JP2005351237A - 動力装置の起動スイッチの故障検出装置及び故障検出方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 複数系統のそれぞれのオンオフを切り替える複数のスイッチを備える装置において、複数のスイッチの少なくとも1つの異常を検出する技術を提供する。
【解決手段】 本発明は、複数の系統のそれぞれのオンオフを切り替える複数のスイッチの少なくとも1つの異常を検出するスイッチ異常検出装置である。この装置は、複数のスイッチのそれぞれのオンオフ状態を検出するスイッチ状態検出部と、想定されたオンオフ状態の組合せを格納する状態格納部と、検出された複数のスイッチのオンオフ状態の組合せと、格納された組合せとに応じて複数のスイッチの少なくとも1つのスイッチの異常を検出する判定部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンその他の動力装置の起動スイッチの故障検出に関する。
従来、エンジンのスターターへの供給電流とスタータスイッチのオンオフの状態とを照合してスタートスイッチの異常を検知する方法(特許文献1)や、エンジンの運転状態とスタータスイッチのオンオフの状態とを比較してスタータスイッチの異常を検知する方法(特許文献2)が提案されている。
特開平5−321799号公報 特開平5−321801号公報
しかし、従来技術では、スタータスイッチ以外のスイッチについては故障検知を行うことができない。さらに、ハイブリッド自動車システムその外の複数の系統から構成される複雑なシステムでは、各スイッチの操作とその反応に基づいて故障の特定を行うことが困難となっていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、複数系統のそれぞれのオンオフを切り替える複数のスイッチを備える装置において、複数のスイッチの少なくとも1つの異常を検出する技術を提供することを目的とする。
本発明は、N個(Nは2以上の整数)の系統のそれぞれのオンオフを切り替えるN個のスイッチの少なくとも1つの異常を検出するスイッチ異常検出装置であって、
前記N個のスイッチが正常であることを仮定して想定されたオンオフ状態の組合せと、前記N個のスイッチのうちの少なくとも1つのスイッチが故障したことを仮定して想定されたオンオフ状態の組合せと、の少なくとも一方を格納する状態格納部と、
前記N個のスイッチのそれぞれのオンオフ状態を検出するとともに、前記検出されたN個のスイッチのオンオフ状態の組合せと、前記格納された組合せとに応じて前記N個のスイッチの少なくとも1つのスイッチの異常を検出する判定部と、
を備えることを特徴とする。
本発明のスイッチ異常検出装置では、検出されたN個のスイッチのオンオフ状態の組合せと、予め想定された組合せと、に応じてN個のスイッチの少なくとも1つのスイッチの異常が検出されるので、簡易にスイッチの異常を検出することができる。
ここで、「スイッチの異常」は、スイッチ自体の故障だけでなく、ユーザによるスイッチ操作の内容を検出する機構をも含む広い概念を有する。すなわち、「スイッチの異常」は、機構的なスイッチの破損だけでなく、たとえば自己保持回路を用いて構成されるスイッチ回路の異常も含まれる。また、「異常を検出」とは、故障が検知されることだけでなく、正常であることが確認できないことをも含む広い意味を有する。
上記スイッチ異常検出装置において、前記状態格納部は、さらに、前記オンオフ状態の組合せの状態遷移を表す遷移情報を格納し、
前記判定部は、さらに、前記遷移情報と、前記検出されたオンオフ状態の組合せの状態遷移とに応じて、前記異常を検出するようにしても良い。こうすれば、さらに精度良く異常を検出することができる。
上記スイッチ異常検出装置において、前記判定部は、前記判定部の起動時と停止時の少なくとも一方を含む所定のタイミングにおける前記検出されたオンオフ状態の組合せに応じて、前記異常を検出するようにしても良い。
上記スイッチ異常検出装置において、前記オンオフ状態の組合せの状態の持続時間を計測するタイマーを備え、
前記判定部は、前記持続時間が所定の時間よりも長いか否かに応じて前記異常を検出するようにしても良い。
上記スイッチ異常検出装置において、
前記N個の系統は、動力部と、補機部と、前記動力部を制御する制御部とを含み、
前記N個のスイッチは、前記動力部のオンオフを切り替える動力部スイッチと、前記補機部のオンオフを切り替える補機部スイッチと、前記制御部のオンオフを切り替える制御部スイッチとを含み、
前記判定部は、前記動力部スイッチのオンオフ状態を検出する動力部スイッチ状態検出部と、前記補機部スイッチのオンオフ状態を検出する補機部スイッチ状態検出部と、前記制御部スイッチのオンオフ状態を検出する制御部スイッチ状態検出部とを含むようにしても良い。
なお、本発明は、スイッチの異常検出方法やスイッチ異常検出装置を搭載する移動体などの装置その他の種々の態様で実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.本発明の第1実施例におけるスタータスイッチと故障検知システムの構成:
B.本発明の第1実施例におけるスタータスイッチの故障検知の方法:
C.本発明の第2実施例におけるスタータスイッチの故障検知の方法:
D.本発明の第3実施例におけるスタータスイッチの故障検知の方法:
E.変形例:
A.本発明の実施例におけるスタータスイッチと故障検知システムの構成:
図1は、本発明の第1実施例におけるスタータスイッチ100と故障検知システム205の構成を示す説明図である。スタータスイッチ100は、アクセサリ系統(ACC系統)、イグニッション系統(IG系統)、およびエンジンスタータ系統(ST系統)の3つの系統のオンオフスイッチとして機能する。一方、故障検知システム205は、エンジン制御ユニット(ECU)200に内蔵されている。ECU200は、IG系統と同時に電力が供給されるように回路が構成されている。
故障検知システム205は、判定部210と状態格納部220とを備えている。判定部210には、ACC系統、IG系統、およびST系統のそれぞれのオンオフ状態を表すACCステータス信号、IGステータス信号、およびSTステータス信号がスタータスイッチ100から供給されている。判定部210は、各系統のオンオフ状態の状態遷移の履歴を格納するためのメモリ230を備えている。状態格納部220は、本実施例では、ACC系統、IG系統、およびST系統の予め想定された各系統のオンオフ状態の状態遷移を表す情報を格納するリードオンリーメモリとして構成されている。この格納された情報の詳細については後述する。
図2は、本発明の第1実施例における自動車用のスタータスイッチ100の外観とその機能を示す説明図である。図2(a)は、スタータスイッチ100の外観を示している。スタータスイッチ100は、キーホール120を有するローター110と、スイッチハウジング130とを備えている。キーホール120は、自動車のキー(図示せず)が差し込まれるためのキー孔である。スイッチハウジング130には、スタータスイッチ100の操作状態を示すための刻印が施されている。この刻印には、「OFF」や「ACC」、「IG」、「ST」といったものがある。
スタータスイッチ100の操作は以下のようにして行われる。スタータスイッチ100は、ローター110をスイッチハウジング130に対して回転させることによって操作される。ローター110の回転は、運転者が自動車のキーをキーホール120に差し込んで回転させることによって行われる。運転者は、キーの一端が「OFF」や「ACC」、「IG」、「ST」のいずれかの位置に任意にキーを回転させることができる。ただし、スタータスイッチ100は、「OFF」、「ACC」、および「IG」の3つのポジションでのみ固定できるように構成されている。
図2(b)は、キーの各位置におけるスタータスイッチ100の状態を示している。キーの各位置は、3つの系統のオンオフ状態が異なる5つの領域A〜Eに分けることができる。
(1)領域A:3系統の全てがオフ。
(2)領域B:アクセサリ系統のみがオン。
(3)領域C:アクセサリ系統とイグニッション系統のみがオン。
(4)領域D:3系統の全てがオン。
(5)領域E:アクセサリ系統のみがオフ。
図3は、スタータスイッチ100の操作シーケンスと3つの系統のオンオフ状態とを示す説明図である。図3(a)と図3(b)では、これらがそれぞれ表とダイアグラムとで表現されている。この操作シーケンスは、図示しない自動車エンジンを作動させるためのシーケンスである。この操作シーケンスは、(1)初期状態、(2)アクセサリオン、(3)イグニッションオン、(4)スタータオン、(5)スタータオフ、(6)イグニッションオフ、(7)アクセサリオフの順に進行する。
操作内容は以下のとおりである。初期状態では、キー位置は領域Aにある。領域Aでは、図2(b)に示されるように3系統の全てがオフとなっている。アクセサリオンの操作は、キー位置が領域Bに移動するようにキーを回転させる操作である。アクセサリオンの操作が実行されると、ACC系統のみがオンとなる。イグニッションオンの操作は、キー位置が領域Cに移動するようにキーを回転させる操作である。イグニッションオンの操作が実行されると、ACC系統に加えてIG系統がオンとなる。
スタータオンの操作は、キー位置が領域Dと領域Eとに移動するようにキーを回転させる操作である。スタータオンの操作が実行されると、エンジンスタータ系統(ST系統)に電力が供給されてエンジンが起動される。ここで、「領域D」は、ST系統がオンとなる領域である。「領域E」は、アクセサリ系統をオフとしてST系統への電力の供給能力を増大させる領域である。エンジンが起動されると、スタータオフの操作(キーを領域Cに戻す操作)がなされてST系統がオフとなる。この状態では、ACC系統とIG系統とがオンとなっている状態でエンジンが作動している。
イグニッションオフの操作は、キー位置を領域Bに戻す操作である。この操作は、図示しないエンジンを停止させるための操作である。イグニッションオフの操作が実行されると、エンジンの停止シーケンスが開始される。エンジンの停止シーケンスが完了すると、ECU200がオフとなってその機能が停止する(図3(b))。アクセサリオフの操作は、キー位置を領域Aに戻す操作である。アクセサリオフの操作が実行されると、初期状態に戻って3系統の全てがオフとなる。
このように、スタータスイッチ100は、ACC系統、IG系統、およびST系統の3つの系統のそれぞれのオンオフを切り替える3個のスイッチを含んでいる。なお、3個のスイッチは、特許請求の範囲における「N個のスイッチ」に相当する。
B.本発明の第1実施例におけるスタータスイッチの故障検知の方法:
図4は、本発明の第1実施例において想定された各系統のスイッチの故障モードとその状態を示す表である。ACC OFF故障は、スタータスイッチ100の操作に拘わらずECU200がACC系統の操作入力が常時OFFであると認識する故障モードである。この故障モードは、断線等の理由によってACC Status信号(たとえば高電位状態)がECU200に送信されないモードである(図1)。この故障モードでは、ECU200は、デフォルト状態としてACC系統の操作入力がOFFであると認識する。
一方、ACC ON故障は、スタータスイッチ100の操作に拘わらずECU200がACC系統の操作入力が常時ONであると認識する故障モードである。この故障モードは、短絡等の理由によってACC Status信号がECU200に常時送信されるモードである。なお、IG OFF故障やIG ON故障、ST OFF故障やST ON故障といった故障モードも同様の原因で発生する故障モードである。
図5は、本発明の第1実施例における各故障モードにおける各系統のオンオフ状態の状態遷移を示す表である。図5(a)は、ACC OFF故障時における各系統のオンオフ状態の状態遷移を示しており、また、図5(b)〜図5(f)は、それぞれACC ON故障時、IG OFF故障時、IG ON故障時、ST OFF故障時、およびST ON故障時における各系統のオンオフ状態の状態遷移を示している。
なお、シーケンス番号の1番と2番の状態が削除されているのは、これらの状態では異常の検知を行う判定部210を有するECU200が作動していないからである。この表の内容は、状態格納部220に格納されている。
判定部210は、検出された各系統のオンオフ状態の状態遷移の履歴をメモリ230に格納するとともに、図5(a)〜図5(f)のいずれかに該当するか否かを決定する。この結果、メモリ230に格納された履歴と、状態格納部220に格納された図5(a)〜図5(f)の表とを照合して一致するものがあれば故障モードを特定することができる。
このように、第1実施例では、エンジンの起動から停止までの作動シーケンスにおいて検出された各系統のオンオフ状態の状態遷移の履歴と、このシーケンスにおいて各故障モード毎に予め想定された各系統のオンオフ状態とを照合することによって簡易にスタータスイッチ100の故障を検知するとともに、故障モードを特定することもできる。
C.本発明の第2実施例におけるスタータスイッチの故障検知の方法:
本発明の第2実施例は、操作シーケンスの一部にのみ着目して故障の検知を行う点で操作シーケンスの全体に基づく第1実施例と異なる。第2実施例は、スタータスイッチ100の機構の制限によって状態遷移の自由度が限られている点を利用している。状態遷移の自由度の制限とは、たとえばスタータスイッチ100のキー位置(図2)が領域Bから領域Aや領域Cには直接移行することができるが、領域Cを飛び越えて領域Dや領域Eに移行できないという制限である。
図6は、本発明の第2実施例においてACC OFF故障が検知される様子を示す説明図である。ACC OFF故障は、ACC系統、IG系統、およびST系統の状態が、それぞれ「OFF」、「ON」、および「OFF」の状態と「OFF」、「ON」、および「ON」の状態とが連続したことを検出することによって検知することができる。このような検知が可能なのは、ACC系統、IG系統、およびST系統がそれぞれ「OFF」、「ON」、および「OFF」の状態は、ACC OFF故障時におけるキー位置C(図2)の状態と、IG ON故障時におけるキー位置Aの状態と、ST OFF故障時におけるキー位置Eの状態としかなく、「OFF」、「ON」、および「ON」の状態に直接的に遷移可能なのはACC OFF故障時におけるキー位置Cだけだからである。
図7は、本発明の第2実施例においてST ON故障が検知される様子を示す説明図である。ST ON故障は、ACC系統、IG系統、およびST系統の状態が、それぞれ「ON」、「OFF」、および「ON」の状態と「ON」、「ON」、および「ON」の状態とが連続したことを検出することによって検知することができる。このような検知が可能なのは、ACC系統、IG系統、およびST系統がそれぞれ「ON」、「OFF」、および「ON」の状態は、ST ON故障時におけるキー位置Bの状態と、IG OFF故障時におけるキー位置Dの状態としかなく、「ON」、「ON」、および「ON」の状態に直接的に遷移可能なのはST ON故障時におけるキー位置Bだけだからである。
一方、ACC系統、IG系統、およびST系統の状態が、それぞれ「ON」、「OFF」、および「ON」の状態と、「ON」、「ON」、および「ON」の状態でなく「ON」、「OFF」、および「OFF」の状態とが連続したことを検出することによってIG OFF故障を検知することができる。
このように、エンジンの起動から停止までの作動シーケンスの一部において検出された各系統のオンオフ状態の状態遷移の履歴と、このシーケンスにおいて各故障モード毎に予め想定された各系統のオンオフ状態とを照合することによってスタータスイッチ信号の故障を特定するようにしても良い。
D.本発明の第3実施例におけるスタータスイッチの故障検知の方法:
図8は、本発明の第3実施例におけるスタータスイッチ100と故障検知システム205aの構成を示す説明図である。故障検知システム205aは、判定部210の代わりに判定部210aを有する点で第1実施例の故障検知システム205と異なる。判定部210aは、タイマー240を備えている点で判定部210と異なる。
タイマー240を用いれば、たとえばACC系統の状態だけでACC OFF故障を検知することが可能である。この検知方法は、故障検知システム205、205aが前述のエンジンの停止シーケンスの処理を行っているときを除いてIG ON状態でのみ作動する点と、IG ON状態では必ずACC ON状態であるようにスタータスイッチ100が構成されている点とに着目して構成されたものである。
この検知方法は、図3(b)におけるイグニッションオフから故障検知システム205aを備えるECU200aの停止までの時間が有限であることを利用している。この時間では、前述のエンジンの停止シーケンスの処理が行われている。この停止シーケンスは、所定の時間で終了することが予め分かっているため、この所定の時間よりも十分に長い時間だけACC status信号が入力されなければACC OFF故障を検知することが可能であることが分かる。
このように、各系統のオンオフ状態が持続し得る時間が予め分かっている場合には、検出された各系統のオンオフ状態とその持続時間に基づいてスタータスイッチ信号の故障を特定するようにしても良い。
なお、タイマー240は、検出のタイミングの決定に使用することもできる。たとえば判定部の起動時といった特定のタイミングにおける各系統のオンオフ状態が予め分かっている場合には、特定のタイミングで各系統のオンオフ状態を検出して予め想定されたオンオフ状態と比較することによって異常を検出することもできる。
E.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形例が可能である。
E−1.上記実施例では、検出された各系統のオンオフ状態の状態遷移や持続時間に基づいて故障が検出されているが、たとえば検出された各系統のオンオフ状態のみに基づいて故障を検出するようにしても良い。
具体的には、ACC系統、IG系統、およびST系統の状態が、それぞれ「ON」、「OFF」、および「ON」の状態や「OFF」、「ON」、および「OFF」の状態、「OFF」、「OFF」、および「OFF」の状態といった故障なしでは生じ得ない状態が発生した場合には、故障があることを検知することがある。このような検知は、三つの系統のスイッチが正常であることを仮定して想定されたオンオフ状態の組合せ状態格納部に格納することによって実現することができる。このような検知が行われた場合には、故障の内容を特定することなく自己診断処理機能の起動や警告の表示を行うようにしても良い。
このように、本発明で使用する判定部は、一般に、複数のスイッチのそれぞれのオンオフ状態を検出するとともに、検出された複数のスイッチのオンオフ状態の組合せと、格納された組合せとに応じて複数のスイッチの少なくとも1つのスイッチの異常を検出するように構成されていれば良い。
ここで、「スイッチの異常」は、スイッチ自体の故障だけでなく、ユーザによるスイッチ操作の内容を検出する機構をも含む広い概念を有する。すなわち、「スイッチの異常」は、機構的なスイッチの破損だけでなく、たとえば自己保持回路を用いて構成されるスイッチ回路の異常も含まれる。また、「異常を検出」とは、故障が検知されることだけでなく、正常であることが確認できないことをも含む広い意味を有する。
E−2.上記実施例では、自動車用エンジンのスタータスイッチの故障検出を行っているが、たとえばエンジンとモーターのハイブリッド方式の自動車の動力装置の制御スイッチに適用しても良い。本発明は、一般に、複数の系統のそれぞれのオンオフを切り替える複数のスイッチに適用することができる。
E−3.上記実施例では、各系統のオンオフ状態の状態遷移の履歴をメモリ230に格納するように構成されているが、たとえばメモリ230を不揮発性メモリとすれば判定部の停止時における各系統のオンオフ状態も異常の判定に利用できる。特に、判定部の停止時における各系統のオンオフ状態が予め分かっている場合には、停止時における各系統のオンオフ状態を検出して予め想定されたオンオフ状態と比較することによって異常を検出することもできる。
E−4.上記実施例では、判定部205、205aは、ECU200に内蔵されており、IG ON状態でのみ作動するように構成されているが、たとえばアクセサリ系統の一部として構成しても良いし、故障検知の対象となる系統から完全に独立して作動するように構成しても良い。
本発明の第1実施例におけるスタータスイッチ100と故障検知システム205の構成を示す説明図。 本発明の第1実施例における自動車用のスタータスイッチ100の外観とその機能を示す説明図。 スタータスイッチ100の操作シーケンスと3つの系統のオンオフ状態とを示す説明図。 本発明の第1実施例における各系統のスイッチの故障モードとその状態を示す表。 本発明の第1実施例における各故障モードにおける各系統のオンオフ状態の状態遷移を示す表。 本発明の第2実施例においてACC OFF故障が検知される様子を示す説明図。 本発明の第2実施例においてST ON故障およびIG OFF故障が検知される様子を示す説明図。 本発明の第3実施例におけるスタータスイッチ100と故障検知システム205aの構成を示す説明図。
符号の説明
100…スタータスイッチ
110…ローター
120…キーホール
130…スイッチハウジング
200…ECU
205、205a…故障検知システム
210、210a…判定部
220…状態格納部
230…メモリ
240…タイマー

Claims (6)

  1. N個(Nは2以上の整数)の系統のそれぞれのオンオフを切り替えるN個のスイッチの少なくとも1つの異常を検出するスイッチ異常検出装置であって、
    前記N個のスイッチが正常であることを仮定して想定されたオンオフ状態の組合せと、前記N個のスイッチのうちの少なくとも1つのスイッチが故障したことを仮定して想定されたオンオフ状態の組合せと、の少なくとも一方を格納する状態格納部と、
    前記N個のスイッチのそれぞれのオンオフ状態を検出するとともに、前記検出されたN個のスイッチのオンオフ状態の組合せと、前記格納された組合せとに応じて前記N個のスイッチの少なくとも1つのスイッチの異常を検出する判定部と、
    を備えることを特徴とする、スイッチ異常検出装置。
  2. 請求項1記載のスイッチ異常検出装置であって、
    前記状態格納部は、さらに、前記オンオフ状態の組合せの状態遷移を表す遷移情報を格納し、
    前記判定部は、さらに、前記遷移情報と、前記検出されたオンオフ状態の組合せの状態遷移とに応じて、前記異常を検出する、スイッチ異常検出装置。
  3. 請求項1または2に記載のスイッチ異常検出装置であって、
    前記判定部は、前記判定部の起動時と停止時の少なくとも一方を含む所定のタイミングにおける前記検出されたオンオフ状態の組合せに応じて、前記異常を検出する、スイッチ異常検出装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のスイッチ異常検出装置であって、さらに、
    前記オンオフ状態の組合せの状態の持続時間を計測するタイマーを備え、
    前記判定部は、前記持続時間が所定の時間よりも長いか否かに応じて前記異常を検出する、スイッチ異常検出装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のスイッチ異常検出装置であって、
    前記N個の系統は、
    動力部と、
    補機部と、
    前記動力部を制御する制御部と、
    を含み、
    前記N個のスイッチは、
    前記動力部のオンオフを切り替える動力部スイッチと、
    前記補機部のオンオフを切り替える補機部スイッチと、
    前記制御部のオンオフを切り替える制御部スイッチと、
    を含み、
    前記判定部は、
    前記動力部スイッチのオンオフ状態を検出する動力部スイッチ状態検出部と、
    前記補機部スイッチのオンオフ状態を検出する補機部スイッチ状態検出部と、
    前記制御部スイッチのオンオフ状態を検出する制御部スイッチ状態検出部と、
    を含む、スイッチ異常検出装置。
  6. N個(Nは2以上の整数)の系統のそれぞれのオンオフを切り替えるN個のスイッチの少なくとも1つの異常を検出する方法であって、
    (a)前記N個のスイッチが正常であることを仮定して想定されたオンオフ状態の組合せと、前記N個のスイッチのうちの少なくとも1つのスイッチが故障したことを仮定して想定されたオンオフ状態の組合せと、の少なくとも一方を格納する工程と、
    (b)前記N個のスイッチのそれぞれのオンオフ状態を検出する工程と、
    (c)前記検出されたN個のスイッチのオンオフ状態の組合せと、前記格納された組合せとに応じて前記N個のスイッチの少なくとも1つのスイッチの異常を検出する工程と、
    を備えることを特徴とする、スイッチ異常検出方法。
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