JPS5943618Y2 - 多導体懸垂用ヨ−ク体 - Google Patents

多導体懸垂用ヨ−ク体

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Publication number
JPS5943618Y2
JPS5943618Y2 JP14478976U JP14478976U JPS5943618Y2 JP S5943618 Y2 JPS5943618 Y2 JP S5943618Y2 JP 14478976 U JP14478976 U JP 14478976U JP 14478976 U JP14478976 U JP 14478976U JP S5943618 Y2 JPS5943618 Y2 JP S5943618Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
conductor
yoke body
lower yoke
yokes
Prior art date
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Expired
Application number
JP14478976U
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English (en)
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JPS5361697U (ja
Inventor
正道 石原
保幸 坪井
Original Assignee
日本碍子株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP14478976U priority Critical patent/JPS5943618Y2/ja
Publication of JPS5361697U publication Critical patent/JPS5361697U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多導体懸垂用ヨーク体に関するものである。
近年、都市部における電力需要の激増に伴なって送電容
量は増大化の必要にせ1られているが、環境保全、地価
の高騰あるいは地域社会への影響から送電線路新設は筐
す1す困難となりつつある。
そのため従来500KV、4導体1でであった架空送電
線をさらに6導体あるいはi o o OKV。
8導体以上とすることによって送電容量の増大を図った
大容量送電線が計画されている。
ところで、送電線の導体数が6導体以上ともなると懸垂
碍子装置のヨーク体は非常に大きなものとなるため、そ
の製作、運搬および強度上の面から分割型の採用が検討
されており、その−例としては第1図に示したように、
連結金具1をそれぞれ介して4個の懸垂クランプ2を下
端に連結した板状の上側ヨーク3および下側ヨーク4を
それらの板面が同一平面内にあるように平行にかつ鉛直
に延びる2個の連結リンク5によって連結し、上側ヨー
ク3の上部を図示しない鉄塔アームに吊り下げられた碍
子連6の他端に接続してなる8導体懸垂用ヨーク体が知
られている。
ところが、第1図に示したヨーク体においては、上側ヨ
ーク3、下側ヨーク4および連結リンク5で囲筐れた閉
空間内の導体の架設にあたっては破線で示したように上
側ヨーク3と下側ヨーク4を連結する2個の連結リンク
5のうちいずれか一方を取り外して行なわなければなら
ないため、作業場所が塔体上であることも加わってその
架設作業は大きな困難を伴ない熟練を要するものであっ
た。
本考案は、前述の多導体用懸垂碍子装置のような従来装
置に見られた欠点を解消したもので、6導体以上の多導
体懸垂用ヨーク体であって、ヨーク体を上下一対のヨー
クに分割しかつ少なくとも2箇所で連結することにより
両者間に形成される閉空間にも導体を引通す構造のもの
において、対のヨークの少なくとも下側ヨークの重心よ
り上方でかつ左右対称軸線上の位置に送電線架設作業用
の仮止め金具取付部を設けた多導体懸垂用ヨーク体であ
って、仮止め金具を連結することにより前記下側ヨーク
を左右いずれの方向にも傾斜せず水平にバランス支持可
能としたものである。
以下、本考案の多導体懸垂用ヨーク体を図示の実施例に
よりさらに詳細に説明する。
第2図は本考案の多導体懸垂用ヨーク体を9導体用に応
用したもので、図示しない鉄塔アームから吊り下げられ
た2組の碍子連6の他端を、その内側と両端下方にそれ
ぞれ連結金具1を介して所定の間隔で4個の懸垂クラン
プ2を取付けたほぼ逆U字形状の上側ヨーク3の上部両
端に夫々連結してV字状とする。
この上側ヨーク3には、さらに両側下方内側に下側ヨー
ク連結部7を設けて下側ヨーク連結用の連結リンク5を
、lた中央部下方には送電線架設時に使用する架設作業
用の仮止め金具取付部としてキリ孔8を設けて架線時、
下側ヨーク4が水平にバランスを保つように仮止めする
仮止め金具9を1個取付け、この仮止め金具9の他部を
、その外側に所定の間隔で5個の懸垂クランプ2が連結
金具1を介して取付けられているとともに上部両端に上
側ヨーク連結部10が設けられた下側ヨークの重心より
上方で、かつ、左右対称軸線上に設けられたキリ孔11
よりなる送電線架設作業用の仮止め金具取付部に連結し
て下側ヨーク4が左右いずれかの方向にも傾斜せず水平
にバランスを保つように構成される。
この下側ヨーク4を左右いずれの方向にも傾斜させず水
平にバランスを保たせる理由は、架線後、下側ヨーク4
を2個の連結金具5によって上側ヨーク3に連結する際
、下側ヨークの傾斜側を持ち上げるという従来の技術に
必要であった作業を省略し上下ヨークの連結作業の簡略
化をはかるものであり、また、仮止の金具9は連結金具
5による上下のヨーク連結後、取り外すものである。
なお、導体を支持する懸垂クランプ2および第2図に破
線で示したように上側ヨーク3と下側ヨーク4を最終的
に連結する連結リンク5ば、延線作業の際にはあらかじ
め上側ヨーク3から取外すしておいてあとから順次取付
けてもよく、さらには上側ヨーク3の仮止め金具取付部
であるキリ孔8をなくして、下側ヨーク4を仮止め金具
9により直接鉄塔アームから吊下げてもよい。
また、上側ヨーク3と下側ヨーク4を仮止めする仮止め
金具9は、第2図においては1個で各種連結金具の組合
せとしたが、この他ワイヤーロープあるいは長さ調節が
可能なターンバックルの組合せとし、個数も2個以上と
してもよくその個数釦よび連結構成に制限はない。
また、上記実施例では仮止の金具取付部9を下側ヨーク
4の重心より上方でかつ左右対称軸線上に1個設けるよ
うにしたが、この他にも、前記軸線をはさんで等間隔の
位置に設けるようにしても良い。
本考案は、このような構成のため送電線建設後に上側ヨ
ーク3、下側ヨーク4および連結リンク5で周囲を四重
れて閉空間になる上2条の碍子装置取付けが極めて容易
におこなえるばかりでなく、上側ヨーク3と下側ヨーク
4の連結も容易におこなえるものである。
次に第3図に示す実施例は本考案の多導体懸垂用ヨーク
体を8導体用に応用したもので、上側ヨーク3と下側ヨ
ーク4に取付ける懸垂クランプ2を夫々4個とし、かつ
上2条の架線後、上側ヨーク3と下側ヨーク4の連結を
第2図の実施例で示した連結リンク5を介さないで上側
ヨーク3の下側ヨーク連結部7と下側ヨーク4の上側ヨ
ーク連結部10を直接連結するようにしたもので、その
ため、架線の際両者を仮止めする仮止め金具9は、上下
方向の長さ調整が可能なターンバックルを用いたもので
ある。
また第4図に示す実施例は第3図に示した8導体懸垂用
ヨーク体の上側ヨーク3と下側ヨーク4を、さらに製作
、運搬および強度上の理由から分割したもので、上側ヨ
ーク3を中央で分割して連結板12で連結するとともに
、下側ヨーク4を2枚のヨーク片13と連結金具1の組
合せとしたものである。
なお、実施例においては8導体用と9導体用とか記載し
なかったが、本考案は6導体以上であればその導体数に
制限はなく、また上側ヨーク3と下側ヨーク4の分割個
数および構成にも制限がないことはいう1でもないこと
である。
次に、本考案の多導体懸垂用ヨーク体を用いた送電線架
設作業について述べる。
捷ず、上側ヨーク3と下側ヨーク4にそれぞれ連結金具
1を介してクランプ2を取付け、この上側ヨーク3に仮
止の金具9をもって下側ヨーク4を左右いずれの方向に
も傾斜せず水平にバランスを保つように連結するととも
に、該上側ヨーク3を鉄塔アーム(図示せず)からV字
状に吊り下げられた2組の碍子連6,6の下端に連結す
る。
その後、上側ヨーク3の前記クランプ2に金車(図示せ
ず)で延線された電線をそれぞれ取付けた後、上側ヨー
ク3の下側ヨーク連結部7と下側ヨーク4の上側ヨーク
連結部10とを2個の連結リンク5によりそれぞれ連結
する。
次に、下側ヨーク4の各クランプ1にそれぞれ電線を取
付け、この状態において上側ヨーク3と下側ヨーク4か
ら仮止の金具を取り外すことにより架線作業を完了する
本考案の多導体懸垂用ヨーク体は、前記の実施例による
説明から明らかなように、一対のヨークの少なくとも下
側ヨークの重心より上方で、かつ、左右対称軸線上か、
筐たはその軸線をはさんで等間隔の位置に仮止め金具取
付部を設け、送電線架設時、この仮止め金具取付部に仮
止め金具を連結して前記下側ヨークを左右いずれの方向
にも傾斜せず水平にバランス支持するようにしたから、
架線に際し、従来のもののように下側ヨークが傾くこと
はなく水平にバランスするので、いちいち下側ヨークの
傾き側を持ち上げるという余分な作業が省略できるため
、鉄塔上にかける架線作業が極めて安全にかつ容易に行
うことができ、産業の発展に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の8導体懸垂用ヨーク体の正面図、第2図
は本考案の9導体懸垂用ヨーク体の正面図、第3図お・
よび第4図は本考案の8導体懸垂用ヨーク体の正面図で
ある。 100.連結金具、2.・・懸垂クランプ、3・・・上
側ヨーク、4・・・下側ヨーク、5・・・連結リンク、
6.・・碍子連、701.下側ヨーク連結部、8,11
.・・キリ孔、900.仮止め金具、10.・・上側ヨ
ーク連結部、121.・連結板、13.、、ヨーク片。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)6導体以上の多導体懸垂用ヨーク体であって、ヨ
    ーク体を上下一対のヨーク3,4に分割しかつ少なくと
    も2箇所7,7で連結することにより両者間に形成され
    る閉空間にも導体を引通す構造のものにおいて、一対の
    ヨークの少なくとも下側ヨークの重心より上方で、かつ
    、左右対称軸線上の位置に送電線架設作業用の仮止め金
    具取付部9を設けたことを特徴とする多導体懸垂用ヨー
    ク体。
  2. (2)下側ヨークの仮止め金具取付部の数が少なくとも
    1個設けられた実用新案登録請求の範囲第1項記載の多
    導体懸垂用ヨーク体。
JP14478976U 1976-10-29 1976-10-29 多導体懸垂用ヨ−ク体 Expired JPS5943618Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14478976U JPS5943618Y2 (ja) 1976-10-29 1976-10-29 多導体懸垂用ヨ−ク体

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JP14478976U JPS5943618Y2 (ja) 1976-10-29 1976-10-29 多導体懸垂用ヨ−ク体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5361697U JPS5361697U (ja) 1978-05-25
JPS5943618Y2 true JPS5943618Y2 (ja) 1984-12-25

Family

ID=28753394

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JP14478976U Expired JPS5943618Y2 (ja) 1976-10-29 1976-10-29 多導体懸垂用ヨ−ク体

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