JP6659806B2 - 組付システム、組付方法および組付ユニット - Google Patents

組付システム、組付方法および組付ユニット Download PDF

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Description

本発明は、組付システム、組付方法および組付ユニットに関する。
成形機の型内において互いに組付け可能な複数種類の部品または成形品が同時に成形される。特許文献1には、「金型開閉手段で型開きされた金型より成形品を取り出し、取り出した成形品を搬送する成形品取出し手段と、この成形品取出し手段により搬送されて来る成形品同士を組み付ける成形品組立手段とを備えた成形組立装置」が記載されている。
また、特許文献2には、「1本のアームに2つの金型から同時に成形品を取り出すための2つの成形品チャック部を備えた製品取り出し用ロボット(製品取り出し機)」が開示されている。
さらに、特許文献3には、「一方のマニピュレータにより第一の部品を所定位置へ供給すると共にその所定位置に該部品を固定させるべく継続的に保持せしめ、かかる状態において、他方のマニピュレータにより、前記第一の部品の所定位置に第二の部品を供給し、組付ける」ことが開示されている。
特開2002−225065号公報 特開2008−114532号公報 特開昭58−165981号公報
特許文献1の構成では、部品取出手段および部品組付手段の両方が必要である。また、特許文献2の構成においても、ロボットにより取出された部品を組付ける手段が別途必要となる。さらに、特許文献3の構成は二つのマニピュレータを必要としている。
さらに、部品取出手段および部品組付手段の両方が必要とされる場合には、取出された部品を所定位置に位置決めする位置決め機構や、位置を検出する位置センサが要求される。
部品の取出しおよび組付けの両方を行うことができる簡単な構成の組付システム、組付方法および組付ユニットを提供することが望まれている。
本開示の一態様によれば、互いに組付可能な第一部品および第二部品を同一の型にて成形する成形機と、前記成形機により成形された前記第一部品および第二部品を前記型から取出して、取出された前記第一部品および第二部品を解放することなしに互いに組付けるロボットと、を具備する組付システムが提供される。
《 本開示の他の態様によれば、成形機の同一の型にて、互いに組付可能な第一部品および第二部品を成形し、前記第一部品および第二部品をロボットにより前記型から取出し、取出された前記第一部品および第二部品を前記ロボットにより解放することなしに互いに組付ける、組付方法が提供される。》
本開示の他の態様によれば、成形機の型内に成形された第一部品を保持する第一保持具と、前記成形機の前記型内において前記第一部品と成形された、前記第一部品に組付可能な第二部品を保持する第二保持具と、前記第一保持具および前記第二保持具を相対的に移動させて、前記第一保持具に保持された前記第一部品と前記第二保持具に保持された前記第二部品とを解放することなしに互いに組付ける移動機構部とを具備する組付ユニットが提供される。
一態様においては、ロボットが第一部品および第二部品を型から取出して、第一部品および第二部品を解放することなしに組付けている。このため、簡単な構成で部品の取出しおよび組付けの両方を行うことができる。さらに、第一部品および第二部品を位置決めする位置決め機構や位置センサが不要となり、費用を抑えられ、停止回数も減らせられる。さらに、ロボットは取出した第一部品および第二部品を搬送しながらこれらを組付けられるので、サイクルタイムの短縮も可能となる。
他の態様においては、組付ユニットの移動機構部が、第一部品と第二部品とが互いに組付けられるように、第一部品を保持する第一保持具と第二部品を保持する第二保持具とを相対的に移動させている。このため、簡単な構成で、部品の取出しおよび組付けの両方を行える。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれら目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明解になるであろう。
第一の実施形態における組付ユニットの頂面図である。 第一部品および第二部品の一例を示す図である。 図1に示される組付ユニットを含む組付システムの略図である。 図3に示される組付システムの他の略図である。 組付システムの動作を示すフローチャートである。 組付ユニットの第一の状態を示す図である。 組付ユニットの第二の状態を示す図である。 組付ユニットの第三の状態を示す図である。 組付ユニットの第四の状態を示す図である。 組付ユニットの第五の状態を示す図である。 組付ユニットの第六の状態を示す図である。 第二の実施形態における組付ユニットの頂面図である。 他の組付ユニットの第一の状態を示す図である。 他の組付ユニットの第二の状態を示す図である。 他の組付ユニットの第三の状態を示す図である。 他の組付ユニットの第四の状態を示す図である。 他の組付ユニットの第五の状態を示す図である。 他の組付ユニットの第六の状態を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は第一の実施形態における組付ユニットの頂面図である。組付ユニット9の細長い本体9aに沿ってレール10が配置されている。さらに、レール10上には、第一摺動部11および第二摺動部12が摺動可能に配置されている。
第一摺動部11は第一回動部13を介して第一支持部15の一端に連結されている。同様に、第二摺動部12は第二回動部14を介して第二支持部16の一端に連結されている。図1においては、第一摺動部11および第二摺動部12はレール10の概ね中央に位置している。このため、第一摺動部11および第二摺動部12は互いに離間する方向に摺動できる。
第一支持部15は、後述する型21にて成形された第一部品31を把持する少なくとも一つの第一保持具17を含んでいる。第二支持部16は、同一の型21にて第一部品31と同時に成形された第二部品32を把持する少なくとも一つの第二保持具18を含んでいる。図1に示されるように少なくとも一つの第一保持具17および少なくとも一つの第二保持具18は同一直線上に整列されうるのが好ましい。
第一保持具17および第二保持具18の数は同一の型21にて同時に成形される第一部品31および第二部品32の数に応じて異なる。そして、図1に示される状態において、複数の第一保持具17の間の距離、複数の第二保持具18の間の距離、第一支持部15と第二支持部16との間の距離は、少なくとも一つの第一部品31および第二部品32を成形する型21の寸法に応じて定まる。以下においては、型21内に複数、例えば三つの第一部品31および複数、例えば三つの第二部品32が成形されると共に、組付ユニット9が複数、例えば三つの第一保持具17および複数、例えば三つの第二保持具18を有する場合について説明する。
第一保持具17および第二保持具18は例えば開閉式の把持装置であるのが好ましい。この場合には、第一保持具17および第二保持具18により保持される際に第一部品31および第二部品32の位置ズレを考慮する必要がない。あるいは、第一保持具17および第二保持具18は吸引式のチャックであってもよい。
第一部品31および第二部品32が磁性を有する樹脂から成形される場合、もしくは、インサート成形することにより第一部品31および第二部品32が金属部品を含んでいる場合には、第一保持具17および第二保持具18は電磁石であってもよい。
図2は第一部品および第二部品の一例を示す図である。図2においては、第一部品31は凹部33がその端面に形成された略筒型の部材であり、第二部品32は凹部33に嵌合可能な細長状部材である。このように第一部品31および第二部品32は互いに組付け可能な部品であり、第二部品32を第一部品31の凹部33に挿入することにより、組付品30を作成できる。なお、第一部品31および第二部品32は互いに組付可能な他の形状であってもよい。
レール10、第一摺動部11、第二摺動部12、第一回動部13、第二回動部14、第一支持部15、および第二支持部16は、複数の第一保持具17および複数の第二保持具18を相対的に移動させて、第一保持具17に保持された第一部品31と第二保持具18に保持された第二部品32とを互いに組付ける移動機構部19としての役目を果たす。
図3は図1に示される組付ユニットを含む組付システムの略図である。組付システム1は、成形機25を含んでいる。成形機25は、例えば射出成形機であり、前述したようにインサート成形機であってもよい。成形機25は、可動の第一型21と、これに対応した不動の第二型22とからなる一対の型20を含んでいる。成形後に第一型21が開放すると、第一型21には、複数の第一部品31および複数の第二部品32が保持されるものとする。
さらに、組付システム1は、前述した組付ユニット9が先端に備えられたロボット5、例えば六軸多関節ロボットを含んでいる。ロボット5は、成形機25により成形された第一部品31および第二部品32を型から同時に取出して、取出された第一部品31および第二部品32を互いに組付ける役目を果たす。また、成形機25は、ロボット5を制御する制御装置29に接続されている。
図4は図3に示される組付システムの他の略図である。図4においては、成形機25の第一型21が開放されており、成形機25により成形された複数の第一部品31および複数の第二部品32が第一型21の所定位置に保持されたままとなっている。これら第一部品31および第二部品32の第一型21における位置関係は第一型21の寸法に応じて定まる。従って、第一部品31および第二部品32の第一型21における位置関係予め把握されている。また、図4において第一型21に保持された第一部品31の凹部33が形成された端面とは反対側の端面および凹部33に係合する第二部品32の一部分とは反対側の部分が露出しているものとする。
なお、第一型21が開放状態にあるときに、第二型22には第一部品31および第二部品32は保持されない。また、第一型21が開放されたときの第一型21と第二型22との間の空間は、ロボット5に備えられた組付ユニット9が進入するのに十分に大きいものとする。
図5は組付システムの動作を示すフローチャートである。さらに、図6A〜図6Fは組付ユニットの状態を示す図である。以下、図1〜図6Fを参照しつつ、組付システム1の動作を説明する。なお、以下においては、成形機25は射出成形機であるものとする。
はじめにステップS10において成形機25を運転開始すると共に、ステップS20においてロボット5を動作開示させる。そして、ロボット5は成形機25に干渉しない待機位置まで移動される(ステップS21)。待機位置は、例えば図3に示されるロボット5の位置である。
次いで、ステップS11において、制御装置29が、成形機25の第一型21および第二型22内に第一部品31および第二部品32が存在していないか否かを判定すると共に、ロボット5が成形機25に干渉しない位置にあるか否かを判定する。これらの両方に該当する場合には、ステップS12に移動する。なお、いずれかに該当する場合には、処理を進めないものとする。
ステップS12においては、第一型21を第二型22に向かって型閉じ方向に移動させて成形機25を閉鎖開始する。そして、ステップS13において成形機25が閉鎖完了すると、ステップS14において射出成形が開始される。そして、ステップS15において射出成形が完了すると、ステップS16において第一型21を第二型22から型開き方向に移動させ、ステップS17において第一型21が図4に示される開放位置に到達させる。その後、成形機25の運転を終了してよいか否かが判定され、終了してよい場合には、成形機25の運転を終了する(ステップS18〜S19)。
ところで、ステップS17において第一型21がその開放位置に到達すると、成形機25から型開き信号がロボット5の制御装置29に通知される。この型開き信号が制御装置29に入力されると、制御装置29はロボット5に対して取出許可信号を出力する。そして、ステップS22において取出許可信号が出力されたと判定された場合には、ステップS23に進む。
ステップS23においては、ロボット5は図4に示される取出位置まで組付ユニット9を移動させる。この取出位置においては、組付ユニット9の複数の第一保持具17および第二保持具18は第一型21の複数の第一部品31および第二部品32に対面する。次いで、ステップS24において、ロボット5は組付ユニット9を第一型21に向かって型開き方向に移動させる。
そして、図6Aに示されるように複数の、第一保持具17および第二保持具18が第一型21の第一部品31および第二部品32をそれぞれ保持する。次いで、ロボット5は組付ユニット9を型閉じ方向に移動させ、それにより、複数の第一部品31および第二部品32が第一型21から同時に取出される。組付ユニット9が前述した取出位置まで戻ると、ロボット5は第一部品31および第二部品32を保持したまま、図示しない解放位置まで組付ユニット9を移動開始させる(ステップS25)。
組付ユニット9が解放位置まで移動している間に、組付ユニット9は第一部品31および第二部品32を組付位置まで移動させて(ステップS26)、これらの組付けを行う(ステップS27)。
具体的には、図6Bに示されるように、第一摺動部11および第二摺動部12がレール10上を互いに離間する方向に摺動する。次いで、図6Cに示されるように、第一支持部15および第二支持部16が第一回動部13および第二回動部14回りにそれぞれ約90°だけ回動する。これにより、複数の第一保持具17に保持された第一部品31と複数の第二保持具18に保持された第二部品32とが互いに対面するようになる。なお、図6に示される第一部品31および第二部品32の位置が組付位置である。
次いで、図6Dに示されるように第一摺動部11および第二摺動部12の少なくとも一方を他方に向かって移動させる。これにより、複数の第二部品32の一部分が複数の第一部品31の凹部に挿入され、複数の第一部品31および複数の第二部品32が互いに組付けられて複数の組付品30が同時に作成される。次いで、第二保持具18を開放して第二保持具18が第二部品32を保持しないようにする。
そして、図6Eに示されるように第一摺動部11および第二摺動部12を互いに離間する方向に摺動させる。これにより、第一保持具17のみが組付品30を保持するようになる。次いで、図6Fに示されるように第一支持部15および第二支持部16を第一回動部13および第二回動部14回りに逆方向に90°回動させる。この後で、第一摺動部11および第二摺動部12が互いに接近するように摺動させてもよい。
再び図5を参照すると、ステップS28において組付ユニット9が解放位置に到着すると、ステップS29において組付品30を解放する。その後、ロボット5の運転を終了してよいか否かが判定され、終了してよい場合には、ロボット5の運転を終了する(ステップS30〜S31)。
本開示においては、ロボット5の組付ユニット9の移動機構部19が、複数の第一部品31と複数の第二部品32とが互いに組付けられるように、第一部品31を保持する第一保持具17と第二部品32を保持する第二保持具18とを相対的に移動させている。このため、簡単な構成で第一部品31および第二部品32の取出しおよび組付けの両方を行うことができる。
さらに、本開示においては、型21内の複数の第一部品31および第二部品32の位置関係は分かっている。このため、ロボット5の組付ユニット9が第一部品31および第二部品32を型21から同時に取出して、第一部品31および第二部品32を解放することなしに組付けられる。そして、組付品30の作成後に組付品30を解放位置で解放している。
このため、組付品30の組付時にロボット5等の停止回数を減らせられる。また、同様な理由により、第一部品31および第二部品32を一旦解放して再び位置決めする位置決め機構や位置センサが不要となる。このため、組付ユニット9および組付システム1等の作成費用を抑えられ、省スペースにすることもできる。さらに、ロボット5は取出した第一部品31および第二部品2を解放位置まで搬送している間にこれらを組付けられるので、サイクルタイムの短縮も可能となる。
組付品30が分離するのを防止するために、第一部品31および第二部品32が互いにスナップ嵌めされるのが好ましい。例えば第二部品32を第一部品31の凹部33の底部まで挿入したときにスナップ嵌めされるようにしてもよい。
あるいは、第二部品32を第一部品31の凹部33に挿入しながら回転させてスナップ嵌めしてもよい。図7は第二の実施形態における組付ユニットの頂面図である。図7に示される組付ユニット9の第一支持部15は、第一モータM1(第一駆動部)および第一伝達機構部T1を含んでいる。同様に、第二支持部16は、第二モータM2(第二駆動部)および第二伝達機構部T2を含んでいる。第一伝達機構部T1および第二伝達機構部T2は例えばギアセットである。
第一モータM1の出力軸からの回転運動は第一伝達機構部T1を介して複数の第一保持具17のそれぞれに伝達され、それにより、複数の第一保持具17がそれらの軸線回りに回転するようになる。同様に、第二モータM2の出力軸からの回転運動は第二伝達機構部T2を介して複数の第二保持具18のそれぞれに伝達され、それにより、複数の第二保持具18がそれらの軸線回りに回転するようになる。言い換えれば、第一保持具17および第二保持具18のそれぞれは、第一部品31および第二部品32の組付方向に対して垂直な面内において回転可能である。
図7に示される組付ユニット9を用いた場合には、第一部品31および第二部品32を組付けるとき(ステップS27)に、第一モータM1および第二モータM2の少なくとも一方を駆動させて、複数の第一保持具17および複数の第二保持具18の少なくとも一方を回転させる。これにより、第二部品32は回転しながら第一部品31の凹部33に挿入されてスナップ嵌めされる。これにより、分離することのない組付品30を容易に作成できるのが分かるであろう。当然のことながら、第一モータM1および第一伝達機構部T1を排除して第二保持具18のみが回転する構成であってもよい。
ところで、図4においては、第一型21に保持された第一部品31の凹部33が形成された端面とは反対側の端面および凹部33に係合する第二部品32の一部分とは反対側の部分が露出している。別の実施形態においては、第一型21に保持された第一部品31の凹部33および凹部33に係合する第二部品32の一部分とは反対側の部分が露出していてもよい。そのような場合には、図1等に示されるのとは構成の異なる他の組付ユニット9が使用される。
図8A〜図8Fは他の組付ユニットの状態を示す図である。これら図面に示される他の組付ユニット9は、細長い本体9a上に配置された第一レール10aと、第一レール10a上に摺動可能に配置された第一レール用摺動部12aとを含んでいる。さらに、第一レール用摺動部12aには、第一レール10aに対して垂直に延びる第二レール10bが設けられている。第二レール10b上には、第二レール用摺動部12bが摺動可能に配置されている。第二支持部16は第二レール用摺動部12bに結合されている。他の組付ユニット9の第一支持部15は本体9aに固定されている。
第一支持部15は、前述したのと同様な複数の第一保持具17を含むと共に、第二支持部16は、前述したのと同様な複数の第二保持具18を含んでいる。なお、図8A〜図8Fに示される第一保持具17は中空構造であり、第二保持具18に保持された第二部品32の一部分が第一保持具17の内部を通過できるものとする。また、図8Aに示されるように少なくとも一つの第一保持具17および少なくとも一つの第二保持具18は同一直線上に整列されうるのが好ましい。
図8A〜図8Fに示される他の組付ユニット9はロボット5の先端に取付けられる。図4のステップS24にて組付ユニット9は第一部品31および第二部品32を前述したのと同様に同時に取出した後(図8A)、解放位置まで移動開始する(ステップS25)。そして、組付ユニット9が解放位置まで移動している間に、組付ユニット9は第一部品31および第二部品32を組付位置まで移動させて(ステップS26)、これらの組付けを行う(ステップS27)。
具体的には、図8Bに示されるように、第二レール用摺動部12bが第二レール10b上を型閉じ方向に摺動する。次いで、図8Cに示されるように、第一レール用摺動部12aは、第二支持部16が第一支持部15に対応した位置に到達するまで第一レール10a上を摺動する。これにより、第一保持具17に保持された第一部品31と第二保持具18に保持された第二部品32とが、第一保持具17を介して互いに対面するようになる。
次いで、図8Dに示されるように第二レール用摺動部12bが第二レール10b上を型開き方向に摺動する。これにより、複数の第二部品32の一部分が複数の第一部品31の凹部に挿入され、それにより、複数の第一部品31および複数の第二部品32が互いに組付けられて複数の組付品30が同時に作成される。次いで、第二保持具18を開放して第二保持具18が第二部品32を保持しないようにする。
そして、図8Eに示されるように、第二レール用摺動部12bが第二レール10b上を型閉じ方向に摺動し、次いで、第一レール用摺動部12aが第一レール10a上を第一支持部15から離間する方向に摺動する。次いで、図8Fに示されるように第二レール用摺動部12bが第二レール10b上を型21aに接近する方向に元位置まで摺動する。
図8A〜図8Fに示される場合には、第一レール10a、第二レール10b、第一レール用摺動部12a、第二レール用摺動部12b、および第二支持部16は、前述した移動機構部19としての役目を果たす。他の組付ユニット9は第一回動部13および第二回動部14を必要とせず、また、第一支持部15は固定されている。このため、他の組付ユニット9は、図6A等を参照して説明した組付ユニット9に比べて、位置ズレが小さいのが分かるであろう。
図示しない実施形態においては、待機位置と取出位置との間で組付ユニット9を移動させられると共に、組付ユニット9を型開き方向および型閉じ方向に移動させられる移動体をロボット5の代わりに、使用してもよい。そのような場合であっても、同様な効果が得られるのは明らかであろう。
本開示の態様
1番目の態様によれば、互いに組付可能な第一部品(31)および第二部品(32)を同一の型(21)にて成形する成形機(25)と、前記成形機により成形された前記第一部品および第二部品を前記型から取出して、取出された前記第一部品および第二部品を解放することなしに互いに組付けるロボット(5)と、を具備する組付システムが提供される。
2番目の態様によれば、1番目の態様において、前記ロボットは、前記第一部品を保持する第一保持具(17)と前記第二部品を保持する第二保持具(18)とを備えた組付ユニット(9)を有しており、前記成形機により成形された前記第一部品および第二部品は前記ロボットの前記第一保持具および第二保持具により保持されて前記型から取出され、前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を他方に対して移動させ、それにより、前記第一保持具に保持された前記第一部品と前記第二保持具に保持された前記第二部品とが解放されることなしに互いに組付けられるようにした、組付システムが提供される。
3番目の態様によれば、2番目の態様において、さらに、前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を、前記第一部品および前記第二部品の組付方向に対して垂直な面内において回転させる駆動部(M1、M2)を具備する。
4番目の態様によれば、成形機(25)の同一の型(21)にて、互いに組付可能な第一部品(31)および第二部品(32)を成形し、前記第一部品および第二部品をロボット(5)により前記型から取出し、取出された前記第一部品および第二部品を前記ロボットにより解放されることなしに互いに組付ける、組付方法が提供される。
5番目の態様によれば、4番目の態様において、ロボット(5)が有する組付ユニット(9)に備えられた第一保持具(17)により前記第一部品を保持すると共に、該組付ユニットに備えられた第二保持具(18)により前記第二部品を保持し、前記ロボットを移動させて前記第一部品および前記第二部品を前記型から取出し、前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を他方に対して移動させ、それにより、前記第一保持具に保持された前記第一部品と前記第二保持具に保持された前記第二部品とを解放することなしに互いに組付ける、組付方法が提供される。
6番目の態様によれば、5番目の態様において、さらに、前記第一部品と前記第二部品とを組付けるときに、前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を、前記第一部品および前記第二部品の組付方向に対して垂直な面内において回転させる。
7番目の態様によれば、成形機(25)の型(21)内に成形された第一部品(31)を保持する第一保持具(17)と、前記成形機の前記型内において前記第一部品と成形された、前記第一部品に組付可能な第二部品(32)を保持する第二保持具(18)と、前記第一保持具および前記第二保持具を相対的に移動させて、前記第一保持具に保持された前記第一部品と前記第二保持具に保持された前記第二部品とを解放することなしに互いに組付ける移動機構部(19)とを具備する組付ユニットが提供される。
態様の効果
1番目、2番目、4番目および5番目の態様においては、ロボットが第一部品および第二部品を型から同時に取出して、第一部品および第二部品を解放することなしに組付けている。このため、簡単な構成で部品の取出しおよび組付けの両方を行うことができる。さらに、第一部品および第二部品を位置決めする位置決め機構や位置センサが不要となり、費用を抑えられ、停止回数も減らせられる。さらに、ロボットは取出した第一部品および第二部品を搬送しながらこれらを組付けられるので、サイクルタイムの短縮も可能となる。
3番目および6番目の態様においては、第一部品および第二部品を容易にスナップ嵌めできる。
7番目の態様においては、組付ユニットの移動機構部が、第一部品と第二部品とが互いに組付けられるように、第一部品を保持する第一保持具と第二部品を保持する第二保持具とを相対的に移動させている。このため、簡単な構成で、部品の取出しおよび組付けの両方を行える。
典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、前述した変更および種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
1 組付システム
5 ロボット
9 組付ユニット
9a 本体
10 レール
10a 第一レール
10b 第二レール
11 第一摺動部
12 第二摺動部
12a 第一レール用摺動部
12b 第二レール用摺動部
13 第一回動部
14 第二回動部
15 第一支持部
16 第二支持部
17 第一保持具
18 第二保持具
19 移動機構部
21 第一型
22 第二型
25 成形機
29 制御装置
30 組付品
31 第一部品
32 第二部品
33 凹部
M1 第一モータ
M2 第二モータ
T1 第一伝達機構部
T2 第二伝達機構部

Claims (6)

  1. 互いに組付可能な第一部品および第二部品を同一の型にて成形する成形機と、
    前記成形機により成形された前記第一部品および第二部品を前記型から取出して、取出された前記第一部品および第二部品を解放することなしに互いに組付けるロボットと、を具備し、
    前記ロボットは前記第一部品を保持する第一保持具と前記第二部品を保持する第二保持具とを備えた組付ユニットを有しており、
    前記成形機により成形された前記第一部品および第二部品は前記ロボットの前記第一保持具および第二保持具により保持されて前記型から取出され、
    前記第一保持具により保持された前記第一部品と前記第二保持具により保持された前記第二部品とが互いに対面するように前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を他方に対して移動させ、それにより、前記第一保持具に保持された前記第一部品と前記第二保持具に保持された前記第二部品とが解放されることなしに互いに組付けられるようにしており、
    前記第一部品と前記第二部品とを組付けるときに、型閉じ方向を含む面内における前記第一部品を保持した前記第一保持具の回動動作および前記型閉じ方向を含む面内における前記第二部品を保持した前記第二保持具の回動動作のうちの両方により前記第一部品と前記第二部品とを互いに対面させて前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を他方に向かって移動させる移動動作を行うか、もしくは、前記第一部品と前記第二部品とを組付けるときに、前記第二部品を保持した前記第二保持具を型閉じ方向へ移動させた後で前記第二保持具を前記型閉じ方向に対して垂直な移動させることにより前記第一部品と前記第二部品とを互いに対面させて前記第二保持具を型開き方向へ移動させることが行われる、組付システム。
  2. さらに、前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を、前記第一部品および前記第二部品の組付方向に対して垂直な面内において回転させる駆動部を具備する、請求項1に記載の組付システム。
  3. 成形機の同一の型にて、互いに組付可能な第一部品および第二部品を成形し、
    ロボットが有する組付ユニットに備えられた第一保持具により前記第一部品を保持すると共に、該組付ユニットに備えられた第二保持具により前記第二部品を保持し、
    前記ロボットを移動させて前記第一部品および前記第二部品を前記型から取出し、
    前記第一保持具により保持された前記第一部品と前記第二保持具により保持された前記第二部品とが互いに対面するように前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を他方に対して移動させ、それにより、前記第一保持具に保持された前記第一部品と前記第二保持具に保持された前記第二部品とを解放することなしに互いに組付けており、
    前記第一部品と前記第二部品とを組付けるときに、型閉じ方向を含む面内における前記第一部品を保持した前記第一保持具の回動動作および前記型閉じ方向を含む面内における前記第二部品を保持した前記第二保持具の回動動作のうちの両方により前記第一部品と前記第二部品とを互いに対面させて前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を他方に向かって移動させる移動動作を行うか、もしくは、前記第一部品と前記第二部品とを組付けるときに、前記第二部品を保持した前記第二保持具を型閉じ方向へ移動させた後で前記第二保持具を前記型閉じ方向に対して垂直な移動させることにより前記第一部品と前記第二部品とを互いに対面させて前記第二保持具を型開き方向へ移動させることが行われるようにした、組付方法。
  4. さらに、前記第一部品と前記第二部品とを組付けるときに、前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を、前記第一部品および前記第二部品の組付方向に対して垂直な面内において回転させる、請求項3に記載の組付方法。
  5. 成形機の型内に成形された第一部品を保持する第一保持具と、
    前記成形機の前記型内において前記第一部品と成形された、前記第一部品に組付可能な第二部品を保持する第二保持具と、
    前記第一保持具および前記第二保持具を相対的に移動させて、前記第一保持具に保持された前記第一部品と前記第二保持具に保持された前記第二部品とを解放することなしに互いに組付ける移動機構部とを具備し、
    前記移動機構部は前記第一部品を保持する第一保持具と前記第二部品を保持する第二保持具とを備えた組付ユニットを有しており、
    前記成形機により成形された前記第一部品および第二部品は前記移動機構部の前記第一保持具および第二保持具により保持されて前記型から取出され、
    前記第一保持具により保持された前記第一部品と前記第二保持具により保持された前記第二部品とが互いに対面するように前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を他方に対して移動させ、それにより、前記第一保持具に保持された前記第一部品と前記第二保持具に保持された前記第二部品とが解放されることなしに互いに組付けられるようにしており、
    前記第一部品と前記第二部品とを組付けるときに、型閉じ方向を含む面内における前記第一部品を保持した前記第一保持具の回動動作および前記型閉じ方向を含む面内における前記第二部品を保持した前記第二保持具の回動動作のうちの両方により前記第一部品と前記第二部品とを互いに対面させて前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を他方に向かって移動させる移動動作を行うか、もしくは、前記第一部品と前記第二部品とを組付けるときに、前記第二部品を保持した前記第二保持具を型閉じ方向へ移動させた後で前記第二保持具を前記型閉じ方向に対して垂直な移動させることにより前記第一部品と前記第二部品とを互いに対面させて前記第二保持具を型開き方向へ移動させることが行われるようにした、組付ユニット。
  6. さらに、前記第一保持具および前記第二保持具のうちの少なくとも一方を、前記第一部品および前記第二部品の組付方向に対して垂直な面内において回転させる駆動部を具備する、請求項5に記載の組付ユニット。
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