JP2011044514A - 電子部品実装装置 - Google Patents

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【課題】再利用が可能な高価な電子部品が徒に廃棄されてしまうことを防止して生産コストの増大を防ぐことができるようにした電子部品実装装置を提供することを目的とする。
【解決手段】基板PBに装着される電子部品Ptの値段をRAM32に記憶させておき、装着ヘッド8が吸着した電子部品について行った画像認識の結果に基づいて、制御装置20の良否判断部20bにより、その電子部品Ptの基板PBへの装着前状態が不良であると判定された場合には、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの値段をRAM32より読み出して予め定めた基準の値段と比較し(ステップST8)、電子部品Ptの値段が基準の値段を下回る場合にはその電子部品Ptを部品廃棄ボックス13に投棄し(ステップST10)、電子部品Ptの値段が基準の値段を上回る場合には、その電子部品Ptを部品回収トレイ14に載置する(ステップST11)。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子部品の吸着機能を備えた装着ヘッドを移動させて電子部品を基板に装着させる電子部品実装装置に関するものである。
従来、電子部品の吸着機能を備えた装着ヘッドを移動させて電子部品を基板に装着させる電子部品実装装置では、装着ヘッドが吸着(ピックアップ)した電子部品は基板への装着前に画像認識がなされて基板への装着前状態の良否判定がなされる。この基板への装着前状態の良否判定は、吸着した電子部品に異常が認められるか否か、電子部品の吸着状態(電子部品の吸着部に対する電子部品の吸着状態)が正常であるか否か等に基づいて行われ、吸着した電子部品に異常が認められたり電子部品の吸着状態が正常でなかったりして電子部品の基板への装着前状態が不良であると判定された場合には、装着ヘッドは吸着した電子部品を基板に装着することなく、電子部品の廃棄用スペースである部品廃棄ボックスに投棄する(例えば、特許文献1)。
特開2003−249523号公報
しかしながら、上記従来の電子部品実装装置では、電子部品に異常が認められた場合だけでなく、異常が認められない良品であっても、装着ヘッドによる吸着状態が良好でなかった場合には部品廃棄ボックスに投棄されてしまうため、再利用が可能な高価な電子部品が徒に廃棄されて金銭的損失を生じ、生産コストの増大に繋がるという問題点があった。
そこで本発明は、再利用が可能な高価な電子部品が徒に廃棄されてしまうことを防止して生産コストの増大を防ぐことができるようにした電子部品実装装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の電子部品実装装置は、電子部品の吸着機能を備えた装着ヘッドを移動させて、部品供給部より供給される電子部品を基板位置決め部により位置決めされた基板に装着させる電子部品実装装置であって、基板に装着される電子部品の値段を記憶した記憶部と、装着ヘッドが吸着した電子部品の画像認識を行う画像認識手段と、画像認識手段が行った画像認識の結果に基づいて、装着ヘッドが吸着した電子部品の基板への装着前状態の良否判定を行う良否判定手段と、良否判定手段により、装着ヘッドが吸着した電子部品の基板への装着前状態が不良であると判定された場合に、装着ヘッドが吸着した電子部品の値段を記憶部より読み出して予め定めた基準の値段と比較し、電子部品の値段が基準の値段を下回る場合には、装着ヘッドが吸着した電子部品が廃棄用スペースに投棄され、電子部品の値段が基準の値段を上回る場合には、装着ヘッドが吸着した電子部品が回収用スペースに載置されるように装着ヘッドを作動させる装着ヘッド作動制御手段とを備えた。
請求項2に記載の電子部品実装装置は、請求項1に記載の電子部品実装装置であって、廃棄用スペースに投棄された電子部品の値段とその個数から、電子部品の廃棄による損失額を算出する損失額算出手段と、損失額算出手段において算出された電子部品の廃棄によ
る損失額を表示する損失額表示手段とを備えた。
本発明では、基板に装着される電子部品の値段を記憶部に記憶させておき、装着ヘッドが吸着した電子部品について行った画像認識の結果に基づいて、良否判定手段が電子部品の基板への装着前状態が不良であると判定した場合には、装着ヘッドが吸着した電子部品の値段を記憶部より読み出して予め定めた基準の値段と比較し、電子部品の値段が基準の値段を下回る場合にはその電子部品を廃棄用スペースに投棄し、電子部品の値段が基準の値段を上回る場合には、その電子部品を回収用スペース(すなわち、廃棄用スペースとは異なるスペース)に載置するようにしている。このため、基板への装着前状態が不良であると判定された電子部品のうち、基準の値段を上回る高価な電子部品については、改めて良品か否かの個別検査を行うことができ、再利用が可能な高価な電子部品については再利用することができる。したがって本発明によれば、再利用が可能な高価な電子部品が徒に廃棄されてしまうことを防止することができ、金銭的な損失を抑えて生産コストの増大を防ぐことができる。
本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の斜視図 本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態における電子部品実装装置のRAMが記憶する電子部品の種類と値段との関係データの一例を示す図 本発明の一実施の形態における電子部品実装装置が実行する電子部品の装着動作手順を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1において、本実施の形態における電子部品実装装置1は、基台2の中央部に水平方向に延びる一対のプレート部材から成るコンベアフレーム3を有しており、これら一対のコンベアフレーム3には、基板PBの両端を下方から支持してその基板PBの搬送及び位置決めを行う基板位置決め部としての一対の搬送コンベア(ベルトコンベア)4が設けられている。以下、説明の便宜上、搬送コンベア4による基板PBの搬送方向をX軸方向(基台2の左右方向)とし、X軸方向と直交する水平面内の方向をY軸方向(基台2の前後方向)とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図1において、一対の搬送コンベア4を挟んでY軸方向に向かい合う基台2の前後両端部それぞれには部品供給部としての複数の部品供給装置5が基台2の左右方向(X軸方向)に並んで設けられており、各部品供給装置5は搬送コンベア4に近い側の端部に設けられた部品供給口5aに電子部品Ptを供給する。これら部品供給装置5は、基台2の前後両端部それぞれに着脱可能な台車Cによって一括して交換することができる。
図1において、基台2上には、部品供給装置5より供給される電子部品Ptを吸着(ピックアップ)して搬送コンベア4により位置決めされた基板PBに装着する部品装着機構部としての部品装着ロボット6が備えられている。この部品装着ロボット6は、基台2上をY軸方向に延び、一対の搬送コンベア4をY軸方向に跨いで設けられたY軸テーブル7a、X軸方向に延びてY軸テーブル7a上をY軸方向に移動自在に設けられた2つのX軸テーブル7b及び各X軸テーブル7b上をX軸方向に移動自在に設けられた2つの移動ステージ7cから成るXYロボット部7と、XYロボット部7の各移動ステージ7cに取り付けられた2つの装着ヘッド8から成る。各装着ヘッド8には電子部品Ptの吸着を行う吸着部である複数の吸着ノズル9がそれぞれ装着ヘッド8に対して昇降自在及び上下軸(Z軸)回りに回転自在に設けられている。
図1において、XYロボット部7の各移動ステージ7cには撮像視野を下方に向けた基板カメラ11が設けられており、一対の搬送コンベア4をY軸方向に挟む基台2上の前後の領域それぞれには、撮像視野を上方に向けた部品カメラ12が設けられている。ここで、基板カメラ11は、搬送コンベア4により位置決めされた基板PBの上面に設けられた基板マーク(図示せず)を上方から撮像し、部品カメラ12は、装着ヘッド8(吸着ノズル9)により吸着された電子部品Ptを下方から撮像する。
図1において、一対の搬送コンベア4をY軸方向に挟む基台2上の前後の領域それぞれには、箱状の部材である部品廃棄ボックス13と、皿状の部品回収トレイ14が設けられている。ここで、部品廃棄ボックス13は電子部品Ptの廃棄用スペースとして機能し、部品回収トレイ14は、電子部品Ptの廃棄用スペースとは異なる電子部品Ptの回収用スペースとして機能する。
搬送コンベア4による基板PBの搬送及び位置決め動作は、電子部品実装装置1が備える制御装置20(図1及び図2)が図示しないアクチュエータ等から成る搬送コンベア作動機構21(図2)の作動制御を行うことによってなされる。
部品装着ロボット6による電子部品Ptの基板PBへの装着動作、すなわちXYロボット部7による装着ヘッド8の移動動作(Y軸テーブル7aに対する各X軸テーブル7bのY軸方向への移動動作及びX軸テーブル7bに対する各移動ステージ7cのX軸方向への動作)と、各吸着ノズル9の装着ヘッド8に対する昇降及び上下軸回りの回転動作並びに各吸着ノズル9による電子部品Ptの吸着(ピックアップ)及びその解除(離脱)動作は、制御装置20が図示しないアクチュエータ等から成る部品装着ロボット作動機構22(図2)の作動制御を行うことによってなされる。また、各部品供給装置5による部品供給口5aへの電子部品Ptの供給動作は、制御装置20が図示しないアクチュエータ等からなる部品供給装置作動機構23(図2)の作動制御を行うことによってなされる。
図2において、基板カメラ11及び部品カメラ12の撮像動作制御は制御装置20によって行われ、基板カメラ11の撮像によって得られた基板マークの画像データと、部品カメラ12の撮像動作によって得られた電子部品Ptの画像データは、ともに制御装置20に送られる。
図2において、制御装置20にはROM(Read Only Memory)31及びRAM(Random Access Memory)32が接続されており、制御装置20は、ROM31に記憶された実装プログラムに基づいて電子部品Ptの基板PBへの実装動作を行う。実装プログラムには、搬送コンベア4による基板PBの搬送及び位置決め、位置決めした基板PBの基板マークの基板カメラ11による撮像及び得られた画像データに基づいて行う画像認識、部品供給装置5による電子部品Ptの供給、部品装着ロボット6による装着ヘッド8の移動及び吸着ノズル9による電子部品Ptの吸着及びその解除、吸着した電子部品Ptの部品カメラ12による撮像及び得られた画像データに基づいて行う画像認識等の各動作の手順が規定されている。また、制御装置20はこれらの各動作を行うにおいて、RAM32より必要な情報を読み出す。制御装置20がRAM32より読み出す情報には、位置決めした基板PBに装着すべき電子部品Ptの種類と基板PB上での装着位置及びその装着位置における電子部品Ptの向き(取り付け時の向き)、その電子部品Ptが供給される場所(その電子部品Ptを供給する部品供給装置5の基台2上での取り付け位置)及びその場所における電子部品Ptの向き(供給時の向き)、各電子部品Ptの部品形状等の情報が含まれる。また、RAM32には、基板PBに装着することが予定されている全ての電子部品Ptについての種類と値段との関係を示す、例えば図3に示すようなデータが記憶されている。
図2において制御装置20は、画像認識部20a、良否判定部20b、装着ロボット作動制御部20c、損失額算出部20d及び損失額表示制御部20eを備えている。
画像認識部20aは、基板カメラ11の撮像動作によって得られた画像データに基づく基板マークの画像認識及び部品カメラ12の撮像動作によって得られた画像データに基づく電子部品Pt(装着ヘッド8が吸着した電子部品Pt)の画像認識を行う。
良否判定部20bは、画像認識部20aが行った画像認識の結果に基づいて、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの基板PBへの装着前状態の良否判定を行う。この良否判定は、画像認識部20aが行った画像認識の結果に基づいて、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptに異常が認められないか、電子部品Ptの吸着状態(吸着ノズル9に対する電子部品Ptの吸着状態)が正常であるかどうか等に基づいて行い、吸着した電子部品Ptに異常が認められたり、電子部品Ptの吸着状態が正常でなかったりした場合(例えば、電子部品Ptがいわゆるチップ立ちをしている場合)には、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの基板PBへの装着前状態は不良であると判定する。
装着ロボット作動制御部20cは、良否判定部20bにより、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの基板PBへの装着前状態が良好であると判定された場合には、部品装着ロボット作動機構22の作動制御を行って、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptが基板PBに装着されるように部品装着ロボット6を作動させる。一方、良否判定部20bにより、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの基板PBへの装着前状態が不良であると判定された場合には、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの値段をRAM32より読み出して予め定めた基準の値段(この基準の値段もRAM32に記憶されている)と比較し、電子部品Ptの値段が基準の値段を下回る場合には、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptが部品廃棄ボックス13に投棄され、電子部品Ptの値段が基準の値段を上回る場合には、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptが部品回収トレイ14に載置されるように装着ヘッド8を(部品装着ロボット6を)作動させる。
損失額算出部20dは、部品廃棄ボックス13に投棄された電子部品Ptの値段とその個数から、電子部品Ptの廃棄による損失額を算出する。損失額表示制御部20eは、損失額算出部20dが算出した損失額(電子部品Ptの廃棄による損失額)を、この電子部品実装装置1に設けられたディスプレイ装置24(図2)に表示させる。
このような構成の電子部品実装装置1において、制御装置20がROM31に記憶された実装プログラムに従って基板PBへの電子部品Ptの装着作業を行う場合には、制御装置20ははじめに搬送コンベア4を作動させて外部から投入された基板PBを搬入し(図1中に示す矢印A参照)、基板PBを所定の位置に位置決めする(図4におけるステップST1)。
制御装置20は、基板PBを所定の位置に位置決めしたら、部品装着ロボット6を作動させて基板カメラ11を基板PBの上方に位置させ、基板PBに設けられた基板マークの撮像を行わせる。そして、得られた撮像画像から画像認識部20aにおいて基板マークの画像認識を行い、基板PBの基準位置からの位置ずれ検出を行う(ステップST2)。
制御装置20は、基板PBの基準位置からの位置ずれ検出を行ったら、装着ロボット作動制御部20cにより部品装着ロボット6を作動させて装着ヘッド8を部品供給装置5の上方に移動させ、部品供給口5aに供給させた電子部品Ptを吸着ノズル9に吸着させる(ステップST3)。そして、吸着させた電子部品Ptが部品カメラ12の直上に位置するように装着ヘッド8を移動させ、部品カメラ12に電子部品Ptの撮像を行わせて、画
像認識部20aにより電子部品Ptの画像認識(部品認識)を行う(ステップST4)。
制御装置20は装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの画像認識を行ったら、良否判定部20bにより、その画像認識部20aが行った画像認識の結果に基づいて、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの基板PBへの装着前状態の良否判定を行う(ステップST5)。
制御装置20の装着ロボット作動制御部20cは、良否判定部20bにより、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの基板PBへの装着前状態が良好であると判定された場合には、ステップST4で行った電子部品Ptの画像認識の結果に基づいて、吸着ノズル9に対する電子部品Ptの位置ずれ(吸着ずれ)を検出したうえで(ステップST6)、装着ヘッド8を基板PBの上方に移動させ、吸着ノズル9に吸着させた電子部品Ptを基板PB上の目標装着位置で離脱させて、電子部品Ptを基板PB上に装着させる(ステップST7)。なお、電子部品Ptの基板PB上への装着時には、制御装置20は、基板PBの位置決め時に求めた基板PBの基準位置からの位置ずれと、部品認識時に求めた電子部品Ptの吸着ずれが修正されるように、基板PBに対する吸着ノズル9の相対位置の補正を行うようにする。
一方、制御装置20の装着ロボット作動制御部20cは、ステップST5において、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの基板PBへの装着前状態が不良であると判定された場合には、装着ヘッド8が吸着した電子部品PTの値段をRAM32より読み出して予め定めた基準の値段と比較する(ステップST8)。そして、電子部品Ptの値段が基準の値段よりも上であるか否かの判断を行い(ステップST9)、その結果、電子部品Ptの値段が基準の値段を下回っていた場合には、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptが部品廃棄ボックス13に投棄されるように装着ヘッド8(部品装着ロボット6)を作動させるとともに、損失額算出部20dにおいて算出された損失額(電子部品Ptの廃棄による損失額)をディスプレイ装置24に表示させる(ステップST10)。これに対し、ステップST9の判断において、電子部品Ptの値段が基準の値段を上回っていた場合には、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptが部品回収トレイ14に載置されるように装着ヘッド8(部品装着ロボット6)を作動させる(ステップST11)。
なお、部品廃棄ボックス13に投入された電子部品Ptはその後廃棄され、部品回収トレイ14に載置された電子部品Ptはその後回収されて改めて良品か否かの個別検査がなされる。そして、その検査において、良品であることが判明した電子部品Ptについては再利用に供される。電子部品実装装置1のRAM32が、前述の図3に示す部品の種類と値段との関係データを記憶している場合であって、基準の値段が100円に設定されているような場合には、100円よりも値段の安い部品aと部品bについては部品廃棄ボックス13に投棄されてその後廃棄され、100円よりも値段の高い部品cと部品dについては部品回収トレイ14に載置されてその後回収され、検査されることになる。
制御装置20は、上記ステップST7、ステップST10若しくはステップST11が終了したら、現在搬送コンベア4によって位置決めされている基板PBに装着すべき全ての電子部品Ptを基板PBに装着したかどうかの判断を行う(ステップST12)。その結果、まだ基板PBに装着していない電子部品Ptがあったときには、ステップST3に戻って、まだ基板PBに装着していない電子部品Ptの基板PBへの装着を行い、全ての電子部品Ptを基板PBに装着し終わっていたときには、搬送コンベア4を作動させて、基板PBを電子部品実装装置1の外部に搬出する(ステップST13)。
以上説明したように、本実施の形態における電子部品実装装置1は、電子部品Ptの吸着機能を備えた装着ヘッド8を移動させて、部品供給部である部品供給装置5より供給さ
れる電子部品Ptを基板位置決め部である搬送コンベア4により位置決めされた基板PBに装着させるものであり、基板PBに装着される電子部品Ptの値段を記憶した記憶部(RAM32)と、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの画像認識を行う画像認識手段(部品カメラ12及び制御装置20の画像認識部20a)と、画像認識手段が行った画像認識の結果に基づいて、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの基板PBへの装着前状態の良否判定を行う良否判定手段(制御装置20の良否判定部20b)と、良否判定手段により、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの基板PBへの装着前状態が不良であると判定された場合に、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの値段を記憶部より読み出して予め定めた基準の値段と比較し、電子部品Ptの値段が基準の値段を下回る場合には、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptが廃棄用スペース(部品廃棄ボックス13)に投棄されるように装着ヘッド8を作動させ、電子部品Ptの値段が基準の値段を上回る場合には、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptが回収用スペース(部品回収トレイ14)に載置されるように装着ヘッド8を作動させる装着ヘッド作動制御手段(制御装置20の装着ロボット作動制御部20c)を備えたものとなっている。
すなわち本実施の形態における電子部品実装装置1では、基板PBに装着される電子部品Ptの値段を記憶部であるRAM32に記憶させておき、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptについて行った画像認識の結果に基づいて、良否判定手段である制御装置20の良否判定部20bが電子部品Ptの基板PBへの装着前状態が不良であると判定した場合には、装着ヘッド8が吸着した電子部品Ptの値段をRAM32より読み出して予め定めた基準の値段と比較し、電子部品Ptの値段が基準の値段を下回る場合にはその電子部品Ptを廃棄用スペースである部品廃棄ボックス13に投棄し、電子部品Ptの値段が基準の値段を上回る場合には、その電子部品Ptを回収用スペース(すなわち、廃棄用スペースとは異なるスペース)である部品回収トレイ14に載置するようになっている。
このため、基板PBへの装着前状態が不良であると判定された電子部品Ptのうち、基準の値段を上回る高価な電子部品Ptについては、改めて良品か否かの個別検査を行うことができ、再利用が可能な高価な電子部品Ptについては再利用することができる。したがって本実施の形態における電子部品実装装置1によれば、再利用が可能な電子部品Ptが徒に廃棄されてしまうことを防止することができ、金銭的な損失を抑えて生産コストの増大を防ぐことができる。
また、本実施の形態における電子部品実装装置1では、電子部品Ptの廃棄用スペースである部品廃棄ボックス13に投棄された電子部品Ptの値段とその個数から、電子部品Ptの廃棄による損失額を算出する損失額算出手段(制御装置20の損失額算出部20d)と、損失額算出手段において算出された電子部品Ptの廃棄による損失額を表示する損失額表示手段(制御装置20の損失額表示制御部20e及びディスプレイ装置24)を備えており、電子部品実装装置1のオペレータは、ディスプレイ装置24を介して電子部品Ptの廃棄による損失額を認識することができ、現在又は将来のコストマネジメントに役立てることができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、電子部品Ptの廃棄用スペースとして、箱状の部材から成る部品廃棄ボックス13が設けられ、電子部品Ptの回収用スペースとして、皿状の部材から成る部品回収トレイ14が設けられていたが、電子部品Ptの廃棄用スペース及び回収用スペースは、これら箱状の部材や皿状の部材から成っている必要はなく、単に平面状のスペースから成っているのであっても構わない。また、電子部品Ptの廃棄用スペースについては、そこに廃棄された電子部品Ptは再利用されないので、電子部品Ptの廃棄処理部に繋がる領域等であってもよい。
再利用が可能な高価な電子部品が徒に廃棄されてしまうことを防止して生産コストの増大を防ぐことができるようにした電子部品実装装置を提供する。
1 電子部品実装装置
4 搬送コンベア(基板位置決め部)
5 部品供給装置(部品供給部)
8 装着ヘッド
12 部品カメラ(画像認識手段)
13 部品廃棄ボックス(廃棄用スペース)
14 部品回収トレイ(回収用スペース)
20a 画像認識部(画像認識手段)
20b 良否判定部(良否判定手段)
20c 装着ロボット作動制御部(装着ヘッド作動制御手段)
20d 損失額算出部(損失額算出手段)
20e 損失額表示制御部(損失額表示手段)
24 ディスプレイ装置(損失額表示手段)
32 RAM(記憶部)
PB 基板
Pt 電子部品

Claims (2)

  1. 電子部品の吸着機能を備えた装着ヘッドを移動させて、部品供給部より供給される電子部品を基板位置決め部により位置決めされた基板に装着させる電子部品実装装置であって、
    基板に装着される電子部品の値段を記憶した記憶部と、
    装着ヘッドが吸着した電子部品の画像認識を行う画像認識手段と、
    画像認識手段が行った画像認識の結果に基づいて、装着ヘッドが吸着した電子部品の基板への装着前状態の良否判定を行う良否判定手段と、
    良否判定手段により、装着ヘッドが吸着した電子部品の基板への装着前状態が不良であると判定された場合に、装着ヘッドが吸着した電子部品の値段を記憶部より読み出して予め定めた基準の値段と比較し、電子部品の値段が基準の値段を下回る場合には、装着ヘッドが吸着した電子部品が廃棄用スペースに投棄され、電子部品の値段が基準の値段を上回る場合には、装着ヘッドが吸着した電子部品が回収用スペースに載置されるように装着ヘッドを作動させる装着ヘッド作動制御手段とを備えたことを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 廃棄用スペースに投棄された電子部品の値段とその個数から、電子部品の廃棄による損失額を算出する損失額算出手段と、
    損失額算出手段において算出された電子部品の廃棄による損失額を表示する損失額表示手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装装置。
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