JP3261721B2 - 電磁継電器の端子取付構造 - Google Patents

電磁継電器の端子取付構造

Info

Publication number
JP3261721B2
JP3261721B2 JP03603792A JP3603792A JP3261721B2 JP 3261721 B2 JP3261721 B2 JP 3261721B2 JP 03603792 A JP03603792 A JP 03603792A JP 3603792 A JP3603792 A JP 3603792A JP 3261721 B2 JP3261721 B2 JP 3261721B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
fitting
terminal
fixed
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03603792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05234483A (ja
Inventor
清明 葛川
光弘 河合
孝司 田中
裕行 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP03603792A priority Critical patent/JP3261721B2/ja
Publication of JPH05234483A publication Critical patent/JPH05234483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3261721B2 publication Critical patent/JP3261721B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁継電器の端子取付構
造、特に接触片を備えた端子取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁継電器のべースに端子を固定
するための構造としては、例えば、図5ないし図7に示
すものがある(実開昭63−143841号公報参
照)。この構造では、図5に示すように、ベース1の側
方に開口する下方側収容室2内に保持部3a,3bがそ
れぞれ形成され、保持部3aは図6に示す断面形状とな
っており、保持部3bも同様である。
【0003】一方、前記保持部3aに圧入される端子4
aは、その一端が略直角方向に折曲されて幅広の取付部
5aとなっており、この取付部5aの上面には一対のか
しめ用突起6aが設けられている。そして、この端子4
aには可動接触片7aが、その一端側に設けた一対の貫
通孔8aに前記突起6aを挿通してかしめ固定すること
により一体化されている。なお、前記可動接触片7aの
自由端部には可動接点9aが設けられている。また、前
記保持部3bに圧入される端子4bも、前記端子4aと
同様の構成であり、取付部5bには突起6bによって固
定接触片7bがかしめ固定されている。
【0004】そして、前記端子4aは、図6に示すよう
に、その下面が保持部3aの床面に当接した状態で、突
起6aが保持部3aの天井面に圧接することによりベー
ス1に固定される。また、前記端子4bも同様にしてベ
ース1に固定される。したがって、各端子4a,4bの
ベース1への圧入強度は、端子4a,4bの下面から突
起6a,6bの上面までの寸法精度によって決定される
ことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
磁継電器の端子取付構造では、ベース1の保持部3a,
3bの天井面に圧接させる突起6a,6bが、接触片7
a,7bに端子4a,4bを固定するためのかしめ用突
起に兼用されているので、所望の突出寸法を確保するこ
とが難しく、所望の圧入強度が得られない場合があっ
た。
【0006】また、前記両突起6a,6bは、図7に示
すように、接触片7a,7bのほぼ中心線上に位置して
いるので、接触片7a,7bをベース1の保持部3a,
3bにそれぞれ圧入する際、前記突起6a,6bはベー
ス1の開口縁部から圧入作業が完了するまで保持部3
a,3bの天井面に圧接しながら移動し、その距離はL
1となる。
【0007】つまり、前記突起6a,6bで圧入状態を
形成している寸法がL2であるにもかかわらず、移動距
離がL1であるため、(L1−L2)だけ余分に突起6
a,6bを保持部3a,3bの天井面に圧接したままの
状態で移動させなければならない。
【0008】このため、前記突起6a,6bによって保
持部3a,3bの天井面から削り取られる樹脂量が多く
なって、その削り屑が接点9a,9bの表面に付着する
確率が高くなり、接点不良を起こす恐れがあった。しか
も、このように圧入距離が長いので、この圧入作業中に
接触片7a,7bが正規の位置からずれて傾いた状態で
取り付けられる場合もあった。本発明は前記問題点に鑑
み、所望の圧入強度を確保しつつ、容易かつ正確に取り
付けることができるとともに、削り屑による接触不良が
発生しにくい電磁継電器の端子取付構造を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、ベースの側方に開口する収容室に、端子に
かしめ固定した接触片を、その幅方向に挿入し、前記収
容室の保持部に、前記端子の取付部を圧入して固定する
ようにした電磁継電器の端子取付構造において、前記端
子に接触片をかしめ固定する位置を、取付部の幅方向中
央部とし、前記取付部の前記かしめ固定部分よりも圧入
方向先端側に、第1圧入突部を突設すると共に、前記取
付部の前記かしめ固定部分よりも圧入方向後端側に、前
記第1圧入突部よりも前記取付部からの突出量の大きな
第2圧入突部を突設する一方、前記ベースの保持部の内
方側に、前記第1突部を圧入,固定できる第1圧入受部
を形成すると共に、前記保持部の開口側に、前記第2圧
入突部を圧入,固定できる第2圧入受部を形成したもの
である。この場合、前記第1圧入突部又は前記第2圧入
突部のうち、いずれか一方を複数設けるようにしてもよ
い。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る電磁継電器の端子取付構
造の実施例について図1ないし図4を参照して説明す
る。この端子取付構造では、図1に示すように、ベース
10は、下方側収容室11が側方に開口しており、この
収容室11の一方が上下に分割されて、下記する端子1
2a,12bを圧入,固定できる保持部13a,13b
がそれぞれ形成されている。保持部13aは、図2に示
すように、上面が階段状となり、内方側に下面との間隔
が狭い第1圧入受部14が形成され、開口側に下面との
間隔が広い第2圧入受部15が形成されている。なお、
保持部13bも同様の構成である。
【0011】一方、前記端子12aは、その一端が略直
角方向に折曲されて幅広の取付部16aとなっている。
取付部16aの中央部には一対の突起17aが設けられ
ており、この突起17aが可動接触片18aの一端側に
設けた一対の貫通孔19aにそれぞれ挿通してかしめら
れることにより、可動接触片18aが一体化されてい
る。そして、この可動接触片18aには、従来例同様、
自由端部に可動接点20aが設けられている。
【0012】また、前記取付部16aは、ベース10へ
の圧入方向先端側縁部の両側が延設されており、両延設
部21aの上面には突き出し加工等で形成した第1圧入
突部22aがそれぞれ突設されている。そして、取付部
16aの下面から第1圧入突部22aの上面までの寸法
は、前記ベース10に設けた保持部13aの上下面間の
寸法(本実施例では、この寸法は第2圧入受部15の上
下面間距離と等しくなっている)よりも小さく、第1圧
入受部14の上下面間の寸法よりも若干大きくなるよう
に形成されている。
【0013】さらに、前記取付部16aは、前記ベース
10の圧入方向後端側縁部の中央に前記第1圧入突部2
2aよりも高い第2圧入突部23aが突設されている。
そして、取付部16aの下面から第2圧入突部23aの
上面までの寸法は、前記第2圧入受部15の上下面間の
寸法よりも若干大きくなるように形成されている。ただ
し、前記第2圧入突部23aはかしめ用突起17aより
も取付部16aからの突出量が大きくなっている。
【0014】したがって、前記端子12aをベース10
の保持部13aに圧入する場合、第1圧入突部22aを
第2圧入受部15の上面に接触させることなくスムーズ
に移動させることができる。そして、前記第1圧入突部
22aを第1圧入受部14に圧入する際、同時に第2圧
入突部23aを第2圧入受部15に圧入することができ
る。
【0015】つまり、図3に示すように、圧入距離L4
が圧入突部22a,23aの直径L3とほぼ等しくな
り、従来のように長い距離L1を必要としないので、削
り屑の発生量を抑えることができるとともに、可動接触
片18aを傾くことなく適切な位置に取り付けることが
できる。
【0016】また、前記圧入突部22a,23aは、圧
入専用に形成されるものであるから、その突出寸法を高
精度にでき、所望の圧入強度を得ることができる。さら
に、前記端子12aには合計3つの圧入突部22a,2
3aが設けられているので、たとえ接触不良等で可動接
触片18aが加熱されてその一部が溶融しても、残る2
箇所で保持できるので、2箇所で保持していた従来例に
比べて可動接触片18aは傾きにくく、熱ストレスに強
い。
【0017】そして、前記端子12bも前記端子12a
と同様に、第1圧入突部22bおよび第2圧入突部23
bを有している。また、取付台16bには、固定接触片
18aがかしめ固定され、この固定接触片18bの自由
端には固定接点20bが設けられている。したがって、
得られる効果についても同様である。
【0018】なお、前記実施例では、第1圧入突部22
a,22bを一対としたが、図4に示すように、第2圧
入突部23a,23bを一対としても構わない。また、
前記実施例では、第1圧入突部22a,22bおよび第
2圧入突部23a,23bの合計を3個としたが、2個
であってもよく、さらに、4個以上であってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る電磁継電器の端子取付構造によれば、端子の取付
部に、かしめ用の突起とは別に設けた第1圧入突部およ
び第2圧入突部を保持部に圧入するようにしているの
で、従来の突起によるものとは異なり、突出寸法を正確
に定めることができる結果、所望の圧入強度を得ること
が可能となる。
【0020】また、前記第1圧入突部は、第2圧入受部
を通過した後、第2圧入突部が第2圧入受部に圧入する
のと同時に第1圧入受部に圧入されるので、従来例と比
べて端子を圧入状態のままで押し込む距離が短くなり、
削り屑の発生が抑えられるとともに、接触片が傾いて取
り付けられる等の不具合も起こりにくい。
【0021】さらに、請求項2に記載の発明によれば、
圧入箇所を従来に比べて多くすることにより、たとえ接
触不良等で接触片が加熱されてベースが溶融,変形して
も、2箇所以上で端子が保持されている確率が高くなり
接触片が傾きにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る電磁継電器の端子取付構造を
示すベースと接触片の分解斜視図である。
【図2】 図1の部分断面図である。
【図3】 図1に示す接触片の圧入状態を示すベースの
圧入受部近傍の断面図である。
【図4】 他の実施例に係る接触片の圧入状態を示すベ
ースの圧入受部近傍の断面図である。
【図5】 従来例に係る電磁継電器の端子取付構造を示
すベースと接触片の分解斜視図である。
【図6】 図5の部分断面図である。
【図7】 図5に示す接触片の圧入状態を示すベースの
圧入受部近傍の断面図である。
【符号の説明】
10…ベース、12a,12b…端子、13a,13b
…保持部、14…第1圧入受部、15…第2圧入受部、
16a,16b…取付部、18a…可動接触片、18b
…固定接触片、22a,22b…第1圧入突部、23
a,23b…第2圧入突部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 裕行 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−117449(JP,U) 実開 平3−37737(JP,U) 特公 平3−28769(JP,B2) 特公 平3−28770(JP,B2) 実公 平3−29867(JP,Y2) 実公 平1−17792(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 45/14 H01H 50/14 H01H 50/54 - 50/56 H01H 1/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースの側方に開口する収容室に、端子
    にかしめ固定した接触片を、その幅方向に挿入し、前記
    収容室の保持部に、前記端子の取付部を圧入して固定す
    るようにした電磁継電器の端子取付構造において、 前記端子に接触片をかしめ固定する位置を、取付部の幅
    方向中央部とし、 前記取付部の前記かしめ固定部分よりも圧入方向先端側
    に、第1圧入突部を突設すると共に、前記取付部の前記
    かしめ固定部分よりも圧入方向後端側に、前記第1圧入
    突部よりも前記取付部からの突出量の大きな第2圧入突
    部を突設する一方、 前記ベースの保持部の内方側に、前記第1突部を圧入,
    固定できる第1圧入受部を形成すると共に、前記保持部
    の開口側に、前記第2圧入突部を圧入,固定できる第2
    圧入受部を形成したことを特徴とする電磁継電器の端子
    取付構造。
  2. 【請求項2】 前記第1圧入突部または前記第2圧入突
    部の少なくともいずれか一方が複数であることを特徴と
    する請求項1に記載の電磁継電器の端子取付構造。
JP03603792A 1992-02-24 1992-02-24 電磁継電器の端子取付構造 Expired - Fee Related JP3261721B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03603792A JP3261721B2 (ja) 1992-02-24 1992-02-24 電磁継電器の端子取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03603792A JP3261721B2 (ja) 1992-02-24 1992-02-24 電磁継電器の端子取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05234483A JPH05234483A (ja) 1993-09-10
JP3261721B2 true JP3261721B2 (ja) 2002-03-04

Family

ID=12458518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03603792A Expired - Fee Related JP3261721B2 (ja) 1992-02-24 1992-02-24 電磁継電器の端子取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3261721B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4788355B2 (ja) * 2006-01-23 2011-10-05 オムロン株式会社 開閉接点構造並びにこの開閉接点構造を備えるリレー
JP5700110B1 (ja) * 2013-12-27 2015-04-15 オムロン株式会社 接点端子の組付け構造およびこれを備えた電磁継電器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05234483A (ja) 1993-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2546255Y2 (ja) 雌型端子金具
JPH08273739A (ja) コンタクト保持機構
JP2001203027A (ja) 直交接触アームおよびオフセット接触領域を備えた電気コンタクト
JP3251849B2 (ja) シールド型コネクタ
JPH07335300A (ja) リセプタクル端子
JP3075461B2 (ja) 基板用接触端子
JPH11507760A (ja) シールドを有する電気コネクタ
KR19980702909A (ko) 전기 리셉터클 어셈블리 및 그를 위한 스프링컨택트
JP3261721B2 (ja) 電磁継電器の端子取付構造
JP3362331B2 (ja) ダミー端子の取付構造
US11799249B2 (en) Electric connector with outer conductor connected to circuit board
JP3784450B2 (ja) リセプタクル型端子
JP2797175B2 (ja) シャントコネクタ装置
JP3355476B2 (ja) ライトアングルコネクタ
JPH11135179A (ja) コネクタソケット
JPS6350781Y2 (ja)
JP2002367695A (ja) カードエッジコネクタ
JPH09106845A (ja) 電気コンタクト
JP3528303B2 (ja) ランプソケット
CN219321673U (zh) 端子、连接器和连接器组件
JPH0629901Y2 (ja) コネクタ
JP3064215B2 (ja) 回路基板への電気コネクタの取付構造
JP3010475B2 (ja) 表面実装コネクタ
JP2003022851A (ja) コネクタ
JPS6336617Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees