JP2916220B2 - 自動二輪車の電子制御装置 - Google Patents

自動二輪車の電子制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動二輪車の構成部品に発生した故障内
容を電子制御により記憶させると共に、この故障内容を
表示させる一方、この記憶を消去可能とした電子制御装
置に関する。
(従来の技術) 自動二輪車には、種々の電子制御装置が設けられてい
る。そのうち例えばアンチスキッドのための制御装置
は、通常、車輪の回転速度を検出する回転センサーと、
この回転センサーの検出信号を入力する電子制御回路と
を備え、この制御回路は上記検出信号に基づく信号をア
クチュエータに出力してブレーキ力を調整させるように
なっている。
また、上記回転センサーなどに故障が発生したとき、
その故障内容を記憶する故障コードメモリーと、この故
障コードメモリーに記憶された故障内容を表示可能とす
るインジケータを駆動させるインジケータ駆動回路とが
上記制御回路内に設けられ、更に、上記故障コードメモ
リーから故障内容の記憶を消去可能とさせる記憶消去手
段が設けられている。
そして、オペレータが故障の有無を発見しようとし、
かつ、故障が発見された場合にこれを修理しようとする
ときには、まず、第1の操作として、上記制御回路を通
常の制御状態からテストモードの制御状態にさせてイン
ジケータにより故障内容を表示させる。これにより、故
障内容の表示があれば、これに従って、各故障箇所を修
理する。
全ての故障が修理されたと判断すれば、第2の操作と
して、上記制御回路に記憶消去信号を入力させて、上記
故障コードメモリーから故障内容の記憶を消去させる。
次に、第3の操作として、上記制御回路を上記したテ
ストモードの制御状態から通常の制御状態に戻せば、自
動二輪車は再び上記制御回路によって通常の制御状態で
制御されることとなる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記従来の技術では、制御回路により故障
内容が発見し、かつ、これを修理し、その後制御回路を
元の状態に復帰させるための上記した制御装置に対する
第1〜3操作は個々に行うこととされており、このた
め、この操作が煩雑となっている。
また、上記操作を可能とするための操作手段は別途に
設けられており、このため、制御装置の構成が複雑にな
っている。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなされたも
ので、制御回路により故障内容を発見し、かつ、これを
修理した後、制御回路を元の状態に復帰させようとする
とき、この復帰のための制御装置に対する操作が容易に
できるようにし、かつ、このようにした場合でも、制御
装置の構成を簡単にできるようにすることを目的とす
る。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするとこ
ろは、次の点にある。
請求項1の発明は、自動二輪車の構成部品を電子制御
する電子制御回路14を設け、かつ、上記構成部品と制御
回路14のいずれかに故障が発生したとき、この故障に基
づく信号を入力してこの故障内容を記憶する故障コード
メモリー23と、この故障コードメモリー23に記憶された
故障内容を表示可能とするインジケータ20を駆動させる
インジケータ駆動回路19とを上記制御回路14内に設け、
この制御回路14に記憶消去信号を入力させたとき、上記
故障コードメモリー23から故障内容の記憶が消去される
ようにした自動二輪車の電子制御装置において、 1)上記制御回路14が備えるスイッチ系入力インターフ
ェイス回路(スイッチ系回路)16に所定の信号が入力さ
れたとき、上記制御回路14がテストモードの制御状態に
されて上記故障コードメモリー23に記憶された故障内容
が上記インジケータ20で表示されるようにし、 2)エンジンを始動させるためのスタータスイッチ12に
対する所定の操作によって上記記憶消去信号を上記制御
回路14に入力させるようにし、 3)上記制御回路14への記憶消去信号への入力により上
記故障コードメモリー23に記憶されていた故障内容が全
て消去されたとき、上記制御回路14が自動的に通常の制
御状態に戻るようにしてある。
請求項2の発明は、自動二輪車の構成部品を電子制御
する電子制御回路14を設け、かつ、上記構成部品と制御
回路14のいずれかに故障が発生したとき、この故障に基
づく信号を入力してこの故障内容を記憶する故障コード
メモリー23を設け、この故障コードメモリー23に記憶さ
れた故障内容を表示可能とするインジケータ20を設け、
上記制御回路14に記憶消去信号を入力させたとき、上記
故障コードメモリー23から故障内容の記憶が消去される
ようにした自動二輪車の電子制御装置において、 1)上記制御回路14が備えるスイッチ系入力インターフ
ェイス回路(スイッチ系回路)16に所定の信号が入力さ
れたとき、上記制御回路14がテストモードの制御状態に
されて上記故障コードメモリー23に記憶された故障内容
が上記インジケータ20で表示されるようにし、 2)前輪ブレーキへの操作に連動して信号を出力する前
輪ブレーキスイッチ10、後輪ブレーキへの操作に連動し
て信号を出力する後輪ブレーキスイッチ11、およびエン
ジンを始動させるためのスタータスイッチ12を設け、上
記前輪ブレーキ、後輪ブレーキ、およびスタータスイッ
チ12のうち、少なくともいずれか2つのものに対するそ
れぞれ所定の操作によって上記記憶消去信号を上記制御
回路14に入力させるようにし、 3)上記制御回路14への記憶消去信号への入力により上
記故障コードメモリー23に記憶されていた故障内容が全
て消去されたとき、上記制御回路14が自動的に通常の制
御状態に戻るようにしてある。
(作 用) 上記構成による作用は次の如くである。
請求項1の発明は、自動二輪車の構成部品を電子制御
する電子制御回路14を設け、かつ、上記構成部品と制御
回路14のいずれかに故障が発生したとき、この故障に基
づく信号を入力してこの故障内容を記憶する故障コード
メモリー23と、この故障コードメモリー23に記憶された
故障内容を表示可能とするインジケータ20を駆動させる
インジケータ駆動回路19とを上記制御回路14内に設け、
この制御回路14に記憶消去信号を入力させたとき、上記
故障コードメモリー23から故障内容の記憶が消去される
ようにした自動二輪車の電子制御装置において、 1)上記制御回路14が備えるスイッチ系入力インターフ
ェイス回路(スイッチ系回路)16に所定の信号が入力さ
れたとき、上記制御回路14がテストモードの制御状態に
されて上記故障コードメモリー23に記憶された故障内容
が上記インジケータ20で表示されるようにしてある。
このため、上記インジケータ20により故障内容を知る
ことができる。
また、2)エンジンを始動させるためのスタータスイ
ッチ12に対する所定の操作によって上記記憶消去信号を
上記制御回路14に入力させるようにしてある。
このため、上記したスタータスイッチ12に対する所定
の操作を、このスタータスイッチ12に対する通常の操作
では行わない特異なものとしておけば、上記スタータス
イッチ12に対する通常の操作中に、上記故障コードメモ
リー23における記憶が無意図的に消去されるということ
が防止される。
そして、上記したように、支障が生じない既設のスタ
ータスイッチ12の利用により、エンジンを始動させると
きと同じような要領で、上記スタータスイッチ12に対し
上記所定の操作をすれば、上記故障コードメモリー23に
記憶されている故障内容を消去させることができ、この
ため、この消去の操作は容易にできる。
また、上記の場合、故障コードメモリー23に記憶され
ている故障内容の消去は、上記したようにスタータスイ
ッチ12という自動二輪車に既設の部品の利用により達成
されることから、上記消去のための操作に別途の操作手
段は不要である。
更に、3)上記制御回路14への記憶消去信号への入力
により上記故障コードメモリー23に記憶されていた故障
内容が全て消去されたとき、上記制御回路14が自動的に
通常の制御状態に戻るようにしてある。
このため、故障内容が全て消去された後、制御回路14
を上記したテストモードの制御状態から、元の通常の制
御状態に戻してやるための操作は不要である。
また、上記の場合、制御回路14を通常の制御状態に戻
すのは電子的に行われるだけのため、このように元に戻
すために別途の操作手段を設けるということは不要であ
る。
請求項2の発明は、上記請求項1の発明における
「2)エンジンを始動させるためのスタータスイッチ12
に対する所定の操作によって上記記憶消去信号を上記制
御回路14に入力させるようにし、」にかえて、2)前輪
ブレーキへの操作に連動して信号を出力する前輪ブレー
キスイッチ10、後輪ブレーキへの操作に連動して信号を
出力する後輪ブレーキスイッチ11、およびエンジンを始
動させるためのスタータスイッチ12を設け、上記前輪ブ
レーキ、後輪ブレーキ、およびスタータスイッチ12のう
ち、少なくともいずれか2つのものに対するそれぞれ所
定の操作によって上記記憶消去信号を上記制御回路14に
入力させるようにしてある。
このため、記憶消去信号を制御回路14に入力させるた
めの所定の操作が少なくとも2つのものに対してなされ
る分、故障コードメモリー23における記憶が無意図的に
消去されるということは、より確実に防止される。
他の作用は、前記請求項1のものと同様である。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
自動二輪車は車体に前輪と後輪とを備え、後輪がエン
ジンにより駆動されて、走行可能とされる。また、前輪
ブレーキと、後輪ブレーキとが設けられ、上記前輪ブレ
ーキはハンドルレバーの把持操作によりブレーキ力を生
じる第2図中図示の油圧式前輪ブレーキアクチュエータ
1を備え、このブレーキ力により前輪が制動されるよう
になっている。一方、上記後輪ブレーキはブレーキペダ
ルの踏み込み操作によりブレーキ力を生じる第2図中図
示の油圧式後輪ブレーキアクチュエータ2を備え、この
ブレーキ力により後輪が制動されるようになっている。
また、自動二輪車にはその他のアクチュエータ3が設
けられている。
ところで、自動二輪車では、急制動時に車輪がロック
されると、車体が容易に横滑りするという現象が生じ
る。そこで、上記ブレーキ力を制御してこの車輪にある
程度の回転を許容させ、上記現象の発生を防止するよう
にした、いわゆるアンチスキッド用の電子式制御装置5
が設けられ、これは次のように構成されている。
即ち、前輪の回転速度を検出する前輪回転センサー
6、後輪の回転速度を検出する後輪回転センサー7、お
よびその他のセンサー8が設けられている。また、前輪
ブレーキのハンドルレバーを操作したとき、この操作に
連動して信号を出力する前輪ブレーキスイッチ10、後輪
ブレーキのブレーキペダルを操作したとき、この操作に
連動して信号を出力する後輪ブレーキスイッチ11、およ
びエンジンを始動する際にON操作されるスタータのスタ
ータスイッチ12が設けられている。
また、上記各センサー6,7,8やスイッチ10,11,12から
の各信号を入力し、これに基づき前記各アクチュエータ
1,2,3に信号を出力して、ブレーキ力を調整させる制御
回路14が設けられている。
上記制御回路14は、上記各センサー6,7,8からの検出
信号を入力するセンサー系入力インターフェイス回路15
と、各スイッチ10,11,12からの所定のON,OFF信号を入力
するスイッチ系回路であるスイッチ系入力インターフェ
イス回路16と、これら各回路15,16の出力信号を入力し
てアクチュエータ駆動回路17に信号を出力する中央制御
回路18とを備えている。
上記各アクチュエータ1,2,3の駆動状態等は上記中央
制御回路18からの信号により、上記制御回路14内に設け
られたインジケータ駆動回路19を介してインジケータ20
に表示可能とされる。その他、21は電源回路、22はROM/
RAMである。
また、上記各構成部品のうちいずれかのものに故障が
発生したとき、この故障に基づく信号を入力してこの故
障内容を記憶する故障コードメモリー23が上記制御回路
14内に設けられている。即ち、例えば、前輪が、あるあ
り得ない回転数であることを前輪回転センサー6が検出
した場合には、この前輪回転センサー6が故障であると
いう故障内容が故障コードメモリー23に記憶させられ
る。そして、上記故障内容は上記インジケータ駆動回路
19におけるインジケータ20の駆動によって、このインジ
ケータ20により表示され、これによってオペレータはど
のような故障が生じているかを発見でき、これはその後
の修理に役立たせることができる。
また、上記制御回路14に記憶消去信号を入力させたと
き、上記故障コードメモリー23から故障内容の記憶が消
去されるようになっている。
上記記憶消去信号は、上記スタータスイッチ12に対す
る所定の操作によって発生させられ、上記制御回路14に
入力させられるようになっている。この所定の操作は、
例えばスタータスイッチ12を3〜4秒の間に断続的に4
〜8回ONを繰り返し操作することである。
なお、上記所定の操作に代えて、第1に、4秒の間に
前輪ブレーキへの操作を介して前輪ブレーキスイッチ10
を3回操作し、その後、続けて後輪ブレーキへの操作を
介して後輪ブレーキスイッチ11を3回操作することとし
てもよい。
また、第2に、4秒の間に前輪ブレーキスイッチ10と
後輪ブレーキスイッチ11の上記操作を3回交互に繰り返
すようにしてもよい。
更に、スタータスイッチ12と前輪ブレーキスイッチ10
の組み合せで上記第1、もしくは第2の操作を行うよう
にしてもよい。
また、スタータスイッチ12と後輪ブレーキスイッチ11
の組み合せで上記第1、もしくは第2の操作を行うよう
にしてもよい。
なお、上記操作子10,11,12に対する所合の操作は、自
動二輪車に対する通常の操作では行わない特異なもので
あり、このため、上記操作子への通常の操作中に、上記
故障コードメモリー23における記憶が無意図的に消去さ
れるということは防止される。
第1図において、図は上記制御回路14の故障コードメ
モリー23に記憶された故障の記録を消去させるためのフ
ローチャートを示し、図中(P−1)〜(P−9)は各
ステップを示している。
上記消去をしようとするときには、まず、電源をONに
する(P−1)。次に、(P−2)で、上記制御回路14
がテストモードの制御状態か否かが判断される。この場
合、前記前輪ブレーキスイッチ10、後輪ブレーキスイッ
チ11、およびスタータスイッチ12を予め決めてある所定
の操作に従って操作することにより、上記制御回路14が
備えるスイッチ系回路であるスイッチ系入力インターフ
ェイス回路16に所定の信号が入力されたとき、上記制御
回路14が上記テストモードの制御状態にされるようにな
っている。また、別の手段として、スイッチ系入力イン
ターフェイス回路16の端子24を接地させることいより、
同上テストモードの制御状態にさせるようにしてもよ
い。
そして、上記テストモードの制御状態でない場合に
は、通常の制御状態での制御がなされる(P−3)。一
方、同上(P−2)において、テストモードの制御状態
であると判断されれば、上記故障コードメモリー23に記
憶された故障内容が上記インジケータ20においてコード
表示される(P−4)。
次に、(P−5)において、その他のセンサー8、前
輪ブレーキスイッチ10、後輪ブレーキスイッチ11による
スイッチ入力、つまり、これらに対する前記した所定の
操作が行われていなければ、(P−4)に戻るが、この
所定の操作があれば、その入力信号のパターン読み込み
が行われ(P−6)、かつ、予め定めてある規定パター
ンとの比較が行われる(P−7)。ここで、この比較に
おいて両者不一致であれば、(P−4)に戻るが、一致
すれば、故障コードメモリー23における故障の記録が消
去され(P−8)、この後、通常の制御状態(P−3)
に自動的に戻る。
なお、以上のフローチャートによれば、故障コードメ
モリー23に記憶されていた故障内容の全てが一時に消去
されるが、その記憶を一つづつ消去させるように次のよ
うにしてもよい。
即ち、上記(P−8)において例えば、古いものから
順に一つづつ消去するようにし、(P−9)において全
部消去されるまで(P−4)〜(P−8)を繰り返す。
そして、全て消去されたとき、自動的にに(P−3)に
戻る。
なお、以上は図示の例によるが、インジケータ20は自
動二輪車に装備されたものであってもよく、故障コード
メモリー23に記憶されたものをみようとするときに、上
記制御回路14に接続させるような自動二輪車とは別に設
けたものであってもよい。
(発明の効果) この発明によれば、次の効果が生じる。
即ち、自動二輪車の構成部品を電子制御する電子制御
回路を設け、かつ、上記構成部品と制御回路のいずれか
に故障が発生したとき、この故障に基づく信号を入力し
てこの故障内容を記憶する故障コードメモリーと、この
故障コードメモリーに記憶された故障内容を表示可能と
するインジケータを駆動させるインジケータ駆動回路と
を上記制御回路内に設け、この制御回路に記憶消去信号
を入力させたとき、上記故障コードメモリーから故障内
容の記憶が消去されるようにした自動二輪車の電子制御
装置において、 1)上記制御回路が備えるスイッチ系回路に所定の信号
が入力されたとき、上記制御回路がテストモードの制御
状態にされて上記故障コードメモリーに記憶された故障
内容が上記インジケータで表示されるようにしてある。
このため、上記インジケータにより故障内容を知るこ
とができる。
また、2)エンジンを始動させるためのスタータスイ
ッチに対する所定の操作によって上記記憶消去信号を上
記制御回路に入力させるようにしてある。
このため、上記したスタータスイッチに対する所定の
操作を、このスタータスイッチに対する通常の操作では
行わない特異なものとしておけば、上記スタータスイッ
チに対する通常の操作中に、上記故障コードメモリーに
おける記憶が無意図的に消去されるということが防止さ
れる。
そして、上記したように、支障が生じない既設のスタ
ータスイッチの利用により、エンジンを始動させるとき
と同じような要領で、上記スタータスイッチに対し上記
所定の操作をすれば、上記故障コードメモリーに記憶さ
れている故障内容を消去させることができ、このため、
この消去の操作は容易にでき、よって、その分、制御装
置に対する操作が容易にできる。
また、上記の場合、故障コードメモリーに記憶されて
いる故障内容の消去は、上記したようにスタータスイッ
チという自動二輪車に既設の部品の利用により達成され
ることから、上記消去のための操作に別途の操作手段は
不要であり、よって、上記制御装置は簡単な構成にでき
る。
更に、3)上記制御回路への記憶消去信号への入力に
より上記故障コードメモリーに記憶されていた故障内容
が全て消去されたとき、上記制御回路が自動的に通常の
制御状態に戻るようにしてある。
このため、故障内容が全て消去された後、制御回路を
上記したテストモードの制御状態から、元の通常の制御
状態に戻してやるための操作は不要であり、よって、そ
の分、上記制御回路に対する操作は容易にできる。
また、上記の場合、制御回路を通常の制御状態に戻す
のは電子的に行われるだけのため、このように元に戻す
ために別途の操作手段を設けるということは不要であ
り、よって、上記制御回路は更に簡単な構成にできる。
請求項2の発明は、上記請求項1の発明における
「2)エンジンを始動させるためのスタータスイッチに
対する所定の操作によって上記記憶消去信号を上記制御
回路に入力させるようにし、」にかえて、2)前輪ブレ
ーキへの操作に連動して信号を出力する前輪ブレーキス
イッチ、後輪ブレーキへの操作に連動して信号を出力す
る後輪ブレーキスイッチ、およびエンジンを始動させる
ためのスタータスイッチを設け、上記前輪ブレーキ、後
輪ブレーキ、およびスタータスイッチのうち、少なくと
もいずれか2つのものに対するそれぞれ所定の操作によ
って上記記憶消去信号を上記制御回路に入力させるよう
にしてある。
このため、記憶消去信号を制御回路に入力させるため
の所定の操作が少なくとも2つのものに対してなされる
分、故障コードメモリーにおける記憶が無意図的に消去
されるということは、より確実に防止される。
他の効果は、前記請求項1のものと同様である。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図はフローチャート
図、第2図は電子制御ユニットのブロックダイアグラム
である。 5……制御装置、10……前輪ブレーキスイッチ、11……
後輪ブレーキスイッチ、12……スタータスイッチ、14…
…制御回路、16……スイッチ系入力インターフェイス回
路(スイッチ系回路)、19……インジケータ駆動回路、
20……インジケータ、23……故障コードメモリー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動二輪車の構成部品を電子制御する電子
    制御回路を設け、かつ、上記構成部品と制御回路のいず
    れかに故障が発生したとき、この故障に基づく信号を入
    力してこの故障内容を記憶する故障コードメモリーと、
    この故障コードメモリーに記憶された故障内容を表示可
    能とするインジケータを駆動させるインジケータ駆動回
    路とを上記制御回路内に設け、この制御回路に記憶消去
    信号を入力させたとき、上記故障コードメモリーから故
    障内容の記憶が消去されるようにした自動二輪車の電子
    制御装置において、 1)上記制御回路が備えるスイッチ系回路に所定の信号
    が入力されたとき、上記制御回路がテストモードの制御
    状態にされて上記故障コードメモリーに記憶された故障
    内容が上記インジケータで表示されるようにし、 2)エンジンを始動させるためのスタータスイッチに対
    する所定の操作によって上記記憶消去信号を上記制御回
    路に入力させるようにし、 3)上記制御回路への記憶消去信号への入力により上記
    故障コードメモリーに記憶されていた故障内容が全て消
    去されたとき、上記制御回路が自動的に通常の制御状態
    に戻るようにした自動二輪車の電子制御装置。
  2. 【請求項2】自動二輪車の構成部品を電子制御する電子
    制御回路を設け、かつ、上記構成部品と制御回路のいず
    れかに故障が発生したとき、この故障に基づく信号を入
    力してこの故障内容を記憶する故障コードメモリーを設
    け、この故障コードメモリーに記憶された故障内容を表
    示可能とするインジケータを設け、上記制御回路に記憶
    消去信号を入力させたとき、上記故障コードメモリーか
    ら故障内容の記憶が消去されるようにした自動二輪車の
    電子制御装置において、 1)上記制御回路が備えるスイッチ系回路に所定の信号
    が入力されたとき、上記制御回路がテストモードの制御
    状態にされて上記故障コードメモリーに記憶された故障
    内容が上記インジケータで表示されるようにし、 2)前輪ブレーキへの操作に連動して信号を出力する前
    輪ブレーキスイッチ、後輪ブレーキへの操作に連動して
    信号を出力する後輪ブレーキスイッチ、およびエンジン
    を始動させるためのスタータスイッチを設け、上記前輪
    ブレーキ、後輪ブレーキ、およびスタータスイッチのう
    ち、少なくともいずれか2つのものに対するそれぞれ所
    定の操作によって上記記憶消去信号を上記制御回路に入
    力させるようにし、 3)上記制御回路への記憶消去信号への入力により上記
    故障コードメモリーに記憶されていた故障内容が全て消
    去されたとき、上記制御回路が自動的に通常の制御状態
    に戻るようにした自動二輪車の電子制御装置。
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