JP3270297B2 - シート供給装置及び画像読取装置 - Google Patents

シート供給装置及び画像読取装置

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JP3270297B2
JP3270297B2 JP17591495A JP17591495A JP3270297B2 JP 3270297 B2 JP3270297 B2 JP 3270297B2 JP 17591495 A JP17591495 A JP 17591495A JP 17591495 A JP17591495 A JP 17591495A JP 3270297 B2 JP3270297 B2 JP 3270297B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを一枚ずつ
分離して繰り出すシート供給装置に関し、例えば複写機
能を有するファクシミリ装置等に用いられるシート供給
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ファクシミリ装置は、画像読取
部、画像信号伝送部、及び画像記録部を有し、画像信号
の送受信のほか、画像読取部と画像記録部とを同時に動
作させて複写機能を実現している。また、画像読取部に
おいては、複数の原稿を一枚ずつ分離して送り出すため
にシート供給装置を設けている。このシート供給装置は
送信時と複写時とを問わず、原稿の送り出しを行ってい
る。
【0003】原稿載置台上に文書面を下にしてセットさ
れた原稿は、予備搬送ローラによって分離部へ送り込ま
れ、該分離部にて原稿を下から引き出そうとする分離ロ
ーラと、重なって引き出された原稿を押し戻そうとする
逆転ローラとによって、最下位の原稿が一枚だけ引き出
され、下流側の原稿搬送部に搬送される。
【0004】原稿搬送部に搬送された原稿は、密着型イ
メージセンサにより文書面の画像が読み取られる。密着
型イメージセンサから出力されるアナログ信号は画像処
理回路によってシェーディング補正、A/D変換、及び
その他の画像処理が行われた後、ファクシミリ装置の図
示しない制御部に転送される。制御部に転送された信号
(画像情報)は、送信モードのときはモデムを介して回
線へ出力され、コピーモードのときは画像記録部へ出力
される。そして、画像読取が終了した原稿は、排紙トレ
イ上へ排出される。従って、原稿は文書面が下で、先に
排出されたものから順番に積載される(所謂、フェイス
ダウン、ページ順積載)。
【0005】原稿をコピーするとき、画像記録部は、制
御部から出力される画像信号に基づいてレーザースキャ
ナから画像形成部の感光体ドラムに走査光を照射して、
感光体ドラム表面に画像情報を形成し、カセット給紙部
から画像形成部に給送された記録紙に画像情報を転写し
て定着部で定着した後、記録紙積載トレイに排紙するよ
うになっている。依って、画像情報が上側になり、記録
紙は文書面が上で、先に排出されたものから順番に積載
される(所謂、フェイスアップ、逆ページ順積載)。フ
ェイスアップで積載されると文書面が容易に確認できる
ため、原稿をコピーする場合に印字品質のチェックがし
易い。
【0006】しかしながら、上記従来のファクシミリ装
置では、原稿を最初のページから読み取ってページ順に
記録を行い、記録のなされた記録紙をフェイスアップで
排出し積載するので、原稿をコピーすると記録紙が元の
ページ順とは逆の順番になってしまうという問題があっ
た。元の原稿のページ順と同じ順番に記録紙を積載する
ためには、原稿を最終ページから読み取って記録紙をフ
ェイスアップで積載するか、或いは原稿を最初のページ
から読み取って記録紙をフェイスダウンで積載する必要
があるが、前者では送信時に最終ページから伝送されて
しまうという問題があり、後者ではコピー時に印字品質
のチェックがしにくいという問題があった。更に、こう
した不具合を避けるために、送信時とコピー時とで原稿
のページ順を並べ替えてシート供給装置にセットする方
法が考えられるが、操作が煩雑になり、原稿の表裏のセ
ットミスも多く、使いづらい装置になってしまうという
問題があった。
【0007】そこで、上記問題を解決するために、即ち
送信時とコピー時とで原稿のページ順を並べ替えること
なく、送信時には最初のページから伝送し、コピー時に
は記録品質のチェックを容易にしつつ、元のページ順に
記録紙を積載することの可能なファクシミリ装置のシー
ト供給装置として、3つローラの協働により或いは1つ
のローラとこれに圧接する2つ摩擦片との協働により、
前記原稿載置台にセットされた原稿を最下位又は最上位
から一枚ずつ分離して繰り出すシート供給装置が提案さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記構成を更
に発展させたものであり、その目的とするところは、シ
ートのセット状態が乱れるのを防ぎ、重送や不送り等の
シートの繰り出し不良を防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、シートを積載するためのシ
ート支持手段と、前記シート支持手段に積載されたシー
トの先端を制止するシート先端制止手段と、前記シート
支持手段に積載されたシートを最上位から一枚ずつ分離
給送する第一分離手段と、前記シート支持手段に積載さ
れたシートを最下位から一枚ずつ分離給送する第二分離
手段とを有し、前記シート支持手段は、前記第一分離手
段及び前記第二分離手段へのシートの進入を前記シート
先端制止手段により制止する待機位置と、前記第一分離
手段へシートを繰り出す第一繰り出し位置と、前記第二
分離手段へシートを繰り出す第二繰り出し位置とに位置
移動可能に構成したことを特徴とし、特に複写機能を有
し、複写機能時は記録のなされた記録媒体をフェイスア
ップで積載するファクシミリ装置に上記構成のシート供
給装置を具備したことを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、前記シート支持手段
を、前記第一分離手段及び前記第二分離手段へのシート
の進入を前記シート先端制止手段により制止する待機位
置と、前記第一分離手段へシートを繰り出す第一繰り出
し位置と、前記第二分離手段へシートを繰り出す第二繰
り出し位置とに位置移動可能に構成することにより、シ
ートセット時にはその先端がシート先端制止手段によっ
て第一分離手段又は第二分離手段へ進入しないように制
止され、シート繰り出し時には前記シート支持手段が第
一分離手段又は第二分離手段へのシート繰り出す位置へ
移動するため、前記シート支持手段にセットしたシート
の先端がシート搬送方向下流側にあるローラ等に妨害さ
れることがなく、依ってシートのセット状態が乱れるの
を防ぎ、重送や不送り等のシート繰り出し不良を防止す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したシート供
給装置の一実施形態について図面を参照して具体的に説
明する。
【0012】〔第1実施形態〕第1実施形態に係るシー
ト供給装置について図面を参照して説明する。本実施形
態では、複写機能を有し、記録のなされた記録紙をフェ
イスアップで積載するファクシミリ装置に装備されたシ
ート供給装置を例示している。図1はシート供給装置の
斜視構成図、図2はシートセット時のシート供給装置の
側断面図、図3は最下位からのシート供給時のシート供
給装置の側断面図、図4は最上位からのシート供給時の
シート供給装置側断面図、図5はファクシミリ装置の概
略構成図、図6はファクシミリ装置の外観斜視図、図7
は装置全体の制御系のブロック図である。
【0013】図1〜図4において、1はシート支持手段
としての原稿載置台であって、支点2aを中心に揺動可
能な原稿案内板2を有している。この原稿案内板2は前
記支点2aよりも下流側に支点2bを有し、該支点2b
が本体装置側の支点3aを中心に回動可能なL字アーム
3の一方の端部に接続されている。このL字アーム3の
他方の端部はソレノイドをリニアモータにより制御する
多段階プランジャ4に接続されており、該プランジャ4
の駆動によりL字アーム3が支点3aを中心に回動す
る。即ち、前記原稿載置台1の原稿案内板2は前記多段
階プランジャ4の駆動により、後述する第一分離手段及
び第二分離手段へのシート先端の進入をシート先端制止
手段によって制止する待機位置(図2参照)と、前記第
一分離手段へシートを繰り出す第一繰り出し位置(図4
参照)と、前記第二分離手段へシートを繰り出す第二繰
り出し位置(図3参照)と、に位置移動するように構成
されている。
【0014】5はシート押付部材としてのガイドシート
であって、原稿案内板2の上部に配設されている。本実
施形態では可撓性のポリエチレンシートを用いており、
このガイドシート5の弾性力により前記原稿案内板2上
の原稿Gの先端は常に軽く押さえ付けられているので、
原稿のセット状態が乱れることがない。
【0015】6はシート先端制止手段としてのストッパ
であって、後述する第一分離手段及び第二分離手段より
も原稿送り方向上流側に配設されている。本実施形態に
おけるストッパ6はL字型に伸びたアーム部6aが不図
示のフレームに固定されている。このストッパ6に干渉
しないように、前記原稿案内板2の下流側には切欠2c
が設けられている。
【0016】7は第一回転体としての分離ローラであっ
て、原稿載置台1に積載された原稿Gを最下位又は最上
位の何れから繰り出すかに応じて原稿送り方向に回転す
るように正逆回転可能な構成となっている。
【0017】8は第二回転体としての下部重送防止ロー
ラであって、駆動軸8eに回動自在に取り付けられたア
ーム8aの先端に軸受を介して取り付けられている。該
ローラ8は駆動軸8eに固定して設けられたプーリ8d
からベルト8bを介して回転駆動力を得ている。また該
ローラ8の回転軸8cは前記分離ローラ7の軸7cより
も下流側に設けられており、原稿Gを最上位から分離す
るときに、該原稿Gと分離ローラ7との接触面積を大き
くさせ、原稿の搬送力を高めている。即ち、前記分離ロ
ーラ7と下部重送防止ローラ8とにより原稿Gを最上位
から一枚ずつ繰り出す第一分離手段を構成している。
【0018】9は第三回転体としての上部重送防止ロー
ラであって、上記下部重送防止ローラ8と同様にして、
駆動軸9eに回動自在に取り付けられたアーム9aの先
端に軸受を介して取り付けられている。該ローラ9は駆
動軸9eに固定して設けられたプーリ9dからベルト9
bを介して回転駆動力を得ている。また該ローラ9の回
転軸9cは前記分離ローラ7の軸7cよりも下流側に設
けられており、原稿Gを最下位から分離するときに、該
原稿Gと分離ローラ7との接触面積を大きくさせ、原稿
の搬送力を高めている。即ち、前記分離ローラ7と上部
重送防止ローラ9とにより原稿Gを最下位から一枚ずつ
繰り出す第二分離手段を構成している。
【0019】尚、上記下部重送防止ローラ8及び上部重
送防止ローラ9は、分離ローラ7に対して上下対称に配
設されている。また、上記分離ローラ7と下部重送ロー
ラ8及び上部重送防止ローラ9は、それぞれ同一の形状
及び材質で形成されており、本実施形態では材料として
シリコン系の同一ゴム材料が選ばれている。これによ
り、部品形状を同じくしてコストダウンを図ると共に、
同一の摩擦係数を得ることができる。
【0020】10aはアーム8aに固定して設けられた軸
であり、駆動軸8eの同一軸上に延長され、その端部に
アーム8aと同一方向に折曲部10bを有しており、その
先端には付勢バネ10cを設けて装置上の固定点に接続さ
れている。該付勢バネ10cにより下部重送ローラ8は分
離ローラ7に付勢される。
【0021】11aは上記軸10aと同様にアーム9aに固
定して設けられた軸であり、駆動軸9eの同一軸上に延
長され、その端部にアーム9aと同一方向に折曲部11b
を有しており、その先端には付勢バネ11cを設けて装置
上の固定点に接続されている。該付勢バネ11cにより上
部重送ローラ9は分離ローラ7に付勢される。
【0022】12は第一トルクリミッタであって、下部重
送防止ローラ8に対して、第一モータ14からギア列15を
経て分離ローラ7と互いに擦れ合う方向の回転駆動力を
一定のトルクをもって伝達している。従って、原稿搬送
中は下部重送防止ローラ8は分離ローラ7に連れ回りを
しているが、原稿が重送して下部重送防止ローラ8の連
れ回りトルクが第一トルクリミッタ12のトルクよりも小
さくなると、第一モータ14からの駆動力が下部重送防止
ローラ8に伝達されるようになり、重送した原稿を逆戻
しする。13は第二トルクリミッタであって、上記第一ト
ルクリミッタ12と同様に上部重送防止ローラ9に対して
上記回転駆動力を一定のトルクをもって伝達している。
【0023】即ち、上記第一トルクリミッタ12は原稿を
最上位から繰り出すときの重送防止の駆動力伝達を行う
ものであり、上記第二トルクリミッタ13は原稿を最下位
から繰り出すときの重送防止の駆動力伝達を行うもので
ある。
【0024】16は予備搬送ローラであって、後述する制
御部によって回転を制御されており、原稿Gを最下位か
ら繰り出すときは原稿束の下側に接して、原稿Gを下流
方向に搬送するようになっている。また原稿Gを最上位
から繰り出すときは一定量だけ回転して原稿Gを下流方
向に繰り出すようになっている。この最下位からの原稿
繰り出し時に一定量だけの回転としているのは、待機中
の下部の原稿Gが下部重送防止ローラ8に押し付けられ
て傷むのを防止するためである。
【0025】14は第一モータであって、分離ローラ7
と、下部重送防止ローラ8及び上部重送防止ローラ9を
動作させる。具体的には、第一モータ14が図1中矢印B
方向に回転するときは分離ローラ7と上部重送防止ロー
ラ9との間で原稿分離動作が行われ、該モータ14が図1
中矢印B′方向に回転するときは分離ローラ7と下部重
送防止ローラ8との間で原稿分離動作が行われる。
【0026】17は第二モータであって、分離された原稿
Gを下流の読取手段へ搬送すると共に、読取終了後に装
置外へ排出搬送する搬送系をギア列18を介して駆動す
る。19は給紙ローラ、20はバックアップローラ、21は読
取手段としての密着型イメージセンサであり、バックア
ップローラ20は図示しないバネによって給紙ローラ19に
付勢されており、分離された原稿Gを下流の密着型イメ
ージセンサ21へ順次搬送する。22は排出される原稿Gの
搬送方向を切り換えるための切換手段であって、支軸22
bにフラッパ22aを回動自在に取り付け、該フラッパ22
aの爪部とは反対側の端部にスリット22cを設け、ソレ
ノイド22dのプランジャをスリット22cに接続して、該
ソレノイド22dのON/OFFによってフラッパ22aが
揺動して原稿Gの搬送方向を切り換えるようになってい
る。
【0027】23は第一排紙ローラ、24は図示しない付勢
バネによって第一排紙ローラ23に付勢されている第一バ
ックアップローラ、25は第一バックアップローラ24に当
接して原稿搬送方向を変える補助ローラ、26は読み取り
の終了した原稿GをUターン(反転)させた後に排出方
向に案内する原稿パス、27は第二排紙ローラ、28は図示
しない付勢バネによって第二排紙ローラ28に付勢されて
いる第二バックアップローラである。また、29は後述す
るFAX送信時に原稿が最下位から繰り出されたときに
該原稿を積載するFAX原稿排紙トレイ、30はコピー動
作時に原稿が最上位から繰り出されたときに該原稿を積
載するコピー原稿排紙トレイである。
【0028】次に本装置の動作について説明する。説明
の順序としては、先ず装置の待機状態について説明し、
次にFAXモード時の動作及びコピーモードの動作につ
いて説明する。
【0029】先ず、原稿束を揃え、不図示の原稿ガイド
からなる原稿搬送路の上流側の原稿挿入口32から原稿束
を画像面を下向き(フェイスダウン)にして挿入して原
稿載置台1に積載し、該原稿載置台1上を原稿幅方向に
移動するスライダ(不図示)によって前記原稿束の両端
を規制して整列させる。
【0030】この時、原稿案内板2は図1及び図2に示
す如き待機位置に待機しており、前記原稿載置台1上に
セットされた原稿束はその先端がストッパ6によって制
止され、且つガイドシート5によって上方から軽く押さ
え付けられる。従って、前記原稿束の先端が下流側の分
離ローラ等に接触する等して原稿Gのセット状態が乱れ
るということがない。
【0031】上述の如くして原稿Gがセットされると、
原稿挿入口32近傍に配置された原稿有無センサ(不図
示)が原稿の存在を検知し、原稿処理待ちの信号を本体
装置側の制御部へ伝達する。この時、装置はFAX送信
の指示待機か、コピー動作の指示待機の状態になる。こ
の状態は図6に示す装置上部の操作部41に設けたLCD
パネル41eに表示され、キー入力待ちの状態になる。
【0032】尚、図6に示す操作部41において、41bは
送信相手のダイヤル番号を入力するテンキー、41cは予
めダイヤル番号を登録したワンタッチキー、41dはファ
ンクションキー、41fは原稿のコピーを指示するコピー
キー、41aは選択された処理を実行するスタートキーで
ある。
【0033】上記ファンクションキー41dには原稿読み
取りの解像度を設定するキーが設けられており、数種類
の解像度のうちの1つの解像度を選択することができる
ようになっている。尚、本実施形態では3種類の解像度
が設定されており、解像度の粗い順から、3.85line/mm
(スタンダードモード)、 7.7line/mm(ファインモー
ド)、 15.41line/mm(スーパーファインモード)とな
っている。このそれぞれの解像度によって原稿読取速度
が異なり、上記順序で速度が遅くなる。また、中間調を
誤差拡散方式で二値化して読み取る64階調ハーフトーン
モード、中間調と文字とが混在しているような原稿では
文字輪郭部を強調処理して読み易く再現させるAA(Au
tomatic Adjustment)モードも備えている。
【0034】また上記操作部41には送信の様々な形態を
選択するための選択キーが設けられており、ファンクシ
ョンキー41dでは原稿の読み取りの解像度の選択や、相
手機に接続しながら送信するダイレクト送信モード、一
度画像メモリに原稿画像情報を記憶させてから送信する
メモリ送信モード等を選択することができる。送信相手
先のFAX番号をテンキー41bで入力するか、若しくは
予めメモリに登録されたFAX番号を呼び出すワンタッ
チキー41cを押下することによって送信相手先のFAX
番号を決定することができる。
【0035】次にFAXモード時の動作について説明す
る。上述の如くして原稿読み取りの待機状態になってい
る装置において、ファンクションキー41dにより原稿の
読み取り形態・送信形態が選択された後、テンキー41b
又はワンタッチキー41cによって送信相手先が決定され
てスタートキー41aが押下されると、先ず多段階プラン
ジャ4が駆動して原稿案内板2が待機位置(図2参照)
から図3に示す如き第二繰り出し位置へ移動する。同時
に原稿排出口ではソレノイド22dが駆動して原稿の搬送
方向を切り換えるフラッパ22aが図3中実線位置へ移動
する。これにより原稿Gが略直線状に排出される搬送路
(図中一点鎖線)が形成される。
【0036】そして、第一モータ14が図1中矢印B方向
に及び第二モータ17が図1中矢印A方向に回転し、上述
した各ローラが回転駆動する。先ず予備搬送ローラ16が
原稿送り方向に回転し、図3に示す如き第二繰り出し位
置にある原稿を分離ローラ7と上部重送防止ローラ9と
からなる第二分離手段へ繰り出す。この時、前記ストッ
パ6による原稿先端の制止は、前記原稿案内板2の位置
移動によって解除されているため、予備搬送の邪魔にな
ることはない。
【0037】前記第一モータ14が図1中矢印B方向に回
転すると、分離ローラ7は最下位からの原稿の送り方向
である図3中矢印C方向に回転する。この時、下部重送
防止ローラ8は矢印D方向に、上部重送防止ローラ9は
矢印E方向に回転するが、上部重送防止ローラ9は分離
ローラ7との接触摩擦力が第二トルクリミッタ13のトル
ク値よりも上回るため、連れ回りをして矢印E′方向に
回転する。
【0038】従って、前記第一モータ14が回転を始めた
後、原稿Gが分離ローラ7と上部重送防止ローラ9とに
ニップされると、上部重送防止ローラ9の逆戻し力(矢
印E方向)により上側の原稿が上流側に引き戻され、最
下位の原稿のみが分離ローラ7によって搬送方向に引き
出される。
【0039】前記分離ローラ7、下部重送防止ローラ8
及び上部重送防止ローラ9はシリコン系の同一・同硬度
のゴム材料で形成されている。これは、各ローラの摩擦
係数を同一にするためであり、後述するコピー動作をす
るときには前記各ローラの回転方向がそれぞれ逆にな
り、原稿束の最上位から一枚ずつ分離していくようにな
る。この時、最下位からの分離動作と同一の性能を保証
するためには各ローラ間の摩擦力が同一であることが望
ましい。従って、各ローラのゴム材料・硬度を同一にす
る、即ち摩擦係数を同一にすることによって上記効果を
得ている。更に、同一のローラを用いるということか
ら、違うローラを1つずつ用いる構成に比して製造コス
トを下げることができるという効果もある。
【0040】前記分離ローラ7及び上部重送防止ローラ
9によって分離された原稿Gは、給紙ローラ対19,20に
ニップされて更に下流に搬送され、該給紙ローラ対19,
20と密着型イメージセンサ21との間に設けられた原稿エ
ッジセンサ34に原稿先端が検知され、該原稿先端が読み
取り位置までフィードされる。
【0041】画像読取位置に送り込まれた原稿Gは、そ
の画像面が密着型イメージセンサ21によって読み取ら
れ、本体装置内の回路(不図示)によって二値化された
後、符号化されメモリに蓄積される。そして、読み取り
が終了した原稿は、第一排紙ローラ対23,24によって下
流側へ搬送され、前述したフラッパ22aに従って直進
し、画像面を下向きにしたままFAX原稿排紙トレイ29
上に排出され、先頭ページから順次上に積載される。こ
れにより、原稿Gが読取前の元のページ順に積載され
る。
【0042】尚、FAX送信時において、メモリ送信の
ときは、全ての原稿を読み終える前に、前に入力された
ワンタッチキーの登録若しくはプッシュボタンに従って
ダイヤルされた相手送信先に読み取った画像データを転
送する。一方、ダイレクト送信のときは、スタートキー
41aの押下直後から回線接続の動作を始め、接続が完了
し前手順の処理が終了すると、原稿の送り及び読み取り
が開始される。この場合はメモリ送信と異なり、数ライ
ン分の画像データをバッファ(不図示)にため込み、相
手機のモデムスピードや、通信回路の状態に合わせて、
時にはフォールバックをしながら数ライン毎に順次送信
していく。そして、最後の一枚の原稿は通信回路が切断
された後に排出されるようになっている。
【0043】次にコピーモード時の動作について説明す
る。FAXモード時と同様に、原稿読み取りの待機状態
になっている装置において、操作部41に設けられたコピ
ーキー41fが押下された後、LCDパネル41eにコピー
部数をキー入力する旨が表示され、使用者はテンキー41
bによりコピー部数を入力する。そして、スタートキー
41aが押下されると、先ず多段階プランジャ4が駆動し
て原稿案内板2が待機位置(図2参照)から図4に示す
如き第一繰り出し位置へ移動する。同時に原稿排出口で
は原稿の搬送方向を切り換えるフラッパ22aが図4中実
線位置へ移動する。これにより原稿Gが読取部上方へU
ターンして排出される搬送路(図中一点鎖線)が形成さ
れる。
【0044】そして、第一モータ14が図1中矢印B′方
向に及び第二モータ17が図1中矢印A方向に回転し、上
述した各ローラが回転駆動する。先ず予備搬送ローラ16
が原稿送り方向に一定量だけ回転し、図4に示す如き第
一繰り出し位置にある原稿Gを分離ローラ7と下部重送
防止ローラ8とからなる第一分離手段へ繰り出す。この
時、前記ストッパ6による原稿先端の制止は、前記原稿
案内板2の位置移動によって解除されているため、予備
搬送の邪魔になることはない。
【0045】前記第一モータ14が図1中矢印B′方向に
回転すると、分離ローラ7は最上位からの原稿の送り方
向である図3中矢印C′方向に回転する。そして、前記
第一モータ14が回転を始めた後、原稿Gが分離ローラ7
と下部重送防止ローラ8とにニップされると、下部重送
防止ローラ8の逆戻し力により下側の原稿が上流側に引
き戻され、最上位の原稿のみが分離ローラ7によって搬
送方向に引き出される。
【0046】前記分離ローラ7及び下部重送防止ローラ
9によって分離された原稿Gは、上述したFAX動作時
と同様にして、給紙ローラ対19,20にニップされて更に
下流に搬送され、該給紙ローラ対19,20と密着型イメー
ジセンサ21との間に設けられた原稿エッジセンサ34に原
稿先端が検知され、該原稿先端が読み取り位置までフィ
ードされる。
【0047】画像読取位置に送り込まれた原稿Gは、そ
の画像面が密着型イメージセンサ21によって読み取ら
れ、第一排紙ローラ23と第一バックアップローラ24にニ
ップされ、フラッパ22aによって進路が変更された後、
更に第一バックアップローラ24と補助ローラ25にニップ
されて搬送ガイド26a,26bで構成される原稿パス26を
通って第二排紙ローラ対27,28によってコピー原稿排紙
トレイ30上に排出され、最終ページから順次上に積載さ
れる。これにより、原稿Gはフェイスアップで排出さ
れ、読取前の元のページ順に積載される。
【0048】以上のようにシート供給装置を構成するこ
とにより、送信時とコピー時とで原稿のページ順を並べ
替えることなく、送信時には原稿を最初のページから読
み取って伝送することができ、且つコピー時には原稿を
最終ページから読み取り、読み取りの終了した原稿、及
び該読み取り画像が記録された記録紙を元のページ順に
積載することができる。
【0049】また、原稿載置台1上に原稿Gがセットさ
れると、その先端は前記ストッパ6によって制止され、
且つガイドシート5によって軽く押さえ付けられるの
で、原稿のセット状態が乱れることがない。更に原稿繰
り出し時には、原稿案内板2が第一繰り出し位置又は第
二繰り出し位置へ位置移動して前記ストッパ6による原
稿先端の制止を解除するため、前記ストッパ6が予備搬
送ローラ16による予備搬送の邪魔になることはない。依
って、原稿のセット状態の乱れ等を原因とする重送や不
送り等の原稿繰り出し不良を防止することができる。
【0050】尚、図5及び図6において、50は装置本
体、51はレーザービームプリンタからなる記録部、52は
レーザースキャナ、53は画像形成部、54はカセット給紙
部、55は記録紙排紙トレイ、56はMP(記録紙サイズ可
変)カセット部、57はMP分離部、58は画像を生成した
記録紙の搬送ガイド、59は記録紙ジャム解除のためのラ
イトカバー、60はファクシミリ装置の制御部、68はハン
ドセット、63cはファクシミリ装置の動作状態を示すタ
リーランプである。
【0051】記録部51は、制御部60から出力される画像
信号に基づいてレーザースキャナ52のレーザービーム発
振器52aから変調信号を射出し、この変調ビームをポリ
ゴンミラー52bによって画像形成部53の感光体ドラム53
aに走査光を照射して、感光体ドラム53a表面に画像情
報を形成し、カセット給紙部54又はMPカセット部56か
ら画像形成部53に給送された記録紙Sに画像情報を転写
して熱定着器53gで定着した後、記録紙積載トレイ55に
排紙するようになっている。
【0052】感光体ドラム53aは一次帯電器53bと現像
ローラ53cとクリーニングローラ53dと共にプロセスカ
ートリッジ53e内に一体に組み込まれていて、装置本体
50に対して着脱自在に構成されている。そして、感光体
ドラム53aの表面は一次帯電器53bにより均一に帯電さ
れ、表面にポリゴンミラー52bから走査光が折り返しミ
ラー52cで反射して照射されると潜像が形成され、潜像
が現像ローラ53cから供給されるトナーによって顕像化
されるようになっている。
【0053】画像形成部53の感光体ドラム53a周辺部に
はローラ式転写帯電器53fが配置され、また感光体ドラ
ム53aよりも下流側の記録紙搬送経路に熱定着器53g、
排紙ローラ53hが配置されている。
【0054】記録紙Sは図5中一点鎖線の曲線で示すよ
うに、ローラ式転写帯電器53fで感光体ドラム53a表面
に形成されたトナー像を転写された後、搬送ガイド58に
沿って搬送され、熱定着器53gでトナー像を定着され
て、排紙ローラ53hにより記録紙排紙トレイ55上に排出
されるようになっている。
【0055】MPカセット部56は装置本体50の中央やや
下側に配設されている。MPカセット56aに積載された
記録紙Sは、圧接部材56bによりMP中板56cが支点56
dを中心に上方に回動させられることによってMP分離
ローラ58aに圧接され、MP分離パッド58bによって一
枚ずつ分離され(摩擦片分離方式)、MP分離ベース58
cに沿って搬送されたのち、更に搬送ローラ59aと、ラ
イトカバー59に配設されたカバー側Uターンガイド59b
と、装置本体50側に配置された本体側Uターンガイド59
cによって反転される。更に給送中の記録紙Sはレジス
トセンサ59dにより先端位置を検知され、感光体ドラム
53aに形成されたトナー像の先端と記録紙Sの先端が一
致するように給紙、画像出力タイミングを合わされた
後、ローラ式転写帯電器53fと感光体ドラム53aとの間
に搬送される。画像はMPカセット56aに積載された記
録紙Sの下面側に記録される。
【0056】また、記録紙Sは記録紙サイズに合わせて
移動可能に装着されたMP規制板56eによって側端面、
後端面を規制され、斜行や不送りが発生しないようにな
っている。また、記録紙Sのサイズや有無はMPカセッ
トセンサ56fにより検知される。尚、本実施形態では、
MPカセット部56の記録紙積載可能枚数は100 枚であ
り、装置本体50に向かって左側面に引き出されるように
構成されている(サイドローディング方式)。また、積
載可能な記録紙サイズはA4、レター(LTR)、リー
ガル(LGL)の3種類である。
【0057】カセット給紙部54は、装置本体50の底部下
面にカセット給紙部54の天板54hが接するように配設さ
れており、天板54hの上面は装置本体50の底板になって
いる。給紙カセット54aに積載された記録紙Sは中板54
eが中板バネ54fによって上方に付勢され、半円状の給
紙ローラ54bと、一対の分離爪54dによって一枚ずつ分
離して(爪分離方式)、この分離された記録紙Sをカセ
ット搬送ローラ対54cにより搬送し、MP分離ベース57
cと通紙ガイド59eの間を通過して、搬送ローラ59aと
ライトカバー59に配置されたカバー側Uターンガイド59
bと、装置本体50側に配置された本体側Uターンガイド
59cによって反転される。ここからは前述のMPカセッ
ト部56からの給紙と同じである。記録紙搬送路は搬送ロ
ーラ59aの直前で合流する。このように記録紙が反転す
るため、画像は給紙カセット54aに積載された記録紙S
の下面側に記録される。
【0058】尚、本実施形態では、給紙カセット54aの
記録紙積載可能枚数は500 枚であり、装置本体50に対し
て前面に引き出されるように構成されている(フロント
ローディング方式)。また、積載可能な記録紙サイズは
A4、レター(LTR)の2種類である。
【0059】装置本体50にはプロセスカートリッジ53e
が着脱できるようにカバーが設けられているが、これは
前述の原稿載置台1と共用されている。該カートリッジ
カバーを兼ねた原稿載置台1は装置本体50の上部に開閉
可能に設けられていて、原稿載置台1を開くことによっ
てプロセスカートリッジ53eを装置本体50の外に引き出
して交換できるようになっている。また、原稿載置台1
にはインターロック機構が備わっており、原稿載置台1
が開いているか、プロセスカートリッジ53eが装置本体
50にセットされていない場合は記録部51が動作しないよ
うになっている。また、プロセスカートリッジ53eに設
けたドラム感光防止シャッタ53iは、プロセスカートリ
ッジ53eの装置本体50へのセットと連動するようになっ
ており、原稿載置台1を開いてプロセスカートリッジ53
eを装置本体50にセットした時にシャッタ53iが開き、
プロセスカートリッジ53eを装置本体50から取り出した
時にシャッタ53iが閉じることで感光体ドラム53aの不
必要な感光を防止するようになっている。
【0060】前述の記録部51は、コピー動作を行うとき
読取部と同期して動作する。読み取り時間を短縮した
り、複数枚のコピーを行ないたいとき等は、一度画像を
メモリに読み込んでから記録するメモリ機能を用いる。
また、画像データ量が大きく、一度にメモリに入りきら
ないような原稿のときは、前述したダイレクト送信と同
様に、数ラインずつバッファに蓄積して記録部の画像生
成速度に同期させ、大量のメモリを消費させないダイレ
クト機能を用いる。
【0061】上述したように、記録紙の記録面がフェイ
スアップで積載されるファクシミリ装置において、本実
施形態では画像面がフェイスダウンで積載された原稿
を、送信時には最下位(先頭ページ)の原稿から一枚ず
つ分離して繰り出してそのままの状態で排出して積載
し、コピー時には最上位(最終ページ)の原稿から一枚
ずつ分離して繰り出すようにして反転排出して積載する
ようにしているため、原稿が最後のページまで排出され
たときには読み込みを始める前の原稿整列順と同じ状態
で原稿を取り出すことができ、またコピーされた記録紙
も原稿と同一のページ順で取り出すことができる。
【0062】図7は本発明におけるファクシミリ装置の
制御部60のブロック図である。図において、61はファク
シミリ装置全体を制御するCPUであり、MPU61a、
該MPU61aの制御プログラム等を格納するROM61
b、各種データ処理のワークエリアや画像情報の一時的
記憶部として使用されるRAM61c、画像の変倍や解像
度変換等を行う画像処理部61d等により構成されてい
る。また、CPU61には公知の構成からなるカレンダ
ー、時計機能等が備えられ、RAM61cのうちワンタッ
チキー宛先情報、ソフトウェアスイッチ情報等の重要な
システム設定情報を格納する領域はバッテリーバックア
ップによって停電等の不慮の障害から保護されている。
ファクシミリ装置の制御部は上述のCPU61と以下の各
要素をインターフェースを通じて結合した構成をとるも
のである。
【0063】操作部62はテンキー、ファンクションキ
ー、ワンタッチキー、スタートキー、ストップキー等の
各種キースイッチ等からなる。表示部63は各種メッセー
ジの表示を行うLCD63a、送信モード等の表示を行う
LED63b、通信状態や障害発生を遠方の操作者に知ら
せるタリーランプ63c等からなる。読取部64は読取モー
タ等の駆動部、画像の読み取りを行う読取センサ、読み
取った画像のシェーディングや二値化を行う画像処理
部、原稿検知等を行う各種検知センサ等からなる。記録
部65は記録モータ等の駆動部、レーザースキャナや電子
写真プログラムの制御等を行う記録ユニット、記録する
画像のスムージング等を行う画像処理部、記録紙等の検
知を行う各種検知センサ等からなる。発呼、着呼、画像
データの符号化等を行う通信制御部66はDSU、NCU
等からなる接続部66aを持ち、該接続部66aには通信網
67、ハンドセット68が接続される。CPU外部インター
フェース69はCPU61から直接データの送受信を行うイ
ンターフェースであり、例えばRS232C、SCS
I、LAN等によって装置外部のコンピュータと接続す
ることで装置の外部のコンピュータのスキャナプリンタ
等として使用する。HDD70は大容量の不揮発性メモリ
として画像情報等の保存に使用される。
【0064】〔第2実施形態〕第2実施形態に係るシー
ト供給装置について図8〜図10を参照して説明する。本
実施形態でも上述した実施形態と同様に、複写機能を有
し、記録のなされた記録紙をフェイスアップで積載する
ファクシミリ装置に装備されたシート供給装置を例示し
ている。図8はシートセット時のシート供給装置の側断
面図、図9は最下位からのシート供給時のシート供給装
置の側断面図、図10は最上位からのシート供給時のシー
ト供給装置側断面図である。尚、ファクシミリ装置全体
の概略構成は上述した第1実施形態と略同等であるた
め、ここでは詳しい説明は省略する。また、図中、上述
した実施形態と同等の構成及び機能を有する部材には同
一符号を付して説明を援用するものとする。以下、本実
施形態に係るシート供給装置の特徴について説明する。
【0065】図8〜図10において、75はシート押付部材
としての圧接アームであって、支点75aを中心に揺動可
能となっており、付勢バネ75bによって原稿案内板2の
方向に軽く付勢されている。これにより、原稿挿入口32
から挿入された原稿Gは、前記圧接アーム75によって原
稿案内板2上に軽く押さえ付けられるので、セット状態
が乱れることはない。
【0066】また同図において、76はシート先端制止手
段としてのストッパであって、支点76aを中心に回動可
能となっている。このストッパ76は本体装置側の支点73
aを中心に回動可能なL字アーム73の一方の端部に接続
されている。このL字アーム73の他方の端部は前述した
原稿案内板2の位置移動を行う多段階プランジャ4に接
続されており、該プランジャ4の駆動によりL字アーム
73が支点73aを中心に回動する。従って、前記ストッパ
76は前述した原稿案内板2の位置移動と同期して多段階
プランジャ4の駆動により、図8に示す如き待機位置か
ら図9又は図10に示す如き退避位置に位置移動するよう
になっている。即ち、最下位からの原稿繰り出し時には
原稿案内板2が図9に示す第二繰り出し位置へと移動
し、同時にストッパ76が図9に示す退避位置へと移動す
る。また最上位からの原稿繰り出し時には原稿案内板2
が図10に示す第一繰り出し位置へと移動し、同時にスト
ッパ76が図9に示す退避位置へと移動する。これによ
り、待機位置において原稿先端を制止するストッパ76を
十分に大きくすることができ、且つ予備搬送ローラ16に
よる原稿繰り出し時に邪魔になることがない。
【0067】また同図において、77は前記ストッパ76よ
りも下流側に配置された第一回転体としてのリタードロ
ーラであって、原稿Gを最下位或いは最上位から繰り出
すときに重送防止ローラとして機能するようになってい
る。78は前記リタードローラ77の下部に当接する第二回
転体としての下部分離ローラであって、最下位からの原
稿繰り出し時に原稿送り方向に回転するようになってい
る。79は前記リタードローラ77の上部に当接する第三回
転体としての上部分離ローラであって、最上位からの原
稿繰り出し時に原稿送り方向に回転するようになってい
る。即ち、本実施形態では、前記リタードローラ77と下
部分離ローラ78とで最下位からの原稿の繰り出しを行う
第二分離手段を構成し、前記リタードローラ77と上部分
離ローラ79とで最上位からの原稿の繰り出しを行う第一
分離手段を構成している。
【0068】尚、本実施形態においても前述した実施形
態と同様に、上記リタードローラ77と下部分離ローラ78
及び上部分離ローラ79はそれぞれ同一の形状及び材質で
形成されている。これにより、部品形状を同じくしてコ
ストダウンを図ると共に、同一の摩擦係数を得ることが
できる。
【0069】尚、その他の部材の構成及び機能は上述し
た第1実施形態と同様であるので同一符号を付してい
る。
【0070】次に本装置の動作について説明する。説明
の順序としては、先ず装置の待機状態について説明し、
次にFAXモード時の動作及びコピーモードの動作につ
いて説明する。
【0071】先ず、原稿束を揃え、不図示の原稿ガイド
からなる原稿搬送路の上流側の原稿挿入口32から原稿束
を画像面を下向き(フェイスダウン)にして挿入して原
稿載置台1に積載し、該原稿載置台1上を原稿幅方向に
移動するスライダ(不図示)によって前記原稿束の両端
を規制して整列させる。
【0072】この時、原稿案内板2及びストッパ76は図
8に示す如き待機位置に待機しており、前記原稿載置台
1上にセットされた原稿束はその先端がストッパ76によ
って制止され、且つ圧接アーム75によって上方から軽く
押さえ付けられる。従って、前記原稿束の先端が下流側
の分離ローラ等に接触する等して原稿のセット状態が乱
れるということがない。
【0073】上述の如くして原稿Gがセットされると、
原稿挿入口32近傍に配置された原稿有無センサ(不図
示)が原稿の存在を検知し、原稿処理待ちの信号を本体
装置側の制御部へ伝達する。この時、装置はFAX送信
の指示待機か、コピー動作の指示待機の状態になる。こ
の状態は図6に示す装置上部の操作部41に設けたLCD
パネル41eに表示され、キー入力待ちの状態になる。
【0074】次にFAXモード時の動作について説明す
る。上述の如くして原稿読み取りの待機状態になってい
る装置において、ファンクションキー41dにより原稿の
読み取り形態・送信形態が選択された後、テンキー41b
又はワンタッチキー41cによって送信相手先が決定され
てスタートキー41aが押下されると、先ず多段階プラン
ジャ4が駆動して原稿案内板2が図8に示す如き待機位
置から図9に示す如き第二繰り出し位置へ移動すると共
に、前記ストッパ76が図8に示す如き待機位置から図9
に示す如き退避位置へ移動する。同時に原稿排出口では
ソレノイド22dが駆動して原稿の搬送方向を切り換える
フラッパ22aが図3中実線位置へ移動する。これにより
原稿Gが略直線状に排出される搬送路(図中一点鎖線)
が形成される。
【0075】そして予備搬送ローラ16が原稿送り方向に
回転し、図9に示す如き第二繰り出し位置にある原稿G
をリタードローラ77と下部分離ローラ78とからなる第二
分離手段へ繰り出す。この時、前記ストッパ76は、前述
したように前記原稿案内板2の位置移動と共に退避位置
に移動しているため、予備搬送ローラ16による予備搬送
の邪魔になることはない。
【0076】前述の如くして繰り出された原稿Gは、リ
タードローラ77と下部分離ローラ78とにニップされ、リ
タードローラ77の逆戻し力によって上側の原稿が上流側
に引き戻され、最下位の原稿のみが下部分離ローラ78に
よって搬送方向に引き出される。
【0077】尚、以後の動作は前述した実施形態と同様
であり、最下位からの原稿繰り出し時には、読み取りの
終了した原稿Gは、画像面を下向きにしたままの状態で
FAX原稿排紙トレイ29上に排出され、先頭ページから
順次積載される。これにより、原稿Gが読取前の元のペ
ージ順に積載される。
【0078】次にコピーモード時の動作について説明す
る。FAXモード時と同様に、原稿読み取りの待機状態
になっている装置において、操作部41に設けられたコピ
ーキー41fが押下された後、LCDパネル41eにコピー
部数をキー入力する旨が表示され、使用者はテンキー41
bによりコピー部数を入力する。そして、スタートキー
41aが押下されると、先ず多段階プランジャ4が駆動し
て原稿案内板2が図8に示す如き待機位置から図10に示
す如き第一繰り出し位置へ移動すると共に、前記ストッ
パ76が図8に示す如き待機位置から図10に示す如き退避
位置へ移動する。同時に原稿排出口では原稿の搬送方向
を切り換えるフラッパ22aが図10中実線位置へ移動す
る。これにより原稿Gが読取部上方へUターンして排出
される搬送路(図中一点鎖線)が形成される。
【0079】そして予備搬送ローラ16が原稿送り方向に
一定量だけ回転し、図10に示す如き第一繰り出し位置に
ある原稿Gをリタードローラ77と上部分離ローラ79とか
らなる第一分離手段へ繰り出す。この時、前記ストッパ
76は、前述したように前記原稿案内板2の位置移動と共
に退避位置に移動しているため、予備搬送ローラ16によ
る予備搬送の邪魔になることはない。
【0080】前述の如くして繰り出された原稿Gは、リ
タードローラ77と上部分離ローラ79とにニップされる
と、リタードローラ77の逆戻し力により下側の原稿が上
流側に引き戻され、最上位の原稿のみがリタードローラ
77によって搬送方向に引き出される。
【0081】尚、以後の動作は前述した実施形態と同様
であり、最上位からの原稿繰り出し時には、読み取りの
終了した原稿Gは、フラッパ22aによって反転され、画
像面が上向きの状態でコピー原稿排紙トレイ30上に排出
され、最終ページから順次積載される。これにより、原
稿Gが読取前の元のページ順に積載される。
【0082】以上のようにシート供給装置を構成するこ
とにより、送信時とコピー時とで原稿のページ順を並べ
替えることなく、送信時には原稿を最初のページから読
み取って伝送することができ、且つコピー時には原稿を
最終ページから読み取り、読み取りの終了した原稿、及
び該読み取り画像が記録された記録紙を元のページ順に
記録紙を積載することができる。
【0083】また、原稿載置台1上に原稿Gがセットさ
れると、その先端は前記ストッパ76によって制止され、
且つ圧接アーム75によって軽く押さえ付けられるので、
原稿のセット状態が乱れることがない。更に原稿繰り出
し時には、原稿案内板2が第一繰り出し位置又は第二繰
り出し位置へ位置移動し同時に前記ストッパ76が退避位
置へ移動するため、前記ストッパ76が予備搬送ローラ16
による予備搬送の邪魔になることがなく、且つ前記スト
ッパ76の原稿先端制止部分を十分に大きくすることがで
きるので、原稿セット時に原稿先端が前記ストッパ76で
確実に止まり、操作性が向上する。依って、原稿のセッ
ト状態の乱れ等を原因とする重送や不送り等の原稿繰り
出し不良を防止することができる。
【0084】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
シート押付部材としてガイドシート5或いは圧接アーム
75を設けた構成を例示したが、これに限定されるもので
はなく、原稿を軽い力で押さえ付けるものであれば良
い。また原稿の種類や装置の使用環境によって原稿のセ
ット状態が乱れにくいときには前記シート押付部材を省
いた構成としても良い。この構成によれば、より安価な
装置とすることができる。
【0085】また前述した実施形態では、原稿載置台1
上の原稿Gを第一分離手段又は第二分離手段に繰り出す
予備搬送手段として予備搬送ローラ16を設けた構成を例
示したが、セットする原稿の枚数が少ないときや原稿の
種類や装置の使用環境によって原稿のセット状態が乱れ
にくいときには前記予備搬送手段を省いた除く構成とし
ても良い。この構成によれば、より安価な装置とするこ
とができる。
【0086】また前述した実施形態では、分離手段への
原稿の繰り出しを予備搬送ローラ16で行う構成とした
が、これに限定されるものではなく、例えば原稿案内板
2を下流方向に傾斜させて原稿Gが自重で分離部へ進入
するように構成しても良い。この場合は第2実施形態で
説明したローラ構成にすると良い。即ち、第一回転体が
重送防止用のリタードローラ77となり、その上下部にそ
れぞれ当接する第二回転体及び第三回転体が分離ローラ
78,79となるように構成すると良い。これは原稿Gを最
下位から繰り出すときはストッパ76の下部から最下位の
原稿Gが繰り出され、原稿Gを最上位から繰り出すとき
にはストッパ76の上部から最上位の原稿Gが繰り出され
るので、原稿案内板2に傾斜があって原稿Gが自重で分
離部へ滑り込む場合でも原稿先端が逆クサビ状態(繰り
出される原稿がクサビ状に引っ込んでしまう状態)にな
ることがなく、原稿の繰り出しがスムーズになるからで
ある。
【0087】また前述した第1実施形態では、シート先
端制止手段としてのストッパ6を固定式としたが、第2
実施形態のように移動式としても良い。この構成によれ
ば、ストッパの原稿先端制止部分を十分に大きくするこ
とができるので、原稿をセットするときに原稿先端が前
記ストッパで確実に止まり、操作性が向上する。
【0088】また前述した第2実施形態では、シート先
端制止手段としてのストッパ76を移動式としたが、第1
実施形態のように固定式としても良い。この構成によれ
ば、構成のシンプルな、安価な装置とすることができ
る。
【0089】また前述した実施形態では、第一分離手段
又は第二分離手段へ原稿を繰り出す予備搬送手段として
原稿案内板2の下方に1つの予備搬送ローラ16を設けた
構成を例示したが、これに限定されるものではない。例
えば、図11に示すように2つの予備搬送ローラ16を原稿
案内板2の上方と下方にそれぞれ配置し、最上位又は最
下位からの原稿の繰り出しに応じて何れか一方の予備搬
送ローラ16の他のローラと同期して回転駆動する構成と
しても良い。この構成によれば、原稿搬送中も予備搬送
力を付与することができるので、原稿の繰り出し性が更
に安定し、装置の信頼性が向上する。尚、予備搬送ロー
ラ以外の他の構成は前述した第2実施形態と同等である
ため、同一符号を付している。
【0090】また前述した実施形態では、3つのローラ
の協働により原稿の分離・繰り出しを行う構成を例示し
たが、これに限定されるものではなく、例えば図12に示
すように1つの回転体と2つの摩擦部材により原稿の分
離・繰り出しを行う構成としても良い。図12に示すよう
に、回転体としての正逆回転可能な分離ローラ87の上部
及び下部に、それぞれ第一摩擦部材としての下部摩擦片
88と第二摩擦部材としての上部摩擦片89を当接し、前記
分離ローラ87と下部摩擦片88とにより最上位から原稿の
分離・繰り出しを行う第一分離手段を構成し、前記分離
ローラ87と上部摩擦片89とにより最下位から原稿の分離
・繰り出しを行う第二分離手段を構成する。また、図中
91は第一モータであって、ギア列92を介して分離ローラ
87を動作させる。具体的には、第一モータ91が図12中矢
印B方向に回転するときは分離ローラ87と第二摩擦片89
との間で原稿分離動作が行われ、該モータ91が図12中矢
印B′方向に回転するときは分離ローラ87と第一摩擦片
88との間で原稿分離動作が行われる。尚、その他の部材
の構成及び機能は前述した実施形態と同様であるので同
一符号を付している。またシート先端制止手段としての
ストッパ86は、第1実施形態で説明した固定式としても
良いし、第2実施形態で説明した移動式としても良い。
上記構成によれば、ローラに比べて安価な摩擦部材を用
いているので、安価な装置とすることができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、前記シート支持手
段を、前記第一分離手段及び前記第二分離手段へのシー
トの進入を前記シート先端制止手段により制止する待機
位置と、前記第一分離手段へシートを繰り出す第一繰り
出し位置と、前記第二分離手段へシートを繰り出す第二
繰り出し位置とに位置移動可能な構成とすることによ
り、シートセット時にはその先端がシート先端制止手段
によって第一分離手段又は第二分離手段へ進入しないよ
うに制止され、シート繰り出し時には前記シート支持手
段が第一分離手段又は第二分離手段へのシート繰り出す
位置へ移動するため、前記シート支持手段にセットした
シートの先端がシート搬送方向下流側にあるローラ等に
妨害されることがなく、依ってシートのセット状態が乱
れるのを防ぎ、重送や不送り等のシート繰り出し不良を
防止することができる。
【0092】また前記シート先端制止手段は、前記シー
ト支持手段が待機位置から第一繰り出し位置又は第二繰
り出し位置へ移動するのに応じて、シート先端の制止を
解除する方向に退避するように構成しているため、第一
分離手段と第二分離手段とが近い位置にある場合であっ
ても上述した効果を得ることができ、加えて装置を小型
化できるという利点がある。
【0093】また前記待機位置のシート支持手段に積載
されるシートの先端部分を前記シート支持手段に押し付
けるシート押付部材を有する構成としているため、原稿
のセット状態の乱れを確実に防ぎ、シート繰り出しの信
頼性が向上する。
【0094】また前記シート支持手段上のシートを前記
第一分離手段又は第二分離手段へ送り出す予備搬送手段
を有する構成としているため、シートの繰り出しを確実
に且つ安定して行うことができ、装置の信頼性が向上す
る。
【0095】また前記シート支持手段の下流側に第一回
転体と、前記第一回転体の下部に当接する第二回転体
と、前記第一回転体の上部に当接する第三回転体とを有
し、前記第一回転体と前記第二回転体とにより第一分離
手段を構成し、前記第一回転体と前記第三回転体とによ
り第二分離手段を構成し、更に前記第一回転体を、シー
トを最上位又は最下位の何れから繰り出すかに応じてシ
ート搬送方向に回転する構成とすることにより、上述し
た効果に加えて、シートの分離性能が安定し、装置の信
頼性と耐久性が向上する。
【0096】また前記シート支持手段の下流側に第一回
転体と、前記第一回転体の下部に当接する第二回転体
と、前記第一回転体の上部に当接する第三回転体とを有
し、前記第一回転体と前記第二回転体とにより第二分離
手段を構成し、前記第一回転体と前記第三回転体とによ
り第一分離手段を構成し、更にシートを最下位から繰り
出すときには前記第二回転体をシート搬送方向に回転
し、シートを最上位から繰り出すときには前記第三回転
体をシート搬送方向に回転する構成とすることにより、
上述した効果に加えて、更にシートの分離性能が安定
し、装置の信頼性が向上する。
【0097】また前記シート支持手段の下流側に回転体
と、前記回転体の下部に当接する第一摩擦部材と、前記
回転体の上部に当接する第二摩擦部材とを有し、前記回
転体と前記第一摩擦部材とにより第一分離手段を構成
し、前記回転体と前記第二摩擦部材とにより第二分離手
段を構成し、更に前記回転体を、シートを最上位又は最
下位の何れから繰り出すかに応じてシート搬送方向に回
転する構成とすることにより、上述した効果と同様にし
て、シートの分離性能が安定し、装置の信頼性が向上す
ると共に、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るシート供給装置の斜視構成
図である。
【図2】シートセット時のシート供給装置の側断面図で
ある。
【図3】最下位からのシート供給時のシート供給装置の
側断面図である。
【図4】最上位からのシート供給時のシート供給装置側
断面図である。
【図5】ファクシミリ装置の概略構成図である。
【図6】ファクシミリ装置の外観斜視図である。
【図7】ファクシミリ装置全体の制御系のブロック図で
ある。
【図8】第2実施形態に係るシートセット時のシート供
給装置の側断面図である。
【図9】最下位からのシート供給時のシート供給装置の
側断面図である。
【図10】最上位からのシート供給時のシート供給装置
の側断面図である。
【図11】他の実施形態に係るシート供給装置の側断面
図である。
【図12】他の実施形態に係るシート供給装置の側断面
図である。
【符号の説明】 1…原稿載置台 2…原稿案内板 2a,2b…支点
2c…切欠 3…L字アーム 3a…支点 4…多段階
プランジャ 5…ガイドシート 6…ストッパ 6a…アーム部 7…分離ローラ 7c…軸 8…下部
重送防止ローラ 9…上部重送防止ローラ 8a,9a
…アーム 8b,9b…ベルト 8c,9c…回転軸
8d,9d…プーリ 8e,9e…駆動軸 10a,11a
…軸 10b,11b…折曲部 10c,11c…付勢バネ 12
…第一トルクリミッタ 13…第二トルクリミッタ 14…
第一モータ 15…ギア列 16…予備搬送ローラ 17…第
二モータ 18…ギア列 19…給紙ローラ 20…バックアップローラ
21…密着型イメージセンサ 22…切換手段 22a…フ
ラッパ 22b…支軸 22c…スリット 22d…ソレノイ
ド 23…第一排紙ローラ 24…第一バックアップローラ
25…補助ローラ 26…原稿パス 26a,26b…搬送ガ
イド 27…第二排紙ローラ 28…第二バックアップロー
ラ 29…FAX原稿排紙トレイ 30…コピー原稿排紙ト
レイ 32…原稿挿入口 34…原稿エッジセンサ 41…操
作部 41a…スタートキー 41b…テンキー 41c…ワ
ンタッチキー 41d…ファンクションキー 41e…LC
Dパネル 41f…コピーキー 50…装置本体 51…記録
部 52…レーザースキャナ 52aレーザービーム発振器 52b…ポリゴンミラー 52
c…折り返しミラー 53…画像形成部 53a…感光体ドラム 53b…一次帯電
器 53c…現像ローラ 53d…クリーニングローラ 53e…プロセスカートリッ
ジ 53f…転写帯電器 53g…熱定着器 53h…排紙ローラ 53i…ドラム感光
防止シャッタ 54…カセット給紙部 54a…給紙カセッ
ト 54b…給紙ローラ 54c…カセット搬送ローラ対
54d…分離爪 54e…中板 54f…中板バネ 54h…天
板 55…記録紙排紙トレイ 56…MP(記録紙サイズ可
変)カセット部 56a…MPカセット 56b…圧接部材
56c…MP中板 56d…支点 56e…MP規制板 56
f…MPカセットセンサ 57…MP分離部 57a…MP
分離ローラ 57b…MP分離パッド 57c…MP分離ベース 58…搬送ガイド 59…ライトカ
バー 59a…搬送ローラ 59b…カバー側Uターンガイ
ド 59c…本体側Uターンガイド 59d…レジストセン
サ 59e…通紙ガイド 60…制御部 61…CPU 61a
…MPU 61b…ROM 61c…RAM 61d…画像処
理部 62…操作部 63…表示部 63a…LCD 63b…
LED 63c…タリーランプ 64…読取部 65…記録部
66…通信制御部 66a…接続部 67…通信網 68…ハ
ンドセット 69…外部インターフェース 70…HDD
73…L字アーム 73a…支点 75…圧接アーム 75a…
支点 75b…付勢バネ 76…ストッパ 77…リタードロ
ーラ 78…下部分離ローラ 79…上部分離ローラ 86…ストッパ 87…分離ローラ
88…下部摩擦片 89…上部摩擦片 91…第一モータ 92
…ギア列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−97935(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/14 310 B65H 1/04 B65H 3/56 330

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載するためのシート支持手段
    と、 前記シート支持手段に積載されたシートの先端を制止す
    るシート先端制止手段と、 前記シート支持手段に積載されたシートを最上位から一
    枚ずつ分離給送する第一分離手段と、 前記シート支持手段に積載されたシートを最下位から一
    枚ずつ分離給送する第二分離手段と、 を有し、 前記シート支持手段は、前記第一分離手段及び前記第二
    分離手段へのシートの進入を前記シート先端制止手段に
    より制止する待機位置と、前記第一分離手段へシートを
    繰り出す第一繰り出し位置と、前記第二分離手段へシー
    トを繰り出す第二繰り出し位置とに位置移動可能に構成
    したことを特徴とするシート供給装置。
  2. 【請求項2】 前記シート先端制止手段は、前記シート
    支持手段が待機位置から第一繰り出し位置又は第二繰り
    出し位置へ移動するのに応じて、シート先端の制止を解
    除する方向に退避することを特徴とする請求項1に記載
    のシート供給装置。
  3. 【請求項3】 前記待機位置のシート支持手段に積載さ
    れるシートの先端部分を前記シート支持手段に押し付け
    るシート押付部材を有することを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のシート供給装置。
  4. 【請求項4】 前記シート支持手段上のシートを最上位
    又は最下位から前記第一分離手段又は第二分離手段へ送
    り出す予備搬送手段を有することを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のシート供給装置。
  5. 【請求項5】 前記シート支持手段の下流側に第一回転
    体と、前記第一回転体の下部に当接する第二回転体と、
    前記第一回転体の上部に当接する第三回転体とを有し、
    前記第一回転体と前記第二回転体とにより第一分離手段
    を構成し、前記第一回転体と前記第三回転体とにより第
    二分離手段を構成したことを特徴とする請求項1〜請求
    項4の何れか1項に記載のシート供給装置。
  6. 【請求項6】 前記第一回転体は、シートを最上位又は
    最下位の何れから繰り出すかに応じて、シート搬送方向
    に回転することを特徴とする請求項5に記載のシート供
    給装置。
  7. 【請求項7】 前記シート支持手段の下流側に第一回転
    体と、前記第一回転体の下部に当接する第二回転体と、
    前記第一回転体の上部に当接する第三回転体とを有し、
    前記第一回転体と前記第二回転体とにより第二分離手段
    を構成し、前記第一回転体と前記第三回転体とにより第
    一分離手段を構成したことを特徴とする請求項1〜請求
    項4の何れか1項に記載のシート供給装置。
  8. 【請求項8】 前記第二回転体はシートを最下位から繰
    り出すときにシート搬送方向に回転し、前記第三回転体
    はシートを最上位から繰り出すときにシート搬送方向に
    回転することを特徴とする請求項7に記載のシート供給
    装置。
  9. 【請求項9】 前記シート支持手段の下流側に回転体
    と、前記回転体の下部に当接する第一摩擦部材と、前記
    回転体の上部に当接する第二摩擦部材とを有し、前記回
    転体と前記第一摩擦部材とにより第一分離手段を構成
    し、前記回転体と前記第二摩擦部材とにより第二分離手
    段を構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4の何
    れか1項に記載のシート供給装置。
  10. 【請求項10】 前記回転体は、シートを最上位又は最
    下位の何れから繰り出すかに応じて、シート搬送方向に
    回転することを特徴とする請求項9に記載のシート供給
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項10の何れか1項に
    記載のシート供給装置と、前記シート供給装置によって
    供給されたシートの画像情報を読み取るための読取手段
    とを具備したことを特徴とする画像読取装置。
  12. 【請求項12】 上記画像読取装置は、読み取った画像
    情報を他機に送信し或いは他機からの画像情報を受信す
    るファクシミリ機能と、読み取った画像情報或いは受信
    した画像情報を記録媒体に記録する複写機能とを有し、
    記録のなされた記録媒体をフェイスアップで積載するフ
    ァクシミリ装置であることを特徴とする請求項11に記
    載の画像読取装置。
JP17591495A 1995-02-15 1995-07-12 シート供給装置及び画像読取装置 Expired - Fee Related JP3270297B2 (ja)

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