページ数を示す出力
ページ数の領域と、ジョブにおける出力装置から出力さ
れた部数を示す出力部数の領域と、ジョブ入力時に指示
された出力部数を示す要求出力部数の領域と、ジョブの
出力装置における出力形態を示すジョブ出力形態の領域
と、ジョブにおける中断時のページ数を示す中断ページ
数の領域と、ジョブにおける中断時の部数を示す中断部
数の領域と、ジョブにおける中断時のジョブの状態を記
述する中断ジョブ状態の領域から構成されている。
【0045】次に、図16を参照して中断フローについ
て説明する。なお、入力フロー、出力フローは第1実施
例と同じである。〔中断フロー〕 中断ステップ1:実行中または待機中のジョブが存在す
る時にジョブ中断要求あるかどうかを調べ、あった場合
は、中断ステップ2に進み実行中のジョブを一時停止す
る。中断要求がない場合は、WAIT状態になる(ST
1)。 中断ステップ2:実行中の全てのジョブの一時停止を行
う(ST2)。 中断ステップ3:中断ジョブ選択の入力であったかどう
かのチェックを行なう。中断ジョブ選択の入力がなかっ
た場合にはWAIT状態になる(ST3)。 中断ステップ4:選択されたジョブ以外の全てのジョブ
の処理を続行する(ST4)。 中断ステップ5:一時中断されたジョブに関しての実行
中断タイミングの入力があったかどうかのチェックを行
う。タイミングの入力がなかった場合、WAIT状態に
なる(ST5)。 中断ステップ6:中断タイミングの比較を行う(ST
6)。 中断ステップ7:中断タイミングが一致した場合は該当
するジョブの中断処理を起動する。条件が一致しなかっ
た場合、ST6に戻り、再び条件の比較を行う(ST
7)。 中断ステップ8:中断処理を起動する(ST8)。 中断ステップ9:ジョブ記憶部におけるデータを更新す
る(ST9)。 中断ステップ10:ジョブ中断処理を行い終了する(S
T10)。
【0046】次に、ジョブの中断を指定した時点のジョ
ブの実行状態を進捗用紙として出力させ、ジョブ再開時
には進捗用紙の内容に基づいてジョブの処理を途中から
再開するようにした第4実施例について説明する。図1
7は本発明の第4実施例が適用される複合機の構成を示
す図である。201は画像データを入力する入力装置、
202は画像データを出力する出力装置、203は画像
データ蓄積用の画像記憶部、205は上記各装置を制御
する制御部、204は入力部から入力されたジョブの管
理情報を記憶するジョブ記憶部、206は入力装置20
1から入力されたジョブ進捗用紙の内容を解析するジョ
ブ解析部、207は中断するジョブを指定する中断指示
部、208はジョブの処理を中断する中断実行部、、2
09はジョブの再開処理を行う再開部、210は入力装
置201から記憶部203へ、また記憶部203から出
力装置202に画像データを転送するデータバスであ
る。
【0047】図18は本第4実施例における制御部の構
成を示す図であり、図18により制御部におけるジョブ
の管理方法について説明する。制御部では入力されたジ
ョブの制御を行うためのデータ構成があり、ジョブテー
ブル、ジョブノード、ページノードの3つからなってい
る。ジョブテーブルでは、現在要求されている処理内容
の種類を示す要求ジョブの領域と、待ち状態にあるジョ
ブをキューイングする待ちジョブ列の領域と、実行中の
ジョブをキューイングする実行ジョブ列の領域からなっ
ている。待ちジョブ列と実行ジョブ列にはジョブノード
(Job−Node)がキューイングされている。ジョ
ブノードでは、ジョブノードをキューイングするための
ノードリンクと、ジョブの処理状態を示すジョブ状態の
領域と、ジョブにおける入力装置から入力されたページ
数を示す入力ページ数の領域と、ジョブにおける出力装
置から出力されたページ数を示す出力ページ数の領域
と、ジョブにおける出力装置から出力された部数を示す
出力部数の領域と、ジョブ入力時に指示された出力部数
を示す要求出力部数の領域と、ジョブの出力装置におけ
る出力形態を示すジョブ出力形態の領域から構成されて
いる。ページノードでは、ぺージノードをキューイング
するためのノードリンクと、ページ番号を示すページ番
号の領域と、記憶部での記憶領域を示す領域開始アドレ
スの領域と、記憶部での記憶サイズを示す記憶領域サイ
ズの領域と、入力画像のサイズを示す入力画像サイズの
領域から構成されている。
【0048】次に、図19、図20により第4実施例に
おけるジョブ中断フロー、再開フローについて説明す
る。なお、入力フロー、出力フローは第1実施例と同じ
であるので省略する。まず、図19により中断フローに
ついて説明する。〔中断フロー〕 中断ステップ1:実行中または待機中のジョブがあるか
どうかを調べ、あった場合は、中断ステップ2に進みジ
ョブ中断処理を行う。該当するジョブがない場合は、中
断すべきジョブが存在しないことを表示する(中断処理
終了)(ST1)。 中断ステップ2:出力装置が出力可能であるかのチェッ
クを行なう。出力が不可能の場合、他のジョブの出力処
理が行われているか、もしくはエラー状態であり、WA
IT状態になる(ST2)。 中断ステップ3:出力可能であるので中断処理を起動す
る(ST3)。 中断ステップ4:中断処理を起動したときの、ジョブの
実行状態および装置の状態を記憶する(ST4)。 中断ステップ5:中断して記憶されたジョブ/装置の実
行状態のデータをフォント展開する(ST5)。 中断ステップ6:あらかじめ決められたフォーマットに
従い出力処理を起動して進捗用紙判別情報とともに、進
捗状態を示す内容を進捗用紙として出力する(ST
6)。 中断ステップ7:ページバッファとディスク内の画像デ
ータを消去し、完了したら、WAIT状態のジョブの処
理を再開する(ST7)。 中断ステップ8:ジョブ中断終了処理を行い終了する
(ST8)。
【0049】次に、図20により再開処理を説明する。〔再開フロー〕 再開ステップ1:入力画像が進捗用紙かどうかを調べ、
進捗用紙判別情報により進捗用紙と判別されると、再開
ステップ2に進み進捗用紙上の画像の解析を行う。進捗
用紙でない場合は、入力フローに記述の動作となる(S
R1)。 再開ステップ2:入力画像データを解析する(SR
2)。 再開ステップ3:解析データを記憶領域へ書き込む(S
R3)。 再開ステップ4:入力処理を起動する(SR4)。 再開ステップ5:入力処理の終了後、入力画像データを
ハードディスクへ書き込む処理を起動する(SR5)。 再開ステップ6:入力画像データが最終のものであるか
を調べ、最終のものでなければ、次の入力画像データに
ついて再開ステップ4から繰り返す。最終の入力画像デ
ータであれば、次に出力フローに移行する(SR6)。
【0050】次に、中断または割り込みにより所望の箇
所で実行中のジョブが停止されなかったとき、所望の箇
所までステップ処理単位でジョブを進行させるようにし
た第5実施例を、図21〜図26により説明する。図2
1は第4実施例のジョブ動作指定装置(UI)の概観図
である。図21において、ジョブ表示画面は、ジョブパ
ラメータ選択のためのボタンもしくはアイコン等を表示
したり、操作を促したりシステムの状態を示すメッセー
ジ等を表示するためのもので、テンキーは、部数を指定
したりジョブIDを指定したりする場合に用いる。ま
た、ファクシミリ機能を有するシステムでは電話番号の
入力にも利用される。停止ボタンは、現在稼働中のジョ
ブを停止する場合に用い、入力部と出力部の処理が異な
るジョブの場合、停止ボタンを押下するとジョブ表示画
面上に入力部停止か出力部停止かを選択させるボタンも
しくはアイコンが表示される。また、出力部が複数存在
する場合、例えばIOTに加えてファクシミリ送信部が
存在するシステムでは、停止ボタンを押下するとジョブ
表示画面上に稼働中の複数の出力部を示すアイコンが表
示され、これを選択することにより停止させたいジョブ
を指定できる。また、割込ボタンは、現在稼働中のジョ
ブを停止させ新規のジョブを割り込ませる場合に用い
る。
【0051】ステップ実行ボタンは、停止ボタンもしく
は割込ボタンが押下された後有効になり、押下する毎に
1頁ずつ処理を更新する。但し、ステップ実行ボタンが
有効になるとジョブ表示画面上にステップ単位設定用、
及び入出力同期/非同期処理選択用のボタンもしくはア
イコンが表示される。ステップ単位設定用ボタンはステ
ップ単位を指定した値、例えば1部や5頁等に設定する
ことができ、これを設定した後ステップ実行ボタンを押
下すると設定した単位で処理を更新する。入出力同期/
非同期処理選択用ボタンは入出力部の処理が同じジョブ
の場合にのみ表示され、入出力同期を選択するとその後
ステップ実行ボタンを押下することによって入力から出
力まで処理を更新し、入出力非同期を選択するとその後
ステップ実行ボタンを押下することによって一方のみ処
理を更新する。ジョブを再開させる場合は停止中のジョ
ブIDを指定した後スタートボタンを押下する。また、
停止中のジョブを打ち切りたい場合は停止中のジョブI
Dを指定した後リセットボタンを押下する。これらの情
報は全て設定される毎にRS232C、セントロニクス
等の通信手段により図3のESSB8に送信され、ES
S内のSYS−CONT部B85でこれを受付け、処理
を行なう。
【0052】図22は本実施例の制御部の構成(図22
(a))及びジョブの管理を行うテーブル(図22
(b))を示す図である。図22(a)において、制御
部は、主制御部、入力制御部、及び出力制御部からな
り、リアルタイム制御を行なっている。したがって見掛
け上各制御部が独立に制御可能である。例えば、主制御
部ではUIコントローラを介して操作者からの指定を受
け付け、ジョブスケジューラに処理の実行を要求する部
分であり、入力制御部、及び出力制御部はそれぞれ入力
装置及び出力装置の動作を制御する部分である。なお、
入力装置及び出力装置を同期させて動作させるか独立に
動作させるかはジョブスケジューラ部で制御される。
【0053】また、図22(b)において、UIコント
ローラからジョブ要求を受け付けると、ジョブチケット
(前述した実施例におけるジョブノード)を生成し、ジ
ョブパラメータをジョブチケット内の所定の格納領域に
格納した後、一旦、ジョブテーブルの要求受付キューに
キューイングする。処理実行の際はこのキューの先頭か
ら順にジョブチケットを実行キューに移行しジョブチケ
ット内に格納されたジョブパラメータに従って処理を行
なう。この時、UIからの指定によってもしくはエラー
検知や割り込み処理のためにシステムが自ら処理を停止
させるコマンドがジョブスケジューラに発行されると、
ジョブスケジューラはUIからの停止指定か否かを判断
し、UIからの停止指定であれば実行キューにキューイ
ングされている該当するジョブチケットを転記してST
EP実行キューにキューイングすると共に実行キューに
キューイングされている該当するジョブチケット内のジ
ョブステータス部に「停止」を書き込み、UIからのス
テップ処理開始の指定を待つ。ステップ処理開始指定の
前にステップ単位の設定の要求があった場合は、STE
P実行キューにキューイングされている該当するジョブ
チケット内のステップ単位部に設定値を書き込んでお
き、同様に入出力同期ステップ実行の要求があった場合
は、STEP実行キューにキューイングされている該当
するジョブチケット内の同期/非同期フラグをONにし
ておく。ステップ処理開始指定を検知すると主制御部は
STEP実行キューにキューイングされている該当する
ジョブチケットをジョブスケジューラに渡し、ステップ
処理が実行される。
【0054】次に、本実施例の制御手順について図23
〜図26により説明する。図23は基本フローを示す図
であり、処理部は大きく分けて受付処理部(S1)、入
力処理部(S2)、出力処理部(S3)からなり、通常
はS1〜S3の順に処理が施される。但し、入力処理が
終了後、一旦ジョブが停止されたり、予め画像データが
システム内部に存在している場合には、入力処理を回避
して受付処理後、直ちに出力処理を実行する場合も存在
する。以下、上記の処理毎に説明する。
【0055】図24は受付処理を示すフローである。U
Iからの処理要求信号を受信すると、要求コマンドの解
析に入り、新規ジョブ要求の場合はジョブチケットを生
成し(S4)、そこにUIから受け付けたジョブパラメ
ータを格納した後、該ジョブチケットを要求受付キュー
にキューイングする(S5)。UIから受信した要求コ
マンドが停止要求の場合は該当するジョブチケットを実
行キューから探索し、ジョブチケット内のジョブステー
タス格納領域に「停止」を書き込み、該当ジョブチケッ
トを転記して(S6)ステップ実行キューにキューイン
グする(S7)。なお、ジョブチケット内のジョブステ
ータス格納領域には、処理進捗度に応じて「入力処理
中」、「出力処理中」、もしくは「入出力処理中」のい
ずれかが書き込まれている。UIから受信した要求コマ
ンドがステップ要求の場合はステップ実行キューにキュ
ーイングされているジョブチケット内のステップ単位及
び同期/非同期フラグに設定値を格納する(S8)。設
定データがUIから送信されなかった場合はステップ単
位は1頁、同期/非同期フラグはOFFすなわち非同期
と判断する。また予めステップ単位及び同期/非同期フ
ラグのデフォルト値を設定する機能を設けても良い。上
記のような受付処理が終了すると入力処理部もしくは出
力処理部に制御が移行する。
【0056】図25に示す入力処理において、処理コマ
ンドがジョブ開始の場合は該当するジョブチケットを要
求受付キューから捜して参照し、処理を開始する。ま
た、処理コマンドがステップ処理開始の場合は該当する
ジョブチケットをステップ実行キューから捜して参照し
処理を開始する。さらに、処理コマンドが停止の場合は
ストップフラグをONにし(S9)、現在稼働中の処理
が終了するのを待つ。なお、ステップ処理は処理がステ
ップ単位で行なわれる以外は通常の処理と変わらない。
入力処理は、まず始めにページバッファ領域を確保する
ことから行なう(S10)。領域が確保できたならば、
IIT/IPSからの入力処理を起動する(S11)。
この時、入力と同時に出力が可能であれば出力処理も起
動する(S12)。領域が確保できない場合は、ページ
バッファ内の画像データが出力中かもしくは記憶装置へ
の転送未完了のためであり、それらの処理が終了し、管
理テーブルが更新(S14)されるまで待たされる。入
力処理が終了するとハードディスク等の記憶装置へ入力
画像データを書き込む処理を起動する(S13)。同時
に、この入力画像データが最終のものであるかもしくは
停止要求であったか(すなわちストップフラグがON
か)もしくはエラーが発生したかを調べ、そのいずれか
でもなければ次の入力画像データについてS10から処
理を繰り返す。「最終入力画像データ」、「停止要求あ
り」、「エラー発生」のいずれかであれば、次に出力処
理フローに移行する。
【0057】図26に示す出力処理において、処理コマ
ンドによる処理内容の選択は入力処理部と同様に、ジョ
ブ開始の場合は該当するジョブチケットを要求受付キュ
ーから捜して参照し、処理を開始する。また、処理コマ
ンドがステップ処理開始の場合は該当するジョブチケッ
トのステップ実行キューから捜して参照し処理を開始す
る。さらに、処理コマンドが停止の場合はストップフラ
グをONにし(S15)、現在稼働中の処理が終了する
のを待つ。なお、入力処理部と同様にステップ処理は処
理がステップ単位で行なわれる以外は通常の処理と変わ
らない。出力処理は、まず出力装置が出力可能であるか
のチェックから行う。出力が不可能な場合、他のジョブ
の出力処理が行われているかもしくはエラー状態であ
り、待ち状態になる。他のジョブの出力処理が終了する
かエラーが解除されると、管理テーブルを更新し(S1
8)、再度出力処理可能かどうかのチェックが行なわれ
る。出力可能の場合、図3に示したディスクB88から
所定の画像データを順次ページバッファB86に読み出
し(S16)、出力処理を起動する(S17)。出力処
理が終了すると管理テーブルの更新を行なう(S1
8)。これらの処理を繰り返し、通常ジョブであれば最
終出力枚数検知時、ステップ処理であればステップ単位
量検知時、停止要求があればそれを検知時に繰り返しか
ら抜け出る。最終出力枚数まで出力を完了していれば、
ページバッファとディスク内の画像データを消去し(S
19)、管理データのリセット等のジョブ終了処理を行
い(S20)、終了する。ステップ単位分終了時もしく
は停止時及びエラー発生時にはその後の処理の再開があ
るため、画像データは消去させずに一旦処理を終了する
ことになる。
【0058】上記のような一連の停止処理が終了した
後、操作者の指示によってジョブが再開されると、ステ
ップ実行キューにキューイングされたジョブチケットは
消去し、実行キューにキューイングされた「停止」中の
ジョブチケットを処理進捗度に応じて「入力処理中」、
「出力処理中」、もしくは「入出力処理中」のいずれか
に変更し、通常の処理を行なう。
【0059】なお、ここでは、IOTへ転送した後のF
inisherの処理について記述していないが、Fi
nisherの処理に関するパラメータ指定もUIから
行い管理領域に格納してあることは当然である。さら
に、頁順はESS内部の処理により自由に指定可能であ
り、両面出力の頁順位、冊子を作成する場合の頁順位等
はSYS−CONTB85内で計算して決定されること
は言うまでもない。
【0060】また、上記各実施例では、画像データを直
接取り扱っているが、入力時に圧縮処理を施し、出力時
に伸長処理するようにして、内部のページバッファ、デ
ィスクの容量削減化を図っても良い。また、画像を回転
させたり、位置指定させたりする処理を追加しても一向
に差し支えない。さらには、ページバッファは、DMA
駆動における入出力の速度差を吸収できるものであれば
何でも良く、ラインバッファであっても差し支えない。
ディスクにしても、複数のページを記憶可能なメモリで
あれば何でもよく半導体メモリ、磁気テープ等が挙げら
れる。但し、これらは現状では高価であったり、読み書
き速度が遅かったりするため、実施例ではハードディス
クを用いている。また、上記各実施例では複写機を取り
上げているが、ファクシミリ装置であってもプリンタで
あってもこれらの複合装置であっても何ら問題はない。
すなわち、入力手段としてはスキャナ、ファクシミリ受
信部、ネットワーク処理部のいずれか、出力手段として
は印字装置、ファクシミリ送信部、ネットワーク処理部
の何れかの組み合わせに対して利用可能である。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、以下の
ような効果が奏せられる。請求項1の発明によれば、一
時停止するジョブを二つの一時停止ジョブ選択手段によ
って選択でき、一時停止ジョブ表示手段によってその一
時停止するジョブを確認できる。また、一時停止ジョブ
の選択を間違えた場合でも、二つの一時停止ジョブ選択
手段によって一時停止するジョブを切り換えることが可
能なため、オペレータの操作負担を軽減することがで
き、マシンの操作性/簡易性を向上させることができ
る。請求項2の発明によれば、ユーザからのジョブ中断
の要求があった場合、稼働中の全てのジョブを一時停止
し、その一時停止したジョブの中から中断するジョブを
ユーザに特定させるようにしたので、ユーザは緊急中断
であったとしても余裕を持って操作できるため、ジョブ
中断時のユーザの操作性を向上することができる。請求
項3の発明によれば、複数のジョブが並列処理されてい
る画像処理装置において、操作者の中断を所望するジョ
ブを選択することができ、かつ、ジョブの中断を操作者
の所望のタイミングで行えるようにしたので、中断操作
の失敗を確実に防ぎ、また、操作性を向上することがで
きる。請求項4の発明によれば、複数のジョブが並列処
理されている画像処理装置において、中断されたジョブ
のうち任意のジョブの再開を行う時に煩雑な操作なしに
行うことが可能で、かつ、画像記憶装置の画像記憶手段
を無駄なく効率的に利用することが可能となる。請求項
5〜7の発明によれば、ジョブを停止させる場合、停止
させたい付近で一旦停止ボタンを押下した後、本当に操
作者が停止させたい箇所までステップ単位で処理を進め
ることができるので、大画面表示装置上に処理内容を表
示させてそれを参照しながら停止タイミングを見極める
ような煩わしい判断を行なう必要もなく、簡単な操作
で、しかもコストを上昇させるような装置の付加を施す
ことなく操作者の所望する停止タイミングで稼働中ジョ
ブを停止させることができる。また、装置自体が部数単
位等で停止させるような画像処理装置のように、操作者
の意向を無視することなく、確実に操作者の所望する停
止タイミングで稼働中ジョブを停止させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される複合機のシステム構成を
示す図である。
【図2】 本発明が適用される複合機の概略構成を示す
断面図である。
【図3】 画像処理装置の一実施例を示すハードウェア
構成を示すブロック図である。
【図4】 操作パネル部の概観図である。
【図5】 制御部の構成及びジョブ管理テーブルを示す
図である。
【図6】 画像処理装置の制御フローを示す図である。
【図7】 画像処理装置の制御フローを示す図である。
【図8】 一時停止ジョブ選択部の制御フローを示す図
である。
【図9】 第2実施例のUI部の概略図である。
【図10】 第2実施例におけるコントロールパネル部
の中断操作部の図である。
【図11】 第2実施例の制御部の構成を示す図であ
る。
【図12】 第2実施例のジョブ管理テーブルを示す図
である。
【図13】 第2実施例のジョブ中断処理制御フローを
示す図である。
【図14】 第3実施例が適用される複合機のシステム
構成を示す図である。
【図15】 図14の複合機の制御部の構成を示す図で
ある。
【図16】 複合機の中断時の制御フローを示す図であ
る。
【図17】 第4実施例の複合機のシステム構成を示す
概略図である。
【図18】 図17の複合機の制御部の構成を示す図で
ある。
【図19】 複合機の中断時の制御フローを示す図であ
る。
【図20】 複合機の再開時の制御フローを示す図であ
る。
【図21】 第4実施例の画像処理装置の操作部を示す
図である。
【図22】 第4実施例の制御部の構成を示す図であ
る。
【図23】 第4実施例の制御部の基本フローを示す図
である。
【図24】 第4実施例の制御部の受付フローを示す図
である。
【図25】 第4実施例の制御部の入力フローを示す図
である。
【図26】 第4実施例の制御部の出力フローを示す図
である。
【符号の説明】
01…複合機、02,03…端末装置、04…LAN、
1…複合機本体、2…自動原稿送り装置、3…後処理装
置、4…プラテンガラス、5…画像読み取り装置、6…
画像形成装置、7…給紙装置、8…原稿載置トレイ、1
0…原稿排紙トレイ、38…外部通信装置、39…操作
指示装置、B7…ユーザーインタフェース(UI)、B
85…システムコントローラ(SYS−CONT)、U
2,U3…一時停止ボタン、U5…再開ボタン、B86
…ページバッファ、B88…ディスク、101…入力装
置、102…出力装置、103…画像記憶部、104…
制御部、105…ジョブ記憶部、106…中断指定部、
107…タイミング指定部、108…中断実行部、10
9…データバス、201…入力装置、202…出力装
置、203…画像記憶部、204…ジョブ記憶部、20
5…制御部、206…ジョブ解析部、207…中断指定
部、208…中断実行部、209…再開部、210…デ
ータバス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波多野喜章 神奈川県海老名市本郷2274番地富士ゼロ ックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−127446(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力するための少なくとも
    1つ以上の入力手段と、入力した画像データを記憶する
    ための記憶手段と、画像データを出力するための少なく
    とも1つ以上の出力手段と、複数のジョブを管理制御す
    るためのジョブ管理制御手段と、上記各手段を制御する
    主制御手段とを備えた画像処理装置において、 実行状態のジョブの中からジョブ受付の新しい順に一時
    停止するジョブを選択する第1の一時停止ジョブ選択手
    段と、 実行状態のジョブの中からジョブ受付の古い順に一時停
    止するジョブを選択する第2の一時停止ジョブ選択手段
    と、 第1の一時停止ジョブ選択手段、もしくは第2の一時停
    止ジョブ選択手段によって選択したジョブを表示するた
    めの一時停止ジョブ表示手段と、を備え、 一時停止状態のジョブが存在する場合、第1の一時停止
    ジョブ選択手段は、一時停止状態にあるジョブより1つ
    新しいジョブを選択し、第2の一時停止ジョブ選択手段
    は、一時停止状態にあるジョブより一つ古いジョブを選
    択し、 一時停止状態のジョブが存在しない場合、第1の一時停
    止ジョブ選択手段は、実行状態のジョブのうち、最も新
    しいジョブを選択し、第2の一時停止ジョブ選択手段
    は、最も古いジョブを選択するように制御することを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像データを入力するための少なくとも
    1つ以上の入力手段と、入力した画像データを記憶する
    ための記憶手段と、画像データを出力するための少なく
    とも1つ以上の出力手段と、任意のジョブを中断するた
    めのジョブ中断要求手段と、複数のジョブを各々独立に
    制御するジョブ制御手段と、上記各手段を独立に制御す
    る主制御手段とを備えた画像処理装置において、 ジョブ中断要求に基づき、稼働中の全てのジョブを一時
    停止するジョブ一時停止手段と、 一時停止した全てのジョブを表示する一時停止ジョブ表
    示手段と、 一時停止したジョブの中から中断対象となるジョブを選
    択する中断ジョブ選択手段と、 中断対象となったジョブを中断するとともに、中断対象
    外のジョブを再開するジョブ中断/再開手段と、 を備え、ジョブ中断要求に基づき稼働中の全てのジョブ
    を一時停止し、中断ジョブの指定があると、対象のジョ
    ブを中断するとともに対象外のジョブを再開することを
    特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像データを入力するための少なくとも
    1つ以上の入力手段と、入力された画像データを記憶す
    るための画像記憶手段と、画像データを出力するための
    少なくとも1つ以上の出力手段と、上記手段を各々独立
    に処理しながら複数のジョブを制御するための制御手段
    と、上記入力手段より受け付けたジョブに関する制御情
    報を記憶するジョブ記憶手段と、操作者の指示を入力す
    る操作入力手段とを備えた画像処理装置において、 処理が実行されている全てのジョブを一時停止させる停
    止手段と、 一時的に処理を停止している複数のジョブのうちから任
    意のジョブを選択する選択手段と、 一時的に処理を停止しているジョブのうちから、前記選
    択手段で選択されたジョブ以外の全てのジョブの実行を
    続行させる続行手段と、 中断を選択したジョブについて、中断時のジョブのタイ
    ミングを指定するタイミング指定手段と、 ジョブ記憶手段内に記憶されている中断タイミングの条
    件と制御手段内のジョブの実行状態との比較を行う条件
    比較手段と、 前記選択手段により選択されたジョブの処理を中断させ
    る中断手段と、を備え、前記操作入力手段より中断の指
    示があった場合、前記停止手段は処理が実行されている
    すべてのジョブの処理を、所定ジョブ単位の区切れで一
    時停止させ、 一時停止させたジョブのうちから、前記選択手段により
    中断させるジョブについてジョブの選択が行われると、
    続行手段により全ての非選択ジョブの処理を続行させ、 選択されたジョブについて、タイミング指定手段により
    中断する条件としてのタイミングが設定されると、該ジ
    ョブの実行を続行させ、条件比較手段によって中断タイ
    ミングの条件が比較して条件が一致した時に、中断手段
    により該ジョブの実行を中断させることを特徴とする画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像データを入力するための1つ以上の
    入力手段と、入力された画像データを記憶するための画
    像記憶手段と、画像データを出力するための1つ以上の
    出力手段と、前記各手段を各々独立に処理しながら複数
    のジョブを制御するための制御手段とを備えた画像処理
    装置において、 前記入力手段より受け付けたジョブの実行状態を記憶す
    るためのジョブ記憶手段と、 複数のジョブのうちから任意のジョブの中断を指定する
    中断指定手段と、 ジョブの処理を中断させ、前記ジョブ記憶手段に記憶さ
    れているジョブの中断した時点での実行状態を前記出力
    手段より進捗用紙として出力させる中断実行手段と、 前記入力手段から入力されたジョブの実行状態を表す進
    捗用紙の内容を解析するジョブ解析手段と、 前記ジョブ解析手段により解析された進捗用紙の内容に
    基づいて前記入力手段より入力されたジョブの処理を途
    中から再開させる再開手段とを備え、 中断時には、中断指定手段により指定されたジョブを中
    断実行手段により処理を中断するとともに、中断時の実
    行状態を進捗用紙として出力手段より出力してジョブ記
    憶手段内の中断ジョブおよび画像記憶手段内の画像デー
    タを消去し、 再開時には、ジョブ解析手段において解析された進捗用
    紙の内容に基づいて再開手段によりジョブの再開処理を
    行うことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像データを入力するための入力手段
    と、入力された画像データを記憶するための記憶手段
    と、画像データを出力するための出力手段と、ジョブ設
    定のための操作手段と、上記手段を各々独立に処理させ
    るように制御するための制御手段とを備えた画像処理装
    置において、 指定を行なう毎に1頁ずつ処理を実施するためのステッ
    プ処理手段と、 該ステップ処理手段を使用しているジョブを管理するた
    めのステップ実行ジョブ管理手段とを備え、中断もしく
    は割り込み指定後、所望の箇所で実行中のジョブが停止
    されなかった場合、該ステップ処理手段によって所望の
    箇所までジョブを進行させるように制御するようにした
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の装置において、さらに、 ステップ実行する処理単位を指定するためのステップ処
    理単位設定手段を備え、前記ステップ処理手段は、ステ
    ップ処理単位設定手段から指定を行なった場合は指定単
    位に従い処理を実施し、該ステップ処理単位設定手段か
    ら指定を行なわなかった場合はあらかじめ決められた単
    位で処理を実行して所望の箇所までジョブを進行させる
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の装置において、
    さらに、 前記入力手段及び出力手段に対し、各々独立に処理させ
    るか連動して処理させるかを選択するための処理部設定
    手段とを備え、 処理部設定手段からの選択結果に基づいて、前記ステッ
    プ処理手段とステップ処理単位設定手段とを選択的に用
    い、入力手段及び出力手段に対し各々独立にもしくは連
    動するように制御することを特徴とする画像処理装置。
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