JPH07177776A - モータ制御装置のパラメータ設定器 - Google Patents

モータ制御装置のパラメータ設定器

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JPH07177776A
JPH07177776A JP6172770A JP17277094A JPH07177776A JP H07177776 A JPH07177776 A JP H07177776A JP 6172770 A JP6172770 A JP 6172770A JP 17277094 A JP17277094 A JP 17277094A JP H07177776 A JPH07177776 A JP H07177776A
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control device
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JP6172770A
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Inventor
Taiji Morimoto
泰司 森本
Shuichi Morita
修市 森田
Yoshihiro Tokoroya
良裕 所谷
Tsutomu Sesato
力 瀬里
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易で安価な構成で多くのパラメータを設定
できるモータ制御装置のパラメータ設定器を提供する。 【構成】 モータ制御装置の動作,機能を決めるパラメ
ータ調整手段と、特定のパラメータ指定するパラメータ
選択手段とを備えたモータ制御装置のパラメータ設定器
において、パラメータの値を記憶するパラメータ記憶手
段を設け、このパラメータ記憶は不揮発性記憶手段を用
いたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータ制御装置の機能,
動作を選択、変更あるいは設定するパラメータの設定器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パワーエレクトロニクス,マイク
ロエレクトロニクスの急速な発達によりサーボモータや
インバータによって可変速制御されるモータなどの用途
が拡大し多様化してきている。これにともなってモータ
制御装置には多くの機能が要求され、しかもユーザ側で
多岐にわたる機能のうち自分に合った機能を簡単に選択
できることが求められている。これらの要求に対し、メ
ーカー側では例えばインバータ装置の場合であれば出力
周波数であるとか、ソフトスタート,ソフトダウンの時
間設定であるとか、あるいは出力電圧の電圧/周波数パ
ターン等々をパラメータとして選択できるように対応し
ている。
【0003】以下に従来のモータ制御装置のパラメータ
設定器について説明する。図14は従来のパラメータ設
定器の構成を示すブロック図である。図14において、
1はパラメータ調整手段であり、アナログ的なパラメー
タの場合には一般に可変抵抗器を用いたアナログ電圧発
生器が使われ必要であるならばA/Dコンバータが併用
される。またデジタル的なパラメータの場合には、切換
スイッチや短絡ピンあるいはディップスイッチなどが一
般に用いられている。また時にはデジタル的なパラメー
タの場合であっても、インターフェイスの都合などによ
り、前記アナログ的なパラメータの場合と同様の構成を
とることもある。7はパラメータ調整手段1とモータ制
御装置8とのインターフェイスであり、その構成は装置
によって様々であり簡単なものは単に結線だけの場合も
あれば、複雑なものではパラメータの若干の加工や伝送
制御をつかさどる場合もある。
【0004】以上のように構成されたモータ制御装置の
パラメータ設定器の動作は簡単で、パラメータ調整手段
1の設定値をインターフェイス7を通してモータ制御装
置が読み取り、その値に相当する動作を行なうものであ
る。
【0005】また特開昭57−10805号公報にはプ
ロセス制御におけるパラメータの変更時の設定ミスの防
止を課題とした、操作手順の簡潔なパラメータ調整部を
具備する電子式調節計の記載がある。前記公報ではパラ
メータの値を現在の値から変化させるという構成までは
記載されているものの、パラメータ切替時の具体的な動
作や構成は記載されておらず、本願発明における小型高
機能化の課題も有していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、パラメータ調整手段自身がその値の記憶あ
るいは保持手段を兼ねているので、パラメータの種類の
数だけ可変抵抗器なり切換スイッチや1桁以上のディッ
プスイッチなどが必要となり、コスト的にもパラメータ
設定器の大きさ的にも制限があり多様化,高度化する要
求仕様に充分応えきれないという問題点があった。
【0007】本願発明における課題は、一定の大きさの
モータ制御装置の中にいかに多くの機能を盛りこむこと
ができるようにするかということである。特にサーボモ
ータの制御装置やいわゆるインバータは市販される多く
の種類のモータに汎用品として対応する必要があるの
で、多くのパラメータ調整機能が基本的に必要であり、
さらにいろいろな付加機能としてのパラメータの設定が
可能であることが商品性を決定する要件となっている。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、簡易で安価な構成で多くのパラメータを設定できる
モータ制御装置のパラメータ設定器を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のモータ制御装置のパラメータ設定器は、従来
例におけるパラメータ調整手段の持っていた記憶(保
持)機能を別のパラメータ記憶手段として独立させたも
のである。すなわち、従来例における複数のパラメータ
調整手段を、一個のパラメータ調整手段とパラメータの
種類を指定するパラメータ選択手段およびパラメータの
値をそれぞれ所定の場所に記憶するパラメータ記憶手段
との組合せで置き換えたものである。さらにはこのパラ
メータ記憶手段に不揮発性メモリを使用したものであ
る。
【0010】さらに上記の基本構成に加え、パラメータ
の現在値と設定あるいは調整したい値との一致判断手段
およびその結果を記憶する一致記憶手段とによって一致
しない間はその更新を禁止するように構成したものであ
る。
【0011】また上記の基本構成に加え、パラメータ記
憶手段をデータ選択手段とリセット検出手段と比較手段
と第1記憶手段と第2記憶手段とパラメータ待避手段と
を適宜組み合せて構成することで、通常のメモリに比べ
て書き込み回数が制限されており、書き込み時間も長く
かかる不揮発性記憶手段への書き込み動作を減らすよう
に構成したものである。
【0012】
【作用】この構成によって、一個のパラメータ調整手段
でパラメータ記憶手段の記憶容量かパラメータ選択手段
の指定できる種類の数かどちらか小さい方の制限内の種
類のパラメータを設定することが可能であり、パラメー
タ記憶手段に電気的メモリを用いることにより小型大容
量化が簡単にできるので、パラメータの種類の数は従来
例と比べて飛躍的に増加できる。また、パラメータ調整
手段が全てのパラメータに共通であることから生じる不
都合、すなわちパラメータの指定が変化した時に生じる
可能性のあるパラメータの現在値と設定あるいは調整値
とのずれに関しては、パラメータの更新が現在値と調整
値とが不一致の間は禁止され、その変更が常に現在値を
起点として行われることにより防止される。すなわち、
モータ制御装置にとって必要なパラメータのなめらかな
変更が実現できる。
【0013】また、一般に通常のメモリに比べて書き込
み回数が制限されており、書き込み時間も長くかかる不
揮発性記憶手段への書き込み動作を減らすことが可能と
なる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例におけるパラ
メータ設定器のブロック図である。図1において、1は
モータ制御装置の動作,機能などを決めるパラメータ調
整手段、2は複数個のパラメータのうちの特定のパラメ
ータを指定するパラメータ選択手段、3はパラメータ選
択手段2の指定が変化したことを検出する選択変化検出
手段、4はパラメータ調整手段1と、後述のパラメータ
記憶手段6のうちのパラメータ選択手段2で指定された
パラメータの現在値とを比較し、一致しているか、また
はその差が所定の値以下であるか、あるいは前回に比較
した時と大小関係がかわっている(以後一致と呼ぶ)か
否かを判断する一致判断手段、5は一致判断手段5の一
致状態を記憶し、選択変化検出手段3により、パラメー
タ選択手段2による指定が変更された時点で、不一致状
態となる一致記憶手段、6は一致記憶手段5の状態が一
致の時、パラメータ調整手段1の値を、パラメータ選択
手段2で指定された場所に記憶するパラメータ記憶手段
である。
【0016】図8は図1のパラメータ選択変化検出手段
3、一致判断手段4、一致記憶手段5、パラメータ記憶
手段6をマイコンで実現した場合のプログラムの内容を
示すフローチャートである。
【0017】以下、このフローチャートにしたがって本
発明の動作を説明する。プログラムがスタートすると、
パラメータ設定処理(ステップ1)とその他のモータ制
御装置の制御を繰り返しながら継続する。ただし、フロ
ーチャートには図8(a)に示すようにパラメータ設定
処理のみ記載している。
【0018】次にパラメータ設定処理を図8(b)を参
照しながら説明する。まず、パラメータ選択手段2の値
を読み込み(ステップ10)、変化したかどうかをチェ
ックし(ステップ11)、変化ありならば一致記憶手段
5を不一致状態にする(ステップ12)続いてパラメー
タ調整手段1の値を読み込み(ステップ13)、一致記
憶手段5の状態をチェックし(ステップ14)、一致状
態であればパラメータ記憶手段6のパラメータ選択手段
2で指定されたパラメータに相当する部分の内容をパラ
メータ調整手段1の値で更新する(ステップ18)。こ
の場合はここでサブルーチンから戻りプログラムの先頭
に戻る。ステップ14の段階で不一致状態であれば、パ
ラメータ記憶手段6の更新は行なわず、パラメータ記憶
手段6のパラメータ選択手段2で指定されたパラメータ
の部分を読み込み(ステップ15)、ステップ10で読
み込んだパラメータ調整手段1の値と比較する(ステッ
プ16)。その結果、不一致であれば再度プログラムの
先頭に戻る。ステップ16で一致であれば一致記憶手段
5を一致状態にし(ステップ17)サブルーチンから戻
り、再度プログラムの先頭に戻る。
【0019】以上のように本実施例によれば、パラメー
タ記憶手段6と選択手段2を設けることにより、パラメ
ータ調整手段を増設せずに簡単にパラメータの種類を増
加することができる。また、パラメータ記憶手段6の内
容とパラメータ調整手段1の値との一致判断手段4を設
けることにより、パラメータの変更を常に現在値を起点
にして行うことができ、なめらかな変更可能になる。
【0020】図2は本発明の第1の実施例におけるパラ
メータ設定器の中で基本構成を示したものである。図2
において、1はパラメータ調整手段、2はパラメータ選
択手段、6はパラメータ記憶手段である。そしてこのパ
ラメータ記憶手段を電気的に消去可能なPROMあるい
は磁気バブルなどの不揮発性記憶手段を使用することに
よりモータ制御装置の主電源をオフするごとにパラメー
タの値を調整し直す必要がなくなり、落雷などによる瞬
間停電による機器の停止などがなくなる。これはパラメ
ータ記憶手段に電気的な記憶素子を使用した場合に発生
する課題を解消する一つの手段である。他の手段として
メモリのバッテリーでのバックアップの手段もあるが、
バッテリーの交換などのメンテナンスは必要となり、モ
ータの制御装置はかならずしもメンテナンスの容易な場
所に設定されるとは限らないために基本的にはメンテナ
ンスフリーの構成が必要である。
【0021】以下本発明の第2の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施例
におけるモータ制御装置のパラメータ設定器のブロック
図である。図3において、パラメータ調整手段1、パラ
メータ選択手段2、パラメータ選択変化検出手段3、一
致判断手段4、一致記憶手段5は図1の構成と同様であ
る。図1の構成と異なるのは、図1におけるパラメータ
記憶手段6を以下のように構成した点である。
【0022】データ選択手段6eは第1の記憶手段6c
に記憶するデータをモータ制御装置のリセット検出手段
6aがリセットを検出した時には不揮発性記憶手段を用
いた第2の記憶手段6dに保持されているデータとし、
リセット時以外には前記パラメータ調整手段1の値とな
るようにしており、パラメータ待避指令手段6bは、前
記第1の記憶手段6cの内容を前記第2の記憶手段6d
に保持するタイミングを指令する手段で、例えばモータ
制御装置の主電源の電圧が所定の電圧以下になったこと
を検出する不足電圧検出手段などが考えられる。
【0023】以上のように構成された本発明の第2の実
施例におけるモータ制御装置のパラメータ設定器につい
て、図9に示すフローチャートにしたがってその動作を
説明する。ここではパラメータ待避指令手段6bが、不
足電圧検出手段である場合で説明する。
【0024】図9(a)に示すようにプログラムがスタ
ートすると、まずパラメータの登録処理(ステップ2)
として第2記憶手段6dの内容を全て第1記憶手段6c
にコピーする。これでパラメータはモータ制御装置の主
電源がオフする前と同じ状態になる。続いて第1の実施
例と同様のパラメータの設定処理を行い(ステップ
1)、不足電圧のチェックを行う(ステップ3)。以降
はステップ1と3を繰り返す。ステップ1のパラメータ
設定処理については第1の実施例を説明した図8(b)
と全く同じなので説明を省略し、ステップ2のパラメー
タ登録とステップ3の不足電圧のチェックについて図9
(b)及び、図10(a)にしたがって説明する。
【0025】まず、パラメータの登録について図9
(b)に示すフローチャートにしたがって説明する。最
初に第1記憶手段6c、第2記憶手段6dに記憶されて
いるi番目のパラメータを指定するポインタiを1に初
期化し(ステップ20)、第2記憶手段6dに記憶され
ているi番目のパラメータの値を第1記憶手段6cのi
番目のパラメータを記憶する部分にコピーする(ステッ
プ21)。続いてポインタiをインクリメントし(ステ
ップ22)、ポインタの値をパラメータの総数Nと比較
して全てのパラメータのコピーが完了したか否かをチェ
ックし(ステップ23)、完了していればリターンす
る。完了していなければステップ21,22,23を繰
り返す。
【0026】なお図10(b)の中でM1[i]は第1
記憶手段6cに記載されているi番目のパラメータの値
もしくは記憶すべき部分を表しており、ここでポインタ
iは記憶の仕方によっては必ずしもいわゆるメモリのア
ドレスと一致しなくてもよい。図9(b)のM2[i]
についても同様である。
【0027】次に、不足電圧のチェックについて図10
(a)に示すフローチャートで説明する。パラメータの
待避指令信号である不足電圧をチェックし(ステップ3
0)、不足電圧でなければそのままリターンする。もし
不足電圧であれば第1記憶手段6cの内容を第2記憶手
段6dに待避させ(ステップ31)、不足電圧でなくな
るまでループし(ステップ32)、不足電圧より復帰し
た時にリターンする。もちろん、モータ制御装置の主電
源が完全にオフされた時には、前記ループを廻りながら
プログラムは実行を停止することになる。なお、パラメ
ータの待避指令手段6bが不足電圧検出手段以外の例え
ば一定時間ごとに待避を指令するタイマであったり、モ
ータの駆動と停止の切り替わりを検出する手段であった
場合にはステップ32のループは不必要な場合もありう
る。
【0028】続いてパラメータの待避について図10
(b)に示すフローチャートにしたがって説明する。こ
の処理はパラメータのコピーの方向が異なるだけで前述
したパラメータの登録と全く同様の処理である。すなわ
ちステップ310はステップ20、ステップ312はス
テップ22、ステップ313はステップ23と全く同じ
であり、ステップ311はステップ21と違って第1記
憶手段6cの内容を第2記憶手段6dにコピーしてい
る。
【0029】以上のように第2の実施例によれば、第2
の記憶手段6bとして不揮発性記憶手段を用いることに
より、第1の実施例に比べてモータ制御装置の主電源を
オフするごとにパラメータの値を調整し直す必要がなく
なる。また、パラメータ待避指令手段6bを設けること
により、一般に通常のメモリに比べて書き込み回数が制
限されており、書き込み時間も長くかかる不揮発性記憶
手段への書き込み動作を減らすことができる。
【0030】図4は第2の実施例においてモータ制御装
置のパラメータ設定器の中で基本構成のみにおける実施
例を示したブロック図である。この構成において第2の
実施例と同様の不揮発性記憶手段への書き込み回数を減
らすという作用効果を有することはいうまでもない。
【0031】以下本発明の第3の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図5は本発明の第3の実施例
におけるモータ制御装置のパラメータ設定器のブロック
図である。図5において、パラメータ調整手段1、パラ
メータ選択手段2、パラメータ選択変化検出手段3、一
致判断手段4、一致記憶手段5、リセット検出手段6
a、パラメータ待避指令手段6b、第1記憶手段6c、
第2記憶手段6d、データ選択手段6eは図3の構成と
同様である。図3の構成と異なるのは比較手段6fを、
第1記憶手段6cの内容を第2記憶手段6dにコピーす
る際に、まずコピーする前にその内容を比較し異なるも
ののみコピーするように設けた点である。
【0032】以上のように構成した本発明の第3の実施
例におけるモータ制御装置のパラメータ設定器につい
て、図11に示すフローチャートにしたがってその動作
を説明する。
【0033】図11においてパラメータの登録(ステッ
プ2)とパラメータ設定(ステップ1)およびステップ
31とステップ32とは図10と全く同様である。図1
0と異なるのはステップ31の第1記憶手段6cの内容
を第2記憶手段6dに待避させる手順であり、図12に
おいて、ステップ310,311,312は図10
(b)と全く同様であり、異なるのはステップ311の
第1記憶手段6cの内容を第2記憶手段6dにコピーす
る処理の前に、第1記憶手段6cと第2記憶手段6dと
に記憶されているi番目のパラメータの値を比較し(ス
テップ314)、等しければステップ311の処理を省
略する点である。
【0034】以上のように第3の実施例によれば、第1
記憶手段6cと第2記憶手段6dとの内容の比較手段6
fを設けることにより、第2の実施例に比べてさらに不
揮発性記憶手段である第2記憶手段6dへの書き込み動
作の回数を減らすことができる。
【0035】図6は第3の実施例においてモータ制御装
置のパラメータ設定器の中で基本構成のみにおける実施
例を示したブロック図である。この構成において第3の
実施例と同様の不揮発性記憶手段への書き込み回数を減
らすという作用効果を有することはいうまでもない。
【0036】以下本発明の第4の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図7は本発明の第4の実施例
におけるモータ制御装置のパラメータ設定器のブロック
図である。図7において、パラメータ調整手段1、パラ
メータ選択手段2、パラメータ選択変化検出手段3、一
致判断手段4、一致記憶手段5、リセット検出手段6
a、第1記憶手段6c、第2記憶手段6d、データ選択
手段6eは図2の構成と同様である。図3の構成と異な
るのは図3におけるパラメータ待避指令手段6bを前記
パラメータ選択変化検出手段3と前記一致記憶手段5と
で代用し、前記パラメータ選択手段2が変化した時点
で、前記一致記憶手段5が一致状態の時、その直前で選
択されていたパラメータの値を前記第1記憶手段6cか
ら前記第2記憶手段に待避するように構成した点であ
る。
【0037】以上のように構成した本発明の第4の実施
例におけるモータ制御装置のパラメータ設定器につい
て、図13に示すフローチャートにしたがってその動作
を説明する。
【0038】図13においてパラメータの登録(ステッ
プ2)は図9と全く同様で、パラメータ設定(ステップ
1a)の処理の中で、前記第1記憶手段6cから前記第
2記憶手段6dにパラメータの値を待避するようにして
いるため、図10(a)における不足電圧のチェック
(ステップ3)が不要となっている。
【0039】図13(b)にしたがってパラメータ設定
(ステップ1a)の手順を説明する。図13(b)にお
いて、ステップ10からステップ14、ステップ16か
らステップ17までは図5(b)における(第1の実施
例における)パラメータ設定の手順と全く同様であり、
次の2点のみ異なる。すなわち第1点は図5(b)にお
いてはステップ15、ステップ18の更新や読み込みの
対象がパラメータ記憶手段であったものが、図13
(b)では第1記憶手段となっている点(ステップ15
a,18a)である。第2点はステップ11で前記パラ
メータ選択手段2が変化したと判断された場合、図13
(b)では、まず前記一致記憶手段5が一致状態か否か
を調べ(ステップ110)、一致状態であれば前記パラ
メータ選択手段2によって直前に選択されていたパラメ
ータの値を前記第1記憶手段6cから前記第2記憶手段
6dに待避する(ステップ111)点である。
【0040】以上のように第4の実施例によれば、前記
パラメータ選択変化手段3と前記一致記憶手段5とで前
記第1記憶手段6cから前記第2記憶手段6dへのパラ
メータの待避のタイミングを作成しているため、不揮発
性記憶手段である前記第2記憶手段6dへの書き込み動
作の回数を最小限におさえることができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明は、一個のパラメー
タ調整手段,パラメータの種類を指定するパラメータ選
択手段,パラメータの値を記憶するパラメータ記憶手段
を基本的構成とし、パラメータの現在値とパラメータ調
整手段との値を比較判断しその状態を記憶する手段を設
けることにより、簡単で安価な構成で多くのモータ制御
装置のパラメータを設定でき、多様化,高度化する要求
仕様に応えユーザによってより適したモータ制御装置を
提供することができる。
【0042】特にパラメータ記憶手段に不揮発性記憶手
段を用いることにより、多様なパラメータの設定を簡易
かつ小型の設定で可能としただけでなく、電源を切断す
るごとの再設定やさらには瞬間停電における機器の停止
がなくなる。また、前記パラメータ記憶手段をデータ選
択手段とリセット検出手段と比較手段と第1記憶手段と
第2記憶手段とパラメータ待避手段とを適宜組み合せて
構成することで、通常のメモリに比べて書き込み回数が
制限されており、書き込み時間も長くかかる不揮発性記
憶手段への書き込み動作を減らすことが可能となり、不
揮発性記憶手段の寿命を延すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるモータ制御装置
のパラメータ設定器のブロック図
【図2】同実施例におけるモータ制御装置のパラメータ
設定器の基本構成のみを使用した時のブロック図
【図3】本発明の第2の実施例におけるモータ制御装置
のパラメータ設定器のブロック図
【図4】同実施例におけるモータ制御装置のパラメータ
設定器の基本構成のみを使用した時のブロック図
【図5】本発明の第3の実施例におけるモータ制御装置
のパラメータ設定器のブロック図
【図6】同実施例におけるモータ制御装置のパラメータ
設定器の基本構成のみを使用したブロック図
【図7】本発明の第4の実施例におけるモータ制御装置
のパラメータ設定器のブロック図
【図8】本発明の第1の実施例の動作を表すフローチャ
ート
【図9】本発明の第2の実施例の動作を表すフローチャ
ート
【図10】同実施例の動作を表すフローチャート
【図11】本発明の第3の実施例の動作を表すフローチ
ャート
【図12】本発明の第3の実施例の動作を表すフローチ
ャート
【図13】本発明の第4の実施例の動作を表すフローチ
ャート
【図14】従来のモータ制御装置のパラメータ設定器の
ブロック図
【符号の説明】
1 パラメータ調整手段 2 パラメータ選択手段 3 選択変化検出手段 4 一致判断手段 5 一致記憶手段 6 パラメータ記憶手段 6a リセット検出手段 6b パラメータ待避指令手段 6c 第1記憶手段 6d 第2記憶手段 6e データ選択手段 7 インターフェイス 8 モータ制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬里 力 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ制御装置の動作,機能を決めるパラ
    メータ調整手段と、複数個のパラメータのうちの特定の
    パラメータを指定するパラメータ選択手段とを備えたモ
    ータ制御装置のパラメータ設定器において、 前記パラメータの値を記憶するパラメータ記憶手段を備
    え、このパラメータ記憶手段は不揮発性記憶手段で構成
    したことを特徴とするモータ制御装置のパラメータ設定
    器。
  2. 【請求項2】モータ制御装置の動作,機能を決めるパラ
    メータ調整手段と、複数個のパラメータのうちの特定の
    パラメータを指定するパラメータ選択手段とを備えたモ
    ータ制御装置のパラメータ設定器において、 前記パラメータの値を記憶するパラメータ記憶手段を備
    え、このパラメータ記憶手段はモータ制御装置の主電源
    の電圧が第1の所定電圧以上になり、モータ制御装置が
    リセットされたことを検出するリセット検出手段と、リ
    セット検出時と不足電圧検出時以外の通常の状態では、
    前記パラメータ調整手段の値を前記パラメータ選択手段
    で指定された場所に記憶する第1の記憶手段と、不揮発
    性記憶手段を用いた第2の記憶手段と、リセット時には
    前記第1の記憶手段に記憶するデータを前記第2の記憶
    手段の内容とし、他の場合は前記パラメータ調整手段の
    内容とするデータ選択手段と、前記第1の記憶手段のパ
    ラメータを前記第2の記憶手段に待避することを指令す
    るパラメータ待避指令手段とからなり、リセット時に前
    記第2の記憶手段の内容を前記第1の記憶手段にコピー
    し、パラメータ待避指令がある時には前記第1の記憶手
    段の内容を前記第2の記憶手段にコピーするように構成
    したことを特徴とするモータ制御装置のパラメータ設定
    器。
  3. 【請求項3】パラメータ待避指令手段に、モータ制御装
    置の主電源の電圧が、前記第1の所定の電圧より高い第
    2の所定電圧以下になったことを検出する不足電圧検出
    手段を用いたことを特徴とする請求項2記載のモータ制
    御装置のパラメータ設定器。
  4. 【請求項4】モータ制御装置の動作,機能を決めるパラ
    メータ調整手段と、複数個のパラメータのうちの特定の
    パラメータを指定するパラメータ選択手段とを備えたモ
    ータ制御装置のパラメータ設定器において、 前記パラメータの値を記憶するパラメータ記憶手段を備
    え、このパラメータ記憶手段はモータ制御装置の主電源
    の電圧が第1の所定電圧以上になり、モータ制御装置が
    リセットされたことを検出するリセット検出手段と、リ
    セット検出時と不足電圧検出時以外の通常の状態では、
    前記パラメータ調整手段の値をパラメータ選択手段で指
    定された場所に記憶する第1の記憶手段と、不揮発性記
    憶手段を用いた第2の記憶手段と、リセット時には前記
    第1の記憶手段に記憶するデータを前記第2の記憶手段
    の内容とし、他の場合は前記パラメータ調整手段の内容
    とするデータ選択手段と、前記第2の記憶手段に待避す
    ることを指令するパラメータ待避指令手段と、前記第1
    の記憶手段の内容と前記第2の記憶手段の内容とを比較
    する比較手段とからなり、リセット時に前記第2の記憶
    手段の内容を前記第1の記憶手段にコピーし、パラメー
    タ待避指令がある時には前記第1の記憶手段の内容のう
    ちを前記第2の記憶手段と異なるもののみコピーするよ
    うに構成したことを特徴とするモータ制御装置のパラメ
    ータ設定器。
  5. 【請求項5】パラメータ待避指令手段に、モータ制御装
    置の主電源の電圧が、前記第1の所定の電圧より高い第
    2の所定電圧以下になったことを検出する不足電圧検出
    手段を用いたことを特徴とする請求項4記載のモータ制
    御装置のパラメータ設定器。
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