JP3268427B2 - ジャック型コネクタ - Google Patents

ジャック型コネクタ

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JP3268427B2
JP3268427B2 JP16726996A JP16726996A JP3268427B2 JP 3268427 B2 JP3268427 B2 JP 3268427B2 JP 16726996 A JP16726996 A JP 16726996A JP 16726996 A JP16726996 A JP 16726996A JP 3268427 B2 JP3268427 B2 JP 3268427B2
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俊也 北川
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Hosiden Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラグ型コネクタ
(以下、プラグという)を相手方とするジャック型コネ
クタ(以下、ジャックという)に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、軸部の外径基準寸法(基準寸法)
が2.5mmである超小形プラグがAV機器などに多用
されるようになるにつれ、ジャックについてもボディや
接片部材などを含めた全体の大きさを超小形化すること
が要求されている。この要求に応えるものとして、従来
は高さ寸法が4mmのジャックが提案されており、ジャ
ックの高さ寸法をこれより低くすることは、接片部材を
収容保持しているボディ(絶縁性の合成樹脂で作られて
いる)に要求される強度を満たす上で無理であると考え
られていた。
【0003】しかしながら、ジャックの組み込まれる機
器の小型化や多機能化が推進されるにつれ、軸部の外径
基準寸法(基準寸法)が2.5mmである超小形プラグ
を使用対象とするジャックを、高さ寸法が4mmである
従来の最薄型ジャックよりもさらに薄型化することの要
求が生じてきた。
【0004】上記要求に応えるジャックが実開平7−4
2042号公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載されているジャックに関しては、その構造上、奥行寸
法を小さくすることに制約があるということが知見され
た。
【0006】本発明は以上の問題に鑑みてなされたもの
で、超薄型であり、しかも奥行寸法についても上記公報
のジャックよりさらに短くすることが可能であるにもか
かわらず、ボディに十分に大きな強度を付与でき、しか
も接片部材が無理なく変位することが可能であるジャッ
クを提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、高さ寸法と奥行寸法とを
きわめて小さくしてジャックの超小形化を促進すること
ができるものでありながら、3極のプラグに対応可能で
あり、しかも2つのスイッチ回路を内蔵させることが可
能なジャックを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よるジャックは、先端電極と中間電極とを備えるプラグ
型コネクタの挿入孔を備えかつ上面と下面とが平坦に形
成されたボディに、上記挿入孔に沿って前後方向に延び
その挿入孔の終部に連通する第1連通口と上記ボディの
後面で開放された開口とを有する第1空間と、上記挿入
孔に連通する第2連通口を有する第2空間と、が上記挿
入孔の左右両側に振り分けて設けられていると共に、上
記挿入孔と上記第1空間とが仕切壁によって区画されて
おり、上記ボディの後部でその第1空間の壁面に重なり
状に配備された第1取付片部と、その第1取付片部から
前方に延び出た前向き片部とその前向き片部に湾曲状の
後向き転向部を介し連設されて後方に延び出た後向き片
部とでなる弾性を有する第1引廻し部と、を備え、上記
後向き片部の先端部に、上記第1連通口から上記挿入孔
の終部に突出されて上記プラグ型コネクタの先端電極に
接触される第1接点が形成された第1可動接片部材が、
上記第1空間に配備され、上記ボディの一側壁の外側面
に重なり状に配備された第2取付片部と、この第2取付
片部に湾曲状の下向き転向部を介して連設された立下り
片部とこの立下り片部に湾曲状の上向き転向部を介し連
設された立上り片部とでなる弾性を有する第2引廻し部
と、を備え、その立上り片部に上記第2連通口から上記
挿入孔の中間部に突出されて上記プラグ型コネクタの中
間電極に接触される第2接点が形成された第2可動接片
部材における上記第2引廻し部が、上記第2空間に収容
され、この第2可動接片部材に具備されている上記第2
取付片部と上記下向き転向部と上記立下り片部とが上記
ボディの一側壁を跨いで配備されていると共に、その下
向き転向部と上記一側壁の上端部との間に、その第2引
廻し部の左右方向での撓み変形を許す隙間が形成され、
かつその下向き転向部が上記ボディの上面と上記一側壁
の上端部との間に段付状に形成された凹所に収容され、
上記ボディの他側壁の外側面に重な り状に配備された取
付片部とこの取付片部に対向して上記仕切壁に固定され
た接片部とそれらの取付片部および接片部の上端部間に
亘る上片部とを有する門形の第1固定接片部材が、上記
第1空間に跨がって上記ボディに配備され、上記上片部
が上記ボディの上面に形成された凹所に収容され、上記
接片部に上記第1固定接点が形成されている、というも
のである。
【0009】この発明のジャックによれば、上記第1空
間と上記第2空間とが上記ボディに具備された挿入孔の
左右両側に振り分けて設けられており、それらの空間
に、第1可動接片部材と第2可動接片部材とが各別に配
備され、しかも第2可動接片部材がボディの上面から突
き出さない構造になっているので、上面と下面とが平坦
な上記ボディの高さ寸法が、第1可動接片部材と第2可
動接片部材とを設けることによっても大きくならない。
また、上記第1可動接片部材の引廻し部が前向き片部と
後向き転向部と後向き片部とを備えているので、その引
廻し部の沿面長さが長くなってそれだけ引廻し部が無理
なく変位されるようになり、そのことが耐用寿命を向上
させることに役立つ。同様のことが、上記第2可動接片
部材についても言える。
【0010】また、第2可動接片部材の下向き転向部と
ボディの一側壁の上端部との間に形成された隙間が、上
記第2引廻し部の変位を吸収するので、上記一側壁に大
きな力が加わらなくなる。
【0011】さらに、ボディの上面が平坦であるので、
その平坦な上面を自動実装機の吸着スペースとして利用
できる利便がある。
【0012】さらに、この発明のジャックによれば、第
1固定接片部材の取付片部が上記ボディの他側壁の外側
面に重なり状に配備されてそのボディを補強することに
役立つ。
【0013】請求項2に記載の発明によるジャックは、
請求項1に記載のものにおいて、上記第1可動接片部材
の上記第1取付片部に、上記プラグの先端電極に上記第
1接点が接触して上記後向き片部が変位したときに、そ
の後向き片部に当たってその後向き片部の変位幅を規制
するストッパ片が切起し形成されている、というもので
ある。
【0014】この発明のジャックによれば、プラグの挿
抜時にそのプラグがこじられたりしても、上記第1可動
接片部材の後向き片部の変位幅が上記ストッパ片により
規制されるので、その後向き片部が永久変形するといっ
た事態が生じなくなる。
【0015】請求項3に記載の発明によるジャックは、
請求項1または請求項2に記載のものにおいて、上記後
向き片部に第1可動接点が設けられ、上記ボディに設け
られて上記挿入孔と上記第1空間とを区画している仕切
壁の後端部に、上記後向き片部の左右方向の変位に伴っ
て上記第1可動接点が離接される第1固定接点が配備さ
れている、というものである。この発明のジャックによ
れば、ボディが厚肉化されることなく、上記第1固定接
点と上記第1可動接点とによるスイッチ回路が形成され
る。
【0016】請求項4に記載の発明によるジャックは、
請求項1または請求項2に記載のものにおいて、上記立
上り片部に第2可動接点が設けられ、上記第2空間にお
ける上記挿入孔側の壁面に、上記立上り片部の左右方向
での変位に伴って上記第2可動接点が離接される第2固
定接点が配備されている、というものである。この発明
のジャックによれば、ボディが厚肉化されることなく、
上記第2固定接点と上記第2可動接点とによるスイッチ
回路が形成される。
【0017】請求項5に記載の発明によるジャックは、
請求項1または請求項2に記載のものにおいて、上記後
向き片部に第1可動接点が設けられ、上記ボディに設け
られて上記挿入孔と上記第1空間とを区画している仕切
壁の後端部に、上記後向き片部の左右方向の変位に伴っ
て上記第1可動接点が離接される第1固定接点が配備さ
れていると共に、上記立上り片部に第2可動接点が設け
られ、上記第2空間における上記挿入孔側の壁面に、上
記立上り片部の左右方向での変位に伴って上記第2可動
接点が離接される第2固定接点が配備されている、とい
うものである。
【0018】請求項3、請求項4、請求項5に係る発明
のジャックによれば、ボディが厚肉化されることなく、
上記第1固定接点と上記第1可動接点とによる1つのス
イッチ回路と、上記第2固定接点と上記第2可動接点と
による1つのスイッチ回路とが形成されるので、1つの
超小型ジャックに2つのスイッチ回路が具備される。
【0019】請求項6に記載の発明によるジャックは、
請求項4または請求項5に記載のものにおいて、上記ボ
ディの一側壁の外側面に対する上記第2取付片部の取付
箇所の後方においてその一側壁の外側面に重なり状に配
備された取付片部とこの取付片部から前方に向けて延び
出てその前端部が上記第2空間における上記挿入孔側の
壁面に配備された接片部とを有する第2固定接片部材に
おける上記接片部の中間部が上記ボディの上面に形成さ
れた溝部に収容され、その接片部に上記第2固定接点が
形成されている、というものである。
【0020】この発明のジャックによれば、第2固定接
片部材の取付片部が上記ボディの一側壁の外側面に重な
り状に配備されてそのボディを補強することに役立つ。
【0021】請求項7に記載の発明によるジャックは、
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
請求項6のいずれかに記載のものにおいて、先端電極と
軸方向に並んだ2つの中間電極とを備えるプラグ型コネ
クタの挿入孔を備えかつ上面と下面とが平坦に形成され
たボディに、上記第1空間と、上記第2空間およびこの
第2空間に並べられてその前方に位置しかつ上記挿入孔
に連通する第3連通口を有する第3空間と、が上記挿入
孔の左右両側に振り分けて設けられ、上記第2可動接片
部材に上記プラグ型コネクタの1つの中間電極に接触さ
れる上記第2接点が設けられ、上記ボディの一側壁の外
側面に対する上記第2取付片部の取付箇所の前方におい
てその一側壁の外側面に重なり状に配備された第3取付
片部と、この第3取付片部に湾曲状の下向き転向部を介
して連設された立下り片部とこの立下り片部に湾曲状の
上向き転向部を介し連設された立上り片部とを有する第
3引廻し部と、を備え、その立上り片部に上記第3連通
口から上記挿入孔の始部に突出されて上記プラグ型コネ
クタの他の1つの中間電極に接触される第3接点が形成
された第3可動接片部材における上記第2引廻し部が、
上記第3空間に収容され、この第3可動接片部材に具備
されている上記第3取付片部と上記下向き転向部と上記
立下り片部とが上記ボディの一側壁を跨いで配備されて
いると共に、その下向き転向部と上記一側壁の上端部と
の間に、その第2引廻し部の左右方向での撓み変形を許
す隙間が形成され、かつその下向き転向部が上記ボディ
の上面と上記一側壁の上端部との間に段付状に形成され
た凹所に収容されている、というものである。
【0022】この発明のジャックによれば、3極のプラ
グに対応できる超小形ジャックが得られる。また、第3
可動接片部材の下向き転向部とボディの一側壁の上端部
との間に形成された隙間が、上記第3引廻し部の変位を
吸収するので、上記一側壁に大きな力が加わらなくな
る。
【0023】請求項8に記載の発明によるジャックは、
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
請求項6、請求項7のいずれかに記載のものにおいて、
上記ボディの下面に上記挿入孔の下部を露出させて形成
されるスリットが具備され、このスリットに跨がって上
記ボディと一体に形成されたボスがそのボディの下面か
ら下向きに突出されている、というものである。
【0024】この発明のジャックによれば、ボディの高
さ寸法が、平坦な下面に上記挿入孔の下部が露出するこ
とにより形成されるスリットが具備される寸法に定めら
れているので、ボディの薄型化が促進される。そして、
このようにして達成された薄型化に伴うボディの強度低
下、すなわちボディの下面にスリットが具備されている
ことによるボディの開きが、ボディの下面のスリットに
跨がってボディの下面から一体に突出されたボスにより
抑制される。すなわち、ボスによってボディが補強され
る。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るジャックの正面図、図2は同ジャックの平面図、図3
は同ジャックの下面図、図4は図2のIV−IV線に沿
う部分の断面図、図5は図4のV−V線に沿う部分の断
面図、図6はボディの平面図、図7は図6のVII−V
II線に沿う部分の断面図、図8は第1可動接片部材4
の斜視図、図9は第2可動接片部材5の斜視図、図10
は第1固定接片部材7の斜視図、図11は第2固定接片
部材8の斜視図、図12は図11のXII線に沿う部分
矢視図、図13は図4のV−V線に沿う部分の断面図で
表したジャックの使用状態を示す水平断面図、図14は
図2のIV−IV線に沿う部分の断面図で表したジャッ
クの使用状態を示す垂直断面図である。
【0026】図1〜図3において、絶縁性の合成樹脂で
成形されたボディ1にはプラグ(後述する)の挿入孔1
1が設けられており、この挿入孔11がボディ1の前部
に突設されたボス部12の前端面で開口している。ま
た、ボディ1の上面13と下面14はいずれも平坦面に
なっていて、下面14にスリット15が具備されてい
る。このスリット15は、上記挿入孔11の下部がボデ
ィ1の下面14に露出する程度にまでボディ1の高さ寸
法Hを下部側で減じたことによって形成されたものであ
る。したがって、ボディ1は、その高さ寸法Hが上記挿
入孔11の直径寸法と同等程度の寸法になるほど薄型化
されている。具体的には、当該ジャックが、電極の外径
基準寸法(基準寸法)が2.5mmである超小形プラグ
を使用対象とするものである場合、ボディ1の高さ寸法
Hすなわち厚さは3mmにまで薄型化することができ
た。
【0027】図3〜図5で判るように、ボディ1の下面
14には、上記スリット15に跨がって円形のボス16
aが一体に突出されている。このボス16aは、スリッ
ト15を境としてボディ1が開き変形することを防ぐ作
用を果たしていると共に、当該ジャックを配線基板10
0に搭載するときに、配線基板100の位置決め孔11
0に差し込まれてジャックを位置決めする機能を有して
いる。なお、下面14には他の箇所にもう1つのボス1
6bが突出されており、このボス16bは配線基板10
0の位置決め孔110に差し込まれてジャックを位置決
めする機能を有している。
【0028】図4〜図7などに示したように、ボディ1
には、その挿入孔11の左右両側に振り分けて、第1空
間21と、第2空間25および第3空間31とが設けら
れている。第1空間21は、上記挿入孔11に沿って前
後方向に延びその挿入孔11の終部11aに連通する第
1連通口22と上記ボディ1の後面で開放された開口2
3とを有する。第2空間25は上記挿入孔11の中間部
11bに連通する第2連通口26を有し、第3空間31
は上記挿入孔11の始部11cに連通する第3連通口3
2を有する。ここで、挿入孔11の終部11a、中間部
11b、始部11cは、それぞれ、その挿入孔11にプ
ラグPを挿入したときにそのプラグPの先端電極R1、
1つの中間電極R2、他の1つの中間電極R3が配置さ
れる箇所に相当している(図13参照)。
【0029】図8のように、第1可動接片部材4は、第
1取付片部41と弾性を有する第1引廻し部42とを一
体に有している。第1引廻し部42は、上記第1取付片
部41から前方に延び出た前向き片部43とその前向き
片部43に湾曲状の後向き転向部44を介し連設されて
後方に延び出た後向き片部45とでなる。その後向き片
部45の先端部は円弧状に折り曲げられていて、その頂
部が第1接点46となされている。また、上記第1取付
片部41には、端子47と係止爪48とが設けられてい
ると共に、ストッパ片49が切起し形成されている。
【0030】この第1可動接片部材4は、上記開口23
を通してボディ1の後端部から上記第1空間21に挿入
されてそのボディ1に組み付けられる。こうして組み付
けられた第1可動接片部材4においては、その第1取付
片部41が図7に示したボディ1側の上下の溝部17に
挿入され、かつ、上記係止爪48がその溝部17の溝壁
面に喰い込んでいる。このため、上記第1取付片部41
が上記ボディ1の後部で上記第1空間21の壁面24に
重なり状に配備される。また、上記第1接点46は、上
記第1連通口22から上記挿入孔11の終部11aに突
出されてプラグPの先端電極R1(図13参照)に接触
可能となる。さらに、上記端子47は、ボディ1の後端
部の側方に突き出される。
【0031】図9のように、第2可動接片部材5は、第
2取付片部51と弾性を有する第2引廻し部52とを備
えている。第2引廻し部52は、上記第2取付片部51
に湾曲状の下向き転向部53を介して連設された立下り
片部54とこの立下り片部54に湾曲状の上向き転向部
55を介し連設された立上り片部56とでなる。上記立
上り片部56には第2接点57が膨出状に形成されてい
ると共に、その立上り片部56にさらに接片部58が斜
め上方に向けて延出されている。この接片部58は第2
可動接点50を兼用している。上記第2取付片部51に
は、端子59と係合孔51aと係止爪51bとが設けら
れている。
【0032】この第2可動接片部材5において、上記第
2取付片部51は、図5のように、ボディ1の一側壁に
設けられている前後一対の縦溝18,18に上方から挿
入されてその係合孔51aにボディ1側の係合爪19が
係止され、かつ上記係止爪51bが上記縦溝18,18
の壁面に喰い込んで上記ボディ1の一側壁101の外側
面に重なり状に配備される。また、上記第2引廻し部5
2は、図4および図5のように上記第2空間25に収容
されて、上記第2接点57が上記第2連通口26から上
記挿入孔11の中間部11bに突出され、これにより第
2接点57が上記プラグPの中間電極R2(図13参
照)に接触可能になされる。そして、上記第2取付片部
51と上記下向き転向部53と上記立下り片部54とは
上記ボディ1の一側壁101を跨いで配備されている。
ここで、その下向き転向部53と上記一側壁101の上
端部との間に、その第2引廻し部52の左右方向での撓
み変形を許す隙間S1(図4参照)が形成され、かつそ
の下向き転向部53が上記ボディ1の上面と上記一側壁
101の上端部との間に段付状に形成された凹所102
(図6参照)に収容される。また、上記端子59がボデ
ィ1の前後方向中間部の側方に突出される。
【0033】図5のように、上記第3空間31には、第
3可動接片部材6の引廻し部62が配備されている。こ
の第3可動接片部材6としては、図9で説明した第2可
動接片部材5とほぼ同じ形状のものが使われている。す
なわち、第3可動接片部材6は、第3取付片部61と上
記引廻し部62とを備えており、その引廻し部62は、
上記第3取付片部61に湾曲状の下向き転向部63(図
2参照)を介して連設された立下り片部64とこの立下
り片部64に湾曲状の上向き転向部65を介し連設され
た立上り片部66とでなる。そして、上記立上り片部6
6に第3接点(不図示)が膨出状に形成されている。な
お、第3可動接片部材6においては、第2可動接片部材
5に設けられている接片部58に相当する部分は必要が
ない。
【0034】この第3可動接片部材6とボディ1の側壁
101との取付構造は、上述した第2可動接片部材5と
ボディ1の側壁101との取付構造とまったく同じであ
る。すなわち、図5のように、上記第3取付片部61が
ボディ1の一側壁101の外側面に重なり状に配備され
ており、また、上記引廻し部62は、上記第3空間25
に収容されてその第3接点(不図示)が第3連通口32
から上記挿入孔11の始部11cに突出され、これによ
り第3接点が上記プラグPの中間電極R3(図13参
照)に接触可能になされている。さらに、上記第3取付
片部61と上記下向き転向部63と上記立下り片部64
とは上記ボディ1の一側壁101を跨いで配備されてお
り、その下向き転向部63と上記一側壁101の上端部
との間に、その第2引廻し部65の左右方向での撓み変
形を許す隙間(不図示)が形成され、かつその下向き転
向部63が上記ボディ1の上面と上記一側壁101の上
端部との間に段付状に形成された凹所103(図6参
照)に収容されている。また、上記端子69がボディ1
の前後方向中間部の側方に突出されている。
【0035】図6に示したボディ1の他側壁104に、
図2のように第1固定接片部材7が取り付けられてい
る。図10のように、この第1固定接片部材7は、取付
片部71とこの取付片部71に対向して設けられた接片
部72とそれらの取付片部71および接片部72の上端
部間に亘る上片部73とを有する門形に形成されてお
り、上記取付片部71には、端子74や係合孔75や係
止爪76が設けられている。また、上記接片部72の端
縁部に第1固定接点77が膨出状に形成されている。
【0036】図4や図5などに示したように、この第1
固定接片部材7は、上記第1空間21に跨がって上記ボ
ディ1に配備されている。そして、上記上片部73が上
記ボディ1の上面に形成された凹所105(図6参照)
に収容され、上記取付片部71がボディ1の他側壁10
4の外側面に重なり状に配備され、上記接片部72が、
上記ボディ1に設けられた上記挿入孔11と上記第1空
間21とを区画している仕切壁106の後端部に固定さ
れている。そして、接片部72に設けられている上記第
1固定接点77に対して、上記第1可動接片部材4の後
向き片部45に設けられている第1可動接点40が離接
されるようになっている。
【0037】図2で判るように、上記ボディ1の一側壁
101の外側面に対する上記第2取付片部51の取付箇
所の後方に第2固定接片部材8が取り付けられている。
図11および図12に示したように、この第2固定接片
部材8は、取付片部81と、この取付片部81から前方
に向けて延び出てその前端部83が上記第2空間25に
おける上記挿入孔11側の壁面に配備された接片部82
とを有する。また、上記取付片部81には、端子84や
係合孔85や係止爪86が設けられており、この取付片
部81が、ボディ1の一側壁101の外側面に重なり状
に配備される形で取り付けられる。また、上記接片部8
2の中間部は、上記ボディ1の上面に形成された溝部1
07(図6参照)に収容されている。上記接片部82に
は第2固定接点87が形成されている。この第2固定接
点87は、上記第2可動接片部材5の上記立上り片部5
6の左右方向での変位に伴って上記第2可動接点50が
離接されるようになっている。なお、上記取付片部81
とボディ1の一側壁101との取付構造は、上述した第
2可動接片部材5とボディ1の一側壁101との取付構
造とまったく同じであるので詳細説明を省略する。
【0038】図13に示したように、上記したジャック
の相手方として用いられるプラグPは、1つの先端電極
R1と2つの中間電極R2,R3とを有する3極プラグ
である。そして、上記第1可動接片部材4の第1接点4
6が先端電極R1に対応し、上記第2可動接片部材5の
第2接点57は1つの中間電極R2に対応し、上記第3
可動接片部材5の第3接点は他の1つの中間電極R3に
対応している。
【0039】上記構成のジャックは、ボディ1の高さ寸
法HがプラグPの挿入孔11の直径寸法と同等程度(具
体的には3mm)になっており、しかも、第1可動接片
部材4、第2可動接片部材5、第3可動接片部材6、第
1固定接片部材7、第2固定接片部材8の各端子47,
59,69,74,84はすべてボディ1の外側方へ突
き出ているので、それらがボディ1の上方へも下方へも
突き出さなくなってジャック全体の超薄型化が達成され
ている。そして、上記各端子47,59,69,74,
84を配線基板100に半田付けすることによりそのジ
ャックを図4や図14のように実装すると、ボディ1の
下面14にスリット15が具備されていることによるボ
ディ1の開き変形が、ボス16aのみならず、ボディ1
を左右から挾んでいる第2可動接片部材5の第2取付片
部51、第3可動接片部材6の第3取付片部61、第2
固定接片部材8の取付片部81および第1固定接片部材
7の取付片部71によって阻止される。したがって、ジ
ャックが超薄型であっても、プラグ挿抜時にこじり力な
どが加えられるような実使用に耐え得る強度を備えたも
のになる。
【0040】また、プラグPの先端電極R1に対応して
いる第1可動接片部材4の第1引廻し部42の沿面長さ
や、2つの中間電極R2,R3に各別に対応している第
2可動接片部材5や第3可動接片部材6の第2引廻し部
52や第3引廻し部62の沿面長さが長いので、ボディ
1の横幅寸法や奥行寸法をそれだけ短くでき、このこと
が、上述した超薄型化と相まってジャックの超小型化を
促進することに役立つ。
【0041】そして、上記ジャックは、上記第1固定接
点77と上記第1可動接点40とによる1つのスイッチ
回路と、上記第2固定接点87と上記第2可動接点50
とによる1つのスイッチ回路とが形成されるので、超小
型化ジャックであるにもかかわらず2つのスイッチ回路
を備えたものとなる。
【0042】この実施形態のジャックにおいて、プラグ
Pを挿入していないときには、図2、図4、図5などで
判るように、第1固定接点77に第1可動接点40が接
触し、第2固定接点77に第2可動接点50が接触して
いる。そして、プラグPを挿入孔11に挿入すると、図
13および図14のように、プラグPの先端電極R1に
第1接点46が接触し、それに伴う第1可動接片部材4
の第1引廻し部42の変位により上記第1可動接点40
が第1固定接点77から離れる。また、プラグPの1つ
の中間電極R2に第2可動接片部材5の第2接点57が
接触し、それに伴う第2引廻し部52の変位により上記
第2可動接点50が第2固定接点87から離れる。さら
に、プラグPの他の1つの中間電極R3に第3可動接片
部材6の第3接点が接触する。また、プラグPを上記挿
入孔11に挿入したり引き抜いたりするときにそのプラ
グPがこじられたときには、図13のように上記ストッ
パ片49が第1可動接片部材4の後向き片部45に当た
ってその変位幅を規制するので、その第1引廻し部42
が永久変形するような事態は起こらない。
【0043】そして、図4や図14に示したように、第
2可動接片部材5の下向き転向部53とボディ1の一側
壁101の上端部との間には、隙間S1が形成されてい
るので、上述した第2引廻し部52の変位がその隙間S
1により吸収される。このため、第2引廻し部52が変
位しても、上記一側壁101に大きな力が加わらなくな
る。このため、その一側壁101が薄くても亀裂などの
障害が発生しない。第3可動接片部材6の第3引廻し部
62が変位した場合においても、同様の作用が発揮され
る。
【0044】この実施例では、3極構造のジャックを説
明したけれども、第3可動接片部材6を省略することに
よって2極構造に改変することができる。また、第1固
定接片部材7または第2固定接片部材8のいずれか1つ
を省略すれば、1つのスイッチ回路を有するジャックと
なり、両方を省略すれば、スイッチ回路を有しないジャ
ックとなる。
【0045】
【発明の効果】請求項1に係る発明のジャックによれ
ば、その薄型化が達成され、同時に、第1可動接片部材
や第2可動接片部材の引廻し部の沿面長さを長く確保で
きてそれらの耐用寿命を向上するという効果がある。
た、門形の第1固定接片部材の取付片部が上記ボディの
他側壁の外側面に重なり状に配備されてそのボディを補
強することに役立つ。
【0046】請求項2に係る発明のジャックによれば、
プラグの挿抜時に第1可動接片部材がこじられても、そ
の第1可動接片部材の後向き片部が永久変形するおそれ
がないので、第1可動接片部材の耐用寿命をいっそう向
上させることができるという効果がある。
【0047】請求項3〜請求項5に係る発明のジャック
によれば、ボディが厚肉化されることなく、当該ジャッ
クに1つまたは2つのスイッチ回路を具備させることが
できるという効果がある。
【0048】請求項6に係る発明のジャックによれば、
第1固定接片部材の取付片部や第2固定接片部材の取付
片部によって超小型化されたボディが補強されるという
効果がある。
【0049】請求項7に係る発明のジャックによれば、
3極のプラグに対応できる超小形ジャックを提供するこ
とができるようになるという効果がある。
【0050】請求項8に係る発明のジャックによれば、
当該ジャックが、プラグの挿入孔の直径寸法と同等程度
にまで薄型化されるという効果がある。また、薄型化さ
れたボディの下面とにスリットが具備されていることに
よるボディの開きがボスにより抑制されて、薄型化に伴
う強度低下を起こしたボディがボスによって補強され、
ボディの必要強度が確保されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるジャックの正面図
である。
【図2】同ジャックの平面図である。
【図3】同ジャックの下面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う部分の断面図であ
る。
【図5】図4のV−V線に沿う部分の断面図である。
【図6】ボディの平面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う部分の断面図で
ある。
【図8】第1可動接片部材の斜視図である。
【図9】第2可動接片部材の斜視図である。
【図10】第1固定接片部材の斜視図である。
【図11】第2固定接片部材の斜視図である。
【図12】図11のXII線に沿う部分矢視図である。
【図13】図4のV−V線に沿う部分の断面図で表した
ジャックの使用状態を示す水平断面図である。
【図14】図2のIV−IV線に沿う部分の断面図で表
したジャックの使用状態を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 4 第1可動接片部材 5 第2可動接片部材 6 第3可動接片部材 7 第1固定接片部材 8 第2固定接片部材 11 挿入孔 11a 挿入孔の終部 13 上面 14 下面 15 スリット 16a ボス 21 第1空間 22 第1連通口 23 開口 24 壁面 25 第2空間 26 第2連通口 31 第3空間 32 第3連通口 40 第1可動接点 41 第1取付片部 42 第1引廻し部 43 前向き片部 44 後向き転向部 45 後向き片部 46 第1接点 49 ストッパ片 50 第2可動接点 51 第2取付片部 52 第2引廻し部 53 下向き転向部 54 立下り片部 55 上向き転向部 56 立上り片部 57 第2接点 61 第3取付片部 62 第3引廻し部 63 下向き転向部 64 立下り片部 65 上向き転向部 66 立上り片部 71 取付片部 72 接片部 73 上片部 77 第1固定接点 81 取付片部 82 接片部 87 第2固定接点 101 一側壁 102 凹所 104 他側壁 105 凹所 106 仕切壁 107 溝部 S1 隙間 P プラグ(プラグ型コネクタ) R1 先端電極 R2,R3 中間電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/10 H01R 24/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端電極と中間電極とを備えるプラグ型
    コネクタの挿入孔を備えかつ上面と下面とが平坦に形成
    されたボディに、上記挿入孔に沿って前後方向に延びそ
    の挿入孔の終部に連通する第1連通口と上記ボディの後
    面で開放された開口とを有する第1空間と、上記挿入孔
    に連通する第2連通口を有する第2空間と、が上記挿入
    孔の左右両側に振り分けて設けられていると共に、上記
    挿入孔と上記第1空間とが仕切壁によって区画されてお
    り、 上記ボディの後部でその第1空間の壁面に重なり状に配
    備された第1取付片部と、その第1取付片部から前方に
    延び出た前向き片部とその前向き片部に湾曲状の後向き
    転向部を介し連設されて後方に延び出た後向き片部とで
    なる弾性を有する第1引廻し部と、を備え、上記後向き
    片部の先端部に、上記第1連通口から上記挿入孔の終部
    に突出されて上記プラグ型コネクタの先端電極に接触さ
    れる第1接点が形成された第1可動接片部材が、上記第
    1空間に配備され、 上記ボディの一側壁の外側面に重なり状に配備された第
    2取付片部と、この第2取付片部に湾曲状の下向き転向
    部を介して連設された立下り片部とこの立下り片部に湾
    曲状の上向き転向部を介し連設された立上り片部とでな
    る弾性を有する第2引廻し部と、を備え、その立上り片
    部に上記第2連通口から上記挿入孔の中間部に突出され
    て上記プラグ型コネクタの中間電極に接触される第2接
    点が形成された第2可動接片部材における上記第2引廻
    し部が、上記第2空間に収容され、この第2可動接片部
    材に具備されている上記第2取付片部と上記下向き転向
    部と上記立下り片部とが上記ボディの一側壁を跨いで配
    備されていると共に、その下向き転向部と上記一側壁の
    上端部との間に、その第2引廻し部の左右方向での撓み
    変形を許す隙間が形成され、かつその下向き転向部が上
    記ボディの上面と上記一側壁の上端部との間に段付状に
    形成された凹所に収容され、上記ボディの他側壁の外側面に重なり状に配備された取
    付片部とこの取付片部に対向して上記仕切壁に固定され
    た接片部とそれらの取付片部および接片部の上 端部間に
    亘る上片部とを有する門形の第1固定接片部材が、上記
    第1空間に跨がって上記ボディに配備され、上記上片部
    が上記ボディの上面に形成された凹所に収容され、上記
    接片部に上記第1固定接点が形成されている ことを特徴
    とするジャック型コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記第1可動接片部材の上記第1取付片
    部に、上記プラグ型コネクタの先端電極に上記第1接点
    が接触して上記後向き片部が変位したときに、その後向
    き片部に当たってその後向き片部の変位幅を規制するス
    トッパ片が切起し形成されている請求項1に記載のジャ
    ック型コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記後向き片部に第1可動接点が設けら
    れ、上記仕切壁の後端部に、上記後向き片部の左右方向
    の変位に伴って上記第1可動接点が離接される第1固定
    接点が配備されている請求項1または請求項2に記載の
    ジャック型コネクタ。
  4. 【請求項4】 上記立上り片部に第2可動接点が設けら
    れ、上記第2空間における上記挿入孔側の壁面に、上記
    立上り片部の左右方向での変位に伴って上記第2可動接
    点が離接される第2固定接点が配備されている請求項1
    または請求項2に記載のジャック型コネクタ。
  5. 【請求項5】 上記後向き片部に第1可動接点が設けら
    れ、上記ボディに設けられて上記挿入孔と上記第1空間
    とを区画している仕切壁の後端部に、上記後向き片部の
    左右方向の変位に伴って上記第1可動接点が離接される
    第1固定接点が配備されていると共に、上記立上り片部
    に第2可動接点が設けられ、上記第2空間における上記
    挿入孔側の壁面に、上記立上り片部の左右方向での変位
    に伴って上記第2可動接点が離接される第2固定接点が
    配備されている請求項1または請求項2に記載のジャッ
    ク型コネクタ。
  6. 【請求項6】 上記ボディの一側壁の外側面に対する上
    記第2取付片部の取付箇所の後方においてその一側壁の
    外側面に重なり状に配備された取付片部とこの取付片部
    から前方に向けて延び出てその前端部が上記第2空間に
    おける上記挿入孔側の壁面に配備された接片部とを有す
    る第2固定接片部材における上記接片部の中間部が上記
    ボディの上面に形成された溝部に収容され、その接片部
    に上記第2固定接点が形成されている請求項4または請
    求項5のいずれかに記載のジャック型コネクタ。
  7. 【請求項7】 先端電極と軸方向に並んだ2つの中間電
    極とを備えるプラグ型コネクタの挿入孔を備えかつ上面
    と下面とが平坦に形成されたボディに、上記第1空間
    と、上記第2空間およびこの第2空間に並べられてその
    前方に位置しかつ上記挿入孔に連通する第3連通口を有
    する第3空間と、が上記挿入孔の左右両側に振り分けて
    設けられ、 上記第2可動接片部材に上記プラグ型コネクタの1つの
    中間電極に接触される上記第2接点が設けられ、 上記ボディの一側壁の外側面に対する上記第2取付片部
    の取付箇所の前方においてその一側壁の外側面に重なり
    状に配備された第3取付片部と、この第3取付片部に湾
    曲状の下向き転向部を介して連設された立下り片部とこ
    の立下り片部に湾曲状の上向き転向部を介し連設された
    立上り片部とを有する第3引廻し部と、を備え、その立
    上り片部に上記第3連通口から上記挿入孔の始部に突出
    されて上記プラグ型コネクタの他の1つの中間電極に接
    触される第3接点が形成された第3可動接片部材におけ
    る上記第2引廻し部が、上記第3空間に収容され、この
    第3可動接片部材に具備されている上記第3取付片部と
    上記下向き転向部と上記立下り片部とが上記ボディの一
    側壁を跨いで配備されていると共に、その下向き転向部
    と上記一側壁の上端部との間に、その第2引廻し部の左
    右方向での撓み変形を許す隙間が形成され、かつその下
    向き転向部が上記ボディの上面と上記一側壁の上端部と
    の間に段付状に形成された凹所に収容されている請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    のいずれかに記載のジャック型コネクタ。
  8. 【請求項8】 上記ボディの下面に上記挿入孔の下部を
    露出させて形成されるスリットが具備され、このスリッ
    トに跨がって上記ボディと一体に形成されたボスがその
    ボディの下面から下向きに突出されている請求項1、請
    求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請
    求項7のいずれかに記載のジャック型コネクタ。
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