JP2002059466A - 成形品の取出方法及びその装置 - Google Patents

成形品の取出方法及びその装置

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JP2002059466A JP2000247971A JP2000247971A JP2002059466A JP 2002059466 A JP2002059466 A JP 2002059466A JP 2000247971 A JP2000247971 A JP 2000247971A JP 2000247971 A JP2000247971 A JP 2000247971A JP 2002059466 A JP2002059466 A JP 2002059466A
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Isao Suzuki
功 鈴木
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Takagi Industrial Co Ltd
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/42Removing or ejecting moulded articles using means movable from outside the mould between mould parts, e.g. robots
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C2045/4275Related movements between the robot gripper and the movable mould or ejector

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形機の動作に連動して成形品の取出し時間
を短縮させ、生産効率を高めた成形品の取出方法及びそ
の装置を提供する。 【解決手段】 成形機(2)の可動型(18)に連動し
て取出アーム(32)を移動させ、可動型(18)から
成形品(20)を取り出す成形品の取出方法及び装置で
あって、固定型(16)と可動型(18)との間に取出
アーム(32)を進入させて追従させ、停止した可動型
(18)から成形品(20)を取り出し、取出アーム
(32)を可動型(18)が固定型(16)側に移動の
開始前又は開始後、設定領域(33)への進入速度より
速い退避速度を以て設定領域(33)外に退避させるよ
うにしたので、成形品(20)の取出し時間を短縮さ
せ、生産効率を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形機等に設置さ
れて成形品の取出しに用いられる、成形品の取出方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂成形やダイカスト成形等に用
いられる成形機には、成形品の自動取出装置(取出ロボ
ット)が使用されている。この自動取出装置は、成形後
の可動型を開放後、固定型と可動型との間に取出アーム
を進入させて可動型側から成形品を取り出し、所定の位
置に移送するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この自動取
出装置では、成形機側の成形動作が終了するまで取出動
作の開始を待っていたのでは、その取出時間が成形動作
時間に加わり、生産効率を低下させることになる。この
ため、可動型の開放動作の開始とともに取出アームの動
作を開始し、固定型と可動型の間に取出アームを進入さ
せて成形品の取出時間の短縮化及び成形動作サイクルの
短縮化を図るものがある。例えば、特公平4−2417
号「射出成形品の自動取出し装置」である。
【0004】従来の自動取出装置では、可動型の移動開
始及び移動量が検出手段により検出されるとともに、数
値制御によって移動位置を設定し、型締め方向及び移動
量を連続的に検出して取出動作を制御しており、位置や
方向、移動量の検出処理及びそれに基づく複雑な数値制
御を実現している。しかも、この制御は、取出し動作
中、退避動作が型締め動作に追従しており、成形効率の
低下の原因になっている。
【0005】そこで、本発明は、成形機の動作に連動し
て成形品の取出し時間を短縮し、生産効率を高めた成形
品の取出方法及びその装置を提供することを課題として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の成形品の取出方
法及びその装置は、成形機(2)の可動型(18)に連
動して取出アーム(32)を移動させ、可動型(18)
から成形品(20)を取り出す成形品の取出方法及び装
置であって、固定型(16)と可動型(18)との間に
取出アーム(32)を進入させて追従させ、停止した可
動型(18)から成形品(20)を取り出し、取出アー
ム(32)を可動型(18)が固定型(16)側に移動
の開始前又は開始後、設定領域(33)への進入速度よ
り速い退避速度を以て設定領域(33)外に退避させる
ようにしたので、成形品(20)の取出し時間を短縮
し、生産効率を高めることができる。
【0007】請求項1に係る本発明の成形品の取出方法
は、成形機(2)の可動型(18)に連動して取出アー
ム(32)を移動させ、前記可動型か記成形品(20)
を取り出す成形品の取出方法であって、前記可動型が固
定型(16)から離間したとき、前記取出アームを進入
待機位置から前記固定型と前記可動型との間の設定領域
(33)に進入させるとともに、前記可動型に所定間隔
を保持して追従させ、前記可動型が停止したとき、前記
可動型から前記成形品を把持させ、前記取出アームを前
記可動型が前記固定型側に移動の開始前又は開始後、前
記設定領域への進入速度より速い退避速度を以て前記設
定領域外に退避させることを特徴とする。即ち、成形を
完了して可動型が固定型から離間するタイミングを捉え
て進入待機位置から取出アームの移動を開始し、固定型
と可動型との間の設定領域に進入させる。進入させた取
出アームは、可動型の型開動作に追従して可動型を追跡
するように移動させ、可動型の停止を待って可動型から
成形品を把持する。そして、成形品を把持した取出アー
ムは、可動型が移動を開始する前、設定領域への進入速
度より速い退避速度を以て設定領域外に退避させ、可動
型の移動に備える。また、この取出アームの退避は、可
動型の移動の開始後でもよい。このような取出アームの
移動及び成形品の取出動作を成形動作に連動させ、成形
品の取出時間の短縮化を図ったので、可動型の停止時間
を短縮し、成形効率及び生産効率を高めることができ
る。
【0008】請求項2に係る本発明の成形品の取出方法
は、前記可動型から前記成形品を取り出す取出し位置を
設定し、この取出し位置は、前記可動型の従前の停止位
置から最新の停止位置に対して修正することを特徴とす
る。即ち、固定型から可動型が開き切った位置が停止位
置であり、この停止位置が成形品の取出位置となる。し
かしながら、この取出位置が変動する場合があり、この
位置修正を最新の停止位置を以て行えば、精度良く成形
品の取出しを行うことができる。
【0009】請求項3に係る本発明の成形品の取出方法
は、前記取出アームの移動に対する前記可動型の振動を
緩和する処理を施したことを特徴とする。即ち、可動型
は成形後、固定型から離れ、後方に移動する際、相当な
振動を発生する。この振動は、成形機に設置されている
取出装置に加わり、取出アームの機械的部分に衝撃を与
え、磨耗等を生じさせる。そこで、取出アームの移動処
理に振動緩和処理を施すことで、衝撃による機械的部分
の磨耗を防止したものである。この振動緩和処理は、取
出アームのサーボ系の応答速度のフィルタ処理によって
行うことができる他、機械的な対策でもよい。
【0010】請求項4に係る本発明の成形品の取出装置
は、成形機(2)の可動型(18)に連動して取出アー
ム(32)を移動させ、前記可動型から成形品(20)
を取り出す成形品の取出装置であって、前記可動型の移
動位置を検出する位置検出手段(エンコーダ48)と、
前記取出アームを所望方向に移動させる移動手段(Y軸
サーボモータ106)と、前記取出アームに前記成形品
を把持又はその解除を行う把持手段(吸着パッド34)
と、固定型(16)から前記可動型が離間したとき、前
記取出アームを進入待機位置から前記固定型と前記可動
型との間の設定領域(33)に進入させるとともに、前
記可動型に所定間隔を保持して追従させ、前記可動型が
停止したとき、前記可動型から前記把持手段に前記成形
品を把持させ、前記取出アームを前記可動型が前記固定
型側に移動を開始前又は開始後、前記設定領域への進入
速度より速い退避速度を以て前記設定領域外に退避させ
るように、前記移動手段及び前記把持手段を制御する制
御手段(主制御部50、追従制御部51)とを備えたこ
とを特徴とする。
【0011】即ち、成形を完了し、可動型は固定型から
離間し、型開位置まで移動する。この可動型の位置はエ
ンコーダ等の位置検出手段で検出される。取出アーム
は、X軸、Y軸及びZ軸上を移動させることができ、そ
の手段として移動手段がある。また、取出アームには成
形品を掴む把持手段が設けられ、可動型上の成形品が取
出アームに把持される。そして、制御手段では、タイミ
ングを捉えて進入待機位置から取出アームの移動を開始
し、固定型と可動型との間の設定領域に進入させる。進
入させた取出アームを可動型の型開動作に追従して可動
型を追跡するように移動させ、可動型の停止を待って成
形品を把持させ、可動型が移動を開始する前に、その取
出アームを設定領域への進入速度より速い退避速度を以
て設定領域外に退避させ、可動型の移動に備える。ま
た、この取出アームの退避は、可動型の移動の開始後で
もよい。このような取出アームの移動及び成形品の取出
動作を成形動作に連動させ、成形品の取出時間の短縮化
を図ったので、可動型の停止時間が短縮でき、成形効率
及び生産効率を高めることができる。
【0012】請求項5に係る本発明の成形品の取出装置
は、前記取出アームの移動に対する前記可動型の振動を
緩和する振動緩和処理手段を備えたことを特徴とする。
即ち、可動型は成形後、固定型から離れ、後方に移動す
る際、相当な振動を発生し、この振動が成形機に設置さ
れている取出装置に加わり、取出アームの機械的部分に
衝撃を与え、磨耗等を生じさせる原因になる。そこで、
取出アームの移動処理に振動緩和処理を施し、衝撃によ
る機械的部分の磨耗を防止している。この振動緩和処理
は、取出アームのサーボ系の応答速度のフィルタ処理に
よって行うことができる他、機械的な対策でもよい。
【0013】請求項6に係る本発明の成形品の取出装置
は、前記取出アーム側に前記成形品を把持させた後、前
記制御手段によって前記成形機に前記可動型の移動命令
を発することを特徴とする。即ち、可動型の型締め開始
を取出アーム側の成形品把持の後に発することにより、
成形品把持と型締め開始との間の無駄時間を省略でき、
成形時間の短縮とともに、型締めが成形品把持の前に開
始されることによる不都合を防止でき、安全性を高める
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の成形品の取出方法
及びその装置の実施の形態を図面に示した実施例を参照
して説明する。
【0015】図1は、本発明の成形品の取出方法及びそ
の装置の実施の形態を示している。射出成形機等の成形
機2の本体部4には、油圧機器、冷却水の循環装置、制
御装置等を備える型締装置6、固定盤8、射出装置10
等が設置され、固定盤8と本体部4との間には複数のタ
イバー12が横架され、このタイバー12には可動盤1
4が摺動可能に取り付けられている。固定盤8には固定
型16、可動盤14には可動型18が取り付けられ、固
定型16と可動型18とで密閉されるキャビティ内に射
出装置10のノズルから溶融した樹脂が射出、注入され
る。射出装置10には成形材料である樹脂がホッパ19
を通して供給される。
【0016】また、固定盤8には可動型18側から成形
品20を取り出すための取出装置22が設置されてい
る。この取出装置22の装置本体24には、X軸走行レ
ール26、このX軸走行レール26を移動するX軸移動
台28、このX軸移動台28に支持されたY軸走行レー
ル30、このY軸走行レール30上をY軸方向に移動す
るとともに、Z軸方向に伸縮する取出アーム32が設置
されている。即ち、取出アーム32には、X軸方向、Y
軸方向、Z軸方向のそれぞれに移動機構が設けられ、そ
の駆動手段としてサーボモータが用いられ、X軸、Y
軸、Z軸の各方向に連続的に移動して固定型16と可動
型18との間の設定領域33内に進入する。そして、こ
の取出アーム32の先端部には可動型18側から成形品
20を把持する把持手段又は吸着手段として吸着パッド
34が取り付けられている。
【0017】また、成形機2の上部側には、取出装置2
2の取出アーム32の移動範囲を拘束しない位置に可動
型18の移動位置を検出する検出手段として位置検出機
構36が設置されている。この実施例では、成形機2の
上部側のタイバー12の側部に位置検出機構36が設置
されており、固定盤8に取り付けられたプーリ38と、
可動盤14の背面側のタイバー12上の固定部40に取
り付けられたプーリ42との間にタイミングベルト44
が懸け回され、このタイミングベルト44が可動盤14
に固定ブラケット46を介して固定され、可動盤14の
移動によって走行するタイミングベルト44によりプー
リ38が回転する。このプーリ38の回転軸には可動盤
14即ち、可動型18の位置及び移動を検出するエンコ
ーダ48が取り付けられている。このエンコーダ48の
検出出力は、可動型18の移動に追従させる取出アーム
32の追従制御情報として用いられる。
【0018】そして、図2に示すように、固定盤8、固
定型16、可動盤14及び可動型18の拡開位置、取出
アーム32の待機位置及び設定領域33の位置関係を示
している。固定盤8に取り付けられた固定型16の前面
を原点aとし、可動盤14の型開限界位置の可動型18
の前面との間に成形品取出時以外を進入禁止とする立体
空間である設定領域33が設けられ、原点aに対し可動
型18の前面側の成形品の取出しが可能な型開基準位置
fが設定されている。原点aと位置fとの間隔w0 は取
出アーム32の移動範囲である。通常、設定領域33
は、一定の条件成立で開閉されるドアを備えたカバーに
よって覆われ、可動型18が全開状態にあるとき、ドア
が開閉可能である。取出アーム32は設定領域33にそ
の上側から進入可能であるが、可動型18が移動中にド
アが開かれると、異常停止モードに移行して可動型18
の移動が停止される。
【0019】次に、図3は、取出装置22の制御装置の
構成を示している。取出装置22の制御手段としての主
制御部50は成形機側の制御部と連係している。この主
制御部50には演算制御手段としてCPU52、記憶手
段としてPROM54、RAM56の他、パラレルI/
O制御部58、シリアル通信装置60、62、カウンタ
64、66、68、70、X軸、Y軸及びZ軸の位置指
令出力を取り出す出力部72、74、76等が設けら
れ、これらはバス78を通じて連係されている。RAM
56は、データバックアップ用であって、取出装置22
を動作させるシステムソフトデータ、客先の要求に伴う
動作変更用のロボットプログラム、パラメータ等を記憶
する半導体装置である。また、パラレルI/O制御部5
8には真空発生装置79、成形機制御部80等が接続さ
れている。この真空発生装置79にはパラレルI/O制
御部58から所定のタイミングで駆動出力が加えられ、
吸着パッド34による成形品20の把持又はその解除が
行われる。また、成形機制御部80では主制御部50か
らの出力を受け又は独立して2系統の制御82、84等
が実行され、その1つの制御82は型締めインターロッ
ク制御、型開インターロック制御、成形機サイクルスタ
ート制御等であり、また、他の制御84は型開限制御、
安全ドアー閉限制御、射出信号出力制御、成形機自動モ
ードの実行等である。従って、成形機制御部80には図
示しない入力手段を通じて自動、手動入力、型開位置入
力等が加えられ、この成形機制御部80から得られる型
駆動出力、射出成形出力等が成形機2の所定の各アクチ
ュエータに加えられる。
【0020】シリアル通信装置60にはプログラム支援
ソフトを実行するための外部制御装置であるパソコン
(パーソナルコンピュータ)86が接続され、パソコン
86には入力や制御状況等を表示するための表示器88
が接続されている。プログラム支援ソフトは、客先の要
求に柔軟に対応するロボットプログラムの編集、書き込
み、読み込み、又はデバック等を行わせるソフトウェア
の総称である。また、パソコン86には周知のように、
ハードディスク、フロッピィディスク、CD−ROM、
メモリカード等の外部記憶装置が設けられている。ま
た、シリアル通信装置62には教示装置等と称される操
作部90が通信制御部92を通じて接続されている。こ
の操作部90は、取出装置22の自動運転、その起動、
その停止、手動操作等を実行するための1つの独立した
コンピュータであって、必要な演算制御を行う手段とし
てCPU94、データ記憶手段としてPROM96、R
AM98、データや各種指令の入力手段としてタッチパ
ネル100、各種入力情報や操作情報等を表示する手段
として表示部102が設けられている。PROM96
は、ハードウェア初期設定ソフト、システムソフトのダ
ウンロード等を行うシステムソフト等を記憶する半導体
装置である。従って、この操作部90にはタッチパネル
100を通じて取出アーム32の位置記憶入力、速度入
力、X軸移動入力、Y軸移動入力、Z軸移動入力等が加
えられる。
【0021】また、取出装置22には取出アーム32の
X軸、Y軸及びZ軸の各移動手段として個別にX軸サー
ボモータ104、Y軸サーボモータ106、Z軸サーボ
モータ108が設けられているが、X軸サーボモータ1
04には取出アーム32のX軸上の位置を検出する手段
としてのエンコーダ110、駆動手段としてX軸サーボ
アンプ112、Y軸サーボモータ106には取出アーム
32のY軸上の位置を検出する手段としてのエンコーダ
114、制御手段としてY軸サーボアンプ116、Z軸
サーボモータ108には取出アーム32のZ軸上の位置
を検出する手段としてのエンコーダ118、駆動手段と
してZ軸サーボアンプ120がそれぞれ設けられてい
る。エンコーダ110の検出出力は主制御部50のカウ
ンタ64を通してCPU52等に入力されるとともに、
X軸サーボアンプ112の速度制御122、トルク制御
124、電流制御126の制御情報となっている。ま
た、エンコーダ114の検出出力は主制御部50のカウ
ンタ66を通してCPU52等に入力されるとともに、
Y軸サーボアンプ116の速度制御128、トルク制御
130、電流制御132の制御情報となっている。ま
た、エンコーダ118の検出出力は主制御部50のカウ
ンタ68を通してCPU52等に入力されるとともに、
Z軸サーボアンプ120の速度制御134、トルク制御
136、電流制御138の制御情報となっている。
【0022】また、主制御部50にはカウンタ70を通
じて可動型18の位置及び移動を検出する可動型位置検
出エンコーダ48からその検出出力が加えられており、
主制御部50ではこの検出出力を用いて追従制御出力が
得られ、Y軸サーボモータ106の追従制御が行われて
いる。
【0023】図4は、追従制御方法及びその装置の構成
を示している。この追従制御及びその装置、即ち、追従
制御部51は、主制御部50及びそのソフトウェア処理
で構成されている。この実施例では、速度制御、振動抑
制制御を併用し、可動型18の移動による振動の取出ア
ーム32への影響を回避し、取出アーム32が可動型1
8の振動に影響されることのない滑らかな追従移動を実
現している。このため、取出アーム32の機械系を損耗
から防護でき、安定した動作を長期に渡って維持するこ
とができる。
【0024】可動型位置検出エンコーダ48の出力は可
動型18の位置及びその移動を表しており、このエンコ
ーダ48の出力がカウンタ70に加えられて計数され、
その計数出力はギヤ設定処理140の設定情報となって
いる。即ち、エンコーダ48の位置移動出力の計数出力
は、可動型18の位置検出情報であるとともに、位置の
時間的変化として可動型18の速度変化情報であるか
ら、この位置及び移動情報に基づいて取出アーム32を
追従させるため、Y軸サーボモータ106の回転速度を
制御する手段としてギヤ比が設定される。このギヤ比設
定とは、取出アーム32の速度を変更するための処理で
あり、所望の速度を得るに必要な係数、即ち、速度倍率
である。この設定出力信号とY軸サーボアンプ116の
入力信号とが偏差カウンタ142に加えられ、両者の偏
差Xが求められ、この偏差Xは取出アーム32と可動型
18の速度偏差である。この偏差Xは、速度クランプ1
44に加えられるが、その偏差Xがサーボモータ106
の速度限界値を越えることを予測し、速度クランプ14
4ではその限界値にクランプすることで、安全確保が実
現されている。この速度クランプ144の出力は速度補
正手段としての一次遅れフィルタ146に加えられ、時
間当たりの可動型18の速度変化に対する一次遅れフィ
ルタ特性が取出アーム32側の速度に付与される。
【0025】また、この一次遅れフィルタ146の出力
側には、スイッチ148を介してバイアス150が加え
られている。スイッチ148のON条件は偏差Xが少な
いとき、一次遅れフィルタ146の出力にバイアス15
0が設定される。
【0026】そして、一次遅れフィルタ146の出力及
びバイアス150側の出力は指令パルス発生部152の
制御情報となり、偏差Xを補正した偏差Yを表す指令パ
ルスがY軸サーボアンプ116の速度制御入力となる。
このY軸サーボアンプ116にはY軸サーボモータ10
6にエンコーダ114の出力に基づく主制御部50の制
御出力とともに追従制御出力が加えられ、速度制御とと
もに可動型18に対する追従制御が実現される。この場
合、追従制御では、この一次遅れフィルタ特性の付与に
より、可動型18の極端な移動や振動、即ち、追従初期
での偏差Xが大きくなる場合に可動型18の動きに対す
る追従を緩慢にするとともに、取出アーム32の移動速
度を予め速度クランプ144に設定した最高速度で動作
させ、可動型18と一定距離を保ちながら追従させ、取
出アーム32の滑らかな移動を実現している。
【0027】次に、図5に示す取出アーム32の進入時
の動作、図6に示す取出アーム32の脱出時の動作を参
照して各種制御について説明する。図5及び図6におい
て、矢印y1 、y2 及びy3 は取出アーム32の移動及
び移動方向であって、y3 は最高速度脱出、矢印Y1
2 、Y3 は可動盤14及び可動型18の移動及び移動
方向、aは可動型18の原点位置、bは取出アーム32
の進入待機位置、cは型内進入位置、dは取出アーム3
2の途上位置、eは成形品把持手前位置、fは型開基準
位置及び成形品把持位置、gは可動型18の限界位置、
hは取出アーム18の移動限界位置、w1 は型開追従動
作範囲、w2 及びw3 は追従接近幅を示している。そし
て、この取出方法及びその装置の制御には、原点記憶制
御、通常制御、追従制御、成形品把持制御、脱出制御、
成形品格納制御等がある。
【0028】原点記憶制御は、固定盤8から可動盤14
が開き、再び固定盤8側に可動盤14を移動して固定盤
8に閉じ、固定型16と可動型18とを高圧状態で接合
させたとき、エンコーダ48の検出値を原点を表す位置
aとし、この位置aを表すカウンタ70の計数値をPR
OM54、RAM56に記憶させる制御である。
【0029】通常制御とは、可動盤14が完全に開いた
後に、図5に示す位置b、e、fに取出アーム32を移
動させて成形品20を可動型18から取り出し、取出ア
ーム32が位置bに移動完了後、可動盤14を移動して
型締めする制御である。
【0030】また、追従制御とは、可動盤14の移動に
追従して設定領域33に取出アーム32を進入させ、図
5に示す位置eまで移動させる制御である。この制御に
よって成形機2側の待機時間の短縮化が可能となる。可
動盤14即ち、可動型18の移動速度から追従速度を演
算し、取出アーム32を移動させる。可動盤14と取出
アーム32との初期速度の偏差が大きく、そのため、取
出アーム32の初速度が大きくなり、機械的負荷が増大
するのを防止するため、取出アーム32の速度が過大に
ならないように、一次遅れフィルタ146の時定数によ
って速度変化を緩慢にさせるとともに、速度クランプ1
44によって最高速度を制限し、機械的負荷の軽減を図
ることができる。
【0031】成形品把持制御とは、可動盤14が停止位
置に到達するとともに、可動盤14の駆動源側の油圧の
残圧が収まり、完全に静止したときに成形品20を可動
型18から把持して取り出す制御である。可動盤14
は、油圧の残圧作用で所定位置に静止しない場合があ
り、そのため成形品20の把持を失敗するおそれがあ
る。そこで、エンコーダ48の検出出力によって可動盤
14の停止位置を検出し、検出した位置に対応して取出
アーム32を型開基準位置fまで移動させ、成形品20
の把持を確実に行う。
【0032】また、脱出制御とは、図6に示すように、
成形品20を把持した後、可動型18の移動に伴い、設
定領域33外へ取出アーム32を脱出させる制御であ
る。成形品20を取出アーム32に取出した後、成形機
制御部80に可動盤14の型締め動作指令を送出して最
大速度で設定領域33外に取出アーム32を退避させ
る。成形品20の取出しと同時に、可動盤14の型締め
動作指令を送出することにより、成形機2の待機時間を
短縮し、生産効率を上げることができる。
【0033】そして、成形品格納制御とは、可動型18
から取り出した成形品20を取出アーム32とともに例
えば位置hまで成形中に移送し、成形機2の近傍に設置
された図示しない保管箱に整理格納する制御である。保
管箱に格納された成形品20は保管箱によって搬送され
る。
【0034】次に、図7及び図8に示す製品取出制御を
示すフローチャート、図9、図10及び図11に示す可
動型18及び取出アーム32の移動を参照して動作を説
明する。図7及び図8のA、Bはフローチャート間の連
結子である。
【0035】ステップS1では操作部90から追従制御
が選択されているか否かを判定し、それが選択されてい
ない場合にはステップS2の通常制御が実行される。
【0036】そして、追従制御が選択されている場合、
ステップS3で成形機2が手動運転か否かが判定され、
手動運転の場合にはステップS4の原点a(図2)記憶
処理を行い、自動運転が選択されている場合には、ステ
ップS5の可動型18の開動作の開始の有無が判定さ
れ、この開動作による可動型18の位置及び移動がエン
コーダ48で検出される。図9の(A)及び(B)に示
すように、可動型18の開動作の開始により、ステップ
S6で原点記憶の有無が判定され、原点記憶がない場合
にはステップS7の通常制御が実行され、原点記憶があ
るときには、ステップS8の追従制御に移行する。
【0037】この追従制御は、図9の(A)〜(D)の
工程中に実行される。ここで、図9において、(A)は
固定型16と可動型18の型締め状態及び取出アーム3
2の設定領域33外の待機、(B)は可動型18の移動
に伴う取出アーム32の進入開始、矢印Y1 は可動型1
8の移動、矢印y1 は取出アーム32の進入、(C)は
取出アーム32の追従移動、矢印Y2 は可動型18の移
動、矢印y2 は取出アーム32の追従、(D)は可動型
18の停止に伴う取出アーム32の追従終了を示してい
る。図9の各符号は、図5に対応している。即ち、可動
型18が可動盤14とともに矢印Y1 、Y2 の方向に移
動すると、取出アーム32が矢印y1 で示す方向に設定
領域33内に進入した後、矢印y2 で示すように可動型
18に追従して移動し、可動型18が型開基準位置eに
停止することで、取出アーム32の追従移動で成形品把
持手前位置dに到達する。
【0038】追従制御が開始された後、可動型18の移
動が開始され、ステップS9の可動型18が完全停止し
たか否かが判定され、その完全停止の後、ステップS1
0で可動型18にある成形品20が取出アーム32に把
持される。図10において、(E)は可動型18及び取
出アーム32の最終位置、(F)は取出アーム32側の
成形品20の把持動作、(G)は取出アーム32の設定
領域33外への脱出開始直前、(H)は取出アーム32
の脱出動作及び可動型18の型締め開始を示し、図10
の各符号は、図6に対応している。そして、この成形品
20を把持した取出アーム32はステップS11の脱出
制御によって設定領域33から急速度即ち、最高速度を
以て脱出を開始する。即ち、Y軸サーボモータ106及
びZ軸サーボモータ108を最大速度で回転させて取出
アーム32を設定領域33外に脱出させ、設定領域33
の上限ラインD(図2)を越えたとき、成形機2側に先
行して型締め指令が発せられ、可動型18の型締めが開
始される。この結果、取出アーム32の脱出待ち時間を
短縮できる。図11の(I)は取出アーム32の設定領
域33外への脱出動作を示している。
【0039】この取出アーム32の設定領域33外への
脱出途上でステップS12では、所定距離未満まで可動
型18が接近したか否かを判定する。この取出アーム3
2と可動型18の距離はエンコーダ48の検出出力から
知ることができる。可動型18が取出アーム32に異常
接近したとき、ステップS13で制御部50から成形機
制御部80に可動盤14の運転停止指令が発せられ、運
転停止が実行される。この結果、可動盤14を緊急に停
止し、取出アーム32と可動盤14又は可動型18との
衝突を回避する。
【0040】また、可動型18が取出アーム32に異常
接近していない場合にはステップS14で基準位置であ
る原点aの位置に取出アーム32が到達したか否か、即
ち、設定領域33外に取出アーム32が脱出したか否か
を判定する。取出アーム32が設定領域33外に退避し
たか否かは、エンコーダ110、114、118の出力
値で確認可能である。取出アーム32が退避したとき、
ステップS15では成形品格納処理が実行され、同時に
ステップS16では型締め完了か否かが確認される。図
11の(J)は型締め終了及び取出アーム32の待機位
置(脱出完了位置)を示している。
【0041】そして、この型締め完了はエンコーダ48
の出力によって確認可能であり、型締めが完了の後、ス
テップS17で原点aの記憶処理が行われ、ステップS
18で前回値との比較により誤差が大きい場合には前回
値の原点位置を更新する。この場合、所定値以上の誤差
があるときには、型交換、プーリ38、42、ベルト4
4、エンコーダ48に異常が発生していることを予想
し、不測の事態を回避するため、ステップS19で追従
制御を禁止し、運転停止とする。
【0042】次に、図12に示す可動型18の原点監視
制御について説明する。この原点監視制御は、図7のス
テップS8の追従制御の基礎となるものであって、可動
型18を原点aの位置にあるか否かを監視し、可動型1
8が原点位置aにある場合に追従制御が実行される。
【0043】成形機2の成形動作では、固定型16に対
し可動型18に高圧力で型締めが行われ、ステップS2
1では、高圧型締め状態か否かを判断し、高圧型締め状
態に移行したとき、ステップS22で成形機2の型締め
状態時の可動型18の位置が規定値以内にあるか否かを
判断する。即ち、可動型18の現在値Y0 (エンコーダ
48の出力のカウント値)が所定の範囲(−A<Y0
+A)にあるか否かを判定し、Aは規定範囲を定める数
値である。
【0044】可動型18の位置が規定値以内にある場合
にはステップS23で原点確定フラグONとし、ステッ
プS24で取出アーム32の型開追従動作が可能とな
る。この型開追従動作において、ステップS25では、
移動する可動型18の位置を監視し、型開限状態に移行
したとき、ステップS26で原点確定フラグをOFFと
し、原点監視制御を終了する。
【0045】また、ステップS22で可動型18が規定
値以内にない場合には、取出アーム32の追従動作を禁
止し、ステップS27の原点不確立フラグをONとし、
ステップS28では、移動する可動型18の位置を監視
し、型開限状態に移行したとき、ステップS29で型開
追従無しの動作を実行し、ステップS30で原点不確定
フラグをOFFとし、原点監視制御を終了する。
【0046】このように、可動型18の原点確定が実現
しない場合には、取出アーム32の追従動作を禁止して
いるので、位置不確定による事故の発生を未然に防止す
ることができる。
【0047】次に、図13に示す取出アーム32の追従
制御について説明する。この追従制御は、図7のステッ
プS8における追従制御であって、可動型18に対する
取出アーム32の追従動作である。
【0048】ステップS31では取出アーム32のY軸
方向の最大移動量を演算する。即ち、取出装置22のY
軸サーボモータ106の最高設定速度をVmax とすると
き、式(1)に示すように、この最高設定速度Vmax
サンプリング時間Tを掛けると、追従制御中のY軸サー
ボモータ106の最大移動量Pmax が算出される。 Pmax =Vmax ×T ・・・(1) この値を追従制御時の制限値とすれば、この制限値の設
定でサーボモータ106及び機械系統に加えられる過負
荷を防止することができる。
【0049】ステップS32では可動型18の現在位置
X 、原点位置AO 、前回の取出アーム32の追従移動
量から取出アーム32の追従移動量Uxを式(2)によ
り演算する。 UX =AX −AO −UX-1 ・・・(2)
【0050】取出アーム32の移動中に、ステップS3
3では取出アーム32の移動速度、即ち、追従移動量U
X が規制値である最大移動量Pmax を越えたか否かを判
定する。追従移動量UX が最大移動量Pmax を越えたと
きには、ステップS34で追従移動量UX を最大移動量
max に変更して移動速度を制限し、その結果、サーボ
モータ106及び機械系統が過負荷になるのを防止でき
る。
【0051】ステップS35では、可動型18の動作振
動による影響を回避するため、追従移動量UX に遅延緩
和処理として、式(3)から遅延移動量VX を算出す
る。 VX =(T×VX-1 +TS ×UX )/(TS +T) ・・・(3) ここで、Tはサンプリング時間、VX-1 は前回の遅延移
動量、Tsは一次遅れフィルタ146に設定された時定
数である。
【0052】ステップS36では、今回の遅延移動量V
X と前回の遅延移動量VX-1 の偏差からY軸サーボモー
タ106の制御速度となる指令移動量WX を式(4)か
ら演算する。 WX =VX −VX-1 ・・・(4)
【0053】ステップS37では、指令移動量WX が最
小移動量Wmin より小さいか否かを判定する。最小移動
量Wmin は、可動型18の減速に伴う取出アーム32の
移動速度の下限値である。指令移動量WX が最小移動量
min より小さいときはステップS38に移行し、エン
コーダ48の出力信号により可動型18が完全に停止し
たか否かを判定する。可動型18が停止したとき、ステ
ップS39で指令移動量WX に代えて、追従移動量UX
と前回の追従移動量UX-1 の偏差を指令移動量WX とす
る。即ち、 WX =UX −UX-1 ・・・(5) とし、ここでは、遅延緩和処理の解除をし、最終追従位
置e(図5、図9)まで式(5)で求められた追従移動
量で制御する。
【0054】ステップS37で指令移動量WX が最小移
動量Wmin より小さくないとき、また、ステップS38
で可動金型24が完全に停止していないとき、また、ス
テップS39の処理の後、ステップS40に移行し、Y
軸サーボアンプ116に指令移動量WX を送り、ステッ
プS41で、単位時間当たりの指令移動量WX に相当す
る速度でY軸サーボモータ106を駆動する。
【0055】そして、ステップS42では、可動型18
が完全に停止したか否かを判定し、可動型18が停止す
るまでステップS32以下の処理を連続して行い、可動
型18の停止で追従制御が終了する。
【0056】次に、図14及び図15は、図13に示す
追従制御の具体的な制御処理を示している。即ち、ステ
ップS51は位置指令更新時間T単位のMAX位置指令
POSmax を算出する。ここで、位置指令更新時間Tは
サーボアンプへの指令間隔であり、MAX位置指令PO
Smax とはT時間に移動可能な機械使用速度の対応位置
である。
【0057】型開動作により可動型18が移動すると、
その位置によって取出アーム32が設定範囲33内に進
入可能となることから、ステップS52で可動型位置が
進入できる位置か否かを判定する。可動型18の位置が
取出アーム32の進入可能位置に達すると、ステップS
53では取出アーム32を上下軸、即ち、Z軸方向の型
内基準位置bへ移動させる。また、同時にステップS5
4では、追従移動量算出処理を行い、この処理では(可
動型18の現在値−開始可動型位置−前回の指令値
Y’)=追従移動量Xを求める。
【0058】ステップS55及びS56では限界速度に
制限するため、移動速度の変更処理を行う。この移動速
度の変更は、取出装置の使用最高速度を超える指令値X
に対し、移動速度を使用最高速度に強制変更である。先
ずステップS55では、位置指令がMAX位置指令PO
Smax を越えていないかを判定し、位置指令がMAX位
置指令POSmax を越えていない場合には速度変更はな
く、また、位置指令がMAX位置指令POSmax を越え
ているときは、ステップS56でMAX位置指令POS
max を位置指令値Xに転送する。
【0059】ステップS57では可動型18の動作振動
による影響を回避する処理を行う。即ち、一次遅れフィ
ルタ処理として、式(3)の処理、即ち、(T×Y’+
Ts×X)÷(Ts +T)=Yを演算する。但し、Xは
位置指令値、Tは位置指令更新時間、Ts は時定数、
Y’は前回のYの値、Yはフィルタ後の位置指令であ
る。
【0060】ステップS58、S59、S60では最終
位置決め時間の短縮処理を行う。即ち、ステップS58
では、位置指令偏差量A≦最小位置指令Y−Y’=Aか
否かを判定し、位置指令偏差量A≦最小位置指令Y−
Y’=Aである場合にはステップS59で可動型18の
移動速度は0かを判定し、可動型18の移動速度が0の
場合にはステップS60で位置指令値Xをフィルタ後の
位置指令Yに入れて最終位置決め指令とする。
【0061】ステップS61では、位置指令偏差量X1
を算出し、Y軸サーボアンプ116に位置を指令する。
即ち、Y−Y’=X1 であり、ステップS62ではY軸
サーボアンプ116の処理として、位置指令偏差量X1
を位置指令更新時間Tを元にサーボアンプの速度更新時
間に等分割した速度にて移動する処理を行う。これと同
時にステップS63では、今回のフィルタ後の位置指令
値Yを記憶する。即ち、Y→Y’の処理を行う。
【0062】そして、ステップS64、S65では終了
確認処理を行う。即ち、ステップS64は成形機から型
開限がONしたか否かを判定し、成形機2からの型開き
が完了したか否かを型開限入力で確認する。型開限がO
Nした場合にはステップS65で可動型の移動速度は0
か否かを判定し、この判定には可動型検出用エンコーダ
48のカウント量が用いられ、単位時間当たりの移動量
0で移動型18の移動速度0と判断する。
【0063】次に、図16は型開動作及び取出装置の速
度変化を示し、(A)は可動型18の型開動作における
移動速度の変化、(B)は一次遅れフィルタ146を設
置していない場合の取出アーム32の移動速度の変化、
(C)は一次遅れフィルタ146を設置した場合の取出
アーム32の移動速度の変化を示している。aは可動型
18の原点位置、bは取出アーム32の進入待機位置、
cは型内進入位置、dは取出アーム32の途上位置、e
は成形品把持手前位置、fは型開基準位置及び成形品把
持位置、Pは取出アーム32の追従開始、Qは追従終
了、Rは成形品取出し動作を示している。
【0064】図16の(A)に示すように、可動型18
の移動制御は、期間t1 で加速、期間t2 で一定速度、
期間t3 で減速、期間t4 で一定速度、期間t5 で減速
の後、停止させる。このような可動型18の速度制御に
対し、一次遅れフィルタ146を設置していない追従制
御では、図16の(B)に示すように、期間t6 で待
機、期間t7 で加速、期間t8 で一定速度、期間t9
減速、期間t10で一定速度、期間t11で減速、期間t12
で停止、期間t13で成形品20の把持位置fに移動す
る。また、一次遅れフィルタ146を設置した追従制御
では、図16の(C)に示すように、期間t14で加速の
後、飽和、期間t15で緩やかな減速、期間t 16で段階的
なゆるやかな減速、期間t13で成形品20の把持位置f
に移動する。この場合、成形機2の待機時間の延長を防
止するため、期間t17でフィルタ処理を解除して期間t
18にて取出アーム32を停止させる。
【0065】このように、一次遅れフィルタ146を設
置していない追従制御では、期間t 7 で限界速度を越え
るおそれがあり、可動型18の移動に対応して急加速、
急減速等、急激な速度変化や振動が生じるのに対し、一
次遅れフィルタ146を設置した追従制御では、期間t
7 で限界速度を越えることはなく、可動型18の移動に
対応して緩やかな速度変化で追従している。この結果、
取出装置22を過大入力や機械的振動や急激な速度変化
による磨耗から防護することができる。
【0066】次に、図17に示す可動型18の開き位置
監視制御について説明する。この可動型18の開き位置
監視制御は、取出アーム32による成形品20の可動型
18からの取出し精度を高め、確実な成形品20の把持
を行うための制御である。
【0067】成形機2では成形終了により可動型18が
型締め状態から移動し、型開限状態まで移動するが、ス
テップS51ではそれを監視し、可動型18が開限状態
に移行したとき、その停止状態を監視する。ステップS
52で可動型18が停止状態に移行したとき、ステップ
S53では型開基準値と可動型18の現在値が設定範囲
を越えているか否かを判定し、設定範囲内に可動型18
の現在値がある場合には位置監視制御を終了するが、そ
の現在値が設定範囲を越えている場合にはステップS5
4でアラームの発生を行い、作業者に異常を告知する。
例えば、操作部90の表示部102に視覚的な表示を行
うとともに、音声で『型開位置が大幅にずれています』
なるメッセージを生じさせ、緊急事態を告知する。そし
て、この表示の後、ステップS55では動作の停止を行
い、成形品20の取出アーム32の失敗等の型開限位置
の不確定による事故の発生を未然に防止する。
【0068】次に、表示器88又は表示部102のモニ
タ表示制御について説明する。追従制御において、表示
器88又は表示部102にはその現状の把握を容易にす
るため、図18及び図19に、本体部4、固定盤8、射
出装置10及び移動する可動盤14を表す映像表示16
0とともに、各位置や偏差等を表す情報表示及び数値を
表示し、画面展開を変更できるカーソルポイント162
を表示する。また、図19に示すように、型開追従設定
値として位置差や移動量等を表す表示を情報表示ととも
に数値を表示する。このような表示の確認により、追従
制御や各種設定値を確認でき、的確な制御を行うことが
できる。
【0069】以上述べた可動型18に対する取出アーム
32の追従制御等によれば、金型交換等による可動型1
8の原点位置を検出記憶することができるため、正確な
可動型の追従制御を実行でき、成形機の待機時間を省略
して成形品の生産性を向上させることができる。
【0070】また、可動型18の完全停止位置を検出し
て適切な回収位置に取出アーム32を移動させることが
できるため、成形品20の脱落や固定型及び可動型間に
成形品が挟持されることを防止でき、成形品の生産性を
高めることができる
【0071】また、設定領域33から取出アーム32を
脱出させる際に、先行して可動型18に型締め動作指令
を送出するため、成形機2の待機時間を更に短縮するこ
とができ、追従制御と共に成形品の生産性を向上させる
ことができる。
【0072】また、追従制御時に追従移動量に遅延緩和
処理を施すことにより取出アーム32の急加速、急減速
を緩和でき、機械的耐久性を維持することができる。
【0073】次に、図4に示した一次遅れフィルタ14
6の実際の動作特性の一例について説明する。図20は
一次遅れフィルタ振動抑制を施した速度変化を示し、偏
差Xは一次遅れフィルタ146によって偏差Yに変換さ
れ、振動成分のない緩やかな速度変化に変換される。
【0074】また、図21は一次遅れフィルタ速度制限
なしの速度変化、図22は一次遅れフィルタ速度制限を
施した速度変化を示し、図22の場合、速度制限のため
最高速度が低くなっている。
【0075】そして、図23は一次遅れフィルタ146
に対しバイアス150を付加しない場合の速度変化、図
24は一次遅れフィルタ146に対しバイアス150を
付加した場合の速度変化を示している。バイアス機能
は、図20〜図22の時間=1.44以降に作用してお
り、バイアス機能がある分だけ、その数値に応じて速度
が早く0(=Y)に到達することが判る。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a 成形を完了した可動型の移動に取出アームを追従さ
せ、成形品を把持した取出アームを進入速度より速い退
避速度を以て設定領域外に退避させ、成形品の取出し時
間の短縮化を図ったので、可動型の停止時間を短縮し、
成形効率及び生産効率を高めることができる。 b 取出し位置の変動を位置修正によって補償するの
で、精度良く成形品の取出しを行うことができる。 c この振動緩和処理を施すので、機械的な磨耗から取
出アームの機械系を防護することができる。 d 取出装置によれば、取出アームの移動及び成形品の
取出し動作を成形動作に連動させ、成形品の取出し時間
の短縮化を図ったので、可動型の停止時間が短縮でき、
成形効率及び生産効率を高めることができる。 e 可動型の型締め開始を取出アーム側の成形品把持の
後に発することにより、成形品把持と型締め開始との間
の無駄時間を省略でき、成形時間の短縮とともに、型締
めが成形品把持の前に開始されることによる不都合が防
止でき、安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形品の取出方法及びその装置の実施
の形態を示す斜視図である。
【図2】成形装置と取出アームとの関係を示す図であ
る。
【図3】制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】追従制御方法及びその装置を示すブロック図で
ある。
【図5】取出アームの追従動作を示す図である。
【図6】取出アームの脱出動作を示す図である。
【図7】取出装置の成形品の取出制御を示すフローチャ
ートである。
【図8】取出装置の成形品の取出制御を示すフローチャ
ートである。
【図9】特定範囲への取出アームの進入及び可動型に対
する取出アームの追従制御を示す図である。
【図10】成形品の取出制御を示す図である。
【図11】取出アームの脱出制御、型締め制御を示す図
である。
【図12】可動型の原点監視制御を示すフローチャート
である。
【図13】取出アームの追従制御を示すフローチャート
である。
【図14】取出アームの追従制御を示すフローチャート
である。
【図15】取出アームの追従制御を示すフローチャート
である。
【図16】型開動作における可動型の速度変化及び取出
アームの追従制御における速度変化を示す図である。
【図17】可動型の開き位置監視制御を示すフローチャ
ートである。
【図18】画面表示を示す図である。
【図19】画面表示を示す図である。
【図20】一次遅れフィルタによる振動抑制を付加した
速度変化を示す特性図である。
【図21】一次遅れフィルタによる速度制限を付加して
いない速度変化を示す特性図である。
【図22】一次遅れフィルタによる速度制限を付加した
速度変化を示す特性図である。
【図23】一次遅れフィルタのバイアスを付加していな
い速度変化を示す特性図である。
【図24】一次遅れフィルタのバイアス機能を付加した
速度変化を示す特性図である。
【符号の説明】
2 成形機 16 固定型 18 可動型 20 成形品 32 取出アーム 33 設定領域 34 吸着パッド(把持手段) 48 エンコーダ(位置検出手段) 50 主制御部(制御手段) 51 追従制御部(制御手段) 106 Y軸サーボモータ(移動手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形機の可動型に連動して取出アームを
    移動させ、前記可動型から成形品を取り出す成形品の取
    出方法であって、 前記可動型が固定型から離間したとき、前記取出アーム
    を進入待機位置から前記固定型と前記可動型との間の設
    定領域に進入させるとともに、前記可動型に所定間隔を
    保持して追従させ、前記可動型が停止したとき、前記可
    動型から前記成形品を把持させ、前記取出アームを前記
    可動型が前記固定型側に移動の開始前又は開始後、前記
    設定領域への進入速度より速い退避速度を以て前記設定
    領域外に退避させることを特徴とする成形品の取出方
    法。
  2. 【請求項2】 前記可動型から前記成形品を取り出す取
    出し位置を設定し、この取出し位置は、前記可動型の従
    前の停止位置から最新の停止位置に対して修正すること
    を特徴とする請求項1記載の成形品の取出方法。
  3. 【請求項3】 前記取出アームの移動に対する前記可動
    型の振動を緩和する処理を施したことを特徴とする請求
    項1記載の成形品の取出方法。
  4. 【請求項4】 成形機の可動型に連動して取出アームを
    移動させ、前記可動型から前記成形品を取り出す成形品
    の取出装置であって、 前記可動型の移動位置を検出する位置検出手段と、 前記取出アームを所望方向に移動させる移動手段と、 前記取出アームに前記成形品を把持又はその解除を行う
    把持手段と、 固定型から前記可動型が離間したとき、前記取出アーム
    を進入待機位置から前記固定型と前記可動型との間の設
    定領域に進入させるとともに、前記可動型に所定間隔を
    保持して追従させ、前記可動型が停止したとき、前記可
    動型から前記把持手段に前記成形品を把持させ、前記取
    出アームを前記可動型が前記固定型側に移動を開始前又
    は開始後、前記設定領域への進入速度より速い退避速度
    を以て前記設定領域外に退避させるように、前記移動手
    段及び前記把持手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする成形品の取出装置。
  5. 【請求項5】 前記取出アームの移動に対する前記可動
    型の振動を緩和する振動緩和処理手段を備えたことを特
    徴とする請求項4記載の成形品の取出装置。
  6. 【請求項6】 前記取出アーム側に前記成形品を把持さ
    せた後、前記制御手段によって前記成形機に前記可動型
    の移動命令を発することを特徴とする請求項4記載の成
    形品の取出装置。
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