JP4490791B2 - ソケットコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電気コネクタの分野に属し、プリント配線板その他の実装対象物の表面に実装されるヘッダーコネクタに接続するソケットコネクタに関する。
特許文献1は、電線を圧接接続するコンタクトと、このコンタクトを個別的に離隔して収容するコンタクト収容室が、隔壁によって個別的に離隔されていると共に、その頂部及び後端部は上記電線を圧入するために開放されており、この開放部の後端両側の上記隔壁部分に上記電線の係止部であるストレインリリーフが設けられている絶縁ハウジングとからなる圧接コネクタを開示している。
特許文献2は、導電性板材を打ち抜き曲げ加工することにより、相手側の端子と接続される接続部と、電線を受け入れて圧接する圧接部とが前方から順に形成された圧接端子において、上記圧接部には前後一対の圧接刃が設けられており、前側の圧接刃は上記電線の被覆を切開して内部の導体と導通接続可能なスロットを有して上記圧接部の底板から切り起こし形成されると共に、後側の圧接刃は同じく上記電線の被覆を切開して内部の導体と導通接続可能なスロットを有して上記底板の両側に折曲起立形成される左右側板の一方の側板から折曲形成されている圧接端子を開示している。
特許文献3は、互いに対向した一対の接触片を有する雌形接触子を開示している。この雌形端子は接触片の間に相手側の雄形接触子の一端を受け入れてこれに接触するようにしている。
特許第3262732号公報 特開2003−163041号公報 実開平6−48190号公報
プリント配線板の表面に、雄コンタクトよりなるヘッダーコンタクトを備えたヘッダーコネクタを実装し、このヘッダーコネクタに、圧接形の雌コンタクトよりなるソケットコンタクトを備えて電線の終端に接続したソケットコネクタを嵌合するようにする場合、次のような課題がある。
電線が湾曲変形するように引き回されることに対する強度を高めるために、ソケットコネクタに特許文献1に開示されるようなストレインリリーフを設けることが考えられる。しかし、そうすると、ストレインリリーフはソケットハウジングの隔壁の頂部から高さ方向に立ち上がっているので、ソケットコネクタが分厚くなり、薄型化を実現することができない。
また、ソケットコンタクトのスロットによって電線の保持力を確保すると共に、スロットと電線の導体との接触信頼性を確保するには、特許文献2に開示されるようにスロットを二つ設け、スロットを一つにする場合に較べて電線保持箇所及び圧接箇所を二倍にすることが望ましいが、そうすると長手方向にスロットが並ぶことからソケットコンタクトが長くなり、ソケットコネクタのコンパクト化を阻害することになる。
さらに、雄形のヘッダーコンタクトの接触部を板状又は棒状に形成した場合、これに接触するソケットコンタクトの接触部は、特許文献3に開示されるように互いに対向した一対の接触片とするのがコスト的に有利である。その場合、接触片の弾性を確保するためには接触片の長さを或る程度確保しなければならず、そのためにソケットコンタクトが長くなり、ソケットコネクタのコンパクト化を阻害することになる。
本発明は、このような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、ソケットコンタクトを電線挿入溝に圧入し、ソケットコンタクトにインシュレーションバレルを設けることで電線の引き回しに対する強度を高め、これによってソケットハウジングにストレインリリーフを設ける必要を無くしてソケットコネクタを薄型化し、一対の接触片を対向させずに横に並べて折り曲げることで弾性を確保しながらソケットコンタクトを短くしてソケットコネクタをコンパクト化し、インシュレーションバレルによって電線の保持力を確保すると共に接触片の折り曲げ部とスロットが設けられる圧接板との間に電線終端の余部を収納する収納部を形成することでスロットと電線の導体との接触信頼性を確保し、これによってスロットを単一にしてソケットコンタクトを更に短くしてソケットコネクタをコンパクト化することにある。
上記目的を達成するため、請求項1のソケットコネクタは、互いに直交する奥行き方向、幅方向、及び高さ方向をとったときに、高さ方向の一方の端面である裏面から他方の端面である表面に向かって凹み且つ奥行き方向の手前側の端面にまで至る電線挿入溝が設けられたソケットハウジングと、このソケットハウジングの電線挿入溝に圧入され、電線がソケットハウジングから奥行き方向の手前に引き出されるように電線の終端を接続するソケットコンタクトとを備えたソケットコネクタである。このソケットコンタクトは、高さ方向に向いた底板を有する本体と、奥行き方向に向き、底板の奥行き方向の中途部から高さ方向の一方側に立ち上がり、高さ方向の一方側に向かって開口するほぼU字形のスロットを有して電線の絶縁被覆を破って導体との接続を行う圧接板と、ほぼ幅方向に向き、底板の奥行き方向の手前側の端部の幅方向両側のうち少なくとも一方側から高さ方向の一方側へ立ち上がり、内側へ曲がることで電線の絶縁被覆をかしめるインシュレーションバレルと、幅方向に並ぶと共に、ほぼ高さ方向に向いて底板から奥行き方向の奥へ延びる基部と、ほぼ奥行き方向に向いて基部の先端から高さ方向の一方へ立ち上がって圧接板との間に電線終端の余部を収納する収納部を形成する中途部と、ほぼ高さ方向に向いて中途部の先端から奥行き方向の奥へ延びて幅方向内側の端面でヘッダーコネクタのヘッダーコンタクトに接触する奥部とを有する一対の接触片とを備えている。
このソケットコンタクトソケットハウジングの電線挿入溝に、スロットがソケットハウジングの裏面側に向かって開口し、インシュレーションバレルがソケットハウジングの裏面側に向かって立ち上がるように方向づけて圧入されている。そして、奥行き方向に延びた電線の終端を先端の余部が収納部に収納されるように電線挿入溝に高さ方向に沿って押し込んでスロットに圧接すると共に、電線の絶縁被覆をインシュレーションバレルでかしめる。次いで、プリント配線板その他の実装対象物の表面に設けられたヘッダーコネクタにソケットコネクタを嵌合し、ソケットコンタクトの一対の接触片をヘッダーコンタクトの接触部にその厚さ方向の両側から接触させる。
その場合、ソケットコンタクトが電線挿入溝に圧入されており、インシュレーションバレルが電線の絶縁被覆をかしめるので、電線の引き回しに対する強度が高くなり、これによってソケットハウジングにストレインリリーフを設ける必要が無くなり、ソケットコネクタの薄型化が実現する。また、一対の接触片が対向せずに幅方向に並び、基部と中途部と奥部とが階段状に曲がって連続するので、例えば接触片を対向配置するときのように接触片を真っ直ぐのままで用いる場合に較べると、展開長を接触片が真っ直ぐのときとほぼ同じ長さに設定することで弾性を確保しながら、ソケットコンタクトが短くなり、ソケットコネクタがコンパクト化される。さらに、インシュレーションバレルによって電線の保持力が確保されると共に、接触片の折り曲げ部と圧接板との間に電線終端の余部が収納されるので、スロットには電線終端のうちでも切断作業などによって導体が散逸している可能性のある余部を避けて導体が完全に存在する電線の部位が当たることから確実な圧接が実現し、スロットと電線の導体との接触信頼性が確保される。そのため、スロットを単一にしてソケットコンタクトが更に短くなり、ソケットコネクタがコンパクト化される。また、ソケットコンタクトの一対の接触片がヘッダーコンタクトの接触部にその厚さ方向の両側から接触するので、ヘッダーコンタクトに対してソケットコンタクトが二点で接触することになり、接続の信頼性が高くなる。加えて、インシュレーションバレルによりソケットコンタクトと電線との結合力が高まるので電線の引き回し、引き抜きを受けてもソケットコンタクトと電線との相対的な動きが生じないことから、スロットと電線の導体との接続の信頼性が高くなる。
請求項2のソケットコネクタは、請求項1のソケットコネクタにおいて、ソケットハウジングにおける電線挿入溝よりも奥行き方向の奥側には、電線挿入溝に連通し且つソケットハウジングの裏面又は奥行き方向の奥側の端面に開口して、相手側のヘッダーコネクタのヘッダーコンタクトが挿入される受入凹部が設けられており、ソケットコンタクトの一対の接触片が受入凹部に設けられている。
このようにすれば、ソケットコンタクトをソケットハウジングの電線挿入溝に圧入すると接触片が受入凹部に格納される。そのため、接触片がソケットハウジングによって守られ、不用意に外力を受けて変形することがない。
請求項3のソケットコネクタは、請求項1又は請求項2のソケットコネクタにおいて、ソケットコンタクトの本体が底板と、この底板の幅方向両側から高さ方向の一方側へ立ち上がる側板とを有し、底板が、奥行き方向の奥側の第1底板と手前側の第2底板とに分割されており、第1底板の奥行き方向の奥側に接触片が設けられ、手前側に圧接板が設けられ、第2底板の幅方向両側のうち少なくとも一方側にインシュレーションバレルが設けられている。
このようにすれば、第1底板と第2底板とが分離しているので、第2底板に設けられたインシュレーションバレルを曲げて電線をかしめたときに、これによって生じる応力が第1底板に及ばず、接触片、圧接板が変形することがない。また、ソケットコンタクトを所定形状に形成された1枚の原板を折り曲げて形成する場合、この原板が底板の長手方向に延びる線に対して対称又はそれに近い形になるので、板材から原板をブランク加工等で抜くときにアンバランスな力がかかり難くなり、原板の歩留まりが高くなる。しかも原板の長さ及び幅のうち一方が極端に過大になることがないので、原板を板材から効率よく板取することができる。
請求項4のソケットコネクタは、請求項3のソケットコネクタにおいて、ソケットコンタクトの側板が、ソケットハウジングの電線挿入溝の裏面への開口付近で幅方向内側に張り出した張出部に接触圧力をもって接触し、これによってソケットコンタクトのソケットハウジングの電線挿入溝への圧入を果たすように構成している。
このようにすれば、電線挿入溝の底面と張出部とによりソケットコンタクトの高さ方向への動きが強く規制されるので、この方向への電線の引き回しに対する強度が高められる。
請求項5のソケットコネクタは、請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項のソケットコネクタにおいて、ヘッダーコネクタに対して高さ方向に沿って嵌合するように構成され、ヘッダーコンタクトがブレード形であって、幅方向に向いた板状の接触部を有しており、ヘッダーコネクタに嵌合したときに、一対の接触片がヘッダーコンタクトの接触部の厚さ方向の両端面に接触するように構成されている。
このようにすれば、ソケットコネクタがヘッダーコネクタに対して高さ方向に沿って嵌合されるので、嵌合時にソケットコネクタを移動させるための空きスペースを実装対象物に設ける必要がなくなり、実装対象物においてソケットコネクタ及びヘッダーコネクタにより占有される面積が減少する。ソケットコネクタが薄型化されることで、実装対象物の表面からソケットコネクタの表面までの高さが低くなり、ソケットコネクタ及びヘッダーコネクタにより構成される接続構造の低背化が実現する。電線がソケットハウジングから奥行き方向の手前に引き出されるので、実装対象物の表面に対向して例えば筐体などを配置しても電線がこの筐体等に当たり難くなり、電線が受ける負荷が減って接続状態が安定化されると共にソケットコネクタ及びヘッダーコネクタによる接続構造が更に低背化される。
請求項1のソケットコネクタは、ソケットハウジングにストレインリリーフを設ける必要を無くしてソケットコネクタを薄型化することができ、また一対の接触片を横に並べて折り曲げることで弾性を確保しながらソケットコンタクトを短くしてソケットコネクタをコンパクト化することができ、さらに電線の保持力を確保し且つスロットと電線の導体との接触信頼性を確保しながらスロットを単一にし、ソケットコンタクトを更に短くしてソケットコネクタをコンパクト化することができ、またヘッダーコンタクトに対してソケットコンタクトを二点で接触させて接続の信頼性を高くすることができる。加えて、ソケットコンタクトと電線との相対的な動きが生じないので、スロットと電線の導体との接続の信頼性を高くすることができる。
請求項2のようにすれば、接触片が不用意に外力を受けて変形することを防止することができる。
請求項3のようにすれば、インシュレーションバレルを曲げて電線をかしめたときに生じる応力によって接触片、圧接板が変形することを防止することができる。また、原板の歩留まりを高くでき、しかも原板を板材から効率よく板取することができる。
請求項4のようにすれば、高さ方向への電線の引き回しに対する強度を高めることができる。
請求項5のようにすれば、実装対象物においてソケットコネクタ及びヘッダーコネクタにより占有される面積を減少させることができ、ソケットコネクタの薄型化によりソケットコネクタ及びヘッダーコネクタにより構成される接続構造の低背化を実現することができ、電線が実装対象物の表面に対向して配置された筐体等に当たり難くなり、電線が受ける負荷が減って接続状態を安定化できると共にソケットコネクタ及びヘッダーコネクタによる接続構造を更に低背化することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図6は本発明の実施形態であるソケットコネクタ100のソケットコンタクト120を示す。このソケットコンタクト120は、図15に示すようなソケットハウジング110に圧入され、このソケットハウジング110とソケットコンタクト120とにより図8ないし図14に示すようなソケットコネクタ100が構成される。互いに直交する奥行き方向、幅方向、及び高さ方向を想定し、これらの方向付けを利用して説明する。この実施形態の場合、図2で説明すれば、図の左右方向が奥行き方向であり、図の左方が奥行き方向の奥、右方が奥行き方向の手前である。また、図の紙面に垂直な方向が高さ方向であり、図の上下方向が幅方向である。ソケットハウジング110は絶縁性材料により形成され、ソケットコンタクト120は導電性材料により形成されている。相手側のヘッダーコネクタ200は、絶縁性材料により形成されたヘッダーハウジング210と、導電性材料により形成されてヘッダーハウジング210に設けられたヘッダーコンタクト220とを備えている。ソケットコネクタ100及びヘッダーコネクタ200は2極タイプであり、コンタクト120、220を2つずつ並列に備えているが、これによって本発明のソケットコネクタ及びヘッダーコネクタの極数が限定されるものではない。このヘッダーコネクタ200は、プリント配線板その他の実装対象物Pにおける高さ方向に向いた表面に配置される。実装対象物Pは、高さ方向に向いた面状の表面を有すると共にヘッダーコンタクト220の接続相手となる導体を有する物品である。この実装対象物Pには、例えばプリント配線板、FFC(Flexible Flat Cable)やFPC(Flexible Printed Circuit)などの平形柔軟ケーブル、電子機器の筐体などが含まれている。ここでいうプリント配線板は、回路設計に基づいて、部品間を接続するために必要な導体パターンを絶縁基板の表面又は表面とその内部にプリントによって形成した板をいう。電子機器の筐体の場合、例えば絶縁体の表面に導電性のメッキ層を形成するMID(Molded Interconnection Device)の技術によって導体が形成されたものが例示される。この実施形態の場合、実装対象物Pはプリント配線板であり、ヘッダーコネクタ200は、このプリント配線板である実装対象物Pの表面に実装されている。
図15に示すように、ソケットハウジング110には、高さ方向の一方の端面である裏面111から他方の端面である表面112に向かって凹み且つ奥行き方向の手前側の端面113にまで至る電線挿入溝115が設けられている。ソケットハウジング110の電線挿入溝115よりも奥行き方向の奥側には、電線挿入溝115に連通し且つソケットハウジング110の裏面111及び奥行き方向の奥側の端面114に開口して、ヘッダーコネクタ200のヘッダーコンタクト220が挿入される受入凹部116が設けられている。この受入凹部はソケットハウジングの裏面又は奥行き方向の奥側の端面のいずれかに開口するようにしてもよい。この受入凹部116にはソケットコンタクト120の一対の接触片124が設けられる。受入凹部を設けない場合、ソケットコンタクトの一対の接触片は例えば電線挿入溝に収め或いは電線挿入溝から奥行き方向の奥側又は高さ方向へ突出させる。
ソケットコンタクト120は、上記電線挿入溝115に圧入され、電線Wがソケットハウジング110から奥行き方向の手前に引き出されるように電線Wの終端を接続する。この圧入は、例えばソケットコンタクト120と電線挿入溝115とがタイトに嵌まるように寸法設定することで行われる。ソケットコンタクト120は、本体121を有している。本体121は高さ方向に向いた底板121aと、この底板121aの幅方向両側から高さ方向の一方側へ立ち上がる側板121bとを備えている。本発明のソケットコンタクトの本体は、底板を備えておればよく、側板を備えていなくてもよい。底板121aには、圧接板122と、インシュレーションバレル123と、一対の接触片124とが設けられている。
圧接板122は、板片であって奥行き方向に向き、底板121aの奥行き方向の中途部から高さ方向の一方側に立ち上がっている。圧接板122には、高さ方向の一方側に向かって開口するほぼU字形のスロット122aが設けられ、スロット122aの端縁は鋭利に形成されていて、電線Wの絶縁被覆を破って導体との接続を行うように構成されている。このスロット122aに電線Wを高さ方向に沿って押し込むと、スロット122aが絶縁被覆を破り、スロット122aに絶縁被覆の内側にある導体が接触してスロット122aと電線Wの導体との機械的接続及び電気的接続を果たす。
インシュレーションバレル123は、板片であってほぼ幅方向に向き、底板121aの奥行き方向の手前側の端部の幅方向両側のうち少なくとも一方側から高さ方向の一方側へ立ち上がっている。そして、幅方向の内側へ曲がることで電線Wの絶縁被覆をかしめるように構成されている。この実施形態の場合、2つのインシュレーションバレル123が底板121aの奥行き方向の手前側の端部の幅方向両側から高さ方向へ立ち上がっている。
一対の接触片124は、いずれも板片であって幅方向に並んでいる。一対の接触片124は底板121aの先端部と共にすると高さ方向にみると全体としてでほぼU字形の部分を形成している。接触片124は基部124aと、中途部124bと、奥部124cとを備えている。基部124aは、面がほぼ高さ方向に向いており、底板121aから奥行き方向の奥へ延びている。中途部124bは、面がほぼ奥行き方向に向いており、基部124aの先端から高さ方向の一方へ立ち上がっている。中途部124bは、圧接板122との間に電線Wの終端の余部W1を収納する収納部125を形成するように位置している。余部W1は、電線Wの終端のうち、先端に近い部分であり、切断作業などによって外力を受けやすい部分である。奥部124cは、面がほぼ高さ方向に向いており、中途部124bの先端から奥行き方向の奥へ延びている。奥部124cは、幅方向内側の端面でヘッダーコネクタ200のヘッダーコンタクト220に接触するように構成されている。
ソケットコンタクト120の本体121の底板121aは、奥行き方向の奥側の第1底板121aaと手前側の第2底板121abとに分割されている。そして、第1底板121aaの奥行き方向の奥側に接触片124が設けられ、第1底板121aaの奥行き方向の手前側に圧接板122が設けられている。また。第2底板121abの幅方向両側のうち少なくとも一方側にインシュレーションバレル123が設けられている。この実施形態の場合、第2底板121abの幅方向両側にインシュレーションバレル123が設けられている。
図12に示すように、ソケットハウジング110の電線挿入溝115の裏面への開口付近には、幅方向内側に張り出す張出部117が設けられている。そして、ソケットコンタクト120の本体121の側板121bが、張出部117に接触圧力をもって接触し、これによってソケットコンタクト120のソケットハウジング110の電線挿入溝115への圧入を果たすように構成している。
ソケットコンタクト120には、幅方向の両端からほぼ高さ方向に立ち上がる係止片126が設けられている。ソケットハウジング110における電線挿入溝115を構成する面には、ソケットコンタクト120の奥行き方向の手前への移動を阻止するように係止片126を受ける受け止め部118が設けられている。この実施形態の場合、係止片126はほぼ幅方向に向いて底壁の幅方向の両端から高さ方向に立ち上がっている。また、受け止め部118は、電線挿入溝115の側面を幅方向外側へ凹ませて設けられている。そして、ソケットコンタクト120を電線挿入溝115に圧入してから係止片126を若干幅方向の外側に折り曲げることで係止片126を受け止め部118に嵌入している。このように構成することにより、ソケットコンタクト120が奥行き方向の手前へ移動しようとすると、係止片126が受け止め部118の奥行き方向の手前側で奥に向いた面に当たり、ソケットコンタクト120の移動が阻止される。係止片126を若干幅方向の外側に倒して設けておき、ソケットコンタクト120を電線挿入溝115に圧入するときに係止片126を弾性的に変形させることで受け止め部118に嵌入させるようにしてもよい。
ソケットコネクタ100はヘッダーコネクタ200に対して高さ方向に沿って嵌合するように構成されている。この実施形態の場合、図18に示すように、ヘッダーハウジング210には、高さ方向の一方の端面である表面211から他方の端面である裏面212まで貫通し且つ奥行き方向の手前側の端面213にまで至る収容室214が設けられている。そして、ソケットハウジング110の奥行き方向の奥側の端には収容室214に嵌合する突出部119が形成されている。ヘッダーコンタクト220はブレード形であり、幅方向に向いた板状に形成された接触部221を有している。ヘッダーコンタクト220は、接触部221が収容室214に奥行き方向の奥から突き出るようにヘッダーハウジング210に設けられている。ヘッダーコンタクト220には接続部222がヘッダーハウジング210の裏面212又はその周縁に露出するように設けられている。接続部222はハンダ付けなどにより実装対象物Pの表面に実装される。接続部222は実装対象物Pの表面にハンダ付けしてもよいし、実装対象物Pに形成された孔に挿入してハンダ付けしてもよい。この孔は実装対象物Pを貫通するかどうかを問わない。そして、ソケットコネクタ100がヘッダーコネクタ200に嵌合したときに、一対の接触片124がヘッダーコンタクト220の接触部221の厚さ方向の両端面に接触するように構成されている。収容室214の幅は、ヘッダーハウジング210の奥行き方向の手前側の端面213に近い部位で狭くなって縊れ部が形成されている。ヘッダーハウジング210には、この縊れ部を形成するために幅方向内側に突き出た係止部が設けられており、この係止部によってソケットコネクタ100が奥行き方向手前に抜けることを防いでいる。ソケットハウジング110の突出部119とヘッダーハウジング210の収容室214の構成壁には、突出部119が収容室214に嵌合したときに嵌合力を高めるロック機構が設けられている。すなわち、収容室214の構成壁にはロック部215として凹部が設けられ、突出部119にはロック部119aとして突起部が設けられ、突出部119が収容室214に嵌合したときにロック部同士が可撓性を利用して嵌合するようになっている。逆に突出部119に凹部を設け、収容室214の構成壁に突起部を設けてもよい。
この実施形態のソケットコネクタ100におけるソケットコンタクト120の作用及び効果を説明する。このソケットコンタクト120ソケットハウジング110の電線挿入溝115に、スロット122aがソケットハウジング110の裏面側に向かって開口し、インシュレーションバレル123がソケットハウジング110の裏面側に向かって立ち上がるように方向づけて圧入されている。そして、奥行き方向に延びた電線Wの終端を先端の余部W1が収納部125に収納されるように電線挿入溝115に高さ方向に沿って押し込んでスロット122aに圧接すると共に、電線Wの絶縁被覆をインシュレーションバレル123でかしめる(図16及び図17を参照)。次いで、実装対象物Pに設けられたヘッダーコネクタ200にソケットコネクタ100を嵌合し、ソケットコンタクト120の一対の接触片124をヘッダーコンタクト220の接触部221にその厚さ方向の両側から接触させる(図19ないし図21を参照)。
その場合、ソケットコンタクト120が電線挿入溝115に圧入されており、インシュレーションバレル123が電線Wの絶縁被覆をかしめるので、電線Wの引き回し(図20に仮想線及び実線矢印で示すような動き)に対する強度が高くなり、これによってソケットハウジング110にストレインリリーフを設ける必要が無くなり、ソケットコネクタ100の薄型化が実現する。また、一対の接触片124が対向せずに幅方向に並び、基部124aと中途部124bと奥部124cとが階段状に曲がって連続するので、例えば接触片を対向配置するときのように接触片を真っ直ぐのままで用いる場合に較べると、展開長を接触片が真っ直ぐのときとほぼ同じ長さに設定することで弾性を確保しながら、ソケットコンタクト120が短くなり、ソケットコネクタ100がコンパクト化される。さらに、インシュレーションバレル123によって電線Wの保持力が確保されると共に、接触片124の折り曲げ部と圧接板122との間に電線終端の余部W1が収納されるので、スロット122aには電線終端のうちでも切断作業などによって導体が散逸している可能性のある余部W1を避けて導体が完全に存在する電線の部位W2が当たることから確実な圧接が実現し、スロット122aと電線の導体との接触信頼性が確保される。そのため、スロット122aを単一にしてソケットコンタクト120が更に短くなり、ソケットコネクタ100がコンパクト化される。また、ソケットコンタクト120の一対の接触片124がヘッダーコンタクト220の接触部221にその厚さ方向の両側から接触するので、ヘッダーコンタクト220に対してソケットコンタクト120が二点で接触することになり、接続の信頼性が高くなる。加えて、インシュレーションバレル123によりソケットコンタクト120と電線Wとの結合力が高まるので電線Wの引き回し、引き抜きを受けてもソケットコンタクト120と電線Wとの相対的な動きが生じないことから、スロット122aと電線Wの導体との接続の信頼性が高くなる。
本発明のソケットコネクタにおけるソケットコンタクトの一対の接触片は電線挿入溝のなかに設けてもよいし電線挿入溝から外に突出させてもよい。しかし、この実施形態の場合、ソケットハウジング110における電線挿入溝115よりも奥行き方向の奥側に、電線挿入溝115に連通し且つソケットハウジング110の裏面111又は奥行き方向の奥側の端面114に開口して、相手側のヘッダーコネクタ200のヘッダーコンタクト220が挿入される受入凹部116が設けられ、ソケットコンタクト120の一対の接触片124が受入凹部116に設けられている。このようにすれば、ソケットコンタクト120をソケットハウジング110の電線挿入溝115に圧入すると接触片124が受入凹部116に格納される。そのため、接触片124がソケットハウジング110によって守られ、不用意に外力を受けて変形することがない。
本発明のソケットコネクタにおけるソケットコンタクトは底板を有する本体を備えておればよい。また本発明のソケットコネクタにおけるソケットコンタクトの底板は分割されずに一体的に設けられていてもよい。しかし、この実施形態の場合、ソケットコンタクト120の本体121が底板121aと、この底板121aの幅方向両側から高さ方向の一方側へ立ち上がる側板121bとを有し、底板121aが、奥行き方向の奥側の第1底板121aaと手前側の第2底板121abとに分割されており、第1底板121aaの奥行き方向の奥側に接触片124が設けられ、手前側に圧接板122が設けられ、第2底板121abの幅方向両側のうち少なくとも一方側にインシュレーションバレル123が設けられている。このようにすれば、第1底板121aaと第2底板121abとが分離しているので、第2底板121abに設けられたインシュレーションバレル123を曲げて電線Wをかしめたときに、これによって生じる応力が第1底板121aaに及ばず、接触片124、圧接板122が変形することがない。また、ソケットコンタクト120を所定形状に形成された1枚の原板C(図7を参照)を折り曲げて形成する場合、この原板Cが底板121aの長手方向に延びる線Lに対して対称又はそれに近い形になるので、板材から原板Cをブランク加工等で抜くときにアンバランスな力がかかり難くなり、原板Cの歩留まりが高くなる。しかも原板Cの長さ及び幅のうち一方が極端に過大になることがないので、原板Cを板材から効率よく板取することができる。
本発明のソケットコネクタにおけるソケットコンタクトは電線挿入溝の構成壁のどの部分に接触圧をもって接触していてもよく、圧入形態を限定するものではない。しかし、この実施形態の場合、ソケットコンタクト120の側板121bが、ソケットハウジング110の電線挿入溝115の裏面111への開口付近で幅方向内側に張り出した張出部117に接触圧力をもって接触し、これによってソケットコンタクト120のソケットハウジング110の電線挿入溝115への圧入を果たすように構成している。このようにすれば、電線挿入溝115の底面と張出部117とによりソケットコンタクト120の高さ方向への動きが強く規制されるので、この方向への電線Wの引き回しに対する強度が高められる。
本発明のソケットコネクタにおけるソケットコンタクトは、これを備えたソケットコネクタがヘッダーコネクタに対してどのような形態で嵌合してもよく、嵌合形態を限定するものではない。従って、本発明は、ソケットコネクタがヘッダーコネクタに対して奥行き方向に沿って嵌合するように構成された実施形態も含んでいる。しかし、この実施形態の場合、ソケットコネクタ100がヘッダーコネクタ200に対して高さ方向に沿って嵌合するように構成され、ヘッダーコンタクト220がブレード形であって、幅方向に向いた板状の接触部221を有しており、ソケットコネクタ100がヘッダーコネクタ200に嵌合したときに、一対の接触片124がヘッダーコンタクト220の接触部221の厚さ方向の両端面に接触するように構成されている。このようにすれば、ソケットコネクタ100がヘッダーコネクタ200に対して高さ方向に沿って嵌合されるので、嵌合時にソケットコネクタ100を移動させるための空きスペースを実装対象物Pに設ける必要がなくなり、実装対象物Pにおいてソケットコネクタ100及びヘッダーコネクタ200により占有される面積が減少する。このことは部品が密集した実装対象物Pの表面にヘッダーコネクタ200を実装し、これにソケットコネクタ100を接続するときに有利である。また、このように部品が密集した実装対象物Pの表面にヘッダーコネクタ200を実装し、これにソケットコネクタ100を嵌合する場合、ソケットコネクタ100を高さ方向に押す作業になるので、奥行き方向や幅方向など高さ方向に直交する方向に押す作業に較べて作業性が大幅に改善される。ソケットコネクタ100が薄型化されることで、実装対象物Pの表面からソケットコネクタ100の表面112までの高さが低くなり、ソケットコネクタ100及びヘッダーコネクタ200により構成される接続構造の低背化が実現する。電線Wがソケットハウジング110から奥行き方向の手前に引き出されるので、実装対象物Pの表面に対向して例えば筐体などを配置しても電線Wがこの筐体等に当たり難くなり、電線Wが受ける負荷が減って接続状態が安定化されると共にソケットコネクタ100及びヘッダーコネクタ200による接続構造が更に低背化される。
本発明は係止片及び受け止め部を設けないソケットコネクタの実施形態を含む。しかし、上記実施形態の場合、ソケットコンタクト120に、幅方向の両端からほぼ高さ方向に立ち上がる係止片126が設けられ、ソケットハウジング110における電線挿入溝115を構成する面には、ソケットコンタクト120の奥行き方向の手前への移動を阻止するように係止片126を受ける受け止め部118が設けられている。このようにすれば、受け止め部118が係止片126を受けてソケットコンタクト120の奥行き方向の手前への移動が阻止されるので、電線Wの引き抜きに対する強度が高められる。そのため、ソケットハウジング110及びソケットコンタクト120のうち一方に係止片を設け、他方にこの係止片が引っ掛かかる係止孔を設ける、いわゆるランス構造を採用しないようにすることも可能となる。そうすればソケットハウジング110に係止片又は係止孔を設けるために形成される孔をなくしてソケットハウジング110の表面112を孔のない面にすることが可能となり、またソケットハウジング110の薄型化が可能となる。
また、上記実施形態の場合、ソケットコンタクト120が電線挿入溝115に圧入されているので、ソケットコンタクト120とソケットハウジング110との結合強度が高い。そして、ソケットコネクタ100に電線Wを接続し、このソケットコネクタ100を実装対象物Pの表面に設けられたヘッダーコネクタ200に接続すると、ソケットハウジング110の電線挿入溝115が実装対象物Pによって閉塞され、ソケットコンタクト120と電線Wとの接続部であるスロット122aの付近がソケットハウジング110と実装対象物Pとにより囲われるので、図20に示すように電線Wが引き回される力はソケットハウジング110又は実装対象物Pで受け止められ、スロット122aにまで及ばなくなり、電線Wの引き回しに対する強度が高められる。また、ソケットコンタクト120のインシュレーションバレル123が電線Wの絶縁被覆をかしめるので、電線Wが電線Wの延びる方向に沿ってソケットコネクタ100から離れる向きに引っ張られて引き抜き力が作用しても、この引き抜き力がインシュレーションバレル123に受け止められ、スロット122aにまで及ばなくなり、電線Wの引き抜きに対する強度が高められる。
実施形態のソケットコンタクトの斜視図である。 実施形態のソケットコンタクトをスロットの開口側からみた平面図である。 実施形態のソケットコンタクトを幅方向からみた側面図である。 実施形態のソケットコンタクトを奥行き方向の奥側からみた正面図である。 実施形態のソケットコンタクトを奥行き方向の手前側からみた背面図である。 図2のVI−VI線における断面図である。 実施形態のソケットコンタクトの原板の平面図である。 実施形態のソケットコネクタの斜視図である。 実施形態のソケットコネクタをソケットハウジングの裏面側からみた平面図である。 図9のX−X線における断面図である。 図9のXI−XI線における断面図である。 図9のXII−XII線における断面図である。 図9のXIII−XIII線における断面図である。 図9のXIV−XIV線における断面図である。 実施形態のソケットハウジングの断面図である。断面線の位置は図10の場合と同様である。 実施形態のソケットコネクタに電線を接続してソケットハウジングの裏面側からみた斜視図である。 実施形態のソケットコネクタに電線を接続してソケットハウジングの表面側からみた斜視図である。 実施形態のヘッダーコネクタの斜視図である。 実施形態のソケットコネクタに電線を接続して実施形態のヘッダーコネクタに接続したときの斜視図である。 実施形態のソケットコネクタに電線を接続して実施形態のヘッダーコネクタに接続したときに幅方向に向く面で切断して幅方向からみた断面図である。 実施形態のソケットコネクタに電線を接続して実施形態のヘッダーコネクタに接続したときに奥行き方向に向く面で切断して奥行き方向の手前からみた断面図である。
100 ソケットコネクタ
110 ソケットハウジング
111 裏面
112 表面
113 端面(手前側)
114 端面(奥側)
115 電線挿入溝
116 受入凹部
117 張出部
119 突出部
120 ソケットコンタクト
121 本体
121a 底板
121aa 第1底板
121ab 第2底板
121b 側板
122 圧接板
122a スロット
123 インシュレーションバレル
124 接触片
124a 基部
124b 中途部
124c 奥部
125 収納部
C 原板
200 ヘッダーコネクタ
210 ヘッダーハウジング
211 表面
212 裏面
213 端面(手前側)
214 収容室
220 ヘッダーコンタクト
221 接触部
P 実装対象物
W 電線
W1 余部

Claims (5)

  1. 互いに直交する奥行き方向、幅方向、及び高さ方向をとったときに、高さ方向の一方の端面である裏面から他方の端面である表面に向かって凹み且つ奥行き方向の手前側の端面にまで至る電線挿入溝が設けられたソケットハウジングと、
    このソケットハウジングの電線挿入溝に圧入され、電線がソケットハウジングから奥行き方向の手前に引き出されるように電線の終端を接続するソケットコンタクトとを備えたソケットコネクタであって、上記ソケットコンタクトは、
    高さ方向に向いた底板を有する本体と、
    奥行き方向に向き、底板の奥行き方向の中途部から高さ方向の一方側に立ち上がり、高さ方向の一方側に向かって開口するほぼU字形のスロットを有して電線の絶縁被覆を破って導体との接続を行う圧接板と、
    ほぼ幅方向に向き、底板の奥行き方向の手前側の端部の幅方向両側のうち少なくとも一方側から高さ方向の一方側へ立ち上がり、内側へ曲がることで電線の絶縁被覆をかしめるインシュレーションバレルと、
    幅方向に並ぶと共に、ほぼ高さ方向に向いて底板から奥行き方向の奥へ延びる基部と、ほぼ奥行き方向に向いて基部の先端から高さ方向の一方へ立ち上がって圧接板との間に電線終端の余部を収納する収納部を形成する中途部と、ほぼ高さ方向に向いて中途部の先端から奥行き方向の奥へ延びて幅方向内側の端面でヘッダーコネクタのヘッダーコンタクトに接触する奥部とを有する一対の接触片とを備えているソケットコネクタ。
  2. ソケットハウジングにおける電線挿入溝よりも奥行き方向の奥側には、電線挿入溝に連通し且つソケットハウジングの裏面又は奥行き方向の奥側の端面に開口して、相手側のヘッダーコネクタのヘッダーコンタクトが挿入される受入凹部が設けられており、
    ソケットコンタクトの一対の接触片が受入凹部に設けられている請求項1のソケットコネクタ
  3. ソケットコンタクトの本体が底板と、この底板の幅方向両側から高さ方向の一方側へ立ち上がる側板とを有し、
    底板が、奥行き方向の奥側の第1底板と手前側の第2底板とに分割されており、
    第1底板の奥行き方向の奥側に接触片が設けられ、手前側に圧接板が設けられ、
    第2底板の幅方向両側のうち少なくとも一方側にインシュレーションバレルが設けられている請求項1又は請求項2のソケットコネクタ
  4. ソケットコンタクトの側板が、ソケットハウジングの電線挿入溝の裏面への開口付近で幅方向内側に張り出した張出部に接触圧力をもって接触し、これによってソケットコンタクトのソケットハウジングの電線挿入溝への圧入を果たすように構成した請求項3のソケットコネクタ
  5. ヘッダーコネクタに対して高さ方向に沿って嵌合するように構成され、
    ヘッダーコンタクトがブレード形であって、幅方向に向いた板状の接触部を有しており、
    ヘッダーコネクタに嵌合したときに、一対の接触片がヘッダーコンタクトの接触部の厚さ方向の両端面に接触するように構成されている請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項のソケットコネクタ
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