JP2005205489A - 成形体の取り出し方法、成形装置 - Google Patents

成形体の取り出し方法、成形装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
変形や破損を伴わずに成形体を容易に取り出すことが可能な成形体の取り出し方法を提供すること。また、上記の優れた取り出し方法を実施するうえで好適な成形装置を提供すること。
【解決手段】
この発明は、固定型21と可動型31とからなる砂中子成形用金型12で得られた砂中子Wを、固定型21及び可動型31を互いに離間させる型開きを行って砂中子成形用金型12内から取り出す方法に関する。第1成形面22の一部をなす先端面23aを有し、型開き方向A1に沿って出没可能な固定型側コア23を固定型21に設ける。第2成形面32の一部をなす先端面33aを有し、型開き方向A1に沿って出没可能な可動型側コア33を可動型31に設ける。型開きの際に、両コア23,33を型開き方向A1に沿ってともに突出させることにより、両コア23,33間に砂中子Wを保持した状態を維持する。
【選択図】
図2

Description

本発明は、成形型を用いて得られた成形体を成形型を型開きしてその内部から取り出す成形体の取り出し方法、成形装置に関するものである。
従来、固定型と可動型とからなる成形型を備えた成形装置を用いて各種の成形体を製造することが行われている。具体的には、固定型及び可動型により形成された成形空間(キャビティ)内に成形材料を充填することによって、成形体を得る。次に、固定型及び可動型を型開きして、得られた成形体を成形型内から取り出す。しかし、成形体はいずれか一方の型の成形面(キャビティ面)に付着しているので、取り出しが困難な場合も多い。このため、例えば型開きの途中にてエジェクトピン等で成形体を突き押すことにより、成形体を成形面から脱離、落下させるという方法が従来提案されている。また、専用の搬送装置を用いて成形体を把持、吸着等することにより、成形体を成形面から脱離させて搬送するという方法も従来提案されている。さらに、型開きの途中にてエジェクトピン等で成形体を突き押して成形体を成形面から脱離させた後、その脱離した成形体を搬送装置側に吸着させる方法も従来提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−150496号公報(図2等)
ところが、エジェクトピンを用いた上記従来の取り出し方法の場合、成形体の落下時の衝撃によって成形体に変形や破損が発生しやすいという欠点がある。一方、搬送装置を用いた上記従来の取り出し方法の場合、成形体の形状如何によっては取り出しが困難なこともある。また、取り出し困難な成形体を無理矢理取り出そうとすれば、成形体に変形や破損が発生しやすくなる。
なお、以上のような問題は、成形体が脆弱である場合(例えば成形体が砂等を材料として成形されたものである場合)には、いっそう顕著となる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、変形や破損を伴わずに成形体を容易に取り出すことが可能な方法を提供することにある。また、本発明の別の目的は、上記の優れた取り出し方法を実施するうえで好適な成形装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の視点において、請求項1に記載の発明は、第1成形面を有する第1型と第2成形面を有する第2型とからなる成形型を用いて得られた成形体を、前記第1型及び前記第2型を互いに離間させる型開きを行って前記成形型内から取り出す方法において、前記第1成形面の一部をなす先端面を有する第1可動入れ子を前記第1型に出没可能に設け、前記第2成形面の一部をなす先端面を有する第2可動入れ子を前記第2型に出没可能に設け、前記型開きの際に、前記両可動入れ子を型開き方向に沿ってともに突出させることにより前記両可動入れ子間に前記成形体を保持した状態を維持することを特徴とする成形体の取り出し方法をその要旨とする。
従って、請求項1に記載の方法によれば、型開きを行う際に第1及び第2可動入れ子を型開き方向に沿ってともに突出させることにより、第1型の第1成形面及び第2型の第2成形面から成形体を容易に脱離させることができる。ただしこの場合であっても、第1及び第2可動入れ子間に成形体を保持した状態が維持されることにより、成形体の脱落が防止される。よって、たとえ成形体が脆弱なものであったとしても、変形や破損を伴わずに成形型から成形体を容易に取り出すことができる。
ここで「第1可動入れ子」及び「第2可動入れ子」の具体例としては、成形体に凹部または凸部を形成することを目的とした、いわゆるコアがあるほか、成形体に凹部または凸部を形成することを特に目的としない、いわゆるエジェクトピン等がある。なお、可動入れ子がコアであれば成形体がいっそう安定的に保持され、成形体の脱落を確実に防止することができる。「第1可動入れ子」の数及び「第2可動入れ子」の数は特に限定されず、1つであっても複数であってもよい。
両可動入れ子を型開き方向に沿ってともに突出させる際、両可動入れ子の先端面同士の離間距離を一定に保つようにすることが好ましい。これによれば、型開きが完了するまでの間、両可動入れ子の先端面を成形体の表面に常時接触させておくことが可能となる。よって、成形体がいっそう安定的に保持され、成形体の脱落を確実に防止することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記成形体の下面側を成形体受治具によって支持し、この状態で前記両可動入れ子を互いに離間させて、前記成形体を前記両可動入れ子から開放することをその要旨とする。
従って、請求項2に記載の発明によると、成形体を両可動入れ子から成形体受治具に受け渡す際であっても、既に成形体受治具が成形体の下面側を支持していることから、成形体に衝撃が殆どかからなくなる。しかも、成形体の下面側を支持する成形体受治具を用いた場合には、受け渡しの際に成形体を把持等する必要がなくなる。その結果、成形体の変形や破損を確実に防止することができる。
なお、成形体受治具の上面は成形体の下面側の表面形状に沿った形状であることが好ましく、この場合には成形体のカケをより確実に防止することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、前記型開きの際に、前記第1可動入れ子は前記第1型に対して相対的に突出すると共に、前記第2可動入れ子は前記第2型に対して相対的に突出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記型開きの際に、前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子の少なくとも一方は、型開き方向に対して平行に出没することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記型開きの際に、前記第1可動入れ子の先端面と、前記第2可動入れ子の先端面との離間距離は一定に保たれることを特徴とする。
本発明の第2の視点において、請求項6に記載の発明は、第1成形面を有する第1型と第2成形面を有する第2型とからなる成形型を備え、前記第1型及び前記第2型を互いに離間させて前記成形型を型開きする成形装置において、前記第1型に設けられ、前記第1成形面の一部をなす先端面を有し、型開き方向に沿って出没可能な第1可動入れ子と、前記第2型に設けられ、前記第2成形面の一部をなす先端面を有し、型開き方向に沿って出没可能な第2可動入れ子とを備え、前記型開きの際に、前記両可動入れ子がともに突出動作を行いうるように構成されたことを特徴とする成形装置をその要旨とする。
従って、請求項6に記載の装置によると、型開きの際に、第1型の第1成形面から第1可動入れ子が突出する動作を行い、かつ、第2型の第2成形面から第2可動入れ子が突出する動作を行う。ゆえに、型開きの際であっても、第1及び第2可動入れ子同士が離間せず、それらの間に成形体を保持した状態を維持することが可能となる。よって、この成形装置を使用すれば、変形や破損を伴わずに成形体を容易に取り出す上記の方法を確実に実施することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6において、型締め時に前記第1型及び前記第2型の下方位置に退避し、型開き時に成形体の下面側を支持する位置まで上昇する成形体受治具をさらに備えたことをその要旨とする。
従って、請求項7に記載の装置によると、型締め時には成形体受治具が第1型及び第2型の下方位置に退避するため、第1型及び第2型と成形体受治具との干渉を避けることができる。また、型開き時には所定位置まで上昇して、成形体の下面側を確実に支持し、この状態で成形体を受け取ることができる。前記成形体受治具は、さらに、受け渡された成形体を別の位置に搬送するように構成されていてもよい。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7において、前記第1可動入れ子とともに出没する第1ストッパ部材と、前記第2可動入れ子とともに出没する第2ストッパ部材とを備え、型開きが完了するまでの間、前記第1ストッパ部材の先端部と前記第2ストッパ部材の先端部とが当接状態を維持するように構成されたことをその要旨とする。
従って、請求項8に記載の装置によると、型開きが完了するまでの間、両ストッパ部材の先端部同士が当接状態を維持することにより、両可動入れ子の先端面同士のそれ以上の近接が回避される。そのため、両可動入れ子の突出させすぎに起因する成形体の変形や破損を未然に防止することができる。
本発明は、第3の視点において、第1成形面を有する第1型と第2成形面を有する第2型とからなる成形型を用いて得られた成形体を、前記第1型及び前記第2型を互いに離間させる型開きを行って前記成形型内から取り出す方法において、前記第1型と前記第2型を型締めして、両型と、さらに、前記第1成形面の一部をなす先端面を有する第1可動入れ子と、前記第2成形面の一部をなす先端面を有する第2可動入れ子と、によってキャビティを構成する工程と、前記キャビティ内に成形材料を充填して成形を行う工程と、得られた前記成形体に前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子が当接することにより、該成形体が前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子によって保持された状態を維持しながら、前記第1型と前記第2型を互いに離間させる型開きを行って両型を前記成形体から離間させ、該成形体を取り出し可能な状態にする型開き工程と、を含むことを特徴とする成形体の取り出し方法を提供する。
本発明の第3の視点によれば、型開き工程を行う際に、第1及び第2可動入れ子間に成形体を保持した状態が維持されることにより、成形体の脱落が防止される。よって、たとえ成形体が脆弱なものであったとしても、変形や破損を伴わずに成形型から成形体を容易に取り出すことができる。
本発明は、第3の視点において、前記型開き工程が行われ、前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子によって前記成形体が保持された状態で、該成形体の下面側を成形体受治具によって支持する工程と、前記成形体が前記成形体受治具によって支持された状態で前記両可動入れ子を互いに離間させて、前記成形体を前記両可動入れ子から開放する工程と、を含むことを特徴とする成形体の取り出し方法を提供する。
本発明は、第3の視点において、前記型開き工程において、前記第1可動入れ子は前記第1型に対して相対的に突出すると共に、前記第2可動入れ子は前記第2型に対して相対的に突出することを特徴とする成形体の取り出し方法を提供する。
本発明は、第3の視点において、前記型開き工程において、前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子の少なくとも一方は、型開閉方向に対して平行に突出することを特徴とする成形体の取り出し方法を提供する。
本発明は、第3の視点において、前記型開きの際に、前記第1可動入れ子の先端面、すなわち、前記成形体との当接面と、前記第2可動入れ子の先端面、すなわち、前記成形体との当接面と、の離間距離は一定に保たれることを特徴とする成形体の取り出し方法を提供する。
本発明は、第4の視点において、第1成形面を有する第1型と第2成形面を有する第2型とからなる成形型を備え、前記第1型及び前記第2型を互いに離間させて前記成形型を型開きする成形装置において、前記第1型に設けられ、前記第1成形面の一部をなす先端面を有し、型開閉方向に沿って出没可能な第1可動入れ子と、前記第2型に設けられ、前記第2成形面の一部をなす先端面を有し、型開閉方向に沿って出没可能な第2可動入れ子と、前記第1型と前記第2型の少なくとも一方を移動させる型駆動手段と、前記第1可動入れ子と前記第2可動入れ子の少なくとも一方を、前記第1型又は前記第2型に対して相対的に移動させる入れ子駆動手段と、を備えた、ことを特徴とする成形装置を提供する。
本発明は、第4の視点において、前記型開きの際に、前記両可動入れ子によって成形体が保持されることを特徴とする成形装置を提供する。
本発明の第4の視点によれば、型駆動手段による型開きの際に、入れ子駆動手段によって少なくとも一方が移動された第1及び第2可動入れ子の間に成形体を保持した状態を維持することが可能となる。よって、この成形装置を使用すれば、変形や破損を伴わずに成形体を容易に取り出す上記の方法を確実に実施することができる。
本発明は、第4の視点において、前記入れ子駆動手段は、前記第1可動入れ子を前記第1型に対して相対的に突出させる手段と、前記第2可動入れ子を前記第2型に対して相対的に突出させる手段と、を有する、ことを特徴とする成形装置を提供する。
本発明は、第4の視点において、前記入れ子駆動手段は、前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子の少なくとも一方を、前記第1型又は前記第2型に対し型開閉方向に沿って平行に出没させる手段を有することを特徴とする成形装置を提供する。
本発明は、第4の視点において、型締め時に前記第1型及び前記第2型の下方位置に退避し、型開き時に成形体の下面側を支持する位置まで上昇する成形体受治具をさらに備えたことを特徴とする成形装置を提供する。
本発明は、第4の視点において、前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子は、型開きの際、該両入れ子が近接しすぎないよう該両入れ子間の距離を一定に保つストッパ部材ないし形状を有することを特徴とする成形装置を提供する。
本発明は、第4の視点において、前記第1型が固定型であり、前記第2型が可動型であり、前記型駆動手段は、前記第2型を移動させる型開閉手段を備え、前記入れ子駆動手段は、前記第1型に付設され、型開き時、前記第1可動入れ子を前記第1型と反対方向に移動させて該第1型から突出させる固定型側コア駆動手段と、前記第2型に付設され、型開き時、前記第2可動入れ子を前記第2型から突出させる可動型側コア駆動手段と、備える、ことを特徴とする成形装置を提供する。
以上詳述したように本発明によれば、変形や破損を伴わずに成形体を容易に取り出すことが可能な方法を提供することができる。また、本発明によれば、上記の優れた取り出し方法を実施するうえで好適な成形装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6に基づき詳細に説明する。
図1,図2に示される砂中子成形装置11(成形装置)は、固定型21(第1型)及び可動型31(第2型)からなる砂中子成形用金型12(成形型)内の成形空間(キャビティ)に、砂を充填することで、成形体としての砂中子Wを成形する装置である。
砂中子成形装置11の固定型側ベース11a上には、固定型21及び固定型側コア駆動用シリンダ(入れ子駆動手段)25が固定されている。固定型側コア駆動用シリンダ25には第1シリンダ用プレート26が固定され、第1シリンダ用プレート26の両側部には第1接続プレート27の基端がそれぞれ接続されている。そして、両第1接続プレート27の先端は固定型21の後端面に接続されている。固定型側コア駆動用シリンダ25は、図1の左右方向に沿って出没するロッド25aを備えている。
図1,図2に示されるように、砂中子成形装置11の可動型側ベース11b上には、固定型21及び可動型31を互いに接近または当接させる型閉じ(型締め)や、固定型21及び可動型31を互いに離間させる型開きを行うための型開閉用シリンダ(型駆動手段)13が固定されている。型開閉用シリンダ13は、可動型31を図1の左右方向に沿って移動させるためのロッド13aを備えている。また、可動型側ベース11b上には、可動型31の型開き方向A1に沿って延びる一対のレール14が設けられている。可動型31の下側に設けられたスライダ31aがレール14に案内されることにより、可動型31は型開き方向A1に沿って移動可能となっている。
前記砂中子成形用金型12は、前記型開閉用シリンダ13によって可動型31が型開き方向A1に移動して固定型21から離間することにより、型開きされるようになっている。砂中子成形用金型12の分割面12a,12bは、型開き方向A1に対して垂直な面であり、固定型21側の分割面12a及び可動型31側の分割面12bは互いに平行となっている。なお、分割面12a,12bは、型開き方向A1に対して垂直でなくてもよい。また、固定型21は分割面12a内に第1成形面22を有しており、可動型31は分割面12b内に第2成形面32を有している。これら第1成形面22及び第2成形面32により、型締め時に砂中子成形用金型12のキャビティが構成されるようになっている。
図1,図2に示されるように、固定型21には第1可動入れ子としての固定型側コア23が設けられており、可動型31には第2可動入れ子としての可動型側コア33が設けられている。固定型側コア23及び可動型側コア33は、前記砂中子Wに凹部または凸部を形成する機能を有している。
固定型側コア23の基端側には、前記固定型側コア駆動用シリンダ25の前記ロッド25aに押圧される第1コア用プレート23bが固定されている。固定型側コア23は、型締めの際に先端部分が固定型21内に没入されるとともに、先端面23aが第1成形面22の一部を構成するようになっている。そして、固定型側コア23は、型開きの際に第1コア用プレート23bがロッド25aに押圧されることにより、先端部分が第1成形面22から突出するようになっている(図3参照)。なお、固定型側コア23は、型開き方向A1に対して平行に出没可能になっている。
図1,図2に示されるように、前記可動型側コア33の基端側には第2コア用プレート33bが固定されている。第2コア用プレート33bは、可動型側コア駆動用シリンダ(入れ子駆動手段)35に設けられたロッド35aの出没によって移動するようになっている。なお、可動型側コア駆動用シリンダ35には、前記型開閉用シリンダ13の前記ロッド13aとともに移動する第2シリンダ用プレート36が固定されている。第2シリンダ用プレート36の両側部には第2接続プレート37の基端がそれぞれ接続され、両第2接続プレート37の先端は前記可動型31に接続されている。
また、可動型側コア33は、型締めの際に先端部分が可動型31内に没入されるとともに、先端面33aが第2成形面32の一部を構成するようになっている。そして、可動型側コア33は、型開きの際に第2コア用プレート33bが可動型側コア駆動用シリンダ35のロッド35aに押圧されることにより、先端部分が第2成形面32から突出するようになっている(図3参照)。このとき、固定型側コア23の先端面23a及び可動型側コア33の先端面33aは、型開きが完了するまでの間、前記砂中子Wに当接した状態を維持するようになっている。即ち、固定型側コア23及び可動型側コア33によって砂中子Wを保持した状態が維持される。なお、可動型側コア33は、型開き方向A1に対して平行に出没可能になっている。
図1,図2に示されるように、前記第1コア用プレート23bの両側部には、第1ストッパピン24(第1ストッパ部材)がそれぞれ2本ずつ接続されている。各第1ストッパピン24は、前記固定型21を貫通して同一方向(即ち図1の左右方向)に同じ長さだけ延びている。一方、第2コア用プレート33bの両側部には、第2ストッパピン34(第2ストッパ部材)がそれぞれ2本ずつ接続されている。各第2ストッパピン34は、可動型31を貫通して同一方向(即ち図1の左右方向)に同じ長さだけ延びている。第2ストッパピン34の先端は、第1ストッパピン24の先端に対して当接可能になっている。第1ストッパピン24は、固定型側コア23の出没動作に連動して固定型21の分割面12aから出没するようになっている。第2ストッパピン34は、可動型側コア33の出没動作に連動して可動型31の分割面12bから出没するようになっている。第2ストッパピン34は、型締めの際に、可動型31を正しい位置に案内する機能を有している。また、第1ストッパピン24の先端部及び第2ストッパピン34の先端部は、型開きが完了するまでの間、互いに当接状態を維持するように構成されている。これにより、固定型側コア23の先端面23a及び可動型側コア33の先端面33a同士の離間距離は、型開きの際に一定に保たれる。
図2に示されるように、砂中子成形装置11は、砂中子Wを受け取るための成形体受治具41を備えている。成形体受治具41の上面(支持面41a)は、支持対象となる砂中子Wの下面W1側の表面形状に沿った段差形状をなしている。成形体受治具41は、図示しない昇降機構により、型締め時に固定型21及び可動型31の下方位置に退避するようになっている。そして、成形体受治具41は、型開きの完了時に砂中子Wの下面W1側を支持する所定位置まで上昇するようになっている(図4参照)。
次に、砂中子成形装置11を用いた砂中子Wの成形方法について説明する。
まず、可動型31を固定型21に合わせることにより、可動型31の第2成形面32、固定型21の第1成形面22、可動型側コア33の先端面33a及び固定型側コア23の先端面23aによってキャビティを構成する。この状態で、キャビティ内に砂を充填することにより、砂中子Wが成形される(図1,図2参照)。この場合、固定型側コア23及び可動型側コア33の少なくとも一方により、キャビティ内の砂を圧縮するようにしてもよい。
次に、成形された砂中子Wを砂中子成形用金型12から取り出す方法について説明する。
まず、図2に示される型締めの状態から、型開閉用シリンダ13を駆動して可動型31を型開き方向A1に所定速度で移動させ、固定型21から離間させる。同時に、可動型側コア駆動用シリンダ35を駆動して、可動型側コア33の先端部分を可動型31の第2成形面32から突出させる。これにより、可動型側コア33の先端面33aが砂中子Wの一側面に当接した状態を維持する。それとともに、固定型側コア駆動用シリンダ25を駆動して、固定型側コア23の先端部分を固定型21の第1成形面22から突出させる。これにより、固定型側コア23の先端面23aが砂中子Wの他側面に当接した状態を維持する。その結果、可動型31及び固定型21から砂中子Wが引き離されるとともに、可動型側コア33と固定型側コア23との間で砂中子Wを保持した状態が維持される(図3参照)。なお、本実施形態においては、可動型31の移動速度(V)は、固定型側コア23の突出速度(Va)と可動型側コア33の突出速度(Vb)との和に等しくなっている。これにより、砂中子Wが保持され続けるため、砂中子Wの脱落を防止することができる。また、第1成形面22及び第2成形面32から確実に砂中子Wを脱離させることができる。
このとき、各第1ストッパピン24の先端部及び第2ストッパピン34の先端部は、互いに当接した状態を常に維持している。これにより、第1ストッパピン24とともに移動する固定型側コア23と、第2ストッパピン34とともに移動する可動型側コア33とにおいて、先端面23a,33a同士のそれ以上の近接が回避される。そのため、両コア23,33の突出させすぎに起因する砂中子Wの変形や破損を未然に防止することができる。
次に、下方にて退避していた成形体受治具41を砂中子Wの下面W1側を支持する所定位置まで上昇させて、砂中子Wを成形体受治具41の支持面41aに支持させる(図4参照)。この状態で、固定型側コア23と可動型側コア33とを互いに離間させることにより、砂中子Wを両コア23,33から開放して成形体受治具41に受け渡すようにする(図5参照)。そして、成形体受治具41を固定型21及び可動型31の下方位置に下降させることにより、砂中子Wの回収が可能となる(図6参照)。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の砂中子成形装置11においては、型開きを行う際に固定型側コア23及び可動型側コア33を型開き方向A1に沿ってともに突出させることにより、固定型21の第1成形面22及び可動型31の第2成形面32から砂中子Wを容易に脱離させることができる。ただしこの場合であっても、型開きの際に、第1成形面22から固定型側コア23が突出する動作が行われ、かつ、第2成形面32から可動型側コア33が突出する動作が行われている。ゆえに、固定型側コア23及び可動型側コア33同士が離間せず、それらの間に砂中子Wを保持した状態が維持されることにより、砂中子Wの脱落が防止される。よって、本実施形態のように脆弱な砂中子Wを取り出す場合においても、変形や破損を伴わずに砂中子成形用金型12から砂中子Wを容易に取り出すことができる。
(2)本実施形態では、砂中子Wの有する凸部や凹部に固定型側コア23及び可動型側コア33が嵌まり込んだ状態となっている。よって、砂中子Wがいっそう安定的に保持され、型開き時における砂中子Wの脱落を確実に防止することができる。しかも、成形体受治具41の支持面41aが、砂中子Wの下面W1の表面形状に沿った段差形状をなしているため、型開き時に砂中子Wを受け取って成形体受治具41を下降させる場合に、砂中子Wが脱落するのを防止することができる。また、この場合には、砂中子Wのエッジ部分のカケを防止することが可能となる。
(3)本実施形態では、固定型側コア23及び可動型側コア33が型開き方向A1に対して平行に出没可能になっている。よって、両コア23,33の配置が容易になるため、両コア23,33を有する本実施形態の砂中子成形装置11を容易に構成することができる。また、可動型31、固定型側コア23及び可動型側コア33の移動方向が型開き方向A1に対して平行であるため、可動型31の移動と両コア23,33の移動とを同時に行うことができ、型開きが容易になる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第1型が固定型21として構成され、第2型が可動型31として構成されていたが、第1型及び第2型の両方を可動型として構成してもよい。
・上記実施形態では、成形体が砂中子Wである場合についての具体例を挙げたが、成形体は、鋳造品(例えばアルミダイカスト品)、樹脂成形品などであってもよい。また、成形される成形体の形状は、他の任意の形状であってもよい。
・上記実施形態では、第1ストッパピン24の先端部と第2ストッパピン34の先端部とが互いに当接することにより、固定型側コア23及び可動型側コア33の突出させすぎに起因する砂中子Wの変形や破損を防止するようになっていた。
しかし、砂中子Wの変形や破損を防止するために、固定型側コア23の先端面23aを第2ストッパピン34の先端部に当接させるようにしてもよいし、可動型側コア33の先端面33aを第1ストッパピン24の先端部に当接させるようにしてもよい。また、固定型側コア23の先端面23aと可動型側コア33の先端面33aとを互いに当接させるようにして、砂中子Wの変形や破損を防止してもよい。ただし、先端面23a,33aは、砂中子Wを成形する成形面以外の部分で当接するようになっている。
すなわち、固定型側コア23及び可動型側コア33は、型開きの際、両コア23,33が近接しすぎないよう両コア23,33間の距離を一定に保つストッパピンないし形状を有することが好ましい。
・上記実施形態では、成形体受治具41の支持面41aは、砂中子Wの下面W1の表面形状に沿った段差形状をなしていた。その代わりに、支持面41aを段差のない平面とし、その支持面41a上にスポンジなどの弾性体を貼り付けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、成形型として砂中子成形用金型12を用いたが、砂中子Wの成形以外の用途に使用される金型や、樹脂型などを成形型として用いるようにしてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)請求項1乃至20のいずれか1項において、前記成形型の分割面は型開き方向に対して垂直な面であり、前記第1型側の分割面及び前記第2型側の分割面は互いに平行であること。
(2)請求項1乃至20、技術的思想(1)のいずれか1つにおいて、前記第1型は固定型であり、前記第2型は可動型であること。
(3)請求項1乃至20、技術的思想(1),(2)のいずれか1つにおいて、前記成形型を用いて得られた成形体は砂中子であること。
(4)請求項1乃至20、技術的思想(1)〜(3)のいずれか1つにおいて、前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子は、前記成形型を用いて得られた成形体に凹部または凸部を形成するためのコアであること。
(5)請求項1乃至20、技術的思想(1)〜(4)のいずれか1つにおいて、前記型開きの際に、前記第1可動入れ子の先端面及び前記第2可動入れ子の先端面同士の離間距離を一定に保つこと。
(6)請求項1乃至20、技術的思想(1)〜(5)のいずれか1つにおいて、前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子の少なくとも一方は、型開き方向に対して平行に出没可能であること。
(7)第1成形面を有する第1型と第2成形面を有する第2型とからなる成形型を用いて得られた成形体を取り出すべく、前記第1型及び前記第2型を互いに離間させる型開きを行う成形体の製造方法において、前記第1成形面の一部をなす先端面を有する第1可動入れ子を前記第1型に出没可能に設け、前記第2成形面の一部をなす先端面を有する第2可動入れ子を前記第2型に出没可能に設け、前記型開きの際に、前記両可動入れ子を型開き方向に沿ってともに突出させることにより前記両可動入れ子間に前記成形体を保持した状態を維持することを特徴とする成形体の製造方法。
本発明を具体化した一実施形態の成形装置を示す概略平面図。 同じくその概略正面図。 前記成形装置を用いた成形を説明するための概略正面図。 前記成形装置を用いた成形を説明するための概略正面図。 前記成形装置を用いた成形を説明するための概略正面図。 前記成形装置を用いた成形を説明するための概略正面図。
符号の説明
11…成形装置としての砂中子成形装置
12…成形型としての砂中子成形用金型
13…型開閉用シリンダ(型駆動手段)
21…第1型としての固定型
22…第1成形面
23…第1可動入れ子としての固定型側コア
23a…先端面
24…第1ストッパ部材としての第1ストッパピン
25…固定型側コア駆動用シリンダ(入れ子駆動手段)
31…第2型としての可動型
32…第2成形面
33…第2可動入れ子としての可動型側コア
33a…先端面
34…第2ストッパ部材としての第2ストッパピン
35…可動型側コア駆動用シリンダ(入れ子駆動手段)
41…成形体受治具
A1…型開き方向
W…成形体としての砂中子
W1…成形体の下面

Claims (20)

  1. 第1成形面を有する第1型と第2成形面を有する第2型とからなる成形型を用いて得られた成形体を、前記第1型及び前記第2型を互いに離間させる型開きを行って前記成形型内から取り出す方法において、
    前記第1成形面の一部をなす先端面を有する第1可動入れ子を前記第1型に出没可能に設け、前記第2成形面の一部をなす先端面を有する第2可動入れ子を前記第2型に出没可能に設け、前記型開きの際に、前記両可動入れ子を型開き方向に沿ってともに突出させることにより前記両可動入れ子間に前記成形体を保持した状態を維持することを特徴とする成形体の取り出し方法。
  2. 前記成形体の下面側を成形体受治具によって支持し、この状態で前記両可動入れ子を互いに離間させて、前記成形体を前記両可動入れ子から開放することを特徴とする請求項1に記載の成形体の取り出し方法。
  3. 前記型開きの際に、前記第1可動入れ子は前記第1型に対して相対的に突出すると共に、前記第2可動入れ子は前記第2型に対して相対的に突出することを特徴とする請求項1又は2記載の成形体の取り出し方法。
  4. 前記型開きの際に、前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子の少なくとも一方は、型開き方向に対して平行に出没することを特徴とする請求項1又は2記載の成形体の取り出し方法。
  5. 前記型開きの際に、前記第1可動入れ子の先端面と、前記第2可動入れ子の先端面との離間距離は一定に保たれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一記載の成形体の取り出し方法。
  6. 第1成形面を有する第1型と第2成形面を有する第2型とからなる成形型を備え、前記第1型及び前記第2型を互いに離間させて前記成形型を型開きする成形装置において、
    前記第1型に設けられ、前記第1成形面の一部をなす先端面を有し、型開き方向に沿って出没可能な第1可動入れ子と、
    前記第2型に設けられ、前記第2成形面の一部をなす先端面を有し、型開き方向に沿って出没可能な第2可動入れ子と
    を備え、前記型開きの際に、前記両可動入れ子がともに突出動作を行いうるように構成されたことを特徴とする成形装置。
  7. 型締め時に前記第1型及び前記第2型の下方位置に退避し、型開き時に成形体の下面側を支持する位置まで上昇する成形体受治具をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の成形装置。
  8. 前記第1可動入れ子とともに出没する第1ストッパ部材と、前記第2可動入れ子とともに出没する第2ストッパ部材とを備え、型開きが完了するまでの間、前記第1ストッパ部材の先端部と前記第2ストッパ部材の先端部とが当接状態を維持するように構成されたことを特徴とする請求項6または7に記載の成形装置。
  9. 第1成形面を有する第1型と第2成形面を有する第2型とからなる成形型を用いて得られた成形体を、前記第1型及び前記第2型を互いに離間させる型開きを行って前記成形型内から取り出す方法において、
    前記第1型と前記第2型を型締めして、両型と、さらに、前記第1成形面の一部をなす先端面を有する第1可動入れ子と、前記第2成形面の一部をなす先端面を有する第2可動入れ子と、によってキャビティを構成する工程と、
    前記キャビティ内に成形材料を充填して成形を行う工程と、
    得られた前記成形体に前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子が当接することにより、該成形体が前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子によって保持された状態を維持しながら、前記第1型と前記第2型を互いに離間させる型開きを行って両型を前記成形体から離間させ、該成形体を取り出し可能な状態にする型開き工程と、
    を含むことを特徴とする成形体の取り出し方法。
  10. 前記型開き工程が行われ、前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子によって前記成形体が保持された状態で、該成形体の下面側を成形体受治具によって支持する工程と、
    前記成形体が前記成形体受治具によって支持された状態で前記両可動入れ子を互いに離間させて、前記成形体を前記両可動入れ子から開放する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項9に記載の成形体の取り出し方法。
  11. 前記型開き工程において、前記第1可動入れ子は前記第1型に対して相対的に突出すると共に、前記第2可動入れ子は前記第2型に対して相対的に突出することを特徴とする請求項9又は10記載の成形体の取り出し方法。
  12. 前記型開き工程において、前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子の少なくとも一方は、型開閉方向に対して平行に突出することを特徴とする請求項9又は10記載の成形体の取り出し方法。
  13. 前記型開きの際に、前記第1可動入れ子の先端面、すなわち、前記成形体との当接面と、前記第2可動入れ子の先端面、すなわち、前記成形体との当接面と、の離間距離は一定に保たれることを特徴とする請求項9〜12のいずれか一記載の成形体の取り出し方法。
  14. 第1成形面を有する第1型と第2成形面を有する第2型とからなる成形型を備え、前記第1型及び前記第2型を互いに離間させて前記成形型を型開きする成形装置において、
    前記第1型に設けられ、前記第1成形面の一部をなす先端面を有し、型開閉方向に沿って出没可能な第1可動入れ子と、
    前記第2型に設けられ、前記第2成形面の一部をなす先端面を有し、型開閉方向に沿って出没可能な第2可動入れ子と、
    前記第1型と前記第2型の少なくとも一方を移動させる型駆動手段と、
    前記第1可動入れ子と前記第2可動入れ子の少なくとも一方を、前記第1型又は前記第2型に対して相対的に移動させる入れ子駆動手段と、
    を備えた、ことを特徴とする成形装置。
  15. 前記型開きの際に、前記両可動入れ子によって成形体が保持されることを特徴とする請求項14記載の成形装置。
  16. 前記入れ子駆動手段は、前記第1可動入れ子を前記第1型に対して相対的に突出させる手段と、前記第2可動入れ子を前記第2型に対して相対的に突出させる手段と、を有する、ことを特徴とする請求項14又は15記載の成形装置。
  17. 前記入れ子駆動手段は、前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子の少なくとも一方を、前記第1型又は前記第2型に対し型開閉方向に沿って平行に出没させる手段を有することを特徴とする請求項14又は15記載の成形装置。
  18. 型締め時に前記第1型及び前記第2型の下方位置に退避し、型開き時に成形体の下面側を支持する位置まで上昇する成形体受治具をさらに備えたことを特徴とする請求項14〜17のいずれか一に記載の成形装置。
  19. 前記第1可動入れ子及び前記第2可動入れ子は、型開きの際、該両入れ子が近接しすぎないよう該両入れ子間の距離を一定に保つストッパ部材ないし形状を有することを特徴とする請求項14〜18のいずれか一に記載の成形装置。
  20. 前記第1型が固定型であり、前記第2型が可動型であり、
    前記型駆動手段は、前記第2型を移動させる型開閉手段を備え、
    前記入れ子駆動手段は、
    前記第1型に付設され、型開き時、前記第1可動入れ子を前記第1型と反対方向に移動させて該第1型から突出させる固定型側コア駆動手段と、
    前記第2型に付設され、型開き時、前記第2可動入れ子を前記第2型から突出させる可動型側コア駆動手段と、備える、ことを特徴とする請求項14〜19のいずれか一記載の成形装置。
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