JP6647649B1 - 射出成形品取出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】射出成形品取出装置において射出成形品を撮影した画像に基づいて射出成形品の成形良否を検査する際、着脱部を取り付ける取付面が位置する射出成形品の正面を検査する。【解決手段】射出成形品取出装置は、取出制御部、正面撮影部および検査部を備える。取出制御部は、射出成形装置における金型の内側において着脱部を射出成形品に取り付け、着脱部に取り付けられた射出成形品を射出成形装置の外部へと搬送し、射出成形装置の外部において射出成形品を着脱部から開放する。正面撮影部は、着脱部を射出成形品に取り付ける前に、または、着脱部から射出成形品を開放した後に、着脱部を取り付ける取付面が位置する射出成形品の正面を、前記カメラ部によって撮影する。検査部は、正面撮影部による射出成形品の正面を撮影した画像に基づいて、射出成形品の成形良否を検査する。【選択図】図8

Description

本明細書は、射出成形品取出装置に関する技術を開示する。
射出成形品取出装置は、射出成形装置において製造された射出成形品を射出成形装置から取り出す装置である。射出成形品取出装置は、射出成形品に対して着脱可能に構成された着脱部を備える。射出成形品取出装置の着脱部としては、負圧によって射出成形品に吸着する吸着機構(吸着部)や、射出成形品を挟み持つチャック機構などがある。射出成形品取出装置は、射出成形装置における金型の内側において着脱部を射出成形品に取り付け、着脱部に取り付けた射出成形品を射出成形装置の外部へと搬送し、射出成形装置の外部において射出成形品を着脱部から開放する。
特許文献1には、射出成形装置から射出成形品を取り出してから載置場所に移動させるまでの間に、射出成形品の検査対象部分をカメラの撮影面に対向させて検査対象部分を撮影する射出成形品取出装置について開示されている。
特許文献2には、射出成形装置から射出成形品を取り出した後であって載置場所に移動させる前に射出成形品を撮影した画像に基づいて、その射出成形品の良否を判断する射出成形品取出装置について開示されている。
特許文献3には、射出成形装置から射出成形品を取り出す際に、射出成形装置における金型の一部およびその周囲を含むようにモニタ用画像を撮影する射出成形品取出装置について開示されている。
特開2015−219149号公報 特開2015−74144号公報 特開2019−14251号公報
射出成形品取出装置において射出成形品を撮影した画像に基づいて射出成形品の成形良否を検査する際、着脱部を取り付ける取付面が位置する射出成形品の正面を検査することについて十分な検討がなされていなかった。着脱部が射出成形品に取り付いている状態では、着脱部によって射出成形品の正面の撮影が阻害されるため、射出成形品取出装置において射出成形品の正面を十分に検査することができなかった。
本明細書に開示する技術は、以下の形態として実現できる。
(1)本明細書に開示する一形態における射出成形品取出装置は、射出成形装置から射出成形品を取り出す。この射出成形品取出装置は、前記射出成形品に対して着脱可能に構成された着脱部と;前記着脱部を移動可能に構成された第1の移動機構と;前記着脱部および前記第1の移動機構を制御することによって、前記射出成形装置における金型の内側において前記着脱部を前記射出成形品に取り付け、前記着脱部に取り付けられた前記射出成形品を前記射出成形装置の外部へと搬送し、前記射出成形装置の外部において前記射出成形品を前記着脱部から開放する取出制御部と;前記射出成形品を撮影可能に構成されたカメラ部と;前記カメラ部を移動可能に構成された第2の移動機構と;前記カメラ部および前記第2の移動機構を制御することによって、前記着脱部を前記射出成形品に取り付ける前に、または、前記着脱部から前記射出成形品を開放した後に、前記着脱部を取り付ける取付面が位置する前記射出成形品の正面を、前記カメラ部によって撮影する正面撮影部と;前記正面撮影部による前記射出成形品の前記正面を撮影した画像に基づいて、前記射出成形品の成形良否を検査する検査部と、前記検査部による検査結果を報知する報知部とを備える。この形態の射出成形品取出装置によれば、着脱部が射出成形品に取り付いていない状態で射出成形品の正面を撮影した画像に基づいて射出成形品の成形良否を検査できるため、成形良否の判定誤りを低減できる。
(2)上記形態の射出成形品取出装置において、前記第2の移動機構は、前記金型に嵌っている前記射出成形品における前記正面に対向する位置に前記カメラ部を移動可能に構成され;前記正面撮影部は、前記カメラ部および前記第2の移動機構を制御することによって、前記着脱部を前記射出成形品に取り付ける前に、前記金型に嵌っている前記射出成形品における前記正面に対向する位置に移動した前記カメラ部によって、前記射出成形品の前記正面を撮影してもよい。この形態の射出成形品取出装置によれば、着脱部を射出成形品に取り付ける前に、金型に嵌っている射出成形品における正面を撮影するため、射出成形品の正面を撮影した画像に基づいて成形良否の検査を実施するための時間を、射出成形装置の外部において射出成形品を開放する前に十分に確保できる。
(3)上記形態の射出成形品取出装置において、前記取出制御部は、前記着脱部および前記第1の移動機構を制御することによって、前記射出成形装置の外部において前記正面を上に向けた状態で前記射出成形品を前記着脱部から開放し;前記第2の移動機構は、前記射出成形装置の外部において前記正面を上に向けて載置された前記射出成形品における前記正面に対向する位置に前記カメラ部を移動可能に構成されていてもよい。その上で、前記正面撮影部は、前記カメラ部および前記第2の移動機構を制御することによって、前記着脱部から前記射出成形品を開放した後に、前記射出成形装置の外部において前記正面を上に向けて載置された前記射出成形品における前記正面に対向する位置に移動した前記カメラ部によって、前記射出成形品を撮影してもよい。この形態の射出成形品取出装置によれば、着脱部から射出成形品を開放した後に、射出成形装置の外部において正面を上に向けて載置された射出成形品における正面を撮影するため、射出成形品の正面に取り付く前に撮影する場合と比較して、射出成形装置から射出成形品を取り出す時間を抑制できる。
(4)上記形態の射出成形品取出装置において、更に、前記カメラ部および前記第2の移動機構を制御することによって、前記着脱部に取り付けられた状態で前記射出成形装置の外部を移動している前記射出成形品における前記正面とは反対側の背面を、前記射出成形品と並走する前記カメラ部によって撮影する背面撮影部を備えてもよい。その上で、前記検査部は、前記正面撮影部による前記射出成形品の前記正面を撮影した画像に加え、前記背面撮影部による前記射出成形品の前記背面を撮影した画像に基づいて、前記射出成形品の成形良否を検査してもよい。この形態の射出成形品取出装置によれば、射出成形品の正面および背面を撮影した画像に基づいて射出成形品の成形良否を検査できるため、成形良否の判定誤りをいっそう低減できる。また、射出成形品の移動中に背面を撮影するため、射出成形品の背面を撮影する時間を別途設ける場合と比較して、射出成形品の搬送時間を抑制できる。
(5)上記形態の射出成形品取出装置において、前記カメラ部は、それぞれ異なる複数の方向から前記射出成形品に光を照射可能に構成された照明部を有し、前記複数の方向ごとに光を照射して前記射出成形品を撮像した複数の画像を撮影してもよい。その上で、前記検査部は、前記射出成形品の成形良否の検査において、前記複数の画像に基づいて前記射出成形品の凹凸形状を判断してもよい。この形態の射出成形品取出装置によれば、それぞれ異なる複数の方向ごとに光を照射した場合に凹凸形状に応じて発生する陰影の相違に基づいて射出成形品の凹凸形状を判断できるため、成形良否の判定誤りをいっそう低減できる。
本明細書に開示する技術は、射出成形品取出装置とは異なる種々の形態で実現できる。本明細書に開示する技術は、例えば、上述の射出成形品取出装置の構成を備える射出成形装置、射出成形品取出装置の制御方法、射出成形品取出装置を制御するコンピュータプログラム、射出成形品の検査方法などの形態で実現できる。
射出成形取出装置の構成を示す側面図である。 射出成形取出装置の構成を示す上面図である。 射出成形取出装置の正面を示す正面図である。 吸着部の詳細構成を示す説明図である。 カメラ部の詳細構成を示す説明図である。 射出成形取出装置の電気的構成を示す説明図である。 射出成形取出装置の制御部の動作を示すフローチャートである。 射出成形品の正面をカメラ部によって撮影する様子を示す説明図である。 吸着部を射出成形品に吸着させる様子を示す説明図である。 射出成形品の背面をカメラ部によって撮影する様子を示す説明図である。 第2実施形態における射出成形取出装置の制御部の動作を示すフローチャートである。 載置台の上に射出成形品を載置する様子を示す説明図である。 射出成形品の背面をカメラ部によって撮影する様子を示す説明図である。
A.第1実施形態
図1は、射出成形取出装置10の構成を示す側面図である。図2は、射出成形取出装置10の構成を示す上面図である。図3は、射出成形取出装置10の正面を示す正面図である。図2の上面図は、図1の矢視F2から射出成形取出装置10を見た図であり、図3の正面図は、図1の矢視F3から射出成形取出装置10を見た図である。
各図のXYZ軸は、射出成形取出装置10における各部の位置関係を示す。各図のXYZ軸は、他の図におけるXYZ軸に対応する。X軸は、正面から見て左右方向に延びた水平軸である。+X軸方向は、射出成形取出装置10の正面から見て左方向であり、−X軸方向は、射出成形取出装置10の正面から見て右方向である。Y軸は、側面から見て前後方向に延びた水平軸である。+Y軸方向は、射出成形取出装置10の正面に向かう前方向であり、−Y軸方向は、前方向の逆方向である後方を示す。Z軸は、X軸およびY軸に直交する垂直軸である。+Z軸方向は上方を示し、−Z軸方向は下方を示す。
射出成形取出装置10は、射出成形装置30において製造された射出成形品MDを射出成形装置30から取り出す装置である。射出成形装置30は、工場の床面FLに設置されている。射出成形装置30は、射出成形によって金型31,32の内側において射出成形品MDを製造する。図1および図2における金型31,32にはハッチングが施されている。本実施形態では、射出成形装置30は、1回の射出形成によって複数の射出成形品MDを製造する。
射出成形取出装置10は、射出成形装置30の上部に設置されている。本実施形態では、射出成形取出装置10の主要部は、金型31,32より+Z軸方向側に位置する。
射出成形取出装置10は、金型31,32の内側から取り出した射出成形品MDを射出成形装置30の外部へと搬送する。本実施形態では、射出成形取出装置10は、射出成形装置30の外部に設置された載置台50の上に射出成形品MDを載置する。図1〜3の載置台50にはハッチングが施されている。他の実施形態では、射出成形取出装置10は、載置台50の上に設置された回収箱に射出成形品MDを投入してもよいし、射出成形装置30の外部に設置された他の搬送装置に射出成形品MDを受け渡してもよい。
射出成形取出装置10は、基部110と、横行フレーム112xと、前後フレーム114yと、走行体116と、昇降フレーム116zと、走行体118と、昇降フレーム118zと、吸着部120と、カメラ部130とを備える。
射出成形取出装置10の基部110は、射出成形装置30に固定されている。基部110は、横行フレーム112xを支持する。本実施形態では、基部110は、射出成形装置30における金型31,32より−Y軸方向側かつ+Z軸方向側に固定されている。
射出成形取出装置10の横行フレーム112xは、X軸方向に延びたフレームである。横行フレーム112xは、射出成形装置30の+X軸側の端部から、射出成形装置30の−X軸側の端部を超えて、載置台50の上方へと−X軸方向に延びている。横行フレーム112xは、前後フレーム114yがX軸に沿って往復移動可能に前後フレーム114yを支持する。
射出成形取出装置10の前後フレーム114yは、横行フレーム112xの上をX軸に沿って往復移動可能に構成されている。前後フレーム114yは、Y軸方向に延びたフレームである。前後フレーム114yは、金型31,32および載置台50の上方へと横行フレーム112xの上から+Y軸方向に延びている。前後フレーム114yは、走行体116および走行体118がそれぞれY軸に沿って往復移動可能に、走行体116および走行体118を支持する。
射出成形取出装置10の走行体116は、前後フレーム114yの内側においてY軸に沿って往復移動可能に構成されている。走行体116は、昇降フレーム116zがZ軸に沿って往復移動可能に昇降フレーム116zを支持する。
射出成形取出装置10の昇降フレーム116zは、走行体116の内側においてZ軸に沿って往復移動可能に構成されている。昇降フレーム116zの下端(−Z軸方向側)には、吸着部120が設けられている。
射出成形取出装置10の走行体118は、前後フレーム114yの内側においてY軸に沿って往復移動可能に構成されている。走行体118は、昇降フレーム118zがZ軸に沿って往復移動可能に昇降フレーム118zを支持する。本実施形態では、走行体118は、前後フレーム114yの内側において走行体116と同じ軸上を往復移動可能に構成されており、走行体118は、走行体116より−Y軸方向側に位置する。
射出成形取出装置10の昇降フレーム118zは、走行体118の内側においてZ軸に沿って往復移動可能に構成されている。昇降フレーム118zの下端(−Z軸方向側)には、カメラ部130が設けられている。
図4は、吸着部120の詳細構成を示す説明図である。図4(a)は、吸着部120の詳細構成を示す正面図である。図4(b)は、吸着部120の詳細構成を示す側面図である。
射出成形取出装置10の吸着部120は、射出成形品MDに対して吸着によって着脱可能に構成された着脱部である。吸着部120は、吸着によって射出成形品MDに取り付くことが可能である。吸着部120は、本体部122と、複数の吸着パッド124とを有する。本体部122は、複数の吸着パッド124を支持する。吸着パッド124は、射出成形品MDに接触した状態で射出成形品MDとの間の空間に供給される負圧によって射出成形品MDに吸着する。
吸着部120は、ジョイント116tを介して昇降フレーム116zの下端(−Z軸方向側)に設けられている。ジョイント116tは、X軸に平行な軸を中心に旋回可能に構成されており、吸着部120の向きを、+Y軸方向、−Z軸方向および−Y軸方向へとそれぞれ切り替えることができる。ジョイント116tの旋回方向TN1は、180°の範囲である。図4の吸着部120は、+Y軸方向を向いており、金型31,32の内側において射出成形品MDに吸着する際の状態である。
射出成形品MDは、正面FFと背面BFとを有する。正面FFは、吸着部120を吸着させる吸着面ADが位置する部位である。吸着面ADは、吸着部120(着脱部)を取り付ける取付面である。背面BFは、正面FFとは反対側に位置する部位である。射出成形品MDの形状のうち、正面FF側の形状は、金型32によって成形され、背面BF側の形状は、金型31によって成形される。金型31,32において完成直後の射出成形品MDは、正面FFを−Y軸方向に向けた状態で、背面BF側において金型31に嵌っている。
吸着部120は、一度に複数の射出成形品MDに対して吸着可能であり、本実施形態では、一度に8個の射出成形品MDに対して吸着可能である。金型31,32において完成直後の射出成形品MDは、2行4列に配置されており、その8個の射出成形品MDは、2行4列に配置されたままの状態で吸着部120に吸着される。吸着パッド124の配置は4行8列であり、1個の射出成形品MDあたり4個の吸着パッド124が使用される。
図5は、カメラ部130の詳細構成を示す説明図である。図5(a)は、カメラ部130の詳細構成を示す説明図である。図5(b)は、カメラ部130の詳細構成を示す側面図である。
射出成形取出装置10のカメラ部130は、射出成形品MDを撮影可能に構成されている。カメラ部130は、撮像部132と、照明部134とを有する。撮像部132は、撮像素子および光学系を含み、射出成形品MDの画像を生成する。照明部134は、射出成形品MDを撮影する際に発光する。照明部134は、それぞれ異なる複数の方向から射出成形品MDに光を照射可能に構成されている。照明部134は、4つの発光部134a,134b,134c,134dを有する。4つの発光部134a,134b,134c,134dは、撮像部132を取り囲む4方向にそれぞれ配置されている。これによって、カメラ部130は、それぞれ異なる4方向から光を照射して射出成形品MDを撮影した複数の画像を生成可能である。
カメラ部130は、ジョイント118tを介して昇降フレーム118zの下端(−Z軸方向側)に設けられている。ジョイント118tは、X軸に平行な軸を中心に旋回可能に構成されており、カメラ部130の向きを、+Y軸方向および−Z軸方向へとそれぞれ切り替えることができる。ジョイント118tの旋回方向TN2は、90°の範囲である。図5のカメラ部130は、+Y軸方向を向いており、金型31,32の内側において射出成形品MDを撮影する際の状態である。
図6は、射出成形取出装置10の電気的構成を示す説明図である。射出成形取出装置10は、吸着部120およびカメラ部130のほか、更に、駆動部140と、制御部150と、モニタ162と、スピーカ164とを備える。
射出成形取出装置10の駆動部140は、射出成形取出装置10の各部を駆動する。駆動部140は、X軸モータ141と、第1Y軸モータ142と、第1Z軸モータ143と、第1旋回モータ144と、第2Y軸モータ145と、第2Z軸モータ146と、第2旋回モータ147とを含む。駆動部140のX軸モータ141は、横行フレーム112xに設けられ、前後フレーム114yをX軸方向に駆動する。
駆動部140の第1Y軸モータ142は、走行体116に設けられ、走行体116をY軸方向に駆動する。駆動部140の第1Z軸モータ143は、走行体116に設けられ、昇降フレーム116zをZ軸方向に駆動する。駆動部140の第1旋回モータ144は、ジョイント116tに設けられ、吸着部120を旋回方向TN1へ駆動する。
駆動部140の第2Y軸モータ145は、走行体118に設けられ、走行体118をY軸方向に駆動する。駆動部140の第2Z軸モータ146は、走行体118に設けられ、昇降フレーム118zをZ軸方向に駆動する。駆動部140の第2旋回モータ147は、ジョイント118tに設けられ、カメラ部130を旋回方向TN2へ駆動する。
射出成形取出装置10の制御部150は、射出成形取出装置10の各部を制御する。制御部150の機能は、コンピュータプログラムに基づいてソフトウェア的に実現される。制御部150の各種機能の少なくとも一部は、回路構成に基づいてハードウェア的に実現されてもよい。制御部150は、取出制御部151と、正面撮影部152と、背面撮影部153と、検査部154と、報知部156とを含む。
制御部150の取出制御部151は、吸着部120および第1の移動機構を制御する。第1の移動機構は、吸着部120を移動可能に構成された機構であり、駆動部140のうち、X軸モータ141、第1Y軸モータ142、第1Z軸モータ143、第1旋回モータ144を含む。取出制御部151は、吸着部120および第1の移動機構を制御することによって、射出成形取出装置10における金型31,32の内側において吸着部120を射出成形品MDに吸着させる。その後、取出制御部151は、吸着部120に吸着された射出成形品MDを射出成形装置30の外部へと搬送する。その後、取出制御部151は、射出成形装置30の外部において射出成形品MDを吸着部120から開放する。
制御部150の正面撮影部152は、カメラ部130および第2の移動機構を制御する。第2の移動機構は、カメラ部130を移動可能に構成された機構であり、駆動部140のうち、X軸モータ141、第2Y軸モータ145、第2Z軸モータ146、第2旋回モータ147を含む。正面撮影部152は、カメラ部130および第2の移動機構を制御することによって、吸着部120を射出成形品MDに吸着させる前に、射出成形品MDの正面FFをカメラ部130によって撮影する。
本実施形態では、第2の移動機構は、金型31に嵌っている射出成形品MDにおける正面FFに対向する位置にカメラ部130を移動可能に構成されている。正面撮影部152は、カメラ部130および第2の移動機構を制御することによって、吸着部120を射出成形品MDに吸着させる前に、金型31に嵌っている射出成形品MDにおける正面FFに対向する位置に移動したカメラ部130によって、射出成形品MDの正面FFを撮影する。本実施形態では、正面撮影部152は、1個の射出成形品MDごとに正面FFを撮影する。他の実施形態では、正面撮影部152は、いくつかの射出成形品MDごとに正面FFを撮影してもよい。本実施形態では、正面撮影部152は、1個の射出成形品MDごとに、それぞれ異なる複数の方向ごとに光を照射して正面FFを撮像した複数の画像を撮影する。
制御部150の背面撮影部153は、カメラ部130および第2の移動機構を制御する。背面撮影部153は、吸着部12に吸着された状態で射出成形装置30の外部を移動している射出成形品MDの背面BFを、射出成形品MDと並走するカメラ部130によって撮影する。本実施形態では、背面撮影部153は、横行フレーム112x上において前後フレーム114yを+X軸方向から−X軸方向へ移動させている間、吸着部120をカメラ部130に向けつつ、その吸着部120に吸着された射出成形品MDの背面BFに対向する位置にカメラ部130を移動した状態で、射出成形品MDの背面BFを撮影する。本実施形態では、背面撮影部153は、1個の射出成形品MDごとに背面BFを撮影する。他の実施形態では、背面撮影部153は、いくつかの射出成形品MDごとに背面BFを撮影してもよい。本実施形態では、背面撮影部153は、1個の射出成形品MDごとに、それぞれ異なる複数の方向ごとに光を照射して背面BFを撮像した複数の画像を撮影する。
制御部150の検査部154は、正面撮影部152による射出成形品MDの正面FFを撮影した画像に加え、背面撮影部153による射出成形品MDの背面BFを撮影した画像に基づいて、射出成形品MDの成形良否を検査する。他の実施形態では、検査部154は、射出成形品MDの正面FFおよび背面BFの一方の画像のみに基づいて、射出成形品MDの成形良否を検査してもよい。本実施形態では、検査部154は、射出成形品MDの成形良否の検査において、それぞれ異なる複数の方向ごとに光を照射した複数の画像に基づいて射出成形品MDの凹凸形状を判断する。検査部154は、それぞれ異なる複数の方向ごとに光を照射した画像における陰影の有無および相違に基づいて射出成形品MDの凹凸形状を判断する。
制御部150の報知部156は、検査部154による検査結果を報知する。本実施形態では、報知部156は、モニタ162に検査結果を表示するとともに、検査結果に応じた音声をスピーカ164から出力することによって、検査結果を報知する。他の実施形態では、報知部156は、検査結果を示すデータを他の装置に出力することによって検査結果を報知してもよい。
図7は、射出成形取出装置10の制御部150の動作を示すフローチャートである。射出成形装置30は、射出成形品MDの成形を完了した場合、射出成形品MDの成形完了を示す成形完了信号を射出成形取出装置10に出力する。射出成形取出装置10の制御部150は、射出成形装置30から出力される成形完了信号に基づいて図7の射出成形品取出処理を開始する。
図7の射出成形品取出処理を開始した後、制御部150は、正面撮影部152の機能に基づいて、カメラ部130を金型31,32の内側へ移動させて、射出成形品MDの正面FFをカメラ部130によって撮影する(ステップS110)。本実施形態では、制御部150は、4つの発光部134a,134b,134c,134dからそれぞれ異なる4方向ごとに光を照射して正面FFを撮像した複数の画像を取得する。
図8は、射出成形品MDの正面FFをカメラ部130によって撮影する様子を示す説明図である。制御部150は、カメラ部130を金型31と金型32との間の隙間に移動させ、カメラ部130によって射出成形品MDの正面FFを撮影する。
図7の説明に戻り、射出成形品MDの正面FFを撮影した後(ステップS110)、制御部150は、取出制御部151の機能に基づいて、吸着部120を金型31,32の内側へ移動させて、吸着部120を射出成形品MDに吸着させる(ステップS120)。
図9は、吸着部120を射出成形品MDに吸着させる様子を示す説明図である。制御部150は、吸着部120を金型31と金型32との間の隙間に移動させて、吸着部120を射出成形品MDの正面FFに吸着させる。
図7の説明に戻り、吸着部120を射出成形品MDに吸着させた後(ステップS120)、制御部150は、取出制御部151の機能に基づいて、射出成形装置30の外部への射出成形品MDの移動を開始する(ステップS130)。本実施形態では、制御部150は、射出成形品MDに吸着している吸着部120を金型31,32の内側より+Z軸方向へ移動させることによって、射出成形品MDを金型31,32から取り出す。その後、制御部150は、射出成形品MDに吸着している吸着部120を−X軸方向から+X軸方向へ移動させることによって、載置台50へと射出成形品MDを移動させる。
射出成形品MDの移動を開始した後(ステップS130)、制御部150は、射出成形品MDに吸着している吸着部120を金型31,32の内側より+Z軸方向へ移動させた時点で、金型31,32からの射出成形品MDの取出完了を示す取出信号を射出成形装置30に出力する(ステップS135)。射出成形装置30は、取出信号に基づいて、次の射出成形品MDの製造を開始する。
取出信号を射出成形装置30に出力した後(ステップS135)、制御部150は、背面撮影部153の機能に基づいて、射出成形装置30の外部を移動する射出成形品MDにカメラ部130を並走させて、射出成形品MDの背面BFをカメラ部130によって撮影する(ステップS140)。本実施形態では、制御部150は、射出成形品MDに吸着している吸着部120を、射出成形装置30の外部において−X軸方向から+X軸方向へ移動させる間に、射出成形品MDの背面BFを撮影する。本実施形態では、制御部150は、4つの発光部134a,134b,134c,134dからそれぞれ異なる4方向ごとに光を照射して背面BFを撮像した複数の画像を取得する。
図10は、射出成形品MDの背面BFをカメラ部130によって撮影する様子を示す説明図である。射出成形装置30の外部において−X軸方向から+X軸方向へ移動させる際、制御部150は、ジョイント116tを旋回させることによって吸着部120の向きを−Y軸方向へ切り替える。その状態で、制御部150は、射出成形品MDに吸着している吸着部120にカメラ部130を並走させながら、カメラ部130によって射出成形品MDの背面BFを撮影する。
図7の説明に戻り、射出成形品MDの背面BFを撮影した後(ステップS140)、制御部150は、検査部154の機能に基づいて、射出成形品MDの成形良否を検査する(ステップS150)。本実施形態では、制御部150は、射出成形品MDの正面FFおよび背面BFを撮影した画像に基づいて、射出成形品MDの成形良否を検査する。本実施形態では、制御部150は、それぞれ異なる複数の方向ごとに光を照射した複数の画像に基づいて射出成形品MDの凹凸形状を判断し、その凹凸形状の判断を射出成形品MDの成形良否の判定に利用する。
射出成形品MDの成形良否を検査した後(ステップS150)、制御部150は、報知部156の機能に基づいて、その形成良否の検査結果を報知する(ステップS160)。本実施形態では、制御部150は、モニタ162およびスピーカ164を通じて検査結果を報知する。
形成良否の検査結果を報知した後(ステップS160)、制御部150は、取出制御部151の機能に基づいて、射出成形装置30の外部において射出成形品MDを吸着部120から開放する(ステップS170)。これによって、射出成形装置30の外部に設置された載置台50の上に射出成形品MDが載置される。他の実施形態では、制御部150は、形成良否の検査結果に基づいて、良品の射出成形品MDと、不良品の射出成形品MDとをそれぞれ異なる場所で吸着部120から開放してもよい。これによって、良品の射出成形品MDと、不良品の射出成形品MDとをそれぞれ別々に回収できる。
射出成形品MDを吸着部120から開放した後(ステップS170)、制御部150は、次に製造される射出成形品MDの取り出しに備えるため、吸着部120およびカメラ部130を待機位置へ移動させる(ステップS180)。その後、制御部150は、図7の射出成形品取出処理を終了する。
以上説明した第1実施形態の射出成形取出装置10によれば、吸着部120が射出成形品MDに吸着していない状態で射出成形品MDの正面FFを撮影した画像に基づいて射出成形品MDの成形良否を検査できるため、成形良否の判定誤りを低減できる。
また、吸着部120を射出成形品MDに吸着させる前に、金型31に嵌っている射出成形品MDにおける正面FFを撮影するため、射出成形品MDの正面FFを撮影した画像に基づいて成形良否の検査を実施するための時間を、射出成形装置30の外部において射出成形品MDを開放する前に十分に確保できる。
また、射出成形品MDの正面FFおよび背面BFを撮影した画像に基づいて射出成形品MDの成形良否を検査できるため、成形良否の判定誤りをいっそう低減できる。また、射出成形品MDの移動中に背面BFを撮影するため、射出成形品MDの背面BFを撮影する時間を別途設ける場合と比較して、射出成形品MDの搬送時間を抑制できる。
また、それぞれ異なる複数の方向ごとに光を照射した場合に凹凸形状に応じて発生する陰影の相違に基づいて射出成形品MDの凹凸形状を判断できるため、成形良否の判定誤りをいっそう低減できる。
B.第2実施形態
第2実施形態の射出成形取出装置10は、射出成形品MDを開放した後に射出成形品MDの正面FFを撮影する点を除き、第1実施形態と同様である。第2実施形態の正面撮影部152は、カメラ部130および第2の移動機構を制御することによって、吸着部120から射出成形品MDを開放した後に、射出成形装置30の外部において正面FFを上に向けて載置された射出成形品MDにおける正面FFに対向する位置に移動したカメラ部130によって、射出成形品MDを撮影する。
図11は、第2実施形態における射出成形取出装置10の制御部150の動作を示すフローチャートである。射出成形取出装置10の制御部150は、射出成形装置30から出力される成形完了信号に基づいて図11の射出成形品取出処理を開始する。
図11の射出成形品取出処理を開始した後、制御部150は、取出制御部151の機能に基づいて、第1実施形態と同様に、吸着部120を金型31,32の内側へ移動させて、吸着部120を射出成形品MDに吸着させる(ステップS120、図9を参照)。その後、制御部150は、取出制御部151の機能に基づいて、第1実施形態と同様に、射出成形装置30の外部への射出成形品MDの移動を開始する(ステップS130)。
その後、制御部150は、第1実施形態と同様に、射出成形品MDに吸着している吸着部120を金型31,32の内側より+Z軸方向へ移動させた時点で、金型31,32からの射出成形品MDの取出完了を示す取出信号を射出成形装置30に出力する(ステップS135)。その後、制御部150は、第1実施形態と同様に、背面撮影部153の機能に基づいて、射出成形装置30の外部を移動する射出成形品MDにカメラ部130を並走させて、射出成形品MDの背面BFをカメラ部130によって撮影する(ステップS140)。
射出成形品MDの背面BFを撮影した後(ステップS140)、制御部150は、取出制御部151の機能に基づいて、射出成形装置30の外部において正面FFを上に向けた状態で射出成形品MDを吸着部120から開放する(ステップS142B)。
図12は、載置台50の上に射出成形品MDを載置する様子を示す説明図である。制御部150は、載置台50の上方(+Z軸方向)において、ジョイント116tを旋回させることによって吸着部120の向きを−Z軸方向へ切り替える。その状態で、制御部150は、吸着部120から射出成形品MDを開放する。これによって、射出成形品MDは、正面FFを上方に向けた状態で載置台50の上に載置される。
図11の説明に戻り、正面FFを上に向けた状態で射出成形品MDを吸着部120から開放した後(ステップS170)、制御部150は、正面撮影部152の機能に基づいて、射出成形装置30の外部において正面FFを上に向けて載置された射出成形品MDにおける正面FFに対向する位置に移動したカメラ部130によって、射出成形品MDを撮影する(ステップS144B)。本実施形態では、制御部150は、4つの発光部134a,134b,134c,134dからそれぞれ異なる4方向ごとに光を照射して正面FFを撮像した複数の画像を取得する。
図13は、射出成形品MDの背面BFをカメラ部130によって撮影する様子を示す説明図である。制御部150は、載置台50の上方(+Z軸方向)において、ジョイント118tを旋回させることによってカメラ部130の向きを−Z軸方向へ切り替えるとともに、載置台50において正面FFを上に向けて載置された射出成形品MDにおける正面FFに対向する位置にカメラ部130を移動させる。その状態で、制御部150は、射出成形品MDの正面FFをカメラ部130によって撮影する。
図11の説明に戻り、射出成形品MDの正面FFを撮影した後(ステップS114B)、制御部150は、第1実施形態と同様に、検査部154の機能に基づいて、射出成形品MDの成形良否を検査する(ステップS150)。その後、制御部150は、第1実施形態と同様に、報知部156の機能に基づいて、その形成良否の検査結果を報知する(ステップS160)。その後、制御部150は、図11の射出成形品取出処理を終了する。
以上説明した第2実施形態の射出成形取出装置10によれば、第1実施形態と同様に、吸着部120が射出成形品MDに吸着していない状態で射出成形品MDの正面FFを撮影した画像に基づいて射出成形品MDの成形良否を検査できるため、成形良否の判定誤りを低減できる。
また、吸着部120から射出成形品MDを開放した後に、射出成形装置30の外部において正面FFを上に向けて載置された射出成形品MDにおける正面FFを撮影するため、射出成形品MDの正面FFを吸着前に撮影する場合と比較して、射出成形装置30から射出成形品MDを取り出す時間を抑制できる。
C.その他の実施形態
本明細書に開示する技術は、上述した実施形態、実施例および変形例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、上述した実施形態、実施例および変形例における技術的特徴のうち、発明の概要の欄に記載した各形態における技術的特徴に対応するものは、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えおよび組み合わせることができる。また、本明細書中に必須なものとして説明されていない技術的特徴については、適宜、削除できる。
例えば、射出成形取出装置10の脱着部は、吸着部120に限らず、射出成形品MDを挟み持つことによって射出成形品MDに対して着脱可能に構成されたチャック機構であってもよい。
10…射出成形取出装置
12…吸着部(着脱部)
30…射出成形装置
31…金型
32…金型
50…載置台
110…基部
112x…横行フレーム
114y…前後フレーム
116…走行体
116t…ジョイント
116z…昇降フレーム
118…走行体
118t…ジョイント
118z…昇降フレーム
120…吸着部
122…本体部
124…吸着パッド
130…カメラ部
132…撮像部
134…照明部
134a〜134d…発光部
140…駆動部
141…X軸モータ
142…第1Y軸モータ
143…第1Z軸モータ
144…第1旋回モータ
145…第2Y軸モータ
146…第2Z軸モータ
147…第2旋回モータ
150…制御部
151…取出制御部
152…正面撮影部
153…背面撮影部
154…検査部
156…報知部
162…モニタ
164…スピーカ
AD…吸着面(取付面)
BF…背面
FF…正面
FL…床面
MD…射出成形品
TN1…旋回方向
TN2…旋回方向

Claims (4)

  1. 射出成形装置から射出成形品を取り出す射出成形品取出装置であって、
    前記射出成形品に対して着脱可能に構成された着脱部と、
    前記着脱部を移動可能に構成された第1の移動機構と、
    前記着脱部および前記第1の移動機構を制御することによって、前記射出成形装置における金型の内側において前記着脱部を前記射出成形品に取り付け、前記着脱部に取り付けられた前記射出成形品を前記射出成形装置の外部へと搬送し、前記射出成形装置の外部において前記射出成形品を前記着脱部から開放する取出制御部と、
    前記射出成形品を撮影可能に構成されたカメラ部と、
    前記カメラ部を移動可能に構成された第2の移動機構と、
    前記カメラ部および前記第2の移動機構を制御することによって、前記着脱部を前記射出成形品に取り付ける前に、または、前記着脱部から前記射出成形品を開放した後に、前記着脱部を取り付ける取付面が位置する前記射出成形品の正面を、前記カメラ部によって撮影する正面撮影部と、
    前記カメラ部および前記第2の移動機構を制御することによって、前記着脱部に取り付けられた状態で前記射出成形装置の外部を移動している前記射出成形品における前記正面とは反対側の背面を、前記射出成形品と並走する前記カメラ部によって撮影する背面撮影部と、
    前記正面撮影部による前記射出成形品の前記正面を撮影した画像に加え、前記背面撮影部による前記射出成形品の前記背面を撮影した画像に基づいて、前記射出成形品の成形良否を検査する検査部と、
    前記検査部による検査結果を報知する報知部と
    を備える射出成形品取出装置。
  2. 請求項1に記載の射出成形品取出装置であって、
    前記第2の移動機構は、前記金型に嵌っている前記射出成形品における前記正面に対向する位置に前記カメラ部を移動可能に構成され、
    前記正面撮影部は、前記カメラ部および前記第2の移動機構を制御することによって、前記着脱部を前記射出成形品に取り付ける前に、前記金型に嵌っている前記射出成形品における前記正面に対向する位置に移動した前記カメラ部によって、前記射出成形品の前記正面を撮影する、射出成形品取出装置。
  3. 請求項1に記載の射出成形品取出装置であって、
    前記取出制御部は、前記着脱部および前記第1の移動機構を制御することによって、前記射出成形装置の外部において前記正面を上に向けた状態で前記射出成形品を前記着脱部から開放し、
    前記第2の移動機構は、前記射出成形装置の外部において前記正面を上に向けて載置された前記射出成形品における前記正面に対向する位置に前記カメラ部を移動可能に構成され、
    前記正面撮影部は、前記カメラ部および前記第2の移動機構を制御することによって、前記着脱部から前記射出成形品を開放した後に、前記射出成形装置の外部において前記正面を上に向けて載置された前記射出成形品における前記正面に対向する位置に移動した前記カメラ部によって、前記射出成形品を撮影する、射出成形品取出装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の射出成形品取出装置であって、
    前記カメラ部は、それぞれ異なる複数の方向から前記射出成形品に光を照射可能に構成された照明部を有し、前記複数の方向ごとに光を照射して前記射出成形品を撮像した複数の画像を撮影し、
    前記検査部は、前記射出成形品の成形良否の検査において、前記複数の画像に基づいて前記射出成形品の凹凸形状を判断する、射出成形品取出装置。
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