JP3263464B2 - 受金具 - Google Patents

受金具

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JP3263464B2
JP3263464B2 JP03610393A JP3610393A JP3263464B2 JP 3263464 B2 JP3263464 B2 JP 3263464B2 JP 03610393 A JP03610393 A JP 03610393A JP 3610393 A JP3610393 A JP 3610393A JP 3263464 B2 JP3263464 B2 JP 3263464B2
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武 小林
文昭 石山
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旭テック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洞道に布設される地中
線を支持するための受金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の受金具は、洞道の側壁の
所定間隔毎、例えば1〜5m毎に垂直方向に取付金具を
設け、この取付金具に受金具を取付けるようにしてい
る。そして、この受金具にトラフを載置し、そのトラフ
に地中線を蛇行させて布設するようにしている。
【0003】しかし、このトラフを用いる地中線の布設
は、受金具の他にトラフを必要としてコスト高になるこ
とから、さらに、トラフの取付工事を必要とすることか
ら、受金具に直接地中線を載置して布設することが行わ
れるようになってきている。
【0004】図5及び図6は、従来の受金具に直接地中
線を布設するときに用いられる受金具イを示している。
この受金具イは、洞道に垂直方向に設けられる取付金具
aに取付けられる基部10と、この基部10から水平方
向に伸びる支持部11と、この支持部11上に設けられ
る受部12とから構成されている。
【0005】これらら基部10、支持部11及び受部1
2は、非磁性材のSUSからそれぞれ別個に作られ、溶
接又はボルト締めによって組立てられている。
【0006】上述の受金具イに3本(L1 ,L2
3 )一組の地中線Lを固定するには、受部12に設け
られた凹部12′に、上,下2つの部品B1 ,B2 から
なる固定具(以下、クリートという)Bをセットして行
われる。
【0007】この地中線Lの固定は、まず、クリートB
の下部部品B1 を受部12に図示しないボルト・ナット
により固定した後、その下部部品B1 上に地中線Lを載
置する。次いで、地中線Lの上方からクリートBの上部
部品B2 を嵌め、その上部部品B2 の両側を図示しない
ボルト・ナットにより固定して行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の受金具は、複数の部品を溶接により組立てて作るよ
うにしていたので、製造コストが高くなるという欠点が
あるとともに、クリートも2つの部品からできていて、
その下部部品を受部に固定しなければならないという面
倒があった。
【0009】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、部品点数が少なく低コスト
に製造でき、しかも、地中線の布設工事が簡単な受金具
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る受金具は、
上記目的を達成するために、3本一組の地中線を洞道内
に布設するときに用いられる受金具において、洞道に垂
直方向に設けられた取付金具に取付けられる基部と、そ
の基部から水平方向に伸び、かつその基部と一体的に構
成された受部と、その受部の上面に設けられ、かつその
受部の長手方向と直交する方向に設けられた、前記3本
の地中線のうちの2本の地中線を受入れるための2個の
凹部とを有し、残りの1本の地中線は前記2本の地中線
間の上に積層した後、その積層された地中線の上からク
リートを嵌めるとともに、そのクリートを前記受部に固
定し、又は、その積層された地中線とその受部とをロー
プで結束して固定することを特徴としている。また、非
磁性の金属材料を原料として鋳造されたものであること
を特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成において、2個の凹部に2本の地中線
がそれぞれ載置されると、2本の地中線は、凹部に位置
決めされてそれぞれ載置される。そして、残りの1本の
地中線は、2個の凹部にそれぞれ位置決めされて載置さ
れている2本の地中線間に載置される。載置された3本
の地中線は、クリート又はロープで受部に固定される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る受金具を図面
に基づいて説明する。先ず、図1〜3は、クリートBを
有する受金具Aを示すものであって、図1はその正面
図、図2は図1の平面図及び図3は図1の右側面図であ
る。
【0013】受金具Aは、図示しない洞道に垂直方向に
設けられる取付金具aに取付けられる基部1と、その基
部1から水平方向に伸びる受部2とから構成されてい
て、これらは非磁性体の金属材料(例えば、オーステナ
イト鋳鉄(ニレジスト))により一体的に鋳造されてい
る。
【0014】受部2の上面には、この上面に載置される
2本の地中線L2 ,L3 の断面下部の湾曲に合致する一
対の凹部3a,3bが並列して形成されている。
【0015】クリートBは、アルミ合金の鋳造品からな
り、受部2上に3本の地中線L1 〜L3 を図2のように
積層したときの外側を押下できるように、逆U字形に形
成されている。
【0016】受金具Aで地中線Lを支持するには、ま
ず、凹部3a,3bにゴムシートbを載せた後、2本の
地中線L2 ,L3 を載置する。そして、ゴムからなるス
ペーサbを両地中線L2 ,L3 間に挿入した後、残りの
地中線L1 を積層する。次いで、地中線L全体をゴムシ
ートcで覆った後、クリートBを上方から嵌めて、クリ
ートBの両端側をボルト・ナットdで受部2に固定す
る。
【0017】この受金具Aは、受部2に予め地中線
2 ,L3 を受ける凹部3a,3bが形成されているの
で、従来のクリートよりも簡単なクリートで地中線を固
定できる特長を有している。
【0018】また、この受金具Aは、非磁性材の鋳造品
からなるので、従来の受金具のように、溶接等を必要と
しないので、低コストに製造することができるととも
に、渦電流の発生がなく、送電効率を低下させるおそれ
がない。
【0019】次に、図4は、他の実施例に係る受金具
A′の受部2の正面図であって、上述の受金具Aと同様
に非磁性材の鋳造品から構成されている。なお、クリー
トBは、上記受金具Aのものとほぼ同一構造であるの
で、ここでは省略されている。
【0020】この受金具A′は、上述の受金具Aと基本
的には同一形態であるが、受部2の上面の凹部3a,3
bの両側に地中線L2 ,L3 の側方下部を支える凸起
4,4をそれぞれ有している。
【0021】したがって、この受金具A′に地中線
2 ,L3 が載置されたときは、凹部3a,3bに位置
決めされて載置され、これら両地中線L2 ,L3 上に地
中線L3が積層されても、その積層状態が乱れるという
不都合は生じない。
【0022】なお、本発明に係る受金具A,A′は、洞
道の側壁の所定間隔毎に垂直方向に取付けられた取付金
具に設けられて、地中線L1 〜L3 を垂直方向に蛇行さ
せながら支持するが、この際、クリートBは、全ての受
部2に設けず、例えば、3〜4個おきに設けるようにし
てもよい。そして、クリートBを設けない受部2と地中
線L1 〜L3 とをロープで結束するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る受金具は、3本一組の地中
線を洞道内に布設するときに用いられる受金具におい
て、洞道に垂直方向に設けられた取付金具に取付けられ
る基部と、その基部から水平方向に伸び、かつその基部
と一体的に構成された受部と、その受部の上面に設けら
れ、かつその受部の長手方向と直交する方向に設けられ
た、前記3本の地中線のうちの2本の地中線を受入れる
ための2個の凹部とを有し、残りの1本の地中線は前記
2本の地中線間の上に積層した後、その積層された地中
線の上からクリートを嵌めるとともに、そのクリートを
前記受部に固定し、又は、その積層された地中線とその
受部とをロープで結束して固定したので、従来のよう
に、クリートの下部部分がなくとも2本の地中線を位置
決めして載置することができる。また、非磁性の金属材
料を原料として鋳造されたものとしたときは、基部,受
部とを一体的に低コストに製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリートを有する受金具の正面図である。
【図2】図2の平面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】クリートを持たない受金具の正面図である。
【図5】従来の受金具の一部を省略した正面図である。
【図6】図5の右側面図である。
【符号の説明】
A,A′ 受金具 B クリート(固定具) 1 基部 2 受部 3a,3b 凹部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3本一組の地中線を洞道内に布設すると
    きに用いられる受金具において、 洞道に垂直方向に設けられた取付金具に取付けられる基
    部と、 前記基部から水平方向に伸び、かつその基部と一体的に
    構成された受部と、 前記受部の上面に設けられ、かつその受部の長手方向と
    直交する方向に設けられた、前記3本の地中線のうちの
    2本の地中線を受入れるための2個の凹部と、 を有し、残りの1本の地中線は前記2本の地中線間の上
    に積層した後、その積層された地中線の上からクリート
    を嵌めるとともに、そのクリートを前記受部に固定し、
    又は、その積層された地中線とその受部とをロープで結
    束して固定することを特徴とする受金具。
  2. 【請求項2】 非磁性の金属材料を原料として鋳造され
    たものであることを特徴とする請求項1記載の受金具。
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