JP3270201B2 - 電気的操作装置 - Google Patents

電気的操作装置

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JP3270201B2
JP3270201B2 JP15549893A JP15549893A JP3270201B2 JP 3270201 B2 JP3270201 B2 JP 3270201B2 JP 15549893 A JP15549893 A JP 15549893A JP 15549893 A JP15549893 A JP 15549893A JP 3270201 B2 JP3270201 B2 JP 3270201B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作部の操作量を電気
信号に変換し、この電気信号に基づいてアクチュエータ
を駆動制御する電気的操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の作業機械の作業部は電気的操作装
置により駆動制御される。この電気的操作装置は、オペ
レータが操作する操作部、この操作部の操作量を検出し
これに応じた電気信号に変換するセンサ、このセンサか
ら出力される電気信号に基づいて作業部の移動量や移動
速度の指令信号を出力する制御部で構成されている。こ
のような電気的操作装置を図により説明する。
【0003】図10は従来の電気的操作装置の回路図で
ある。この図で、1は油圧シリンダ、2は比例電磁弁、
2Sは比例電磁弁2のソレノイド、3は油圧シリンダ1
を駆動制御する操作レバーである。4A、4Bは操作レ
バー3の操作量を検出するセンサであり、操作レバー3
が矢印A方向に操作された場合はセンサ4Aが、又、矢
印B方向に操作された場合はセンサ4Bが作動する。各
センサ4A、4Bは操作レバー3の操作量に応じた電気
信号を出力する。5はセンサ4Bから出力される電気信
号をディジタル値に変換するA/D変換器、6はマイク
ロコンピュータで構成されA/D変換器5で変換された
信号に基づいて所定の制御を行なう制御部、6Mは制御
部6内のメモリ、7は制御部6からの指令信号に応じて
ソレノイド2Sに励磁電流を供給する駆動回路である。
なお、センサ4Aの出力信号もA/D変換器を経て制御
部6に伝送されるが、当該A/D変換器の図示は省略さ
れている。又、各センサ4A、4BとA/D変換器との
間は無線伝送とすることもできる。
【0004】図11は図10に示す制御部6のメモリ6
Sに記憶される流量信号の関数を示す図である。図で、
横軸には操作レバー3のストローク(操作量)が、又、
縦軸には駆動回路7に出力される流量信号がとってあ
る。Eは不感帯を示し、この間で操作レバー3が操作さ
れても制御部6からの指令信号(流量信号)は0であ
る。不感帯を超える領域においては、流量信号はストロ
ークに比例する。
【0005】操作レバー3が操作されると、その操作方
向および操作量に応じた電気信号がセンサ4A又はセン
サ4Bから出力され、この電気信号はA/D変換器で変
換された後、制御部6に入力される。制御部6はメモリ
6Mから、入力された信号に応じた流量信号を取り出
し、駆動回路7に出力する。駆動回路7は入力された流
量信号に比例した励磁電流をソレノイド2Sに供給して
比例電磁弁2を励磁し、これに応じて油圧シリンダ1を
駆動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記不感帯
Eは、電源電圧の変動、外部からのノイズ、温度変化等
により、操作レバー3が中立位置N(図10)とされて
いるにもかかわらずセンサ4A、4Bから電圧が出力さ
れるのを防止するために設定されるものである。そし
て、この不感帯Eのストローク幅は上記の原因によって
変動する中立位置の電圧の変動幅を考慮して設定される
ので、操作の安定性を図るため比較的大きなストローク
幅に選定されている。
【0007】一方、作業機械にあっては、油圧ショベル
による法面作業やクレーンにおける位置合わせ作業のよ
うに高い精度が要求される作業を行なう場合がある。そ
して、このような作業において、オペレータは操作レバ
ー3を中立位置近傍で僅かずつ断続的に操作(微操作)
して、低い作業速度で高精度の作業を遂行するのが通常
である。しかしながら、上述のように不感帯が大きく設
定されていると、当然上記微操作は困難になり、又、逆
に微操作を容易にするために不感帯を小さく設定すると
操作の安定性を損なうことになり、極めて不都合であ
る。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、操作の安定性を保持しながら、確実に微操
作を行なうことができる電気的操作装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、操作部の操作量を電気信号に変換し、こ
の電気信号に基づいてアクチュエータを駆動制御する電
気的操作装置において、前記操作部の操作量と前記アク
チュエータの移動との関係を通常操作時の第1の関数と
微操作時の第2の関数とに分けて記憶する記憶部と、前
記操作部が所定時間中立位置を除く当該中立位置近傍で
操作されていることを検出する微操作検出手段と、この
微操作検出手段により中立位置近傍の操作が検出された
とき前記記憶部の前記第2の関数に従って前記アクチュ
エータの駆動を制御する信号を出力し、中立位置近傍の
操作が検出されないとき前記記憶部の前記第1の関数に
従って前記アクチュエータの駆動を制御する信号を出力
する制御部とを設けたことを特徴とする。
【0010】さらに本発明は、上記構成に加えて、前記
操作部が中立位置にあることを検出する中立位置検出部
と、この中立位置検出部で中立位置が検出された状態が
所定時間継続したとき前記微操作検出手段の微操作検出
を解除する解除手段、および、前記操作部がフル操作位
置近傍にあることを検出するレベル検出部と、このレベ
ル検出部で前記操作部がフル操作位置近傍にあることが
検出されたとき前記微操作検出手段の微操作検出を解除
する解除手段のうちの少なくとも1つを設けたことも特
徴とする。
【0011】
【作用】オペレータが中立位置近傍で操作部を所定時間
以上操作すると、微操作検出手段がこれを検出してその
検出信号を制御部に出力する。制御部は、当該検出信号
を入力すると記憶部から微操作に適した第2の関数を取
り出し、これに従ってアクチュエータを駆動するための
信号を出力する。微操作検出手段でオペレータの上記操
作の検出がない場合、制御部は機構部から通常操作に適
した第1の関数を取り出し、これに従ってアクチュエー
タを駆動するための信号を出力する。
【0012】又、オペレータが中立位置近傍での微操作
を中止し、操作部を中立位置に戻して所定時間経過する
か、又は操作部をフル操作位置近傍に操作すると、制御
部は第1の関数を取り出しこれに従ってアクチュエータ
を駆動するための信号を出力することになり、微操作モ
ードは解除される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例に係る電気的操作装置の回
路図である。この図で、図11に示す部分と同一又は等
価な部分には同一符号を付して説明を省略する。9は本
実施例の操作レバー、10A、10Bは本実施例のセン
サであり、これらの構成は図2により後述する。11は
操作レバー9が中立位置およびその近傍で操作されてい
るときこれを検出するレベル検出部(図4により後述す
る)、12は操作レバー9が中立位置にされていること
を検出する中立位置検出部、13は操作レバー9がフル
ストローク近傍で操作されているときこれを検出するレ
ベル検出部(図5により後述する)である。
【0014】14は中立位置検出部の信号を反転するN
OT回路、15はレベル検出部11の出力とNOT回路
14の出力とを入力とするNAND回路、16はNAN
D回路15の低レベル信号Lが所定時間継続して出力さ
れたとき信号を出力するカウンタ、17は中立位置検出
部12の低レベル信号Lが所定時間継続して出力された
とき信号を出力するカウンタである。18はレベル検出
部13およびカウンタ17の出力を入力とするOR回
路、19はカウンタ16の出力信号を保持し、OR回路
18の出力信号によって保持している信号を解除するラ
ッチ回路、20はマイクロコンピュータで構成されて所
要の制御を行なう制御部、20Mは後述する図6に示す
関数を記憶する記憶部である。
【0015】なお、図示されていないが、センサ10A
の接続は、操作レバー9の矢印A、Bの操作方向を正、
負で区別し、レベル検出部11、13の検出にはセンサ
10A、10Bの信号の絶対値を用いれば、レベル検出
部11、13、A/D変換器5に直接接続することがで
きる。又、センサ10Aに対してレベル検出部11、1
3、A/D変換器5を別途設けることもできる。
【0016】図2は図1に示す操作レバー9、センサ1
0A、10Bおよび中立位置検出部12の構成を示す図
である。この図で、90はレバー、91はレバー90と
一体の押え板、92は押え板91の下面に設けられた導
体である。導体92A、92Bは接地されている。10
1 、10B1 はそれぞれセンサ10A、10Bのプッ
シャー、10A2 、10B2はプッシャー10A1 、1
0B1の上部に固定された導体、10A3 、10B3
コイルで構成された検出部である。120は中立位置検
出部12を構成するNAND回路であり、その入力端は
導体10A2 、10B2 に接続されている。12AR、
12BRはNAND回路120のプルアップ抵抗であ
り、電源V0 に接続されている。
【0017】図3は図2に示すセンサ10A、10Bの
出力特性を示す図である。この図で、横軸には操作レバ
ー9のストロークが、又、縦軸にはセンサ10A、10
Bの出力がとってある。図示のとおり、センサ10A、
10Bの出力は操作レバー9のストロークに比例し、ス
トロークS1 のとき出力は電圧V1 、ストロークS2
とき出力は電圧V2 、フルストロークSfのとき出力は
電圧Vfである。G1は操作レバー9が中立位置Nおよ
びその近傍(NからストロークS1 までの範囲)で操作
されたときの出力領域、G2 は操作レバー9がフルスト
ローク近傍(ストロークS2 〜Sf)で操作されたとき
の出力領域を示す。
【0018】図4は図1に示すレベル検出部11の回路
図である。この図で、110はコンパレータ、11R
1 、11R2 は電源電圧V0 を分圧する分圧抵抗、11
1 は入力端子、11T2 は出力端子である。分圧抵抗
11R1 、11R2 の各抵抗値を選定することにより、
それらの接続点の電圧(コンパレータの設定電圧)が図
3に示す電圧V1 に設定されている。端子11T1 には
センサ10Bの検出部10B3 が接続され、端子11T
2 はNAND回路15の入力端に接続される。コンパレ
ータ110はセンサ10Bの出力電圧が電圧V1 以下
(領域G1 )のとき端子11T2 に低レベル信号Lを出
力する。
【0019】図5は図1に示すレベル検出部13の回路
図である。レベル検出部13の構成はレベル検出部11
の構成とほぼ同じであり、設定値が異なるのみである。
図5で、130はコンパレータ、13R1 、13R2
電源電圧V0 を分圧する分圧抵抗、13T1 は入力端
子、13T2 は出力端子である。分圧抵抗13R1 、1
3R2 の各抵抗値を選定することにより、それらの接続
点の電圧(コンパレータの設定電圧)が図3に示す電圧
2 に設定されている。端子13T1 にはセンサ10B
の検出部10B3 が接続され、端子13T2 はOR回路
18の入力端に接続される。コンパレータ130はセン
サ10Bの出力電圧が電圧V2 以上(領域G2 )のとき
端子13T2 に低レベル信号Lを出力する。
【0020】図6は図1に示す制御部6のメモリ6Mに
格納された関数である。この図で、横軸には操作レバー
9のストロークが、縦軸には油圧シリンダ1へ供給され
る圧油の流量に応じた値がとってある。図中、C61はオ
ペレータが操作レバー9を通常に操作したときに適用さ
れる関数、C62はオペレータが操作レバー9を微操作し
たときに適用される関数である。関数C61は比較的広い
不感帯を有し、この不感帯を超えたストロークではこれ
に比例して流量が増減する。これに対して、関数C62
微小な不感帯を有し、ストローク量の小さな領域では低
流量となっており、これにより微操作の実行に都合の良
い特性を提供するものである。
【0021】ここで、本実施例の動作を図7に示すタイ
ムチャートを参照しながら説明する。通常の作業におい
て、操作レバー9が図3に示す領域G3 にあるとき、レ
ベル検出部11の出力および中立位置検出部12の出力
は高レベルHとなる。これらにより、ラッチ回路19の
出力はレベルLとなり、制御部20はメモリ20Mから
図6に示す関数C61を選択し、A/D変換器5で変換さ
れたセンサ10A又はセンサ10Bの信号に基づき関数
61に従って駆動回路7に制御信号を出力する。駆動回
路7は当該制御信号に基づいて関数C61に応じた流量を
得るように比例電磁弁2を制御する。
【0022】この状態において、時刻t1 において、オ
ペレータが操作レバー9を領域G1(中立位置を除く)
に戻すと、レベル検出部11の出力はレベルLとなり、
このとき中立位置検出部12の出力はレベルHであるか
らカウンタ16の入力はレベルLとなり、カウンタ16
はカウントを開始する。しかし、カウンタ16の設定時
間が経過する前の時刻t2 で操作レバー9が再び領域G
3 へ操作されると、カウンタ16はリセットされ、時刻
1 前の状態に戻る。
【0023】なお、操作レバー9が中立位置のとき、レ
ベル検出部11からレベルLの信号が出力されるが、中
立位置検出部12からもレベルLの信号が出力され、N
OT回路14で反転されてレベルHの信号となるので、
NAND回路15の一方の入力がレベルLとなり、カウ
ンタ16は作動しない。
【0024】時刻t3 に至り、操作レバー9が領域G1
(中立位置を除く)に操作されると、上記と同様カウン
タ16がカウントを始め、設定時間が経過する時刻t4
になってもそのままの状態であれば、カウンタ16から
レベルHがラッチ回路19に出力され、これによりラッ
チ回路19の出力は反転してレベルHとなる。制御部2
0はメモリ20Mから図6に示す関数C62を選択して微
操作状態に入り、A/D変換器5で変換されたセンサ1
0A又はセンサ10Bの信号に基づき関数C62に従って
駆動回路7に制御信号を出力し、駆動回路7は当該制御
信号に基づいて関数C62に応じた流量を得るように比例
電磁弁2を制御する。
【0025】この微操作の途中の時刻t5 で操作レバー
9が中立位置に戻されると、中立位置検出部12がこれ
を検出してレベルLの信号をカウンタ17に入力し、こ
れによりカウンタ17はカウントを開始する。しかし、
カウンタ17の設定時間が経過する前の時刻t6 で操作
レバー9が再び領域G1 へ操作されると、カウンタ17
はリセットされ、時刻t5 前の状態に戻る。
【0026】時刻t7 で操作レバー9が中立位置とされ
ると、上記と同様カウンタ17がカウントを始め、設定
時間が経過する時刻t8 になってもそのままの状態であ
れば、カウンタ17からレベルHがOR回路18を介し
てラッチ回路19に出力され、これによりラッチ回路1
9の出力は反転してレベルLとなる。このレベルLの信
号により、制御部20はメモリ20Mから関数C61を選
択して通常操作状態に入り、A/D変換器5で変換され
たセンサ10A又はセンサ10Bの信号に基づき関数C
61に従って駆動回路7に制御信号を出力し、駆動回路7
は当該制御信号に基づいて関数C61に応じた流量を得る
ように比例電磁弁2を制御する。
【0027】時刻t9 で再び操作レバー9が領域G1
操作され、時刻t10で上記と同様に微操作状態になった
状態で、今度はオペレータが通常操作を行なうべく操作
レバー9を時刻t11で領域G2 に操作すると、レベル検
出部13の出力はレベルLとなり、この信号は反転され
てOR回路18に入力され、ラッチ回路19をレベルL
に反転させ、これにより制御部20はメモリ20Mから
関数C61を選択して通常操作状態となる。
【0028】このように、本実施例では、操作が微操作
状態にあとき、これを自動的に判断して不感帯が小さく
中立位置近傍で流量が少ない特性を有する関数を選択
し、操作レバーが所定時間中立位置にあるとき又は操作
レバーがフルストローク近傍にあるとき、操作が通常操
作状態であると自動的に判断して不感帯が相当広い通常
操作の関数を選択するようにしたので、オペレータは,
例えば別にもうけたスイッチを操作する等の手間をかけ
ないで、操作の安定性を保持しながら、確実に微操作を
行なうことができる.上記実施例では、各種論理回路、
各レベル検出部、各カウンタ、ラッチ回路を用いて装置
を構成したが、これらの機能を制御部のマイクロコンピ
ュータにより遂行することもできる。これを図により説
明する。
【0029】図8は本発明の他の実施例に係る電気的操
作装置の回路図である。この図で、図1に示す部分と同
一又は等価な部分には同一符号を付して説明を省略す
る。22は本実施例の制御部、22Mはさきの実施例に
おける図6に示す関数と同一の関数が格納されているメ
モリである。
【0030】次に、本実施例の動作を図9に示すフロー
チャートを参照して説明する。制御部22では、まず2
つのカウンタ機能のカウント値をそれぞれクリヤする
(図9に示す手順S1 )。ここで、説明の便宜上、さき
の実施例におけるカウンタ16に相当するカウンタ機能
をカウンタ16と称し、カウンタ17に相当するカウン
タ機能をカウンタ17と称する。次いで、A/D変換器
5を起動して(手順S2)センサ10A又はセンサ10
Bからの信号を取り出し、これが図3に示す領域G1
あるか否かを判断し(手順S3 )、領域G1 にあれば中
立位置検出部12の出力信号をみて中立位置か否か判断
する(手順S4 )。操作レバー9が領域G1 以外の位置
又は中立位置にある場合にはカウンタ16をクリヤし
(手順S5 )、メモリ22Mから通常モード(図6に示
す関数C61)を選択し(手順S6 )、さきに取り出した
信号に応じた流量指令を駆動回路へ出力して(手順S
7 )、手順S2 へ戻る。
【0031】上記手順S4 の処理で中立位置にないと判
断された場合、カウンタ16の設定時間が経過したか否
かを判断し(手順S8 )、経過していなければカウンタ
16が作動しているか否かを判断し(手順S9 )、作動
していれば処理を手順S6 へ、又、作動していなければ
作動させたうえ(手順S10)処理を手順S6 へ移行させ
る。
【0032】このように手順S2 〜S4 、S8 〜S10
6 、S7 を繰り返し、手順S8 で設定時間が経過した
と判断されたとき、即ち微操作状態にあると判断された
ときには、カウンタ16をクリヤして(手順S11)、メ
モリ22Mから微操作モード(図6に示す関数C62)を
選択し(手順S12)、さきに取り出した信号に応じた流
量指令を駆動回路7へ出力する(手順S13)。そして、
A/D変換器5を起動して(手順S14)次の信号を取り
出し、この信号が図3に示す領域G2 にあるか否か(手
順S15)、なければ中立位置にあるか否か(手順S16
を判断する。領域G2 になく、かつ、中立位置にもない
場合には微操作状態が継続されていると判断し、カウン
タ17をクリヤして(手順S17)、処理を手順S12に戻
す。このように、手順S12〜S17を繰り返して微操作を
行なう。
【0033】手順S15で領域G2 にあると判断された場
合には、微操作状態が解除されたものと判断し、カウン
タ17をクリヤして(手順S18)処理を通常操作の手順
6へ戻す。又、手順S16で中立位置にあると判断され
た場合にはカウンタ17の設定時間が経過したか否か判
断し(手順S19)、経過していなければカウンタ17が
作動しているか否かを判断し(手順S20)、作動してい
れば処理を手順S12へ、又、作動していなければ作動さ
せたうえ(手順S21)処理を手順S12へ移行させて微操
作状態を継続し、手順S19で設定時間経過、即ち操作レ
バー9が設定時間の間中立位置にあると判断した場合に
は、微操作状態が解除されたものと判断し、カウンタ1
7をクリヤして(手順S18)処理を通常操作の手順S6
へ戻す。
【0034】このように、本実施例では、さきの実施例
の各種論理回路、各レベル検出部、各カウンタ、ラッチ
回路の機能を制御部22で行なうようにしたので、さき
の実施例と同じ効果を奏するとともに、全体構成を簡素
化することができる。
【0035】なお、上記実施例の説明では、操作部が棒
状の操作レバーである場合を例示したが、これに限るこ
とはなく、ハンドルその他の操作装置であってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、操作部の
操作量とアクチュエータの移動との関係を通常操作時の
第1の関数と微操作時の第2の関数とに分けて記憶し、
微操作検出手段で操作部が所定時間、中立位置を除く当
該中立位置近傍で操作されていることを検出したとき第
2の関数に従ってアクチュエータの駆動を制御する信号
を出力し、中立位置近傍の操作が検出されないとき第1
の関数に従って前記アクチュエータの駆動を制御する信
号を出力するようにしたので、通常操作時には不感帯を
広くして操作の安定性を保持し、微操作時にはこれを自
動的に検出して微操作に適した関数に従って確実に微操
作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電気的操作装置の回路図
である。
【図2】図1に示す操作レバーの構成および中立位置検
出部を説明する図である。
【図3】図1に示す操作レバーのセンサの出力特性を示
す図である。
【図4】図1に示すレベル検出部の回路図である。
【図5】図1に示すレベル検出部の回路図である。
【図6】図1に示すメモリに格納された関数の特性図で
ある。
【図7】図1に示す装置の動作を説明するタイムチャー
トである。
【図8】本発明の他の実施例に係る電気的操作装置の回
路図である。
【図9】図8に示す装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図10】従来の電気的操作装置の回路図である。
【図11】図10に示すメモリに格納された関数の特性
図である。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ 2 比例電磁弁 9 操作レバー 10A、10B センサ 11、13 レベル検出部 12 中立位置検出部 16、17 カウンタ 19 ラッチ回路 20 制御部 20M メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 東一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (72)発明者 竹ヶ原 秀文 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (72)発明者 砂村 和弘 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (56)参考文献 特開 昭61−296406(JP,A) 特開 昭59−167701(JP,A) 特開 昭60−3705(JP,A) 特開 昭63−232073(JP,A) 特開 平3−112776(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 11/36 501

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部の操作量を電気信号に変換し、こ
    の電気信号に基づいてアクチュエータを駆動制御する電
    気的操作装置において、前記操作部の操作量と前記アク
    チュエータの移動との関係を通常操作時の第1の関数と
    微操作時の第2の関数とに分けて記憶する記憶部と、前
    記操作部が所定時間中立位置を除く当該中立位置近傍で
    操作されていることを検出する微操作検出手段と、この
    微操作検出手段により中立位置近傍の操作が検出された
    とき前記記憶部の前記第2の関数に従って前記アクチュ
    エータの駆動を制御する信号を出力し、中立位置近傍の
    操作が検出されないとき前記記憶部の前記第1の関数に
    従って前記アクチュエータの駆動を制御する信号を出力
    する制御部とを設けたことを特徴とする電気的操作装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記微操作検出手段
    は、前記操作部の操作量が微操作の上限値以下にあるこ
    とを検出するレベル検出部と、前記操作部が中立位置に
    あることを検出する中立位置検出部と、前記レベル検出
    部で前記操作部の操作量が前記上限値以下であることが
    検出され、かつ、前記中立位置検出部で前記操作部が中
    立位置にないことが検出された状態が所定時間継続した
    とき微操作信号を出力するカウンタとで構成されている
    ことを特徴とする電気的操作装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電気的操作装置におい
    て、前記操作部が中立位置にあることを検出する中立位
    置検出部と、この中立位置検出部で中立位置が検出され
    た状態が所定時間継続したとき前記微操作検出手段の微
    操作検出を解除する解除手段を設けたことを特徴とする
    電気的操作装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電気的操作装置におい
    て、前記操作部がフル操作位置近傍にあることを検出す
    るレベル検出部と、このレベル検出部で前記操作部がフ
    ル操作位置近傍にあることが検出されたとき前記微操作
    検出手段の微操作検出を解除する解除手段を設けたこと
    を特徴とする電気的操作装置。
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