JP3259258B2 - 自動溶接機の制御装置 - Google Patents

自動溶接機の制御装置

Info

Publication number
JP3259258B2
JP3259258B2 JP26309995A JP26309995A JP3259258B2 JP 3259258 B2 JP3259258 B2 JP 3259258B2 JP 26309995 A JP26309995 A JP 26309995A JP 26309995 A JP26309995 A JP 26309995A JP 3259258 B2 JP3259258 B2 JP 3259258B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
gap
correction
current
penetration depth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26309995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09103875A (ja
Inventor
富治朗 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP26309995A priority Critical patent/JP3259258B2/ja
Publication of JPH09103875A publication Critical patent/JPH09103875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3259258B2 publication Critical patent/JP3259258B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットを用いた
自動溶接機において、ギャップをもつ継手を、溶接電流
若しくは溶接速度を補正することにより、脚長を確保し
た溶接を行う自動溶接機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶断やプレス曲げ加工で製作した素材の
組合せからなる溶接建造物の継手は、素材の加工ばらつ
きに起因した0.5mm〜数mmのギャップが発生す
る。ギャップをもつ継手を溶接する場合、溶接金属がギ
ャップに埋込まれる脚長不足やビード外観不良を生じな
いようにするため、ギャップに埋込まれる溶接金属量を
補うべく溶接条件を補正する必要がある。これには大き
く分けると、溶接電流を増加する方法と、溶接速度を遅
くする方法がある。
【0003】しかし、従来は、単に溶接電流を増加させ
たり、溶接速度を低下させたりして、ギャップに埋込ま
れる溶接金属を補うようにしているだけのため、その電
流増加や速度減少をしたことによりギャップに余分に埋
込まれる溶接金属量が不足分となっており、脚長不足を
生じるおそれがある。また、板金溶接の場合、電流を増
加すると溶接金属の抜け落ちのおそれが高い。
【0004】また、ギャップが大きすぎる場合は、上記
溶接中の溶接電流の増加や、溶接速度を低下させるとい
う補正だけではギャップを埋めて脚長不足を補うことは
できないため、本溶接の前にギャップを埋める手溶接を
行う必要があり、自動溶接の大きなネックとなってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点に鑑みてなされたもので、電流増加や速度低下によ
りギャップに余分に埋込まれる溶接金属量を補うような
演算を行うことにより、溶接金属の抜けを生じることな
く、ギャップをもつ継手の脚長を確実に確保することを
解決すべき課題とする。
【0006】本発明は、更に上記補正だけでは埋めきれ
ないギャップの場合、人手によらず、ギャップ埋め溶接
を自動で行うようにした自動溶接機の制御装置を提供す
ることを解決すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した請求
項1の本発明の要旨は、(a)基本仕様の入力情報に基
づき溶接電源から出力させる電流、電圧と溶接速度
らなる溶接条件を設定する初期条件設定手段と、(b)
ギャップを溶接金属で埋めた本溶接を行うべく上記初期
条件設定手段で設定した溶接条件を上記ギャップ演算手
段で算出したギャップ長に応じて溶接金属量が増加する
ように初期補正し、この初期補正後さらに溶接金属量が
不足する場合には、上記初期補正による溶接金属量の更
なる不足分を補填すべく溶接条件を再補正し、溶接金属
量の上記補填が完遂するまで上記再補正を繰返して溶接
条件を演算する条件演算補正手段とを設けたことにあ
る。
【0008】請求項2の発明の要旨は、上記条件演算補
正手段が、(a)少なくとも溶接電流、溶接速度及び上
記ギャップ長とから溶込み深さを表した多項式の演算値
と、板厚に応じた溶込み深さの限界値とを比較し、
(b)上記演算値が上記限界値より小さい場合に溶接電
流を増加させた補正を行い、(c)上記演算値が上記限
界値に等しいかこれより大きい場合に溶接速度を低下さ
せた補正を行うことにある。
【0009】請求項3の発明の要旨は、上記条件演算補
正手段が、(a)上記溶接電流を増加させた補正による
最終的な溶接電流で上記多項式により溶込み深さを演算
し、(b)該演算した結果が板厚に応じた溶込み深さの
限界値を超える場合に、上記溶接速度を低下させた補正
に切替えることにある。請求項4の発明の要旨は、
(a)ギャップ埋込み用の溶接条件が格納されたギャッ
プ埋めファイルと、(b)基本仕様の入力情報に基づき
上記溶接電源から出力させる電流、電圧と溶接速度から
なる溶接条件を設定する初期条件設定手段と、(c)ギ
ャップを溶接金属で埋めた本溶接を行うべく溶着される
溶接金属量が増加するように上記初期条件設定手段で設
定した溶接条件を上記ギャップ演算手段で算出したギャ
ップ長に基づいて補正するとともに、上記ギャップ長が
上記ギャップを溶接金属で埋める本溶接が不可能な大き
さと判断した場合、上記ギャップ埋めファイルの溶接条
件を出力して本溶接前のギャップ埋め前溶接を可能とす
る条件演算補正手段とを設けたことにある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して詳
細に説明する。本発明に係る自動溶接機の制御装置は、
例えば図1に示すように、消耗電極としてのワイヤが送
給される溶接トーチ1を保持したロボット2と、該ロボ
ット2へ溶接速度とティーチングデータTDとを指令し
て該ロボット2を制御するロボットコントローラ5と、
上記溶接トーチ先端のチップ(図示略)を介して上記ワ
イヤに電流、電圧を出力する溶接電源3と、上記溶接ト
ーチ1に取付けられ、レーザ光源と光検出部が一体とな
って継手の形状を光走査してセンシング信号11aを得
るレーザセンサユニット(非接触形センサ)11と、本
溶接の開始前の基本仕様入力により溶接速度WS、電流
I及び電圧V並びにこれら電流及び電圧を上記溶接電源
3より出力させる各指令パラメータPI ,PV からなる
溶接条件を設定し、該設定した溶接速度をロボットコン
トローラ5へ指令するとともに、上記溶接電源3へ上記
各指令パラメータPI ,PV を指令する溶接コントロー
ラ4とを具備するものであり、溶接コントローラ4とロ
ボットコントローラ5とは、一体の溶接制御手段10と
して構成してもよい。
【0011】ロボットコントローラ5は、溶接コントロ
ーラ4に対し溶接の開始/終了、ギャップセンシングの
開始/終了等の各種タイミング信号を送出したり、溶接
コントローラ4から溶接条件を呼出す信号5a,5cを
発生するものである。しかして、溶接コントローラ4
は、基本仕様の入力情報に基づいて溶接条件を設定する
初期条件設定41と、該溶接条件を継手毎に格納した条
件ファイル45と、該初期条件設定41で設定した溶接
条件を補正する条件演算補正手段44とを主体に構成さ
れる電子制御装置であって、とりわけ条件演算補正手段
44は、該条件ファイル45より初期設定した溶接条件
を読出し、かつ、溶接中の外乱及び算出されたギャップ
長に応じて上記溶接条件を補正する機能をもつ。設定若
しくは演算補正がされた溶接条件のうち、溶接速度WS
は既述したようにロボットコントローラ5に送出され、
各指令パラメータPI ,PV は、D/A変換器によりア
ナログ信号の電流指令信号i及び電圧指令信号vとなっ
て溶接電源3に送出されるようになっている。
【0012】上記溶接コントローラ4は、算出されたギ
ャップ長に応じて溶接電流又は溶接速度を補正するた
め、上記レーザセンサユニット11からのセンシング信
号11aとロボットコントローラ5からのセンシング開
始信号5bを入力して継手のギャップ長を演算するギャ
ップ演算手段47を具備している。上記ギャップ演算手
段47は、上記センシング信号11aを所定の波形処理
によってギャップ長に対応したギャップ波形部を抽出
し、該ギャップ波形部よりギャップ長を演算するもので
ある。この演算は、本発明の範疇から外れるので説明を
割愛する。
【0013】また、ギャップ演算手段47は、演算した
ギャップ長が例えば0.1〜2mmの範囲の場合に、そ
のときのギャップ長と補正を指示する信号47aを上記
条件演算補正手段44に出力し、ギャップ長が2〜3m
mの範囲の場合にギャップ大を示す信号47bをギャッ
プ埋め条件ファイル46に出力する。このギャップ埋め
条件ファイル46は、本溶接の前にロボット2の溶接ト
ーチ1により行うギャップ埋め前溶接に使用する溶接条
件を格納したものである。従って、ギャップ埋め条件フ
ァイル46は、ギャップ演算手段47からギャップ大を
示す信号47bが出力されると、該信号47bによりア
クセスされて所定の溶接条件を読出し、該溶接条件に応
じた指令パラメータPI ,PV をそれぞれのD/A変換
器を介して溶接電源3に送出することができる。
【0014】また、ギャップ演算手段47は、ギャップ
長が3mmを超える場合に、ギャップ埋め条件ファイル
46の溶接条件でもギャップを埋めることができないこ
とを指示する信号47cを出力してシステムを停止する
ようになっている。上記自動溶接機の制御装置におい
て、ギャップをもつ継手を溶接する場合に溶接コントロ
ーラ4の行う処理を図2〜図4を参照して説明する。
【0015】図2は全体の流れを示す。例えば電源によ
りシステムが立ち上がると、先ず、オペレータにより継
手毎に継手形状、溶接姿勢、溶接速度WS、脚長L、チ
ップ母材間距離EXT(トーチ内チップの先端と母材と
の距離)、板厚t、スミ肉断面積A等が入力され、溶接
コントローラ4はこれら入力情報を保持するS1 〔基本
仕様入力〕を行う。続いて、溶接コントローラ4は、S
2 〔初期溶接条件設定〕を実行し、上記入力情報に基づ
いて継手毎に溶接条件(電流I、電圧V、該電流,電圧
を出力させるために溶接電源3に送出する電流指令パラ
メータPI 及び電圧指令パラメータPV 並びに溶接速度
WS)を演算し条件ファイルに格納する。
【0016】上記溶接条件を設定した後、溶接コントロ
ーラ4は、S3 〔ギャップ有〕でギャップの有無を判断
する。この判断は、ロボットコントローラ5がロボット
2を操縦して行うギャップセンシングステップにより、
レーザセンサユニット11から得られるセンシング信号
11aのギャップ波形部を判断してもよいし、S1 〔基
本仕様入力〕の時にオペレータが入力により指示しても
よい。
【0017】S3 〔ギャップ有〕で「ギャップ無“N
o”」の場合、S14〔溶接スタート〕にジャンプし、
「ギャップ有“Yes”」の場合、ギャップ演算手段4
7によりS4 〔ギャップG算出〕に進む。上記S4 によ
って算出したギャップ長Gは、次のS5 〔G≧g2 〕で
ギャップ埋め条件ファイル46の溶接条件でもギャップ
埋めが不能な上限値g2 と比較される。上限値g2 は、
実験により例えば3mmに設定する。そして、ギャップ
長Gが上限値g2 を上回る場合は、ギャップ演算手段4
7から出力される信号47cによりS19〔ギャップ上限
オーバー〕を実行してメッセージを提示した後、システ
ムを停止する。
【0018】ギャップ長Gが上限値g2 以下の場合はS
6 〔G≧g1 〕に進み、ギャップ長Gが溶接条件の補正
によって埋めが可能な大きさか、ギャップ埋め条件ファ
イル46の溶接条件でギャップ埋めが可能な大きさかを
判断する。しきい値g1 は、ここでは2mmとしてい
る。S6 で「G≧g1 」の場合、ギャップ演算手段47
から出力される信号47bによりS16〔ギャップ埋め条
件ファイルによる溶接〕に進む。この溶接は、ギャップ
埋め条件ファイル46に格納された継手の種類に応じた
いくつかのファイルより一つを選択し、選択されたファ
イルの溶接条件で継手のギャップ埋め前溶接を行うもの
である。このギャップ埋め条件ファイル46には、本溶
接のときの溶接電流より十分に低下させた電流値で所定
のトーチ角度、前進角及び溶接速度が設定されている。
【0019】S6 で「G<g1 」の場合、ギャップ演算
手段47から出力される信号47aによりS7 〔P0
<K59・t〕に進む。このS7 〜S13の処理は、条件
演算補正手段44で実行され、基本仕様に基づいて初期
設定した溶接条件をギャップ長Gに応じて演算補正を行
い、ギャップ埋め本溶接を行うものである。補正される
ファクターは、溶接電流か溶接速度であるが、いずれを
補正するかは、本実施形態ではS7 〔P0 ′<K59・
t〕で選択する。S7 は初期設定した溶接条件より後述
する多項式を用いて溶込み深さP0 ′を求め、この溶込
み深さP0 ′と板厚tに所定係数K59を乗じた、板厚
に応じた溶込み深さの限界値とを比較することで選択す
る。即ち、溶接電流による補正は、薄板の場合、溶接金
属の抜けの虞れが高いので、P0 ′が溶込み深さの限界
値より小さい場合は、溶込み深さP0 ′が板厚tに対し
て抜けを生じない深さと判断して、溶接電流を増加した
ギャップ埋め本溶接を選択し(S9 〔溶接電流Iにより
条件補正〕)、P0 ′が溶込み深さの限界値に等しいか
大きい場合は、溶込み深さP0 ′が板厚tに対して抜け
を生じる虞れのある深さと判断して、溶接速度を低下さ
せたギャップ埋め本溶接を選択する(S8 〔溶接速度W
Sにより条件補正〕)。
【0020】ただし、本実施形態では、S9 の溶接電流
による条件補正を行った後のS10〔Pn <K62・t〕
において、補正後の溶接条件で演算した溶込み深さPn
と板厚tに所定係数K62を乗じた値とを比較してい
る。これは、電流増加後の溶接電流によった溶込み深さ
n が板厚tに対して抜けを生じるか否かを再度判断す
るものであり、抜けの虞れありと判断した場合は、S11
〔電流初期化〕を実行した後、溶接速度による条件補正
8 でギャップ埋め本溶接を行うことにする。
【0021】なお、係数K59とK62は、等しくして
もよいが、Pn の演算を信頼して、K59<K62に設
定することにより、抜けを生じない限界まで、溶接速度
を速くできる溶接電流を増加したギャップ埋め本溶接が
可能になる。上記ギャップに応じて溶接電流若しくは溶
接速度が補正されると、これに応じて電圧指令パラメー
タPV 及び電流指令パラメータPI もS12〔電圧指令パ
ラメータ設定〕及びS13〔電流指令パラメータPI 〕に
より補正する。
【0022】なお、本溶接コントローラ4では、継手に
応じてパルス溶接とマグ溶接とを選択することができ、
ギャップに応じた溶接条件の補正もそれぞれの溶接法に
設定した溶込み深さの演算式に基づいてそれぞれの継手
毎に電流増加若しくは速度低下の補正を行い、プログラ
ム上は別の流れとなるが、各溶込み深さの演算式は、基
本的には同じ多項式のため、溶接法に分けることなく共
通に説明する。
【0023】以上のように本溶接の使用するギャップに
応じた溶接条件の補正がなされた後、S14〔本溶接スタ
ート〕に進み、上記S12及びS13で設定した各指令パラ
メータPI 及びPV のアナログ信号i,vを溶接電源3
へ送出(S15)するとともに、ロボットコントローラ5
へ溶接速度WSを送出(S16)して、ロボット2が溶接
を行うことになる。この本溶接中、溶接コントローラ4
は、S17によりチップ母材間距離の変動、ワイヤ送給抵
抗の変動等の外乱に応じて溶接条件を更に補正するが、
この外乱に応じて溶接条件を更に補正する処理(S17
は本発明と関係がないため説明を省略する。
【0024】次に上記S8 〔溶接速度WSにより条件補
正〕及びS9 〔溶接電流Iにより条件補正〕の処理を図
3及び図4により更に詳細に説明するが、その前にこれ
らの処理で確実にギャップに余分に埋込まれる溶接金属
量を求める演算手段を図5〜図9を参照して説明する。
先ず、ギャップ埋め用に溶接条件を演算し補正する場
合、ギャップに埋込まれる溶接金属量(ギャップ埋込み
溶接金属量)を知る必要がある。そのためには、ギャッ
プをもつ場合の溶込み深さPG を知ることが不可欠であ
る。
【0025】図5はギャップを0.5mm〜2.5mm
まで種々変化させて、溶接電流を260Aと300Aの
2種類で溶接した場合の溶込み深さPG を測定しグラフ
としたものである。このグラフから、溶込み深さP
G は、ギャップ長増加に応じて直線的に増加し、溶接電
流に関係なくほぼ同じ傾きとなることがわかる。従っ
て、この傾きをKとすれば、溶込み深さPG は、次式で
表すことができる。
【0026】
【数式1】 PG =K・G+P0 ここでP0 はギャップ零の場合の溶込み深さであって、
初期溶接条件(I0 ,V0 ,WS0 )より次の多項式で
表される。
【0027】
【数式2】 P0 =a・I0 −b・V0 −c・WS0
d (a〜d:他の溶接条件より定まる定数) さて、溶接速度により条件補正を行う場合、図6に示す
ように、ギャップ零の場合のスミ肉継手を溶接速度WS
0 で溶接して脚長Lが得られるが、図7(A)に示すよ
うに、ギャップがGだけあいていると、ギャップ零の場
合と同じ溶接条件で溶接を行うと、ギャップに埋込まれ
る体積分だけ脚長不足を生じてしまう。
【0028】ここで、1分間に埋込まれる体積をΔV0
とすると、これは次式で表せる。
【0029】
【数式3】 ΔV0 =ΔS×WS0 =P0 ・G・WS0
×10-2 (ΔSは断面積) このΔV0 の不足分を補うために、溶接速度をギャップ
零の時の溶接速度WS0 からWS1 に遅くすると、溶込
み深さはP0 からP1 へと増加する(図7(B))。そ
のために脚長不足に効いてくる体積不足分ΔV1 は次式
のようになる。
【0030】
【数式4】ΔV1 =ΔS1 ×WS1 =G・(P1
0 )・WS1 ×10-2 この操作を順次繰り返していくと、ΔVn は最終的は零
に収束していく。ここで、ΔVn は次式で表せる。
【0031】
【数式5】ΔVn =ΔSn ×WSn =G・(Pn −P
n-1 )・WSn ×10-2 数式5のΔSn に当たる部分が不足分の断面積であるの
で、この値が十分小さくなった時が演算終了の条件であ
るとして数値解析を行うことができる。即ち、最終的な
断面積不足ΔSn は、脚長不足が例えば0.1mmとな
った時に演算を終了すると、次のようになる。なお、こ
の最終的な脚長不足は自由に変更(例えばもっと小さく
することも可)できるようになっている。
【0032】
【数式6】 ΔSn =(1/2)・L2 −(1/2)・
(L−0.1)2=0.1L−0.005従って、演算
終了の条件は、数式5と数式6より次式で表せる。
【0033】
【数式7】 ΔSn =G・(Pn −Pn-1 )≦0.1L
−0.005 数式7で未知なのは、順次上記操作を繰り返した場合の
ギャップ有時の溶込み深さPであるので、以下にその演
算手段について説明する。ギャップに吸い込まれて不足
する体積は、図3(A)から図3(B)のように、溶接
速度がWS0 からWS1 に減少して補われるΔV0 とな
り、これは次式で表せる。
【0034】
【数式8】 ΔV0 =(1/2)・L2 ・(WS0 −W
1 )×10-2 ここで、数式3と数式8よりWS1 について整理する
と、次式が得られる。
【0035】
【数式9】 WS1 =WS0 −2・G・P0 ・WS0
2 数式9でWS0 ,G,Lは既知であり、P0 は数式2か
ら計算できる。従って、溶接速度をWS1 に遅くした後
の溶込み深さP1 は、
【0036】
【数式10】 P1 =a・I0 −b・V0 −c・WS1
−d+K・G となる。数式9を導出した手順を次々と繰り返していく
と、次の一般式が得られる。
【0037】
【数式11】WSn =WSn-1 −2・G・(Pn −P
n-1 )・WSn-1 /L2 数式11のWSn を数式2に代入すると、n番目の溶込
み深さPn
【0038】
【数式12】 Pn =a・I0 −b・V0 −c・WSn
−d+K・G となる。数式12で求まるPn の値を数式7に代入し、
数式7の条件を満足した時のWSが最終的に求めたい溶
接速度である。この手段は、板厚があまり大きくない場
合や、初期設定した溶接電流がかなり高く、抜けの虞れ
がある場合に有効である。
【0039】次に、ギャップ埋め用に溶接電流により条
件補正を行う場合の演算手段を説明する。この場合、溶
接速度を一定にし、溶接電流のみを増加させる。仮に、
ギャップ零と同じ条件(電流I0 ,WS0 )で溶接を行
ったとすると、図8(A)に示すようなギャップ埋込み
溶接金属量ΔDR0 (g/min)は、
【0040】
【数式13】 ΔDR0 =G・P0 ・WS0 ×10-2 となる。次にこのギャップに吸い込まれる溶接金属量Δ
DR0 を補うために必要な溶接電流をI1 とすると、I
0 ,I1 の時の溶着速度MR0 ,MR1 (g/min)
は、それぞれ次式で表せる。
【0041】
【数式14】 MR0 =K49・I0 +K50・EXT
−K51
【0042】
【数式15】 MR1 =K49・I1 +K50・EXT
−K51 ここで、ΔDR0 とMR0 及びMR1 の間には、次式が
成立する。
【0043】
【数式16】 ΔDR0 =MR1 −MR0 従って、数式16に数式13〜15を代入し、I1 につ
いて整理すると、ΔDR0 を補うのに必要な溶接電流と
して、
【0044】
【数式17】 I1 =K52・G・P0 ・WS0 +I0 が得られる。実際には、溶接電流I1 で溶接すると、図
8(B)に示すうよに溶込み深さがP0 からP1 へ増加
するので、ギャップに吸い込まれる溶接金属量は、ΔD
0よりΔDR1 に大きくなる。従って、ΔDR1 −Δ
DR0 を補うため、更に大きな溶接電流で溶接する必要
がある。以上の手順を繰り返していくと、溶接速度によ
る演算手段で説明したように、ギャップ埋込み溶接金属
量の不足分は零に収束していく。数式17でG,W
0 ,I0 は既知であり、P0 は数式2から計算でき
る。従って、溶接電流をI1 に増加した時の溶込み深さ
1 は、数式17で計算したI1 を数式2に代入して、
【0045】
【数式18】 P1 =a・I1 −b・V0 −c・WS0
−d となる。数式17を導出した手順を次々に繰り返してい
くと、次の一般式が得られる。
【0046】
【数式19】 In =K52・G・(Pn-1 −Pn-2
・WS0 +In-1 数式19を数式2に代入すると、
【0047】
【数式20】 Pn =a・In −b・V0 −c・WS0
−d+K・G が得られ、n番目の溶込み深さPn も演算することがで
きる。上記手順で求めたPn の値を数式7に代入し、同
数式7の条件を満足した時のIが最終的に求めたい溶接
電流である。この手段は、溶接速度を低下せずに補正で
き、溶接時間が長くなることを防止できる。
【0048】上記演算手段を原理として溶接コントロー
ラ4は、ギャップをもつ継手の溶接条件を補正する。図
3は溶接速度による条件補正の演算過程を示す。この溶
接速度による条件補正は、S7 〔P0 ′<K59・t〕
の判断で、溶込み深さの演算値P0 ′が板厚に応じた溶
込み深さの限界値K59・tと等しいかこれより大きい
場合に実行される。ここで、P0 ′は、初期溶接条件の
電流、電圧、溶接速度及び算出したギャップ長とから溶
込み深さを表した多項式、即ちP0 ′=a・I0 −b・
0 −c・WS0 −d+K・Gの演算結果である。
【0049】S21は上記数式6の演算に相当し、最終的
な断面積不足分ΔS(ΔSn )を求めている。S22でギ
ャップ埋込み溶接金属量が零に収束するまでの処理回数
nを「0」にセットし、S23より演算ループに入る。上
記演算ループでは、nを歩進するS23と、数式12に相
当の溶込み深さPnを演算するS24と、nが2未満の場
合に数式11の一般式で次に遅くする溶接速度WS
2 (次回溶込み深さPn の演算で用いる)を求めるS26
と、上記S24で求めた溶込み深さP2 をQと置き代えS
23に戻るS28とからなるループを実行し、次に、上記n
が2以上の場合に溶込み深さの差(P−Q)とギャップ
長Gより現演算時の断面積不足分Uを求めるS27と、上
記断面積不足分Uと最終的な断面積不足分ΔSとを比較
し(数式7に相当)、UがΔSより大きい場合に更に溶
接速度を遅くするため数式11の演算を行うS30とから
なるループを実行する。
【0050】上記S29において、UがΔSに等しいか小
さい場合に演算ループから抜け出す。これにより上記S
26又はS30で求めた溶接速度SWが最終的に溶接条件と
して設定される。上記設定さたれ溶接速度WSは、次に
31により溶接速度の下限値K60と比較され、溶接速
度WSが同下限値K60より下回っている場合は、S33
に進んでその旨のメッセージを行いシステムを停止す
る。
【0051】また、S31で溶接速度WSが下限値K60
より大きいか等しい場合、S32に進み、溶接速度の上限
値K61と溶接速度WSとを比較する。そして溶接速度
WSが上限値K61に等しいか小さい場合は、S12,S
13の各パラメータの設定に進んで、補正した溶接速度で
本溶接に移る。また、溶接速度WSが上限値K61より
大きい場合は、S34に進んで溶接速度が上限より上回っ
ている旨のメッセージを行いシステムを停止する。
【0052】次に図4に示す溶接電流による条件補正を
行う場合のS41〜S43は溶接速度の条件補正のS21〜S
23と同じである。即ち、最終的な断面積不足分ΔS(Δ
n)の演算と、処理回数nのセットと、nの歩進とを
行う。nを歩進した後、演算ループに入り、先ず、数式
20に相当の溶込み深さPnを演算するS44と、溶接速
度の場合と同様nが2未満の場合に、ギャップ埋込み溶
接金属量を補うために増加させる次の溶接電流I2 をギ
ャップ長G,溶接速度WS1 、溶込み深さP1 より求め
るS47と、上記S44で求めた溶込み深さP2をQと置き
代えS43に戻るS46とからなるループ処理を行う。
【0053】次にnが2以上の場合に溶込み深さの差
(P−Q)とギャップ長Gより現演算時の断面積不足分
Uを求め(S49)、上記断面積不足分Uと最終的な断面
積不足分ΔSとを比較し(S50)、UがΔSより大きい
場合に更に溶接電流を増加するため数式19の演算を行
う(S52)。これは、溶接速度の場合と同じである。ま
た、S50でUがΔSに等しいか小さい場合、既述したS
10(増加後の溶接電流によった溶込み深さPn が板厚t
に対して抜けを生じるか否かを再度判断)に進む。
【0054】なお、増加後の溶接電流In を演算した
後、S48,S53に示すように、溶接電圧も修正してい
る。このように本実施形態では、電流増加や速度低下に
よりギャップに余分に吸い込まれる溶接金属量を補うよ
うに溶接条件を演算し、演算後の溶接条件によって増加
するギャップ埋込み溶接金属量が最終的にほぼ零となる
ように溶接条件の演算を繰返すことにより、脚長不足を
防止している。
【0055】ここで、演算補正により埋込み可能なギャ
ップの場合、見かけ上の脚長が指定脚長Lを満足してい
る場合でも、実質的な脚長はL−Gとなる。従って、演
算に使用する脚長LをL+Gとすれば、本演算補正によ
り強度不足が生じない脚長を得ることができる。以上か
ら、本実施形態では、見かけ上の脚長を保証し、ビード
外観を正常に保ちたい場合は(図2のS20で判断する定
数K119が「0」に設定される)、L=Lとし、強度
不足を生じさせない(図2のS20で判断する定数K11
9が「1」に設定される)ためには、L+Gとして溶接
条件を演算補正できるようになっている。
【0056】また、抜けを生じない溶接速度を遅くした
溶接と、溶接時間が長くならない溶接電流を増加した溶
接とを、少なくとも電流、速度及びギャップ長を含む溶
込み深さの多項式より判断しているので、継手に応じた
最適な条件補正を自動的に選択することができる。更
に、本実施形態では、溶接条件の補正だけでは埋めきれ
ないギャップの場合、特別のギャップ埋込みファイルの
溶接条件を使って本溶接の前にロボットによりギャップ
を埋めることができる。
【0057】また更に、電流を増加する条件補正におい
て、最終的に増加させた溶接電流が板厚に応じた溶込み
深さの限界値を超える場合には、溶接速度の条件補正に
切替えるようにしているので、電流増加による抜けを未
然に防止することができる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、初期
設定した溶接条件を補正したことによって、更にギャッ
プ埋込み溶接金属量を補い不足分がほぼ零に収束するよ
うに溶接条件の補正を繰り返すことにより、脚長が確保
されるまでギャップに溶接金属を埋込む溶接が可能とな
って、ギャップをもつ継手の強度を確実に保証すること
ができる。
【0059】また、本発明によれば、溶接条件の補正だ
けでは埋めきれないギャップの場合、ギャップ埋込みフ
ァイルの溶接条件を使って本溶接の前にロボットにより
ギャップを埋めることにより、ギャップ埋め本溶接がで
きないような大きなギャップをもつ継手でも、ギャップ
埋め前溶接とギャップ埋め本溶接とをロボットによる自
動溶接で可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る構成を示す構成図
である。
【図2】 本発明に用いた溶接コントローラの動作の一
例を示すフローチャートである。
【図3】 図2に示す溶接速度による条件補正の一例を
示すフローチャートである。
【図4】 図2に示す溶接電流による条件補正の一例を
示すフローチャートである。
【図5】 0.5mm〜2.5mmの範囲でギャップを
種々変化させて、溶込み深さとの関係を示すグラフであ
る。
【図6】 ギャップをもたない無い場合の脚長を示す説
明図である。
【図7】 溶接速度による条件補正でギャップ埋込み溶
接金属量が増加する様子を示す説明図であって、(A)
は初期条件で脚長不足を生じた状態を示し、(B)は1
回補正でも脚長不足が生じている状態を示す。
【図8】 溶接電流による条件補正でギャップ埋込み溶
接金属量が増加する様子を示す説明図であって、(A)
は初期条件で脚長不足を生じた状態を示し、(B)は1
回補正でも脚長不足が生じている状態を示す。
【符号の説明】
1は溶接トーチ、2はロボット、3は溶接電源、4は溶
接コントローラ、5はロボットコントローラ、41は初
期条件設定手段、44は条件演算補正手段、45は条件
ファイル、46はギャップ埋め条件ファイル、47はギ
ャップ演算手段、Pは溶込み深さ、WSは溶接速度であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−80643(JP,A) 特開 平2−20661(JP,A) 特開 平1−154869(JP,A) 特開 平4−22579(JP,A) 特開 平2−70384(JP,A) 特開 昭52−99949(JP,A) 特開 昭59−33076(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/127 B23K 9/095

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接金属となるワイヤが送給されるトー
    チを所定のティーチングデータによって操縦されるロボ
    ットに保持し、該トーチに溶接電源により通電して溶接
    を行う自動溶接機において、 ギャップを持つ継手のギャップ長を算出するギャップ演
    算手段と、 基本仕様の入力情報に基づき上記溶接電源から出力させ
    る電流、電圧と溶接速度からなる溶接条件を設定する
    初期条件設定手段と、 上記ギャップを溶接金属で埋めた本溶接を行うべく上記
    初期条件設定手段で設定した溶接条件を上記ギャップ演
    算手段で算出したギャップ長に応じて溶接金属量が増加
    するように初期補正し、該初期補正後さらに溶接金属量
    が不足する場合には、上記初期補正による溶接金属量の
    更なる不足分を補填すべく溶接条件を再補正し、溶接金
    属量の上記補填が完遂するまで上記再補正を繰返して溶
    接条件を演算する条件演算補正手段とを具備したことを
    特徴とする自動溶接機の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記条件演算補正手段が、少なくとも溶
    接電流、溶接速度及び上記ギャップ長とから溶け込み深
    さを表した多項式の演算値と、板厚に応じた溶け込み深
    さの限界値とを比較し、上記演算値が上記限界値より小
    さい場合に溶接電流を増加させた補正を行い、上記演算
    値が上記限界値より等しいかこれより大きい場合に溶接
    速度を低下させた補正を行うことを特徴とする請求項1
    記載の自動溶接機の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記条件補正手段が、上記電流値を増加
    させた補正による最終的な溶接電流で上記多項式により
    溶け込み深さを演算し、該演算した結果が板厚に応じた
    溶け込み深さの限界値を超える場合に、上記溶接速度を
    低下させた補正に切替えることを特徴とする請求項
    載の自動溶接装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 溶接金属となるワイヤが送給されるトー
    チを所定のティーチングデータによって操縦されるロボ
    ットに保持し、該トーチに溶接電源により通電して溶接
    を行う自動溶接機において、 ギャップを持つ継手のギャップ長を算出するギャップ演
    算手段と、 ギャップ埋込み用の溶接条件が格納されたギャップ埋込
    みファイルと、 基本仕様の入力情報に基づき上記溶接電源から出力させ
    る電流、電圧と溶接速度からなる溶接条件を設定する
    初期条件設定手段と、 ギャップを溶接金属で埋めた本溶接を行うべく溶着され
    る溶接金属量が増加するように上記初期条件設定手段で
    設定した溶接条件を上記ギャップ演算手段で算出したギ
    ャップ長に基づいて補正するとともに、上記ギャップ長
    が上記ギャップを溶接金属で埋める本溶接が不可能な大
    きさと判断した場合、上記ギャップ埋めファイルの溶接
    条件を出力して本溶接前のギャップ埋め前溶接を可能と
    する条件演算補正手段とを具備したことを特徴とする自
    動溶接機の制御装置。
JP26309995A 1995-10-11 1995-10-11 自動溶接機の制御装置 Expired - Fee Related JP3259258B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26309995A JP3259258B2 (ja) 1995-10-11 1995-10-11 自動溶接機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26309995A JP3259258B2 (ja) 1995-10-11 1995-10-11 自動溶接機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09103875A JPH09103875A (ja) 1997-04-22
JP3259258B2 true JP3259258B2 (ja) 2002-02-25

Family

ID=17384816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26309995A Expired - Fee Related JP3259258B2 (ja) 1995-10-11 1995-10-11 自動溶接機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3259258B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016026877A (ja) * 2014-06-26 2016-02-18 株式会社ダイヘン アーク溶接品質判定システム
US20160074970A1 (en) * 2014-09-16 2016-03-17 Arvinmeritor Technology, Llc System and Method of Making a Welded Assembly
EP3991901A4 (en) * 2019-06-28 2022-09-28 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. REPAIR WELDING SYSTEM, REPAIR WELDING PROCESS, INSPECTION DEVICE AND ROBOT CONTROL DEVICE
CN114289830B (zh) * 2021-12-30 2023-10-20 唐山松下产业机器有限公司 焊缝成型补偿方法及装置、存储介质及电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09103875A (ja) 1997-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10500668B2 (en) Machine learning device, arc welding control device, arc welding robot system, and welding system
JP6240133B2 (ja) 溶接を行う打点の位置を測定するスポット溶接システム
JP3221296B2 (ja) 抵抗溶接の制御装置および制御方法
JP3259258B2 (ja) 自動溶接機の制御装置
JP6912660B2 (ja) 溶接トーチの位置を制御するための参照距離信号を与えるための方法及び装置
JPH05185227A (ja) 自動溶接システムおよび自動溶接方法
JP2825708B2 (ja) 抵抗溶接制御装置
JPH1165676A (ja) サーボモータによる加圧制御方法及び装置
JP5426076B2 (ja) アーク溶接のビード形状シミュレーション装置
JP3220894B2 (ja) アーク溶接装置及び溶接条件設定方法
JP3146900B2 (ja) 溶接品質補償エキスパートシステム
JP3186539B2 (ja) アーク溶接の溶滴移行形態設定管理装置
JPH0550240A (ja) 自動溶接装置とその溶接条件制御方法
JP3769787B2 (ja) 自動溶接機の制御装置
JP2020049542A (ja) 溶接装置および溶接方法
JP2004223584A (ja) 溶接装置及び溶接方法
JP3115173B2 (ja) 消耗電極式アーク溶接機のワイヤ送給速度制御装置
JPS6315068B2 (ja)
JPH0985441A (ja) アーク溶接の自動制御装置
JP2638401B2 (ja) 消耗電極式アーク溶接機のワイヤ送給速度制御装置
KR20220026124A (ko) 전자세 용접장치의 자동 전압 제어방법
JPH0671438A (ja) アーク溶接機
JP3209138B2 (ja) 溶接条件適応制御方法
JP3208276B2 (ja) 開先幅倣い方法
JPH10109164A (ja) 溶接条件適応制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees