JP7164198B2 - セントル基枠の吊下具、セントル基枠 - Google Patents

セントル基枠の吊下具、セントル基枠 Download PDF

Info

Publication number
JP7164198B2
JP7164198B2 JP2019236116A JP2019236116A JP7164198B2 JP 7164198 B2 JP7164198 B2 JP 7164198B2 JP 2019236116 A JP2019236116 A JP 2019236116A JP 2019236116 A JP2019236116 A JP 2019236116A JP 7164198 B2 JP7164198 B2 JP 7164198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base frame
center
horizontal member
displacement member
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019236116A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021105267A (ja
Inventor
実 土田
Original Assignee
有限会社 伊藤
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社 伊藤 filed Critical 有限会社 伊藤
Priority to JP2019236116A priority Critical patent/JP7164198B2/ja
Publication of JP2021105267A publication Critical patent/JP2021105267A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7164198B2 publication Critical patent/JP7164198B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

本発明は、トンネル覆工コンクリートの型枠であるセントルを構成する基枠を吊下できるようにした技術に関するものであって、セントル基枠の吊下具、セントル基枠に関するものである。
特許文献1にはセントルの構築方法が開示されている。
図1,図2及び図3に示すように、セントル11は、トンネル201の内壁面に沿って打設されるコンクリート200を成形するためのものである。セントル11は、支持装置12を備えており、その支持装置12は、図1における左右の位置にそれぞれ支持枠13を有している。そして、左右の支持枠13の上部における桁部材14の前後(図3の左右方向)の複数位置には、前後にほぼ等間隔をおいて架設枠21が架設されている。架設枠21の上部にはH型鋼よりなる横材22が左右方向(図1の左右方向)に延在するように設けられており、その横材22の両端部下面に脚部23が固定されている。
そして、各架設枠21の上部には複数の骨組24が支持されている。この骨組24の上端間は湾曲状の中央受枠25が備えられている。架設枠21,骨組24及び中央受枠25を基枠26とする。中央受枠25の両端には側部受枠27が連結される。この中央受枠25及び側部受枠27に複数枚の面板28が取り付けられる。この面板28群が全体としてアーチ状のコンクリート成形面となり、この成形面により、覆工コンクリート200の内面が成形される。
従来、このようなセントル11において支持装置12を組立てる場合には、あらかじめ左右位置に立設された支持枠13上に基枠26が架設状態で設置され、その基枠26の架設枠21の脚部23の下端部と支持枠13の上端部とがボルト(図示しない)によって連結される。
この場合、基枠26はクレーンによって吊下されて支持枠13上に設置される。ここで、従来は、図5(a)に示すように、基枠26の横材22の中央に環状索29が巻回状態で取付けられ、この環状索29にクレーンのフック36が掛止されて、この環状索29を介して基枠26が支持枠13上の位置まで吊下状態で移動される。
特開2017-125325号公報
基枠26の吊下移動状態においては、基枠26をほぼ上下方向における直立姿勢に安定させて維持する必要がある。つまり、基枠26を支持枠13上に設置した状態において、基枠26がほぼ直立していないと、基枠26と支持枠13との位置関係を所定の組付け状態の関係に対応させることができない。このように対応させることができない場合には、例えば基枠26と支持枠13との連結のためのボルトが通る孔を合わせることができず、基枠26と支持枠13とをボルトによって連結することが困難になる。すなわち、環状索29内において基枠26が移動して、基枠26を直立状態に維持して安定に吊下できないおそれがあった。従って、このような場合、支持装置12の組立てに多大な手間を要する結果となる。
また、図5(a)に示す従来方法においては、強固な環状索29を選定して、その環状索29を横材22に対してループ状に巻回することが必要になって、その巻回作業に手間がかかるものである。加えて、基枠26に対する環状索29はほぼ先接触でその接触面積が小さいために、基枠26の重量によって環状索29との接触部分あるいはその周辺において基枠26に変形が生じるおそれもあった。
本発明は、支持枠に対する基枠の組付けを容易に行い得るようにすることにある。
以上の目的を達成するために、本発明のセントル基枠の吊下具においては、セントルの両側の支持枠間に架設される基枠の横材に取付可能にした取付部と、変位部材を取付可能にした起立部とを備え、前記変位部材はクレーンのフックを掛止可能にした掛止孔を有し、前記変位部材を前記起立部に回転可能に設け、前記掛止孔を前記変位部材の回転中心に対して偏心させたことを特徴とする。
従って、本発明においては、吊下具を基枠の横材に取付けることにより、掛止にクレーンのフックを掛止すれば、吊下具を介して基枠を安定状態で吊下できる。このため、基枠に対して吊下具を容易に取付けることができるとともに、基枠をほぼ直立状態で安定して吊下できて、基枠の組付けを容易に行うことができる。
本発明のセントル基枠においては、セントルの両側の支持枠間に架設される基枠において、横方向に延長された横材の上部には、吊下具を取付けるための第2取付部を形成するとともに、同横材には、前記第2取付部の変形を抑制するための補強部を形成したことを特徴とする。
従って、本発明においては、基枠の吊下時に、基枠に変形が生じることを回避できる。
本発明のセントル基枠の吊下方法においては、セントルの両側の支持枠間に対して基枠を吊下して連結するための方法において、前記基枠の横材に対して、剛体よりなり、クレーンのフックを掛止可能にした掛止部を有する吊下具を固定し、前記クレーンのフックを前記掛止部に掛止めして、クレーンによって前記吊下具を介して前記基枠を吊下することを特徴とする。
従って、本発明においては、基枠と吊下具との間の相対移動を阻止できて、基枠をほぼ直立状態に維持できる。従って、基枠の組付けを容易に行うことができる。
本発明によれば、支持枠に対する基枠の組付けを容易に行い得るという効果がある。
構築状態のセントルを示すトンネル部分の断面図。 構築状態のセントルを示す側面図。 構築途中のセントルを示す側面図。 基枠を示す正面図。 (a)は従来の吊下方法を示す側面図、(b)は第1実施形態の吊下具を用いた吊下方法を示す側面図、(c)は第2実施形態の吊下具を用いた吊下方法を示す側面図。 第1実施形態の吊下具の斜視図。 第1実施形態の吊下具の分解斜視図。 (a)~(f)は第1実施形態の吊下具をそれぞれ示す正面図,背面図,左側面図,右側面図,平面図,底面図。 第1実施形態における吊下具の使用状態を示す正面図。 第1実施形態における吊下具の使用状態を示す断面図。 第1実施形態における吊下具の使用状態を示す一部斜視図。 第1実施形態の吊下具においてスペーサを用いた使用状態を示す一部斜視図。 (a)は第1実施形態の吊下具において吊下具とスペーサとを示す一部斜視図、(b)はスペーサの斜視図。 第2実施形態の吊下具の斜視図。 第2実施形態の吊下具の分解斜視図。 (a)~(f)は第2実施形態の吊下具をそれぞれ示す正面図,背面図,左側面図,右側面図,平面図,底面図。 第2実施形態の吊下具を開いた状態を示す正面図。 (a)~(d)はそれぞれ異なる変更例を示す斜視図。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図4~図13の図面を中心にして第1実施形態を説明する。
図6~図8(a)~(f)に示すように、第1実施形態の吊下具41は、全体が剛体である金属よりなり、本体42と、調節部材43とを備えている。
前記本体42は、取付部としての長方形状の取付板44の上面中央に起立板45が固着されて構成されている。取付板44の両端部にはそれぞれ連結部としての複数の挿通孔47が透設されている。起立板45には円形の収容孔48が透設されている。取付板44の側縁と、起立板45の側縁との間には、補強板49が固着されている。起立板45において、収容孔48の周囲には等間隔をおいて3箇所に挿通孔50が透設されている。
前記起立板45の両側面には一対の調節板51が起立板45を挟持するように配置されている。調節板51の内側面には前記収容孔48の内部に収容される円形の凸部52が形成されている。収容孔48と凸部52とはほぼ同径であって、調節板51は収容孔48内において収容孔48の中心を中心にして回転可能である。凸部52の位置において、調節板51には掛止孔53が透設されており、この掛止孔53は、凸部52の中心に対して偏心している。調節板51において、凸部52の周囲の9箇所には挿通孔54が透設されている。この挿通孔54は、等間隔をおいた3箇所に3つずつ配置され、各3箇所の挿通孔54は、それぞれさらに等間隔に配置されている。
前記一方の調節板51において、凸部52には複数の挿通孔56が透設されるとともに、他方の調節板51には挿通孔56と対向可能にしたネジ孔55が形成されている。そして、一方の調節板51の挿通孔56を通るボルト46が他方の調節板51のネジ孔55に螺入されて、両調節板51が起立板45を挟持した状態で、かつ掛止孔53及び凸部52の外形を一致させた状態で相互に固定される。また、ボルト57が一方の調節板51の挿通孔54から起立板45の挿通孔50及び他方の調節板51の挿通孔54を通って、そのボルト57にナット58が締付けられて、両調節板51が起立板45に固定されている。
従って、調節板51のボルト57が通る挿通孔54を選択することにより、両調節板51が収容孔48及び凸部52を中心にして回転位置が調節されて、掛止孔53の偏心位置が調節される。
両調節板51,ボルト46,57及びナット58により、変位部材としての調節部材43が構成されている。なお、前記ボルト57は、いずれの調節板51側から挿通されてもよい。59は、吊下具41の軽量化のための透孔を示す。
図9及び図10に示すように、前記基枠26を構成する架設枠21の横材22において、上部側のフランジ30の中央には、吊下具41の取付板44の挿通孔47と対応するとともに、第2取付部を構成する複数の挿通孔31が透設されている。また、その挿通孔31を挟む部分及び挿通孔31間の部分において、横材22の両フランジ30及びウェブ32にはフランジ30を含む横材22の変形を抑制するための補強部としての補強板33が溶着によって固着されている。
次に、本実施形態の吊下具41を用いた基枠26の吊下方法を説明する。
基枠26をクレーンのフック36によって吊下する場合には以下のようにされる。すなわち、図9,図10及び図11に示すように、吊下具41を横材22のフランジ30の上面中央に設置して、吊下具41の取付板44の挿通孔47及びフランジ30の挿通孔31を通るボルト34と、そのボルト34に螺着されるナット35とにより吊下具41を横材22に固定する。そして、クレーンのフック36を吊下具41の掛止孔53に掛止すれば、図5(b)に示すように、基枠26をほぼ直立した起立状態で安定して吊下できる。このとき、基枠26を起立状態にするために、収容孔48を中心とした調節部材43の回転角度位置を選択して、掛止孔53の偏心位置を調節する。このようにすれば、基枠26の重心位置に合わせて、基枠26をほぼ鉛直線に沿って直立させることができる。従って、基枠26の下端部を支持枠13に対して容易にボルトによって連結させることができる。なお、起立板45の高さを高くすれば、フック36の掛止位置を高くすることが可能になるため、基枠26を直立させることがさらに容易になる。
図12及び図13(a),(b)は、横材22と吊下具41の取付板44との間にスペーサ61を設ける吊下方法を示すものである。この図12及び図13(b)においては、スペーサ61は上下2段に設けられている。このスペーサ61は吊下具41の一部を構成する。
図12及び図13図(b)に示すように、前記スペーサ61は上下2枚の横板62と、その横板62間に交差状態で固着された複数枚の縦板63,64と、上下の横板62の前後両端部間に固着された固定板65と、固定板65の裏面側の補強板69とを備えたものである。横板62には前記吊下具41の取付板44の挿通孔47及び横材22のフランジ30の挿通孔31それぞれに対応する挿通孔66が透設されるとともに、固定板65には挿通孔67が透設されている。固定板65の内面には前記挿通孔67と対応するナット72が固着されている。
また、この構成においては、横材22の側面にあてがわれるH型鋼よりなり、吊下具41の一部を構成する当て部材68が用意されており、その当て部材68の一方のフランジの一端部には後述の図12に示すボルト71が挿通するための挿通孔(図示しない)が透設されている。
そして、スペーサ61を横材22と吊下具41との間に介装して、前記挿通孔47,31,66を通るボルト34,71とナット35,72(図12においてナット35は見えていない)とにより、それらを固定する。このようにすれば、吊下具41を基枠26の上部側の高い位置に配置できる。従って、1基または複数基のスペーサ61により横材22と吊下具41との間に介装すれば、吊下具41を高いところに位置させて、高い重心の基枠26であっても対応できる。つまり、基枠26が重心の高いものであっても、その基枠26をほぼ直立状態に吊下できる。
また、基枠26が大重量のものである場合において、スペーサ61を用いて吊下具41を高いところに位置させた場合には、図12に示すように、スペーサ61の一側面側に当て部材68がボルト71及びナット(図示しない)により取付けられる。この当て部材68は、クレーンによって引き上げられる吊下方向の上面側に取付けられる。すなわち、基枠26は、クレーンによって引き上げられる前は、地面上に倒伏され、この倒伏状態から掛止孔53にフック36が掛止られて、基枠26はその下端を中心に上方に回動されるように引き上げられる。このとき、スペーサ61の引き上げられる側である上面側に当て部材68が上端部において固定されるとともに、当て部材68の下端部が横材22に当接されていれば、スペーサ61や吊下具41が引き上げにともなって引き上げ側に移動したり、変形したりすることを回避できる。
従って、本実施形態においては、以下の効果がある。
(1)横材22に剛体よりなる吊下具41をボルト34及びナット35によって取付ければ、横材22と吊下具41とが相対移動することがなくなるため、基枠26を妄動することなく引上げて、ほぼ直立した安定状態で吊下できる。従って、基枠26と支持枠13との間のボルト孔の位置合わせなどが容易になって、支持枠13に対する基枠26の組付けが容易になり、セントル11の構築作業を能率よく行うことができる。
(2)剛体よりなる吊下具41はボルト34及びナット35によって基枠26に取付けられるものであるため、環状索29を用いる従来方法における環状索29の取付け及び取り外しと比較して、面倒な結束作業などが不要になって、吊下具41の取付け及び取外しは容易である。
(3)調節部材43の回転方向の位置を調節することにより、偏心した掛止孔53の位置を調節して掛止孔53の偏心量を変更することができる。このようにすれば、図5(b)に示すように、基枠26と支持枠13とのボルト連結に影響しない程度に基枠26を直立状態からわずかに傾斜させることができる。このため、クレーンのアームの先端37と基枠26との衝突を回避できる。すなわち、基枠26はトンネル201内の狭い空間内においてクレーンによって吊下されるものであるため、クレーンの先端37を基枠26より高いところに配置することが困難な場合もある。これによって、クレーンの先端37の位置が低くなり、クレーンの先端37が基枠26の上部と干渉して基枠26の組付け作業に支障をきたすことがある。本実施形態においては、このような問題を解消できる。
(4)横材22の吊下具41が取付けられる位置に補強部となる補強板33を設けたことにより、吊下具41を介して横材22に強い力が作用しても、横材22が変形することを防止できる。
(5)横材22と吊下具41との間に単一または2以上の複数のスペーサ61を設ければ、基枠26の重心の高さに合わせて、クレーンのフック36による掛止位置の高さを調節できる。従って、基枠26を吊下状態において倒れたりすることなく、無理なくほぼ直立状態に維持することができる。
(6)スペーサ61に当て部材68を取付けることにより、スペーサ61などの変形を防止できる。また、スペーサ61などが変形しないために、基枠26をほぼ直立状態に維持することが容易になる。
(7)基枠26の吊下荷重を収容孔48と凸部52とによって受けることができるため、ボルト57のネジ山の変形などを回避できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を主に図5(c)及び図14~図17の図面について説明する。
図14,図15及び図17に示すように、本実施形態の剛体である金属製の吊下具80は、第1把持部材81と、第2把持部材82とを備え、それらの第1把持部材81及び第2把持部材82は下端の軸83によって開閉可能に連結されている。
図15及び図16(a)~(f)に示すように、第1把持部材81は、一対の縦枠84と、その縦枠84の内縁に固着された把持板85と、その把持板85の外側面における上端部,下端部,下面の3箇所にそれぞれ固着された3分割形状の補強板86~88とを備え、把持板85の下部内面には受け板90が固着されている。上部の補強板86はL形状に折り曲げられている。
図15及び図16(a)~(f)に示すように、第2把持部材82は、1枚の縦枠91と、その縦枠91の内縁に固着された把持板92と、その把持板92の外側面における上端部に固着された2分割形状の補強板93とを備え、補強板93はL形状に折り曲げられている。
第1把持部材81及び第2把持部材82の上端部には挿通孔95が透設されており、これらの挿通孔95を通るボルト96とナット97とにより、第1把持部材81と第2把持部材82とが図14に示す閉鎖状態に保持される。
第2把持部材82の上端部には前記第1実施形態と同様な構成の調節部材43が設けられている。すなわち、縦枠91の上端部に収容孔48が形成されている。そして、調節部材43は、凸部52及び偏心位置の掛止孔53を有する一対の調節板51を有する。調節板51には、凸部52の周囲に位置する挿通孔54が形成されている。また、凸部52に形成された複数の挿通孔56を通ってネジ孔55に螺入されるボルト46,挿通孔54に挿通されて、両調節板51の位置を設定するボルト57及びナット58を有している。従って、第1実施形態の吊下具41と同様に、調節部材43は、偏心位置を調節可能にした掛止孔53を有している。つまり、調節板51のボルト57が通る挿通孔54を選択することにより、掛止孔53の偏心位置が調節される。
なお、本実施形態の吊下具80は、軽量化のために、適当位置に透孔59を有している。
第2実施形態の吊下具80は、以下のようにして使用される。
すなわち、図17に示すように、第1把持部材81と第2把持部材82とを開放状態にして、その状態から図16(a)に示すように第1把持部材81及び第2把持部材82を基枠26の横材22を内包するように開放状態から閉鎖し、その両部材81,82をボルト96及びナット97によって固定すればよい。このようにすれば、図5(c)及び図16(a)に示すように、基枠26の横材22が本実施形態の吊下具80によって把持されて、主として、第1把持部材81の受け板90によって基枠26の荷重が支持される。従って、前記第1実施形態と同様に、支持枠13をほぼ直立状態で吊下できて、基枠26の組付けを容易に行うことができる。
本実施形態においては、第1実施形態の(4),(5),(6)の効果を除いた効果とほぼ同様な効果があり、さらに、本実施形態においては、以下の効果がある。
(8)吊下具80が基枠26の横材22を把持するため、横材22に対して吊下具80を取付けるためのボルト用の挿通孔の加工が不要になる。また、基枠26の荷重が主として受け板90によって広い面積で受けられる。従って、横材22と吊下具80との接触面積が広くなるため、横材22に対する吊下げ荷重が分散されて、横材22に対する補強板33などの補強を省略することが可能になる。
(変更例)
前記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。そして、前記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図18(a),同図(b)に示すように、吊下具41,80に調節部材43を設けないようにすること。この構成においては、調節部材43の掛止孔53に代えて、起立板45や第2把持部材82の上端部に掛止孔98が透設されている。
・図18(c),同図(d)に示すように、吊下具80の上端部を上方へ延長すること。
(他の技術的思想)
前記実施形態から把握される技術的思想は以下のとおりである。
(A)前記基枠と前記取付部との間に介在されるスペーサを設けた請求項1または2に記載の吊下具。
(B)前記スペーサに取付けられ、前記基枠の吊下方向の上面に当接される当て部材を設けた前記技術的思想(A)項に記載の吊下具。
(C)セントルの両側の支持枠間に架設される基枠と、その基枠の横材にボルト連結される取付部及びクレーンのフックを掛止可能にした掛止部を備えたセントル基枠の吊下具とを備え、前記基枠には、横方向に延長された横材の上部に、前記吊下具を取付けるための取付部を形成するとともに、同横材には、前記取付部の変形を抑制するための補強部を形成したセントルの吊下構造。
(D)セントルの両側の支持枠間に架設される基枠において、
その基枠の上部中央部には基枠が吊下された状態において基枠の変形を抑制するための補強部を形成したセントルの基枠。
11…セントル
13…支持枠
22…横材
26…基枠
41…吊下具
43…調節部材
47…挿通孔
61…スペーサ
53…掛止孔
80…吊下具

Claims (5)

  1. セントルの両側の支持枠間に架設される基枠の横材に取付可能にした取付部と、変位部材を取付可能にした起立部とを備え
    前記変位部材はクレーンのフックを掛止可能にした掛止孔を有し、前記変位部材を前記起立部に回転可能に設け、前記掛止孔を前記変位部材の回転中心に対して偏心させたセントル基枠の吊下具。
  2. 前記取付部には、前記横材にボルト連結される連結部を設けた請求項1に記載のセントル基枠の吊下具。
  3. セントルの両側の支持枠間に架設される基枠において、
    横方向に延長された横材の上部には、請求項2に記載の吊下具を取付けるための第2取付部を形成するとともに、同横材には、前記第2取付部の変形を抑制するための補強部を形成したセントル基枠。
  4. セントルの両側の支持枠間に架設される基枠の横材に取付可能にした取付部を開閉可能にした一対の把持部材によって構成し、前記横材が閉鎖状態の前記把持部材によって把持されるようにし
    前記一対の把持部材のうち一方に変位部材を取付可能とし、
    前記変位部材はクレーンのフックを掛止可能にした掛止孔を有し、前記変位部材を前記一方の把持部材に回転可能に設け、前記掛止孔を前記変位部材の回転中心に対して偏心させたセントル基枠の吊下具。
  5. 前記一対の把持部材は下端の軸によって開閉可能に連結されており、
    前記変位部材は前記一対の把持部材の上端に取付可能とした請求項4に記載のセントル基枠の吊下具。
JP2019236116A 2019-12-26 2019-12-26 セントル基枠の吊下具、セントル基枠 Active JP7164198B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019236116A JP7164198B2 (ja) 2019-12-26 2019-12-26 セントル基枠の吊下具、セントル基枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019236116A JP7164198B2 (ja) 2019-12-26 2019-12-26 セントル基枠の吊下具、セントル基枠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021105267A JP2021105267A (ja) 2021-07-26
JP7164198B2 true JP7164198B2 (ja) 2022-11-01

Family

ID=76918633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019236116A Active JP7164198B2 (ja) 2019-12-26 2019-12-26 セントル基枠の吊下具、セントル基枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7164198B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111271092A (zh) * 2020-03-26 2020-06-12 中铁三局集团第五工程有限公司 一种多种变截面暗挖隧道二衬快速施工结构及方法
JP7182331B2 (ja) * 2022-07-28 2022-12-02 有限会社 伊藤 コンクリート型枠装置の支持枠のための支持枠スタンド、コンクリート型枠装置の支持枠の積層方法及びコンクリート型枠装置の構築方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001063954A (ja) 1999-08-30 2001-03-13 Sumikin Kansai Kogyo Kk 鉄道車両用車体吊り治具
JP2001293717A (ja) 2000-04-17 2001-10-23 Sekisui House Ltd 脱型用治具及びこれを用いた脱型方法
JP2009209657A (ja) 2008-03-06 2009-09-17 Taisei Corp 覆工用型枠フレーム及び覆工用型枠の構築方法
JP2014091598A (ja) 2012-11-02 2014-05-19 Yoshio Hanamure 荷取り装置
JP2017082470A (ja) 2015-10-27 2017-05-18 有限会社 伊藤 吊り上げ金具、被吊り上げ部材の吊り上げ方法、構体の組み上げ方法及び構体の解体方法
JP2017125325A (ja) 2016-01-13 2017-07-20 有限会社 伊藤 コンクリート型枠の組み立て方法
JP2019210087A (ja) 2018-06-04 2019-12-12 東日本旅客鉄道株式会社 姿勢切替装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07150641A (ja) * 1993-11-29 1995-06-13 Sekisui Chem Co Ltd 建物ユニット

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001063954A (ja) 1999-08-30 2001-03-13 Sumikin Kansai Kogyo Kk 鉄道車両用車体吊り治具
JP2001293717A (ja) 2000-04-17 2001-10-23 Sekisui House Ltd 脱型用治具及びこれを用いた脱型方法
JP2009209657A (ja) 2008-03-06 2009-09-17 Taisei Corp 覆工用型枠フレーム及び覆工用型枠の構築方法
JP2014091598A (ja) 2012-11-02 2014-05-19 Yoshio Hanamure 荷取り装置
JP2017082470A (ja) 2015-10-27 2017-05-18 有限会社 伊藤 吊り上げ金具、被吊り上げ部材の吊り上げ方法、構体の組み上げ方法及び構体の解体方法
JP2017125325A (ja) 2016-01-13 2017-07-20 有限会社 伊藤 コンクリート型枠の組み立て方法
JP2019210087A (ja) 2018-06-04 2019-12-12 東日本旅客鉄道株式会社 姿勢切替装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021105267A (ja) 2021-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2005211415B2 (en) Suspended storage shelf
JP7164198B2 (ja) セントル基枠の吊下具、セントル基枠
JP6655840B2 (ja) 鉄筋コンクリート建物の施工現場で使用するクレーン装置
KR20110128413A (ko) 슬라브패널 설치 및 해체 방법
WO2019128291A1 (zh) 双层跌级吊顶及安装方法
US20030188495A1 (en) Suspended jig for roof construction
JP2020133257A (ja) 台棒の取付金具及び当該取付金具を使用した台棒の取り付け方法
JPH10317571A (ja) 天井架構構造
JP5213048B2 (ja) 天井振れ止めシステム
CN210619988U (zh) 建筑模块单元的起吊装置
JP3630731B2 (ja) ボイラの据付け方法
CN109132839A (zh) 建筑模块单元的起吊装置
CN110155871A (zh) 穿墙套管吊运工装
JP2562039Y2 (ja) 鉄骨柱の吊り足場
JPH08113982A (ja) 鉄骨造建築物の柱と梁の接合装置
JPH09165186A (ja) パネル吊下げ装置
JP2974572B2 (ja) バルコニーの取付方法
CN211040102U (zh) 一种可调节的抗震支吊架
JP7162817B2 (ja) 吊り具
JPH0318581Y2 (ja)
JP3084321B2 (ja) 枠組足場用手摺枠
JP2002038717A (ja) 構造部材の設置方法
JPH078718Y2 (ja) 吊り足場の最上段安全手摺り装置
JP2000226885A (ja) 梁型枠構造
JP2538491Y2 (ja) 足場吊り具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221013

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7164198

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150