JPH07241874A - 電子部品の樹脂封止装置 - Google Patents

電子部品の樹脂封止装置

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JPH07241874A
JPH07241874A JP3165594A JP3165594A JPH07241874A JP H07241874 A JPH07241874 A JP H07241874A JP 3165594 A JP3165594 A JP 3165594A JP 3165594 A JP3165594 A JP 3165594A JP H07241874 A JPH07241874 A JP H07241874A
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JP
Japan
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chuck
insert
resin
tablet
product
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Withdrawn
Application number
JP3165594A
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English (en)
Inventor
Kaoru Goto
薫 後藤
Katsutoshi Kanda
勝利 神田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Publication of JPH07241874A publication Critical patent/JPH07241874A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14639Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components
    • B29C45/14655Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components connected to or mounted on a carrier, e.g. lead frame
    • B29C45/1468Plants therefor

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICのリードフレームおよび樹脂材料のタブレ
ットを成形機に搬入し、樹脂封止後の製品を搬出するハ
ンド機構を軽量化する。 【構成】 前記搬入、搬出用のフレームチャック94およ
びタブレットチャック95の駆動源をハンド機構92外に設
ける。リードフレーム整列台またはトランスファー成形
機の下型322A,322Bが受けロッド941 を押し上げる。こ
の押し上げ毎に、フレームチャック94は開状態と閉状態
とが切り替わる。タブレット整列台または下型322A,32
2Bが受けロッド951 を押し上げる。タブレットチャック
95は、受けロッド951 の押し上げに伴って開き、受けロ
ッド951 が下がると閉じる。 【効果】 駆動源用の配管、配線が不要で、ハンド機構
92の交換も容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICなどの電子部品の
樹脂封止を自動的に行う電子部品の樹脂封止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ICなどの電子部品は、その本体部であ
るリードフレームなどがエポキシ樹脂などにより樹脂封
止される。そして、電子部品は、クリーンルームにおい
て製造され、埃などの汚染を極力避けなければならない
ため、全体をカバーで覆った樹脂封止装置により、樹脂
封止を全自動で行うことが従来よりなされている。
【0003】図20は、従来のこの種の樹脂封止装置の
一例の概略を示している。同図において、1Pはリードフ
レームストック部、2Pはプリヒーター、3Pはタブレット
ストック部、4Pはローディング機構、5Pはトランスファ
ー成形機、6Pはクリーナー、7Pはアンローディング機
構、8Pはゲートブレーク機構、9Pは製品ストック部、10
P は装置全体を覆うカバーである。そして、リードフレ
ームストック部1Pに樹脂封止前のインサート物であるリ
ードフレームを装填し、タブレットストック部3Pにエポ
キシ樹脂のタブレットを装填する。これらの装填は手作
業によりなされる。リードフレームは、まずリードフレ
ームストック部1Pからプリヒーター2Pに搬送され、ここ
で予備加熱される。そして、ローディング機構4Pによ
り、予備加熱されたリードフレームとタブレットストッ
ク部3Pのタブレットとがトランスファー成形機5Pへ搬入
される。ついで、このトランスファー成形機5Pにおい
て、リードフレームに対し樹脂封止部が成形される。こ
の成形後、アンローディング機構7Pにより、樹脂封止の
なされた製品がトランスファー成形機5Pから搬出され
る。さらに、ゲートブレーク機構8Pにおいて、製品の樹
脂封止部とランナー部分の樹脂との切断および分離が行
われる。そして、製品のみが製品ストック部9Pに搬入さ
れる。以上の工程が繰り返される。なお、クリーナー6P
は、トランスファー成形機5Pの金型を清掃するものであ
る。
【0004】このような全自動の樹脂封止装置において
は、トランスファー成形機5Pへのリードフレームおよび
タブレットの搬入時、ローディング機構4Pのハンド機構
に設けられたリードフレームチャックがリードフレーム
を保持してトランスファー成形機5Pでその保持を解除
し、また、ハンド機構に設けられたタブレットチャック
がタブレットを保持してトランスファー成形機5Pでその
保持を解除する。また、トランスファー成形機5Pからの
製品の搬出時、アンローディング機構7Pのハンド機構に
設けられた製品チャックがトランスファー成形機5Pで製
品を保持してゲートブレーク機構8Pでその保持を解除す
る。そして、従来の樹脂封止装置では、ハンド機構に前
記チャックを作動させる駆動源を設けていた。
【0005】しかし、このようにハンド機構自体にチャ
ックを作動させる駆動源を設けると、ハンド機構の重量
が増す。ところが、ハンド機構は、トランスファー成形
機5Pの上型および下型間への挿入されるために、片持ち
状態となっており、重量が大きいことは好ましいことで
はない。例えば、重量が大きいと、振動しやすくなり、
これにより誤作動が生じるおそれがある。また、製品の
種類によってハンド機構は適宜交換されるものである
が、チャックの駆動源まで有するハンド機構では、配管
や配線も多くなって、ハンド機構の交換が面倒になる。
【0006】また、トランスファー成形機5Pにおいてリ
ードフレームなしで成形が行われるようなことを避ける
ために、ハンド機構には、リードフレームの有無を検知
する検知手段が必要であるが、従来、この検知機構に
は、リードフレームにより押されてプローブが動く機械
式接触型センサーを用いていた。
【0007】しかし、トランスファー成形機5Pでは成形
のために加熱が行われるなどの事情があって、機械式接
触型センサーにはかなりの熱が加わるが、機械式接触型
センサーは、耐熱性に問題があり、信頼性に問題があ
る。また、プローブが動くから、少なくともその分場所
をとる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
電子部品の樹脂封止装置においては、リードフレームチ
ャック、タブレットチャックおよび製品チャックを設け
たハンド機構自体に、前記チャックの駆動源を設けてい
たため、ハンド機構の重量が大きくなって、信頼性の低
下を招くとともに、ハンド機構の交換も面倒になるなど
の問題があった。また、ハンド機構におけるリードフレ
ームの検知手段に機械式接触型センサーを用いていたた
め、検知手段の耐熱性に問題があるとともに、検知手段
が場所をとるなどの問題もあった。
【0009】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、ハンド機構の構造が簡単で、このハンド
機構を軽量化できるとともに、このハンド機構の交換も
容易にできる電子部品の樹脂封止装置を提供することを
第1の目的とする。さらに、電子部品の樹脂封止装置全
体も、構造が簡単で、コンパクトなものとすることを第
2の目的とする。また、特にインサート物チャックの作
動を確実で、能率のよいものとすることを第3の目的と
する。また、ハンド機構におけるインサート物の検知手
段を耐熱性、信頼性が高いとともに、コンパクトなもの
とすることを第4の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電子部
品の樹脂封止装置は、前記第1の目的を達成するため
に、電子部品本体部を自動的に樹脂封止する電子部品の
樹脂封止装置において、樹脂封止部を成形する成形機
と、樹脂封止前の電子部品本体部を含むインサート物を
前記成形機に搬入するインサート物搬送機構と、樹脂封
止用の樹脂材料を前記成形機に搬入する樹脂材料搬送機
構と、インサート物が樹脂封止されてなる製品を前記成
形機から搬出する製品搬送機構とを備え、前記インサー
ト物搬送機構は、インサート物供給部でインサート物を
保持し前記成形機でインサート物の保持を解除するイン
サート物チャックを有するハンド機構を備え、前記イン
サート物チャックを作動させる駆動源を前記インサート
物供給部および成形機にそれぞれ設けたものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明の電子
部品の樹脂封止装置において、前記第2の目的をも達成
するために、前記製品搬送機構は、前記成形機で製品を
保持し製品搬出部で製品の保持を解除する製品チャック
を有するハンド機構を有し、その製品チャックを前記イ
ンサート物チャックと兼用するとともに、このインサー
ト物チャックを作動させる駆動源を前記製品搬出部に設
けたものである。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の電子部品の樹脂封止装置において、前記第3の目的
をも達成するために、前記インサート物チャックは、前
記インサート物供給部および成形機に設けられた押動部
によりばねに抗して押される受けロッドと、この受けロ
ッドの移動に連動して回転するシャフトと、このシャフ
トが所定角度回転する毎にインサート物チャックの開閉
を切り替えるカム機構と、前記受けロッドが押動部によ
り押される方向へ移動したときのみに前記シャフトを一
定方向へ所定角度回転させるラチェット機構とを有する
ものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1から3のいず
れかの発明の電子部品の樹脂封止装置において、前記第
4の目的を達成するために、前記ハンド機構は、このハ
ンド機構におけるインサート物の有無を検知する検知機
構を有し、この検知機構は、インサート物の導電部に接
触する複数の電極間に電流を流すことにより検知を行う
電気式センサーとしたものである。
【0014】請求項5の発明の電子部品の樹脂封止装置
は、前記第1の目的を達成するために、電子部品本体部
を自動的に樹脂封止する電子部品の樹脂封止装置におい
て、樹脂封止部を成形する成形機と、樹脂封止前の電子
部品本体部を含むインサート物を前記成形機に搬入する
インサート物搬送機構と、樹脂封止用の樹脂材料を前記
成形機に搬入する樹脂材料搬送機構と、インサート物が
樹脂封止されてなる製品を前記成形機から搬出する製品
搬送機構とを備え、前記樹脂材料搬送機構は、樹脂材料
供給部で樹脂材料を保持し前記成形機で樹脂材料の保持
を解除する樹脂材料チャックを有するハンド機構を備
え、前記樹脂材料チャックを作動させる駆動源を前記樹
脂材料供給部および成形機にそれぞれ設けたものであ
る。
【0015】
【作用】請求項1の発明の電子部品の樹脂封止装置で
は、インサート物搬送機構により樹脂封止前のインサー
ト物が成形機に搬入されるとともに、樹脂材料搬送機構
により樹脂封止用の樹脂材料を成形機に搬入される。そ
して、この成形機において、インサート物に対して樹脂
封止部が成形される。その後、インサート物が樹脂封止
されてなる製品は、製品搬送機構により成形機から搬出
される。特にインサート物搬送機構においては、インサ
ート物供給部で、これに設けられた駆動源によりハンド
機構のインサート物チャックがインサート物を保持し、
その後、成形機で、これに設けられた駆動源によりハン
ド機構のインサート物チャックがインサート物の保持を
解除する。
【0016】さらに、請求項2の発明の電子部品の樹脂
封止装置では、同じインサート物チャックが成形機で製
品を保持し、製品搬出部で駆動源によりインサート物チ
ャックが製品の保持を解除する。
【0017】さらに、請求項3の発明の電子部品の樹脂
封止装置では、インサート物供給部あるいは成形機の押
動部がハンド機構の受けロッドをばねに抗して押すこと
により、インサート物チャックが作動する。すなわち、
受けロッドが押されると、ラチェット機構を介してシャ
フトが所定角度回転し、それに伴って、カム機構を介し
てチャックアームが開閉する。一方、ばねにより受けロ
ッドが元に戻るときには、ラチェット機構によりシャフ
トは回転せず、したがって、チャックアームの開閉状態
も変わらない。こうして、チャックアームは、受けロッ
ドが1回往復運動する毎に、開状態と閉状態とが切り替
わることになる。したがって、例えばインサート物供給
部で、受けロッドが押されることによりチャックアーム
が閉じてインサート物を保持した後、そのまま成形機で
受けロッドが押されることによりチャックアームが開い
てインサート物の保持を解除できることになる。
【0018】さらに、請求項4の発明の電子部品の樹脂
封止装置では、ハンド機構にインサート物が保持されて
いると、電気式センサーからなる検知機構の複数の電極
がインサート物の導電部に接触し、電極間に電流が流れ
ることにより、インサート物があることが検知される。
一方、ハンド機構にインサート物がないと、電極間に電
流が流れないことにより、インサート物がないことが検
知される。
【0019】また、請求項5の発明の電子部品の樹脂封
止装置では、特に樹脂材料を成形機に搬入する樹脂材料
搬送機構において、樹脂材料供給部で、これに設けられ
た駆動源によりハンド機構の樹脂材料チャックが樹脂材
料を保持し、その後、成形機で、これに設けられた駆動
源によりハンド機構の樹脂材料チャックが樹脂材料の保
持を解除する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の電子部品の樹脂封止装置の一
実施例について、図1から図18を参照しながら説明す
る。本樹脂封止装置は、電子部品であるICの製造に際
し、その樹脂封止を自動的に行うものである。そして、
LFは電子部品本体部を含むインサート物であるリードフ
レーム、Tは樹脂材料であるエポキシ樹脂のタブレッ
ト、SはリードフレームLFに対する樹脂封止部、Rはカ
ルおよびランナー部分の樹脂である。なお、樹脂封止後
のリードフレームLFを製品Pと称することにする。
【0021】本樹脂封止装置は、特に図1に示すよう
に、インサート物ストック部であるリードフレームスト
ック部1と、樹脂材料ストック部であるタブレットスト
ック部2と、2台のトランスファー成形機3A,3Bと、製
品ストック部4と、インサート物搬送機構であるリード
フレーム搬送機構5と、樹脂材料搬送機構であるタブレ
ット搬送機構6と、製品搬送機構7と、ゲートブレーク
機構8とを備えている。また、前記搬送機構4,5,7
は、1つの共用搬送機構9を共用している。さらに、0
は樹脂封止装置全体を覆うカバーである。なお、以下の
説明において、右方向をX軸の正方向、後方向をY軸の
正方向、上方向をZ軸の正方向とし、各図に各軸の正方
向を矢印により図示する。
【0022】つぎに、前記リードフレームストック部1
の構成について、主に図2、図4および図7に基づいて
説明する。このリードフレームストック部1は、樹脂封
止前のリードフレームLFを装填するものである。10は供
給マガジンで、この供給マガジン10は、多数のリードフ
レームLFを上下に重ねて収納するものである。
【0023】11,12は上下一対ある位置の固定したマガ
ジン支持台で、これらマガジン支持台11,12は、それぞ
れ、前記供給マガジン10がX方向に4つ並べて置かれる
ものである。なお、マガジン支持台11,12上には、各供
給マガジン10を横から挟む4対のマガジン押さえ111 ,
121 が固定されている。また、各マガジン支持台11,12
の下側には、供給マガジン10をX方向(横方向)にピッ
チ送りするマガジン横送り機構13,14がそれぞれ設けら
れている。これらマガジン横送り機構13,14は、それぞ
れ、位置の固定したスライドベース131 ,141 にレール
1311,1411を介して横スライド132 ,142 がX方向に摺
動自在に支持されている。この横スライド132 ,142
は、エアシリンダー1312,1412の駆動により、X方向に
所定量(送りピッチ)往復移動するものである。そし
て、前記横スライド132 ,142 に昇降ベース1321,1421
が水平に固定されており、この昇降ベース1321,1421の
上側に昇降台133 ,143 がロッド1331,1431を介して昇
降自在(Z方向に移動自在)に支持されている。この昇
降台133 ,143 は、エアシリンダー1322,1422の駆動に
より昇降するものである。昇降台133 ,143 の上面に
は、計5つの固定押さえ1332,1432がX方向に並べて固
定されている。また、昇降台133 ,143 の上側には、レ
ール1333,1433を介してクランプ板134 ,144 がX方向
に移動自在に支持されている。このクランプ板134 ,14
4 は、エアシリンダー1334,1434の駆動によりX方向に
移動するものである。そして、クランプ板134 ,144 の
上面には、前記各固定押さえ1332,1432とそれぞれ対を
なす計5つの可動押さえ1341,1441が固定されている。
【0024】また、前記マガジン横送り機構13,14の左
右両側には、供給マガジン10を昇降させるマガジン昇降
機構15,16がそれぞれ設けられている。これらマガジン
昇降機構15,16は、それぞれ、位置の固定した上下レー
ル151 ,161 に上下スライド152 ,162 が昇降自在に支
持されている。この上下スライド152 ,162 は、モータ
ー1511,1611によりボールスクリュー機構1512,1612を
介して駆動されるものである。そして、一方の上下スラ
イド152 には1つのマガジンエレベーター1521が、他方
の上下スライド162 には上下1対のマガジンエレベータ
ー1621,1622が固定されている。各マガジンエレベータ
ー1521,1621,1622の上面両側には、供給マガジン10,
101 を横から挟む1対のマガジン押さえ1522,1623,16
24がそれぞれ固定されている。なお、上下スライド162
の上のマガジンエレベーター1622には、端数供給マガジ
ン101 が装着される。
【0025】つぎに、前記リードフレーム搬送機構5の
構成について、主に図2、図4および図8に基づいて説
明する。このリードフレーム搬送機構5は、前記リード
フレームストック部1にあるリードフレームLFをトラン
スファー成形機3A,3Bまで搬送するものである。ただ
し、リードフレーム搬送機構5の後段は、共用搬送機構
9からなっており、この共用搬送機構9については、後
に別に説明する。前記上下スライド162 の上昇した下の
マガジンエレベーター1621の後方には、フレームプッシ
ャー51が設けられている。このフレームプッシャー51
は、エアシリンダー511 によりY方向(前後方向)に駆
動され、前記マガジンエレベーター1621に載った供給マ
ガジン10内のリードフレームLFを後から押し出すもので
ある。
【0026】一方、マガジンエレベーター1621の前方に
は、ベルトコンベヤー52が設けられている。このベルト
コンベヤー52は、図示していないモーターにより駆動さ
れ、リードフレームLFをY負方向(前方)へ搬送するも
のである。なお、ベルトコンベヤー52の後端部すなわち
入口部の上方には、リードフレームLFを引き出すニップ
ローラー523 が設けられている。このニップローラー52
は、ベルトコンベヤー52にベルト式伝達機構524 を介し
て連動して回転するものである。一方、ベルトコンベヤ
ー52の前端部には、位置の固定したストッパー525 が設
けられている。
【0027】また、前記ベルトコンベヤー52の前方に
は、インサート物供給部としてのフレーム用テーブル機
構53が設けられている。このフレーム用テーブル機構53
は、位置の固定したスライドベース531 上にレール5311
を介して横スライド532 がX方向に移動自在に支持され
ている。この横スライド532 は、モーター5312によりボ
ールスクリュー機構5313を介して駆動されるものであ
る。また、横スライド532の上側には、4つのリードフ
レームLFがX方向に整列されつつ載せられる押動部とし
てのリードフレーム整列台533 がロッド5331を介して昇
降自在に支持されている。このリードフレーム整列台53
3 は、駆動源としてのエアシリンダー5321の駆動により
昇降するものである。なお、リードフレーム整列台533
上には、予備加熱用の4つのプレヒートプレート5332が
X方向に並べて設けられている。
【0028】さらに、前記ベルトコンベヤー52からフレ
ーム用テーブル機構53の上方には、フレーム移載機構54
が設けられている。このフレーム移載機構54は、ベルト
コンベヤー52からフレーム整列台533 にリードフレーム
LFを移載するものであり、位置の固定したスライドベー
ス541 の横にレール5411を介して縦スライド542 がY方
向に移動自在に支持されている。この縦スライド542
は、モーター5412によりボールスクリュー機構5413を介
して駆動されるものである。そして、縦スライド542 の
下側には、回転台543 が軸受5421を介して水平回転自在
に支持されている。この回転台543 は、モーター5422に
よりベルト式伝達機構5423を介して回転駆動されるもの
である。また、回転台543 の下側には、昇降台544 がロ
ッド5441を介して昇降自在に支持されている。この昇降
台544 は、エアシリンダー5431の駆動により昇降するも
のである。さらに、昇降台544 の下側には、X方向に開
閉してベルトコンベヤー52上のフレームLFを下から着脱
自在に保持する複数対のフレームピックアップ545 が設
けられている。このフレームピックアップ545 は、エア
シリンダー5442により駆動されて開閉するものである。
【0029】つぎに、タブレットストック部2およびタ
ブレット搬送機構6の構成について、主に図2、図5お
よび図9から図12に基づいて説明する。タブレットス
トック部2は、タブレットケース20を介して樹脂封止用
のエポキシ樹脂のタブレットTを装填するものである。
タブレットケース20内には、円筒形状のタブレット収納
部201 が縦横に区画形成されており、これらタブレット
収納部201 内にタブレットTが上下に重ねて収納される
ものである。なお、タブレット収納部201 は、上方へは
全面的に開放しているが、下方へもタブレットTが通過
不能な小さな孔をもって開口している。また、21はスト
ック部外殻で、ストック部外殻21内にケース搬送機構22
が設けられている。このケース搬送機構22は、ストック
部外殻21内の前後にそれぞれ設けられた一群のスプロケ
ット2211,2221にそれぞれ掛け渡された前後1対のロー
ラーチェーン2212,2222を有しており、これら両ローラ
ーチェーン2212,2222間に、計6つの水平なケース台22
3 が連結具2213,2223を介して連結されている。これら
ケース台223 は、タブレットケース20が上に載せられる
ものである。また、前記ローラーチェーン2212,2222
は、モーター224 によりチェーン式伝達機構225 を介し
て駆動されるものである。なお、ストック部外殻21の後
面上部には、ケース交換用開口部211 が設けられてい
る。
【0030】前記タブレット搬送機構6は、前記タブレ
ットストック部2にあるタブレットTをトランスファー
成形機3A,3Bまで搬送するものである。ただし、タブレ
ット搬送機構6の後段は、後述する共用搬送機構9から
なっている。前記ストック部外殻21の一側にはケース移
載機構61が設けられている。このケース移載機構61は、
ストック部外殻21の一側面にレール6101を介して昇降自
在に支持された昇降台612 を有している。この昇降台61
2 は、エアシリンダー6102の駆動により昇降するもので
ある。また、昇降台612 には、レール6121を介して横ス
ライド613 がX方向に移動自在に支持されている。この
横スライド613 は、エアシリンダー6122により駆動され
るものであり、前記タブレットケース20の上端部のフラ
ンジ202を下から支えるものである。
【0031】また、前記ケース移載機構61の下方に位置
してストック部外殻21の同じ一側には、タブレットプッ
シャー62が設けられている。このタブレットプッシャー
62は、ストック部外殻21の一側面にレール6201を介して
Y方向に移動自在に支持された縦スライド621 を有して
いる。この縦スライド621 は、パルスモーター6202によ
りボールスクリュー機構6203を介してY方向に駆動され
るものである。そして、縦スライド621 には、タブレッ
トケース20内のタブレットTを突き上げる1対の突き上
げロッド6221,6222が昇降自在に支持されている。これ
ら突き上げロッド6221,6222は、ブレーキ付きリニアモ
ーター6211により昇降駆動されるものである。
【0032】一方、前記ケース移載機構61の上方に位置
してストック部外殻21の同じ一側には、タブレット移載
機構63が設けられている。このタブレット移載機構63
は、ストック部外殻21の一側面にレール6301を介してY
方向に移動自在に支持された縦スライド631 を有してい
る。この縦スライド631 は、パルスモーター6302により
ボールスクリュー機構6303を介して前後に駆動されるも
のである。また、縦スライド631 の下側には、昇降台63
2 がロッド6321を介して昇降自在に支持されている。こ
の昇降台632 は、エアシリンダー6311の駆動により昇降
するものである。そして、昇降台632 の下側に1対のチ
ャック633 ,634 が設けられている。一方のチャック63
3 は、昇降台632 に直接固定されているが、他方のチャ
ック634 は、ピッチ補正のため、昇降台632 にレール63
22を介してX方向に移動自在に支持されており、エアシ
リンダー6323により駆動されるものである。そして、両
チャック633 ,634 は、それぞれ空圧駆動により開閉す
る1対のチャックアーム6331,6341を有している。
【0033】さらに、前記ケース移載機構61の前方に
は、樹脂材料供給部としてのタブレット用テーブル機構
64が設けられている。このタブレット用テーブル機構64
は、位置の固定したスライドベース641 上にレール6411
を介して縦スライド642 がY方向に移動自在に支持され
ている。この縦スライド642 は、エアシリンダー6412に
より駆動されるものである。また、縦スライド642 上に
は、レール6421を介して横スライド643 がX方向に移動
自在に支持されている。この横スライド643 は、エアシ
リンダー6422により駆動されるものである。さらに、横
スライド643 の上側には、計8つのタブレットTが2×
4列に整列されつつ載せられる押動部としてのタブレッ
ト整列台644 がロッド6431を介して昇降自在に支持され
ている。このタブレット整列台644 は、駆動源としての
エアシリンダー6432の駆動により昇降するものである。
【0034】なお、タブレット整列台644 は、レール64
21の一側に位置している状態で、前記タブレット移載機
構63よりタブレットTを受け取るものであるが、前記レ
ール6421の他側の上方位置には、予備加熱用の高周波プ
レヒーター65が設けられている。この高周波プレヒータ
ー65は、タブレット整列台644 に載った各タブレットT
に対応する高周波加熱用の電極651 を有している。
【0035】つぎに、前記共用搬送機構9の構成につい
て説明する。この共用搬送機構9は、XY移動機構91
と、このXY移動機構91により横方向および前後方向に
移動する左右1対のハンド機構92とを備えている。両ハ
ンド機構92は、同一構造である。XY移動機構91は、特
に図2および図5に示すように、位置が固定したスライ
ドベース911 の下側にレール9111を介して横スライド91
2 がX方向に摺動自在に支持されている。この横スライ
ド912 は、エアシリンダー9112により駆動されるもので
ある。また、横スライド912 の下側には、レール9121を
介して縦スライド913 がY方向に摺動自在に支持されて
いる。この縦スライド913 は、エアシリンダー9122によ
り駆動されるものである。
【0036】そして、縦スライド913 の前端部に前記ハ
ンド機構92が片持ち状態で着脱自在に取り付けられてい
る。1つのハンド機構92を図13から図16に示してあ
るが、図示のように、各ハンド機構92は、平面形状にお
いて中心について点対称的な構造になっている。そし
て、前記縦スライド913 に取り付けられるベース93に、
樹脂封止前後のリードフレームLFを着脱自在に保持する
左右一対のインサート物チャックとしてのフレームチャ
ック94と、タブレットTを着脱自在に保持する樹脂材料
チャックとしてのタブレットチャック95と、これにより
保持されていたタブレットTを下型322A,322Bのポット
323A,323Bに押し込むタブレットプッシャー96と、成形
後にできるカルおよびランナー部分の樹脂Rを着脱自在
に吸着するカル吸着機構97と、フレームチャック94にリ
ードフレームLFが保持されているかどうかを検知する検
知機構98とをが組み付けられている。
【0037】前記ベース93の両側には、スリーブ9401,
9502を介して受けロッド941 ,951が所定範囲昇降自在
に支持されている。これら受けロッド941 ,951 は、そ
の中間部に設けられた鍔部9411,9511と前記スリーブ94
01,9501との間に装着されたスプリング9412,9512によ
り下方へ付勢されている。また、前記ベース93から垂下
した支持片931 ,932 に、Y方向の中間シャフト942 お
よび上シャフト952 がY軸のまわりに回転自在に支持さ
れている。ここで、受けロッド941 およびシャフト942
がフレームチャック94のものであり、受けロッド951 お
よびシャフト952 がタブレットチャック95のものであ
る。
【0038】ここで、まずフレームチャック94について
説明する。前記中間シャフト942 には、ラチェット機構
として、リンク車9421が回転自在に支持されているとと
もに、このリンク車9421の隣にラチェット車9422が同心
的に固定されている。そして、前記受けロッド941 に固
定されたリンクアーム9413の先端部に形成された長孔94
14に、前記リンク車9421に固定されたピン9423が係合さ
れている。また、前記リンク車9421には、前記ラチェッ
ト車9422の外周に45°間隔で形成された歯部9424に一方
向から係合するラチェット爪9425が支軸9426により揺動
自在に支持されている。これにより、リンク車9421に対
してラチェット車9422は図16において時計回り方向に
しか回転できないようになっている。したがって、受け
ロッド941 が上昇するときには、それに伴い時計回り方
向へ回転するリンク車9421と一体的にラチェット車9422
が回転するのに対して、受けロッド941 が下降するとき
には、リンク車9421は反時計回り方向へ回転するが、ラ
チェット車9422は回転しない。
【0039】また、前記中間シャフト942 には、開閉ロ
ック用カム9431が固定されている。この開閉ロック用カ
ム9431は、外周に45°の間隔で凹部9432を有している。
一方、前記支持片932 に固定されたホルダー9433に、ボ
ール9434が開閉ロック用カム9431の径方向へ所定範囲移
動可能に組み込まれている。このボール9434は、スプリ
ング9435により開閉ロック用カム9431の外周に押し当て
られており、その凹部9432に嵌まることにより、中間シ
ャフト942 を所定の回転位置に保持するものである。
【0040】また、前記支持片931 ,932 には、各中間
シャフト942 の下方にそれぞれ左右一対の下シャフト94
40が固定されている。そして、Y方向のこれら下シャフ
ト9430にそれぞれチャックアーム944 がその中間部にお
いてY軸のまわりに揺動自在に支持されている。この揺
動により開閉するこれらチャックアーム944 は、リード
フレームLFが上に載るフック部9441を下端部に有してい
る。また、対をなすチャックアーム944 の上端部間にス
プリング9442が張架されており、このスプリング9442に
より、両チャックアーム944 はフック部9441が開く方向
へ付勢されている。さらに、開閉切り替え用のカム機構
として、チャックアーム944 において下シャフト9430よ
りも上方の位置に、カム受けローラー9443が軸着されて
おり、一方、前記中間シャフト942 には、前記両カム受
けローラー9443が中心を挟む対称位置で外周に押し当た
る開閉タイミング用カム9444が固定されている。この開
閉タイミング用カム9444は、外周に凹部9445および凸部
9446を有している。凹部9445のピッチは90°であり、開
閉ロック用カム9431の凹部9432のピッチの2倍である。
【0041】さらに、前後の前記支持片931 の外側には
突片9451が固定されており、これら突片9451の下側にロ
ッド9452を介してフレーム押さえ9453が昇降自在に支持
されている。このフレーム押さえ9453は、スプリング94
54により下方へ付勢されており、前記チャックアーム94
4 のフック部9441に上から突き当たるものである。
【0042】つぎに、前記タブレットチャック95につい
て説明する。左右1対ある前記上シャフト952 には、そ
れぞれ計4つのカム9531がY方向に並べて固定されてい
るとともに、1つのリンク片9531が固定されている。そ
して、このリンク片9531の一側に固定されたピン9532
に、リンクアーム9533の一端部に形成された長孔9535が
係合されている。1つの上シャフト952 に対応するリン
クアーム9533は、前記支持片931 ,932 に固定されたY
方向の連結シャフト9536にY軸のまわりに回転自在に支
持されている。そして、リンクアーム9533は、その他端
部に形成された長孔9537に、前記受けロッド951 に固定
されたピン9538が係合している。また、前記カム9531の
外周には凸部9539が形成されている。
【0043】一方、前記ベース93の横方向中央部にはシ
リンダー筐体933 が固定されているが、このシリンダー
筐体933 を挟んで、支持片931 ,932 に左右1対の支持
シャフト9541がY方向に固定されている。そして、これ
ら支持シャフト9541に、それぞれ4つのチャックアーム
954 がその中間部においてY軸のまわりに揺動自在に支
持されている。この揺動により開閉するこれらチャック
アーム954 は、タブレットTを挟み込むフック部9542を
下端部に有している。また、チャックアーム954 の下端
側と前記シリンダー筐体933 の下側との間にスプリング
9543が張架されており、このスプリング9543により、両
チャックアーム954 はフック部9542が閉じる方向へ付勢
されている。一方、チャックアーム954 の上端部には、
カム受けローラー9544が軸着されており、このカム受け
ローラー9544が前記カム9530の外周に押し当たってい
る。
【0044】つぎに、前記タブレットプッシャー96につ
いて説明する。前記シリンダー筐体933 の下側には、昇
降台961 がロッド962 を介して昇降自在に支持されてい
る。この昇降台961 は、前記シリンダー筐体933 の中央
部に設けられたエアシリンダー963 により駆動されるも
のである。そして、前記昇降台961 の下側には、4つの
凸部964 がY方向に並べて形成されている。なお、これ
ら凸部964 において、昇降台961 に上下の貫通孔9611が
形成されている。
【0045】つぎに、前記カル吸着機構97について説明
する。前記シリンダー筐体933 の上側には、前後一対の
昇降台971 が昇降自在に支持されている。これら昇降台
971は、前記シリンダー筐体933 の前後両側に設けられ
たエアシリンダー972 によりそれぞれ駆動されるもので
ある。また、各昇降台971 の前後両側には、それぞれバ
キュームパイプ973 が所定範囲昇降自在に支持されてお
り、これらバキュームパイプ973 は、スプリング974 に
より昇降台971 に対して下方へ付勢されている。なお、
バキュームパイプ973 は、上側に図示していないポンプ
が接続され、下端に吸着口9731が設けられている。そし
て、バキュームパイプ973 は、前記昇降台961 の貫通孔
9611を貫通している。
【0046】つぎに、前記検知機構98について説明す
る。この検知機構98は、機械式接触型センサーからなっ
ており、前記ベース93に設けられている。そして、X軸
のまわりに揺動自在でかつ下方へ付勢されたプローブ98
1 を有しており、リードフレームLFが下から突き当たっ
てプローブ981 が上昇することにより、リードフレーム
LFの存在を検出するものである。
【0047】つぎに、前記トランスファー成形機3A,3B
の構成について、図2から図6に基づいて説明する。こ
れらトランスファー成形機3A,3Bは、それぞれリードフ
レームLFに対して樹脂封止部Sを成形するものであり、
同一構造を有するが、互いに独立に作動する。そして、
トランスファー成形機3A,3Bは、そのプレス機構とし
て、下側のベース311A,311Bに上側の上プラテン312A,
312Bがロッド313A,313Bにより固定されており、ベース
311A,311Bと上プラテン312A,312Bとの間に位置してロ
ッド313A,313Bに下プラテン314A,314Bが昇降自在に支
持されている。この下プラテン314A,314Bは、駆動源と
しての油圧シリンダー315A,315Bにより昇降駆動される
ものである。
【0048】そして、上プラテン312A,312Bの下側に、
樹脂封止部Sを成形する金型のうちの上型321A,321Bが
着脱自在に固定され、下プラテン314A,314Bの上側に金
型のうちの下型322A,322Bが着脱自在に固定されてい
る。これら上型321A,321Bと下型322A,322Bとは、下プ
ラテン314A,314Bの昇降に伴って互いに開閉するもので
ある。そして、図示していないが、上型321A,321Bと下
型322A,322Bとの間には、型閉時に、ショットキャビテ
ィであるカルと、このカルから分岐するランナーと、こ
のランナーにゲートを介して連通する型キャビティとが
形成されるようになっている。これら型キャビティは、
上型321A,321Bと下型322A,322Bとの間にインサートさ
れているリードフレームLFに対して樹脂封止部Sを成形
するものである。なお、323A,323Bは、下型322A,322B
に設けられショットキャビティの一部をなすポットで、
タブレットTがそれぞれ装填されるものである。なお、
上プラテン312A,312Bには、ポット323A,323B内のタブ
レットTをランナーから型キャビティへ移すプランジャ
ー(図示していない)が設けられている。
【0049】また、前記両トランスファー成形機3A,3B
に対してはクリーナー33A ,33B がそれぞれ設けられて
いる。これらクリーナー33A ,33B は、上型321A,321B
ないし下型322A,322Bの前後両側の位置に設けられたレ
ール331A,331Bに沿ってX方向に移動するものである。
そして、クリーナー33A ,33B は、下型322A,322Bの上
面に沿って移動するノズル332A,332Bおよびブラシ333
A,333Bを有している。なお、334 はクリーナー33A ,3
3B のブロアーであり、このブロアー334 にはフィルタ
ー335 が接続されている。
【0050】つぎに、ゲートブレーク機構8の構成につ
いて、主に図2、図5、図6および図17に基づいて説
明する。このゲートブレーク機構8は、リードフレーム
LFに樹脂封止部Sの成形された製品Pに対して、樹脂封
止部Sとカルおよびランナー部分の樹脂Rとをゲート部
分で切断するものであり、また、一部が前記製品搬送機
構7を兼用している。
【0051】ゲートブレーク機構8は、共用搬送機構9
によりトランスファー成形機3A,3Bから取り出された製
品Pを受け取る製品搬出部としてのオフロードトレー機
構81を有している。このオフロードトレー機構81は、位
置の固定したスライドベース811 上にレール8111を介し
て横スライド812 がX方向に移動自在に支持されてい
る。この横スライド812 は、エアシリンダー8112により
駆動されるものである。そして、この横スライド812 の
上側には、昇降台813 がロッド8131を介して昇降自在に
支持されている。この昇降台813 は、駆動源としてのリ
ニアモーター8121の駆動により昇降するものである。ま
た、昇降台813 の上側には、左右1対のトレーベース81
4 がロッド8141,8142を介して昇降自在に支持されてい
る。これらトレーベース814 は、スプリング8143により
昇降台813 に対して上方へ付勢されており、かつ、一方
のロッド8142に設けられたストッパー8144により昇降台
813に対して上方への抜け止めがなされている。そし
て、トレーベース814 の中央に高さ調節可能に設けられ
たロッド8151の上端にカル受け815 が固定されている。
また、このカル受け815 の両側に位置してトレーベース
814 の上側には、フレーム受け816 がスプリング8161に
より自由に動けるように支持されている。ただし、フレ
ーム受け816 に形成された受け片8162の上側に、トレー
ベース814 上に固定された押動体としてのストッパー片
8145が引っ掛かって、常時は、フレーム受け816 がカル
受け815 と同一高さで水平に位置するようになってい
る。
【0052】また、82は左右1対あるゲートブレーク板
ユニットで、これらゲートブレーク板ユニット82は、そ
れぞれ、位置が固定したベース822 の下側に、2対のフ
レーム押さえ823 ,824 がロッド8221,8231,8241を介
して昇降自在に支持されている。これらフレーム押さえ
823 ,824 は、スプリング8232,8242によりベース822
に対して下方へ付勢されており、かつ、ロッド8231,82
41に設けられたストッパー8233,8243により下方への抜
け止めがなされている。また、内側の1対のフレーム押
さえ823 間の位置には、バキュームパイプ825 が所定範
囲昇降自在に設けられている。さらに、各フレーム押さ
え823 とフレーム押さえ824 との間には、それぞれバキ
ュームパイプ826 が昇降自在に支持されている。これら
バキュームパイプ826 は、エアシリンダー8222により駆
動されるものである。そして、バキュームパイプ825 ,
826 は、図示していないポンプに接続されており、それ
ぞれ、下端にカルおよびランナー部分の樹脂R、製品P
の樹脂封止部Sを吸着するものである。
【0053】つぎに、前記製品搬送機構7および製品ス
トック部4の構成について、主に図2、図6および図1
8を参照しながら説明する。製品搬送機構7は、前段が
前記共用搬送機構9からなり、中段が前記ゲートブレー
ク機構8からなっている。製品搬送機構7の後段は、搬
送トレー機構71と、その後側に位置する製品移載機構72
とからなっている。搬送トレー機構71は、位置が固定し
たスライドベース701上にレール7011を介して縦スライ
ド711 がY方向に摺動自在に支持されている。この縦ス
ライド711 は、エアシリンダー7012により駆動されるも
のである。そして、前記縦スライド711 上には、計4つ
の収納トレー7111が横に並べて設けられている。これら
収納トレー7111は、前記ゲートブレーク板ユニット82の
バキュームパイプ826 に吸着された計4つの製品Pをそ
れぞれ受け取るものである。
【0054】また、前記製品移載機構72は、前記スライ
ドベース701 上にレール7013を介して縦スライド721 が
Y方向に摺動自在に支持されている。この縦スライド72
1 は、エアシリンダー7014により駆動されるものであ
る。また、前記縦スライド721の前側には、レール7211
を介して横スライド722 がX方向に摺動自在に支持され
ている。この横スライド722 は、パルスモーター7212に
よりボールスクリュー機構7213を介して駆動されるもの
である。そして、前記横スライド722 の下側には、チャ
ック723 が昇降および水平回転自在に支持されている。
このチャック723は、エアシリンダー7221の駆動により
昇降および回転するものである。そして、チャック723
は、空圧駆動により開閉する1対のチャックアーム7231
を有している。
【0055】前記製品ストック部4は、前記製品移載機
構72の下側に設けられており、位置が固定した水平なマ
ガジン台41を有している。このマガジン台41は、上面に
計4つの収納マガジン42,421 がX方向に並べて着脱自
在に置かれるものである。これら収納マガジン42,421
は、上下方向に細長い角筒状になっており、内部に製品
Pが上下に重ねて収納されるものである。なお、前記マ
ガジン台41には、各収納マガジン42,421 の下端開口に
重なる開口部411 が形成されている。この開口部411
は、製品Pが通過できない程度の小さなものである。
【0056】また、前記マガジン台41の下側には、前記
製品移載機構72から収納マガジン42内に製品Pを受け取
る製品収納機構43が設けられている。この製品収納機構
43は、位置が固定したスライドベース431 上にレール43
11を介して横スライド432 がX方向に摺動自在に支持さ
れている。この横スライド432 は、デュアル工程エアシ
リンダー4312により駆動されるものである。そして、横
スライド432 には、収納リフター433 が昇降自在に支持
されている。この収納リフター433 は、ブレーキ付きリ
ニアモーター4321により駆動されるものである。そし
て、収納リフター433 の上端には、前記マガジン台41の
開口部411 を介して収納マガジン42,421内に挿脱自在
に挿入される水平な受け台4331が固定されている。
【0057】以上の説明のように、トランスファー成形
機3A,3Bは2台あるが、これら2台のトランスファー成
形機3A,3Bに対して、他のリードフレームストック部1
とタブレットストック部2と製品ストック部4とリード
フレーム搬送機構5とタブレット搬送機構6と製品搬送
機構7とゲートブレーク機構8となどは共用されてい
る。そして、これらは、コンピューターなどの制御手段
01により制御されるが、この制御手段01は、両トランス
ファー成形機3A,3Bの作動の周期を互いにその周期の半
分だけずらし、一方の成形機3A,3Bで樹脂封止部Sを成
形している間に、他方の成形機3B,3Aで製品搬送機構7
により樹脂封止された製品Pを搬出させ、リードフレー
ム搬送機構5およびタブレット搬送機構6によりリード
フレームLFおよびタブレットTを搬入させるものであ
る。
【0058】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。まず全体の作動の概略を説明する。リードフ
レームストック部1からリードフレームLFがリードフレ
ーム搬送機構5によりトランスファー成形機3A,3Bに搬
送され、タブレットストック部2からタブレットTがタ
ブレット搬送機構6によりトランスファー成形機3A,3B
に搬送される。
【0059】リードフレーム搬送機構5においては、リ
ードフレームLFがフレームプッシャー51およびベルトコ
ンベヤー52により1つずつタブレットストック部2から
送り出され、フレーム移載機構54およびフレーム用テー
ブル機構53によりそのリードフレーム整列台533 上にX
方向に4つ並べて整列される。この整列完了後、リード
フレームLFの載ったリードフレーム整列台533 はX正方
向の限界位置で待機状態となり、その間に、リードフレ
ーム整列台533 においてリードフレームLFが予備加熱さ
れる。
【0060】また、タブレット搬送機構6においては、
タブレットTがタブレットプッシャー62およびタブレッ
ト移載機構63により2つずつタブレット用テーブル機構
64のタブレット整列台644 上に移載され、このタブレッ
ト整列台644 上に2×4列に整列される。このとき、タ
ブレット整列台644 はY正方向およびX正方向の限界位
置にあるが、整列完了後、タブレット整列台644 はX負
方向の限界位置に移動し、その間に、タブレット整列台
644 に載ったタブレットTが予備加熱される。
【0061】その後、整列台533 ,644 上のリードフレ
ームLFおよびタブレットTは、共用搬送機構9により1
対のトランスファー成形機3A,3Bの一方に搬入される。
このとき、XY移動機構91により移動するハンド機構92
が、前記待機状態からX正方向およびY負方向の限界位
置に移ったタブレット整列台644 にタブレットTを取り
に行くとともに、前記待機状態にあるリードフレーム整
列台533 にリードフレームLFを取りに行く。ついで、ハ
ンド機構92は、トランスファー成形機3A,3Bの型開状態
にある上型321A,321Bと下型322A,322Bとの間に入り、
型閉により下型322A,322Bが上昇するのに伴い、ハンド
機構92に保持されたリードフレームLFおよびタブレット
Tが下型322A,322B上に移載される。
【0062】ついで、ハンド機構92が上型321A,321Bと
下型322A,322Bとの間から抜けた後、型閉が完了し、リ
ードフレームLFに対して樹脂封止部Sがトランスファー
成形され、電子部品本体部が樹脂封止される。そして、
キュアタイムを経た後、型開となり、その後、製品搬送
機構7が樹脂封止後の製品Pをトランスファー成形機3
A,3Bから搬出し、ゲートブレーク機構8を経て、製品
ストック部4に収納する。なお、製品Pがトランスファ
ー成形機3A,3Bから搬出された後、クリーナー33A ,33
B が下型322A,322B上を清掃する。
【0063】このとき、製品搬送機構7は、共用搬送機
構9のハンド機構92が下型322A,322B上にある製品Pを
取りに行く。そして、この製品Pは、ハンド機構92から
ゲートブレーク機構8に移載される。この移載は、ゲー
トブレーク機構8のオフロードトレー機構81において、
X負方向の限界位置にあるカル受け815 およびフレーム
受け816 に対してなされる。ついで、これらカル受け81
5 およびフレーム受け816 はX正方向の限界位置に移動
した後、上昇する。これにより、製品Pとカルおよびラ
ンナー部分の樹脂Rとがカル受け815 およびフレーム受
け816 とゲートブレーク板82との間に挟み込まれて、製
品Pの樹脂封止部Sとランナー部分の樹脂Rとがゲート
部分において切断される。
【0064】ついで、カル受け815 およびフレーム受け
816 が下降するが、製品Pとカルおよびランナー部分の
樹脂Rとは、ゲートブレーク板ユニット82に吸着されて
残る。ついで、カル受け815 およびフレーム受け816 が
X負方向に戻った後、まずカルおよびランナー部分の樹
脂Rが図示していない収容箱に落下して排出される。そ
の後、搬送トレー機構71の収納トレー7111がゲートブレ
ーク板ユニット82の下方に移動し、これから製品Pを受
け取る。ついで、収納トレー7111がY正方向に戻り、製
品移載機構72と製品収納機構43とにより製品Pが製品ス
トック部4に収納されていく。
【0065】以上の工程が繰り返されるが、樹脂封止部
Sの成形は、2つのトランスファー成形機3A,3Bで交互
に行われる。すなわち、これらトランスファー成形機3
A,3Bの作動の周期は、その半分だけ互いにずれてい
る。一方、2つのトランスファー成形機3A,3Bに対して
共用される他の機構5,6,7,8,9の作動の周期
は、トランスファー成形機3A,3Bの作動の周期の半分で
ある。こうして、一方の成形機3A,3Bで樹脂封止部Sを
成形している間に、他方の成形機3B,3Aで樹脂封止され
た製品Pの搬出と、ついで樹脂封止をなすべきリードフ
レームLFおよびタブレットTの搬入とがなされることに
なる。
【0066】つぎに、各部の作動の詳細を説明する。リ
ードフレームストック部1には、マガジン支持台11上
で、対応するマガジン押さえ111 間に、樹脂封止前のリ
ードフレームLFを複数詰めた供給マガジン10を装填す
る。また、リードフレームLFの供給を終えて空になった
供給マガジン10をマガジン支持台11から取り除く。これ
ら装填および取り除きは、手作業による。
【0067】リードフレームストック部1において、供
給マガジン10は、図7に矢印で示すように、循環運動す
る。すなわち、供給マガジン10は、下のマガジン支持台
11において、マガジン横送り機構13によりX負方向へ1
ピッチずつ移動し、ついで、マガジン昇降機構15により
上昇し、ついで、上のマガジン支持台12において、マガ
ジン横送り機構14によりX正方向へ1ピッチずつ移動
し、ついで、マガジン昇降機構16により下降する。
【0068】ここで、マガジン横送り機構13の作動をよ
り詳しく説明する。まず、マガジン昇降機構15,16のマ
ガジンエレベーター1521,1621が下のマガジン支持台11
の高さに下降した状態で、昇降台133 が上昇し、マガジ
ン支持台11およびマガジンエレベーター1621上の供給マ
ガジン10が、それぞれ昇降台133 上に載るとともに、対
応する固定押さえ1332および可動押さえ1341間に入る。
ここで、クランプ板134 がX正方向に移動し、各可動押
さえ1341が各固定押さえ1332とにより各供給マガジン10
を確実に保持する。昇降台133 は、供給マガジン10の下
面がマガジン支持台11およびマガジンエレベーター152
1,1621のマガジン押さえ111 ,1522,1623よりも高く
なるまで上昇する。ついで、横スライド132 がX負方向
に1ピッチ移動した後、昇降台133 が下降するととも
に、クランプ板134 がX負方向に移動し、可動押さえ13
41による供給マガジン10の保持が解除される。昇降台13
3 は、その押さえ1332,1341がマガジン支持台11よりも
若干低く位置するまで下降し、その間に、昇降台133 に
載っていた供給マガジン10がマガジン支持台11およびマ
ガジンエレベーター1521上に載り移り、対応するマガジ
ン押さえ111 ,1522間に入る。こうして、供給マガジン
10が1ピッチX負方向に搬送される。上のマガジン搬送
機構14の作動も、マガジンエレベーター1521,1621が上
のマガジン支持台12の高さに上昇した状態で、搬送がX
正方向になされる点を除いて、全く同様である。
【0069】また、マガジン昇降機構15においては、マ
ガジン支持台11からマガジンエレベーター1521に供給マ
ガジン10が移載された後に、このマガジンエレベーター
1521が上昇する。そして、このマガジンエレベーター15
21からマガジン支持台12に供給マガジン10が移載された
後、マガジンエレベーター1521が再び下降する。一方、
マガジン支持台12からマガジンエレベーター1621に載り
移った供給マガジン20に対しては、これからコンベヤー
52へのリードフレームLFの供給が行われる。このリード
フレームLFの供給は、供給マガジン10内で上下に重なっ
ているリードフレームLFに対して下から1つずつなされ
る。すなわち、供給マガジン10からリードフレームLFが
1つ引き出されと、マガジンエレベーター1621が1ピッ
チ(供給マガジン10におけるリードフレームLFのピッ
チ)下降して、次のリードフレームLFが引き出され、こ
れが繰り返される。そして、供給マガジン10が空になる
と、これの載ったマガジンエレベーター1621がマガジン
支持台11の高さまで下降する。
【0070】なお、マガジン昇降機構16の上のマガジン
エレベーター1622には、端数供給マガジン101 が装着さ
れる。この端数供給マガジン101 は、例えば、リードフ
レームLFの補填に用いられる。すなわち、供給マガジン
10には一定数のリードフレームLFが入っていなければな
らないが、ある供給マガジン10に入っているリードフレ
ームLFが不足している場合、端数供給マガジン101 から
リードフレームLFを補填する。また、端数供給マガジン
101 は、ダミーリードフレームの装填に用いることもで
きる。ダミーリードフレームは、クリーニング用樹脂に
よりトランスファー成形機3A,3Bの型321A,321B,322
A,322Bを清掃するときに用いるものであり、この清掃
時には、正規のリードフレームに代えてダミーリードフ
レームをベルトコンベヤー52へ送り出す。すなわち、自
動運転中、ときどき前記クリーニング用樹脂による清掃
を行うのであるが、このクリーニング用樹脂により成形
がなされたものは、製品Pではないので、製品Pとの区
別のためにも、ダミーリードフレームを使うのである。
【0071】リードフレーム搬送機構5のフレームプッ
シャー51は、一定の高さで、マガジンエレベーター1621
に載った供給マガジン10から1つのリードフレームLFを
Y負方向へ押し出す。押し出された1つのリードフレー
ムLFは、ベルトコンベヤー52上に載り、このベルトコン
ベヤー52によりY負方向へ送られる。なお、ベルトコン
ベヤー52の入口部分において、その上方に位置したニッ
プローラー523 は、補助的にリードフレームLFをY負方
向へ引き出し、ベルトコンベヤー52へのリードフレーム
LFの送り出しを確実なものとする。そして、ベルトコン
ベヤー52上において、リードフレームLFは、ストッパー
525 に突き当たって止まる。
【0072】また、フレーム移載機構54の昇降台544 が
ベルトコンベヤー52の上方に位置して下降した後、左右
のフレームピックアップ545 が閉じ、昇降台544 が再び
上昇する。これにより、前記ストッパー525 に突き当た
って止まったリードフレームLFがフレームピックアップ
545 に載って持ち上げられる。ついで、縦スライド542
がY負方向に移動した後、昇降台544 が下降し、フレー
ムピックアップ545 に保持されていたリードフレームLF
がフレーム整列台533 のプレヒートプレート5332上に載
る。ついで、フレームピックアップ545 が開いた後、昇
降台544 が上昇し、縦スライド542 がY正方向に戻る。
リードフレームLFは、プレヒートプレート5332上に残
る。フレーム整列台533 は、フレーム移載機構54により
1つのリードフレームLFが移載される毎に、横スライド
532 とともに1ピッチ(プレヒートプレート53のピッ
チ)X正方向へ移動する。これが4回繰り返されて、フ
レーム整列台533 上に4つのリードフレームLFが並べて
載せられることになる。なお、型321A,321B,322A,32
2Bにおけるランナーの配置の都合上、フレーム整列台53
3 における偶数番目のリードフレームLFは、奇数番目の
リードフレームLFに対して向きを 180°反転させなけれ
ばならない。そこで、前記偶数番目のリードフレームLF
の搬送時にのみ、フレームピックアップ545 にリードフ
レームLFが保持されている間に、フレーム移載機構54の
回転台543 が 180°回転し、リードフレームLFの向きを
反転させる。
【0073】4つのリードフレームLFが載ったフレーム
整列台533 は、X正方向の限界位置にあって待機状態と
なる。その間に、プレヒートプレート5332によりリード
フレームLFが 100℃程度に予備加熱される。なお、この
予備加熱は、必ずしも必要なものではない。
【0074】また、タブレットストック部2には、ケー
ス台223 上にタブレットTを詰めたタブレットケース20
を載せて装填する。この装填は、ストック部外殻21のケ
ース交換用開口部211 を介して行う。運転の途中では、
交換用開口部211 を介して、空になったタブレットケー
ス20を取り出した後、タブレットTを詰めたタブレット
ケース20を装填することになる。これは、手作業であ
る。
【0075】ストック部外殻21内には、計6つのタブレ
ットケース20が装填されるが、これらタブレットケース
20は、図9に矢印で示すように、ケース搬送機構22によ
りローラーチェーン2212,2222とともに間欠的に循環運
動する。そして、タブレットケース20は、ケース移載機
構61に近付いたとき、このケース移載機構61によりスト
ック部外殻21から引き出され、タブレットTの取り出し
がなされる。そして、空になったタブレットケースT
は、再びストック部外殻21内のケース台223 上に戻さ
れ、ケース搬送機構22の次の駆動により、ケース交換用
開口部211 に臨んで位置することになる。
【0076】タブレット搬送機構6のケース移載機構61
は、その横スライド613 がX負方向へ移動して、ケース
台223 上のタブレットケース20のフランジ202 の下に位
置した後、昇降台612 とともに横スライド613 が上昇
し、この横スライド613 上にフランジ202 が載る。つい
で、横スライド613 がX正方向へ戻って、タブレットケ
ース20がともに引き出され、その後、昇降台612 が再び
下降する。
【0077】そして、タブレットプッシャー62の突き上
げロッド6221,6222が上昇し、タブレットケース20の2
つのタブレット収納部201 内にそれぞれ入り、これらタ
ブレット収納部201 内のタブレットTを下から突き上げ
る。また、タブレット移載機構63の両チャック633 ,63
4 は、両突き上げロッド6221,6222の上方にそれぞれ位
置しているが、昇降台632 が下降した後、チャックアー
ム6331,6341が閉じ、タブレットケース20から上へ突き
出た1つのタブレットTをそれぞれ保持する。ついで、
昇降台632 が上昇した後、縦スライド631 がY負方向に
移動し、タブレット用テーブル機構64のY正方向および
X正方向の限界位置にあるタブレット整列台644 の上方
に位置する。ついで、昇降台632 が下降するとともに、
チャックアーム6331,6341が開き、タブレット整列台64
4 上の所定位置に2つのタブレットTが置かれる。その
後、昇降台632 が上昇するとともに、縦スライド631 が
Y正方向に戻る。なお、前記タブレット移載機構63によ
るタブレットTの搬送中に、必要に応じて、一方のチャ
ック634 がX正方向に移動する。これは、X方向に並ん
だ突き上げロッド6221,6222のピッチと、タブレット整
列台644 におけるタブレットTのX方向のピッチとが異
なることがあるからである。タブレットTの移載後に
は、チャック634 はX負方向に戻る。
【0078】タブレットケース20から上へ突き出た1つ
のタブレットTがタブレット移載機構63により取り去ら
れた後、突き上げロッド6221,6222はさらに1ピッチ
(タブレットTの高さ)上昇する。そして、これにより
突き出た1つのタブレットTがタブレット移載機構63に
よりタブレット整列台644 に移載される。これが繰り返
されて、タブレット整列台644 には、X方向に2列、Y
方向に4列、計8つのタブレットTが整列される。この
整列完了後、タブレット整列台644 は、横スライド643
とともにX負方向へ移動し、高周波プレヒーター65の下
方に位置して待機状態となる。この高周波プレヒーター
65により、タブレット整列台644 のタブレットTは、60
℃程度に予備加熱される。なお、この予備加熱は必ずし
も必要なものではない。
【0079】そして、横スライド643 がX正方向に移動
し、縦スライド642 がY負方向に移動して、タブレット
整列台644 上のタブレットTが共用搬送機構9により取
り去られた後、縦スライド642 がY正方向に移動して、
タブレット整列台644 上へのタブレットTの移載が繰り
返されることになる。その間に、タブレットケース20の
タブレット収納部201 が空になったら、突き上げロッド
6221,6222が下降してタブレットケース20から抜けた
後、タブレットプッシャー62の縦スライド621 がX方向
に移動して、あるいは、ケース移載機構61の横スライド
613 がY方向に移動して、突き上げロッド6221,6222
は、タブレットケース20のまだタブレットTが詰まって
いるタブレット収納部201 の下方に位置する。なお、チ
ャック633 ,634 の起点位置も、突き上げロッド6221,
6222に合わせてY方向に移動する。そして、前述のよう
なタブレットTの移載が繰り返される。さらに、タブレ
ットケース20の全てのタブレット収納部201 が空になっ
たら、ケース移載機構61の昇降台612 が上昇し、横スラ
イド613 がX負方向へ移動した後、昇降台612 が下降し
て、タブレットケース20をストック部外殻21内のケース
台223 上へ戻す。その後、横スライド613 はX正方向へ
戻り、ケース搬送機構22により次のタブレットケース20
がケース移載機構61に近付く。
【0080】ここで、前記共用搬送機構9のハンド機構
92のフレームチャック94およびタブレットチャック95の
作動について説明する。これらフレームチャック94およ
びタブレットチャック95は、独自の駆動源を有しておら
ず、押動部としてのリードフレーム整列台533 、タブレ
ット整列台644 、下型322A,322Bあるいはゲートブレー
ク機構8のストッパー片8145の昇降に連動して作動す
る。すなわち、リードフレーム整列台533 、下型322A,
322Bあるいはストッパー片8145により受けロッド941 が
押し上げられることによってフレームチャック94が作動
し、タブレット整列台644 あるいは下型322A,322Bによ
り受けロッド951 が押し上げられることによってタブレ
ットチャック95が作動する。
【0081】まず、フレームチャック94の作動を説明す
る。図16に鎖線で示すように、受けロッド941 が押し
上げられると、これにリンクアーム9413を介して連結さ
れているリンク車9421が時計回り方向へ45°回る。この
とき、ラチェット車9422とラチェット爪9425との関係か
ら、リンク車9421に対してラチェット車9422は反時計回
り方向へは回転できないので、ラチェット車9422および
これが固定された中間シャフト942 は、リンク車9421と
ともに45°回る。こうして中間シャフト942 が45°回る
と、それまでチャックアーム944 のカム受けローラー94
43が開閉タイミング用カム9444の凹部9445に当たってい
たならば、カム受けローラー9443が開閉タイミング用カ
ム9444の凸部9446に当たった状態に変わり、逆に、カム
受けローラー9443が凸部9446に当たっていたならば、カ
ム受けローラー9443が凹部9445に当たった状態に変わ
る。そして、カム受けローラー9443が凹部9445に当たっ
た状態では、対をなすチャックアーム944 のフック部94
41が互いに近付いて開いた状態になり、凸部9446に当た
った状態では、両チャックアーム944 のフック部9441が
互いに離れて閉じた状態になる。なお、スプリング9435
により押されたボール9434が開閉ロック用カム9431の凹
部9432に嵌まることにより、中間シャフト942が妄りに
回転することが防がれ、カム受けローラー9443が開閉タ
イミング用カム9444の凹部9445あるいは凸部9446に当た
った状態が確実に保持され、したがって、チャックアー
ム944 も、開閉それぞれの状態に確実に保持される。
【0082】また、下型322A,322Bなどによる受けロッ
ド941 の押し上げが解除されると、スプリング9412によ
り受けロッド941 が下降し、リンク車9421が反時計回り
方向へ45°回る。このときは、リンク車9421に対してラ
チェット車9422が時計回り方向へは回転できることによ
り、ボール9434および開閉ロック用カム9431によって保
持されている中間シャフト942 およびラチェット車9422
は回転しない。したがって、チャックアーム944 の開閉
状態は切り替わらない。以上のように、チャックアーム
944 は、受けロッド941 が1回押し上げられる毎に、中
間シャフト942が時計回り方向へ45°ずつ回転して、開
状態と閉状態とが交互に切り替わるものである。
【0083】つぎに、タブレットチャック95の作動につ
いて説明する。受けロッド951 が下降位置にあるときに
は、上シャフト952 に固定されたカム9530に、チャック
アーム954 のカム受けローラー9544は凸部9539から外れ
た位置で当たっている。この状態で、一対のチャックア
ーム954 は、そのフック部9542が互いに近付いて閉じて
いる。これに対して、受けロッド951 が押し上げられる
と、これに連動して、リンクアーム9533が回るととも
に、リンク片9531および上シャフト952 が回り、カム95
30の凸部9539にカム受けローラー9544が乗り上げた状態
となる。この状態で、両チャックアーム954 は、そのフ
ック部9542が互いに離れて開いた状態となる。また、下
型322A,322Bなどによる受けロッド951 の押し上げが解
除されると、スプリング9512により受けロッド951 が下
降し、リンクアーム9533、リンク片9531、上シャフト95
2 およびカム9530が逆に回り、カム受けローラー9544が
凸部9539から外れる。これにより、スプリング9543の張
力によりチャックアーム954が閉じた状態となる。な
お、以上の説明から明らかなように、チャックアーム95
4 が開くのは、受けロッド951 の押し上げにより強制的
になされるが、チャックアーム954 の閉じ動作は、強制
ではなく、これにスプリング9543の張力を上回る力が加
わっていれば、なされない。
【0084】リードフレームLFおよびタブレットTの搬
送の説明に戻る。ハンド機構92は、まずタブレット整列
台644 上に整列されたタブレットTを取りに行く。この
とき、タブレット整列台644 は、高周波プレヒーター65
の下方に位置した待機状態から、横スライド643 のX正
方向の移動と縦スライド642 のY負方向への移動とによ
り、ハンド機構92の下方に位置する。ここで、エアシリ
ンダー6432の駆動によりタブレット整列台644 が上昇
し、ハンド機構92の受けロッド951 を押し上げる。な
お、タブレット整列台644 の上面の凹凸の設定により、
受けロッド941 は押し上げられず、下がったままであ
る。ついで、タブレット整列台644 が下降して、受けロ
ッド951 も再び下降する。受けロッド951 の押し上げに
伴い、タブレットチャック95の計8対のチャックアーム
954 が開いていき、そのフック部9542が軟らかくなって
いるタブレットTに食い込むように、これら各タブレッ
トTをそれぞれ挟み込む。ついで、受けロッド951 の下
降に伴い、チャックアーム954 が閉じ、タブレットTを
確実に保持する。
【0085】ついで、ハンド機構92は、リードフレーム
整列台533 上に整列されたリードフレームLFを取りに行
く。このとき、まず横スライド912 がX負方向に移動し
てハンド機構92が前記待機状態にあるリードフレーム整
列台533 の上方に位置した後、このリードフレーム整列
台533 がエアシリンダー5321の駆動により上昇する。そ
れに伴い、フレームチャック94の開いている計4対のチ
ャックアーム944 のフック部9441が各リードフレームLF
の横を通って、その下方に達する。また、リードフレー
ム整列台533 により受けロッド941 が押し上げられるの
に伴い、チャックアーム944 が閉じる。したがって、そ
の後、リードフレーム整列台533 が再び下降するとき、
リードフレームLFは、フック部9441上に載ってチャック
アーム944 に保持された状態になる。なお、チャックア
ーム944 とは独立したフレーム押さえ9553は、リードフ
レームLFを上から押さえ、リードフレームLFの歪みを防
ぐ。なお、リードフレーム整列台533 の上面の凹凸の設
定により、リードフレーム整列台533 の上昇時にも、受
けロッド951 は押し上げられず、下がったままである。
【0086】なお、フレームチャック94によりリードフ
レームLFが保持されていれば、リードフレームLFが検知
機構98のプローブ981 を押し上げることにより、リード
フレームLFが保持されていることが検知される。これに
対して、プローブ981 が下がったままならば、リードフ
レームLFが保持されていないと検知され、異常があった
ものとして、装置が停止する。
【0087】ついで、ハンド機構92は、いずれかのトラ
ンスファー成形機3A,3Bの型開状態にある上型321A,32
1Bと下型322A,322Bとの間に入る。ハンド機構92は、一
方のトランスファー成形機3Aに入るときには、リードフ
レーム整列台533 の上方位置から縦スライド913 ととも
にそのままY負方向へ移動し、他方のトランスファー成
形機3Bに入るときには、横スライド912 とともにX正方
向へ移動した後、Y負方向へ移動する。そして、トラン
スファー成形機3A,3Bにおいては、油圧シリンダー315
A,315Bの駆動により、下プラテン314A,314Bとともに
下型322A,322Bが上昇するが、この上昇する下型322A,
322Bにより、ハンド機構92の受けロッド941 ,951 が押
し上げられる。この押し上げに伴い、フレームチャック
94およびタブレットチャック95のチャックアーム944 ,
954 はそれぞれ開く。これにより、リードフレームLFお
よびタブレットTは、保持を解除したチャック94,95か
ら下型322A,322B上に載り移ることになる。なお、チャ
ックアーム954 が開いている状態で、タブレットプッシ
ャー96のエアシリンダー963 の駆動により昇降台961が
下降し、その各凸部964 が各タブレットTを下型322A,
322Bの各ポット323A,323B内に強制的に押し込む。これ
により、引っ掛かりなどによるタブレットTの装填不良
を防止でき、この装填を確実にできる。その後、昇降台
961 は再び上昇する。ついで、下型322A,322Bがいった
ん下降した後、ハンド機構92がY正方向へ移動し、リー
ドフレームLFおよびタブレットTを下型322A,322Bに残
して、上型321A,321Bと下型322A,322Bとの間から抜け
る。このとき、フレーム押さえ9453から下方へ空気が吹
き出されて、リードフレームLFが下型322A,322B上に確
実に残る。
【0088】なお、この状態でも、ハンド機構92の検知
機構98のプローブ981 が上がったままで、フレームチャ
ック94にリードフレームLFが保持されたままであると検
知された場合には、下型322A,322Bへのリードフレーム
LFの移載がうまくいかなかったものとして、装置が停止
する。
【0089】その後、下型322A,322Bが再び上昇して、
型閉となる。この状態で、図示していないプランジャー
により、ポット323A,323B内のエポキシ樹脂がカル、ラ
ンナーおよびゲートを介して型キャビティに充填され、
リードフレームLFに対して樹脂封止部Sが成形される。
その後、キュアタイムを経て、型開となるが、このと
き、樹脂封止部Sの成形された製品Pとカルおよびラン
ナー部分の樹脂Rとは、まず上型321A,321Bから離れ、
下型322A,322B上に残る。
【0090】なお、一方のトランスファー成形機3A,3B
でこのように成形が行われている間に、他方のトランス
ファー成形機3B,3Aでは、ハンド機構92により、製品P
とカルおよびランナー部分の樹脂Rとの搬出が行われる
とともに、次のリードフレームLFおよびタブレットTの
搬入がなされる。
【0091】トランスファー成形機3A,3Bから製品Pと
カルおよびランナー部分の樹脂Rとを搬出するときに
は、ハンド機構92がX方向に移動して他方のトランスフ
ァー成形機3B,3Aに対向する位置から一方のトランスフ
ァー成形機3A,3Bに対向する位置に移った後、ハンド機
構92がY負方向に移動して、一方のトランスファー成形
機3A,3Bの上型321A,321Bと下型322A,322Bとの間に入
る。ついで、下型322A,322Bが上昇し、それに伴い、フ
レームチャック94の開いているチャックアーム944 のフ
ック部9441が下型322A,322B上の各リードフレームLFの
横を通って、その下方に達する。また、上昇する下型32
2A,322Bが受けロッド941 ,951 を押し上げることによ
り、チャックアーム944 が閉じる。したがって、その
後、下型322A,322Bが再び下降するとき、リードフレー
ムLFは、チャックアーム944 に保持された状態になる。
これとともに、カル吸着機構97のエアシリンダー972 の
駆動により、昇降台971 が下降し、かつ、バキュームパ
イプ973 に対して吸気がなされ、その吸着口9731にカル
およびランナー部分の樹脂Rが吸着される。その後、ハ
ンド機構92はY正方向に移動する。
【0092】このように、フレームチャック94により製
品PのリードフレームLFの樹脂封止されていない部分が
保持されるとともに、カル吸着機構97によりカルおよび
ランナー部分の樹脂Rが吸着保持されるので、樹脂封止
部Sとカルおよびランナー部分の樹脂Rとの下型322A,
322Bからの離型が確実になされる。
【0093】なお、トランスファー成形機3A,3Bにおい
て、共用搬送機構9により下型322A,322B上から製品P
とカルおよびランナー部分の樹脂Rとが搬出された後、
クリーナー33A ,33B が下型322A,322B上を清掃する。
すなわち、クリーナー33A ,33B が振動しつつX方向に
下型322A,322B上を往復移動する。その間に、クリーナ
ー33A ,33B のノズル332A,332Bにおける空気の吹き出
しおよび吸引と、ブラシ333A,333Bによるはらいとによ
って、下型322A,322B上から樹脂の残り滓などが除去さ
れる。その後、次のリードフレームLFおよびタブレット
Tの搬入がなされる。
【0094】そして、ハンド機構92により、トランスフ
ァー成形機3A,3Bから取り出された製品Pとカルおよび
ランナー部分の樹脂Rとは、ゲートブレーク機構8に搬
送される。このゲートブレーク機構8への移載は、トラ
ンスファー成形機3Bの後方でなされ、したがって、トラ
ンスファー成形機3Aからの搬出の場合は、ハンド機構92
がY正方向に移動した後、さらにX正方向に移動する。
ここで、オフロードトレー機構81の昇降台813 がリニア
モーター8121の駆動により上昇し、この上昇に伴い、ス
トッパー片8145によりハンド機構8の受けロッド941 が
押し上げられる。なお、ストッパー片8145の上面の凹凸
の設定により、受けロッド951 は押し上げられず、下が
ったままである。この受けロッド941 の押し上げに伴
い、フレームチャック94のチャックアーム944 が開く。
これとともに、バキュームパイプ973 による吸着が解除
される。これにより、製品Pとカルおよびランナー部分
の樹脂Rとは、それぞれフレーム受け816 およびカル受
け815 上に載り移ることになる。なお、ハンド機構92
は、ついでタブレット整列台644 にタブレットTを取り
に行くことになる。
【0095】ついで、昇降台813 が下降した後、横スラ
イド812 がX正方向にゲートブレーク板ユニット82の下
方位置まで移動する。ここで、昇降台813 が上昇する。
この上昇に伴い、図17(a)に示すように、まずオフ
ロードトレー機構81のフレーム受け816 上に載った製品
Pにおける樹脂封止されていないリードフレームLF部分
に、ゲートブレーク板ユニット82のフレーム押さえ823
,824 が上から突き当たり、カル受け815 上に載った
カルおよびランナー部分の樹脂Rに、バキュームパイプ
825 が上から突き当たる。図17(b)に示すように、
さらに昇降台813は上昇するが、それに伴い、フレーム
押さえ823 ,824 は、スプリング8232,8242に抗して押
し上げられつつも、スプリング8161に抗してフレーム受
け816 を押し下げる。ところが、カルおよびランナー部
分の樹脂Rはトレーベース814 と一体的に上昇するの
で、このカルおよびランナー部分の樹脂Rにより近い内
側のフレーム押さえ823 が外側のフレーム押さえ824 よ
りも大きく上昇することになる。その結果、フレーム受
け816 は外側が下降するように傾き、ランナー部分の樹
脂Rに対して製品Pの樹脂封止部Sが折り曲げられるか
っこうになる。これにより、ゲートにおいてランナー部
分の樹脂Rと樹脂封止部Sとが切断される。なお、本実
施例の金型は下ゲートタイプである。すなわち、樹脂封
止部Sを成形する型キャビティに対してランナー、ゲー
トがリードフレームLFの下側に位置するものである。そ
のため、ゲートブレーク時の折り曲げ方向は図示のよう
になる。
【0096】この切断後、バキュームパイプ825 ,826
に対して吸気がなされ、バキュームパイプ825 の下端に
カルおよびランナー部分の樹脂Rが吸着されるととも
に、バキュームパイプ826 の下端に製品Pの樹脂封止部
Sが吸着される。これとともに、昇降台813 が下降する
が、カルおよびランナー部分の樹脂Rと製品Pとは、バ
キュームパイプ825 ,826 に吸着されているので、ゲー
トブレーク板ユニット82に止まる。その後、横スライド
812 はX負方向に戻る。ついで、まずカルおよびランナ
ー部分の樹脂Rに対する吸着が解除され、この樹脂Rが
図示していない収容箱へ落下して排出される。
【0097】ついで、製品Pを吸着保持したゲートブレ
ーク板ユニット82の下方に、製品搬送機構7の縦スライ
ド711 が移動してくる。ここで、バキュームパイプ826
による吸着が解除され、計4つの製品Pが縦スライド71
1 の各収納トレー7111上にそれぞれ載る。ついで、縦ス
ライド711 はY正方向に戻る。ここで、製品移載機構72
のチャック723 が下降し、そのチャックアーム7231が閉
じた後、再びチャック723 が上昇する。これにより、収
納トレー711 上の製品Pがチャック723 により保持され
る。ついで、チャック723 は、縦スライド721 とともに
Y正方向に移動するとともに、必要ならば横スライド72
2 とともにX方向に移動し、製品ストック部4に装着さ
れている1つの収納マガジン42の上方に位置する。この
収納マガジン42内には、製品収納機構43の収納リフター
433 が入っており、チャック723が下降することによ
り、これに保持されている製品Pが収納リフター433 上
あるいはその上に既に積み重なっている製品Pの上に載
る。ついで、チャックアーム7231が開いた後、チャック
723 が製品Pを残して上昇し、スライド721 ,722 の移
動により収納トレー711 の上方へ戻る。ところで、前記
フレーム整列台533 への移載に際して 180°反転されて
いた製品Pは、前記製品移載機構72による搬送中に、そ
のチャック723 が 180°水平回転することにより、もと
の向きに戻される。すなわち、収納マガジン42内には、
全ての製品Pが一定の向きで収納されることになる。
【0098】前記製品移載機構72は、前述のようにし
て、搬送トレー機構71の4つの収納トレー7111に載った
製品Pを1つずつ順次製品ストック4へ搬送していく。
全ての収納トレー7111が空になった後、これら収納トレ
ー7111には、再びゲートブレーク機構8から製品Pが供
給される。そして、製品移載機構72による移載が繰り返
される。一方、製品収納機構43の収納リフター433 は、
上に製品Pが1つ加わる毎に、1ピッチ(製品Pの高
さ)下降する。こうして、1つの収納マガジン42内に複
数の製品Pが上下に重なって収納される。また、1つの
収納マガジン42内に所定数の製品Pが収納された後、収
納リフター433 は下降してマガジン台41から抜ける。つ
いで、収納リフター433 は、横スライド432 とともにX
方向に移動し、まだ空の収納マガジン42の下方に位置し
た後、上昇してこの収納マガジン42内に入る。最初、収
納リフター433 の上端の受け台4331は、収納マガジン42
の上端開口に位置する。こうして、複数ある収納マガジ
ン42に順次製品Pが収納されていく。
【0099】そして、製品Pが収納され終わった収納マ
ガジン42は、手作業により取り出され、代わりに、空の
収納マガジン42をマガジン台41上に装着する。
【0100】なお、マガジン台41の一端部に置かれた端
数収納マガジン421 には、例えば、クリーニング用樹脂
により樹脂封止されたダミーリードフレームが収納され
る。
【0101】前記実施例の構成によれば、リードフレー
ムLFを着脱してトランスファー成形機3A,3Bに対して搬
入、搬出を行うフレームチャック94と、タブレットTを
着脱してトランスファー成形機3A,3Bに対して搬入を行
うタブレットチャック95とは、これらチャック94,95を
設けたハンド機構92自体に駆動源を設けるのではなく、
フレーム用テーブル機構53に設けたエアシリンダー532
1、タブレット用テーブル機構64に設けたエアシリンダ
ー6432、トランスファー成形機3A,3Bの油圧シリンダー
315A,315Bおよびオフロードトレー機構81に設けられた
リニアモーター8121を作動用の駆動源としたので、ハン
ド機構92の構造を簡単にでき、このハンド機構92を軽量
化できる。そのため、ハンド機構92がXY移動機構91に
片持ち状態で支持されているにもかかわらず、振動など
を軽減でき、チャック94,95などのハンド機構92の作動
の信頼性が向上する。これとともに、電子部品の様々な
品種に対応するために、ハンド機構92はユニットとして
適宜交換されるのであるが、前述のように駆動源をハン
ド機構92外に設けたことにより、駆動源用の配管や配線
が不要になり、ハンド機構92の交換を手間のかからない
容易なものとできる。
【0102】また、このハンド機構92を含む1つの共用
搬送機構9をリードフレーム搬送機構5とタブレット搬
送機構6と製品搬送機構7とで共用したので、樹脂封止
装置全体も、構造が簡単で、コンパクトなものとでき
る。
【0103】さらに、特にフレームチャック94は、外部
からの動力を昇降する受けロッド941 により受け、リン
ク車9421、ラチェット車9422およびラチェット爪9425な
どからなるラチェット機構とカム受けローラー9443およ
び開閉タイミング用カム9444などからなるカム機構とに
より、受けロッド941 が1回昇降して往復する毎に、チ
ャックアーム944 の開閉が切り替わる構造としたので、
フレームチャック94の作動を確実で、能率のよいものと
できる。すなわち、リードフレームLFの保持およびその
解除の失敗や、リードフレームLFを損傷させることを防
止できる。また、ハンド機構92がフレーム用テーブル機
構53、トランスファー成形機3A,3Bおよびオフロードト
レー機構81を巡る間に、チャックアーム944 の開閉が適
切に切り替わり、無駄にチャックアーム944 を開閉させ
るような必要がない。
【0104】一方、損傷などが問題とならないタブレッ
トT用のタブレットチャック95は、受けロッド951 の往
復動に伴って開いた後また閉じる構造としたので、構造
が簡単である。
【0105】ところで、トランスファー成形機には、型
閉および型開の駆動源が前記実施例のような油圧シリン
ダー315A,315Bからなるものとサーボモーターからなる
ものとがある。サーボモーターからなるものは、高精度
を出せるが、高価になる問題がある。一方、油圧シリン
ダー315A,315Bからなるものは、安価にできるものの、
0.5mm 程度の上下方向の誤差が生じる。この程度の誤差
があっても、前記実施例のような構造のチャック94,95
ならば、確実に作動できる。
【0106】図19は、本発明の電子部品の樹脂封止装
置の他の実施例を示すもので、この実施例は、ハンド機
構92におけるリードフレームLFの有無を検知する検知機
構986 を電気式センサーとしたものである。検知機構98
6 は、フレームチャック94のフレーム押さえ9453の下面
に固定された複数のコンタクトプローブである電極987
を有している。これら電極987 は、一方が+極であり、
他方が−極である。なお、電極987 以外でリードフレー
ムLFに接触する部分すなわちチャックアーム944 やフレ
ーム押さえ9453は、セラミックスなどの絶縁体からなっ
ている。
【0107】そして、フレームチャック94にリードフレ
ームLFが保持されたとき、導電体からなるこのリードフ
レームLFの電極987 が上から接触し、これら電極987 間
に微電流が流れることにより、リードフレームLFがある
ことが検知される。一方、リードフレームLFが保持され
ていないときには、電極987 間に電流が流れないことに
より、リードフレームLFがないことが検知される。
【0108】このような電気式センサーからなる検知機
構986 は、耐熱性にも優れ、高い信頼性が得られる。ま
た、動く部分がないので、コンパクトにでき、場所をと
らない。
【0109】なお、電極987 を設ける位置は、フレーム
押さえ9435の下面に限らず、リードフレームLFの着脱に
際して邪魔にならない位置であればよい。また、リード
フレームLFの有無を検知する検知機構としては、他に
も、光学式センサーなど適宜のものを用いられる。
【0110】さらに、本発明は、前記実施例に限定され
るものではなく、種々の変形実施が可能である。例え
ば、前記実施例では、トランスファー成形機を2台とし
たが、成形機は1台であってもよい。また、前記実施例
では、樹脂封止される電子部品がICであったが、本発明
は、もちろんトランジスターやダイオードなどの他の電
子部品の樹脂封止にも適用できる。また、樹脂封止に用
いる樹脂もエポキシ樹脂に限らない。
【0111】さらに、樹脂封止装置の各部の具体的構成
も、前記実施例のものに限らない。例えば、前記実施例
では、リードフレーム搬送機構5とタブレット搬送機構
6と製品搬送機構7との一部を共用搬送機構9により共
用しているが、リードフレーム搬送機構とタブレット搬
送機構と製品搬送機構とを互いに独立したものとしても
よい。
【0112】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、樹脂封止前の
電子部品本体部を含むインサート物を成形機に搬入する
インサート物搬送機構において、ハンド機構に設けられ
インサート物供給部でインサート物を保持し成形機でイ
ンサート物の保持を解除するインサート物チャックは、
インサート物供給部および成形機にそれぞれ設けた駆動
源により作動させるようにし、ハンド機構には駆動源を
設けていないので、ハンド機構の構造を簡単にでき、こ
のハンド機構を軽量化でき、したがって、その作動の信
頼性も向上し、また、駆動源用の配管、配線も不要にな
ることから、ハンド機構の交換も容易になる。
【0113】さらに、請求項2の発明によれば、製品搬
送機構において、成形機で樹脂封止後の製品を保持し製
品搬出部で製品の保持を解除する製品チャックを前記イ
ンサート物チャックと兼用するとともに、このインサー
ト物チャックを作動させる駆動源を製品搬出部に設けた
ので、ハンド機構自体のみならず、電子部品の樹脂封止
装置全体も、構造が簡単で、コンパクトなものとでき
る。
【0114】さらに、請求項3の発明によれば、インサ
ート物チャックは、受けロッド、シャフト、カム機構お
よびラチェット機構により、インサート物供給部および
成形機に設けられた押動部が受けロッドを押す毎に、チ
ャックアームの開閉が切り替わるようにしたので、イン
サート物チャックの作動を確実で、能率のよいものとで
きる。
【0115】さらに、請求項4の発明によれば、ハンド
機構におけるインサート物の有無を検知する検知機構
は、インサート物の導電部に接触する複数の電極間に電
流を流すことにより検知を行う電気式センサーとしたの
で、検知機構の耐熱性、信頼性を高められるとともに、
検知機構をコンパクトにできる。
【0116】また、請求項5の発明によれば、樹脂材料
を成形機に搬入する樹脂材料搬送機構において、ハンド
機構に設けられ樹脂材料供給部で樹脂材料を保持し成形
機で樹脂材料の保持を解除する樹脂材料チャックは、樹
脂材料供給部および成形機にそれぞれ設けた駆動源によ
り作動させるようにし、ハンド機構には駆動源を設けて
いないので、ハンド機構の構造を簡単にでき、このハン
ド機構を軽量化でき、したがって、その作動の信頼性も
向上し、また、駆動源用の配管、配線も不要になること
から、ハンド機構の交換も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品の樹脂封止装置の一実施例を
示す全体の概略図であり、Z負方向を投影方向としてい
る。
【図2】同上全体の断面図であり、Z負方向を投影方向
としている。
【図3】同上全体の断面図であり、Y正方向を投影方向
としている。
【図4】同上全体の断面図であり、X正方向を投影方向
としている。
【図5】同上全体の断面図であり、X負方向を投影方向
としている。
【図6】同上全体の断面図であり、X負方向を投影方向
としているが、断面位置は図5と異なる。
【図7】同上リードフレームストック部を示す背面図
(投影方向はY負方向)である。
【図8】同上リードフレーム搬送機構を示す側面図(投
影方向はX正方向)である。
【図9】同上タブレットストック部およびタブレット搬
送機構を示す断面図であり、Y負方向を投影方向として
いる。
【図10】同上タブレットストック部を示す断面図であ
り、X正方向を投影方向としている。
【図11】同上タブレットストック部およびタブレット
搬送機構を示す側面図(投影方向はX負方向)である。
【図12】同上タブレット搬送機構を示す断面図であ
り、Y正方向を投影方向としている。
【図13】同上ハンド機構を示す一部を断面にした正面
図(投影方向はY正方向)である。
【図14】同上ハンド機構を示す断面図であり、X正方
向を投影方向としている。
【図15】同上ハンド機構を示す断面図であり、X負方
向を投影方向としている。
【図16】同上ハンド機構の一部を示す断面図であり、
Y正方向を投影方向としている。
【図17】同上ゲートブレーク機構を示す断面図であ
り、Y正方向を投影方向としている。
【図18】同上製品搬送機構および製品ストック部を示
す断面図であり、Y正方向を投影方向としている。
【図19】本発明の電子部品の樹脂封止装置の他の実施
例を示すもので、検知機構部分の断面図である。
【図20】従来の電子部品の樹脂封止装置の一例を示す
全体の概略平面図である。
【符号の説明】
LF リードフレーム(インサート物) T タブレット(樹脂材料) P 製品 S 樹脂封止部 3A,3B トランスファー成形機(成形機) 315A,315B 油圧シリンダー(チャックの駆動源) 322A,322B 下型(押動部) 5 リードフレーム搬送機構(インサート物搬送機構) 53 フレーム用テーブル機構(インサート物供給部) 5321 エアシリンダー(インサート物チャックの駆動
源) 533 リードフレーム整列台(押動部) 6 タブレット搬送機構(樹脂材料搬送機構) 64 タブレット用テーブル機構(樹脂材料供給部) 6432 エアシリンダー(樹脂材料チャックの駆動源) 644 タブレット整列台(押動部) 7 製品搬送機構 81 オフロードトレー機構(製品搬出部) 8121 リニアモーター(インサート物チャックの駆動
源) 8145 ストッパー片(押動部) 92 ハンド機構 94 フレームチャック(インサート物チャック、製品チ
ャック) 941 受けロッド 9412 スプリング(ばね) 942 中間シャフト(シャフト) 9421 リンク車(ラチェット機構) 9422 ラチェット車(ラチェット機構) 9425 ラチェット爪(ラチェット機構) 944 チャックアーム 9443 カム受けローラー(カム機構) 9444 開閉タイミング用カム(カム機構) 95 タブレットチャック(樹脂材料チャック) 986 検知機構 987 電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品本体部を自動的に樹脂封止する
    電子部品の樹脂封止装置において、樹脂封止部を成形す
    る成形機と、樹脂封止前の電子部品本体部を含むインサ
    ート物を前記成形機に搬入するインサート物搬送機構
    と、樹脂封止用の樹脂材料を前記成形機に搬入する樹脂
    材料搬送機構と、インサート物が樹脂封止されてなる製
    品を前記成形機から搬出する製品搬送機構とを備え、前
    記インサート物搬送機構は、インサート物供給部でイン
    サート物を保持し前記成形機でインサート物の保持を解
    除するインサート物チャックを有するハンド機構を備
    え、前記インサート物チャックを作動させる駆動源を前
    記インサート物供給部および成形機にそれぞれ設けたこ
    とを特徴とする電子部品の樹脂封止装置。
  2. 【請求項2】 前記製品搬送機構は、前記成形機で製品
    を保持し製品搬出部で製品の保持を解除する製品チャッ
    クを有するハンド機構を有し、その製品チャックを前記
    インサート物チャックと兼用するとともに、このインサ
    ート物チャックを作動させる駆動源を前記製品搬出部に
    設けたことを特徴とする請求項1記載の電子部品の樹脂
    封止装置。
  3. 【請求項3】 前記インサート物チャックは、前記イン
    サート物供給部および成形機に設けられた押動部により
    ばねに抗して押される受けロッドと、この受けロッドの
    移動に連動して回転するシャフトと、このシャフトが所
    定角度回転する毎にチャックアームの開閉を切り替える
    カム機構と、前記受けロッドが押動部により押される方
    向へ移動したときのみに前記シャフトを一定方向へ所定
    角度回転させるラチェット機構とを有することを特徴と
    する請求項1または2記載の電子部品の樹脂封止装置。
  4. 【請求項4】 前記ハンド機構は、このハンド機構にお
    けるインサート物の有無を検知する検知機構を有し、こ
    の検知機構は、インサート物の導電部に接触する複数の
    電極間に電流を流すことにより検知を行う電気式センサ
    ーとしたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の電子部品の樹脂封止装置。
  5. 【請求項5】 電子部品本体部を自動的に樹脂封止する
    電子部品の樹脂封止装置において、樹脂封止部を成形す
    る成形機と、樹脂封止前の電子部品本体部を含むインサ
    ート物を前記成形機に搬入するインサート物搬送機構
    と、樹脂封止用の樹脂材料を前記成形機に搬入する樹脂
    材料搬送機構と、インサート物が樹脂封止されてなる製
    品を前記成形機から搬出する製品搬送機構とを備え、前
    記樹脂材料搬送機構は、樹脂材料供給部で樹脂材料を保
    持し前記成形機で樹脂材料の保持を解除する樹脂材料チ
    ャックを有するハンド機構を備え、前記樹脂材料チャッ
    クを作動させる駆動源を前記樹脂材料供給部および成形
    機にそれぞれ設けたことを特徴とする電子部品の樹脂封
    止装置。
JP3165594A 1994-03-01 1994-03-01 電子部品の樹脂封止装置 Withdrawn JPH07241874A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017914A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd 樹脂封止装置および当該樹脂封止装置に備わる搬送装置
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JP2012231030A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Apic Yamada Corp ディゲート方法、ディゲート装置、トランスファモールド装置、および半導体パッケージの製造方法
KR20200094631A (ko) 2019-01-30 2020-08-07 토와 가부시기가이샤 수지 성형 장치 및 수지 성형품의 제조 방법

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