JPH06106544A - 成形品の脱型装置 - Google Patents

成形品の脱型装置

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Publication number
JPH06106544A
JPH06106544A JP4256614A JP25661492A JPH06106544A JP H06106544 A JPH06106544 A JP H06106544A JP 4256614 A JP4256614 A JP 4256614A JP 25661492 A JP25661492 A JP 25661492A JP H06106544 A JPH06106544 A JP H06106544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded product
chuck
mold
gear
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4256614A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuhiko Kadowaki
哲彦 門脇
Toshio Iwazawa
敏雄 岩沢
Teruo Iwai
照夫 岩井
Kazuhiro Murata
和弘 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP4256614A priority Critical patent/JPH06106544A/ja
Publication of JPH06106544A publication Critical patent/JPH06106544A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形品への、破れ、亀裂などの損傷の発生を
防止する。 【構成】 少なくとも上下方向に変位される基台1と、
この基台1に取付けられて、下方へ突出し、ともに等速
度で回転される複数本のチャック部材2と、これらの各
チャック部材2に取付けたねじ込み部材7とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、成形品、たとえば、
金型内で成形された発泡成形品を、その金型から取出す
に用いる脱型装置に関するものであり、とくには、成形
品の損傷を有効に防止するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、発泡ポリウレタンからなる自
動車用シ−トの脱型は、反応直後のそのシ−トが、非常
に柔らかく破れ易いという特性を有することから、従来
は、熟練した作業者の手作業によって行なうことが一般
的であったが、作業者によるこの脱型作業には、それが
加熱炉の近傍部分で行われることが多く、また、脱型に
当たっては、シ−トそれ自体が、未だ十分には冷却され
ていないなどの作業環境上の問題があった他、作業能率
上の問題もあった。
【0003】そこで、近年においては、実開昭61-95505
号公報、実開昭64-11707号公報など開示されているよう
に、直線状の突刺針からなるチャック手段を具える脱型
装置を用い、シリンダの作用下で、突刺針をシ−トに刺
込むことによって、自動車用シ−トを自動的に脱型する
ことが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
技術にあっては、直線状をなす突刺針の長さ、ひいて
は、その突刺針の、自動車用シ−トへの刺込み長さが比
較的短いことから、チャック手段の作用状態で、シ−ト
を金型から抜き出すに際し、突刺針の単位長さ当りの負
荷が大きくなり、この結果として、自動車用シ−トに破
れ、亀裂などの損傷が生じることから、自動車用シ−ト
の見映えが低下して、商品価値が大きく低減されるとい
う問題があった。
【0005】この発明は、従来技術の有するかかる問題
を解決することを課題として検討した結果なされたもの
であり、この発明の目的は、成形品に、それの見映えを
低下させる損傷をほとんど生じさせることなしに、その
成形品の脱型を可能ならしめる成形品の脱型装置を提供
するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の、成形品の脱
型装置は、少なくとも上下方向に変位される基台を設け
るとともに、この基台に、そこから下方へ突出して、と
もに同方向へ、もしくは相互に逆方向へ等速度で回転さ
れる複数本のチャック部材を取付け、そして、これらの
各チャック部材にねじ込み部材を固定したものである。
【0007】
【作用】この装置では、脱型を行うに際し、はじめに、
成形金型の型開き状態で、脱型を行う成形品の形状、寸
法などに合わせた適当位置に基台を下降させて、それぞ
れのねじ込み部材を、たとえば、それらの正回転下で成
形品に進入させる。なお、この場合の基台の下降速度
は、ねじ込み部材の回転速度および、それの螺旋もしく
はうず巻きピッチなどを考慮して、ねじ込み部材の進入
速度と等しい速度とする。
【0008】このことによって、ねじ込み部材の所定量
が成形品に進入した後は、それの回転を停止させるとと
もに、基台の下降を停止させ、しかる後、その基台を上
昇させることによって、成形品の、金型からの取出しを
行う。
【0009】以上のようにして金型から脱型された成形
品は、たとえぱ、それをベルトコンベア上に載置した状
態で、または、ベルトコンベアの真上位置にもたらした
状態で、ねじ込み部材を逆回転させることによって、そ
のねじ込み部材から離脱され、ベルトコンベアにて所定
位置まで搬送される。
【0010】かくして、この装置によれば、成形品の脱
型に際して、螺旋状もしくはうず巻き状に延びるねじ込
み部材を、所要の長さにわたって成形品に進入させるこ
とにより、成形品内のねじ込み部材の進入長さを十分長
くすることができるので、成形品の脱型に当って、その
ねじ込み部材の単位長さに作用する負荷を十分小さくす
ることができ、それ故に、成形品の破れ、亀裂などの損
傷を極めて有効に防止することができる。
【0011】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明の一実施例を一部を破断除去
して示す図である。
【0012】図中1は、並進運動手段、回転運動手段な
どに取付けられる基台を示し、この例では、基台1に、
そこから下方へ突出する三本のチャック部材2を回転可
能に取付ける。
【0013】ここで、この基台1には、図示しないモ−
タに連結した駆動ギヤ3を配置して、この駆動ギヤ3に
三個の被動ギヤ4をそれぞれ噛合させるとともに、これ
らの各被動ギヤ4と一体をなす各中間ギヤ5を、各チャ
ック部材2の後端部に設けたギヤ6に噛合させ、これら
のことによって、それぞれのチャック部材2をともに同
方向へ等速度で回転駆動可能ならしめる。
【0014】そしてまたここでは、それぞれのチャック
部材2に、ともに一定方向に螺旋巻きした線条よりな
り、先端部に刺込み尖鋭部7aを有するそれぞれのねじ
込み部材7を取付ける。なおここで、線条の材質は所要
に応じて適宜に選択することができ、ときとしては、こ
のねじ込み部材7をコイルスプリングにて構成すること
もできる。また、各ねじ込み部材7の螺旋巻き径、ピッ
チ、ねじ込み長さなどは、成形品の形状、寸法などに応
じて、これもまた適宜に選択することができる。
【0015】このような装置によって成形品の脱型を行
う場合には、たとえば、図2に示すように、はじめに、
型開き状態で搬送されて、内部に成形品aを有する成形
金型bに対して装置を前進させ、次いで、成形品aの所
定位置に対してそれを下降させ、そして、その装置を、
成形金型bに同期させて進行させつつ、それぞれのねじ
込み部材7の予めの、または、各ねじ込み部材7によ
る、成形品aの幾分の押え込みとタイミングを合わせた
回転状態の下で、さらに下降させ、これによって、それ
ぞれのねじ込み部材7の、成形品aへの所要の進入をも
たらす。
【0016】その後は、ねじ込み部材7の回転を停止さ
せるとともに、装置全体の上昇運動をもたらし、これに
よって、成形品aの、金型bからの取出しを行う。な
お、この取出しに当たっては、それぞれのねじ込み部材
7が、脱型負荷を相互に分担することになり、しかも、
各ねじ込み部材7は、所要に応じた十分な長さにわたっ
て成形品内へ進入していることから、ねじ込み部材7の
単位長さ当りの負担荷重は、従来技術に比してはるかに
小さくなる。
【0017】従って、成形品aの脱型に際する、その成
形品aの破れ、亀裂などの不測の損傷が効果的に防止さ
れることになる。ところで、各ねじ込み部材7への負担
荷重は、成形品aの形状、寸法その他に応じてねじ込み
部材の本数を増減することによって適宜に調整すること
ができる。
【0018】このようにして成形品aの脱型を行った後
は、装置に、後退運動もしくは旋回運動、図では後退運
動を行わせて、成形品aをベルトコンベアcの真上位置
にもたらし、そこで、それぞれのねじ込み部材7をとも
に逆回転させることによって、成形品aのベルトコンベ
ア上への落下をもたらし、さらには、その装置を初期位
置に復帰させて次の作動を待機させる。
【0019】この一方において、ベルトコンベア上に落
下された成形品aは、そのコンベアcによって、ばり取
りステ−ションその他の所要位置まで搬送される。
【0020】図3は、この発明の他の装置を例示する図
である。これは、線条を螺旋巻きしてなるねじ込み部材
7の先端部に、それの回転中心線上に位置する刺込み尖
鋭部7aを設けたものであり、これによっても前述した
実施例と同様の作用効果をもたらすことができる。
【0021】また図4は、さらに他の例を示す図であ
り、この装置は、ねじ込み部材7の形状をうず巻き形状
としたものである。
【0022】なお上述したところにおいて、複数本のね
じ込み部材の少なくとも一本を、他のものとは逆方向に
回転させて成形品に進入せることも可能であり、この場
合には、そのねじ込み部材のリードの向きを他のものと
は逆向きとする。
【0023】
【発明の効果】以上に述べたところから明らかなよう
に、この発明によれば、とくには、ねじ込み部材を成形
品にねじ込む構成としたことにより、簡単な構造の小型
の装置をもって、成形品に損傷を与えることなくそれを
脱型することができ、成形品の見映えを大きく向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を、一部を破断除去して示
す図である。
【図2】発明装置の作動を例示する図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す図である。
【図4】この発明のさらに他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 基台 2 チャック部材 3 駆動ギア 4 被動ギア 5 中間ギア 6 ギア 7 ねじ込み部材 7a 刺込み尖鋭部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上下方向に変位される基台
    と、この基台に取付けられて下方へ突出し、ともに等速
    度で回転される複数本のチャック部材と、これらのチャ
    ック部材に取付けたねじ込み部材とを具えてなる成形品
    の脱型装置。
JP4256614A 1992-09-25 1992-09-25 成形品の脱型装置 Pending JPH06106544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4256614A JPH06106544A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 成形品の脱型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4256614A JPH06106544A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 成形品の脱型装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06106544A true JPH06106544A (ja) 1994-04-19

Family

ID=17295075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4256614A Pending JPH06106544A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 成形品の脱型装置

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JP (1) JPH06106544A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018118474A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 ファナック株式会社 組付システム、組付方法および組付ユニット
JP2019031103A (ja) * 2018-11-15 2019-02-28 ファナック株式会社 組付システム、組付方法および組付ユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018118474A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 ファナック株式会社 組付システム、組付方法および組付ユニット
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