JPH0246201Y2 - - Google Patents

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JPH0246201Y2
JPH0246201Y2 JP10542783U JP10542783U JPH0246201Y2 JP H0246201 Y2 JPH0246201 Y2 JP H0246201Y2 JP 10542783 U JP10542783 U JP 10542783U JP 10542783 U JP10542783 U JP 10542783U JP H0246201 Y2 JPH0246201 Y2 JP H0246201Y2
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jumper wire
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clamp
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support plate
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JP10542783U
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JPS6014625U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ジヤンパー線の横振れ防止と支持機
能の安定化とを図つたジヤンパー線支持装置に関
するものである。
送電電圧の超高圧化あるいは塩塵重汚損に対応
する碍子連結数の増大に伴ない、ジヤンパー線自
体も長大化の傾向にある。このため、ジヤンパー
線は横揺動範囲が拡大する外、ジヤンパー線の自
重に起因する垂下量の増加に伴つて、その下側に
ある鉄塔アームとの絶縁間隔が不足する場合があ
る。これらに対処する為には鉄塔を相対的に大形
化しなければならない。
ところが、鉄塔を大形化することは鉄塔建設費
の高騰をまねくから、その対策として、従来幾多
の装置が提案されている。
すなわち、ジヤンパー線を支持する碍子装置下
部に付設された重錘の重力効果によつてジヤンパ
ー線の横振れ防止を図つたもの(特公昭44−4829
号公報参照)、あるいは、耐張碍子装置の中間部
及び鉄塔アームから垂下するジヤンパー線支持装
置でそれぞれジヤンパー線を中間支持してジヤン
パー線の支持機能の安定化を図つたもの(特公昭
44−21073号公報参照)、さらに、傾斜状に垂下す
るジヤンパー線整形装置の下部に重錘と剛性補強
体とを付設し、その振り子復元力を利用して鉄塔
より積極的にジヤンパー線の離隔を図つたもの
(実公昭53−47584号公報参照)等がある。ところ
が、第1の形式のものは鋳鉄製重錘を多数必要と
するので経済性を損ねる欠点があり、また、第2
の形式のものは、ジヤンパー線を絶縁支持する碍
子装置が増すため、閃絡要因が増加すると共に、
資材費が嵩むという問題があり、さらにまた、第
3の形式のものは、耐張碍子装置の引留点より外
方にジヤンパー線支持装置の支持点を設定しなけ
ればならないので鉄塔アーム自体が大形化すると
共に、構成部材数が多くなるので、その組立施工
に手間が掛るという問題点がある。
本考案はかかる実情に照らして考案されたもの
で、鉄塔アームから間隔を隔てて垂下する碍子装
置の下部に、ヨーク金具を介してジヤンパー線把
持クランプを設けた重錘固定枠体を連結し、それ
ら重錘固定枠体間に長柱状の剛性重錘を橋架して
固定し、この剛性重錘の中間部にクランプ支持板
を介してジヤンパー線把持クランプを前記重錘固
定枠体のクランプと対応する位置に配設し、ジヤ
ンパー線をそれぞれ前記ジヤンパー線把持クラン
プで把持するようにしたジヤンパー線支持装置
で、長大化ジヤンパー線の易撓性を重錘の剛性で
補完すると共に、ジヤンパー線の水平方向への移
動を重錘自体の重力で阻止するものである。すな
わち、本考案は長大化ジヤンパー線の横振れ防止
と支持機能の安定化とを目的とするものである。
以下、図面について本考案実施の態様を説明す
る。
本実施例は6導体ジヤンパー線支持装置を示
し、鉄塔アームAから垂下するV吊碍子連1の下
部に第2図に示すように、シールドリング2を介
して連結した重錘固定枠体3に付設したジヤンパ
ー線把持クランプ4によりジヤンパー線6を把持
すると共に、重錘固定枠体3間には長柱状の剛性
重錘5がかけ渡されている。
V吊碍子連1の対向間隔S(第2図参照)は前
記鉄塔アームAに張設された一対の耐張碍子装置
B(第1図参照)から垂下するジヤンパー線6の
長さに対応して設定される。
なお、第2図に示すように、剛性重錘5の中間
部には、ジヤンパー線把持クランプ4を付設した
クランプ支持板7が間隔Sの大きさに応じて適当
数配設するものとする。すなわち、重錘固定枠体
3のジヤンパー線把持クランプ4と取付位置がそ
れぞれ対応するようにクランプ支持板7へジヤン
パー線把持クランプ4を配設する。したがつて6
導体ジヤンパー線6(第2図は片側の3導体のみ
を示す)は、耐張碍子装置Bから重錘固定枠体3
およびクランプ支持板7のジヤンパー線把持クラ
ンプ4にそれぞれ把持されている。また53(第
2図、第7図参照)は長柱状の剛性重錘5に突設
した工事用フツクであり、装置の組立施工を便利
にするものである。
なお図示した実施例の碍子吊型は、間隔を隔て
てV型に垂下した碍子を並設した並列V吊型式で
あるが、本考案はこれに限定されるものではな
い。
すなわち、碍子吊型を傾斜V吊とすれば、ジヤ
ンパー線岐出方向への支持装置全体の移動を抑制
できて、支持機能の安定を図ることができる。ま
た、ジヤンパー線の導体数も図示した6導体に限
定されるものではなく、8,10,12…導体等
の多導体ジヤンパー線にも適用できるものであ
る。
前記重錘固定枠体3の実施例として以下に2例
を説明するが後述する理由により何れかを適宜選
択して使用すればよい。
すなわち、第3図および第4図は第1実施例を
示すもので、これは長柱状の剛性重錘5を挾持す
る重錘固定枠体31aから横断面がT字形状の取
付板32aを外方へ突設し、この取付板32aに
ジヤンパー線把持クランプ4を付設したクランプ
支持板33aを接合し、取付ボルト34で一体的
に結合する。なお、ジヤンパー線6相互の錯綜を
回避するため、中段のジヤンパー線把持クランプ
4とクランプ支持板33aとの間に横断面がT字
形状の位置決め片35aを介在させて6本のジヤ
ンパー線を略6角形の各角部に配列できるように
する。剛性重錘5は、重錘固定枠体31a内に収
納され、固定ボルト36で一体的に固定されてい
る。
重錘固定枠体31aとV吊碍子連1(第3図に
は一点鎖線で示す)とは、V吊碍子連1の下端を
結合するヨーク金具11と、重錘固定枠体31a
の上端部間に固着された横断面がH字形状の固定
金具37aとの間に介挿した直角クレビス12、
直角クレビスリンク13からなる連結金具を介し
て連結されている。なお、ジヤンパー線6の中間
部を把持するクランプ支持板7(第2図参照)
は、上述の構造のものより固定金具37aを除い
てそのまま使用できる。また、このクランプ支持
板7も剛性重錘5に対してはボルト36で取り付
ければよい。
上述の第1実施例の装置は、部材構成が簡素で
装置の組立施工を容易に行うことができる。
第5図〜第7図は第2実施例を示すもので、こ
れは長柱状の剛性重錘5を挾持する重錘固定枠体
31bから外方へクランプ支持板32bを直接突
設し、ジヤンパー線を略6角形に配置するための
位置決め片33bを介してジヤンパー線把持クラ
ンプ4を付設する。
なお、該クランプ支持板32bの上方中央寄り
の両膨出部にはそれぞれ上部孔39aと工事用下
部孔39bを設け、第5図の状態において左右の
上部孔39a間の間隔を、左右の工事用下部孔3
9b間の間隔より大きくする。剛性重錘5は、重
錘固定枠体31b内に収納され、固定ボルト36
で一体的に固定支持されている。
重錘固定枠体31bとV吊碍子連1(第5,7
図に一点鎖線で示す)とは、V吊碍子連1の下端
を結合するヨーク金具11とクランプ支持板32
bの上部孔39aを利用して、平行に配列した平
行クレビス14を介して連結されている。
第7図は第2実施例の装置の組立施工の態様を
示すもので、まず剛性重錘5を重錘固定枠体31
bへ装着する前に、重錘固定枠体31bの工事用
下部孔39b間を平行クレビス状の工事用金具8
により所定の間隔で連結してスペーサーの機能を
果たすようにする。このようにすると、重錘固定
枠体31bが上部孔39a等を中心にして回動す
る結果、重錘固定枠体31bが開脚状になつて下
側が開放される。従つて、剛性重錘5を下方より
フツク53を介して吊り上げ、重錘固定枠体31
b内に収容後、工事用金具8を取り除けば、第5
図に示す状態に重錘固定枠体31bが復元して剛
性重錘5を挾持するから、その後ボルト36によ
つて重錘固定枠体31bと剛性重錘5とを固定す
ればよい。上述の通りであるから第2実施例のも
のは第1実施例のものに比べ、装置の組立施工を
より容易に行うことができる。ところが、第2実
施例のものは、剛性重錘5の吊り上げ位置の精度
を要するため、組立施工に際し、2回線鉄塔の上
相あるいは中相のジヤンパー線に適用する場合
は、下側にある鉄塔アームが邪魔になるため適さ
ない。これに対して第1実施例のものにはこのよ
うな制約はない。
上述のように本考案によれば、長大化ジヤンパ
ー線6の自由度の大きい中間部を、剛性重錘5に
添設した複数個のジヤンパー線把持クランプ4で
把持することによつて、その移動を拘束し、ジヤ
ンパー線6自体が保有する易撓性を重錘の剛性に
よつて補完することになる。また、剛性重錘5の
重力効果によつてジヤンパー線6の岐出側と直角
方向すなわち水平横方向への横振れ防止を図るこ
とができる。さらにまた、ジヤンパー線6の自重
に起因する垂下量を小さくできるから、下側にあ
る鉄塔アームに対する絶縁間隔を充分確保するこ
とができる。
また剛性重錘5としては、その外郭に角形鋼管
51を使用し、現場施工にて内部にコンクリート
52を充填して硬化させたものが適当である。こ
のようにすれば剛性重錘5を経済的に得ることが
できる外、資材の現地への運搬が容易になる。
本考案は上述の通りであるから、これによれば
長大化ジヤンパー線の横振れ防止と支持機能の安
定化を図ることができる外、組立施工が容易にな
る等実用上優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されるジヤンパー線支持
装置の斜視図、第2図は本考案装置の側面図、第
3図は本考案の要部の第1実施例を示す正面図、
第4図はその側面図、第5図は本考案の要部の第
2実施例を示す正面図、第6図はその側面図、第
7図はその組立施工状態を示す正面図である。 1……V吊碍子連、3,31a,31b……重
錘固定枠体、32a……取付板、32b,33
a,7……クランプ支持板、37a……固定金
具、4……ジヤンパー線把持クランプ、5……剛
性重錘、6……ジヤンパー線、8……工事用金
具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 鉄塔アームから間隔を隔てて垂下する碍子装
    置の下部に、ヨーク金具を介してジヤンパー線
    把持クランプを設けた重錘固定枠体を連結し、
    それら重錘固定枠体間に長柱状の剛性重錘を橋
    架して固定し、この剛性重錘の中間部にクラン
    プ支持板を介してジヤンパー線把持クランプを
    前記重錘固定枠体のクランプと対応する位置に
    配設し、ジヤンパー線をそれぞれ前記ジヤンパ
    ー線把持クランプで把持するようにしたジヤン
    パー線支持装置。 2 重錘固定枠体の側面から突設された取付板
    に、ジヤンパー線把持クランプを付設したクラ
    ンプ支持板を装着し、重錘固定枠体上部間に設
    けた固定金具より連結金具を介して碍子装置と
    連結してなる実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のジヤンパー線支持装置。 3 重錘固定枠体の側面から、ジヤンパー線把持
    クランプを付設したクランプ支持板を突設し、
    該クランプ支持板の上方中央寄り膨出部相互を
    平行クレビス状の工事用金具により所定の間隔
    で着脱自在に連結できる工事用下部孔を設ける
    と共に、該クランプ支持板上端部より連結金具
    を介して碍子装置と連結してなる実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のジヤンパー線支持装
    置。 4 長柱状の剛性垂錘を長柱状鋼管内にコンクリ
    ートを充填して形成した実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のジヤンパー線支持装置。
JP10542783U 1983-07-08 1983-07-08 ジヤンパ−線支持装置 Granted JPS6014625U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10542783U JPS6014625U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 ジヤンパ−線支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10542783U JPS6014625U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 ジヤンパ−線支持装置

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Publication Number Publication Date
JPS6014625U JPS6014625U (ja) 1985-01-31
JPH0246201Y2 true JPH0246201Y2 (ja) 1990-12-06

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ID=30247118

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10542783U Granted JPS6014625U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 ジヤンパ−線支持装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6062826U (ja) * 1983-10-04 1985-05-02 株式会社日本可鍛鋳鉄所 ジヤンパ線v吊懸垂装置
KR100899771B1 (ko) 2009-03-07 2009-05-28 남도종합기술(주) 송전 가공선로용 점퍼선 고정장치

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JPS6014625U (ja) 1985-01-31

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