JP2022154138A - 腕金 - Google Patents

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JP2022154138A
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JP2021057031A
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智 小山
Satoshi Koyama
喜一郎 京極
Kiichiro Kyogoku
哲也 大澤
Tetsuya Osawa
恒則 浦田
Tsunenori Urata
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Hokuriku Electric Power Transmission & Distribution Co
Sankyo Tateyama Inc
Original Assignee
Hokuriku Electric Power Transmission & Distribution Co
Sankyo Tateyama Inc
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Abstract

【課題】電柱に施工性よく取付けできる腕金を提供する。【解決手段】腕金1は、アルミ形材で形成され、側面に複数の突片2が長手方向に沿って一体に設けてあり、突片2を切り欠くことで電柱4と嵌合する凹部3を形成している。【選択図】図1

Description

本発明は、電柱に取付けられる腕金に関する。
電柱には、電線を架設するために腕金が取付けられている。従来、腕金はスチール製の角パイプで形成されており、腕金の取付けは高所作業となることもあり、電柱に腕金を施工性よく取付けできるものが求められている。
本発明は以上に述べた実情に鑑み、電柱に施工性よく取付けできる腕金の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による腕金は、アルミ形材で形成され、側面に複数の突片が長手方向に沿って一体に設けてあり、突片を切り欠くことで電柱と嵌合する凹部を形成してあることを特徴とする。
請求項1記載の発明による腕金は、アルミ形材で形成され、側面に複数の突片が長手方向に沿って一体に設けてあり、突片を切り欠くことで電柱と嵌合する凹部を形成してあるため、軽量な上に電柱に対して位置決めでき、位置決め用の部品を溶接等で取付ける必要もないため、電柱に施工性よく取付けできる。
本発明の腕金の一実施形態を示す斜視図である。 (a)は同腕金の平面図、(b)は同腕金の正面図である。 同腕金の側面図である。 同腕金の分解斜視図である。 本発明の腕金の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の腕金のさらに別の実施形態を示す斜視図である。 本発明の腕金の使用状態の例を示す斜視図である。 (a)は図7に示す腕金の平面図であり、(b)は同正面図である。 図7に示す腕金の側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1~4は、本発明の腕金1の一実施形態を示している。
本腕金1は、アルミニウム合金の押出形材で形成したものであり、図1,4に示すように、上壁5と下壁6と一対の側壁7,7とを有する略正方形断面の筒状となっている。腕金1の電柱側4の側面には、上下2つの突片2,2が長手方向に沿って設けてある。上下の突片2,2は、上壁5、下壁6とそれぞれ面一状に形成されている。本腕金1は、上下の突片2,2をプレス加工等で切り欠くことで、平面視台形状の凹部3を形成してある。本腕金1は、図2(a)に示すように、突片2,2に形成された凹部3を電柱4と嵌合させることで、電柱4に対して位置決めできるようになっている。
腕金1の側壁7,7には、腕金1を電柱4に対して固定するためのボルト8,8が挿通される長孔9,9が長手方向に沿って形成してある。また本腕金1には、電線を受ける碍子等の機器(図示省略)を取付けるための取付孔が適宜形成される。
本腕金1は、図1,2に示すように、突片2,2に形成された凹部3を電柱4と嵌合させることで電柱4に対して位置決めした上、電柱4にバンド10を巻き掛け、バンド10の両端部にはナット11,11が保持してあると共にボルト8,8がナット11,11と螺合して設けてあり、そのボルト8,8を腕金1の長孔9,9に挿通し、ボルト8,8の先端側にナット12,12を螺合して締め付けることで電柱4に固定される。
図5は、本発明の腕金1の他の実施形態を示している。本腕金1は、突片2に凹部3を腕金1の長手方向の端部寄りの位置に形成してあり、当該凹部3に電柱4を嵌合させて長手方向端部寄りの位置で電柱4に固定してある。
このように本腕金1は、凹部3の位置を変更することで、長手方向の中央部を電柱4に固定する中留め取付け(図1)と、長手方向の端部を電柱4に固定する片出し取付け(図5)の何れにも対応できる。また、凹部3を最初から長手方向の略中央位置と端部寄りの位置の2か所に形成してあってもよい。
図6は、本発明の腕金1のさらに別の実施形態を示している。本実施形態の腕金1は、突片2を上下方向に間隔をおいて4つ設けてあり、各突片2を切り欠いて凹部3を設けてある。このように突片2の数を増やすことで、腕金1の強度アップが図られると共に、電柱4に対してより強固に位置決めされ、腕金1の傾きを防止することができる。突片2の数を偶数とすることで、ボルト8を挿通するための長孔9を側壁7の上下方向の中央位置に突片2と干渉することなく形成できる。
本発明の腕金1は、電線や信号線を架設するために用いられる他、様々な機器を取付けるために用いることができる。図7~9は、本発明の腕金1の使用状態の一例であって、第5世代移動通信システム(5G)の基地局となるアンテナ13を取付けた例を示している。
腕金1自体は、先に説明した図1~4に記載のものと同一であって、突片2に形成した凹部3に電柱4を嵌合することで位置決めして電柱4に取付けてある。腕金1には、図8,9に示すように、アンテナ取付用のブラケット14の後端部を上下の突片2,2間に長手方向にスライド自在に係合し、図示しないボルトでブラケット14を腕金1に固定してある。ブラケット14は、前部にアンテナ取付部15を有し、アンテナ取付部15にアンテナ13を当接してネジ(図示省略)で固定してある。ブラケット14は、アルミ形材で形成してある。
このように、腕金1の突片2,2間にアンテナ取付用のブラケット14を係合して取付けることで、アンテナ13を腕金1に施工性良く、安定して取付できる。ブラケット14を腕金1の長手方向にスライドさせてアンテナ13の取付位置を変更することも容易である。
以上に述べたように本腕金1は、アルミ形材で形成され、側面に複数の突片2,2が長手方向に沿って一体に設けてあり、突片2,2を切り欠くことで電柱4と嵌合する凹部3を形成してあるため、軽量な上に電柱4に対して位置決めでき、位置決め用の部品を溶接等で取付ける必要もないため、電柱4に施工性よく取付けできる。突片2が上下に間隔をおいて複数設けてあり、各突片2に凹部3を設けて電柱4と嵌合させることで、腕金1の傾きを規制できる。本腕金1は、アルミ形材を所定の長さに切断し、プレス加工により凹部3を形成するだけでよいため、製作が容易である。
また本腕金1は、アルミ形材で形成したことで、従来のスチール製のものよりも軽く、扱いやすい。また、アルミ形材製のため、耐候性に優れるため、維持費も抑えられコスト的にも有利である。
本腕金1は、凹部3の位置を変更することで、中留め取付けと片出し取付けの何れにも対応できる。
また本腕金1は、複数の突片2,2間に機器取付用のブラケット14を係合して取付けることで、機器(アンテナ)13を腕金1に施工性良く、安定して取付けることができる。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。腕金は、断面形状が長方形や台形等であってもよい。突片の形状や凹部の形状は、適宜変更することができる。電柱には、電力柱と電信柱が含まれる。本発明の腕金の用途は特に限定されるものではなく、電線やケーブルを架設するものの他、アンテナや道路標識等を取付けるためのものであってもよい。
1 腕金
2 突片
3 凹部
4 電柱

Claims (1)

  1. アルミ形材で形成され、側面に複数の突片が長手方向に沿って一体に設けてあり、突片を切り欠くことで電柱と嵌合する凹部を形成してあることを特徴とする腕金。
JP2021057031A 2021-03-30 2021-03-30 腕金 Pending JP2022154138A (ja)

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