JPH0767296B2 - モ−タ制御装置のパラメ−タ設定器 - Google Patents

モ−タ制御装置のパラメ−タ設定器

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JPH0767296B2
JPH0767296B2 JP61042232A JP4223286A JPH0767296B2 JP H0767296 B2 JPH0767296 B2 JP H0767296B2 JP 61042232 A JP61042232 A JP 61042232A JP 4223286 A JP4223286 A JP 4223286A JP H0767296 B2 JPH0767296 B2 JP H0767296B2
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泰司 森本
修市 森田
良裕 所谷
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はモータ制御装置の機能、動作を選択、変更ある
いは設定するパラメータの設定器に関するものである。
従来の技術 近年、パワーエレクトロニクス、マイクロエレクトロニ
クスの急速な発達により、サーボモータや、インバータ
によって可変速制御されるモータなどの用途が拡大し、
多様化してきている。これに伴って、モータ制御装置に
は多くの機能が要求され、しかも、ユーザ側で多岐にわ
たる機能のうち、自分に合った機能を簡単に選択できる
ことが求められている。これらの要求に対し、メーカー
側では例えばインバータ装置の場合であれば、出力周波
数であるとか、ソフトスタート、ソフトダウンの時間設
定であるとか、あるいは出力電圧の電圧/周波数パター
ン等々をパラメータとして選択できるように対応してい
る。
以下図面を参照しながら従来のモータ制御装置のパラメ
ータ設定器の一例について説明する。
第9図は従来のパラメータ設定器の構成を示すブロック
である。第9図において、1はパラメータ調整手段であ
り、アナログ的なパラメータの場合には一般に可変抵抗
器を用いたアナログ電圧発生器が使われ、必要であるな
らばA/Dコンバータが併用される。またディジタル的な
パラメータの場合には、切換スイッチや短絡ピンあるい
はディップスイッチ等が一般に用いられている。また時
には、ディジタル的なパラメータの場合であっても、イ
ンターフェースの都合などにより、前記アナログ的なパ
ラメータの場合と同様の構成を採ることもある。7はパ
ラメータ調整手段1とモータ制御装置8とのインターフ
ェースであり、その構成は装置によって様々であり、簡
単なものでは、単に結線だけの場合もあれば、複雑なも
のでは、パラメータの若干の加工や、伝送制御を司る場
合もある。
以上のように構成されたモータ制御装置のパラメータ設
定器の動作は簡単で、パラメータ調整手段1の設定値を
インターフェース7を通してモータ制御装置8が読み取
り、その値に相当する動作を行なうものである。特開昭
57-10805号公報にはプロセス制御におけるパラメータの
変更時の設定ミスの防止を課題とした。操作手順の簡潔
なパラメータ調整部を具備する電子式調節計の記載があ
る。前記公報ではパラメータの値を現在の値から変化さ
せるという構成までは記載されているものの、パラメー
タ切替時の具体的な動作や構成は記載されおらず、本願
発明における小型高機能化の課題も有しない。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記のような構成では、パラメータ調整手
段自身がその値の記憶あるいは保持手段を兼ねているの
で、パラメータの種類の数だけ可変抵抗器なり切換スイ
ッチや1桁以上のディップスイッチなどが必要となり、
コスト的にも、パラメータ設定器の大きさ的にも限度が
あり、多様化、高度化する要求仕様に充分応えきれない
という問題点があった。
本願発明における課題は、一定の大きさのモータ制御装
置の中にいかに多くの機能を盛りこむことができるよう
にするかということである。特にサーボモータの制御装
置やいわゆるインバータは市販される多くの種類のモー
タに汎用品として対応する必要があるので、多くのパラ
メータ調整機能が基本的に必要であり、さらにいろいろ
な付加機能としてのパラメータの設定が可能であること
が商品性を決定する要件となっている。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、簡易で安
価な構成で多くのパラメータを設定できるモータ制御装
置のパラメータ設定器を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、従来例におけるパ
ラメータ調整手段の持っていた記憶(保持)機能を別の
パラメータ記憶手段として独立させたものである。すな
わち、従来例における複数のパラメータ調整手段を、一
個のパラメータ調整手段とパラメータの種類を指定する
パラメータ選択手段およびパラメータの値をそれぞれ所
定の場所に記憶するパラメータ記憶手段との組合せで置
き換えたものである。
さらに上記の基本構成に加え、パラメータの現在値と設
定あるいは調整したい値との一致判断手段およびその結
果を記憶する一致記憶手段とによって一致しない間はそ
の更新を禁止するように構成したものである。
また上記の基本構成に加え、パラメータ記憶手段をデー
タ選択手段とリセット検出手段と比較手段と第1記憶手
段と第2記憶手段とパラメータ待避手段とを適宜組み合
せて構成することで、通常のメモリに比べて書き込み回
数が制限されており、書き込み時間も長くかかる不揮発
性記憶手段への書き込み動作を減らすように構成したも
のである。
作用 本発明は上記した構成により、一個のパラメータ調整手
段で、パラメータ記憶手段の記憶容量かパラメータ選択
手段の指定できる種類の数かどちらか小さい方の制限内
の種類のパラメータを設定することが可能であり、パラ
メータ記憶手段に電気的メモリを用いることにより小型
大容量化が簡単にできるので、パラメータの種類の数は
従来例と比べて飛躍的に増加できる。また、パラメータ
調整手段が全てのパラメータに共通であることから生じ
る不都合、すなわちパラメータの指定が変化した時に生
じる可能性のあるパラメータの現在値と設定あるいは調
整値とのずれに関しては、パラメータの更新が現在値と
調整値とが不一致の間は禁止され、その変更が常に現在
値を起点として行われることにより防止される。すなわ
ち、モータ制御装置にとって必要なパラメータのなめら
かなな変更が実現できる。
また、一般に通常のメモリに比べて書き込み回数が制限
されており、書き込み時間も長くかかる不揮発性記憶手
段への書き込み動作を減らすことが可能となる。
実施例 以下、本発明の一実施例のモータ制御装置のパラメータ
設定器について、図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例におけるパラメータ設定
器のブロック図である。第1図において、1はモータ制
御装置の動作、機能などを決めるパラメータ調整手段、
2は複数個のパラメータのうちの特定のパラメータを指
定するパラメータ選択手段、3はパラメータ選択手段2
の指定が変化したことを検出する選択変化検出手段、4
はパラメータ調整手段1と、後述のパラメータ記憶手段
6のうちのパラメータ選択手段2で指定されたパラメー
タの現在値とを比較し、一致しているか、またはその差
が所定の値以下であるか、あるいは前回に比較した時と
大小関係がかわっている(以後一致と呼ぶ)か否かを判
断する一致判断手段、5は一致判断手段5の一致状態を
記憶し、選択変化検出手段3により、パラメータ選択手
段2による指定が変更された時点で、不一致状態となる
一致記憶手段、6は一致記憶手段5の状態が一致の時、
パラメータ調整手段1の値を、パラメータ選択手段2で
指定された場所に記憶するパラメータ記憶手段である。
第5図は第1図のパラメータ選択変化検出手段3、一般
判断手段4、一致記憶手段5、パラメータ記憶手段6を
マイコンで実現した場合のプログラムの内容を示すフロ
ーチャートである。以下、このフローチャートに従って
本発明の動作を説明する。
プログラムがスタートすると、パラメータ設定処理(ス
テップ1)とその他のモータ制御装置の制御を繰り返し
ながら継続する。ただし、フローチャートにはパラメー
タ設定処理のみ記載している。次にパラメータ設定処理
を説明する。まず、パラメータ選択手段2の値を読み込
み(ステップ10)、変化したどうかをチェックし(ステ
ップ11)、変化ありならば一致記憶手段5を不一致状態
にする(ステップ12)。続いてパラメータ調整手段1の
値を読み込み(ステップ13)、一致記憶手段5の状態を
チェックし(ステップ14)、一致状態であればパラメー
タ記憶手段6のパラメータ選択手段2で指定されたパラ
メータに相当する部分の内容をパラメータ調整手段1の
値で更新する(ステップ18)。この場合はここでサブル
ーチンから戻りプログラムの先頭に戻る。ステップ14の
段階で不一致状態であれば、パラメータ記憶手段6の更
新は行わず、パラメータ記憶手段6のパラメータ選択手
段2で指定されたパラメータの部分を読み込み(ステッ
プ15)、ステップ10で読み込んだパラメータ調整手段1
の値と比較する(ステップ16)。その結果、不一致であ
れば再度プログラムの先頭に戻る。ステップ16で一致で
あれば、一致記憶手段5を一致状態にし(ステップ17)
サブルーチンから戻り、再度プログラムの先頭に戻る。
以上のように本実施例によれば、パラメータ記憶手段6
と選択手段2を設けることにより、パラメータ調整手段
を増設せずに、簡単にパラメータの種類を増加すること
ができる。また、パラメータ記憶手段6の内容とパラメ
ータ調整手段1の値との一致判断手段4を設けることに
より、パラメータの変更を常に現在値を起点にして行う
ことができ、なめらかな変更が可能になる。
なお、パラメータ記憶手段6にバッテリーでバックアッ
プされたメモリや、電気的に消去可能なPROMあるいは磁
気バルブ等の不揮発性メモリを用いれば、モータ制御装
置の主電源をオフする毎にパラメータの値を調整し直す
必要がなくなることが明らかである。
次に、本発明の第2の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。第2図は本発明の第2の実施例におけるモ
ータ制御装置のパラメータ設定器のブロック図である。
第2図において、パラメータ調整手段1、パラメータ選
択手段2、パラメータ選択変化検出手段3、一致判断手
段4、一致記憶手段5は第1図の構成と同様である。第
1図の構成と異なるのは、第1図におけるパラメータ記
憶手段6を以下のように構成した点である。
データ選択手段6eは第1の記憶手段6cに記憶するデータ
をモータ制御装置のリセット検出手段6aがリセットを検
出した時には不揮発性記憶手段を用いた第2の記憶手段
6dに保持されているデータとし、リセット時以外には、
前記パラメータ調整手段1の値となるようにしており、
パラメータ待避指令手段6bは、前記第1の記憶手段6cの
内容を前記第2の記憶手段6dに保持するタイミングを指
令する手段で、例えばモータ制御装置の主電源の電圧が
所定の電圧以下になった事を検出する不足電圧検出手段
などが考えられる。
以上のように構成された本発明の第2の実施例における
モータ制御装置のパラメータ設定器について、第6図に
示すフローチャートに従ってその動作を説明する。ここ
ではパラメータ待避指令手段6bが、不足電圧検出手段で
ある場合で説明する。
プログラムがスタートすると、まずパラメータの登録処
理(ステップ2)として第2記憶手段6dの内容を全て第
1記憶手段6cにコピーする。これでパラメータはモータ
制御装置の主電源がオフする前と同じ状態になる。続い
て第1の実施例と同様のパラメータの設定処理を行う
(ステップ1)、不足電圧のチェックを行う(ステップ
3)。以降はステップ1と3を繰り返す。ステップ1の
パラメータ設定処理については第1の実施例を説明した
第5b図と全く同じなので説明を省略し、ステップ2のパ
ラメータ登録とステップ3の不足電圧のチェックについ
て第6b図、第6c図に従って説明する。
まず、パラメータの登録について第6b図に示すフローチ
ャートに従って説明する。最初に第1記憶手段6c、第2
記憶手段6dに記憶されているi番目のパラメータを指定
するポインタiを1に初期化し(ステップ20)、第2記
憶手段6dに記憶されているi番目のパラメータの値を第
1記憶手段6cのi番目のパラメータを記憶する部分にコ
ピーする(ステップ21)。続いてポインタiをインクリ
メントし(ステップ22)、ポインタの値をパラメータの
総数Nと比較して全てのパラメータのコピーが完了した
か否かをチェックし(ステップ23)、完了していればリ
ターンする。完了していなければステップ21,22,23を繰
り返す。
なお、第6b図の中でM1[i]は第1記憶手段6cに記憶さ
れているi番目のパラメータの値もしくは記憶すべき部
分を表しており、ここでポインタiは記憶の仕方によっ
ては必ずしもいわゆるメモリのアドレスと一致しなくて
もよい。M2[i]についても同様である。
次に、不足電圧のチェックについて第6c図に示すフロー
チャートで説明する。パラメータの待避指令信号である
不足電圧をチェックし(ステップ30)、不足電圧でなけ
れなそのままリターンする。もし不足電圧であれば第1
記憶手段6cの内容を第2記憶手段6dに待避させ(ステッ
プ31)、不足電圧でなくなるまでループし(ステップ3
2)、不足電圧より復帰した時にリターンする。もちろ
ん、モータ制御装置の主電源が完全にオフされた時に
は、前記ループを廻りながらプログラムは実行を停止す
ることになる。なお、パラメータの待避指令手段6bが不
足電圧検出手段以外の例えば一定時間毎に待避を指令す
るタイマーであったり、モータの駆動と停止の切り替わ
りを検出する手段であった場合にはステップ32のループ
は不必要な場合もありうる。
続いてパラメータの待避について第6d図に示すフローチ
ャートに従って説明する。この処理はパラメータのコピ
ーの方向が異なるだけで前述したパラメータの登録と全
く同様の処理である。すなわちステップ310はステップ2
0、ステップ312はステップ22、ステップ313はステップ2
3と全く同じであり、ステップ311はステップ21と違って
第1記憶手段6cの内容を第2記憶手段6dにコピーしてい
る。
以上のように、第2の実施例によれば、第2の記憶手段
6dとして不揮発性記憶手段を用いることにより、第1の
実施例に比べて、モータ制御装置の主電源をオフする毎
にパラメータの値を調整し直す必要がなくなる。また、
パラメータ待避指令手段6bを設ける事により、一般に通
常のメモリに比べて書き込み回数が制限されており、書
き込み時間も長くかかる不揮発性記憶手段への書き込み
動作を減らすことができる。
次に、本発明の第3の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。第3図は本発明の第3の実施例におけるモ
ータ制御装置のパラメータ設定器のブロック図である。
第3図において、パラメータ調整手段1、パラメータ選
択手段2、パラメータ選択変化検出手段3、一致判断手
段4、一致記憶手段5、リセット検出手段6a、パラメー
タ待避指令手段6b、第1記憶手段6c、第2記憶手段6d、
データ選択手段6eは第2図の構成と同様である。第2図
の構成と異なるのは比較手段6fを、第1記憶手段6cの内
容を第2記憶手段6dにコピーする際に、まずコピーする
前にその内容を比較し、異なるもののみコピーするよう
に設けた点である。
以上のように構成した本発明の第3の実施例におけるモ
ータ制御装置のパラメータ設定器について、第7図に示
すフローチャートに従ってその動作を説明する。第7図
においてパラメータの登録(ステップ2)とパラメータ
設定(ステップ1)およびステップ31とステップ32とは
第6図と全く同様である。第6図と異なるのはステップ
31の第1記憶手段6cの内容を第2記憶手段6dに待避させ
る手順であり、第7c図のフローチャートに従ってその動
作を説明する。第7c図において、ステップ310,311,312
は第6d図と全く同様であり、異なるのはステップ311の
第1記憶手段6cの内容を第2記憶手段6dにコピーする処
理の前に、第1記憶手段6cと第2記憶手段6dとに記憶さ
れているi番目のパラメータの値を比較し(ステップ31
4)、等しければステップ311の処理を省略する点であ
る。
以上のように、第3の実施例によれば、第1記憶手段6c
と第2記憶手段6dとの内容の比較手段6fを設けることに
より、第2の実施例に比べて更に不揮発性記憶手段であ
る第2記憶手段6dへの書き込み動作の回数を減らすこと
ができる。
次に、本発明の第4の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。第4図は本発明の第4の実施例におけるモ
ータ制御装置のパラメータ設定器のブロック図である。
第4図において、パラメータ調整手段1、パラメータ選
択手段2、パラメータ選択変化検出手段3、一致判断手
段4、一致記憶手段5、リセット検出手段6a、第1記憶
手段6c、第2記憶手段6d、データ選択手段6eは第2図の
構成と同様である。第2図の構成と異なるのは第2図に
おけるパラメータ待避指令手段6bを前記パラメータ選択
変化検出手段3と前記一致記憶手段5とで代用し、前記
パラメータ選択手段2が変化した時点で、前記一致記憶
手段5が一致状態の時、その直前で選択されていたパラ
メータの値を前記第1記憶手段6cから前記第2記憶手段
6dに待避するように構成した点である。
以上のように構成した本発明の第4の実施例におけるモ
ータ制御装置のパラメータ設定器について、第8図に示
すフローチャートに従ってその動作を説明する。第8図
においてパラメータの登録(ステップ2)は第6図と全
く同様で、パラメータ設定(ステップ1a)の処理の中
で、前記第1記憶手段6cから前記第2記憶手段6dにパラ
メータの値を待避するようにしているため、第6図にお
ける不足電圧のチェック(ステップ3)が不要となって
いる。第8b図に従ってパラメータ設定(ステップ1a)の
手順を説明する。第8b図においてステップ10からステッ
プ14、ステップ16からステップ17までは第5b図における
(第1の実施例における)パラメータ設定の手順と全く
同様であり、次の2点のみ異なる。すなわち第1点は第
5b図においてはステップ15、ステップ18の更新や読み込
みの対象がパラメータ記憶手段であったものが、第8b図
では第1記憶手段となっている点(ステップ15a,18a)
である。第2点はステップ11で前記パラメータ選択手段
2が変化したと判断された場合、第8b図では、まず前記
一致記憶手段5が一致状態か否かを調べ(ステップ11
0)、一致状態であれば前記パラメータ選択手段2によ
って直前に選択されていたパラメータの値を前記第1記
憶手段6cから前記第2記憶手段6dに待避する(ステップ
111)点である。
以上のように、第4の実施例によれば、前記パラメータ
選択変化検出手段3と前記一致記憶手段5とで前記第1
記憶手段6cから前記第2記憶手段6dへのパラメータの待
避のタイミングを作成しているため、不揮発性記憶手段
である前記第2記憶手段6dへの書き込み動作の回数を最
小限に抑えることができる。
発明の効果 以上のように本発明は、一個のパラメータ調整手段、パ
ラメータの種類を指定するパラメータ選択手段、パラメ
ータの値を記憶するパラメータ記憶手段、パラメータの
現在値とパラメータ調整手段との値を比較判断しその状
態を記憶する手段を設けることにより、簡単で安価な構
成で多くのモータ制御装置のパラメータを設定でき、多
様化、高度化する要求仕様に応え、ユーザにとってより
適したモータ制御装置を提供することができる。
特にパラメータ記憶手段に不揮発性記憶手段を用いるこ
とにより、多様なパラメータの設定を簡易かつ小型の設
定で可能としただけでなく、電源を切断するごとの再設
定やさらには瞬間停電における機器の停止がなくなる。
また、前記パラメータ記憶手段をデータ選択手段とリセ
ット検出手段と比較手段と第1記憶手段と第2記憶手段
とパラメータ待避手段とを適宜組み合せて構成すること
で、通常のメモリに比べて書き込み回数が制限されてお
り、書き込み時間も長くかかる不揮発性記憶手段への書
き込み動作を減らすことが可能となり、不揮発性記憶手
段の寿命を延すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例におけるモータ制御装置
のパラメータ設定器のブロック図、第2図は本発明の第
2の実施例におけるモータ制御装置のパラメータ設定器
のブロック図、第3図は本発明の第3の実施例における
モータ制御装置のパラメータ設定器のブロック図、第4
図は本発明の第4の実施例におけるモータ制御装置のパ
ラメータ設定器のブロック図、第5図は第1の実施例の
動作を表すフローチャート、第6図は第2の実施例の動
作を表すフローチャート、第7図は第3の実施例の動作
を表すフローチャート、第8図は第4の実施例の動作を
表すフローチャート、第9図は従来のモータ制御装置の
パラメータ設定器のブロック図である。 1……パラメータ調整手段、2……パラメータ選択手
段、3……選択変化検出手段、4……一致判断手段、5
……一致記憶手段、6……パラメータ記憶手段、6a……
リセット検出手段、6b……パラメータ待避指令手段、6c
……第1記憶手段、6d……第2記憶手段、6e……データ
選択手段、7……インターフェース、8……モータ制御
装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬里 力 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−10805(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のパラメータのうちの特定のパラメ
    ータを指定するパラメータ選択手段と、前記パラメータ
    の値を調整するパラメータ調整手段と、 前記パラメータ選択手段の指定が変化したことを検出す
    る選択変化検出手段と、前記パラメータの値を記憶する
    パラメータ記憶手段と、 前記パラメータ記憶手段のうちの前記パラメータ選択手
    段で指定されたパラメータの現在値と前記パラメータ調
    整手段の値を比較し、一致しているか、またはその差が
    所定の値以下であるか、あるいは前回に比較した時と大
    小関係が変わっているか否かを判断する一致判断手段
    と、 前記一致判断手段の一致状態を記憶し、前記選択変化検
    出手段により、パラメータ選択手段で指定が変更された
    時点で、不一致状態となる一致記憶手段と、前記一致記
    憶手段の結果を表示する表示手段とからなり、 前記パラメータ記憶手段は、前記一致記憶手段の状態が
    一致している時のみ、更新を可能とし、前記パラメータ
    調整手段の値を前記パラメータ選択手段で指定された場
    所にパラメータの値として記憶するモータ制御装置のパ
    ラメータ設定器において、 前記パラメータ記憶手段は、不揮発性記憶手段で構成し
    たことを特徴とするモータ制御装置のパラメータ設定
    器。
  2. 【請求項2】複数個のパラメータのうちの特定のパラメ
    ータを指定するパラメータ選択手段と、前記パラメータ
    の値を調整するパラメータ調整手段と、 前記パラメータ選択手段の指定が変化したことを検出す
    る選択変化検出手段と、前記パラメータの値を記憶する
    パラメータ記憶手段と、 前記パラメータ記憶手段のうちの前記パラメータ選択手
    段で指定されたパラメータの現在値と前記パラメータ調
    整手段の値を比較し、一致しているか、またはその差が
    所定の値以下であるか、あるいは前回に比較した時と大
    小関係が変わっているか否かを判断する一致判断手段
    と、 前記一致判断手段の一致状態を記憶し、前記選択変化検
    出手段により、パラメータ選択手段で指定が変更された
    時点で、不一致状態となる一致記憶手段と、前記一致記
    憶手段の結果を表示する表示手段とからなり、 前記パラメータ記憶手段は、前記一致記憶手段の状態が
    一致している時のみ、更新を可能とし、前記パラメータ
    調整手段の値を前記パラメータ選択手段で指定された場
    所にパラメータの値として記憶するモータ制御装置のパ
    ラメータ設定器において、 前記パラメータ記憶手段は、モータ制御装置がリセット
    されたことを検出するリセット検出手段と、リセット検
    出時と不足電圧検出時以外の通常の状態では、パラメー
    タ調整手段の値をパラメータ選択手段で指定された場所
    に記憶する第1の記憶手段と、不揮発生記憶手段を用い
    た第2の記憶手段と、リセット時には前記第1記憶手段
    に記憶するデータを前記第2の記憶手段の内容とし、他
    の場合は前記パラメータ調整手段の内容とするデータ選
    択手段と、前記第1の記憶手段のパラメータを前記第2
    の記憶手段に待避することを指令するパラメータ待避指
    令手段とからなり、リセット時に前記第2の記憶手段の
    内容を前記第1の記憶手段にコピーし、パラメータ待避
    指令がある時には前記第1の記憶手段の内容を前記第2
    の記憶手段にコピーするように構成したことを特徴とす
    るモータ制御装置のパラメータ設定器。
  3. 【請求項3】パラメータ待避指令手段に、モータ制御装
    置の主電源の電圧が、所定電圧以下になったことを検出
    する不足電圧検出手段を用いたことを特徴とする特許請
    求の範囲第2項記載のモータ制御装置のパラメータ設定
    器。
  4. 【請求項4】複数個のパラメータのうちの特定のパラメ
    ータを指定するパラメータ選択手段と、前記パラメータ
    値を調整するパラメータ調整手段と、 前記パラメータ選択手段の指定が変化したことを検出す
    る選択変化検出手段と、前記パラメータの値を記憶する
    パラメータ記憶手段と、 前記パラメータ記憶手段のうちの前記パラメータ選択手
    段で指定されたパラメータの現在値と前記パラメータ調
    整手段の値を比較し、一致しているか、またはその差が
    所定の値以下であるか、あるいは前回に比較した時と大
    小関係が変わっているか否かを判断する一致判断手段
    と、 前記一致判断手段の一致状態を記憶し、前記選択変化検
    出手段により、パラメータ選択手段で指定が変更された
    時点で、不一致状態となる一致記憶手段と、前記一致記
    憶手段の結果を表示する表示手段とからなり、 前記パラメータ記憶手段は、前記一致記憶手段の状態が
    一致している時のみ、更新を可能とし、前記パラメータ
    調整手段の値を前記パラメータ選択手段で指定された場
    所にパラメータの値として記憶するモータ制御装置のパ
    ラメータ設定器において、 前記パラメータ記憶手段は、モータ制御装置がリセット
    されたことを検出するリセット検出手段と、 リセット検出時と不足電圧検出時以外の通常の状態で
    は、パラメータ調整手段の値をパラメータ選択手段で指
    定された場所に記憶する第1の記憶手段と、不揮発生記
    憶手段を用いた第2の記憶手段と、リセット時には前記
    第1の記憶手段に記憶するデータを前記第2の記憶手段
    の内容とし、他の場合は前記パラメータ調整手段の内容
    とするデータ選択手段と、前記第2の記憶手段に待避す
    ることを指令するパラメータ待避指令手段と、前記第1
    の記憶手段の内容と前記第2の記憶手段の内容とを比較
    する比較手段とからなり、リセット時に前記第2の記憶
    手段の内容を前記第1の記憶手段にコピーし、パラメー
    タ待避指令がある時には前記第1の記憶手段の内容のう
    ち前記第2の記憶手段と異なるもののみコピーするよう
    に構成したことを特徴とするモータ制御装置のパラメー
    タ設定器。
  5. 【請求項5】パラメータ待避指令手段に、モータ制御装
    置の主電源の電圧が、所定電圧以下になったことを検出
    する不足電圧検出手段を用いたことを特徴とする特許請
    求の範囲第4項記載のモータ制御装置のパラメータ設定
    器。
  6. 【請求項6】複数個のパラメータのうちの特定のパラメ
    ータを指定するパラメータ選択手段と、前記パラメータ
    の値を調整するパラメータ調整手段と、 前記パラメータ選択手段の指定が変化したことを検出す
    る選択変化検出手段と、前記パラメータの値を記憶する
    パラメータ記憶手段と、 前記パラメータ記憶手段のうちの前記パラメータ選択手
    段で指定されたパラメータの現在値とを比較し、一致し
    ているか、またその差が所定の値以下であるか、あるい
    は前回に比較した時と大小関係が変わっているか否かを
    判断する一致判断手段と、 前記一致判断手段の一致状態を記憶し、前記選択変化検
    出手段により、パラメータ選択手段で指定が変更された
    時点で、不一致状態となる一致記憶手段と、前記一致記
    憶手段の結果を表示する表示手段とからなり、 前記パラメータ記憶手段は、前記一致手段の状態が一致
    した時のみ、更新を可能とし、前記パラメータ調整手段
    の値を前記パラメータ選択手段で指定された場所にパラ
    メータの値として記憶するモータ制御装置のパラメータ
    設定器において、 前記パラメータ記憶手段は、モータ制御装置の主電源の
    電圧がリセット時の電圧以上になり、モータ制御装置が
    リセットされたことを検出するリセット検出手段と、リ
    セット検出時以外の通常の状態では、パラメータ調整手
    段の値をパラメータ選択手段で指定された場所に記憶す
    る第1の記憶手段と、不揮発生記憶手段を用いた第2の
    記憶手段と、リセット時には前記第1の記憶手段に記憶
    するデータを前記第2の記憶手段の内容とし、他の場合
    は前記パラメータ調整手段の内容とするデータ選択手段
    とからなり、 リセット時に前記第2の記憶手段の内容を前記第1の記
    憶手段にコピーし、パラメータ選択変化検出手段によ
    り、パラメータ選択の変更を検出した時点で、一致記憶
    手段が一致状態であれば直前にパラメータ選択手段によ
    って指定されていたパラメータに相当する前記第1の記
    憶手段の内容を前記第2の記憶手段にコピーするように
    構成したモータ制御装置のパラメータ設定器。
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