JP3268430B2 - ジャック - Google Patents

ジャック

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JP3268430B2
JP3268430B2 JP04245997A JP4245997A JP3268430B2 JP 3268430 B2 JP3268430 B2 JP 3268430B2 JP 04245997 A JP04245997 A JP 04245997A JP 4245997 A JP4245997 A JP 4245997A JP 3268430 B2 JP3268430 B2 JP 3268430B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジャック、特にボ
ディの前面にスリーブが突出された形状のジャックに関
する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話や携帯型カセットテープレコー
ダ、ラジオ受信機などに用いられるこの種のジャック
は、昨今の機器の小型化に対応してその超小型化が要求
され、しかも機器の多機能化に対応して多極化が要求さ
れている。
【0003】そこで、実開平5−72081号公報など
に見られるように、軸方向に3極の電極が並んだ中心電
極を有し、その中心電極の直径を2.5mm程度にした
プラグを相手方コネクタとして用いる超小型のジャック
が提案されている。また、上記公報に記載されているジ
ャックでは、ボディに組み付けられた複数の接片の他
に、そのボディの前面から突出されたスリーブの内周部
にリング状ないし円筒状の接片を嵌合状に保持させてあ
り、このリング状ないし円筒状の接片に接点を形成する
ことによって極数を1つ増加させ、ジャックの多極化を
図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、極数を
増加させるためにスリーブに保持させる接片を、上記の
ようにリング状ないし円筒状にすると、加工上などの点
からその接片の形状を小さくしにくいので、そのことが
スリーブひいてはボディを含むジャック全体のさらなる
小型化を達成しにくいという問題が知見された。
【0005】本発明はこの問題に鑑みてなされたもので
あり、ボディの前面から突出されたスリーブを利用して
接片を設けることによって極数を増加させることを基本
としてなされたものであり、その接片の形状やスリーブ
の形状に工夫を講じることによって、小型化を阻害する
ことなくその多極化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るジャック
は、上面および下面が平坦なボディの前面に円筒状の
リーブが突出され、そのスリーブと上記ボディとに連続
して相手方プラグに具備された中心電極が挿入される挿
入空間が形成され、上記スリーブの左右の少なくとも一
方の側部にそのスリーブ周壁の外側部分の一部を欠除す
ることにより形成された欠円部を備えてその欠円部によ
って板片状の上記第1接片の配備箇所が形成され、この
配備箇所に配備された上記第1接片が、上記中心電極の
根元に対向して上記プラグに設けられた周辺電極に弾接
される第1接点を備えている。
【0007】この発明によると、スリーブを利用して設
けられる第1接片が極数の増加に寄与し得る。また、そ
の第1接片の形状が板片状であるので、その第1接片を
リング状ないし円筒状に加工する場合に比べると、その
形状の小型化を達成しやすくなる。しかも、第1接片
は、そのスリーブの左右の少なくとも一方の側部に形成
された第1接片の配備箇所に配備されるので、その第1
接片やその第1接点が、ボディの上面の上方や下面の下
方に突き出ることがない。さらに、第1接片がスリーブ
の周壁の外側部分の一部を欠除することにより形成され
た欠円部を活用して配備されているので、その第1接片
が円筒状のスリーブの外周面から突き出しにくい。
【0008】本発明では、上記ボディの上面に開設され
た上記挿入空間に通じる開口を塞ぐ位置に配備された第
2接片が上記ボディの側面に固定された第2取付板部か
ら延び出し、上記ボディに複数の第3接片が組み付けら
れ、上記第2接片に具備された第2接点と複数の上記第
3接片のそれぞれに具備された第3接点とが、上記ボデ
ィの上記挿入空間に突出されて上記相手方プラグの上記
中心電極の軸方向に並んだ異なるリング状電極に対応し
ている。このため、ボディの内側に第2接片の組付けス
ペースを確保する必要がなく、第3接片の組付けスペー
スをボディの外側に設ける必要がなくない。
【0009】本発明では、上記第1接片は上記ボディの
左右いずれかの側面に固定された第1取付板部を有し、
この第1取付板部がその上下の縁部に各別に折曲げ形成
された一対の脚片部を有し、これらの一対の上記脚片部
が上記ボディの左右いずれかの側面の上部と下部とに各
別に切込み状に形成された溝部に各別に差し込まれてい
ると共に、この第1取付板部が上記ボディの前面に重な
り合った前板部と、この前板部に連設されかつ前方に延
び出て上記スリーブの欠円部の平坦な外面に重なり合っ
た支持枠部とを有する。また、上記第1接片が上記前板
部に連設されて上記支持枠部に対し外側へ浮き上がって
位置していると共に、その第1接片が上記スリーブの上
記欠円部の外面に沿って延び出てその外面との間に隙間
を形成している
【0010】この構成であると、第1接片が第1取付板
部から上記スリーブの上記欠円部の外面に沿って延び出
てその外面との間に隙間を形成しているので、当該ジャ
ックを小型化しても第1接片を第1取付板部を介して無
理なく組み付けることが可能になる。また、上記取付板
部は、その上下の縁部に各別に折曲げ形成された一対の
脚片部を有し、これらの一対の脚片部が上記ボディの左
右いずれかの側面の上部と下部とに各別に切込み状に形
成された溝部に各別に差し込まれているので、ボディの
上面や下面に第1取付板部の脚片部が重なり合うことが
なく、それらの脚片部によってジャックの上下方向の寸
法、すなわちジャックの厚さ寸法が増加 するようなこと
がない。
【0011】本発明では、上記第1接片の上記第1接点
が、上記中心電極の根元に対向して上記プラグに設けら
れた円筒状の上記周辺電極を相手方電極としていると共
に、その第1接点が、上記スリーブの上記欠円部によっ
て形成された欠円空間の外側に突き出ていることが望ま
しい。
【0012】これによれば、スリーブとボディとに連続
して形成されている挿入空間にプラグの中心電極を挿入
しさえすれば、プラグの円筒状の周辺電極に第1接点が
必ず弾接する。
【0013】本発明では、円筒状の上記スリーブの直径
寸法が上記ボディの上面と下面との間隔寸法よりも大き
くなっていて、そのスリーブが上記ボディの上下に突き
出ている、という構成を採用することができる。
【0014】この発明によると、ボディの上下方向の寸
法すなわちボディの厚さ寸法を、スリーブの直径よりも
小さくすることができる。したがって、ボディの薄型化
が達成される。
【0015】本発明では、円筒状の上記スリーブの直径
寸法が上記ボディの上面と下面との間隔寸法よりも大き
くなっていると共に、そのスリーブの周壁の上側部分が
上記ボディの上面と面一になるように欠除され、かつそ
のスリーブの周壁の下側部分が上記ボディの下面と面一
になるように欠除されている、というものである。
【0016】この発明によると、ボディとスリーブの両
方の薄型化が達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を説
明する。図1はボディ1とスリーブ2とを有するジャッ
ク本体10を斜め前方から見た斜視図、図2はジャック
本体10を斜め後方から見た斜視図、図3は第1接片3
の斜視図、図4は第2接片5の斜視図、図5は図4のV
矢視図、図6は図5のVI矢視図、図7はボディ1と第
1接片3との取付構造を示す部分縦断正面図、図8はボ
ディ1と第2接片5との取付構造などを示す部分縦断正
面図、図9はジャックAの平面図、図10はジャックA
の正面図、図11は相手方プラグ90が結合されたジャ
ックAの断面図、図12はジャック本体10の概略正面
図、図13は他の例によるジャック本体10の概略正面
図である。
【0018】図1および図2において、ジャック本体1
0は、ボディ1とスリーブ2とを一体成形した合成樹脂
成形体でなる。このジャック本体10において、ボディ
1は、背低のボックス形に形成されており、その上面1
1と下面12(図10参照)とが平坦になっている。こ
のボディ1の前面13は横長の平坦面になっており、そ
の前面13の中央部に上記スリーブ2が前方に向けて突
出されている。このスリーブ2は、周壁21の外側部分
の一部を欠除することにより形成された欠円部22を備
える円筒状に形成されており、この欠円部22が第1接
片3の配備箇所になっている。図例のジャック本体10
において、図1に示した円筒状のスリーブ2の直径寸法
Dは、ボディ1の上面11と下面12との間隔寸法Hよ
りも大きくなっていて、しかも、そのスリーブ2の一部
が上記ボディの上下に突き出ている。
【0019】スリーブ2とボディ1とに連続して相手方
プラグ(図11参照:後述する)90の中心電極91が
挿入される挿入空間8が形成されている。図1、図2、
図11を併せ見ることによって判るように、この挿入空
間8は、スリーブ2の円形の孔部23によって形成され
るスリーブ側空間81と、ボディ1を後端開放の中空に
形成したことによって形成されるボディ側空間82とを
有している。
【0020】図1および図7のように、ボディ1の右側
の側面14の上部と下部とに、切込み状に形成された幅
狭の溝部16,17が各別に形成されている。図例で
は、これらの溝部17,17がボディ1の前面13に露
出している。こうしてボディ1に溝部16,17を形成
すると、そのボディ1の上面側と下面側とにはそれぞれ
板片部18,19が備わる。そして、図7のように、こ
れらの板片部18,19のそれぞれに矩形の開口を形成
すると、それらの開口によって形成される被係合部7
1,72が溝部16,17に備わる。
【0021】図2および図8のように、ボディ1の左側
の側面15には、凹入部73と、この凹入部73の前後
両側に連続する縦溝74,74とが形成されていると共
に、上記凹入部73の壁面に係合突起75が設けられて
いる。また、ボディ1の上面11には、上記挿入空間8
に通じる開口76が開設され、この開口76の形成箇所
と上記凹入部73とが凹所77を介してつながってい
る。
【0022】図3に示したように、第1接片3は、細長
い板片状に形成されており、その先端部に外側へ膨出し
た球面状の第1接点31を有すると共に、その根元に第
1取付板部32が延設されている。図3または図7で判
るように、この第1取付板部32は、その上下の縁部に
一対の脚片部33,34が折曲げ形成されて全体として
コ字形断面に形成されており、それらの脚片部33,3
4のうちの一方に外向きに突き出るように切起し状に形
成された爪形係合部35が具備され、他方には、外向き
に突き出るように膨出された球面形係合部36が具備さ
れている。また、第1取付板部32は前板部37を有
し、この前板部37を介して上記第1接片3に連設され
ている。さらに、前板部37には、前方に延び出る支持
枠部38が連設されており、上記第1接片3はこの支持
枠部38に対して外側へ少し浮き上がって位置してい
る。第1取付板部32を一体に有する上記第1接片3
は、金属板に打抜きや曲げ加工などを施すことによって
容易に小形に製作することができる。
【0023】第1接片3は、第1取付板部32をボディ
1の右側の側面14に固定することによって、上記スリ
ーブ2の欠円部22に配備される。このため、図10に
示したように、第1接片3の全体を、スリーブ2の欠円
部22によって形成された欠円空間Sに収容しておくこ
とが可能になる。なお、第1接片3の第1接点31は、
上記欠円空間Sの外側へ少し突出させておく必要があ
る。
【0024】第1取付板部32をボディ1の右側の側面
14に固定している構造を図7に示してある。同図で判
るように、この取付構造は、第1取付板部32の一対の
脚片部33,34がボディ1側に形成されている上下の
上記溝部16,17に各別に差し込まれており、しか
も、それらの溝部16,17に形成された被係合部7
1,72に上記脚片部33,34の爪形係合部35や球
面形係合部36がそれぞれ係合している、というもので
ある。この取付構造を採用すると、ボディ1の上面11
や下面12に第1取付板部32の脚片部33,34が重
なり合ってジャックAの厚さ寸法が増加するようなこと
がない。
【0025】こうして第1取付板部32をボディ1の右
側の側面14に固定した場合、この第1取付板部32の
前板部37は、図9のようにボディ1の前面13に重な
り合い、また、支持枠部38は図10のようにスリーブ
2の欠円部22の平坦な外面22aに重なり合う。した
がって、支持枠部38に対して外側へ少し浮き上がって
位置している第1接片3は、スリーブ2の欠円部22の
外面22aに沿って前方へ延び出し、その外面22aと
の間に隙間Cを形成する。この隙間Cは、第1接片3の
変位を吸収することに役立つ。なお、第1取付板部32
には端子39が設けられており、この端子39が図9や
図10のようにボディ1の側方に突き出される。
【0026】ボディ1の上面11に開設されている開口
76と凹所77とには、第2接片5が配備される。図4
〜図6のように、第2接片5は、その先端部に下向きに
膨出された第2接点51を有する。この第2接片5の根
元に第2取付板部52が折曲げ形成されている。この第
2取付板部52は、内向きに切り起こされた係止爪53
を有すると共に、その前後両端部に差込片部54,54
を有し、これらの差込片部54,54に係止突起55,
55が設けられている。第2取付板部52を一体に有す
る上記第2接片5は、金属板に打抜きや曲げ加工などを
施すことによって容易に小形に製作することができる。
【0027】第2接片5は、第2取付板部52をボディ
1の左側の側面15に固定することによって、ボディ1
の開口76を塞ぐ位置に配備され、その第2接点51が
上記挿入空間8のボディ側空間81とスリーブ側空間8
2とに跨がって突き出される(図8、図11参照)。
【0028】第2取付板部52をボディ1の左側の側面
15に固定している構造を図8、図9、図11などに示
してある。同図で判るように、この取付構造は、第2取
付板部52の前後の差込片部54,54をボディ1側の
縦溝74,74に差し込んでその第2取付板部52を凹
入部73に収容させると共に、係止爪53をボディ1側
の係合突起75に係止させ、併せて係止突起55,55
を上記縦溝74,74の溝壁面に喰い込ませる、という
ものである。こうして第2取付板部52をボディ1の左
側の側面15に固定した場合、図9のように、第2接片
5がボディ1の開口76を塞ぐ位置に配備される。この
ようにすると、ボディ1の内側に第2接片5の組付けス
ペースを確保する必要はない。
【0029】図1、図2、図11に示したように、ボデ
ィ1の内部には、2つの第3接片62,64と2つの第
4接片61,63が組み付けられている。これらの第3
接片62,64や第4接片61,63はすべてボディ1
の後端開放部78からボディ1の内部に差し込むことに
よって組み付けられている。したがって、このジャック
Aにおいては、第3接片62,64や第4接片61,6
3の組付けスペースをボディの外側に設ける必要がな
い。図例のジャックAでは、第4接片61,63に常閉
固定接点61a,63aが具備されている一方、第3接
片62,64に常閉可動接点62a,64aが具備され
ている。また、2つの第3接片62,64のそれぞれに
は、上記挿入空間8のボディ側空間81に突出された第
3接点66,68が設けられている。
【0030】図11に示したように、相手方プラグ90
は、その中心電極91に、第1〜第3の3つのリング電
極92,93,94が備わり、それらが軸方向に並んで
いる。また、この相手方プラグ90は、中心電極91の
根元に対向して設けられたリング状ないし円筒状の周辺
電極95を有する。そして、上記第2接片5に第1リン
グ電極92が、一方の第3接片62に第2リング電極9
3が、他方の第3接片64に第3リング電極94が、上
記第1接片3に周辺電極95が、それぞれ対応してい
る。
【0031】以上説明したジャックAにおいて、その挿
入空間8に相手方プラグ90の中心電極91を挿入する
と、図8や図11のように、第2接片5の第2接点51
に第1リング電極92が、一方の第3接片62の第3接
点66に第2リング電極93が、他方の第3接片64の
第3接点68に第3リング電極94がそれぞれ弾接し、
同時に、第1接片3に周辺電極95が嵌合してその第1
接点31に弾接する。このことから明らかなように、図
例のジャックAにおいては、第2〜第4の各接片5,6
2,64によって3極が確保される他に、スリーブ2の
欠円部22により形成された欠円空間Sを有効利用して
配備された第1接片3によって1極が確保されるので、
全体では4極になる。したがって、第1接片3が極数の
増加に寄与している。
【0032】また、相手方プラグ90の周辺電極95が
リング状ないし円筒状になっているので、第3接片3が
細長い板片状であるとしても、挿入空間8に相手方プラ
グ90の中心電極91を挿入しさえすれば、その周辺電
極95に第1接点31が必ず弾接する。しかも、第1接
点31と周辺電極95との接触状態は、第1接点31が
弾性を備える板片状の第1接片3の先端部に形成されて
いるので安定しており、しかもその信頼性も高いものに
なる。
【0033】ところで、近年の機器の小型化ひいては部
品の小型化が進む中で、上述したような薄型化ないし小
型化を達成しやすいジャックAは有用であるけれども、
このジャックAは、図12のようにスリーブ2の上下が
ボディ1の上下に突き出ている。その反面で、スリーブ
の形状は円筒状であるということが常識となっていた
が、相手方プラグの中心電極の直径が3.5mmまたは
2.5mmの2種類にほゞ定まっている。したがって、
ジャックAの厚さをどんどん薄くしていく場合に、スリ
ーブの形状を円筒状に固定してしまうと、そのスリーブ
の形状が薄型化を阻害する要因になる。そこで、図13
のように、スリーブ2の周壁21の上側部分と下側部分
とを欠除させることによって、そのスリーブ2の周壁2
1の上側部分をボディ1の上面11と面一にし、そのス
リーブ2の周壁21の下側部分をボディ1の下面12と
面一にしておくことは有益である。このジャック本体1
0において、スリーブ2の元々の形の直径寸法はボディ
1の上面11と下面12との間隔寸法よりも大きくなっ
ている。このようにしておくと、ボディ1とスリーブ2
の両方の薄型化が達成され、ジャック全体の小型化を促
進しやすくなる。
【0034】なお、スリーブ2における第1接片3の配
備箇所は、スリーブ2の左右の少なくとも一方の側部で
あればよい。また、第1取付板部32の固定箇所をボデ
ィ1の左側の側面にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、極数の増加に寄与し得
る第1接片をスリーブの側部に設けてあるので、当該ジ
ャックの厚さを厚くせずにその多極化が図られる。しか
も、第1接片の形状を板片状にしたことにより、その第
1接片自体の形状が従来のリング状ないし円筒状のもの
に比べて格段に小型化され、そのことが当該ジャックを
小型化することに顕著に役立つ利点がある。また、スリ
ーブに形成した欠円部を活用して第1接片を配備したも
のでは、スリーブの小型化が図られると同時に、そのス
リーブの小型化により生じた余剰のスペースが第1接片
の配備スペースとして活用されるので、第1接片を用い
て極数を増加させたにもかかわらず、ジャック全体の形
状が大きくならないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジャック本体を斜め前方から見た斜視図であ
る。
【図2】ジャック本体を斜め後方から見た斜視図であ
る。
【図3】第1接片の斜視図である。
【図4】第2接片の斜視図である。
【図5】図4のV矢視図である。
【図6】図5のVI矢視図である。
【図7】ボディと第1接片との取付構造を示す部分縦断
正面図である。
【図8】ボディと第2接片との取付構造などを示す部分
縦断正面図である。
【図9】ジャックの平面図である。
【図10】ジャックの正面図である。
【図11】相手方プラグが結合されたジャックの断面図
である。
【図12】ジャック本体の概略正面図である。
【図13】他の例によるジャック本体の概略正面図であ
る。
【符号の説明】
A ジャック 1 ボディ 2 スリーブ 3 第1接片 5 第2接片 8 挿入空間 11 ボディの上面 12 ボディの下面 13 ボディの前面 14 ボディの左側の側面 16,17 溝部 22 欠円部 22a 欠円部の外面 31 第1接点 32 第1取付板部 33,34 脚片部 35,36 係合部 51 第2接点 52 第2取付板部 62,64 第3接片 66,68 第3接点 71,72 被係合部 76 開口 90 相手方プラグ 91 中心電極 95 周辺電極 C 隙間 S 欠円空間 D スリーブの直径寸法 H ボディの上面と下面との間隔寸法

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面および下面が平坦なボディの前面に
    円筒状のスリーブが突出され、そのスリーブと上記ボデ
    ィとに連続して相手方プラグに具備された中心電極が挿
    入される挿入空間が形成され、上記スリーブの左右の少
    なくとも一方の側部にそのスリーブ周壁の外側部分の一
    部を欠除することにより形成された欠円部を備えてその
    欠円部によって板片状の上記第1接片の配備箇所が形成
    され、この配備箇所に配備された上記第1接片が、上記
    中心電極の根元に対向して上記プラグに設けられた周辺
    電極に弾接される第1接点を備え、上記ボディの上面に
    開設された上記挿入空間に通じる開口を塞ぐ位置に配備
    された第2接片が上記ボディの側面に固定された第2取
    付板部から延び出し、上記ボディに複数の第3接片
    み付けられ、上記第2接片に具備された第2接点と複数
    の上記第3接片のそれぞれに具備された第3接点とが、
    上記ボディの上記挿入空間に突出されて上記相手方プラ
    グの上記中心電極の軸方向に並んだ異なるリング状電極
    に対応しているジャックであって、 上記第1接片は上記ボディの左右いずれかの側面に固定
    された第1取付板部を有し、この第1取付板部がその上
    下の縁部に各別に折曲げ形成された一対の脚片部を有
    し、これらの一対の上記脚片部が上記ボディの左右いず
    れかの側面の上部と下部とに各別に切込み状に形成され
    た溝部に各別に差し込まれていると共に、この第1取付
    板部が上記ボディの前面に重なり合った前板部と、この
    前板部に連設されかつ前方に延び出て上記スリーブの欠
    円部の平坦な外面に重なり合った支持枠部とを有し、 上記第1接片が上記前板部に連設されて上記支持枠部に
    対し外側へ浮き上がって位置していると共に、その第1
    接片が上記スリーブの上記欠円部の外面に沿って延び出
    てその外面との間に隙間を形成している ことを特徴とす
    るジャック。
  2. 【請求項2】 上記第1接片の上記第1接点が、上記中
    心電極の根元に対向して上記プラグに設けられた円筒状
    の上記周辺電極を相手方電極としていると共に、その第
    1接点が、上記スリーブの上記欠円部によって形成され
    た欠円空間の外側に突き出ている請求項1に記載したジ
    ャック。
  3. 【請求項3】 円筒状の上記スリーブの直径寸法が上記
    ボディの上面と下面との間隔寸法よりも大きくなってい
    て、そのスリーブが上記ボディの上下に突き出ている請
    求項1又は請求項2に記載したジャック。
  4. 【請求項4】 円筒状の上記スリーブの直径寸法が上記
    ボディの上面と下面との間隔寸法よりも大きくなってい
    ると共に、そのスリーブの周壁の上側部分が上記ボディ
    の上面と面一になるように欠除され、かつそのスリーブ
    の周壁の下側部分が上記ボディの下面と面一になるよう
    に欠除されている請求項1又は請求項2に記載したジャ
    ック。
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