JP3268629B2 - クレーンのアウトリガ装置 - Google Patents

クレーンのアウトリガ装置

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JP3268629B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック等の車両
に架装搭載されるクレーンのアウトリガ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】クレーンのアウトリガ装置には、外筒内
に内筒を摺動伸縮可能に嵌挿してアウトリガを構成し、
このアウトリガの外筒の上端をクレーンの架台に設けた
アウトリガブラケットに枢支ピンで側方へ回動可能に枢
支したものがある。このクレーンのアウトリガ装置は、
クレーン作業時には、外筒を枢支ピンを中心として外側
へ回動させて固定し、内筒を伸長して下端を接地させ安
定を確保する。クレーン作業を行わないときには、内筒
を縮小し、外筒を内側へ回動させて格納位置で固定す
る。
【0003】ところが、このアウトリガ装置は、アウト
リガが最小張出位置でも差し支えない場合は、作業を開
始する際に内筒を伸長させるだけでよいが、アウトリガ
を最大張出位置にしなければ安定を確保できない場合、
アウトリガを格納位置から最大張出位置まで作業者が人
力で回動させなければならず大きな労力を要するという
欠点がある。
【0004】そこで、図4に示すように、内筒3が外筒
2内に収納された縮小位置にあるときのアウトリガ1の
重心Gの位置を通り、このアウトリガ1の伸縮方向の中
心軸線に平行な線Xより張出方向の外側位置に枢支ピン
7を設け、アウトリガ1を格納位置から最大張出位置ま
で、アウトリガ1の自重を利用して外側へ回動できるよ
うにしたクレーンのアウトリガ装置が提案されている
(特公平4−17875号参照)。
【0005】このアウトリガ装置では、作業を開始する
際に、外筒2の格納位置で固定ピン8を抜くことによ
り、アウトリガ1は、その重心Gが枢支ピン7の鉛直下
方位置に達するまで自動的に外側へ回動するので、作業
者が最大張出位置まで人力で回動させる必要がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このク
レーンのアウトリガ装置では、アウトリガ1の最大張出
位置への回動は自重で行われるものの、格納の際には、
最大張出位置から格納位置まで作業者が人力で回動させ
る必要があった。
【0007】本発明は、クレーンのアウトリガ装置にお
けるかかる問題を解決するものであって、アウトリガ装
置の格納位置から最大張出位置への回動だけでなく、最
大張出位置から格納位置への回動も人力によらず自動的
に行うことのできる、操作性に優れたクレーンのアウト
リガ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、外筒内に内
筒を摺動伸縮可能に嵌挿したアウトリガを、クレーンの
架台に設けたアウトリガブラケットに、枢支ピンで側方
へ回動可能に枢支したクレーンのアウトリガ装置におい
て、内筒が縮小したとき内筒の上端部が外筒から露出す
るように外筒に切欠部を設け、内筒が縮小したとき外筒
から露出した内筒の上端部で押されて作動し、アウトリ
ガを内側へ回動させるリンク機構を、アウトリガブラケ
ットと外筒との間に設けることにより、上記課題を解決
している。
【0009】本発明のクレーンのアウトリガ装置では、
作業時にはまず外筒の格納位置での固定を解き、内筒を
伸長させることにより、リンク機構を押していた内筒上
端部がリンク機構から離れ、アウトリガが外側の最大張
出位置まで自重、又は自重及びスプリングにより自動的
に回動して接地する。
【0010】格納時には、内筒を縮小させると、外筒か
ら露出した内筒の上端部でリンク機構が押されて作動
し、アウトリガが内側の格納位置まで自動的に回動す
る。クレーンのアウトリガ装置には、アウトリガを外側
へ回動させるよう付勢する付勢手段を設けることによ
り、アウトリガの重心位置が枢支ピンの鉛直下方位置を
超える外側までアウトリガを回動させることができるよ
うになる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
であるクレーンのアウトリガ装置の構成を示す正面図、
図2及び図3はリンク機構の作動の説明図である。
【0012】ここで、クレーンのアウトリガ装置の基本
的な構造は、従来のアウトリガ装置と同様であり、アウ
トリガ1は、外筒2内に内筒3を摺動可能に嵌挿し、外
筒21と内筒3との間にアウトリガシリンダ(図示略)
を取付け、このアウトリガシリンダの伸縮によって、内
筒3が外筒2に対して伸縮するように構成されている。
【0013】アウトリガ1の外筒2には、外側(図上左
側)に枢支ピンブラケット24、内側(図上右側)に固
定ピンブラケット25が設けられており、枢支ピンブラ
ケット24が、クレーンの架台4に設けたアウトリガブ
ラケット5に、枢支ピン7で枢支されている。
【0014】また、固定ピンブラケット25にはピン穴
21、アウトリガブラケット5にはピン穴22が設けら
れており、アウトリガ1を格納する場合及び最小張出位
置Bで使用する場合には、固定ピン6をピン穴21、2
2に挿入してアウトリガ1を固定する。固定ピンブラケ
ット25側のピン穴21はやや大きめになっていて、固
定ピン6が挿入し易くなっている。固定ピン6は、アウ
トリガ1を最大張出位置Cで使用する場合には、抜出し
て所定の場所に保管しておく。
【0015】枢支ピン7は、内筒3が外筒2内に収納さ
れた縮小位置にあるときのアウトリガ1の重心の位置を
通り、このアウトリガ1の伸縮方向の中心軸線に平行な
線より外側位置にあるので、アウトリガ1は固定ピン6
で固定されていないときは自重で外側へ回動する。
【0016】さらに、このアウトリガ装置では、外筒2
の上端部の内側にリンクブラケット26が設けられてい
る。外筒2の上端部には切欠部27が形成されており、
アウトリガ1の内筒3が縮小したとき、内筒3の上端部
が上昇して外筒2から外に露出するようになっている。
【0017】アウトリガブラケット5と外筒2との間に
は、内筒3が縮小したとき外筒2から露出した内筒3の
上端部で押されて作動し、アウトリガ1を内側へ回動さ
せるリンク機構が設けられている。このリンク機構は、
第一リンク11、第二リンク12、及び第三リンク13
で構成されている。
【0018】第一リンク11は、枢支ピンブラケット2
4にリンク枢支ピン14で枢支されており、この第一リ
ンク11の一端にローラ15が設けられていて、内筒3
が縮小したとき外筒2から露出した内筒3の上端部でロ
ーラ15が押されて、第一リンク11が回動するように
なっている。第一リンク11の他端には第二リンク12
の一端がリンク連結ピン16で回動自在に連結されてい
る。
【0019】第二リンク12の他端には、第三リンク1
3の一端がリンク連結ピン17で回動自在に連結されて
いる。この第三リンク13は、アウトリガブラケット5
にリンク枢支ピン18で枢支されており、その他端には
連結ピン19が固設されていて、この連結ピン19がリ
ンクブラケット26に設けた長穴28に遊嵌されてい
る。
【0020】また、アウトリガブラケット5と外筒2と
の間には、アウトリガ1を外側へ回動させるよう付勢す
るスプリング9が設けられている。このスプリング9を
設けることにより、重心の位置が枢支ピン7の鉛直下方
位置を超える外側までアウトリガ1を回動させることが
できるようになるので、重心の位置を考慮することなく
最大張出位置Cや枢支ピン7の取付位置を決定すること
ができるようになる。最大張出位置Cにおけるアウトリ
ガ1の重心が枢支ピン7の鉛直下方となる位置、または
それより内側となるように設定した場合には、スプリン
グ9を設ける必要はない。
【0021】作業の際、アウトリガ1が最小張出位置B
でも安定が確保できる場合には、アウトリガ1を固定ピ
ン6でアウトリガブラケット5に固定したままで、内筒
3を伸長して接地させる。作業終了後は、内筒3を縮小
すれば格納位置Aに戻る。
【0022】作業の際、アウトリガ1を最大張出位置C
にしなければ安定を確保できない場合には、固定ピン6
を抜出してから内筒3を伸長させる。内筒3が下降して
その上端部がローラ15から離れると、アウトリガ1が
その自重及びスプリング9の力で外側の最大張出位置C
まで自動的に回動して接地する。
【0023】格納時には、内筒3を縮小させてゆくと、
上昇して外筒2から露出した内筒3の上端部でローラ1
5が押されて、図2の状態にあった第一リンク11がリ
ンク枢支ピン14を中心として図上反時計方向に図3に
示す位置まで回動する。この第一リンク11の作動は、
第二リンク12を介して第三リンク13に伝達されて、
第三リンク13がリンク枢支ピン18を中心として図上
反時計方向に回動する。第三リンク13が回動すると、
リンクブラケット26が押されてアウトリガ1が枢支ピ
ン7を中心として反時計方向へ回動するので、アウトリ
ガ1は内側の格納位置Aまで自動的に戻る。格納位置A
に戻るとピン穴21、22が一致するので、固定ピン6
を挿入して固定する。
【0024】このように、このアウトリガ装置では、格
納位置Aから最大張出位置Cまでアウトリガ1を張出さ
せる場合にも、最大張出位置Cから格納位置Aまでアウ
トリガ1を格納する場合にも、アウトリガ1は自動的に
回動するので、作業者が人力で回動させる必要はない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のクレー
ンのアウトリガ装置は、アウトリガの格納位置から最大
張出位置への回動だけでなく、最大張出位置から格納位
置への回動も人力によらず自動的に行うことができ、操
作が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるクレーンのアウト
リガ装置の構成を示す正面図である。
【図2】リンク機構の作動の説明図である。
【図3】リンク機構の作動の説明図である。
【図4】従来のクレーンのアウトリガ装置の構成を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 アウトリガ 2 外筒 3 内筒 4 架台 5 アウトリガブラケット 6 固定ピン 7 枢支ピン 9 スプリング 11 第一リンク 12 第二リンク 13 第三リンク 14 リンク枢支ピン 15 ローラ 16 リンク連結ピン 17 リンク連結ピン 18 リンク枢支ピン 19 連結ピン 21 ピン穴 22 ピン穴 24 枢支ピンブラケット 25 固定ピンブラケット 26 リンクブラケット 27 切欠部 28 長穴 A 格納位置 B 最小張出位置 C 最大張出位置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒内に内筒を摺動伸縮可能に嵌挿した
    アウトリガを、クレーンの架台に設けたアウトリガブラ
    ケットに、枢支ピンで側方へ回動可能に枢支したクレー
    ンのアウトリガ装置であって、内筒が縮小したとき内筒
    の上端部が外筒から露出するように外筒に切欠部を設
    け、内筒が縮小したとき外筒から露出した内筒の上端部
    で押されて作動し、アウトリガを内側へ回動させるリン
    ク機構を、アウトリガブラケットと外筒との間に設けた
    ことを特徴とするクレーンのアウトリガ装置。
  2. 【請求項2】 アウトリガを外側へ回動させるよう付勢
    する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    クレーンのアウトリガ装置。
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JP6626334B2 (ja) * 2015-12-11 2019-12-25 古河ユニック株式会社 アウトリガ装置、これを備えるクローラクレーン、アウトリガ装置用の接地部材、アウトリガ装置用の緩衝部
RU197242U1 (ru) * 2020-02-25 2020-04-14 Открытое акционерное общество "Челябинский механический завод" Выносная опора грузоподъемной машины

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