JP3274795B2 - 成形品取り出しシステム - Google Patents

成形品取り出しシステム

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JP3274795B2
JP3274795B2 JP27943995A JP27943995A JP3274795B2 JP 3274795 B2 JP3274795 B2 JP 3274795B2 JP 27943995 A JP27943995 A JP 27943995A JP 27943995 A JP27943995 A JP 27943995A JP 3274795 B2 JP3274795 B2 JP 3274795B2
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molded
molded product
pallet
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hand
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真 西村
健一 木村
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/42Removing or ejecting moulded articles using means movable from outside the mould between mould parts, e.g. robots
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1769Handling of moulded articles or runners, e.g. sorting, stacking, grinding of runners

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個取りの金型
が装備された射出成形機で成形された複数の成形品を同
時に取り出して複数の成形品を目的とする配置関係に集
合して次工程に搬送するための成形品取り出しシステム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック成形機における成形品の自
動取り出し装置として特開昭55ー9839号公報が知
られている。この従来例の装置は、成形機から取り出さ
れた成形品をシュート等に移載し、シュート端末に成形
品整列ガイドと、ガイド内に成形品を順次一定距離、ラ
インに沿って押し込むシリンダを設け、更にその末端部
に、整列された複数個の成形品を順次ケース内に押し込
むプッシャーを設けて構成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例にあって
は、成形品同士が絡まりやすく、複雑な形状の成形品に
は対応できず、成形品形状、整列形態にも制約が多いと
いう問題がある。また、成形品搬送、整列途中に傷が付
きやすいという問題がある。本発明は上記の従来の問題
に鑑みて発明したものであって、射出成形機から取り出
した複数の成形品を、簡単且つ確実に目的とする整列形
態に集合させて次工程に送ることができ、しかも、成形
品の傷付きを防止することができる成形品取り出しシス
テムを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の成形品取り出しシステムは、複数個取りの
金型が装備された射出成形機2と、射出成形機2の成形
金型1で成形された複数の成形品3を同時に把持する複
数の把持手段4が取り付けられた取り出し用ハンド5を
有する成形品取り出しロボット6とを装備し、上記取り
出し用ハンド5に、放射状に配設した複数の把持手段移
動ガイド11に沿って把持手段4を中心方向に移動させ
て複数の成形品3を集合させるための把持手段移動機構
10を設けて成ることを特徴とするものである。このよ
うな構成を採用することで、成形金型1で複数個取りさ
れた成形品3を取り出し用ハンド5の複数の把持手段4
で把持して取り出し、これを搬送中に目的とする成形品
間ピッチに配置して次工程に送ることができるものであ
る。
【0005】また、取り出し用ハンド5に放射状に配設
した複数の把持手段移動ガイド11に沿って把持手段4
を中心方向に移動させて複数の成形品3を集合させるた
めの把持手段移動機構10を設けると共に把持手段4を
回動自在に設けることを特徴とすることも好ましい。こ
のような構成とすることで、成形金型1から複数個の成
形品3を取り出す時の複数の成形品3相互の向きと、次
工程に送る際における複数の成形品3の相互の向きが異
なる場合に、複数個取りされた成形品3を取り出し用ハ
ンド5の複数の把持手段4で把持して取り出し、これを
搬送中に目的とする配置にするに当たって把持手段4を
回転して次工程で必要とする成形品3相互の位置関係及
び成形品3間ピッチにして次工程に送ることができるも
のである。
【0006】また、複数個取りの金型が装備された射出
成形機2と、成形金型1で成形された複数の成形品3を
同時に把持する取り出し用ハンド5を装備した成形品取
り出しロボット6と、前記成形品3を仮置きする複数枚
の仮置きパレット7と、前記仮置きパレット7に置かれ
た成形品3を複数個同時に把持する複数の把持手段4
が、搬送中に移動自在に取り付けられた集合用ハンド8
を有する成形品集合ロボット9を装備することを特徴と
するものであってもよい。このような構成とすること
で、成形金型1で複数個取りされた成形品3を取り出し
用ハンド5の複数の把持手段4で把持して取り出し、こ
れを仮置きパレット7に載置し、複数の仮置きパレット
7を成形品集合ロボット9側に送り、集合用ハンド8に
設けた複数の把持手段4により必要とする数の成形品3
を複数の仮置きパレット7から把持して取り出し、これ
を目的とする配置関係にして次工程に送るものである。
つまり、成形金型1によって同時に成形される成形品3
の数よりも配列して次工程に送る成形品3の数が多い場
合に対応できる。
【0007】また、集合用ハンド8が搬送中に回動自在
に成形品集合ロボット9に取り付けられていることも好
ましい。このような構成とすることで、集合用ハンド8
を回転して成形品3を次々と把持することで成形品3相
互の位置関係を目的とする向きに配置して次工程に送る
ことができるものである。また、複数個取りの金型が装
備された射出成形機2と、成形金型1で成形された複数
の成形品3を同時に把持する取り出し用ハンド5を装備
した成形品取り出しロボット6と、前記成形品3を仮置
きする仮置きパレット7と、前記仮置きパレット7に置
かれた成形品3を複数個同時に把持する複数の把持手段
4が、搬送中に移動自在に取り付けられた集合用ハンド
8を複数有する成形品集合ロボット9を装備することを
特徴とするものであってもよい。このような構成とする
ことで、成形金型1で複数個取りされた成形品3を取り
出し用ハンド5の複数の把持手段4で把持して取り出
し、これを仮置きパレット7に載置し、仮置きパレット
7を成形品集合ロボット9側に送り、複数の集合用ハン
ド8のうち任意の数の集合用ハンド8により目的とする
数の成形品3を仮置きパレット7から取り出して目的と
する配列に集合して次工程に送ると共に仮置きパレット
7上の残りの成形品3は別の集合用ハンド8により仮保
持し、次回にこの成形品3を仮保持した集合用ハンド8
で新たに必要な数の成形品3を加えて把持して目的とす
る配置にして次工程に送るものである。つまり、成形金
型1によって同時に成形される成形品3の数よりも目的
とする配置にして次工程に送る成形品3の数が少ない場
合に対応できる。
【0008】また、集合用ハンド8が搬送中に回動自在
に成形品集合ロボット9に取り付けられていることも好
ましい。このような構成とすることで、集合用ハンド8
を回転して成形品3を次々と把持することで成形品3相
互の向きを目的とする位置関係に配置して次工程におく
ることができるものである。
【0009】また、集合用ハンド8に、放射状に配設し
た複数の把持手段移動ガイド11に沿って把持手段4を
中心方向に移動させて複数の成形品3を集合させるため
の把持手段移動機構10を設けることも好ましい。この
ような構成とすることで、複数の成形品3のピッチを一
括して縮小して集合できるものである。また、把持手段
移動機構10に、複数の把持手段4を放射状に配設した
把持手段移動ガイド11に沿って放射状の中心方向に移
動させるための移動手段12を設け、該移動手段12が
放射状の中心部に配置した1本のシリンダ装置13によ
り構成してあることも好ましい。このような構成とする
ことで、複数の成形品3のピッチを一括して縮小して集
合する機構をコンパクト化できるものである。
【0010】また、シリンダ装置13のストロークを可
変とすることも好ましい。このような構成とすること
で、シリンダ装置13のストロークを変えて品種切替え
に対応することができる。また、取り出し用ハンド5に
把持手段移動ガイド11を設け、この把持手段移動ガイ
ド11に集合検知スイッチ14を設けることも好まし
い。このような構成とすることで、成形品3の搬送中に
おける集合確認を行うことができるものであり、集合ミ
スが簡単に判るものである。
【0011】また、複数個の成形品3を成形金型1から
取り出して集合しながら移送する移送範囲内に成形品3
の検査手段16を設けることも好ましい。このような構
成とすることで、成形品3を集合しながら搬送する工程
中に同時に成形品3の検査ができるものである。また、
成形品3を仮置きする仮置きパレット7を起倒自在とし
て成ることも好ましい。このような構成とすることで、
成形品取り出しロボット6から仮置きパレット7に成形
品3を受け渡す際に、受渡しミスがあった場合に、仮置
きパレット7を起こして、受渡しミスした成形品3を仮
置きパレット7から排出することができるものである。
【0012】また、成形品3を仮置きする仮置きパレッ
ト7を起立させて成形品3を排出する際に背面側からエ
アーを吹き付けるためのエアー噴出手段17を設けるこ
とも好ましい。このような構成とすることで、受渡しミ
スがあった場合に、仮置きパレット7を起こして、受渡
しミスした成形品3を仮置きパレット7から排出する際
に、成形品3の背面側からエアーを吹き付けて確実に受
渡しミスした成形品3を排出できるものである。
【0013】また、成形品集合ロボット9の可動範囲内
に成形品3をストックしておくためのストック部18を
設けることも好ましい。このような構成とすることで、
次工程においてトラブルがあった場合に、成形品集合ロ
ボット9で集合しながら搬送してきた複数の成形品3を
目的とする状態に配列した状態でストック部18にスト
ックし、次工程のトラブル解消後にストック部18から
次工程に供給することができるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を添付図面
に基づいて詳述する。図1、図2には本発明の一実施形
態が示してある。図1には装置の一実施形態の概略図が
示してある。図中2は複数個取りの成形金型1が装備さ
れた射出成形機2であり、図1の状態は型開きをしてい
る状態である。図中6は成形品取り出しロボット6であ
り、この成形品取り出しロボット6は、X軸駆動部20
とY軸駆動部21とZ軸駆動部22とを装備し、Z軸駆
動部22の下端部に取り出し用ハンド5を備えたもので
ある。そして、X軸駆動部20とY軸駆動部21とZ軸
駆動部22とを装備することで取り出し用ハンド5はX
軸方向(図では前後方向)、Y軸方向(図では左右方
向)、Z軸方向(図では上下方向)に移動自在となって
いる。
【0015】取り出し用ハンド5はZ軸駆動部22の下
端部に起倒自在に取り付けてあり、この取り出し用ハン
ド5には複数の把持手段4が移動自在に取り付けてあ
る。添付図面に示す実施形態においては、取り出し用ハ
ンド5に放射状に4つの把持手段移動ガイド11を設
け、該把持手段移動ガイド11に沿ってそれぞれ把持手
段4を移動できるようにしてある。把持手段4は例えば
真空引きなどの吸着パットである。
【0016】上記X軸駆動部20は射出成形機2の上方
位置において射出成形機2を横切るように配置してあ
る。射出成形機2の側方には次工程への搬送ライン23
が配設してある。しかして、本実施形態においては、ま
ず、複数個取りの金型が装備された射出成形機2により
成形品3を同時に多数個成形する。次に、射出成形機2
の成形金型1を型開きする。次に、成形品取り出しロボ
ット6を駆動して取り出し用ハンド5を縦に起立させた
状態で型開きした成形金型1間に位置させて成形金型1
の複数の成形品3に対向させる。ここで図2(a)は
成形金型1により複数個の成形品3が成形された際の各
成形品3間のピッチを説明する図面である。次に、成形
品取り出しロボット6を駆動して取り出し用ハンド5を
移動して図2(b)のように複数の把持手段4を構成
する吸着パットによりそれぞれ複数の成形品3を吸着
し、取り出し用ハンド5を成形金型1から離す方向に移
動して成形品3を成形金型1から取り外す。次に、成形
品取り出しロボット6を駆動して取り出し用ハンド5を
次工程への搬送ライン23側に移動することで取り出し
た複数の成形品3を搬送ライン23側に搬送するもので
あるが、この搬送中、複数の把持手段4を図2(b)
の状態から図2(b)の状態のように互いに閉じる方
向に移動して複数の成形品3を図2(a)、図2
(c)の状態から図2(a)のの状態のように集合
させる。このように複数の成形品3を次工程で必要とさ
れる成形品3間ピッチに集合させながら搬送して、搬送
ライン23上で移送パレット25に複数の成形品3を次
工程で必要とされる成形品3間ピッチに集合させた状態
で図2(a)、(b)のように移載する。ここで、
上記取り出し用ハンド5の移送の任意の段階で移送パレ
ット25が横向きに倒されて移送パレット25に複数の
成形品3を目的とする成形品3間ピッチに集合させた状
態で移載するのである。
【0017】一方、取り出し用ハンド5が型開きした成
形金型1の間から出ると、成形金型1を型締めし、次の
成形を行うものである。上記の工程を繰り返しながら、
移送パレット25に次々と複数の成形品3を次工程で必
要とされる配置関係に集合させて移載し、移送パレット
25への移載が完了すると、移送パレット25を搬送ラ
イン23上を次工程に移送されるものである。
【0018】次に、図3、図4に基づいて本発明の他の
実施形態につき説明する。本実施形態においては、装置
の基本的な構造は前述の図1、図2に示す実施形態と同
様であるが、本実施形態においては、取り出し用ハンド
5に放射状に配設した複数の把持手段移動ガイド11に
沿って把持手段4を中心方向に移動させて複数の成形品
3を集合させるための把持手段移動機構10を設けると
共に把持手段4を回動自在に設けた点に特徴がある。す
なわち、本実施形態においては、取り出し用ハンド5に
放射状に4つの把持手段移動ガイド11を設け、該把持
手段移動ガイド11に沿ってそれぞれ移動体26が移動
自在に取り付けてあり、移動体26に回転装置27が回
転自在に取り付けてあり、この回転装置27に真空引き
などの吸着パットにより構成した把持手段4が取り付け
てある。したがって、本実施形態では、把持手段4は把
持手段移動ガイド11に沿って放射状に配置した把持手
段移動ガイド11の中心方向に向かって移動自在である
と共に回転装置27により回転自在となっている。
【0019】しかして、本実施形態においては、まず、
複数個取りの成形金型1が装備された射出成形機2によ
り成形品3を同時に多数個成形する。次に、射出成形機
2の成形金型1を型開きする。次に、成形品取り出しロ
ボット6を駆動して取り出し用ハンド5を縦に起立させ
た状態で型開きした成形金型1間に位置させて成形金型
1の複数の成形品3に対向させる。ここで図4(a)
は成形金型1により複数個の成形品3が成形された際の
各成形品3相互の相対的位置関係及び成形品3間のピッ
チを説明する図面である。次に、成形品取り出しロボッ
ト6を駆動して取り出し用ハンド5を移動して図4
(b)のように複数の把持手段4を構成する吸着パッ
トによりそれぞれ複数の成形品3を吸着し、取り出し用
ハンド5を成形金型1から離す方向に移動して成形品3
を成形金型1から取り外す。次に、成形品取り出しロボ
ット6を駆動して取り出し用ハンド5を次工程への搬送
ライン23側に移動することで取り出した複数の成形品
3を搬送ライン23側に搬送するものであるが、この搬
送中、複数の把持手段4を各々図4(b)、図4
(c)のように回転し、また、複数の把持手段4を各
々図4(b)、図4(c)のように互いに閉じる方
向に移動して複数の成形品3を図4(a)→図4
(a)のように集合させる。このように複数の成形品
3を次工程で必要とされる成形品3相互の相対的位置関
係及び成形品間ピッチに集合させながら搬送して、搬送
ライン23上で移送パレット25に複数の成形品3を次
工程で必要とされる成形品3相互の相対的位置関係及び
成形品3間ピッチに集合させた状態で図4(a)、図
4(b)のように移載する。ここで、上記取り出し用
ハンド5の移送の任意の段階で移送パレット25が横向
きに倒されて移送パレット25に複数の成形品3を目的
とする位置関係及びピッチ関係に集合させた状態で移載
するのである。
【0020】次に、図5乃至図7に基づいて本発明の他
の実施形態につき説明する。図中2は複数個取りの成形
金型1が装備された射出成形機2であり、図5の状態は
型開きをしている状態である。図中6は成形品取り出し
ロボット6であり、この成形品取り出しロボット6は、
X軸駆動部20とY軸駆動部21とZ軸駆動部22とを
装備し、Z軸駆動部22の下端部に取り出し用ハンド5
を備えたものである。そして、X軸駆動部20とY軸駆
動部21とZ軸駆動部22とを装備することで取り出し
用ハンド5はX軸方向(図では前後方向)、Y軸方向
(図では左右方向)、Z軸方向(図では上下方向)に移
動自在となっている。
【0021】取り出し用ハンド5はZ軸駆動部22の下
端部に起倒自在に取り付けてあり、この取り出し用ハン
ド5には複数の把持手段が取り付けてある。把持手段は
例えば真空引きなどの吸着パットである。上記X軸駆動
部20は射出成形機2の上方位置において射出成形機2
を横切るように配置してある。射出成形機2の側方には
仮置きパレット搬送ライン29が配設してあり、仮置き
パレット搬送ライン29上には複数枚の仮置きパレット
7設けられて移動させられるようになっている。
【0022】仮置きパレット搬送ライン29の隣りには
搬送ライン23が設けてある。搬送ライン23上には移
送パレット25が設けられて次工程に移送パレット25
を移送するようになっている。図中9は仮置きパレット
7に置かれた成形品3を取り出して搬送ライン23の移
送パレット25に移載するための成形品集合ロボットで
あり、この成形品集合ロボット9は、X軸駆動部30と
Y軸駆動部31とZ軸駆動部32とを装備し、Z軸駆動
部32の下端部に集合用ハンド8を備えたものである。
そして、X軸駆動部30とY軸駆動部31とZ軸駆動部
32とを装備することで集合用ハンド8はX軸方向(図
では前後方向)、Y軸方向(図では左右方向)、Z軸方
向(図では上下方向)に移動自在となっている。
【0023】集合用ハンド8はZ軸駆動部32の下端部
に取り付けてあり、この集合用ハンド8には複数の把持
手段4が移動自在に取り付けてある。添付図面に示す実
施形態においては、集合用ハンド8に放射状に4つの把
持手段移動ガイド11を設け、該把持手段移動ガイド1
1に沿ってそれぞれ把持手段4を移動できるようにして
ある。把持手段4は例えば真空引きなどの吸着パットで
ある。
【0024】しかして、本実施形態においては、まず、
射出成形機2により成形品3を同時に複数個同時成形す
る。次に、射出成形機2の成形金型1を型開きする。次
に、成形品取り出しロボット6を駆動して取り出し用ハ
ンド5を縦に起立させた状態で型開きした成形金型1間
に位置させて成形金型1の複数の成形品3に対向させ
る。ここで図6(a)は成形金型1により複数個の成
形品3が成形された際の各成形品3間のピッチを説明す
る図面である。次に、成形品取り出しロボット6を駆動
して取り出し用ハンド5を移動して把持手段4を構成す
る吸着パットによりそれぞれ複数個の成形品3を吸着
し、取り出し用ハンド5を成形金型1から離す方向に移
動して成形品3を成形金型1から取り外す。次に、成形
品取り出しロボット6を駆動して取り出し用ハンド5を
仮置きパレット搬送ライン29の上に載置している2個
の仮置きパレット7のうち一方の仮置きパレット7の上
に移動し、仮置きパレット7の上に複数個の成形品3を
成形金型1で複数個成形した状態における配置関係のま
ま移載する。同様にして他の仮置きパレット7にも複数
個の成形品3を成形金型1で複数個成形した状態におけ
る配置関係のまま移載する。
【0025】次に、複数個の成形品3を仮置きした複数
の仮置きパレット7を成形品集合ロボット9側に移送す
る。ここで、次工程で必要とする成形品3の集合の数に
応じて成形品集合ロボット9を駆動して、図6(a)
の想像線で示すように複数の仮置きパレット7から次工
程で必要とする数の成形品3を取り出して、成形品3間
ピッチが所定の状態となるように集合させた状態で搬送
ライン23上の移送パレット25に移載して次工程に送
るようになっている。複数の仮置きパレット7から次工
程で必要とする数の成形品3を取り出すには、図6
(b)のように成形品集合ロボット9を駆動して集合
用ハンド8を移動して複数の把持手段4を構成する吸着
パットによりそれぞれ1つ1つ成形品3を吸着する。こ
のようにして次工程で必要とする成形品3の数を複数の
把持手段4で把持した状態で、成形品集合ロボット9を
駆動して集合用ハンド8を次工程への搬送ライン23側
に移動することで次工程で必要とする数の成形品3を搬
送ライン23側に搬送するものであるが、この搬送中、
複数の把持手段4を図6(b)、図6(c)の状態
から図6(b)のように互いに閉じる方向に移動して
複数の成形品3を図6(a)の状態から図6(a)
のように集合させる。このように次工程で必要とされる
数の成形品3を次工程で必要とされる成形品間ピッチに
集合させながら搬送して、搬送ライン23上で移送パレ
ット25に複数の成形品3を次工程で必要とされる成形
品間ピッチに集合させた状態で図6(a)、図6
(b)のように移載する。
【0026】図7には射出成形機2で成形品3を3個取
りし、次工程に4個の成形品3を所定のピッチ間に集合
させて移送する場合における仮置きパレット7の動作を
示している。すなわち、仮置きパレット搬送ライン29
には2個の仮置きパレット7が成形品取り出しロボット
6側と、成形品集合ロボット9側との間を移動自在とな
っている。
【0027】まず、図7(a)に示すように2個の仮置
きパレット7を成形品取り出しロボット6側に位置させ
た状態で、成形品取り出しロボット6により3個の成形
品3を成形金型1で3個成形した状態における配置関係
のまま移載する。次に、2個の仮置きパレット7を少し
移動して図7(b)のようにして残りの1つの仮置きパ
レット7に同様にして3個の成形品3を移載する。次
に、図7(c)のように3個の成形品3をそれぞれ仮置
きした2つの仮置きパレット7を成形品集合ロボット9
側に移動する。次に、図7(d)の想像線に示すように
1つの仮置きパレット7から3個、残りの1つの仮置き
パレット7から1個、合計4個の成形品3を4個の把持
手段4を有する成形品集合ロボット9により把持して取
り出し、この4個の成形品3を所定の成形品3ピッチと
なるように集合して搬送ライン23上の移送パレット2
5に移載する。
【0028】一方、空になった1個の仮置きパレット7
と2個が仮置きされたままの他の1個の仮置きパレット
7とを図7(e)に示すように成形品取り出しロボット
6側に移動する。そして、完全に空となっている方の1
個の仮置きパレット7に成形品取り出しロボット6によ
り3個の成形品3を図7(f)のように仮置きする。続
いて、図7(g)のように3個の成形品3を仮置きした
仮置きパレット7と、2個の成形品3を仮置きした仮置
きパレット7とを成形品集合ロボット9側に移動する。
次に、図7(h)の想像線に示すように1つの仮置きパ
レット7から3個、残りの1つの仮置きパレット7から
1個、合計4個の成形品3を4個の把持手段4を有する
成形品集合ロボット9により把持して取り出し、この4
個の成形品3を所定の成形品3ピッチとなるように集合
して搬送ライン23上の移送パレット25に移載する。
【0029】一方、空になった1個の仮置きパレット7
と1個が仮置きされたままの他の1個の仮置きパレット
7とを図7(i)に示すように成形品取り出しロボット
6側に移動する。そして、完全に空となっている方の1
個の仮置きパレット7に成形品取り出しロボット6によ
り3個の成形品3を図7(j)のように仮置きする。続
いて、図7(k)のように3個の成形品3を仮置きした
仮置きパレット7と、1個の成形品3を仮置きした仮置
きパレット7とを成形品集合ロボット9側に移動する。
次に、図7(l)の想像線に示すように1つの仮置きパ
レット7から3個、残りの1つの仮置きパレット7から
1個、合計4個の成形品3を4個の把持手段4を有する
成形品集合ロボット9により把持して取り出し、この4
個の成形品3を所定の成形品3ピッチとなるように集合
して搬送ライン23上の移送パレット25に移載する。
【0030】一方、空になった2個の仮置きパレット7
は図7(m)のように成形品取り出しロボット6側に移
動し、以降は図7(a)の動作に戻る。同様にして図7
(a)〜図7(m)の動作を繰り返すのである。本実施
形態は、成形金型1によって同時に成形される成形品3
の数よりも集合して次工程に送る成形品3の数が多い場
合に効果的に対応できるものである。
【0031】次に、本発明の他の実施形態につき図8、
図9に基づいて説明する。本実施形態は基本的な構造は
図5乃至図7に示す実施形態と同様であるので、図5乃
至図7に示す実施形態と同じ構成については説明を省略
し、異なる点につき説明する。この実施形態では射出成
形機2で1回に同時に形成する成形品3の数と次工程で
必要とされる成形品3の数とが異なる場合で、且つ、射
出成形機2で1回に同時に形成する成形品3相互の位置
関係及び成形品3間のピッチが異なる場合に対応するた
めのものであり、このため、前述の図5乃至図7に示す
実施形態の構成に加え更に集合用ハンド8が回転自在と
なっている点に特徴がある。
【0032】しかして、射出成形機2により複数個同時
に成形品3を成形する。図9(a)は成形金型1によ
り複数個の成形品3が成形された際の各成形品3相互の
相対的位置関係及び成形品3間のピッチを説明する図面
である。このようにして射出成形機2により複数個同時
に形成した成形品3を成形品取り出しロボット6によ
り、仮置きパレット7の上に複数個の成形品3を成形金
型で複数個成形した状態における配置関係のまま移載す
る。同様にして他の仮置きパレット7にも複数の成形品
3を移載する。
【0033】次に、複数個の成形品3を仮置きした複数
の仮置きパレット7を成形品集合ロボット9側に移送す
る。ここで、次工程で目的とする成形品3の集合の数に
応じて成形品集合ロボット9を駆動して、図9(b)
の想像線で示すように複数の仮置きパレット7から次工
程で必要とする数の成形品3を取り出して、成形品3間
ピッチが所定の状態となるように集合させた状態で搬送
ライン23上の移送パレット25に移載して次工程に送
るようになっている。複数の仮置きパレット7から次工
程で必要とする数の成形品3を取り出すには、図9
(b)のように成形品集合ロボット9を駆動して集合
用ハンド8を移動して複数の把持手段4を構成する吸着
パットによりそれぞれ1つ1つ成形品3を吸着する。こ
のように複数の把持手段4を構成する吸着パットにより
それぞれ1つずつ成形品3を順番に吸着する際に、仮置
きパレット7上の成形品3に対応するように集合用ハン
ド8を回転して1つの把持手段4が該把持手段4により
吸着される成形品3との相互の位置関係が目的とする位
置関係となるようにし、この状態で吸着して、同様にし
て複数の把持手段4により次々と成形品3を吸着する際
にそれぞれ集合用ハンド8を回転して把持手段4と該当
する把持手段4により吸着される成形品3との相互の位
置関係を目的とする位置関係にする。このようにして各
把持手段4と成形品3との相互の位置関係を調整して図
9(a)のように複数個の成形品3を目的とする所定
の向きに配置した状態で、成形品集合ロボット9を駆動
して集合用ハンド8を次工程への搬送ライン23側に移
動することで次工程で必要とする数の成形品3を搬送ラ
イン23側に搬送するものであるが、この搬送中、複数
の把持手段4を図9(b)、図9(c)の状態から
図9(b)のように互いに閉じる方向に移動して複数
の成形品3を図9(a)のように集合させる。このよ
うに次工程で必要とされる数の成形品3を次工程で必要
とされる成形品3相互の位置関係及び成形品間ピッチに
集合させながら搬送して、搬送ライン23上で移送パレ
ット25に複数の成形品3を次工程で必要とされる成形
品3相互の位置関係及び成形品3間ピッチに集合させた
状態で図9(a)、図9(b)のように移載するの
である。
【0034】次に、本発明の他の実施形態を図10、図
11に基づいて説明する。本実施形態は基本的な構造は
図5乃至図7に示す実施形態と同様であるので、図5乃
至図7に示す実施形態と同じ構成については説明を省略
し、異なる点につき説明する。この実施形態では射出成
形機2で1回に同時に形成する成形品3の数よりも次工
程で必要とされる成形品3の数が少ない場合に対応する
ためのものである。図10、図11に示す実施形態にお
いては、射出成形機2では6個の成形品3が同時に成形
され、次工程には4個の成形品3が集合されて供給され
る例を示している。本実施形態においては図5乃至図7
に示す実施形態の構成に加え更に集合用ハンド8を複数
個設け、仮置きパレット搬送ライン29には仮置きパレ
ット7を1個移動自在に設けた構成に特徴がある。複数
個(実施形態では2個)の集合用ハンド8は各々独立し
て上下移動できるようになっている。複数の集合用ハン
ド8にはそれぞれ次工程で必要とされる数の成形品3に
見合った数(実施形態では4個)の把持手段4が設けて
ある。
【0035】しかして、射出成形機2により複数個同時
に成形品3を成形する。図11(a)は成形金型1に
より複数個の成形品3が成形された際の各成形品3間の
ピッチを説明する図面である。このように射出成形機2
により複数個(実施形態では6個)同時に形成した成形
品3を成形品取り出しロボット6により、仮置きパレッ
ト7の上に複数個の成形品3を成形金型1で複数個成形
した状態における配置関係のまま移載する。
【0036】次に、複数個(実施形態では6個)の成形
品3を仮置きした仮置きパレット7を成形品集合ロボッ
ト9側に移送する。ここで、成形品集合ロボット9を駆
動して2個の集合用ハンド8により仮置きパレット7上
に仮置きした複数個の成形品3を把持して取り出す(つ
まり、仮置きパレット7上に仮置きした6個の成形品3
のうち図11(a)において一点鎖線で囲んだ4個は
1つの集合用ハンド8に設けた4個の把持手段4により
把持し、破線で囲んだ他の2個は他の1つの集合用ハン
ド8に設けた4個の把持手段4の内の2個の把持手段4
により把持する)。図11(b)には集合用ハンド8
に設けた把持手段4により仮置きパレット7上の成形品
3を一つずつ吸着して把持している状態を示している。
【0037】次に、成形品集合ロボット9を駆動して、
上記2つの集合用ハンド8を搬送ライン23上の移送パ
レット25側に移動させるのであるが、この移動中に4
個の成形品3を把持した方の集合用ハンド8において
は、図11(b)、図11(c)の状態から図11
(b)のように把持手段4を移動して複数の成形品3
を図11(a)の左側の状態から図11(a)のよ
うに次工程で必要とする成形品3間ピッチとなるように
把持手段4を移動して成形品3を集合させ、このように
次工程で必要とする成形品3間ピッチに集合させた状態
で図11(a)、図11(b)のように搬送ライン
23上の移送パレット25に移載する。この場合、図1
1(a)の右側のように成形品3を2個だけ把持した
方の他の集合用ハンド8からは成形品3を移送パレット
25に移載しない。次に、空になった方の集合用ハンド
8と2個の成形品3を把持している方の集合用ハンド8
とを再び仮置きパレット搬送ライン29側に送る。
【0038】一方、空になった仮置きパレット7は成形
品取り出しロボット6側に移動して再び仮置きパレット
7に射出成形機2により成形した複数個の成形品3を成
形品取り出しロボット6により取り出されて仮置きし、
その後再び複数個(実施形態では6個)の成形品3を仮
置きした仮置きパレット7を成形品集合ロボット9側に
移送する。
【0039】そして、今回は、6個の成形品3のうち、
空になっている集合用ハンド8により図11(a)′
において想像線で囲んだ4個の成形品3を把持し、すで
に2個の成形品3を把持している方の集合用ハンド8に
より図11(a)′において破線で囲んだ残りの2個
の成形品3を把持する。これにより2個の集合用ハンド
8はいずれも次工程で必要とされる4個の成形品3を把
持していることになる。
【0040】次に、成形品集合ロボット9を駆動して、
上記2つの集合用ハンド8を搬送ライン23上の移送パ
レット25側に移動させ、この移動中にそれぞれ4個の
成形品3を把持している2個の集合用ハンド8の把持手
段4をそれぞれ移動して、図11(a)′の状態から
図11(a)′のように次工程で必要とする成形品3
間ピッチとなるように成形品3を集合させ、このように
2つの集合用ハンド8により次工程で必要とする成形品
3間ピッチに集合させた状態でそれぞれ搬送ライン23
上の移送パレット25に移載する。そして空になった2
つの集合用ハンド8は再び仮置きパレット搬送ライン2
9側に送って、上記と同様の順序を繰り返すのである。
【0041】次に、本発明の他の実施形態につき図1
2、図13に基づいて説明する。本実施形態は基本的な
構造は図10、図11に示す実施形態と同様であるの
で、図10、図11に示す実施形態と同じ構成について
は説明を省略し、異なる点につき説明する。この実施形
態では射出成形機2で1回に同時に形成する成形品3の
数よりも次工程で必要とされる成形品3の数が少なく、
且つ、射出成形機2で1回に同時に形成する成形品3相
互の位置関係及び成形品3間のピッチが異なる場合に対
応するためのものであり、このため、前述の図10、図
11に示す実施形態の構成に加え更に複数(図の実施形
態では2個)の集合用ハンド8がそれぞれ回転自在とな
っている点に特徴がある。
【0042】しかして、射出成形機2により複数個同時
に成形品3を成形する。図13(a)は成形金型1に
より複数個の成形品3が成形された際の各成形品3相互
の相対的位置関係及び成形品3間のピッチを説明する図
面である。このようにして射出成形機2により複数個
(実施形態では6個)同時に形成した成形品3を成形品
取り出しロボット6により、仮置きパレット7の上に複
数個の成形品3を成形金型で複数個成形した状態におけ
る配置関係のまま移載する。
【0043】次に、複数個(実施形態では6個)の成形
品3を仮置きした仮置きパレット7を成形品集合ロボッ
ト9側に移送する。ここで、成形品集合ロボット9を駆
動して2個の集合用ハンド8により仮置きパレット7上
に仮置きした複数個の成形品3を把持して取り出す(つ
まり、仮置きパレット7上に仮置きした6個の成形品3
のうち図13(a)において一点鎖線で囲んだ4個は
1つの集合用ハンド8に設けた4個の把持手段4により
把持し、破線で囲んだ他の2個は他の1つの集合用ハン
ド8に設けた4個の把持手段4の内の2個の把持手段4
により把持する)。この場合、集合用ハンド8に設けた
把持手段4によりそれぞれ仮置きパレット7上の成形品
3を一つずつ順番に吸着して把持するに当たり、1つの
成形品3を仮置きパレット7から吸着する際に仮置きパ
レット7上の成形品3に対応するように図13(b)
に示すように集合用ハンド8を回転して1つの把持手段
4と該把持手段4により吸着される成形品3との相互の
位置関係が目的とする位置関係となるようにし、この状
態で吸着して、同様にして複数の把持手段4により次々
と成形品3を吸着する際にそれぞれ集合用ハンド8を回
転して把持手段4と該当する把持手段4により吸着され
る成形品3との相互の位置関係を目的とする位置関係に
する。このようにして各把持手段4と成形品3との相互
の位置関係を調整して図13(a)の左のように4個
の成形品3を目的とする所定の向きに配置する。同様に
して残りの2個の成形品3も他の集合用ハンド8を回転
して図13(a)の右のように位置合わせをして把持
手段4により把持する。次に、成形品集合ロボット9を
駆動して、上記2つの集合用ハンド8を搬送ライン23
上の移送パレット25側に移動させるのであるが、この
移動中に4個の成形品3を把持した方の集合用ハンド8
においては、図13(b)、図13(c)から図1
3(b)のように把持手段4を移動して、図13
(a)のように次工程で必要とする成形品3間ピッチ
となるように成形品3を集合させ、このように次工程で
必要とする成形品3間ピッチに集合させた状態で図13
(a)、図13(b)のように搬送ライン23上の
移送パレット25に移載する。この場合、成形品3を2
個だけ把持した方の他の集合用ハンド8からは成形品3
を移送パレット25に移載しない。次に、空になった方
の集合用ハンド8と2個の成形品3を把持している方の
集合用ハンド8とを再び仮置きパレット搬送ライン29
側に送る。
【0044】一方、空になった仮置きパレット7は成形
品取り出しロボット6側に移動して再び仮置きパレット
7に射出成形機2により成形した複数個の成形品3を成
形品取り出しロボット6により取り出されて仮置きし、
その後再び複数個(実施形態では6個)の成形品3を仮
置きした仮置きパレット7を成形品集合ロボット9側に
移送する。
【0045】そして、今回は、6個の成形品3のうち、
空になっている集合用ハンド8により図13(b)′
の一点鎖線で囲んだ4個の成形品3を把持し、すでに2
個の成形品3を把持している方の集合用ハンド8により
破線で囲んだ残りの2個の成形品3を把持する。この成
形品3の把持に当たって、前述と同様に、集合用ハンド
8を回転して把持手段4と該当する把持手段4により吸
着される成形品3との相互の位置関係を目的とする位置
関係にする。これにより2個の集合用ハンド8はいずれ
も次工程で必要とされる4個の成形品3を把持している
ことになる。
【0046】次に、成形品集合ロボット9を駆動して、
上記2つの集合用ハンド8を搬送ライン23上の移送パ
レット25側に移動させ、この移動中にそれぞれ4個の
成形品3を把持している2個の集合用ハンド8の把持手
段4をそれぞれ移動して図13(a)′の状態から図
13(a)′のように次工程で必要とする成形品3間
ピッチとなるように成形品3を集合させ、このように2
つの集合用ハンド8により次工程で必要とする成形品3
間ピッチに集合させた状態でそれぞれ搬送ライン23上
の移送パレット25に移載する。そして空になった2つ
の集合用ハンド8は再び仮置きパレット搬送ライン29
側に送って、上記と同様の順序を繰り返すのである。
【0047】ところで、上記した各実施形態において取
り出し用ハンド5に把持手段4を複数の把持手段移動ガ
イド11に沿って移動させる機構と、集合用ハンド8に
おいて把持手段4を移動させる機構とが同じ機構となっ
ている。すなわち、取り出し用ハンド5及び集合用ハン
ド8に設けた同じ機構の把持手段移動機構10は例えば
図14、図15に示すようになっている。
【0048】図4、図15において、取り出し用ハンド
5又は集合用ハンド8の本体40の下部には固定板41
が設けてあり、固定板41の下方にガイド軸42により
支持板43が取り付けてある。固定板41と支持板43
との間には移動板44が上下移動自在に配置してあり、
移動板44に設けたブッシュ部45がガイド軸42に対
して上下方向に移動自在に取り付けてある。図中12は
移動板44を上下移動するための移動手段であり、該移
動手段12を駆動することで移動板44が上下方向に移
動するようになっている。支持板43の下面部には複数
(図の実施形態においては4個)把持手段移動ガイド1
1が設けてあり、各把持手段移動ガイド11に移動体2
6が移動自在に取り付けてある。移動体26の下端部に
はそれぞれ吸着パッドのような把持手段4が設けてあ
る。支持板43には各把持手段移動ガイド11に沿って
それぞれ長孔47が設けてあり、各移動体26の一部が
該当する長孔47から上方に突出しており、この長孔4
7から突出した各移動体26の一部と移動板44の4箇
所に設けた連結部48とにそれぞれ連結リンク49の両
端部を回動自在に枢支してある。したがって、移動機構
部46を駆動して移動板4を上下に移動すると、4個の
連結リンク49を介して4個の移動体26が各把持手段
移動ガイド11に沿って同時に同心円状に移動するもの
である。つまり、放射状に配設した複数の把持手段移動
ガイド11に沿って把持手段4が中心方向に移動して複
数の成形品3を集合させるようになっている。このよう
な構成とすることで、複数の成形品3のピッチを一括し
て縮小して集合できるものである。
【0049】ここで、図14、図15に示す実施形態に
おいては、複数の把持手段4を放射状に配設した把持手
段移動ガイド11に沿って放射状の中心方向に移動させ
るための移動手段12が1本のシリンダ装置13により
構成してあり、このシリンダ装置13は放射状に配置し
た複数の把持手段移動ガイド11の放射状の中心部に縦
方向に配置してある。このように複数の把持手段移動ガ
イド11の放射状の中心部に縦方向に配置した1本のシ
リンダ装置13を設け、該シリンダ装置13により複数
の把持手段4を中心方向に移動して複数の成形品3を集
合させるようにすることで、複数の成形品3のピッチを
一括して縮小して集合する機構をコンパクト化できるも
のである。
【0050】図14中50は可変ストッパであって固定
板1に固定してある。ねじを回転することで、下端部の
ストッパ部51の位置を可変自在としている。そして、
移動板4が上昇すると上記可変ストッパ50の下端部の
ストッパ部51に当たってそれ以上上昇しないようにな
っており、したがって、ストッパ部51の位置を変える
ことで、複数の把持手段4の閉側の位置が調整できるよ
うになっている。
【0051】ここで、図16に示すように支持板43の
上面側にも移動板4の下降を規制するためのストッパ部
51を設けるようにしてもよい。この場合には複数の把
持手段4の開側の位置も調整できるようになっている。
上記のようにストッパ部51の位置を変えることで、成
形品3の品種切替えに対応する。
【0052】次に、図17、図18に基づいて本発明の
更に他の実施形態につき説明する。この実施形態におい
ては、取り出し用ハンド5の移動範囲又は集合用ハンド
8に設けた各把持手段移動ガイド11に集合検知スイッ
チ14を設け(実施形態においては集合用ハンド8に設
けた各把持手段移動ガイド11に集合検知スイッチ14
を設けた例が示してある。)、各把持手段移動ガイド1
1に設けた把持手段4の移動により集合検知スイッチ1
4をオン、オフするようになっている。そして、各把持
手段4の移動による集合ミスがない場合には各把持手段
移動ガイド11に設けた集合検知スイッチ14がオンと
なるので、次工程に供給し、各把持手段4の移動による
集合ミスがある場合には集合検知スイッチ14がオンと
ならずにオフの状態であるため、集合ミスであると判断
して次工程に送ることなく、取り出し用ハンド5の移動
範囲又は集合用ハンド8の移動範囲に配置した不良品排
出部60に排出するものである。なお、図18は本実施
形態の一動作説明図が示してあるが、この図18に示す
動作説明図は基本的な動作は図6に示すものと同じであ
るので、重複する説明は省略する。図6の動作説明図と
異なる点は、成形品3の搬送中に集合検知スイッチ14
により集合ミスの検知を行って、図18(a)段階
で、正規の集合をしている場合には「OK」となって搬
送パレットに移載され、集合ミスの場合には「NG」と
なって排出されるようになっている。
【0053】次に図19、図20に基づいて本発明の更
に他の実施形態につき説明する。この実施形態において
は、複数個の成形品3を成形金型1から取り出して集合
しながら移送する移送範囲内(取り出し用ハンド5の移
動範囲又は集合用ハンド8の移動範囲内)に成形品3の
検査手段16を設けてある(図19の実施形態では集合
用ハンド8の移動範囲に検査手段16を設けた例が示し
てある)。このような構成とすることで、成形品3を集
合しながら搬送する工程中に同時に検査手段16により
成形品3の外観検査、バリの有無検査等の検査を行い、
不良品が検出された場合には不良品を排出するものであ
る。このようにすることで、次工程に不良品を送ること
がないものである。なお、図20は本実施形態の一動作
説明図が示してあるが、この図20に示す動作説明図は
基本的な動作は図6に示すものと同じであるので、重複
する説明は省略する。図6の動作説明図と異なる点は、
成形品3の搬送中に検査手段16により成形品3のが外
観検査、バリの有無検査等の検査を行い、図20(a)
段階で、成形品3が良品の場合には「OK」となって
搬送パレットに移載され、不良品の場合には「NG」と
なって排出されるようになっている。
【0054】図21には本発明の更に他の実施形態が示
してある。この実施形態においては、仮置きパレット7
には成形品受け取り検知センサー65が設けてある。仮
置きパレット7は支点66を中心に起倒自在としてあ
る。仮置きパレット7のストロークエンドにはパレット
起立装置67が配設してあり、仮置きパレット7をスト
ロークエンドまで移動させた際に、パレット起立装置6
7の係止部68が仮置きパレット7の被係止部69に係
止されて、起立装置67を構成するシリンダ装置を駆動
することで仮置きパレット7をはね上げて起立させるこ
とができるようになっている。このように、起立装置6
7を仮置きパレット7と分離することで、仮置きパレッ
ト7への移載重量を軽減できるものである。
【0055】しかして、この実施形態においては、射出
成形機2により成形した複数個の成形品3を成形品取り
出しロボット6により取り出して仮置きするのである
が、この仮置きパレット7に成形品3を受け取った状態
で、成形品受け取り検知センサー65により成形品3の
受け取りの可否を判定し、受け取りミスが発生した場合
には仮置きパレット7をストロークエンドまで移動さ
せ、図21(b)のように起立装置67によりはね上げ
て起立させることで受け取りミスした成形品3を自動排
出するものである。このようにすることで、取り出しシ
ステムの可動信頼性を向上させるものである。
【0056】ここで、図22に示すように成形品3を仮
置きする仮置きパレット7を起立させて成形品3を排出
する際に背面側からエアーを吹き付けるためのエアー噴
出手段17を設けてもよい。このような構成とすること
で、受け取りミスがあった場合に、仮置きパレット7を
起こして、受け取りミスした成形品3を仮置きパレット
7から排出する際に、成形品3の背面側からエアーを吹
き付けて確実に受け取りミスした成形品3を排出できる
ものである。
【0057】次に、図23に基づいて本発明の更に他の
実施形態につき説明する。本実施形態においては、上記
した成形品集合ロボット9を設けた各実施形態におい
て、成形品集合ロボット9の可動範囲内に成形品3をス
トックしておくためのストック部18を設けたものであ
る。すなわち、次工程においてトラブルがあった場合
に、成形品集合ロボット9で集合しながら搬送してきた
複数の成形品3を目的とする状態に配列した状態でスト
ック部18にストックし、次工程のトラブル解消後にス
トック部18から次工程に供給することができるもので
ある。ストック部18から次工程に供給するに当たって
は成形品集合ロボット9の空運転サイクルの際に行うも
のである。
【0058】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、複数個取りの金型が装備された射出
成形機と、射出成形機の成形金型で成形された複数の成
形品を同時に把持する複数の把持手段が取り付けられた
取り出し用ハンドを有する成形品取り出しロボットとを
装備し、上記取り出し用ハンドに、放射状に配設した複
数の把持手段移動ガイドに沿って把持手段を中心方向に
移動させて複数の成形品を集合させるための把持手段移
動機構を設けてあるので、成形金型内における成形品間
のピッチと次工程に送る際の成形品間のピッチとが異な
る場合に適応できて、取り出し用ハンドによって取り出
して移載する際に同時に次工程で必要とされる成形品間
のピッチに集合して次工程に送ることができ、特に、取
り出し用ハンドに、放射状に配設した複数の把持手段移
動ガイドに沿って把持手段を中心方向に移動させて複数
の成形品を集合させるための把持手段移動機構を設けて
あるので、複数の成形品間のピッチを一括して縮小させ
て次工程で必要とする成形品間ピッチに簡単且つ確実に
できるものであり、これにより移送時間を短縮でき、ま
た、省スペースで移送、集合でき、更に、成形品に傷が
付きにくくて品質が安定するという利点がある。
【0059】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、取り出し用ハン
ドに放射状に配設した複数の把持手段移動ガイドに沿っ
て把持手段を中心方向に移動させて複数の成形品を集合
させるための把持手段移動機構を設けると共に把持手段
を回動自在に設けてあるので、成形金型内における成形
品間のピッチと次工程に送る際の成形品間のピッチとが
異なっても取り出し用ハンドによって取り出して移載す
る際に同時に次工程で必要とされる成形品間のピッチに
集合できると共に、把持手段を回動することで成形金型
内における成形品相互の位置関係と、次工程に送る際に
成形品相互間の位置関係が異なっても次工程で必要とさ
れる成形品相互間の位置関係にできるものであり、上記
工程が短時間で、且つ、省スペースで行え、しかも成形
品に傷が付きにくくて品質が安定するという利点があ
る。
【0060】また、請求項3記載の発明にあっては、複
数個取りの金型が装備された射出成形機と、成形金型で
成形された複数の成形品を同時に把持する取り出し用ハ
ンドを装備した成形品取り出しロボットと、前記成形品
を仮置きする複数枚の仮置きパレットと、前記仮置きパ
レットに置かれた成形品を複数個同時に把持する複数の
把持手段が、搬送中に移動自在に取り付けられた集合用
ハンドを有する成形品集合ロボットを装備するので、成
形金型で複数個取りされた成形品を取り出し用ハンドの
複数の把持手段で把持して取り出し、これを仮置きパレ
ットに移載し、同様にして他の仮置きパレットにも移載
し、複数枚の仮置きパレットを成形品集合ロボット側に
送り、集合用ハンドに設けた複数の把持手段により必要
とする数の成形品を複数の仮置きパレットから把持して
取り出し、これを次工程で必要とする成形品間ピッチに
して次工程に送ることができ、この結果、成形金型で成
形する成形品の数と、次工程で必要とする成形品の数と
に差がある場合(成形金型で成形する成形品の数<次工
程で必要とする成形品の数)の場合に対応できるもので
あり、移送時間を短縮でき、また、省スペースで移送、
集合でき、更に、成形品に傷が付きにくくて品質が安定
するという利点がある。
【0061】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項3記載の発明の効果に加えて、集合用ハンドが
搬送中に回動自在に成形品集合ロボットに取り付けられ
ているので、成形金型で成形した際における成形品相互
間の位置関係が異なる場合に、集合用ハンドに設けた把
持手段により1つ1つ順番に仮置きパレット上の成形品
を把持する際に、集合用ハンドを回転して成形品相互の
位置関係が次工程で必要とする位置関係となるようにす
ることができるものである。
【0062】また、請求項5記載の発明にあっては、複
数個取りの金型が装備された射出成形機と、成形金型で
成形された複数の成形品を同時に把持する取り出し用ハ
ンドを装備した成形品取り出しロボットと、前記成形品
を仮置きする仮置きパレットと、前記仮置きパレットに
置かれた成形品を複数個同時に把持する複数の把持手段
が、搬送中に移動自在に取り付けられた集合用ハンドを
複数有する成形品集合ロボットを装備するので、成形金
型で複数個取りされた成形品を取り出し用ハンドの複数
の把持手段で把持して取り出し、これを仮置きパレット
に載置し、仮置きパレットを成形品集合ロボット側に送
り、複数の集合用ハンドのうち任意の数の集合用ハンド
により目的とする数の成形品を仮置きパレットから取り
出して次工程で必要とする数に集合して次工程に送ると
共に仮置きパレット上の残りの成形品は別の集合用ハン
ドにより仮保持し、次回にこの成形品を仮保持した集合
用ハンドで新たに必要な数の成形品を加えて把持して目
的とする配置にして次工程に送ることができ、この結
果、成形金型で成形する成形品の数と、次工程で必要と
する成形品の数とに差がある場合(成形金型で成形する
成形品の数>次工程で必要とする成形品の数)の場合に
対応できるものであり、移送時間を短縮でき、また、省
スペースで移送、集合でき、更に、成形品に傷が付きに
くくて品質が安定するという利点がある。
【0063】また、請求項6記載の発明にあっては、上
記請求項5記載の発明の効果に加えて、集合用ハンドが
搬送中に回動自在に成形品集合ロボットに取り付けられ
ているので、成形金型で成形した際における成形品相互
間の位置関係が異なる場合に、集合用ハンドに設けた把
持手段により1つ1つ順番に仮置きパレット上の成形品
を把持する際に、集合用ハンドを回転して成形品相互の
位置関係が次工程で必要とする位置関係となるようにす
ることができるものである。
【0064】
【0065】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の効果に加え
て、集合用ハンドに、放射状に配設した複数の把持手段
移動ガイドに沿って把持手段を中心方向に移動させて複
数の成形品を集合させるための把持手段移動機構を設け
てあるので、複数の成形品間のピッチを一括して縮小さ
せて次工程で必要とする成形品間ピッチに簡単且つ確実
にできるものである。
【0066】また、請求項8記載の発明にあっては、上
請求項1又は請求項2又は請求項7記載の発明の効果
に加えて、把持手段移動機構に、複数の把持手段を放射
状に配設した把持手段移動ガイドに沿って放射状の中心
方向に移動させるための移動手段を設け、該移動手段が
放射状の中心部に配置した1本のシリンダ装置により構
成してあるので、上記請求項1又は請求項2又は請求項
記載の発明の効果を奏する機構をコンパクトに実現で
きるものである。
【0067】また、請求項9記載の発明にあっては、上
請求項8記載の発明の効果に加えて、シリンダ装置の
ストロークを可変としてあるので、成形品の品種切替え
に対応することができるものである。また、請求項10
記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項6のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、取り出し用ハンド
に把持手段移動ガイドを設け、この把持手段移動ガイド
に集合検知スイッチを設けてあるので、集合検知スイッ
チにより成形品搬送中における集合動作の確認ができ、
集合ミスを発見できて、集合ミスのまま次工程に送るこ
とがないという利点がある。
【0068】また、請求項11記載の発明にあっては、
上記請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、複数個の成形品を成形金型から取り出して
集合しながら移送する移送範囲内に成形品の検査手段を
設けてあるので、成形品搬送中に成形品の外観形状やバ
リの有無等の検査ができて、不良品を次工程に送ること
がないという利点がある。
【0069】また、請求項12記載の発明にあっては、
上記請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、成形品を仮置きする仮置きパレットを起倒
自在としてあるので、成形品を仮置きパレットに移載す
る際に受け取りミスが生じた場合に、仮置きパレットを
起立させて簡単に仮置きパレットから受け取りミスした
成形品を排出できるものである。
【0070】また、請求項13記載の発明にあっては、
上記請求項12記載の発明の効果に加えて、成形品を仮
置きする仮置きパレットを起立させて成形品を排出する
際に背面側からエアーを吹き付けるためのエアー噴出手
段を設けてあるので、仮置きパレットを起立させて受け
取りミスした成形品を排出する際に、エアーより確実に
排出できるものである。
【0071】また、請求項14記載の発明にあっては、
上記請求項3又は請求項4記載の発明の効果に加えて、
成形品集合ロボットの可動範囲内に成形品をストックし
ておくためのストック部を設けてあるので、次工程でト
ラブルが生じた場合に、成形品集合ロボットで集合した
成形品をストック部にストックしておき、次工程でのト
ラブルが解消された時点でストック部から取り出して次
工程に移送することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】(a)は成形品を成形金型から取り出して移送
パレットに移載する工程を示す概略説明図であり、
(b)は(a)の各工程に対応した把持手段を有する取
り出し用ハンドの動作説明図であり、(c)は(b)
に対応した成形品の把持を示す概略下面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す斜視図である。
【図4】(a)は成形品を成形金型から取り出して移送
パレットに移載する工程を示す概略説明図であり、
(b)は(a)の各工程に対応した把持手段を有する取
り出し用ハンドの動作説明図であり、(c)は(b)
に対応した成形品の把持を示す概略下面図である。
【図5】本発明の更に他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図6】(a)は成形品を成形金型から取り出して移送
パレットに移載する工程を示す概略説明図であり、
(b)は(a)の各工程に対応した把持手段を有する集
合用ハンドの動作説明図であり、(c)は(b)に対
応した成形品の把持を示す概略下面図である。
【図7】同上の仮置きパレットの動作説明図である。
【図8】本発明の更に他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図9】(a)は成形品を成形金型から取り出して移送
パレットに移載する工程を示す概略説明図であり、
(b)は(a)の各工程に対応した把持手段を有する集
合用ハンドの動作説明図であり、(c)は(b)に対
応した成形品の把持を示す概略下面図である。
【図10】本発明の更に他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図11】(a)は成形品を成形金型から取り出して移
送パレットに移載する工程を示す概略説明図であり、
(b)は(a)の各工程に対応した把持手段を有する集
合用ハンドの動作説明図であり、(c)は(b)に対
応した成形品の把持を示す概略下面図である。
【図12】本発明の更に他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図13】(a)は成形品を成形金型から取り出して移
送パレットに移載する工程を示す概略説明図であり、
(b)は(a)の各工程に対応した把持手段を有する集
合用ハンドの動作説明図であり、(c)は(b)に
対応した成形品の把持を示す概略下面図である。
【図14】把持手段移動機構を示す正面図である。
【図15】把持手段移動機構を示す下面図である。
【図16】把持手段移動機構の他例を示し、(a)は把
持手段の閉の状態の正面図であり、(b)は把持手段の
開の状態の正面図である。
【図17】本発明の更に他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図18】(a)は成形品を成形金型から取り出して移
送パレットに移載する工程を示す概略説明図であり、
(b)は(a)の各工程に対応した把持手段を有する集
合用ハンドの動作説明図であり、(c)は(b)に対
応した成形品の把持を示す概略下面図である。
【図19】本発明の更に他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図20】(a)は成形品を成形金型から取り出して移
送パレットに移載する工程を示す概略説明図であり、
(b)は(a)の各工程に対応した把持手段を有する集
合用ハンドの動作説明図であり、(c)は(b)に対
応した成形品の把持を示す概略下面図である。
【図21】(a)は本発明において仮置きパレットに成
形品を受け取る際に受け取りミスの有無を検知している
状態の説明図であり、(b)は受け取りミスがあった場
合に成形品を排出している状態を示す説明図である。
【図22】同上の成形品の受け取りミスがあった場合に
おける成形品の排出の他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図23】次工程でミスが生じた際に集合した成形品を
ストックするストック部を設けた例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 成形金型 2 射出成形機 3 成形品 4 把持手段 5 取り出し用ハンド 6 成形品取り出しロボット 7 仮置きパレット 8 集合用ハンド 9 成形品集合ロボット 10 把持手段移動機構 11 把持手段移動ガイド 12 移動させるための手段 13 シリンダ装置 14 集合検知スイッチ 16 検査手段 17 エアー噴出手段 18 ストック部

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個取りの金型が装備された射出成形
    機と、射出成形機の成形金型で成形された複数の成形品
    を同時に把持する複数の把持手段が取り付けられた取り
    出し用ハンドを有する成形品取り出しロボットとを装備
    し、上記取り出し用ハンドに、放射状に配設した複数の
    把持手段移動ガイドに沿って把持手段を中心方向に移動
    させて複数の成形品を集合させるための把持手段移動機
    構を設けて成ることを特徴とする成形品取り出しシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 取り出し用ハンドに放射状に配設した複
    数の把持手段移動ガイドに沿って把持手段を中心方向に
    移動させて複数の成形品を集合させるための把持手段移
    動機構を設けると共に把持手段を回動自在に設けること
    を特徴とする請求項1記載の成形品取り出しシステム。
  3. 【請求項3】 複数個取りの金型が装備された射出成形
    機と、成形金型で成形された複数の成形品を同時に把持
    する取り出し用ハンドを装備した成形品取り出しロボッ
    トと、前記成形品を仮置きする複数枚の仮置きパレット
    と、前記仮置きパレットに置かれた成形品を複数個同時
    に把持する複数の把持手段が、搬送中に移動自在に取り
    付けられた集合用ハンドを有する成形品集合ロボットを
    装備することを特徴とする成形品取り出しシステム。
  4. 【請求項4】 集合用ハンドが搬送中に回動自在に成形
    品集合ロボットに取り付けられていることを特徴とする
    請求項3記載の成形品取り出しシステム。
  5. 【請求項5】 複数個取りの金型が装備された射出成形
    機と、成形金型で成形された複数の成形品を同時に把持
    する取り出し用ハンドを装備した成形品取り出しロボッ
    トと、前記成形品を仮置きする仮置きパレットと、前記
    仮置きパレットに置かれた成形品を複数個同時に把持す
    る複数の把持手段が、搬送中に移動自在に取り付けられ
    た集合用ハンドを複数有する成形品集合ロボットを装備
    することを特徴とする成形品取り出しシステム。
  6. 【請求項6】 集合用ハンドが搬送中に回動自在に成形
    品集合ロボットに取り付けられていることを特徴とする
    請求項5記載の成形品取り出しシステム。
  7. 【請求項7】 集合用ハンドに、放射状に配設した複数
    の把持手段移動ガイドに沿って把持手段を中心方向に移
    動させて複数の成形品を集合させるための把 持手段移動
    機構を設けて成ることを特徴とする請求項3乃至請求項
    6のいずれかに記載の成形品取り出しシステム。
  8. 【請求項8】 把持手段移動機構に、複数の把持手段を
    放射状に配設した把持手段移動ガイドに沿って放射状の
    中心方向に移動させるための移動手段を設け、該移動手
    段が放射状の中心部に配置した1本のシリンダ装置によ
    り構成してあることを特徴とする請求項1又は請求項2
    又は請求項7記載の成形品取り出しシステム。
  9. 【請求項9】 シリンダ装置のストロークを可変として
    成ることを特徴とする請求項8記載の成形品取り出しシ
    ステム。
  10. 【請求項10】 取り出し用ハンドに把持手段移動ガイ
    ドを設け、この把持手段移動ガイドに集合検知スイッチ
    を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項6の
    いずれかに記載の成形品取り出しシステム。
  11. 【請求項11】 複数個の成形品を成形金型から取り出
    して集合しながら移送する移送範囲内に成形品の検査手
    段を設けて成ることを特徴とする請求項3乃至請求項6
    のいずれかに記載の成形品取り出しシステム。
  12. 【請求項12】 成形品を仮置きする仮置きパレットを
    起倒自在として成ることを特徴とする請求項3乃至請求
    項6のいずれかに記載の成形品取り出しシステム。
  13. 【請求項13】 成形品を仮置きする仮置きパレットを
    起立させて成形品を排出する際に背面側からエアーを吹
    き付けるためのエアー噴出手段を設けて成ることを特徴
    とする請求項12記載の成形品取り出しシステム。
  14. 【請求項14】 成形品集合ロボットの可動範囲内に成
    形品をストックしておくためのストック部を設けて成る
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の成形品取
    り出しシステム。
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