JP6830725B2 - ショベル - Google Patents

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Description

本発明は、ショベルに関する。
ショベルの旋回時に、操作レバーの操作量に応じて旋回速度または旋回トルクの指令値が変化する。ショベルは、掘削作業、クレーン作業等の種々の作業に使用される。掘削作業では、掘削地点でバケットに保持した土砂を、ダンプトラックの荷台まで旋回搬送する。クレーン作業では、バケットに付属するフックを用いて搬送対象物を移動させる。掘削作業においては、作業の効率を高めるために、旋回速度の向上が求められる。クレーン作業においては、正確にフックの位置決めを行うための操作性の向上が求められる。
下記の特許文献1に、旋回速度が目標速度に達するまでの加速度を調整することが可能なショベルが開示されている。特許文献1に開示されたショベルは、旋回加速度を調整するための調整ボリュームを含む。オペレータ(操作者)が調整ボリュームを操作することにより、旋回加速度を調整することができる。旋回加速度の設定値が大きい場合、旋回速度が短時間で目標速度に達する。旋回加速度の設定値が小さい場合、旋回速度が目標速度に達するまでの時間が長くなる。
特開2009−68197号公報
特許文献1に開示されたショベルでは、操作者が、作業に応じて好ましい旋回加速度が得られるように、調整ボリュームを調整しなければならない。操作者が操作レバーの操作に加えて、調整ボリュームの操作を行わなければならないため、操作が煩わしくなる。また、調整ボリュームの操作を忘れると、操作者が想定した速さとは異なる速さで上部旋回体が旋回してしまう。
本発明の目的は、旋回速度を速くしたい操作と、遅くしたい操作との切り換えの煩わしさを軽減し、作業に応じた良好な操作性を実現することが可能なショベルを提供することである。
本発明の一観点によると、
下部走行体と、
前記下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体と、
前記下部走行体に対して前記上部旋回体を旋回させる動力を発生する旋回電動モータと、
中立位置からの操作量を検知する操作器から取得される操作量に基づいて、前記旋回電動モータの回転速度またはトルクを指令する動作指令値を生成し、前記動作指令値に基づいて前記旋回電動モータを制御するコントローラと
を有し、
前記上部旋回体を旋回させる動力は前記旋回電動モータのみで発生され、
前記コントローラは、
前記操作量に基づいて、前記操作量に対する前記動作指令値の変化率を変えて前記旋回電動モータを制御し、
現在の操作が微操作である場合、所定のトルクを前記動作指令値に基づくトルクに上乗せして前記旋回電動モータを制御するショベルが提供される。
操作者は、操作量に対する動作指令値の変化率を変えるために、操作器の操作以外の特定の操作を行う必要が無い。このため、操作者は、操作器の操作に加えて、他の操作を行うという煩わしさから解放される。
図1は、実施例によるショベルの側面図である。 図2は、実施例によるショベルのブロック図である。 図3Aは、操作器の概略図であり、図3Bは、旋回モータの駆動制御を行う制御ブロック図である。 図4は、コントローラが実行する制御のフローチャートである。 図5Aは、操作レバーの操作開始時点からの経過時間と、操作量との関係の例を示すグラフであり、図5Bは、操作器の操作量と、旋回モータを制御するための動作指令値との関係を示すグラフである。 図6Aは、通常操作モードにおける操作量と動作指令値との時間変化の一例を示すグラフであり、図6Bは、微操作モードにおける操作量と動作指令値との時間変化の一例を示すグラフである。 図7Aは、コントローラの機能の一例を示す機能ブロック図であり、図7Bは、旋回モータが速度制御される場合のインバータ制御部の機能の一例を示す機能ブロック図であり、図7Cは、旋回モータがトルク制御される場合のインバータ制御部の機能の一例を示す機能ブロック図である。 図8Aは、他の実施例によるショベルのコントローラの一例を示す機能ブロック図である。 図8Bは、インバータ制御部の機能の一例を示す機能ブロック図である。 図9は、さらに他の実施例によるショベルのコントローラで実行される処理のフローチャートである。 図10Aは、さらに他の実施例によるショベルのコントローラの一部の機能ブロック図であり、図10Bは、ローパスフィルタのフィルタ特性の一例を示すグラフである。 図11は、さらに他の実施例によるショベルのブロック図である。
図1に、実施例によるショベルの側面図を示す。下部走行体10に、上部旋回体11が旋回可能に搭載されている。上部旋回体11に、ブーム12、アーム13、及びバケット14が連結されている。ブームシリンダ15がブーム12を駆動する。アームシリンダ16がアーム13を駆動する。バケットシリンダ17がバケット14を駆動する。上部旋回体11に搭載された旋回モータ18が、上部旋回体11を旋回させる動力を発生する。旋回モータ18には、電動モータを用いることができる。コントローラ19が旋回モータ18を制御する。上部旋回体11に、操作者によって操作される操作器20が配置されている。操作器20は、例えば操作レバー20Aを含み、操作者による操作を検知する。
バケット14に代えて、他のアタッチメントをアーム13の先端に取り付けることも可能である。バケット14以外のアタッチメントとして、クラッシャ、ブレーカ、リフティングマグネット等が挙げられる。
図2に、実施例によるショベルのブロック図を示す。エンジン30、電動発電機31、及びメイン油圧ポンプ32が、トルク伝達機構33を介して相互に接続されている。電動発電機31は、発電運転及び電動運転(アシスト運転)を行うことができる。発電運転時には、エンジン30の動力が電動発電機31に伝達される。アシスト運転時には、電動発電機31で発生する動力が、メイン油圧ポンプ32に伝達される。メイン油圧ポンプ32の回転軸が、パイロット圧用油圧ポンプ39に連結されている。
電動発電機31及び旋回モータ18が、それぞれインバータ34及び36を介して蓄電回路35に接続されている。旋回モータ18で発生したトルクが、減速機38を介して上部旋回体11(図1)に伝達される。旋回モータ18は、上部旋回体11の旋回速度の減速時に回生電力を発生する。
メイン油圧ポンプ32は、コントロールバルブ40に作動油を供給する。パイロット圧用油圧ポンプ39は、操作器20に一次パイロット圧を供給する。操作器20は、操作状況に応じて一次パイロット圧を二次パイロット圧に変換する。二次パイロット圧は、コントロールバルブ40及び圧力センサ21に供給される。
コントロールバルブ40は、二次パイロット圧に応じて、作動油をブームシリンダ15、アームシリンダ16、バケットシリンダ17、油圧モータ22、23に振り分ける。油圧モータ22、23は、下部走行体10(図1)の左右のクローラを駆動する。圧力センサ21は、二次パイロット圧を電気信号に変換する。この電気信号は、コントローラ19に入力される。
操作器20は、上部旋回体11の旋回操作に関する操作量に応じて電気信号を発生する。この電気信号は、コントローラ19に入力される。コントローラ19は、圧力センサ21及び操作器20からの電気信号に基づいて、ブーム12の上げ下げ、アーム13の開閉、バケット14の開閉、下部走行体10の動作、上部旋回体11の旋回動作に関する操作情報を得る。
レゾルバ37が、旋回モータ18の回転速度を検出する。この検出結果が、コントローラ19に入力される。
蓄電回路35は、蓄電装置及び昇降圧コンバータを含む。蓄電装置から、昇降圧コンバータを介して、インバータ34及び36に直流電力が供給される。電動発電機31で発電された電力、及び旋回モータ18で発生した回生電力が、それぞれインバータ34及び36を介して蓄電回路35に供給される。これらの電力により、蓄電装置が充電される。
コントローラ19がインバータ34を制御することにより、電動発電機31の発電運転またはアシスト運転が行われる。さらに、コントローラ19がインバータ36を制御することにより、旋回モータ18が駆動される。コントローラ19は、電動発電機31及び旋回モータ18で必要となる電力、及び蓄電装置の充電状態に応じて蓄電回路35の充放電制御を行う。
図3Aに、操作器20の概略図を示す。操作器20は、2本の操作レバー、及び2つのペダルを含む。2本の操作レバーによって、旋回モータ18、ブーム12、アーム13、及びバケット14に対する操作が行われる。ペダルによって、下部走行体10のクローラに対する操作が行われる。図3Aは、旋回モータ18に対する操作を行う操作レバー20Aが示されている。中立位置にある操作レバー20Aが実線で示されている。破線で示されているように、操作レバー20Aは、中立位置から正方向または負方向に向って倒される。例えば、正方向への操作が右旋回に対応し、負方向への操作が左旋回に対応する。
位置センサ20Bが、操作レバー20Aの操作量を検出し、検出された操作量OAを出力する。操作量OAは、例えば電気信号である。
図3Bに、旋回モータ18の駆動制御を行う制御ブロック図を示す。操作器20から出力された操作量OAが、コントローラ19に入力される。コントローラ19は、インバータ36に制御信号SCを送信する。インバータ36は、制御信号SCに基づいて、旋回モータ18に駆動電流を供給する。レゾルバ37で検出された回転速度の測定値SRが、コントローラ19にフィードバックされる。コントローラ19は、回転速度の測定値SRに基づいて、フィードバック制御を行う。
次に、図4を参照して、実施例によるショベルの旋回モータ18(図2)の制御方法について説明する。
図4に、コントローラ19が実行する制御のフローチャートを示す。ステップS10において、中立位置から操作を開始したときの操作量OAの時間変化に基づいて、現在の操作が「通常操作」であるか「微操作」であるかを判定する。ここで、「微操作」とは、「通常操作」に比べてアタッチメントの先端位置を微調整するのに適している操作を意味する。中立位置から操作レバー20Aを通常の速さで倒した場合には、この操作は通常操作であると判定され、中立位置から操作レバー20Aを通常の速さよりもゆっくり倒した場合には、この操作は微操作であると判定される。現在の操作が微操作か否かの詳細な判定方法については、後に図5Aを参照して説明する。
現在の操作が微操作であると判定された場合には、ステップS11において、微操作モードで旋回モータ18を制御する。現在の操作が通常操作であると判定された場合には、ステップS12において、通常操作モードで旋回モータ18を制御する。微操作モード時には、通常操作モード時と比べて、操作量OAに対する旋回モータの回転速度の目標値の変化率が小さい条件で旋回モータ18が制御される。微操作モード及び通常操作モードは、操作器20が中立位置に復帰するまで継続される。微操作モード及び通常操作モードでの詳細な制御方法については、後に図5Bを参照して説明する。
次に、図5Aを参照して、現在の操作が「通常操作」であるか「微操作」であるかを判定する方法について説明する。
図5Aは、操作レバー20A(図3A)の操作開始時点からの経過時間と、操作量OAとの関係の例を示す。横軸は経過時間を表し、縦軸は操作量OAを表す。中立位置において操作量OAが0である。操作レバー20Aを正方向に倒すと、操作量OAが正方向に増大し、操作レバー20Aを負方向に倒すと、操作量OAが負方向に増大する。現在の操作が「通常操作」であるか「微操作」であるかを判定するための判定操作量OAjが定義されている。
操作レバー20Aを中立位置から正方向に倒すと、操作量OAが、時間の経過とともに増加する。操作レバー20Aを正方向に通常の速さで倒した時の操作量OAの時間変化を太い実線OA1で表し、ゆっくり倒した時の操作量OAの変化を細い実線OA2で表す。細い実線OA2の傾きは、太い実線OA1の傾きより緩やかである。
操作量OAの絶対値が判定操作量OAjより小さい範囲に収まっている期間における操作量OAの時間変化率に基づいて、現在の操作が通常操作であるか微操作であるかが判定される。具体的には、操作量OAの絶対値が、中立位置から判定操作量OAjに達するまでの時間が、判定閾値tj以上の場合に、現在の操作が微操作であると判定され、判定閾値tj未満の場合に、現在の操作が通常操作であると判定される。
図5Aに示した例では、太い実線OA1で示された操作は、通常操作であると判定され、細い実線OA2で示された操作は、微操作であると判定される。
次に、図5Bを参照して、通常操作モード及び微操作モードにおける旋回モータ18の制御方法について説明する。
図5Bは、操作器20(図3A、図3B)の操作量OAと、旋回モータ18(図3B)を制御するための動作指令値OCとの関係を示す。横軸は操作量OAを表し、縦軸は動作指令値OCを表す。横軸の原点が、操作器20の中立位置に相当する。動作指令値OCは、例えば旋回モータ18の回転速度の目標値を指令する値である。なお、動作指令値OCとして、旋回モータ18が発生するトルクの目標値を指令する値を採用してもよい。図5Bの操作量OAが正の領域は、旋回モータ18を右旋回させる動作指令値OCを示しており、操作量OAが負の領域は、旋回モータ18を左旋回させる動作指令値OCを示している。
コントローラ19(図3B)に、通常操作モード時の操作量OAと動作指令値OCとの関係(通常操作時の関係)R1を定義する情報、及び微操作モード時の操作量OAと動作指令値OCとの関係(微操作時の関係)R2を定義する情報が記憶されている。操作量OAに、中立位置を含む通常操作時の不感帯DZ1、及び中立位置を含み、通常操作時の不感帯DZ1よりも狭い微操作時の不感帯DZ2が定義されている。
通常操作時の関係R1においては、操作量OAが通常操作時の不感帯DZ1の範囲内で動作指令値OCが0である。操作量OAの絶対値が通常操作時の不感帯DZ1の上限値を超えると、動作指令値OCが出力される。操作量OAの絶対値が増加するに従って、動作指令値OCも大きくなる。動作指令値OCが、上限値OCMに達すると、操作量OAが増加しても、動作指令値OCは上限値OCMで一定になる。
微操作時の関係R2においては、操作量OAが微操作時の不感帯DZ2の範囲内で動作指令値OCが0である。操作量OAの絶対値が微操作時の不感帯DZ2の上限値を超えると、動作指令値OCが出力される。操作量OAの絶対値が増加するに従って、動作指令値OCも大きくなる。
微操作時の不感帯DZ2の範囲内で、現在の操作が通常操作であるか微操作であるかの判定が行われる。すなわち、判定操作量OAj(図5A)は、微操作時の不感帯DZ2の上限値以下である。なお、微操作時の不感帯DZ2の上限値と、判定操作量OAj(図5A)とを同一の値にすることが好ましい。両者を同一にすると、現在の操作が微操作であると判定された直後に、旋回モータ18を動かし始めることができる。
操作量OAが微操作時の不感帯DZ2の上限値を超えた時点での微操作時の関係R2における操作量OAに対する動作指令値OCの変化率は、通常操作時の不感帯DZ1の上限値を超えた時点での通常操作時の関係R1における操作量OAに対する動作指令値OCの変化率よりも小さい。また、操作量OAが通常操作時の不感帯DZ1の上限値を超えて、動作指令値OCが上限値OCMに達するまでの範囲で、微操作時の関係R2における操作量OAに対する動作指令値OCの変化率は、通常操作時の関係R1における操作量OAに対する動作指令値OCの変化率よりも小さい。
微操作時の不感帯DZ2の外側で、かつ通常操作時の不感帯DZ1の内側の範囲では、微操作時の関係R2における動作指令値OCが、通常操作時の関係R1における動作指令値OCよりも大きい。操作量OAが、通常操作時の不感帯DZ1の上限値よりもやや大きくなった時点で、微操作時の関係R2における動作指令値OCが、通常操作時の関係R1における動作指令値OCと等しくなる。両者が等しくなる操作量OAよりも操作量OAが大きい範囲では、微操作時の関係R2における動作指令値OCが、通常操作時の関係R1における動作指令値OCより小さい。
ステップS10(図4)において、現在の操作が通常操作と判定された場合には、通常操作時の関係R1に基づいて、現在の操作量OAから動作指令値OCを生成し、動作指令値OCに基づいて旋回モータ18を制御する(ステップS12)。現在の操作が微操作と判定された場合には、微操作時の関係R2に基づいて、現在の操作量OAから動作指令値OCを生成し、動作指令値OCに基づいて旋回モータ18を制御する(ステップS11)。
次に、図6A及び図6Bを参照して、通常操作モード時、及び微操作モード時の旋回モータ18の動作について説明する。図6A及び図6Bでは、操作器20が正の方向(右旋回方向)に操作された例を示す。操作器20が負の方向に操作された場合には、図6A及び図6Bに示された操作量OAの符号が負になり、動作指令値OCが左旋回方向を示す値に変わる。
図6Aに、通常操作モードにおける操作量OAと動作指令値OCとの時間変化の一例を示す。図6Aにおいて、細い実線が操作量OAを示し、太い実線が動作指令値OCを示す。操作量OAが中立位置から判定操作量OAjに達するための時間が、判定閾値tjより短いため、図6Aに示した操作は、通常操作であると判定される。このため、動作指令値OCの生成には、通常操作時の通常操作時の関係R1(図5B)が適用される。
操作量OAが通常操作時の不感帯DZ1の上限値に達するまでは、動作指令値OCが0である。操作量OAが通常操作時の不感帯DZ1の上限値を超えると、通常操作時の関係R1(図5B)に基づいて、現在の操作量OAから動作指令値OCが生成される。この動作指令値OCに基づいて、旋回モータ18(図3B)が制御される。
図6Bに、微操作モードにおける操作量OAと動作指令値OCとの時間変化の一例を示す。図6Bにおいて、細い実線が操作量OAを示し、太い実線が動作指令値OCを示す。操作量OAが中立位置から判定操作量OAjに達するまでの時間が、判定閾値tjより長いため、図6Bに示した操作は、微操作であると判定される。このため、動作指令値OCの生成には、微操作時の関係R2(図5B)が適用される。
操作量OAが微操作時の不感帯DZ2の上限値に達するまでは、動作指令値OCが0である。操作量OAが微操作時の不感帯DZ2の上限値を超えると、微操作時の関係R2(図5B)に基づいて、現在の操作量OAから動作指令値OCが生成される。この動作指令値OCに基づいて、旋回モータ18(図3B)が制御される。
微操作モード(図6B)では、通常操作モード(図6A)に比べて、操作量OAの変化量が同一でも、動作指令値OCが緩やかに変化する。さらに、微操作モード(図6B)では、通常操作モード(図6A)に比べて、操作量OAが同一でも、中立位置の近傍を除いて動作指令値OCが小さい。
次に、上記実施例の優れた効果について説明する。図6A及び図6Bに示したように、微操作モードでは、通常操作モードに比べて、操作量OAの変化量が同一でも、動作指令値OCが緩やかに変化する。このため、アタッチメントの先端の位置を微調整する操作を容易に行うことができる。
微操作モード時の操作量OAと動作指令値OCとの微操作時の関係R2(図5B)は、通常操作モード時の操作量OAと動作指令値OCとの通常操作時の関係R1(図5B)に比べて、直線に近い。このため、微操作時に、操作バーの操作に対して旋回モータ18の反応が直線的に変化する。これにより、アタッチメントの先端の位置を微調整するときの操作性が向上する。
さらに、上記実施例では、微操作時の不感帯DZ2(図5B)が通常操作時の不感帯DZ1よりも狭い。このため、現在の操作が微操作であると判定されたときに、通常操作時に比べて旋回モータ18の動き始めが早くなる。通常、微操作を行う際には、操作器20が中立位置の近傍で頻繁に操作される。不感帯が広い場合には、中立位置の近傍で頻繁に行われる操作の各々の操作量を大きくしなければならない。上記実施例では、微操作時の不感帯DZ2が狭くされているため、中立位置の近傍における頻繁な操作の操作性が向上する。
さらに、上記実施例では、操作器20を中立位置からゆっくり操作すると、旋回モータ18が微操作モードで制御され、中立位置から通常の速さで操作すると、旋回モータ18が通常操作モードで制御される。操作者は、微操作モードと通常操作モードとのいずれかを選択するためにスイッチ等を操作する必要がない。このため、操作モードを選択するという煩わしい操作から解放され、操作器20の操作に集中することができる。また、スイッチ等の操作忘れを防止することができる。実際に、操作者は、微小な操作を行いたい場合には操作器20をゆっくり動かし始める。このため、操作者の意図に合致する操作モードが選択される。
図7Aに、コントローラ19の機能ブロック図の一例を示す。コントローラ19は、第1の動作指令生成部51、第2の動作指令生成部52、微操作判定部53、操作モード切替部54、及びインバータ制御部55を含む。第1の動作指令生成部51、第2の動作指令生成部52、及び微操作判定部53に、現在の操作量OAが入力される。
第1の動作指令生成部51に、操作量OAと動作指令値OCとの通常操作時の関係R1(図5B)を定義する情報が記憶されており、第2の動作指令生成部52に、操作量OAと動作指令値OCとの微操作時の関係R2(図5B)を定義する情報が記憶されている。第1の動作指令生成部51は、現在の操作量OAと、通常操作時の関係R1とに基づいて、動作指令値OC1を出力する。第2の動作指令生成部52は、現在の操作量OAと、微操作時の関係R2とに基づいて、動作指令値OC2を出力する。動作指令値OC1、OC2によって、旋回モータ18の回転速度の目標値またはトルクの目標値が指令される。
操作モード切替部54は、第1の動作指令生成部51の出力である動作指令値OC1及び第2の動作指令生成部52の出力である動作指令値OC2の一方を選択して、動作指令値OCとしてインバータ制御部55に与える。
微操作判定部53は、現在の操作量OAの時間変化に基づいて、現在の操作が微操作か通常操作かを判定する。具体的な判定方法は、図5Aを参照して説明した通りである。現在の操作が微操作であると判定された場合には、第2の動作指令生成部52の出力である動作指令値OC2がインバータ制御部55に入力されるように、微操作判定部53が操作モード切替部54を制御する。現在の操作が通常操作であると判定された場合には、第1の動作指令生成部51の出力である動作指令値OC1がインバータ制御部55に入力されるように、微操作判定部53が操作モード切替部54を制御する。
インバータ制御部55は、動作指令値OCに基づいて、インバータ36に与える制御信号SCを発生する。このとき、旋回モータ18の回転速度の測定値SR、及びインバータ36の出力電流の測定値Iに基づくフィードバック制御が行われる。インバータ36は、制御信号SCに基づいて、旋回モータ18に駆動電流を供給する。旋回モータ18は、減速機38を介して、上部旋回体11を旋回させる。
図7Bに、旋回モータ18を速度制御する場合のインバータ制御部55の機能ブロック図の一例を示す。インバータ制御部55は、速度制御部55A、及び電流制御部55Bを含む。図7Bに示した例では、動作指令値OCによって、旋回モータ18の回転速度の目標値が指令される。
旋回モータ18の回転速度の測定値SRが、速度制御部55Aにフィードバックされる。速度制御部55Aは、回転速度の目標値である動作指令値OCと、回転速度の測定値SRとに基づいて、回線速度が動作指令値OCに近づくように、トルク指令値TCを出力する。
インバータ36の出力電流の測定値Iが、電流制御部55Bにフィードバックされる。電流制御部56は、トルク指令値TCと電流の測定値Iとに基づいて、インバータ36に制御信号SCを与える。
図7Cに、旋回モータ18をトルク制御する場合のインバータ制御部55の機能ブロック図の一例を示す。インバータ制御部55は電流制御部55Bを含む。図7Cに示した例では、動作指令値OCによって、旋回モータ18のトルクの目標値が指令される。トルクの目標値は、トルク指令値TC(図7B)に相当する。
インバータ36の出力電流の測定値Iが、電流制御部55Bにフィードバックされる。電流制御部56は、動作指令値OCで指令されたトルクの目標値と電流の測定値Iとに基づいて、インバータ36に制御信号SCを与える。旋回モータ18をトルク制御する場合には、旋回モータ18の回転速度の測定値SR(図7A)は、フィードバック制御に用いる必要はない。
図7A及び図7Bに示した例では、微操作判定部53が操作モード切替部54の切り替えを行うことにより、微操作モード及び通常操作モードの一方が選択されて、旋回モータ18の制御が行われる。
次に、図8A及び図8Bを参照して他の実施例について説明する。以下、図1〜図7に示した実施例との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図8Aに、本実施例によるショベルのコントローラの機能ブロック図の一例を示す。図8Aに示した実施例では、コントローラ19が追加トルク生成部57を含む。追加トルク生成部57は、上部旋回体11が静止した状態から旋回を開始するときの静止摩擦力に相当する追加トルク指令値TAを生成する。追加トルク指令値TAは、開閉スイッチ58を介してインバータ制御部55に入力される。
インバータ制御部55は、動作指令値OC1に基づくトルクの目標値に、追加トルク指令値TAを上乗せした値を、新たなトルクの目標値として、旋回モータ18を制御する。
微操作判定部53が、開閉スイッチ58の開閉動作を制御する。現在の操作が微操作であると判定された場合には、開閉スイッチ58が閉じられ、現在の操作が通常操作であると判定された場合には、開閉スイッチ58が開かれる。このため、現在の操作が微操作であると判定された場合に、電流制御部56に与えられるトルクの指令値、すなわち旋回モータ18が発生するトルクの目標値は、操作量OAから求まるトルクの目標値に、静止摩擦力に相当するトルクが上乗せされた値になる。
操作者が操作器20を操作して、旋回モータ18にトルクが発生しても、静止摩擦力に相当するトルク以下である場合には、旋回モータ18は旋回を開始しない。旋回モータ18が旋回を開始するのは、旋回モータ18が発生するトルクが、静止摩擦力に相当するトルクを超えたときである。図1〜図7Bに示した実施例では、上部旋回体11を静止状態から旋回させるときに、操作者は、静止摩擦力に相当するトルク分だけ、操作量OAを大きくしなければならない。図8A及び図8Bに示した実施例では、旋回モータ18が、静止摩擦力に相当するトルクを追加して発生するため、上部旋回体11の起動をスムーズに行うことができる。
図8Bに、インバータ制御部55の機能ブロック図の一例を示す。追加トルク指令値TAが加算器55Cに入力される。加算器55Cは、速度制御部55Aから出力されたトルク指令値TCと、追加トルク生成部57で生成された追加トルク指令値TAとを加算して、電流制御部55Bに与える。電流制御部55Bに与えられるトルクの指令値、すなわち旋回モータ18が発生するトルクの目標値は、操作量OAから求まるトルクの目標値に、静止摩擦力に相当するトルクが上乗せされた値になる。
次に、図9を参照してさらに他の実施例について説明する。以下、図1〜図7Bに示した実施例との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図9は、本実施例によるショベルのコントローラ19で実行される制御のフローチャートを示す。ステップS10の処理は、図4に示したステップS10の処理と同一である。ステップS10で、現在の操作が微操作であると判定された場合には、ステップS21において、操作モードを微操作モードに設定する。ステップS10で、現在の操作が通常操作であると判定された場合には、ステップS22において、操作モードを通常操作モードに設定する。
ステップS21及びステップS22で操作モードが設定された後、ステップS23において、現在の操作量OA、及び操作モードに基づいて、動作指令値OCを生成する。操作モードが微操作モードである場合、動作指令値OCの生成に、微操作時の関係R2(図5B)が適用される。操作モードが通常操作モードである場合、動作指令値OCの生成に、通常操作時の関係R1(図5B)が適用される。
ステップS24において、操作器20が中立位置に復帰したか否かを判定する。操作器20が中立位置に復帰していない場合には、ステップS23に戻って、動作指令値OCの生成を継続する。操作器20が中立位置に復帰した場合には、ステップS25において操作モードを初期設定する。初期設定後、ステップS10に戻って、現在の操作が微操作か否かの判定処理を実行する。
図9に示した実施例では、操作器20が中立位置に復帰した時点で、操作モードが初期設定される。このため、操作者が特別な操作を行うことなく、微操作モードから通常操作モードへの切り替え、及び通常操作モードから微操作モードへの切り替えが行われる。操作者は、現在の操作を中止または中断するときに、通常、操作器20を中立位置に復帰させる。従って、操作器20が中立位置に復帰した時点で操作モードを初期設定する制御は、操作者の意志に沿う制御であるといえる。
次に、図10A及び図10Bを参照して、さらに他の実施例について説明する。以下、図1〜図7に示した実施例との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図10Aに、本実施例によるショベルのコントローラ19の一部の機能ブロック図を示す。本実施例では、操作量OAが、ローパスフィルタ60を介して、第1の動作指令生成部51、第2の動作指令生成部52、及び微操作判定部53に入力される。操作量OAの時間波形にローパスフィルタ処理が施され、ローパスフィルタ処理後の操作量OAに基づいて、旋回モータ18が制御される。ローパスフィルタ60を配置することにより、操作量OAの時間波形の高周波成分による影響を排除して、旋回モータ18を制御することができる。微操作判定部53は、現在の操作が微操作であると判定された場合と、通常操作と判定された場合とで、ローパスフィルタ60のフィルタ特性、例えば遮断周波数を異ならせる。
図10Bに、ローパスフィルタ60のフィルタ特性の一例を示す。横軸は周波数を表し、縦軸は透過係数を表す。実線FP1が、通常操作時におけるローパスフィルタ60のフィルタ特性を示し、破線FP2が、微操作時におけるローパスフィルタ60のフィルタ特性を示す。図10Bに示した例では、微操作時の遮断周波数が、通常操作時の遮断周波数より低くなっている。このため、現在の操作が微操作であると判定された場合には、現在の操作が通常操作であると判定された場合に比べて、操作量OAの変化に対する動作指令値OCの追随性が低下する。
微操作時において、操作量OAの変化に対する動作指令値OCの追随性を低下させることにより、上部旋回体11の揺れに伴う操作者の腕の振動や揺らぎの影響を排除して、微操作時の操作性を向上させることができる。
次に、図11を参照して、さらに他の実施例について説明する。以下、図1〜図7に示した実施例との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図11に、本実施例によるショベルのブロック図を示す。本実施例においては、出力装置61が配置される。出力装置61は、操作者が認識可能な態様で情報を出力する。例えば、画像の表示、音、光、振動の発生等により、情報を出力する。
コントローラ19は、現在の操作が微操作であると判定したとき、出力装置61に、現在の操作が微操作であることを示す情報を出力する。これにより、操作者は、旋回モータ18が微操作モードで制御されることを容易に認識することができる。
上記複数の実施例では、旋回モータ18として電動モータが用いられた。その他の構成として、旋回モータに油圧モータを用いてもよい。また、操作器20から出力される二次パイロット圧によって、コントロールバルブ40が駆動される例を示した。その他に、コントロールバルブ40に電磁弁を用い、操作器20が電磁弁を駆動する電気信号を出力する構成を採用することも可能である。さらに、旋回モータ18を制御するための信号として、操作器20から出力される二次パイロット圧を圧力センサ21で電気信号に変換したものを用いることも可能である。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 下部走行体
11 上部旋回体
12 ブーム
13 アーム
14 バケット
15 ブームシリンダ
16 アームシリンダ
17 バケットシリンダ
18 旋回モータ
19 コントローラ
20 操作器
20A 操作レバー
20B 位置センサ
21 圧力センサ
22、23 油圧モータ
30 エンジン
31 電動発電機
32 メイン油圧ポンプ
33 トルク伝達機構
34 インバータ
35 蓄電回路
36 インバータ
37 レゾルバ
38 減速機
39 パイロット圧用油圧ポンプ
40 コントロールバルブ
51 第1の動作指令生成部
52 第2の動作指令生成部
53 微操作判定部
54 操作モード切替部
55 インバータ制御部
55A 速度制御部
55B 電流制御部
55C 加算器
57 追加トルク生成部
58 開閉スイッチ
60 ローパスフィルタ
61 出力装置
DZ1 通常操作時の不感帯
DZ2 微操作時の不感帯
OA 操作量
OAj 判定操作量
OC 動作指令値
R1 通常操作時の関係
R2 微操作時の関係
SC 制御信号
TA 追加トルク指令値
TC トルク指令値
tj 判定閾値

Claims (8)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体と、
    前記下部走行体に対して前記上部旋回体を旋回させる動力を発生する旋回電動モータと、
    中立位置からの操作量を検知する操作器から取得される操作量に基づいて、前記旋回電動モータの回転速度またはトルクを指令する動作指令値を生成し、前記動作指令値に基づいて前記旋回電動モータを制御するコントローラと
    を有し、
    前記上部旋回体を旋回させる動力は前記旋回電動モータのみで発生され、
    前記コントローラは、
    前記操作量に基づいて、前記操作量に対する前記動作指令値の変化率を変えて前記旋回電動モータを制御し、
    現在の操作が微操作である場合、所定のトルクを前記動作指令値に基づくトルクに上乗せして前記旋回電動モータを制御するショベル。
  2. 前記コントローラは、前記操作量に対する前記動作指令値の変化率が異なる複数の制御モードのいずれかで前記旋回電動モータを制御し、
    中立位置から操作を開始したときの前記操作量の時間変化率に基づいて、前記操作量に対する前記動作指令値の変化率を小さくする請求項1に記載のショベル。
  3. 前記コントローラは、
    前記動作指令値と前記操作量との関係が異なる2つの関係情報を記憶しており、
    前記操作量の時間変化率が判定閾値より小さいときには、前記操作量に対する前記動作指令値の変化率が小さい方の関係情報に基づいて、現在の前記操作量から前記動作指令値を生成し、前記操作量の時間変化率が前記判定閾値より大きいときには、前記操作量に対する前記動作指令値の変化率が大きい方の関係情報に基づいて、現在の前記操作量から前記動作指令値を生成する請求項1または2に記載のショベル。
  4. 前記操作量に、前記操作量の時間変化率が判定閾値より小さいときの第1不感帯、及び前記操作量の中立位置を含み、前記第1不感帯よりも広い第2不感帯が定義されており、
    前記操作量の時間変化率が前記判定閾値より小さいときには、前記操作量が前記第1不感帯の範囲内で前記動作指令値が0となり、前記操作量が前記第1不感帯の上限値を超えると、前記動作指令値が出力され、
    前記操作量の時間変化率が前記判定閾値より大きいときには、前記第2不感帯の範囲内で前記動作指令値が0となり、前記操作量が前記第2不感帯の上限値を超えると、前記動作指令値が出力され、
    前記コントローラは、前記第1不感帯の範囲内で、前記操作量の時間変化率が前記判定閾値より小さいか否かを判定する請求項1または2に記載のショベル。
  5. 下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体と、
    前記下部走行体に対して前記上部旋回体を旋回させる動力を発生する旋回電動モータと、
    中立位置からの操作量を検知する操作器から取得される操作量に基づいて、前記旋回電動モータの回転速度またはトルクを指令する動作指令値を生成し、前記動作指令値に基づいて前記旋回電動モータを制御するコントローラと
    を有し、
    前記コントローラは、前記操作量に対する前記動作指令値の変化率を変える処理において、
    中立位置から操作を開始したときの前記操作量の時間変化率に基づいて、現在の操作が通常操作であるか微操作であるかを判定し、微操作であると判定された場合は、通常操作であると判定された場合に比べて、前記操作量に対する前記動作指令値の変化率を小さくし、
    現在の操作が微操作であると判定した場合、前記上部旋回体が旋回動作を開始するときの静止摩擦力に相当するトルクを、前記動作指令値に基づくトルクに上乗せして前記旋回電動モータを制御するショベル。
  6. 前記コントローラは、
    前記操作量の時間変化率が判定閾値より小さいときには、前記操作量の時間変化率が前記判定閾値より大きいときと比べて、前記操作量の変化に対する前記動作指令値の追随性を低下させる請求項1または2に記載のショベル。
  7. 前記コントローラは、前記操作量が0に復帰したことを検出すると、前記操作量の変化に基づいて、前記操作量に対する前記動作指令値の変化率を変えて前記旋回電動モータを制御する処理を再度実行する請求項1乃至6のいずれか1項に記載のショベル。
  8. 情報を出力する出力装置を、さらに有し、
    前記コントローラは、前記操作量の時間変化率が判定閾値より小さいときには、前記出力装置に、現在の操作における前記操作量の時間変化率が前記判定閾値より小さいことを示す情報を出力する請求項1または2に記載のショベル。
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