JPH0389880A - サーボモータ異常検出装置 - Google Patents

サーボモータ異常検出装置

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JPH0389880A
JPH0389880A JP1228067A JP22806789A JPH0389880A JP H0389880 A JPH0389880 A JP H0389880A JP 1228067 A JP1228067 A JP 1228067A JP 22806789 A JP22806789 A JP 22806789A JP H0389880 A JPH0389880 A JP H0389880A
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JP
Japan
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abnormality
servo motor
circuit
current
servomotor
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JP1228067A
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Inventor
Yasumi Kawabata
康己 川端
Ryoji Mizutani
良治 水谷
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明1上 サーボ系に備えられ、 当該サーボ系の制
御対象であるサーボモータに発生した異常を高速 高精
度に検出し、当該異常に対する措置を迅速に実行するサ
ーボモータ異常検出装置に関する。
[従来の技術] 各種のNC工作機鏡 ロボット、測定装置等においてサ
ーボ系が多用されている。これらのサーボ系(友 サー
ボモータの駆動状態を検出し、この駆動状態が目標状態
に追随するようにサーボモータに供給する供給電流をフ
ィードバック制御する基本構成を採っている。ここで供
給電流の制御と(上 実際にはインバータ回路をPWM
制御するなどの電力制御回路により達成される。
−殻内に(よ 入力された目標とする回転位置と現実の
サーボモータの回転位置との偏差とから目標速度を算出
する位置制御ループ、この位置制御ループで算出された
目標速度と現実のサーボモータの回転速度との偏差から
目標電流を算出する速度制御ループ、更にこうして算出
された目標電流と現実のサーボモータの供給電流との偏
差を最小とすべく前記電力制御回路の制御を実行する電
流制御ループ、以上の3重フィードバックループを形成
して目的とするサーボ系が構築されている。
更1:、上記のごとく構築されるサーボ系にあって、サ
ーボモータに断線や短絡等の異常が発生した場合に サ
ーボモータへの不要な電力の供給を中止するなどの異常
回避処理が必要となる。このためサーボ系に(志 上記
のごとく構築される3重フィードバックループにサーボ
モータ異常検出装置が併設さ札 異常回避処理が円滑、
かつ、迅速に実行される構成となっていも 例え(′L サーボモータ異常検出装置の検出部として
、サーボモータの出力トルクを検出するトルクセンサ、
電力制御回路の電源部に取り付けられて供給電力を検出
するための電流センサあるいは各種機能部品の温度上昇
を検出するサーモセンサ等が利用されている。そして、
これらの検出部の検出結果と所定の基準値とを比較して
異常の判定が行わ札 何らかの異常が検出されるとサー
ボモータ異常検出装置の操作部が作動して電力制御回路
の駆動を停止させたり、電力量を低水準に抑えるなどの
所定の異常回避処理が実行される。
[発明が解決しようとする課題] 従来のサーボモータ異常検出装置(よ サーボモータに
異常が発生した時点から所定の異常回避処理が実行され
るまでに大きな時間遅れが存在する。
すなわち、従来のサーボモータ異常検出装置の検出部で
あるトルクセンサ、電流センサあるいはサーモセンサな
ど(九 サーボモータに発生した断線や短絡などの異常
に起因する二次的にサーボモータの出力トルク、電力制
御回路の出力電力の変動あるいは各種機能部品の発熱を
検出の対象としている。従って、サーボモータに発生し
た異常が他に波及するまでの時間遅れの後にのみ、サー
ボモータに発生した異常の検出が可能となる。
このため、従来のサーボモータ異常検出装置をもってし
ても、瞬時に異常回避が必要な場合に対処することがで
きなかった 例えlfL  何らかの異常に起因した過
電流により発生する二次的被害であるサーボモータ励磁
巻線の焼損あるいは電力制御回路を構成する半導体スイ
ッチング素子の破壊など(よ −次的な異常の発生時点
から瞬時のうちに誘発されることが知られている。この
様な二次的被害に対して従来のサーボモータ異常検出装
置(上 −次的な異常の検出に大きな遅れが介在するこ
とからサーボ系の異常回避処理が有効に作動せず、高価
なサーボ系構成機器を破損する事故につながる可能性が
太きかつ九 しかも、サーボモータに発生する異常にも巻線の断線 
短絡など各種の態様があるが、従来のサーボモータ異常
検出装置は発生した異常の態様まで区別することは不可
能であった このため、サーボモータに発生した異常に
応じた最適な異常回避処理を実行することができなかつ
ム また、従来のサーボモータ異常検出装置の検出部1友 
サーボ系の基本的構成要素である3重フィードバックル
ープ丘構成する機器とは全く別の新たなトルクセンサ、
電流センサ及びサーモセンサを必要とする。このため、
サーボ系の全体構成が複雑化し、高価なものとなってい
る。また サーボ系の構成機器が増加することから、装
置全体が大型化し、信頼性の確保が困難である。従って
、従来のサーボモータ異常検出装置を併設するサーボ系
(友 適用可能な分野が限定さ札 汎用性に乏しかった 本発明1上 従来のサーボモータ異常検出装置に未解決
であった上記課題を解決することを目的としてなされた
ものである。
すなわち、本発明のサーボモータ異常検出装置の目的と
するところ(上 第一にサーボモータに発生した異常を
高速 かつ、高精度に検出し、その検出結果に基づきサ
ーボ系に的確な異常回避処理を実行させることで異常の
波及を最小限度にとどめ、サーボ系を有効に保護するこ
と、第二にサーポ系との併設が容易で、かつ、小型に構
成さ札しかも信頼性及び経済性に優れた装置構成とする
ことである。
発明の構成 [課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明のサーボモータ異常検
出装置の構成した手段(よ 第1図に例示するごとく、 サーボモータSVの駆動状態が目標とする目標状態に追
随するように前記サーボモータSvへ供給すべき目標電
流IPを算出し、当該目標電流IPと前記サーボモータ
Svへ供給される供給電流IRとが一致するように前記
サーボモータSvに接続される電力制御回路PCを制御
するサーボ系に備えられ、 前記サーボモータSvに発
生した異常を検出するサーボモータ異常検出装置におい
て、前記サーボモータSvの各相へ供給される前記供給
電流IRを検出する供給電流検出手段C1と、該供給電
流検出手段C1の検出結果と前記目標電流IPとの比較
結果に基づいて前記サーボモータSvに発生する異常を
判定する異常判定手段C2と、 該異常判定手段C2の判定結果に応じて前記電力制御回
路PCに所定の異常回避処理を指令する異常回避手段C
3と、 を備えることを特徴としている。
[作用] 本発明のサーボモータ異常検出装置における供給電流検
出手段C1fl  サーボモータS■の各相へ供給され
る供給電流]Rを検出するものである。
サーボモータSvとは供給電流IRによって作り出され
る磁界により機械的動力を得るものであるから、この供
給電流検出手段C1の検出結果(よそのままサーボモー
タSVの現時点の動作状況を反映したものといえる。
従って、供給電流検出手段C1の検出結果と目標電流I
Pとの比較により、サーボモータSvがサーボ系による
制御の下で動作しているか否かをリアルタイムに判断す
ることが可能である。そこで、異常判定手段C21友 
 これらの情報からサーボモータSvに発生する異常を
判定する。
また 異常回避手段C3ft、、  上記作用の異常判
定手段C2の判定結果に応じ、電力制御回路PCに対し
て所定の異常回避処理を指令する。ここで、所定の異常
回避処理と+;1  異常判定手段C2の判定結果に適
合した処理のことである。すなわち、異常回避手段C3
11,異常の態様に応じて最適な回避処理を電力制御回
路PCに指令する作用を有する。
以下、本発明のサーボモータ異常検出装置をより具体的
に説明するため、実施例を挙げて詳述する。
[実施例] 第2図(よ 実施例のサーボモータ異常検出装置を内蔵
するサーボシステムのハード構成図である。
なお、本実施例において制御対象であるサーボモータ2
0は、回転子である界磁に永久磁石を利用した三相同期
電動機である。従って、その供給電流1;L  ia、
  ib、  icの3つの相に規則的に与えられる。
コントローラ101上 構成の簡略化 汎用性を考慮し
て、図示するようにマイクロコンピュータを中心とした
ディジタル回路により構成されている。すなわち、論理
演算を実行するCPU10a、該CPU10aの実行す
る各種制御プログラム及び制御に必要となる各種パラメ
ータを不揮発的に記憶しているROM10b、情報の一
時的記憶を実行してCPU10aの演算を補助するRA
Ml0c及びこれら論理回路と他の機器との情報の授受
を担当する入出力ポート10dを主要な構成部としてい
る。
コントローラ10のその他の機器として(よ サーボモ
ータ20を駆動するための電気回路として、入出力ポー
ト1.0 dより入力する制御信号に従ったPWM信号
を出力するPWM回路10e、そのPWM信号に基づき
パワートランジスタにより構成されたパワーアンプ10
fを駆動するプリドライバー10gが設けられている。
このパワーアンプ10fによってPWM制御された三相
交流がサーボモータ20の供給電流として与えられるた
め、サーボモータ20の駆動状況は入出力ボート10d
から出力される制御信号により、すなわちCPU10a
を中心とした論理回路により制御されることになる。
また、コントローラ10はサーボモータ20をより高精
度に安定して制御するため、フィードバック制御方式を
採用している。帰還されるサーボモータ20の情報(よ
 サーボモータ20の発生するトルクを検出するために
供給電流波形を検出する電流検出コイル22.24の検
出出力およびサーボモータ20の出力軸の回転状況を検
出するエンコーダ26の検出出力である。
更I:、本実施例のコントローラ10に【友 サーボモ
ータ異常検出装置としての機能を発揮するため1:、視
覚的報知を実行するランプ、聴覚的報知を実行するスピ
ーカ及び報知内容を具体的に連絡するための通信端子か
らなる報知回路10hを備えている。
以上のように構成されるシステムにおいて、コントロー
ラ]OのROM10bに(上 サーボ系を構成するため
に以下に説明する制御プログラムが記憶されている。R
OM 10 bに記憶されるプログラムのフローチャー
トを第3@ 第4図および第5図に示している。これら
のプログラム(友 コントローラ10を含むサーボ系の
起動がなされたときから繰り返し実行されるものであり
、第3図の2m5ec割込みルーチンはZ m S e
 c毎1:。
第4図の200μSec割込みルーチンは200μSe
e毎(二 第5図の60μSec割込みルーチンは60
μSec毎にCPU 10aに割込むことで繰り返し実
行される。以下、各別込みルーチンの処理について説明
する。
第3図の2m5ec割込みルーチンの処理が開始される
と、まず現在のサーボモータ20の駆動状態を検出する
ため、エンコーダ26の検出結果より回転位置Xn(添
え字のn [1経過時間を表している)の検出(ステッ
プ100)が実行される。そして、この状態のサーボモ
ータ20を次にどの様に駆動すればよいかを指示する制
御目標データDnを図示しない外部NC機器等から読み
込み(ステップ110)、これらのデータXn、Dnに
基づきサーボモータ20の回転位置Xのフィードバック
制御系の演算が次式により実行される(ステップ120
)。
○X=AX (Dn−β1−Xn) すなわち、今回の制御データDnに現在の回転位置Xn
の情報を負帰還するのであり、回転位置の偏差を算出す
るため、制御データDnから回転位置×nにフィードバ
ックゲインβ1を乗算した値(β1・Xn)が減算され
 これに増幅度AXを乗算して変数○Xとしている。こ
こで増幅度AXと(上 比例定数P1および積分定数1
1を含むものであり、いわゆるPI副制御実行する。
そして、この最新の算出データ○XをRAM 10cに
格納して(ステップ130)、本プログラムを終了する
この様にして算出さkRAMlocに格納された変数O
X E  第4図に示す200μSec割込みルーチン
にて次のように利用される。まず、200μSec割込
みルーチンで(よ サーボモータ20の駆動状態を検出
するためエンコーダ26の検出結果より回転位置Xnの
検出を行い(ステップ200)、その結果を微分演算し
て回転速度Vnを算出する(ステップ210)。そして
、上記2m5ec割込みルーチンにて算出された最新の
変数Oxの読み込みを実行しくステップ220)、これ
らのデータに基づき次式により回転速度に対する負帰還
の演算が実行される(ステップ230)。
○V=AV  (○×−β2・vn) ここで、β2はフィードバックゲインを表している。ま
た、AVは比例定数P2および積分定数12を含む増幅
度であり、前記同様にP1制御を実行する。そして、こ
のようにして算出されたデータOvをRAM10cの所
定アドレスに格納して(ステップ240)、本プログラ
ムを終了する。
この200μSec割込みルーチンにて算出される変数
○Vは第5図の60μSec割込みルーチンにより利用
さ札 最終的に目的としているPWM回路10eに出力
する制御信号○Tの決定がなされる。すなわち、初めに
アナログ情報である電流検出コイル22、24の検出結
果をディジタル情報に変換したトルクTnを算出して(
ステップ300)以下の処理に備える。そして、上記2
00μSec割込みルーチンにて算出された最新の変数
Ovの読み込みが実行され(ステップ310)、変数O
vにステップ300にて検出したトルクTnを負帰還す
るため、次式による演算が実行さ札 最終的な制御信号
○Tの算出がなされる(ステラ320)。
○T=AT (OV−β3−Tn) ここで、β3はフィードバックゲインを表している。ま
た、ATは比例定数P3および積分定数3を含む増幅度
である。こうして最終的な制御信号OTが算出されると
、この制御信号OTを入出力ポート10clからPWM
回路10eに出力しくステップ330)、一連の処理を
完了する。
上記3つの割込みルーチンによる処理を要約す。
るなら(L 制御目標データDnと現実のサーボモータ
20の回転位置×nとの偏差が2mSe c毎に検出さ
ね 速度の偏差が200μSec毎におよび電流(トル
ク)の偏差が60μSec毎に検出さ札 これらを最小
とするべくサーボモータ20の励磁電流がPWM制御さ
れるのである。
以上のような各種プログラムによりコントローラ10と
して構成される疑似的な電子回路を、視覚的に示した図
が第6図(ただし、−点鎖線で示す部分を除く)である
。上記各種プログラムの実行により、CPU10aない
し入出力ボート10dにより構成される論理回路(上 
図示するように3重のフィードバックループを有するサ
ーボ回路を構成している。
簡単に説明すると、図示しない外部機器よりこのサーボ
系に与えられた制御目標データDnを段階的に増幅する
位置アンプ50a、速度アンプ5obおよび電流アンプ
50cの増幅度(伝達係数)11CPU10a内で実行
される論理演算の際の係数に相当する。すなわち、位置
アンプ50aの増幅度は前述ステップ120の係数AX
に、速度アンプ50bの増幅度は前述ステップ230の
係数A V l二  電流アンプ50cの増幅度は前述
ステップ320の係数ATに相当する。また このサー
ボ系の帰還情報(よ 前述したごとく電流検出コイル2
2.24およびエンコーダ26の検出出力であるが、電
流検出コイル22.24の検出出力はアナログ出力であ
るためA/D変換器50dによりディジタル情報に変換
された後1:、所定のフィードバックゲインβ3を経て
電流アンプ50Cの入力に帰還される。またエンコーダ
26の検出出力はディジタル信号であるため、直接フィ
ードバックゲインβ1を経て位置アンプ50aの入力に
帰還され また微分因子Sおよびフィードバックゲイン
β2を経て速度アンプ50bの入力に帰還される。
以上が論理回路により構成しているコントローラ10の
サーボ制御系の概略説明である。
更に本実施例で(志 叙述のごとく構成されるコントロ
ーラ10のROM 10 bに、CPU10aを中心と
してサーボモータ異常検出装置を構成するための別個の
プログラムが記憶されており、このプログラムを実行す
ることで上記のごとく構成される3重フィードバックル
ープのサーボモータ20に異常が発生した場合の異常回
避処理を迅速に行うことができる。
このROM10bに記憶されている別個のプログラムに
つき、第7図のフローチャートに沿って説明し、本実施
例のコントローラ10により構成されるサーボモータ異
常検出装置の動作につき詳述する。
第7図のフローチャートに示すサーボモータ異常検出ル
ーチンI上 cPUloaが前述したサボ系を構成する
ための3種のプログラムを実行している以外の総ての時
間において繰り返し処理されるものである。まず、この
サーボモータ異常検出ルーチンの処理が開始されると、
電流検出コイル22.24の検出値を読み込み、その値
からサーボモータ20の供給電流ia、ibを算出する
(ステップ400)。
本実施例のサーボモータ20は3つの励磁相を有するが
、このうち2つの相の供給電流1a。
bを検出すれば残りの相の供給電流1cは簡単に算出す
ることが可能である。従って、電流検出コイルの使用個
数を抑えるために本実施例でli  残りの供給電流に
ついて(よ 検出した供給電流i a。
bから算出する(ステップ410)。
こうしてサーボモータの各相供給電流の検出を終えると
、各相の供給電流と前述した変数○Vとの比較による異
常判定処理を実行する(ステップ420)。変数Ovと
(上 第6図より容易に理解できるごと(PWM回路1
0eの制御信号○Tを算出する際の目標値であり、この
変数Ovに現実の供給電流の情報が負帰還されて制御信
号○Tが決定される。換言するならIt  変数Ovは
目標電流としての物理的意義を有しており、この目標電
流と現実の供給電流との偏差を解消するように制御信号
○Tが決定されるのである。従って、サーボモータ20
が正常である限り、この変数○Vと供給電流ia、  
ib、  icとは一致するか、もしくは僅かな制御誤
差の範囲の差異が存在するのみである。そこで、これら
の情報をステップ420にて比較することで、サーボモ
ータ2oの異常を判定するのである。
次に、上記各処理に基づきサーボモータに異常が発生し
たか否かを判別しくステップ43o)、異常が発生して
いない場合には本プログラムを直ちに終了し、異常が発
生している場合に限り以下の処理を実行する。
異常が発生している場合に(よ まず初めにサーボモー
タ20に発生した異常がどの様な態様のものであるか、
その異常モードの判定を実行する(ステップ440)。
例え(云 いずれかの相の供給電流が変数○Vに比較し
て急激に上昇した場合に(上 当該相の巻線に短絡故障
が発生してインピーダンスが低下する異常が発生したと
判断される。
また、いずれかの相の供給電流が変数○Vに比較して急
激に低下して「O」となった場合に(よ 当該相の巻線
に断線故障が発生したと判断される。
この様に 供給電流は異常の態様に応じた変化を示すた
め、変数Ovと供給電流のより詳細な比較により異常モ
ードを判定する。
そして、こうして判定された異常モードに応じた異常回
避処理をPWM回路10e等に対して実行しくステップ
450)、本プログラムを終了する。ここで、異常モー
ドに応じた異常回避処理と1社 予めROM 10bに
記憶されている種々の異常モードと異常回避処理とを関
連付けた回避処理テーブルを検索し、その検索結果に基
づいた処理を実行することで行われる。
第8図(よ この回避処理テーブルの内容を示したもの
である。例え(よ いずれかの相の供給電流が異常上昇
する異常、すなわち巻線の短絡故障の場合に サーボモ
ータ20に電力の供給を実行し続けるならば短絡故障が
発生した巻線の焼抵 パワーアンプlofを構成するパ
ワートランジスタの破壊などの二次的な故障を招来する
。そこで、異常モードがいずれかの相の供給電流の異常
上昇である場合に(よ 異常回避処理としてPWM回路
]○el:PWM制御の中止を指令してサーボモータ2
0への電力供給を中止し、その旨を報知回路10hに出
力する。いずれかの相の供給電流が「O」となる断線故
障の場合にも、同様にPWM制御の中止 その旨の報知
の異常回避処理を実行する。
そのイ包  供給電流の制御偏差がサーボ系本来の制御
誤差よりも大きくなる異常モードであるとき(よ サー
ボモータ20の駆動を完全に停止させることなく PW
M回路10eに対して供給電力の低減を指令してサーボ
モータ2oの出力を抑え、不測の故障に至らないように
事前の処理を実行すると共にその異常発生の時刻などの
情報をRAM 10cに記憶し、その旨の報知を行う。
すなわち、異常が検出されたときに実行される異常回避
処理(よ その異常の態様に応じて、がっ、異常検出対
象としているサーボ系の安全法 サーボモータ20の型
式などに配慮して、その異常が発生したサーボ系に最適
な回避処理となるように最適な選択のもとに決定される
この様な第7図に示すサーボモータ異常検出ルーチンを
実行することにより、コントローラ1゜には模擬的に第
6図中に一点鎖線のブロックで示すサーボモータ異常検
出装置が構成されることとなる。すなわち、第7図のス
テップ400及びステップ410に相当する処理を供給
電流検出回路50eが実行し、サーボモータ20の各相
の供給電流を検出する。そして、第7図のステップ42
0及びステップ430に相当する異常判定(上 供給電
流検出手段50eの出力及び速度アンプ50bの出力で
ある変数Ovを入力する異常判定回路50fによって行
われる。この異常判定回路50fによりサーボモータ2
0に何らかの異常が発見されたとき、ステップ440及
びステップ450に相当する異常回避処理機能を異常回
避指令回路50gが実行し、PWM回路10e及び報知
回路10hに最適の異常回避処理を指令するのである。
以上の実施例の説明から明かなよう1:、本実施例のサ
ーボモータ異常検出装置を内蔵するコントローラ10に
よれ(fS  次の効果が明らかである。
本実施例のサーボモータ異常検出装置(よ サーボモー
タの異常を検出する検出器としてサーボ系に不可欠な構
成要素として予め備えられている電流検出コイル22.
24を利用した簡略的な構成を採用している。従って、
 トルクセンサ、サーモセンサ等の特別なセンサが不要
となり、サーボ系に簡抵 かつ、小型、経済的に併設す
ることができる。
また サーボモータ20の異常検出を供給電流から直接
判定しているため、リアル・タイムによる高速検出が可
能となり、サーボモータ20の巻線の断線あるいは短絡
など瞬時の異常回避処理が必要な場合にも充分に対処で
きる。これにより、パワーアンプ10fを構成するパワ
ートランジスタを過電流破壊から保護し、サーボモータ
20の巻線を焼損から保護する等の即応性を必要とする
異常回避が可能となる。
しかも、供給電流とその目標値である変数○Vとの比較
に基づき異常判定を実行するのであるから、その異常判
定の信頼性はきわめて高い。更1:。
その異常判断(よ 単純な異常の検出ばかりでなくより
詳しい異常モードの判断も可能であり、異常モードに応
じた的確な異常回避処理を実行することができる。
なお、本発明のサーボモータ異常検出装置It。
上記構成に何ら限定されるものでなく、その要旨を逸脱
しない各種の態様により具現化されるものである。例え
li  各種の異常モードに対する異常回避処理をバッ
クアップされたRAMに用意して必要に応じて適宜回避
処理の内容を変更したり、回避処理テーブルを複数用意
してサーボ系の実行する仕事に応じて使用する回避処理
テーブルを選択してもよい。
また 本実施例ではコントローラ10を単一のCPUに
より構成して、ハード構成を簡略化し、経済的な構成と
している。しかし、サーボモータ異常検出装置としての
機能を実現するために前述した第7図のプログラムのみ
を繰り返し実行するCPUを別個に設け、処理の一層の
高速化を追求してもよい。
発明の効果 以上実施例を挙げて詳述したように本発明のサーボモー
タ異常検出装置 サーボモータの各相へ供給される供給電流と目標電流と
の比較結果に基づいてサーボモータに発生する異常を判
定し、その判定結果に応じて電力制御回路に所定の異常
回避処理を指令するものである。
従って、サーボモータに発生した異常を高速かつ、高精
度に検出し、その検出結果に基づきサーボ系に的確な異
常回避処理を実行させることでき、異常の波及を最小限
度に抑えることができる。
また サーボ系との併設が容易で、かつ、小型に構成さ
ね しかも信頼性及び経済性に優れた装置構成となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のサーボモータ制御装置の基本的構成を
示す基本構成は 第2図は実施例のサボモータ異常検出
装置表内蔵するサーボシステムのブロックは 第3@ 
第4図および第5図は同実施例のコントローラにて処理
されるサーボ系を構成するためのプログラムのフローチ
ャート、第6図は同実施例のコントローラの機能をブロ
ック図として表したブロック説明は 第7図は同実施例
のコントローラにて処理されるサーボモータ異常検出装
置を構成するためのプログラムのフローチャート、第8
図は同実施例にて利用される回避処理テーブルの説明凰
 を示している。 Sv・・・サーボモータ    PC・・・電力制御回
路IR・・・供給電流      IP・・・目標電流
C1・・・供給電流検出手段  C2・・・異常判定手
段C3・・・異常回避手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 サーボモータの駆動状態が目標とする目標状態に追
    随するように前記サーボモータへ供給すべき目標電流を
    算出し、当該目標電流と前記サーボモータへ供給される
    供給電流とが一致するように前記サーボモータに接続さ
    れる電力制御回路を制御するサーボ系に備えられ、前記
    サーボモータに発生した異常を検出するサーボモータ異
    常検出装置において、 前記サーボモータの各相へ供給される前記供給電流を検
    出する供給電流検出手段と、 該供給電流検出手段の検出結果と前記目標電流との比較
    結果に基づいて前記サーボモータに発生する異常を判定
    する異常判定手段と、 該異常判定手段の判定結果に応じて前記電力制御回路に
    所定の異常回避処理を指令する異常回避手段と、 を備えることを特徴とするサーボモータ異常検出装置。
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