JP3313541B2 - ハウジングとこのハウジングを用いた小型直流モータ - Google Patents

ハウジングとこのハウジングを用いた小型直流モータ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気的ノイズの放射を
防止するようにしたハウジングと、このハウジングを用
いた小型直流モータ、特にロングウエーブ受信装置を有
する音響機器に搭載して好適な小型直流モータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、有底円筒型金属ケースの開口
部に板状又は皿状のブラケットを取付してなるハウジン
グ、特に小型直流モータとしてのハウジングは知られて
いる。この取付手段としては、図4に示すように有底円
筒ケースCの開口部にブラケットBをはめ段部Dで受け
てかしめなどにより開口縁を内側に曲げてなるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構造では、開口縁Caをかしめると、図5に示すように
かしめてない部分が応力変形を起こし、間隙Sが生ずる
ようになる。このため、ケースとブラケットの間は直流
的には同電位となっても、交流的に電位差を生じるの
で、ロングウエーブノイズを発生する。このようなモー
タは、ロングウエーブを受信機する音響機器に搭載され
るとロングウエーブに重畳して音響ノイズとして問題に
なる。このようなノイズを防ぐには、ブラケットの外周
をケース開口部にほぼ全周にわたって密着させる必要が
ある。
【0004】しかしながら、このケースとブラケットと
の嵌合部分の密着性を良くするには、互いに真円度や、
嵌合部寸法等の精度を上げる必要があるなどコスト的に
不利になったり、ブラケットの抜け強度をアップするた
め嵌合代を大きくするとケースが歪み、点接触となって
密着性が低下してしまい、保持摩擦が少なくなって抜け
やすい。特にケース開口縁に給電リード線を導出するた
め切り欠きなどを設けたものではこの歪みが大きくな
る。ここで密着性をアップするために嵌合代を大きくす
るとケースの開口縁が末広となって逆にブラケットが抜
けやすくなる。
【0005】
【発明の目的】この発明の第1の目的は、上記のような
問題点を解決し、簡単な構成で電気ノイズが外方へ放射
されるのを防止することにある。この発明の第2の目的
は、上記第1の目的を維持しながらブラケットの抜け強
度を向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するハウ
ジングは、請求項1に示す発明のように金属製ケース
(1、11)と、このケースの開口部に嵌着させた金属
ブラケット(2、22)からなるハウジング(H)
おいて、前記ブラケット(2、22)は外周部が板状に
形成され、この外周部に外側から全周に亘って(2
b、22b)を形成すると共に切断された外周をケー
ス開口部よりわずかに大に形成したもので、このブラケ
ット(2、22)の外周の切断面を前記ケース(1、1
1)に圧入することによって嵌着させてなるものにすれ
ば達成できる。そして、このようなハウジングを用いて
小型直流モータにするには、請求項2に示す発明のよう
に金属製ケース(1、11)と、このケースの開口部に
嵌着させた金属製ブラケット(2、22)からなるハウ
ジング(H)に回転自在に支承させた回転子(R)と、
この回転子に磁界を与えるマグネット(8)と電力を供
給する給電手段(6、7)を備えた小型直流モータにお
いて、前記ブラケット(2、22)は外周部が板状に形
成され、この外周部に外側から全周に亘って(2b、
22b)を形成すると共に切断された外周径をケース開
口部よりわずかに大に形成したもので、このブラケット
(2、22)を前記ケースに切断面を圧入することによ
って嵌着させてなるなるものにすればよい。
【0007】上記請求項1の課題達成手段によれば、ケ
ースの開口部にブラケットを圧入する時、ブラケットの
外周部に全周に亘って形成した溝により外周がラジアル
方向に弾力性を有することになるため、ケース自体を歪
ませることなく圧入でき、ブラケット切断面のケース開
口部に対する密着性が向上すると共に、溝は外側から形
成してあるので内側からの力に対して外周の切断面全
周、特に切断面の角がケース開口部に食い込む働きをす
るので抜けにくくなる。上記請求項2の課題達成手段に
よれば、ケースの開口部にブラケットを圧入する時、ブ
ラケットの外周部に外周部に全周に亘って形成した溝に
より外周がラジアル方向に弾力性を有するので、ケース
自体を歪ませることなく圧入でき、ブラケット切断面の
ケース開口部に対する密着性が向上するので、ケースと
ブラケットは交流的に電位差を生じなくなる。したがっ
て、このハウジングを用いた小型直流モータはロングウ
エーブノイズを発生しない。
【0008】
【第1の実施例】図1は、この発明のハウジングの第1
の実施例の要部断面正面図である。ハウジングHは小型
直流モータに用いられ、有底円筒状の金属ケース1の開
口部1aに段部1bを設け、この段部1bに板状の金属
製ブラケット2の切断面を圧入して係止させている。
の板状の金属製ブラケット2はA部を拡大した図からも
明らかなように外周部2aには、外側から板厚の半分程
度の深さの断面がV字型の溝2bが全周にわたって形成
されている。このようにしたブラケット2の外周は前記
金属ケース1の開口径よりわずかに大になっている。こ
のような溝2bはプレス加工によって容易に堀込むこと
ができる。このため、前記ケースの開口部1aに、ブラ
ケット2を圧入すると、全周に亘って形成したV字型の
溝2bによって外周部2aはラジアル方向へ弾性的にわ
ずかな変形を起こし金属ケース1の開口部1aは歪むこ
となく密着できることになる。そして一旦嵌着したブラ
ケット2は、こんどは内側からの力による抜けについて
は、外側に開口し、全周に亘って形成したV字型の溝を
有するため、図によって判断できるように外周の切断
面、特に外側の角がケース開口部1aの内壁に食い込む
方向に力が発生するため抜け強度が大となる。
【0009】
【第2の実施例】図2は、この発明のハウジングの第2
の実施例の要部断面正面図であり、ここで金属製ブラケ
ット22は外周部が浅いカップ型となっていてこの内部
に速度制御回路部品3が印刷配線板4に植設され、ブラ
シベース5と一体化されている。この発明の特徴である
V字型の溝22bは、B部を拡大した図からも分かるよ
うにカップの縁部22aに軸方向外方から全周に亘って
堀込まれている。この浅いカップ型状のブラケット22
も前述の実施例と同様、外周は金属製ケース11の開口
径よりわずかに大に形成しておく。図中、11aはケー
ス11開口部を示し、段部11bによってブラシベース
5を介して外周の切断面を圧入したブラケット22を受
けとめるようになっている。このブラシベース5には一
対のブラシ6が植設され、ロータRに配したコミュテー
タ7と共に、このロータRに電力を供給する給電手段を
構成している。ロータRの外方には空隙を介してラバー
マグネット8がケースに取り付けられ、ロータRに磁界
を与えている。また11cは給電リードとして前述の印
刷配線板4の一部4aを導出するためにケースに配した
切り欠きである。このように構成した小型直流モータの
ブラケット22は、やはり前述の実施例と同様にケース
の開口部11aに圧入すると、V字型溝22bによって
カップの縁部22aはラジアル方向にわずかな変形を起
こし、ケース11の開口部11aを歪ませることなく
周の切断面を密着できる。そして、一旦嵌着したブラケ
ット22は抜けにくくなる原理は前述の実施例と同等で
ある。
【0010】上記、ハウジングは小型直流モータに採用
したものを例示したが、モータに限られるものでなく、
小型発電機や、ケースとブラケットからなるハウジング
であれば、他の部品にも応用できるのはもちろんであ
る。
【0011】今、ここに図3に示す電気ノイズのオシロ
スコープ波形データにより本発明の優位性を説明する。
図3のAはモータ非搭載時における音響機器自体のノイ
ズ波形図である。この波形図Aを基準にして、Cは従来
のかしめ方式によるモータを搭載した場合のノイズ波形
図であり、Bは本発明を採用したモータを搭載した場合
のノイズ波形図でる。この結果から、明らかに本発明の
方がノイズが低減されていることがわかる。
【0012】
【発明の効果】この発明のハウジングは、上述のように
ケースとブラケットの密着性がよくなるので、応力変形
による間隙がなくなるため、金属製のハウジングにすれ
ば電気ノイズ、特にロングウエーブを受信する音響機器
に搭載する小型直流モータに採用して好適なものとな
る。しかも、内側からの力による抜け強度は、溝により
ブラケット外周の切断面、特に外側の角が全周に亘って
ケース内壁に食い込むように機能するため、抜け強度が
向上するので、耐衝撃性の良いハウジングにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハウジングの第1の実施例の要部断面
正面図である。
【図2】本発明の第2の実施例のハウジングと、このハ
ウジングを用いた小型直流モータの要部断面正面図であ
る。
【図3】本発明のハウジングと従来のハウジングの電気
ノイズの比較データ図である。
【図4】従来のハウジングの組み付け構造の要部断面正
面図である。
【図5】図4による組み付け状態の平面図である。
【符号の説明】
1、11 ケース 2、22 ブラケット 2a、22a 外周部 2b、22b 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/04 H02K 23/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製ケース(1、11)と、このケー
    スの開口部に嵌着させた金属製ブラケット(2、22)
    からなるハウジング(H)において、前記ブラケット
    (2、22)は外周部が板状に形成され、この外周部に
    外側から全周に亘って(2b、22b)を形成すると
    共に切断された外周をケース開口部よりわずかに大に
    形成したもので、このブラケット(2、22)の外周の
    切断面を前記ケース(1、11)に圧入することによっ
    て嵌着させてなるハウジング。
  2. 【請求項2】 金属製ケース(1、11)と、このケー
    スの開口部に嵌着させた金属製ブラケット(2、22)
    からなるハウジング(H)に回転自在に支承させた回転
    (R)と、この回転子に磁界を与えるマグネット
    (8)と電力を供給する給電手段(6、7)とを備えた
    小型直流モータにおいて、前記ブラケット(2、22)
    外周部に外側から全周に亘って(2b、22b)
    形成すると共に切断された外周径をケース開口部よりわ
    ずかに大に形成したもので、このブラケット(2、2
    2)を前記ケースに切断面を圧入することによって嵌着
    させてなる小型直流モータ。
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