JP3259451B2 - 積層ポリエステルフィルム及びその製造方法 - Google Patents
積層ポリエステルフィルム及びその製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層ポリエステルフィル
ムに関し、詳しくは透明性、帯電防止性に優れ、更に耐
ラブオフ性、耐溶剤性にも優れた積層ポリエステルフィ
ルム及びその製造方法に関するものである。
ムに関し、詳しくは透明性、帯電防止性に優れ、更に耐
ラブオフ性、耐溶剤性にも優れた積層ポリエステルフィ
ルム及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二軸延伸ポリエステルフィルムは、機械
的性質、電気的性質、寸法安定性、耐熱性等の優れた特
性を有することから、磁気記録材料、製図材料、写真材
料、感光材料、包装材料、電気絶縁材料等多くの分野の
基材フィルムとして使用されている。しかし、基材その
ものが絶縁体であるため、静電気による帯電が著しいと
いう欠点を有している。そのため従来からポリエステル
フィルムに種々の方法で帯電防止性を付与してきた。
的性質、電気的性質、寸法安定性、耐熱性等の優れた特
性を有することから、磁気記録材料、製図材料、写真材
料、感光材料、包装材料、電気絶縁材料等多くの分野の
基材フィルムとして使用されている。しかし、基材その
ものが絶縁体であるため、静電気による帯電が著しいと
いう欠点を有している。そのため従来からポリエステル
フィルムに種々の方法で帯電防止性を付与してきた。
【0003】帯電防止性を付与する方法としては、基材
ポリエステルフィルム中に各種の帯電防止剤、例えばド
デシルベンゼンスルホン酸またはその塩等の低分子量界
面活性剤を練り込む方法、金属化合物を蒸着する方法、
帯電防止剤を基材フィルム表面に塗布する方法等が知ら
れている。
ポリエステルフィルム中に各種の帯電防止剤、例えばド
デシルベンゼンスルホン酸またはその塩等の低分子量界
面活性剤を練り込む方法、金属化合物を蒸着する方法、
帯電防止剤を基材フィルム表面に塗布する方法等が知ら
れている。
【0004】しかし、ドデシルベンゼンスルホン酸また
はその塩のような低分子量界面活性剤を練り込んだもの
は、安価に製造できるものの、帯電防止効果に限界があ
り、また帯電防止効果を向上させるためにその添加量を
多くすると基材ポリエステルフィルム自身の特性を阻害
する欠点がある。
はその塩のような低分子量界面活性剤を練り込んだもの
は、安価に製造できるものの、帯電防止効果に限界があ
り、また帯電防止効果を向上させるためにその添加量を
多くすると基材ポリエステルフィルム自身の特性を阻害
する欠点がある。
【0005】また、金属化合物を蒸着する方法は、帯電
防止性に優れてはいるものの、製造コストが高く、特定
の用途には向いているが、一般の帯電防止フィルムとし
ては利用し難く、透明性に劣るという欠点がある。
防止性に優れてはいるものの、製造コストが高く、特定
の用途には向いているが、一般の帯電防止フィルムとし
ては利用し難く、透明性に劣るという欠点がある。
【0006】このようなことから、帯電防止剤を基材フ
ィルム表面に塗布する方法が、二軸延伸ポリエステルフ
ィルムに帯電防止性を付与する方法として広く使用され
ている。
ィルム表面に塗布する方法が、二軸延伸ポリエステルフ
ィルムに帯電防止性を付与する方法として広く使用され
ている。
【0007】かかる塗布層を有する二軸延伸ポリエステ
ルフィルムの製造方法の一つとして、塗剤を塗布後フィ
ルムを乾燥、延伸、熱処理するインラインコーティング
法がある。この方法は、二軸延伸後のポリエステルフィ
ルムに塗剤を塗布して積層膜を形成する方法と比べて、
フィルム製膜と塗布工程を一連の工程中で実施するた
め、コスト面で有利であるだけでなく、積層膜と基材フ
ィルムとの密着性が良好なものが得られるという特徴が
ある。
ルフィルムの製造方法の一つとして、塗剤を塗布後フィ
ルムを乾燥、延伸、熱処理するインラインコーティング
法がある。この方法は、二軸延伸後のポリエステルフィ
ルムに塗剤を塗布して積層膜を形成する方法と比べて、
フィルム製膜と塗布工程を一連の工程中で実施するた
め、コスト面で有利であるだけでなく、積層膜と基材フ
ィルムとの密着性が良好なものが得られるという特徴が
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、イン
ラインコーティング法で帯電防止剤を塗布しただけでは
基材ポリエステルフィルムとの親和性が乏しいため、積
層膜の剥離や帯電防止剤の転写が発生し期待される帯電
防止効果が発揮できなくなる。低分子量の界面活性剤等
を塗布したものは積層フィルムのべたつき感や耐ラブオ
フ性の欠如をまねき、また、ポリスチレンスルホン酸等
を塗布したものは二軸延伸によって塗膜に亀裂が生じ、
耐ラブオフ性、耐溶剤性などを低下させるという欠点を
有している。本発明はこれらの欠点を解消し、透明性、
帯電防止性に優れ、更に耐ラブオフ性、耐溶剤性にも優
れた積層ポリエステルフィルムを提供するものである。
ラインコーティング法で帯電防止剤を塗布しただけでは
基材ポリエステルフィルムとの親和性が乏しいため、積
層膜の剥離や帯電防止剤の転写が発生し期待される帯電
防止効果が発揮できなくなる。低分子量の界面活性剤等
を塗布したものは積層フィルムのべたつき感や耐ラブオ
フ性の欠如をまねき、また、ポリスチレンスルホン酸等
を塗布したものは二軸延伸によって塗膜に亀裂が生じ、
耐ラブオフ性、耐溶剤性などを低下させるという欠点を
有している。本発明はこれらの欠点を解消し、透明性、
帯電防止性に優れ、更に耐ラブオフ性、耐溶剤性にも優
れた積層ポリエステルフィルムを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエステル
フィルムの少なくとも片面に、水溶性共重合ポリエステ
ルとアルキルエーテル硫酸エステル塩との混合物を主体
とし、かつ、アルキルエーテル硫酸エステル塩が10重
量%〜60重量%含有されてなる積層膜を設けることを
その骨子とするものである。
フィルムの少なくとも片面に、水溶性共重合ポリエステ
ルとアルキルエーテル硫酸エステル塩との混合物を主体
とし、かつ、アルキルエーテル硫酸エステル塩が10重
量%〜60重量%含有されてなる積層膜を設けることを
その骨子とするものである。
【0010】本発明のポリエステルとは、エステル結合
を主鎖の主要な結合鎖とする高分子の総称であって、好
ましいポリエステルとしては、エチレンテレフタレー
ト、エチレンナフタレート、ブチレンテレフタレート等
から選ばれた少なくとも一種の構成単位を主要構成成分
とするものが挙げられる。これら構成単位は1種のみ用
いても、2種以上併用してもよいが、中でも品質、経済
性等を総合的に判断するとエチレンテレフタレートを主
要構成成分とするポリエステルが特に好ましい。また、
これらポリエステルには、更に他のジカルボン酸成分や
ジオール成分が一部、好ましくは20モル%以下共重合
されていても良い。
を主鎖の主要な結合鎖とする高分子の総称であって、好
ましいポリエステルとしては、エチレンテレフタレー
ト、エチレンナフタレート、ブチレンテレフタレート等
から選ばれた少なくとも一種の構成単位を主要構成成分
とするものが挙げられる。これら構成単位は1種のみ用
いても、2種以上併用してもよいが、中でも品質、経済
性等を総合的に判断するとエチレンテレフタレートを主
要構成成分とするポリエステルが特に好ましい。また、
これらポリエステルには、更に他のジカルボン酸成分や
ジオール成分が一部、好ましくは20モル%以下共重合
されていても良い。
【0011】更に、このポリエステル中には、公知の各
種添加剤、例えば酸化防止剤、耐熱安定剤、耐候安定
剤、紫外線吸収剤、有機の易滑剤、顔料、染料、有機ま
たは無機の微粒子、帯電防止剤、核剤等がその特性を悪
化させない程度に添加されていてもよい。
種添加剤、例えば酸化防止剤、耐熱安定剤、耐候安定
剤、紫外線吸収剤、有機の易滑剤、顔料、染料、有機ま
たは無機の微粒子、帯電防止剤、核剤等がその特性を悪
化させない程度に添加されていてもよい。
【0012】上述したポリエステルの極限粘度(25
℃、O-クロロフェノール中で測定)は、0.40〜1.
20dl/gが好ましく、更に好ましくは0.50〜
0.80dl/gの範囲にあるものが本発明の内容に好
適である。
℃、O-クロロフェノール中で測定)は、0.40〜1.
20dl/gが好ましく、更に好ましくは0.50〜
0.80dl/gの範囲にあるものが本発明の内容に好
適である。
【0013】上記ポリエステルを使用したポリエステル
フィルムは積層膜が設けられた状態においては二軸配向
されたものが好ましい。二軸配向ポリエステルフィルム
とは、未延伸状態のポリエステルシートまたはフィルム
を長手方向および幅方向に通常各々2.5〜5.0倍程
度に延伸し、その後熱処理を施し、結晶配向を完了させ
たものであり、広角X線解析で二軸配向パターンを示す
ものをいう。
フィルムは積層膜が設けられた状態においては二軸配向
されたものが好ましい。二軸配向ポリエステルフィルム
とは、未延伸状態のポリエステルシートまたはフィルム
を長手方向および幅方向に通常各々2.5〜5.0倍程
度に延伸し、その後熱処理を施し、結晶配向を完了させ
たものであり、広角X線解析で二軸配向パターンを示す
ものをいう。
【0014】ポリエステルフィルムの厚みは特に限定さ
れず用途に応じて適宜選択される。本発明の水溶性共重
合ポリエステルとは、従来公知のもので特に限定はされ
ないが、全ジカルボン酸成分のうち、少なくとも60モ
ル%以上が芳香族ジカルボン酸、7〜40モル%(好ま
しくは10〜20モル%)がエステル形成性スルホン酸
アルカリ金属塩化合物であり、全グリコール成分のうち
60モル%以上が脂肪族または脂環族グリコール、0〜
40モル%(好ましくは1〜18モル%)がジエチレン
グリコールからなるものが好ましい。更に、分子量40
0〜10000のポリエチレングリコールを5〜30重
量%含有したポリエーテルエステルを用いるのが耐ラブ
オフ性、耐溶剤性の点で特に好ましい。
れず用途に応じて適宜選択される。本発明の水溶性共重
合ポリエステルとは、従来公知のもので特に限定はされ
ないが、全ジカルボン酸成分のうち、少なくとも60モ
ル%以上が芳香族ジカルボン酸、7〜40モル%(好ま
しくは10〜20モル%)がエステル形成性スルホン酸
アルカリ金属塩化合物であり、全グリコール成分のうち
60モル%以上が脂肪族または脂環族グリコール、0〜
40モル%(好ましくは1〜18モル%)がジエチレン
グリコールからなるものが好ましい。更に、分子量40
0〜10000のポリエチレングリコールを5〜30重
量%含有したポリエーテルエステルを用いるのが耐ラブ
オフ性、耐溶剤性の点で特に好ましい。
【0015】本発明における水溶性共重合ポリエステル
の芳香族ジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、2,5−ジメチルテレフタル
酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジカ
ルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,2−
ビス(フェノキシ)エタン−p,p−ジカルボン酸及び
それらのエステル形成性誘導体を用いるのが好ましい。
また、エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物
としては、スルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル
酸、4−スルホフタル酸、4−スルホナフタレン−2,
7−ジカルボン酸、スルホ−p−キシリレングリコー
ル、2−スルホ−1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)
ベンゼン等のアルカリ金属塩(スルホン酸のアルカリ金
属塩を示す)及びこれらのエステル形成性誘導体を用い
るのが好ましく、5−スルホイソフタル酸、スルホテレ
フタル酸のナトリウム塩及びこれらのエステル形成性誘
導体を用いるのが特に好ましい。また、他の共重合成分
として脂肪族、脂環族等のジカルボン酸を用いてもよ
い。
の芳香族ジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、2,5−ジメチルテレフタル
酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジカ
ルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,2−
ビス(フェノキシ)エタン−p,p−ジカルボン酸及び
それらのエステル形成性誘導体を用いるのが好ましい。
また、エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物
としては、スルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル
酸、4−スルホフタル酸、4−スルホナフタレン−2,
7−ジカルボン酸、スルホ−p−キシリレングリコー
ル、2−スルホ−1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)
ベンゼン等のアルカリ金属塩(スルホン酸のアルカリ金
属塩を示す)及びこれらのエステル形成性誘導体を用い
るのが好ましく、5−スルホイソフタル酸、スルホテレ
フタル酸のナトリウム塩及びこれらのエステル形成性誘
導体を用いるのが特に好ましい。また、他の共重合成分
として脂肪族、脂環族等のジカルボン酸を用いてもよ
い。
【0016】本発明における水溶性共重合ポリエステル
のグリコール成分の脂肪族または脂環族グリコールとし
ては、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール等を用いるのが好ましい。
のグリコール成分の脂肪族または脂環族グリコールとし
ては、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール等を用いるのが好ましい。
【0017】本発明のポリエステルフィルムに積層する
水溶性共重合ポリエステルの製造方法としては、例えば
酸成分としてテレフタル酸、5−ナトリウムスルホイソ
フタル酸、グリコール成分としてエチレングリコール、
ジエチレングリコールからなる水溶性共重合ポリエステ
ルについて説明すると、テレフタル酸、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸とエチレングリコール、ジエチレン
グリコールとを直接エステル化反応させるか、テレフタ
ル酸ジメチル、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル及びエチレングリコール、ジエチレングリコールと
をエステル交換反応させる第一段階と、この第一段階の
反応生成物を重縮合反応させる第二段階とによって製造
する方法等を挙げることができる。
水溶性共重合ポリエステルの製造方法としては、例えば
酸成分としてテレフタル酸、5−ナトリウムスルホイソ
フタル酸、グリコール成分としてエチレングリコール、
ジエチレングリコールからなる水溶性共重合ポリエステ
ルについて説明すると、テレフタル酸、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸とエチレングリコール、ジエチレン
グリコールとを直接エステル化反応させるか、テレフタ
ル酸ジメチル、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメ
チル及びエチレングリコール、ジエチレングリコールと
をエステル交換反応させる第一段階と、この第一段階の
反応生成物を重縮合反応させる第二段階とによって製造
する方法等を挙げることができる。
【0018】この際、反応触媒として、従来公知のアル
カリ金属、アルカリ土類金属、マンガン、コバルト、亜
鉛、アンチモン、ゲルマニウム、チタン化合物等が用い
られ、更に着色防止剤としてリン酸化合物などを用いて
も良い。
カリ金属、アルカリ土類金属、マンガン、コバルト、亜
鉛、アンチモン、ゲルマニウム、チタン化合物等が用い
られ、更に着色防止剤としてリン酸化合物などを用いて
も良い。
【0019】また、本発明のポリエステルフィルムに積
層する水溶性共重合ポリエステルの極限粘度は特に限定
されないが、接着性の点で0.3dl/g以上、好まし
くは0.35dl/g以上、更に好ましくは0.4dl
/g以上が望ましい。
層する水溶性共重合ポリエステルの極限粘度は特に限定
されないが、接着性の点で0.3dl/g以上、好まし
くは0.35dl/g以上、更に好ましくは0.4dl
/g以上が望ましい。
【0020】また、該水溶性共重合ポリエステルには必
要に応じて、難燃剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、顔料、
染料、脂肪酸エステル、ワックス等の有機滑剤あるいは
シリコーン等の消泡剤を配合してもよく、更には滑り性
等を付与する目的でクレー、マイカ、酸化チタン、炭酸
カルシウム、カオリン、湿式及び乾式法シリカ、コロイ
ド状シリカ、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミ
ナ等の無機粒子、更にはアクリル系、スチレン系のモノ
マを構成成分とする有機粒子や架橋高分子粒子等を配合
しても良い。
要に応じて、難燃剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、顔料、
染料、脂肪酸エステル、ワックス等の有機滑剤あるいは
シリコーン等の消泡剤を配合してもよく、更には滑り性
等を付与する目的でクレー、マイカ、酸化チタン、炭酸
カルシウム、カオリン、湿式及び乾式法シリカ、コロイ
ド状シリカ、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミ
ナ等の無機粒子、更にはアクリル系、スチレン系のモノ
マを構成成分とする有機粒子や架橋高分子粒子等を配合
しても良い。
【0021】本発明のポリエステルフィルムに積層する
水溶性共重合ポリエステルは、水に溶解し、水溶液とし
て使用することができる。この水溶液とは物理的、化学
的な意味で厳密性を有するものではないが、80℃以上
の熱水で0.5〜10時間撹拌溶解させた時、その50
重量%以上が溶解あるいは消散するものをいう。
水溶性共重合ポリエステルは、水に溶解し、水溶液とし
て使用することができる。この水溶液とは物理的、化学
的な意味で厳密性を有するものではないが、80℃以上
の熱水で0.5〜10時間撹拌溶解させた時、その50
重量%以上が溶解あるいは消散するものをいう。
【0022】本発明のアルキルエーテル硫酸エステル塩
は、(1)式で表される化合物である。
は、(1)式で表される化合物である。
【0023】 RO(CH2 CH2 O)n SO3 M (1) (但し、Rは炭素数6〜20のアルキル基、Mはアンモ
ニウム、金属陽イオンを表し、nは括弧内の繰り返し単
位数であり1〜10の整数である)Mとしては特にアン
モニウム、Li、Na、K等のアルカリ金属陽イオンが
好ましい。
ニウム、金属陽イオンを表し、nは括弧内の繰り返し単
位数であり1〜10の整数である)Mとしては特にアン
モニウム、Li、Na、K等のアルカリ金属陽イオンが
好ましい。
【0024】該アルキルエーテル硫酸エステル塩を用い
ることにより、水溶性共重合ポリエステルの優れた透明
性、接着性、耐ラブオフ性を維持しつつ、更に帯電防止
性を付与することが可能となる。かかるアルキルエーテ
ル硫酸エステル塩の具体例としては、オクチルエーテル
硫酸エステル、デシルエーテル硫酸エステル、ラウリル
エーテル硫酸エステル等のアンモニウム塩、リチウム
塩、ナトリウム塩、カリウム塩等の金属塩を例示するこ
とができる。但し、これら化合物中の−(CH2CH2
O)n −の繰り返し単位の数は特に限定されず、上記し
た1〜10の中から選ばれる整数である。
ることにより、水溶性共重合ポリエステルの優れた透明
性、接着性、耐ラブオフ性を維持しつつ、更に帯電防止
性を付与することが可能となる。かかるアルキルエーテ
ル硫酸エステル塩の具体例としては、オクチルエーテル
硫酸エステル、デシルエーテル硫酸エステル、ラウリル
エーテル硫酸エステル等のアンモニウム塩、リチウム
塩、ナトリウム塩、カリウム塩等の金属塩を例示するこ
とができる。但し、これら化合物中の−(CH2CH2
O)n −の繰り返し単位の数は特に限定されず、上記し
た1〜10の中から選ばれる整数である。
【0025】本発明においてポリエステルフィルムの少
なくとも片面に設けられる積層膜は、水溶性共重合ポリ
エステルとアルキルエーテル硫酸エステル塩よりなる帯
電防止性を有するものであり、この帯電防止性とは、表
面比抵抗が常態(23℃、65%RH)において5×1
010Ω/□以下、好ましくは1×1010Ω/□以下のも
のをいう。
なくとも片面に設けられる積層膜は、水溶性共重合ポリ
エステルとアルキルエーテル硫酸エステル塩よりなる帯
電防止性を有するものであり、この帯電防止性とは、表
面比抵抗が常態(23℃、65%RH)において5×1
010Ω/□以下、好ましくは1×1010Ω/□以下のも
のをいう。
【0026】水溶性共重合ポリエステルとアルキルエー
テル硫酸エステル塩の混合比は、前者が40重量%〜9
0重量%で後者が60重量%〜10重量%であることが
必要であり、好ましくは前者が50重量%〜90重量%
で後者が50重量%〜10重量%である。アルキルエー
テル硫酸エステル塩が多くなると帯電防止性が向上する
が、透明性や耐溶剤性が低下し、また少なすぎると帯電
防止効果が悪化する。
テル硫酸エステル塩の混合比は、前者が40重量%〜9
0重量%で後者が60重量%〜10重量%であることが
必要であり、好ましくは前者が50重量%〜90重量%
で後者が50重量%〜10重量%である。アルキルエー
テル硫酸エステル塩が多くなると帯電防止性が向上する
が、透明性や耐溶剤性が低下し、また少なすぎると帯電
防止効果が悪化する。
【0027】本発明においては、該積層膜がポリエステ
ルフィルムの少なくとも片面に設けられていることが必
要である。これによって帯電防止性、耐ラブオフ性等が
改善された本発明の積層ポリエステルフィルムとするこ
とができる。該積層膜は用途に応じて基材フィルムの片
面にのみあっても、両面に設けられていてもいずれでも
よい。
ルフィルムの少なくとも片面に設けられていることが必
要である。これによって帯電防止性、耐ラブオフ性等が
改善された本発明の積層ポリエステルフィルムとするこ
とができる。該積層膜は用途に応じて基材フィルムの片
面にのみあっても、両面に設けられていてもいずれでも
よい。
【0028】また、積層膜の厚みは特に限定されない
が、本発明においては0.01〜2.0μm、好ましく
は0.02〜1.0μm、より好ましくは0.03〜
0.5μmであるのが望ましい。
が、本発明においては0.01〜2.0μm、好ましく
は0.02〜1.0μm、より好ましくは0.03〜
0.5μmであるのが望ましい。
【0029】該積層膜は、通常水溶性共重合ポリエステ
ルとアルキルエーテル硫酸エステル塩との混合物を主体
とする組成物を水系塗剤にして、これをポリエステルフ
ィルムに塗布することによって形成される。塗布手段と
しては、大別してインラインコーティング法とオフライ
ンコーティング法とがあるが、中でも基材のポリエステ
ルフィルムの結晶配向が完了する前に塗布し、乾燥後、
少なくとも1方向に延伸された後、ポリエステルフィル
ムの結晶配向を完了させる、インラインコーティング法
が本発明の効果をより顕著に発現させることができるの
で好ましい方法である。則ち、未延伸あるいは長手方向
に延伸された基材ポリエステルフィルムの片面あるいは
両面にコロナ放電処理を施し、その処理面に本発明の水
溶性共重合ポリエステルとアルキルエーテル硫酸エステ
ル塩とを主体とする混合物の水系塗剤を塗布する。その
後、連続的にクリップで把持しながら約80〜130℃
の熱風ゾーンに導き、水分を除去し、乾燥した後、連続
的に幅方向に2.5〜5.0倍程度に延伸する。その後
連続的に160〜240℃の熱処理ゾーンに導き約1〜
30秒の熱処理を行い、結晶配向を完了させる方法であ
る。また、幅方向の延伸後であっても熱処理前の段階に
おいて更に長手方向に1.1〜1.8倍の延伸を施して
も良い。
ルとアルキルエーテル硫酸エステル塩との混合物を主体
とする組成物を水系塗剤にして、これをポリエステルフ
ィルムに塗布することによって形成される。塗布手段と
しては、大別してインラインコーティング法とオフライ
ンコーティング法とがあるが、中でも基材のポリエステ
ルフィルムの結晶配向が完了する前に塗布し、乾燥後、
少なくとも1方向に延伸された後、ポリエステルフィル
ムの結晶配向を完了させる、インラインコーティング法
が本発明の効果をより顕著に発現させることができるの
で好ましい方法である。則ち、未延伸あるいは長手方向
に延伸された基材ポリエステルフィルムの片面あるいは
両面にコロナ放電処理を施し、その処理面に本発明の水
溶性共重合ポリエステルとアルキルエーテル硫酸エステ
ル塩とを主体とする混合物の水系塗剤を塗布する。その
後、連続的にクリップで把持しながら約80〜130℃
の熱風ゾーンに導き、水分を除去し、乾燥した後、連続
的に幅方向に2.5〜5.0倍程度に延伸する。その後
連続的に160〜240℃の熱処理ゾーンに導き約1〜
30秒の熱処理を行い、結晶配向を完了させる方法であ
る。また、幅方向の延伸後であっても熱処理前の段階に
おいて更に長手方向に1.1〜1.8倍の延伸を施して
も良い。
【0030】本発明の積層膜中には、本発明の効果を阻
害しない範囲において公知の添加剤、例えば酸化防止
剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、有機の易
滑剤、顔料、染料、有機または無機の微粒子、帯電防止
剤、核剤等を添加しても良い。特に架橋剤の添加は易接
着性をより向上させる点で好ましい。架橋剤の具体例を
挙げれば、メチロール化あるいはアルキロール化された
尿素系、メラミン系、アクリルアミド系、ポリアミド
系、エポキシ系、ブロック化されたイソシアネート化合
物、オキサゾリン化合物等がある。
害しない範囲において公知の添加剤、例えば酸化防止
剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、有機の易
滑剤、顔料、染料、有機または無機の微粒子、帯電防止
剤、核剤等を添加しても良い。特に架橋剤の添加は易接
着性をより向上させる点で好ましい。架橋剤の具体例を
挙げれば、メチロール化あるいはアルキロール化された
尿素系、メラミン系、アクリルアミド系、ポリアミド
系、エポキシ系、ブロック化されたイソシアネート化合
物、オキサゾリン化合物等がある。
【0031】塗布の方法は、公知の塗布方法、例えばリ
バースコート法、グラビアコート法、ロッドコート法、
ダイコート法等任意の方法を用いることができる。
バースコート法、グラビアコート法、ロッドコート法、
ダイコート法等任意の方法を用いることができる。
【0032】次に、本発明の積層ポリエステルフィルム
の製造方法について、ポリエチレンテレフタレート(以
下PETと略称する)を例にして説明するが、当然これ
に限定されるものではない。実質的に粒子を含有しない
PETのペレットを十分に真空乾燥した後、押し出し機
に供給し、約280℃でシート状に溶融押し出しし、冷
却固化せしめて未延伸PETシートを作成する。このシ
ートを80〜120℃に加熱したロールで長手方向に
2.5〜5.0倍延伸して一軸配向PETフィルムを得
る。このフィルムの片面にコロナ放電処理を施し、その
処理面に所定の濃度に希釈した本発明の水溶性共重合ポ
リエステルとアルキルエーテル硫酸エステル塩とを主体
とする混合物の水系塗剤を塗布する。塗布後、フィルム
の端部をクリップで把持して80〜130℃に加熱され
た熱風ゾーンに導き、乾燥後幅方向に2.5〜5.0倍
に延伸する。引き続き160〜240℃の熱処理ゾーン
に導き、1〜30秒間の熱処理を行い、結晶配向を完了
させる。この熱処理工程中で必要に応じて幅方向あるい
は長手方向に3〜12%の弛緩処理を施しても良い。か
くして得られた積層ポリエステルフィルムは透明性、帯
電防止性に優れ、更に耐ラブオフ性、耐溶剤性にも優れ
たものであり、磁気記録材料、写真用、印刷用、その他
一般工業材料用ベースフィルム等に好適に使用できる。
の製造方法について、ポリエチレンテレフタレート(以
下PETと略称する)を例にして説明するが、当然これ
に限定されるものではない。実質的に粒子を含有しない
PETのペレットを十分に真空乾燥した後、押し出し機
に供給し、約280℃でシート状に溶融押し出しし、冷
却固化せしめて未延伸PETシートを作成する。このシ
ートを80〜120℃に加熱したロールで長手方向に
2.5〜5.0倍延伸して一軸配向PETフィルムを得
る。このフィルムの片面にコロナ放電処理を施し、その
処理面に所定の濃度に希釈した本発明の水溶性共重合ポ
リエステルとアルキルエーテル硫酸エステル塩とを主体
とする混合物の水系塗剤を塗布する。塗布後、フィルム
の端部をクリップで把持して80〜130℃に加熱され
た熱風ゾーンに導き、乾燥後幅方向に2.5〜5.0倍
に延伸する。引き続き160〜240℃の熱処理ゾーン
に導き、1〜30秒間の熱処理を行い、結晶配向を完了
させる。この熱処理工程中で必要に応じて幅方向あるい
は長手方向に3〜12%の弛緩処理を施しても良い。か
くして得られた積層ポリエステルフィルムは透明性、帯
電防止性に優れ、更に耐ラブオフ性、耐溶剤性にも優れ
たものであり、磁気記録材料、写真用、印刷用、その他
一般工業材料用ベースフィルム等に好適に使用できる。
【0033】
【特性の測定方法及び効果の評価方法】本発明における
特性の測定方法及び効果の評価方法は次のとおりであ
る。
特性の測定方法及び効果の評価方法は次のとおりであ
る。
【0034】(1)塗布層の厚み 日立製作所(株)製透過型電子顕微鏡HU−12型を用
い、積層フィルムの塗布層の断面を観察した写真から求
めた。厚みは測定視野内の30個の平均値とした。
い、積層フィルムの塗布層の断面を観察した写真から求
めた。厚みは測定視野内の30個の平均値とした。
【0035】(2)透明性 JIS−K−6714に準じてヘイズメータSEP−H
−2で測定した。
−2で測定した。
【0036】(3)表面比抵抗 23℃、65%RHの雰囲気中でデジタル超高抵抗/微
小電流計R8340A(アドバンテスト(株)製)を用
いて測定した。
小電流計R8340A(アドバンテスト(株)製)を用
いて測定した。
【0037】(4)接着性(基材フィルムと積層膜との
密着性) 積層膜に1mm2 のクロスカットを100個入れ、ニチ
バン(株)製セロハンテープをその上に貼り付け指で強
く押し付けた後、90°方向に急速に剥離し、残存した
個数により5段階評価(◎:100、○:80〜99、
△:50〜79、×:20〜49、××:0〜19)し
た。
密着性) 積層膜に1mm2 のクロスカットを100個入れ、ニチ
バン(株)製セロハンテープをその上に貼り付け指で強
く押し付けた後、90°方向に急速に剥離し、残存した
個数により5段階評価(◎:100、○:80〜99、
△:50〜79、×:20〜49、××:0〜19)し
た。
【0038】(5)耐ラブオフ性 積層膜表面に息を吹きかけ、その直後に指で擦り、その
時の表面状態を観察しその変化を未処理品と相対比較し
次のように4段階評価した。
時の表面状態を観察しその変化を未処理品と相対比較し
次のように4段階評価した。
【0039】◎:積層膜に全く変化がない。
【0040】○:積層膜にはとんど変化が無い。
【0041】△:擦ったところが少し白化するが、積層
膜は残っている。
膜は残っている。
【0042】×:擦ったところの積層膜がとれる。
【0043】(6)耐溶剤性 積層膜表面に、有機溶剤としてメチルエチルケトン(M
EK)、トルエン(TOL)、イソプロピルアルコール
(IPA)の各々について、該溶剤を適度に含浸させた
綿棒で往復20回擦り、その表面状態の変化を肉眼で観
察し、その変化を未処理品と相対比較し次のように3段
階評価した。
EK)、トルエン(TOL)、イソプロピルアルコール
(IPA)の各々について、該溶剤を適度に含浸させた
綿棒で往復20回擦り、その表面状態の変化を肉眼で観
察し、その変化を未処理品と相対比較し次のように3段
階評価した。
【0044】○:積層膜の白化がなく、残存している。
【0045】△:白化するが、積層膜は残っている。
【0046】×:積層膜がとれる。
【0047】
【実施例】次に、実施例に基づいて本発明を説明する
が、必ずしもこれに限定されるものではない。
が、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0048】実施例1 実質的に粒子を含まないPET(極限粘度0.65dl
/g)ペレットを十分に真空乾燥した後、280℃の加
熱された押し出し機に供給しT字型口金よりシート状に
押し出した。このシートを表面温度50℃の鏡面ドラム
に巻き付けて冷却固化せしめて未延伸PETフィルムを
作成した。このPETフィルムを95℃の加熱ロール群
を通過させながら長手方向に3.5倍延伸し、一軸配向
フィルムとした。このフィルムの片面にコロナ放電処理
を施し、その処理面に以下に示す水系塗剤を結晶配向完
了後において積層厚みが0.1μmになるように塗布し
た。塗布後、連続的に端部をクリップで把持しながら1
10℃の加熱ゾーンに導き、予熱、乾燥を経て幅方向に
4.0倍延伸し、更に230℃の加熱ゾーンで30秒間
熱処理を施し、基材PETフィルム厚みが75μm、積
層厚みが0.1μmの積層二軸配向PETフィルムを得
た。
/g)ペレットを十分に真空乾燥した後、280℃の加
熱された押し出し機に供給しT字型口金よりシート状に
押し出した。このシートを表面温度50℃の鏡面ドラム
に巻き付けて冷却固化せしめて未延伸PETフィルムを
作成した。このPETフィルムを95℃の加熱ロール群
を通過させながら長手方向に3.5倍延伸し、一軸配向
フィルムとした。このフィルムの片面にコロナ放電処理
を施し、その処理面に以下に示す水系塗剤を結晶配向完
了後において積層厚みが0.1μmになるように塗布し
た。塗布後、連続的に端部をクリップで把持しながら1
10℃の加熱ゾーンに導き、予熱、乾燥を経て幅方向に
4.0倍延伸し、更に230℃の加熱ゾーンで30秒間
熱処理を施し、基材PETフィルム厚みが75μm、積
層厚みが0.1μmの積層二軸配向PETフィルムを得
た。
【0049】「水系塗剤」:下記成分を(A)/(B)
=80/20(重量比)で混合した2.5重量%液。
=80/20(重量比)で混合した2.5重量%液。
【0050】(A):水溶性共重合ポリエステル TPA/SSIA//EG/DEG 87.5 / 12.5 // 95 / 5 (モル%) TPA :テレフタル酸 SSIA:5−ナトリウムスルホイソフタル酸 EG :エチレングリコール DEG :ジエチレングリコール 上記水溶性共重合ポリエステルを90℃の熱水中で、
2.5重量%となるように1時間撹拌溶解し、室温に冷
却後濾過して水溶性共重合ポリエステル塗剤とした。
2.5重量%となるように1時間撹拌溶解し、室温に冷
却後濾過して水溶性共重合ポリエステル塗剤とした。
【0051】(B):アルキルエーテル硫酸エステル塩 次の構造式を有するラウリルエーテル硫酸エステルナト
リウム塩の2.5重量%水溶液。
リウム塩の2.5重量%水溶液。
【0052】(C12H25O(CH2 CH2 O)4 SO3
Na) 結果を表1に示す。この積層ポリエステルフィルムは透
明性、帯電防止性、耐ラブオフ性、耐溶剤性とも優れた
ものであった。
Na) 結果を表1に示す。この積層ポリエステルフィルムは透
明性、帯電防止性、耐ラブオフ性、耐溶剤性とも優れた
ものであった。
【0053】比較例1 実施例1の水系塗剤でアルキルエーテル硫酸エステル塩
を添加せず、実施例1と同様にして積層ポリエステルフ
ィルムを作成した。このフィルムは帯電防止性が著しく
劣るものであった。
を添加せず、実施例1と同様にして積層ポリエステルフ
ィルムを作成した。このフィルムは帯電防止性が著しく
劣るものであった。
【0054】比較例2 実施例1の水系塗剤で、アルキルエーテル硫酸エステル
塩の代わりにポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩(分
子量約12万)を用いた以外は実施例1と同様にして積
層ポリエステルフィルムを作成した。このフィルムは積
層膜に微細な亀裂が発生し、透明性、帯電防止性、耐ラ
ブオフ性、耐溶剤性が不十分なものであった。
塩の代わりにポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩(分
子量約12万)を用いた以外は実施例1と同様にして積
層ポリエステルフィルムを作成した。このフィルムは積
層膜に微細な亀裂が発生し、透明性、帯電防止性、耐ラ
ブオフ性、耐溶剤性が不十分なものであった。
【0055】比較例3 実施例1の水系塗剤で、水溶性共重合ポリエステルを除
去した以外は、実施例1と同様にして積層ポリエステル
フィルムを作成した。このフィルムは、基材PETフィ
ルムとの接着性、耐ラブオフ性、耐溶剤性に劣るもので
あった。
去した以外は、実施例1と同様にして積層ポリエステル
フィルムを作成した。このフィルムは、基材PETフィ
ルムとの接着性、耐ラブオフ性、耐溶剤性に劣るもので
あった。
【0056】実施例2 実施例1の水系塗剤の水溶性共重合ポリエステルを下記
のPEG含有共重合ポリエステルに変更した以外は、実
施例1と同様にして積層ポリエステルフィルムを作成し
た。
のPEG含有共重合ポリエステルに変更した以外は、実
施例1と同様にして積層ポリエステルフィルムを作成し
た。
【0057】 (A’):PEG含有水溶性共重合ポリエステル (TPA/SSIA//EG/DEG) ・・・85重量% ( 87.5 / 12.5 // 95 / 5 ) ( モル%) (PEG(分子量800)) ・・・15重量% TPA :テレフタル酸 SSIA:5−ナトリウムスルホイソフタル酸 EG :エチレングリコール DEG :ジエチレングリコール PEG :ポリエチレングリコール 上記水溶性共重合ポリエステルを90℃の熱水中で、
2.5重量%となるように1時間撹拌溶解し、室温に冷
却後濾過してPEG含有水溶性共重合ポリエステル塗剤
とした。
2.5重量%となるように1時間撹拌溶解し、室温に冷
却後濾過してPEG含有水溶性共重合ポリエステル塗剤
とした。
【0058】このフィルムは、透明性、帯電防止性、耐
溶剤性に優れ、特に耐ラブオフ性に優れたものであっ
た。
溶剤性に優れ、特に耐ラブオフ性に優れたものであっ
た。
【0059】比較例4、実施例3〜5 実施例1の水系塗剤で、(A)水溶性共重合ポリエステ
ルと(B)アルキルエーテル硫酸エステル塩との混合比
を変えた以外は、実施例1と同様にして積層ポリエステ
ルフィルムを作成した。結果を表2に示す。これら実施
例3〜5に係るフィルムは、透明性、帯電防止性、耐ラ
ブオフ性、耐溶剤性とも優れたものであったが、比較例
4に係るフィルムは、帯電防止性の点で、前述の目標範
囲である5×10 10 Ω/□以下を満足できなかった。
ルと(B)アルキルエーテル硫酸エステル塩との混合比
を変えた以外は、実施例1と同様にして積層ポリエステ
ルフィルムを作成した。結果を表2に示す。これら実施
例3〜5に係るフィルムは、透明性、帯電防止性、耐ラ
ブオフ性、耐溶剤性とも優れたものであったが、比較例
4に係るフィルムは、帯電防止性の点で、前述の目標範
囲である5×10 10 Ω/□以下を満足できなかった。
【0060】
【表1】
【表2】
【0061】
【発明の効果】本発明によって得られる積層ポリエステ
ルフィルムは、透明性、帯電防止性に優れ、更に耐ラブ
オフ性、耐溶剤性にも優れた積層膜を有する。
ルフィルムは、透明性、帯電防止性に優れ、更に耐ラブ
オフ性、耐溶剤性にも優れた積層膜を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 C08J 7/04
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面
に、水溶性共重合ポリエステルとアルキルエーテル硫酸
エステル塩との混合物を主体とし、かつ、アルキルエー
テル硫酸エステル塩が10重量%〜60重量%含有され
てなる積層膜を設けたことを特徴とする積層ポリエステ
ルフィルム。 - 【請求項2】 結晶配向が完了する前のポリエステルフ
ィルムの少なくとも片面に、水溶性共重合ポリエステル
とアルキルエーテル硫酸エステル塩との混合物を主体と
し、かつ、アルキルエーテル硫酸エステル塩が10重量
%〜60重量%含有されてなる水系塗剤を塗布し、次い
で乾燥、延伸、熱処理を施して結晶配向を完了させたこ
とを特徴とする積層ポリエステルフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17035693A JP3259451B2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 積層ポリエステルフィルム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17035693A JP3259451B2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 積層ポリエステルフィルム及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724983A JPH0724983A (ja) | 1995-01-27 |
| JP3259451B2 true JP3259451B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=15903420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17035693A Expired - Fee Related JP3259451B2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 積層ポリエステルフィルム及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3259451B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20070298271A1 (en) * | 2006-06-23 | 2007-12-27 | 3M Innovative Properties Company | Multilayer optical film, method of making the same, and transaction card having the same |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP17035693A patent/JP3259451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0724983A (ja) | 1995-01-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |