JP3266623B2 - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

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JP3266623B2
JP3266623B2 JP50841799A JP50841799A JP3266623B2 JP 3266623 B2 JP3266623 B2 JP 3266623B2 JP 50841799 A JP50841799 A JP 50841799A JP 50841799 A JP50841799 A JP 50841799A JP 3266623 B2 JP3266623 B2 JP 3266623B2
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pole
fan
elastic body
alternator
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淑人 浅尾
義博 篠坂
恭子 東野
克己 足立
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/24Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors
    • H02K1/243Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors of the claw-pole type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/02Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine
    • H02K9/04Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine having means for generating a flow of cooling medium
    • H02K9/06Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine having means for generating a flow of cooling medium with fans or impellers driven by the machine shaft

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 従来分野 この発明は、ランデル型回転子を有する車両用交流発
電機の爪状磁極部の磁気振動による電磁音の低減に関す
るものである。
背景技術 図17は従来の車両用交流発電機を示す構成図、図18は
ロータのポールおよびボビン周りを示す拡大断面図であ
る。
各図において、ロータ1は、それぞれ複数の爪2aが設
けられた一対の爪型のポール2、コイル4が巻回された
ボビン3、回転軸5およびスリップリング6から構成さ
れている。一対のポール2は、爪2aが噛み合うように相
対して配設され、回転軸5がそれらの軸心位置に圧入さ
れて固定されている。そして、爪2aの基部の内周面2bが
ボビン3の外周面3aに当接され、ボビン3が回転軸5の
圧入力により一対のポール2間に固定されている。スタ
ータ7はポール2の外周にポール2と僅かな隙間をもつ
ように配設されている。ブラシホルダ8には電圧制御器
が実装されている。プーリ10が回転軸5に一体に取り付
けられ、ファン11がポール2の端面に一体に取り付けら
れている。そして、フロントブラケット12とリアブラケ
ット13が回転軸5を軸支してロータ1を囲むように配設
されている。
つぎに、従来の交流発電機の動作について説明する。
電流がブラシホルダ8およびスリップリング6を介し
てコイル4に供給され、同時に、プーリ10がベルトによ
って回転駆動される。それによって、スタータ7が交流
を発生する。この交流がレクティファイヤ9によって直
流に変換される。交流発電機が稼動中、ポール2とスタ
ータ7との間の空隙中の磁束によって、磁力吸引力がポ
ール2に印加される。この磁束は時間とともに連続的に
変化し、磁気吸引力が揺動力としてポール2に作用し
て、ポール2が図18中矢印で示されるように揺動する。
このポール2の共振振動がいわゆる電磁音を発生させ
る。
この電磁音を低減させる手段として、図19に示される
ように、リング14を爪2aの内側に当接させてポール2の
剛性を上げ、ポール2の共振振動を高周波数域にもって
行く対策が従来採られていた。しかしながら、リング14
を爪2aの内側に当接させる対策は、共振振動を高周波数
域に移動するだけで、その電磁音の騒音レベルの低減に
対しては根本的な解決とならず、また部品点数が増えて
しまい、コスト高の要因となっていた。
発明の開示 この発明は、上記のような課題を解決するためになさ
れたものであって、効果的に電磁音を低減できる車両用
交流発電機を得ることを目的とする。
この発明による車両用交流発電機は、鋼板製のファン
がその内周側を周方向に複数箇所でポールの端面に溶接
されて該ポールに取り付けられ、コイルが巻回されたボ
ビンがポール内に取り付けられてなり、弾性体がファン
とポールとの溶接箇所の外周側でファンとポールとの間
に介在されているものである。
また、この発明による車両用交流発電機は、鋼板製の
ファンがその内周側を周方向に複数箇所でポールの端面
に溶接されて該ポールに取り付けられ、コイルが巻回さ
れたボビンがポール内に取り付けられてなり、防振リン
グがポールのファン側の外周縁部に溶接されて該ポール
に取り付けられ、弾性体がポールと防振リングとの間に
介在されているものである。
また、この発明の車両用交流発電機の製造方法は、弾
性材のペーストをファンのポールとの溶接箇所の外周側
に塗布する工程と、弾性材の塗布面を上記ポールの端面
に押圧させつつ該溶接箇所でファンとポールとを溶接一
体化する工程と、弾性材を硬化させる工程とを有するも
のである。
図面の簡単な説明 図1はこの発明の実施例1に係る交流発電機を示す断
面図、 図2はこの発明の実施例1に係る交流発電機に適用さ
れるファンをロータ側から見た図、 図3はこの発明の実施例1に係る交流発電機に適用さ
れるファンを示す要部断面図、 図4はこの発明の実施例1に係る交流発電機における
ファンの取付状態を示す要部断面図、 図5はこの発明の実施例1に係る交流発電機に適用さ
れるロータにおけるポールの振幅倍率の測定結果を示す
図、 図6はこの発明の実施例3に係る交流発電機における
ファンの要部をロータ側から見た図、 図7はこの発明の実施例4に係る交流発電機における
ファンをロータ側から見た図、 図8はこの発明の実施例5に係る交流発電機における
ファンの取付状態を示す要部断面図、 図9はこの発明の実施例6に係る交流発電機に適用さ
れるファンを示す要部断面図、 図10はこの発明の実施例6に係る交流発電機に適用さ
れるファンの他の例を示す要部断面図、 図11はこの発明の実施例7に係る交流発電機に適用さ
れるポールの要部をファン側から見た図、 図12はこの発明の実施例7に係る交流発電機における
ファンの取付状態を示す要部断面図、 図13はこの発明の実施例8に係る交流発電機に適用さ
れるファンを示す斜視図、 図14はこの発明の実施例8に係る交流発電機における
ファンの取付状態を示す要部断面図、 図15はこの発明の実施例9に係る交流発電機に適用さ
れる防振リングを示す断面図、 図16はこの発明の実施例9に係る交流発電機における
防振リングの取付状態を示す要部断面図、 図17は従来の交流発電機を示す断面図、 図18従来の交流発電機におけるロータのポールおよび
ボビン周りを示す拡大断面図、 図19は従来の交流発電機の他の例を示す断面図であ
る。
発明を実施するための最良の形態 以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参
照して説明する。
実施例1. 図1はこの発明の実施例1に係る交流発電機を示す断
面図である。
図1において、ロータ1は、それぞれ複数の爪2aが設
けられた一対の爪型のポール2、コイル4が巻回された
ボビン3、回転軸5およびスリップリング6から構成さ
れている。一対のポール2は、爪2aが噛み合うように相
対して配設され、回転軸5がそれらの軸心位置に圧入さ
れて固定されている。そして、爪2aの基部の内周面2bが
ボビン3の外周面3aに当接され、ボビン3が回転軸5の
圧入力により一対のポール2間に固定されている。ファ
ン20がその内周側の溶接箇所20aでポール2の端面に溶
接されてポール2に取り付けられている。弾性体21がポ
ール2とファン20との間の溶接箇所20aの外周側に介在
されている。スタータ7はポール2の外周にポール2と
僅かな隙間をもつように配設されている。ブラシホルダ
8には電圧制御器が実装されている。プーリ10が回転軸
5に一体に取り付けられている。そして、フロントブラ
ケット12とリアブラケット13が回転軸5を軸支してロー
タ1を囲むように配設されている。
ファン20は羽部がディスク部の外周に一体に成形され
た鋼板製である。図2および図3に示されるように、フ
ァン20の内周側には、ポール2と相対する面側に突出す
る溶接箇所20aが周方向に複数箇所設けられている。そ
して、弾性体21がファン20のポール2と相対する面の外
周縁部近傍に、全周にわたってライン状に形成されてい
る。この弾性体21は例えばTSE3212(東芝シリコン株式
会社製)のようなシリコンゴム系樹脂のペーストをファ
ン20のポール2と相対する面の外周縁部近傍に、ライン
状に全周にわたって塗布し、その後加熱硬化させて形成
される。
弾性体21が形成されたファン20は、図4に示されるよ
うに、ポール2の端面に宛てがい、位置決めした後、押
圧しながら溶接箇所20aでポール2に溶接し、ポール2
に一体に取り付けられる。この時、弾性体21は押し潰さ
れた状態でポール2とファン20との間に介在している。
ここで、ファン20が弾性体21を介在して一体化された
ポール2を用いてロータ1を組み上げ、インパルスハン
マーによりポール2の振幅倍率を測定した結果を図5に
示す。図中、点線は本願の実施例1を示し、実線は弾性
体21のない比較例を示している。
図5から、弾性体21のない比較例においては、実機搭
載時における電磁音の発生の原因となる7〜8kHzの周波
数域に急峻なピークAが見られる。一方、弾性体21を介
在させた実施例1においては、7〜8kHzの周波数域のピ
ークが減衰されている。
このように、この実施例1によれば、弾性体21が一体
化されたポール2とファン20との間に介在されているの
で、弾性体21の弾性によるダンパー効果により、交流発
電機の稼体中におけるポール2の磁気振動が抑制され、
電磁音を効果的に低減させることができる。
また、弾性体21がファン20の溶接箇所20aの外周側に
位置しているので、ポール振幅の大きい外径部分を防振
でき、少量の弾性体材料により電磁音を効果的に低減さ
せることができる。
また、シリコンゴム系樹脂材のペーストをライン状に
全周にわたって塗布しているので、該ペーストを一筆塗
りすることでシリコンゴム系樹脂材の塗布工程が行わ
れ、作業時間の短縮が図られ、生産性を向上させること
ができる。
実施例2. この実施例2では、まずシリコンゴム系樹脂のペース
トをファン20のポール2と相対する面の外周縁部近傍
に、ライン状に全周にわたって塗布する。ついで、シリ
コンゴム系樹脂材が形成されたファン20をポール2の端
面に当てがい、位置決めした後、押圧しながら溶接箇所
20aでポール2に溶接し、ポール2とファン20とを一体
化する。その後、一体化されたポール2とファン20とを
所定の温度で所定時間加熱し、シリコンゴム系樹脂材を
硬化させ、弾性体21が介在されたポール2とファン20と
の組立体を得る。
そして、この弾性体21が介在されたポール2とファン
20との組立体を用いて上記実施例1と同様に交流発電機
を組み立てれば、電磁音の低減された交流発生機が得ら
れる。
この実施例2によれば、フアン20に塗布されたシリコ
ンゴム系樹脂材を加熱硬化する前に、ファン20をポール
2に溶接して一体化しているので、シリコンゴム系樹脂
材の塗布むらがあっても、ファン20をポール2に取り付
けた際にシリコンゴム系樹脂材、即ち弾性体21がファン
20とポール2との間にスキマなく充填される。そこで、
シリコンゴム系樹脂材の塗布厚みを精度よく管理する必
要がなく、その分生産性を向上させることができる。
また、弾性体21がファン20とポール2との間にスキマ
なく充填されるので、確実な防振効果を有する弾性体21
が介在されたポール2とファン20との組立体が得られ
る。
実施例3. 上記実施例1では、シリコンゴム系樹脂材のペースト
をファン20に同じ線幅でライン状に塗布するものとして
いるが、この実施例3では、図6に示されるように、シ
リコンゴム系樹脂のペーストをファン20の径大部に大面
積に塗布するものとしている。
この実施例3では、弾性体21の面積が大きくなり、弾
性体21の大きなダンパー効果が得られる。
実施例4. 図7はこの発明の実施例4に係る交流発電機に適用さ
れるファンをロータ側から見た図である。
この実施例4では、シリコンゴム系樹脂のペーストを
ファン20のポール2と相対する面の外周縁部近傍に、点
状に全周にわたって多数塗布し、その後加熱硬化させて
弾性体21を形成している。なお、他の構成は上記実施例
1と同様に構成されている。
この実施例4によれば、弾性体21が溶接箇所20aの外
周側に、周方向に点状に複数設けられているので、溶接
箇所20aで溶接してファン20をポール2に一体化したと
きに、弾性体21がポール2とファン20との間に介在され
る。そこで、この弾性体21の弾性によるダンパー効果に
より、ポール2の磁気振動が抑制され、電磁音を効果的
に低減させることができる。
また、弾性体21は全周にわたって点状に形成されてい
るので、各弾性体21の厚みにむらがあっても、ファン20
をポール2に取り付けた際に、各弾性体21の変形により
全ての弾性体21をファン20とポール2との間にスキマな
く介在させることができ、確実な防振効果が得られる。
実施例5. 上記実施例1では、弾性体21としてシリコンゴム系樹
脂のペーストを用いるものとしているが、この実施例5
では、弾性体21aとしてシリコンゴム系樹脂のシート材
を用いるものとしている。
この実施例5では、例えばサーコンTR(冨士工分子工
業株式会社製)等のシリコンゴム系樹脂のシート材をプ
レス加工によりリング状に打ち抜き、予めリング状の弾
性体21aを作製しておく。そして、このリング状の弾性
体21aをポール2の端面に載置し、ファン20を溶接箇所2
0aで溶接して、図8に示されるように、弾性体21aが介
在されたポール2とファン20との組立体を得る。なお、
リング状の弾性体21aは、上記実施例1におけるペース
トの塗布形状と同様の外径形状に打ち抜かれている。
従って、この実施例5においても、弾性体21aの弾性
によるダンパー効果により、ポール2の磁気振動が抑制
され、電磁音を効果的に低減させることができる。
また、この実施例5によれば、シート材からプレス加
工により弾性体21aを作製しているので、シリコンゴム
系樹脂のペーストを塗布し、加熱硬化して弾性体21を形
成する実施例1に比べ、簡易に任意の形状の弾性体を構
成でき、生産性を向上させることができるとともに、弾
性体21aの厚みが均一となり、確実な防振効果が得られ
る。
また、シート材の一面に粘着層を形成させておけば、
リング状の弾性体21aをポール2あるいはファン20に仮
止めできるようになり、ポール2とファン20との一体化
の作業性が上がり、その分生産性を向上させることがで
きる。
実施例6. 上記各実施例では、弾性体21の厚みを均一なものとし
ているが、この実施例6では、図9に示されるように、
弾性体21の厚みが径方向で外側に向かって漸次厚くなる
ように形成されている。
従って、この実施例6では、弾性体21の径方向外側の
厚みが厚くなっているので、ファン20をポール2に一体
化したときに、弾性体21を介して振幅の大きいポール2
の外周部に作用する加圧力が大きくなり、ポール2の磁
気振動が抑制される。
なお、上記実施例6では、弾性体21の厚みが径方向で
外側に向かって漸次厚くなるように形成されているもの
としているが、図10に示されるように、弾性体21の径方
向外側の厚みを厚くしても、同様の効果が得られる。
実施例7. この実施例7では、図11に示されるように、ポール2
のファン側の端面に多数の溝22が同心状に形成されてい
る。そして、ファン20をポール2に取り付けた時に、図
12に示されるように、弾性体21がポール2の溝22の形成
領域に介在している。なお、他の構成は上記実施例1と
同様に構成されている。
この実施例7では、ポール2の端面に多数の溝22が形
成され、ファン20をポール2に取り付けたときに、弾性
体21が溝22の形成領域に接している。そこで、弾性体21
とポール2との接触面積が増大し、弾性体21による減衰
効果が向上される。
実施例8. この実施例8では、図13に示されるように、剛性増加
部材としてのリング状の整流板23がファン20に溶接によ
り固着されている。そして、図14に示されるように、整
流板23が固着されたファン20が溶接箇所20aでポール2
に溶接されている。なお、他の構成は上記実施例1と同
様に構成されている。
この実施例8では、整流板23がファン20に固着されて
いるので、ファン20の剛性が大きくなる。そこで、ファ
ン20をポール2に取り付けた時に、ファン20が撓みにく
く、弾性体21を介してポール2に作用する加圧力が増大
し、ポール2の振動を抑制することができる。
実施例9. この実施例9では、図16に示されるように、防振リン
グ24がポール2のファン20側の外周縁部に溶接されてポ
ール2に取り付けられ、弾性体21がポール2と防振リン
グ24との間に介在されている。この防振リング24は、図
15に示されるように、鋼材からなるリング体の内周面を
ポール2のファン20側の外周縁部の傾斜に合わせた形状
で作製されている。なお、他の構成は上記実施例1と同
様に構成されている。
この実施例9では、防振リング24がポール2のファン
20側の外周縁部に溶接されてポール2に取り付けられて
いるので、ポール2の磁気振動が抑制される。さらに、
弾性体21の弾性によるダンパー効果により、ポール2の
磁気振動が抑制される。なお、防振リング24は鋼材であ
る必要はなく、十分な剛性を有する樹脂等の部材でもよ
い。
このように、この発明では、鋼板製のファンがその内
周側を周方向に複数箇所でポールの端面に溶接されて該
ポールに取り付けられ、コイルが巻回されたボビンがポ
ール内に取り付けられてなる車両用交流発電機におい
て、弾性体がファンとポールとの溶接箇所の外周側でフ
ァンとポールとの間に介在されているので、弾性体のダ
ンパー効果によりポールの磁気振動が抑制され、電磁音
が低減された車両用交流発電機が得られる。
また、弾性体が周方向に点状に複数設けられているの
で、ファンがポールに取り付けられる際に点状の各弾性
体の変形により全ての弾性体をファンとポールとの間に
スキマなく介在させることができ、確実な防振効果が得
られる。
また、弾性体が周方向にライン状に設けられているの
で、弾性体の形成が容易となる。
また、弾性体がシート材であるので、弾性体の厚みの
均一化が図られ、確実な防振効果が得られるとともに、
弾性体の形成が容易となり、生産性を向上させることが
できる。
また、弾性体が外周側の厚みを内周側の厚みに対して
厚く形成されているので、振幅の大きいポール外径側に
作用する加圧力が大きくなり、ポールの磁気振動を抑制
することができる。
また、ポールの弾性体と接する領域が微細な凹凸面に
形成されているので、弾性体とポールとの接触面積が大
きくなり、弾性体のダンパー効果を上げることができ
る。
また、剛性増加部材がファンに取り付けられているの
で、ファンの剛性の増大に伴い弾性体を介してポールに
作用する加圧力が大きくなり、ポールの磁気振動を抑制
することができる。。
また、この発明は、鋼板製のファンがその内周側を周
方向に複数箇所でポールの端面に溶接されて該ポールに
取り付けられ、コイルが巻回されたボビンがポール内に
取り付けられてなる車両用交流発電機において、防振リ
ングがポールのファン側の外周縁部に溶接されて該ポー
ルに取り付けられ、弾性体がポールと防振リングとの間
に介在されているので、弾性体のダンパー効果によりポ
ールの磁気振動が抑制され、電磁音が低減された車両用
交流発電機が得られる。
また、この発明は、弾性材のペーストをファンのポー
ルとの溶接箇所の外周側に塗布し、弾性材の塗布面をポ
ールの端面に押圧させつつ溶接箇所でファンとポールと
を溶接一体化する工程の後、弾性材を硬化させる工程を
行うので、弾性材がファンとポールとの間にスキマなく
充填されるので、確実な防振効果を有する車両用交流発
電機の製造方法が得られる。
フロントページの続き (72)発明者 足立 克己 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−2049(JP,A) 特開 平7−222415(JP,A) 特開 昭62−244245(JP,A) 実開 昭56−20369(JP,U) 実開 昭57−3376(JP,U) 実開 平3−21965(JP,U) 実開 平4−47365(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/24 H02K 5/18

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板製のファンがその内周側を周方向に複
    数箇所でポールの端面に溶接されて該ポールに取り付け
    られ、コイルが巻回されたボビンがポール内に取り付け
    られてなる車両用交流発電機において、弾性体が上記フ
    ァンと上記ポールとの溶接箇所の外周側で上記ファンと
    上記ポールとの間に介在されていることを特徴とする車
    両用交流発電機。
  2. 【請求項2】上記弾性体が周方向に点状に複数設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の車両用交流発電
    機。
  3. 【請求項3】上記弾性体が周方向にライン状に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の車両用交流発電
    機。
  4. 【請求項4】上記弾性体がシート材であることを特徴と
    する請求項1記載の車両用交流発電機。
  5. 【請求項5】上記弾性体が外周側の厚みを内周側の厚み
    に対して厚く形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の車両用交流発電機。
  6. 【請求項6】上記ポールの上記弾性体と接する領域が微
    細な凹凸面に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の車両用交流発電機。
  7. 【請求項7】剛性増加部材が上記ファンに取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の車両用交流発電
    機。
  8. 【請求項8】鋼板製のファンがその内周側を周方向に複
    数箇所でポールの端面に溶接されて該ポールに取り付け
    られ、コイルが巻回されたボビンがポール内に取り付け
    られてなる車両用交流発電機において、防振リングが上
    記ポールのファン側の外周縁部に取り付けられ、弾性体
    が上記ポールと上記防振リングとの間に介在されている
    ことを特徴とする車両用交流発電機。
  9. 【請求項9】弾性材のペーストをファンのポールとの溶
    接箇所の外周側に塗布し、弾性材の塗布面を上記ポール
    の端面に押圧させつつ上記溶接箇所でファンとポールと
    を溶接一体化する工程の後、上記弾性材を硬化させる工
    程を行う車両用交流発電機の製造方法。
JP50841799A 1997-07-07 1997-07-07 車両用交流発電機 Expired - Lifetime JP3266623B2 (ja)

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DE (1) DE69731001T2 (ja)
TW (1) TW346700B (ja)
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