JP3762046B2 - アンテナ取付具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は地上波放送や衛星放送を受信するアンテナを取付けるためのアンテナ取付具に属する。
【0002】
【従来の技術】
パラボラアンテナ,平面アンテナ等の衛星受信アンテナやVHF,UHF等の地上波受信用アンテナを柱や壁あるいはベランダ等に設置する専用のアンテナ取付具としては、従来、マスト状に垂直方向に伸びた1本の棒から成るものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年の放送電波は、衛星放送だけでもBS放送とCS放送の2種類あり、この双方を受信するためには夫々別の受信アンテナが必要となっている。
しかし、パラボラアンテナ等の衛星受信アンテナはその方向に精度が要求されるにもかかわらず、平面部が大きいために風の抵抗を受け易く、風により揺れたり方向が変化し易い。そのため、上記従来のマスト状のアンテナ取付具に衛星受信アンテナを複数取付けた場合、アンテナ取付具の固定部から離れた位置に取付けられたもの程、風等によるマストの揺れの影響を受け易く、その都度受信状態が悪くなってしまう。そのため1個のアンテナ取付具に複数の衛星受信アンテナを取付けるのは難しかった。
【0004】
また、アンテナの方向が変化してしまった場合等の調整作業にしても、マストの上方に取付けたものは容易に手が届かないため面倒であったし、屋根の上等のVHF,UHFの受信設備である既設のマスト状のアンテナ取付け具に衛星受信アンテナを取付ける場合も、上記問題点に加え、マストの長さと他の設置アンテナとの兼ね合いからスペースも無く複数取付けることが難しかった。
そのため、アンテナ取付具には衛星受信アンテナは実質1個しか取付けることができず、衛星受信アンテナを複数設置する場合は複数のアンテナ取付具が必要であった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、パラボラアンテナ等の衛星受信アンテナを複数取付可能でしかもアンテナの方向調整等のメンテナンスを容易に行うことのできるアンテナ取付具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明によるアンテナ取付具は、ベランダの手摺等の固定物に対して取付け可能な固着部と、その固着部へ一体に設けられ、少なくとも先端のアンテナ取付部がほぼ垂直に設置される左右一対のポールとを備えたアンテナ取付具であって、
前記固着部が、左右上下の各対称位置に透孔が形成され、表側面にポールが一体に設けられた1枚のプレートと、そのプレートの透孔に、前記固定物を挟み込んで裏面からネジ部を挿通し、表側よりナットで締着される一対のU状ボルトとから成り、前記固定物が垂直か水平かにより、前記U状ボルトの挿通取付を縦位置横位置のいずれか選択可能とし、
前記ポールが、1本のパイプをV状に屈曲形成してその屈曲部分を前記プレートの表側面の中央に溶着し、左右に突出した両先端部分をそれぞれ上方へ直角に折り曲げて形成されて成ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。図1はアンテナ取付具の一例を示す斜視図、図2はパラボラアンテナを取り付けてベランダ等の柱に固定した状態を示す平面図である。図において2は左右両先端部にアンテナ取付部2a,2aを設けたパイプであり、3はプレートである。このプレート3を設置場所に固定することでアンテナ固定具は設置される。
【0012】
パイプ2は、全体が1本の中空管から成り、中央がV字状に折曲げられてその外側がプレート3に溶接されている。そして、プレート3から左右斜め前方に伸びたパイプ2は途中から上方に屈曲し、屈曲した先の垂直部分をアンテナ取付部2aとして、先端にはパイプの開口部を密閉する合成樹脂製のキャップ8が装着されている。
【0013】
プレート3はネジや釘、あるいはボルトを挿通する形状の異なる透孔6a,6b,7(図4示)が上下あるいは左右の対称位置に設けられ、4は両先端にネジ部4aを有するU字状のボルトである。図示するように固定場所が縦方向に伸びた柱10aの場合は、ボルト4を横にして左右の透孔7,7に裏側から挿通し、ナット5により柱10aに固定すれば良いし、横方向に伸びた手摺10等に固定する場合は図3に示すようにボルト4を縦に使用して固定すれば良い。また、家の桁等に設置する場合は、透孔6a,6bに表側より釘やネジを挿入して固定すれば良い。
【0014】
尚、パイプ2やプレート3は何れも金属製であり、クロムメッキやニッケルメッキしたものでも良いが、溶融亜鉛メッキしたものが耐久性に優れているため好適である。また、12はアンテナ取付部2aに取付けられたCSアンテナ、14はBSアンテナであり、11はアンテナ取付金具、13,15は共にコンバータを示している。
【0015】
このように、左右にアンテナ取付部を設けることで、1個のアンテナ取付具に複数の衛星受信アンテナを取付けることができるし、水平方向に複数のアンテナを取付けるため、いずれのアンテナにも無理無く手が届き、アンテナやケーブル等の取付けや取付け後の修理,方向調整等のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、アンテナ取付部の下部は水平方向に屈曲しているため、アンテナ固定金具11が緩んでアンテナがずれたとしても屈曲部で止まるため大きく下方にずれ落ちたり落下することもない。
更に、プレートに対して取付部が高くならないためアンテナが受ける風圧により受信画像が乱れることもないし、既設のVHF,UHFの受信設備にも複数の衛星受信アンテナを簡単に取付けることができる。
【0016】
図4は第2の実施の形態を示す図で、左右のアンテナ取付部の間隔を調整可能としている。図に於て18は固定パイプ、19は可動パイプであり、固定パイプ18はプレート3aに固着されているが、可動パイプ19はプレート3aに突設された軸固定具20に軸支されている。
軸固定具20は可動パイプ19を上下から挟持するように設けた2枚の板体で、回動軸20bを有し、可動パイプ19は回動軸20bに軸支され、左右回動可能で、軸固定具20に穿設した円弧状の回動溝20aにパイプ19を貫通して設けたボルト21を係止することで任意の方向で固定可能となっている。
このように左右のアンテナの間隔を調整できるので、アンテナの大きさに合せ最小のスペースで設置することができる。また、可動パイプを固定パイプに重ね合わせれば梱包状態も小さくでき、保管や配送の効率を上げることができる。
【0017】
また、図5は第3の実施の形態を示すもので、左右のアンテナ取付部を取外し可能としている。22は連結用にプレート3bに固着されたパイプ固定具で、23は先端にアンテナ取付部を有する延長パイプである。パイプ固定具22は延長パイプ23の内径よりわずかに小さい外径としてあり、延長パイプ23が外嵌接続されようになっている。24,25は固定用のボルト,ナットであり、パイプ固定具22,延長パイプ23の双方にはボルト挿通用の挿通孔22a,23aが設けられている。
このように構成すれば、梱包状態をさらに小さくすることができる。尚、取外し可能なパイプは片側だけであっても良い。
【0018】
図6(a),(b)はアンテナ取付具の他の実施の形態を示し、(a)は左右のアンテナ取付部27a,27aをプレート3Cに平行に設けた分岐パイプ27の両端部をコ字状に折曲げて形成し、プレート3cとパイプ27とはプレート3cの中央に突設した中央パイプ26を介して連結している。このように形成すれば、パイプの加工を簡略化でき、製造を比較的容易とすることができる。
【0019】
また、(b)に示すように、中央パイプ26の先端にネジ孔28a,28aを設けた受け板28を溶着すると共に、分岐パイプ27に補強板29を固着して透孔29a,29aを設け、使用時にボルト30を透孔29aからネジ孔28aに螺入して組立るようにすれば、梱包を小さくすることもできる。
【0020】
尚、上記実施の形態に於ては、アンテナ取付部の長さや左右のアンテナ取付部の距離を定めてはいないが、パイプは短い程アンテナが安定して固定される。そのため、アンテナ取付部はアンテナ固定具が取付可能であれば良いし、左右アンテナ取付部の距離は、取付けたアンテナが接触しない程度離れていれば良い。また、同様にアンテナ取付部のプレートから前方への突出度は小さい方が好ましい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、アンテナ取付部を左右に有するため、衛星受信アンテナを複数取付可能でしかもアンテナの方向調整等のメンテナンスを容易に行うことができる。また、アンテナ取付部の下部が屈曲しているため、取り付けたアンテナがずり落ちたりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示すアンテナ取付具の斜視図である。
【図2】図1のアンテナ取付具にアンテナを取り付けてベランダに固定した様子を示す平面図である。
【図3】図1のアンテナ固定具を手摺に固定した様子を示す主要部の斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示し、アンテナの間隔を調整可能した構成の主要部の斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示し、図1に示すパイプを着脱可能とした構成の主要部の斜視図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の斜視図を示し(a)は一体型の図であり、(b)は(a)のパイプ部を分離可能とした図である。
【符号の説明】
2・・パイプ、2a・・アンテナ取付部、3,3a,3b,3c・・プレート、4・・ボルト、4a・・ネジ部、5・・ナット、6,6a,6b・・透孔、7・・透孔、18・・固定パイプ、19・・可動パイプ、20・・軸固定具、22・・パイプ固定具、23・・延長パイプ、26・・中央パイプ、27・・分岐パイプ。
Claims (1)
- ベランダの手摺等の固定物に対して取付け可能な固着部と、その固着部へ一体に設けられ、少なくとも先端のアンテナ取付部がほぼ垂直に設置される左右一対のポールとを備えたアンテナ取付具であって、
前記固着部が、左右上下の各対称位置に透孔が形成され、表側面にポールが一体に設けられた1枚のプレートと、そのプレートの透孔に、前記固定物を挟み込んで裏面からネジ部を挿通し、表側よりナットで締着される一対のU状ボルトとから成り、前記固定物が垂直か水平かにより、前記U状ボルトの挿通取付を縦位置横位置のいずれか選択可能とし、 前記ポールが、1本のパイプをV状に屈曲形成してその屈曲部分を前記プレートの表側面の中央に溶着し、左右に突出した両先端部分をそれぞれ上方へ直角に折り曲げて形成されて成るアンテナ取付具。
Priority Applications (1)
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JP16908197A JP3762046B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | アンテナ取付具 |
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JP16908197A JP3762046B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | アンテナ取付具 |
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JPH1117421A JPH1117421A (ja) | 1999-01-22 |
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Family Applications (1)
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JP16908197A Expired - Fee Related JP3762046B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | アンテナ取付具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3762046B2 (ja) |
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1997
- 1997-06-25 JP JP16908197A patent/JP3762046B2/ja not_active Expired - Fee Related
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