JP2831167B2 - 垂直式リニアモータ - Google Patents

垂直式リニアモータ

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JP2831167B2
JP2831167B2 JP3176745A JP17674591A JP2831167B2 JP 2831167 B2 JP2831167 B2 JP 2831167B2 JP 3176745 A JP3176745 A JP 3176745A JP 17674591 A JP17674591 A JP 17674591A JP 2831167 B2 JP2831167 B2 JP 2831167B2
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真孝 柳田
明寛 前川
数良 早川
和洋 上城
学 衣笠
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KAKU NENRYO SAIKURU KAIHATSU KIKO
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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KAKU NENRYO SAIKURU KAIHATSU KIKO
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Control Of Linear Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直式リニアモータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の垂直式リニアモータを図2により
説明すると、1がコントローラ、2が異常検出器、3a
〜3cがドライバ、4a〜4cが一次側電機子コイル、
5が垂直式リニアモータ、6が二次側可動マグネットを
もつ搬送カプセル、7が位置検出器、12がブレーキ装
置、13がプーリ、14がベルトで、位置検出器7はプ
ーリ13及びベルト14を介して搬送カプセル6に連結
されている。
【0003】上記図2の垂直式リニアモータでは、位置
検出器7により二次側可動マグネットをもつ搬送カプセ
ル6の位置を検出し、その結果得られた搬送カプセル位
置検出信号をコントローラ1へ送り、ここで推力指令を
演算して、その結果得られた推力指令を全てのドライバ
3a〜3cへ送り、これらドライバ3a〜3cに対応し
て設けた各一次側電機子コイル4a〜4cの励磁電流を
制御して、搬送カプセル6の位置決め・速度制御を行
う。
【0004】このとき、位置検出器7からの搬送カプセ
ル位置検出信号とコントローラ1からの推力指令とを異
常検出器2へ入力し、搬送カプセル6に異常が発生すれ
ば、異常検出器2からコントローラ1へ静止信号を出力
して、電機子コイル4a〜4cの推力を零にする。そし
て位置検出器7にプーリ軸を介して直結しているブレー
キ装置12を作動し、プーリ13をロツクして、搬送カ
プセル6をベルト14により吊り下げ静止させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記図2に示す従来の
垂直式リニアモータでは、次の問題があった。即ち、搬
送カプセル6の位置を、ベルト14を用いずに、非接触
により検出する場合、ブレーキ装置12を用いることが
できない。このため、コントローラ1が停止して、電機
子コイル4a〜4cの推力が零になると、搬送カプセル
6が落下するという問題があった。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、位置検出器に非接触のも
のを使用しても、搬送カプセルの異常発生時、搬送カプ
セルを落下させずに静止させることができる垂直式リニ
アモータを提供しようとする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、一次側電機子コイルと、二次側可動マ
グネツトをもつ搬送カプセルと、同搬送カプセルの位置
を検出する位置検出器と、同位置検出器からの搬送カプ
セル位置検出信号に基づいて推力指令を演算するコント
ローラと、同コントローラからの推力指令により上記一
次側電機子コイルの励磁電流を制御して上記搬送カプセ
ルの位置決め・速度制御を行うドライバと、上記位置検
出器からの搬送カプセル位置検出信号と上記コントロー
ラからの推力指令とにより搬送カプセルの異常を検出す
る異常検出器とを有する垂直式リニアモータにおいて、
搬送カプセルの異常発生時、前記位置検出器からの搬送
カプセル位置検出信号と前記異常検出器からの異常信号
とにより、異常発生により搬送カプセルが停止した位置
を当初の搬送カプセル位置目標値に代えて新たな搬送カ
プセル位置目標値として更新し、これを前記コントロー
ラへ出力する異常時静止装置を具えている。
【0008】
【作用】本発明の垂直式リニアモータは前記のように構
成されており、位置検出器により搬送カプセルの位置を
検出し、その結果得られた搬送カプセル位置検出信号を
コントローラへ送り、ここで推力指令を演算して、この
推力指令を各ドライバへ送る一方、上記位置検出器から
の搬送カプセル位置検出信号と上記コントローラからの
推力信号とを異常検出器へ送る。このとき、異常時静止
装置は、搬送カプセルに異常が発生すると、位置検出器
からの搬送カプセル位置検出信号と異常検出器からの異
常信号とにより、異常発生により搬送カプセルが停止し
た位置を当初の搬送カプセル位置目標値に代えて新たな
搬送カプセル位置目標値として更新し、これを前記コン
トローラへ出力する。したがって、搬送カプセルは異常
発生により停止した位置に留まるので、落下することが
ない。
【0009】
【実施例】次に本発明の垂直式リニアモータを図1に示
す一実施例により説明すると、1がコントローラ、2が
異常検出器、3a〜3cがドライバ、4a〜4cが一次
側電機子コイル、5が垂直式リニアモータ、6が二次側
可動マグネツトをもつ搬送カプセル、7が非接触の位置
検出器である。
【0010】11が異常時静止装置で、同異常時静止装
置11は、スイッチ8とタイマー9と位置目標値メモリ
10とを有している。次に前記図1に示す垂直式リニア
モータの作用を具体的に説明する。非接触の位置検出器
7により搬送カプセル6の位置を検出し、その結果得ら
れた搬送カプセル位置検出信号をコントローラ1へ送
り、ここで推力指令を演算して、その結果得られた推力
指令をドライバ3a〜3cへ搬送カプセル位置に応じて
送る一方、上記位置検出器7からの搬送カプセル位置検
出信号を異常検出器2へ送り、上記コントローラ1から
の推力指令を異常検出器2へ送る。
【0011】このとき、搬送カプセル6に異常が発生す
れば、異常時静止装置11が作動するが、この作動を、 (1)搬送カプセル6が固着して、搬送カプセル6が目
標位置に到達しない場合と、 (2)一部の一次側電機子コイルが断線したり、一部の
ドライバが故障して、同ドライバに相当する一次側電機
子コイルが作動不能になったりして、搬送カプセル6が
目標位置に到達しない場合との2通りについて説明す
る。
【0012】先ず、図5、6の異常発生例1のように、
搬送カプセル6の目標位置が2mであるのに、搬送カプ
セル6が1mの位置で固着した場合を説明する。この場
合には、異常検出器2から異常時静止装置11のスイッ
チ8へ異常信号が出力される。このとき、同スイッチ8
は、オンになり、上記異常信号がタイマー9に出力され
る。タイマー9は、搬送カプセル6の初めの位置を位置
目標値メモリ10に出力する。そして目標値メモリ10
は、コントローラ1に搬送カプセル6の位置目標値が新
たに入力されることにより、図5の搬送カプセル位置応
答のように目標位置が1mに変更されて、搬送カプセル
6が異常発生位置に留まる。そして一次側電機子コイル
の電流は、目標値と搬送カプセル位置との差に比例して
いるため、異常時に目標値を切り換えることにより、位
置偏差が零になるので、電流値は図6のiB→iAに小
さくなって、一次側電機子コイルの発熱も小さくなる。
ここで、タイマー9は、搬送カプセル6の異常を検出し
てから搬送カプセル位置目標値を更新するまでの時間を
設定するものである。すなわち、異常を検出し、スイッ
チ8がオンとなるとタイマー9が作動して、タイマー9
が設定した所定時間が経過した後の搬送カプセル位置
(位置検出器7により検出された位置)を新たな搬送カ
プセル位置目標値として更新する。
【0013】次に図7、8の異常発生例2のように、搬
送カプセル6の目標値2mで搬送カプセル6を運転中
に、1mの位置でドライバ3aに対応している一次側電
機子コイル4aの一部が断線するか、ドライバ3aが故
障して、それに対応している一次側電機子コイル4aが
作動不能になって、異常が発生した場合を説明する。こ
の場合、異常発生時の搬送カプセル6の位置1mに目標
値が更新されて、搬送カプセル6がこの位置に静止させ
られようとする。しかし一次側電機子コイル4aが作動
不能のため、搬送カプセル6は、ドライバ3bに対応す
る一次側電機子コイル4bにより0.5m位置で静止す
る。そしてタイマー9の設定時間経過後に出力された搬
送カプセル位置0.5mを次の目標値に更新することに
より、一次側電機子コイル4bの電流はiAに小さくな
って、一次側電機子コイル4bの発熱も小さくなる。
【0014】
【発明の効果】本発明の垂直式リニアモータは前記のよ
うに位置検出器により搬送カプセルの位置を検出し、そ
の結果得られた搬送カプセル位置検出信号をコントロー
ラへ送り、ここで推力指令を演算して、この推力指令を
各ドライバへ送る一方、上記位置検出器からの搬送カプ
セル位置検出信号と上記コントローラからの推力信号と
を異常検出器へ送る。このとき、異常時静止装置は、搬
送カプセルに異常が発生すると、位置検出器からの搬送
カプセル位置検出信号と異常検出器からの異常信号とに
より、異常発生により搬送カプセルが停止した位置を当
初の搬送カプセル位置目標値に代えて新たな搬送カプセ
ル位置目標値として更新し、これを前記コントローラへ
出力するので、位置検出器に非接触のものを使用して
も、搬送カプセルの異常発生時、搬送カプセルを落下さ
せずに静止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る垂直式リニアモータの一実施例
を示す系統図である。
【図2】 従来の垂直式リニアモータを示す系統図であ
る。
【図3】 正常時の時間応答(搬送カプセル位置応答)
を示す説明図である。
【図4】 正常時の時間応答(電機子コイル電流)を示
す説明図である。
【図5】 異常発生例(その1)(搬送カプセル位置応
答)を示す説明図である。
【図6】 異常発生例(その1)(電機子コイル電流)
を示す説明図である。
【図7】 異常発生時におけるモデル図である。
【図8】 異常発生例(その2)(搬送カプセル位置応
答)を示す説明図である。
【図9】 異常発生例(その2)(電機子コイル電流)
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 異常検出器 3a〜3c ドライバ 4a〜4c 一次側電機子コイル 5 垂直式リニアモータ 6 二次側可動マグネットをもつ搬送カプセル 8 スイッチ 9 タイマー 10 位置目標値メモリ 11 異常時静止装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 数良 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (72)発明者 上城 和洋 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (72)発明者 衣笠 学 東京都港区赤坂1丁目9番13号 動力 炉・核燃料開発事業団本社内 審査官 尾崎 和寛 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02P 7/00 101 G05D 3/00 G05D 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側電機子コイルと、二次側可動マグ
    ネツトをもつ搬送カプセルと、同搬送カプセルの位置を
    検出する位置検出器と、同位置検出器からの搬送カプセ
    ル位置検出信号に基づいて推力指令を演算するコントロ
    ーラと、同コントローラからの推力指令により上記一次
    側電機子コイルの励磁電流を制御して上記搬送カプセル
    の位置決め・速度制御を行うドライバと、上記位置検出
    器からの搬送カプセル位置検出信号と上記コントローラ
    からの推力指令とにより搬送カプセルの異常を検出する
    異常検出器とを有する垂直式リニアモータにおいて、 搬送カプセルの異常発生時、前記位置検出器からの搬送
    カプセル位置検出信号と前記異常検出器からの異常信号
    とにより、異常発生により搬送カプセルが停止した位置
    を当初の搬送カプセル位置目標値に代えて新たな搬送カ
    プセル位置目標値として更新し、これを前記コントロー
    ラへ出力する異常時静止装置を具えていることを特徴と
    した垂直式リニアモータ。
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