JP3258880B2 - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

Info

Publication number
JP3258880B2
JP3258880B2 JP32305795A JP32305795A JP3258880B2 JP 3258880 B2 JP3258880 B2 JP 3258880B2 JP 32305795 A JP32305795 A JP 32305795A JP 32305795 A JP32305795 A JP 32305795A JP 3258880 B2 JP3258880 B2 JP 3258880B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
bottom plate
movable
flexible cable
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32305795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09161927A (ja
Inventor
静始 高橋
拓之 坂内
英志 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP32305795A priority Critical patent/JP3258880B2/ja
Publication of JPH09161927A publication Critical patent/JPH09161927A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3258880B2 publication Critical patent/JP3258880B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ング装置に組み込まれ、エアーバッグシステムやホーン
回路等の電気的接続手段として使用される回転コネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】回転コネクタは、相対的に回動自在に連
結された一対のハウジングと、両ハウジング間に画成さ
れる環状の収納部内に巻回された可撓性ケーブルとで概
略構成されており、該可撓性ケーブルの両端は両ハウジ
ングにそれぞれ固定された状態で外部へ電気的に導出さ
れている。前記両ハウジングの一方は可動体、他方は固
定体として用いられ、可動側ハウジングを正・逆いずれ
かの方向に回転すると、その回転方向に応じて可撓性ケ
ーブルが収納部内で巻き締めあるいは巻き戻されるよう
になっている。
【0003】このように概略構成された回転コネクタ
は、自動車のステアリング装置に組み込まれ、可動側ハ
ウジングを回転数が有限であるハンドルに、固定側ハウ
ジングをコンビネーションスイッチ等のステータ部材に
それぞれ取付けることにより、ハンドルに装着されたエ
アーバッグ・インフレータ等の電気部品とステータ部材
に装着されたエアーバッグ駆動回路等とを可撓性ケーブ
ルを介して電気的に接続する。その際、固定側ハウジン
グには外方へ延びる取付け部が一体成形され、この取付
け部をステータ部材に密着させてネジ止めするようにな
っているが、固定側ハウジングとステータ部材の相互間
に多少の寸法誤差が見込まれることや、固定側ハウジン
グの底面に可動側ハウジングの一部が臨出している等の
理由から、固定側ハウジングの底面とステータ部材の取
付け面との間にはクリアランスが確保されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転コネク
タには、収納部内に緩く巻回された可撓性ケーブルがハ
ウジングの内壁に衝突したり、両ハウジングが回転摺動
部で摩擦することにより、種々の衝突音や摩擦音が生じ
る。これらの異音はハウジングを伝わって外部へ漏れる
が、前述した従来の回転コネクタにあっては、固定側ハ
ウジングの底面とステータ部材の取付け面との間にクリ
アランスが確保されているため、固定側ハウジングの底
面が振動して大きな音が発生するという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、騒音の低減化を図れ
る回転コネクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、センタ孔と外方に突出する取付け脚とが設けられた
円板状の底板を具えた固定側ハウジングと、軸挿入孔が
設けられた天板を具え、前記固定側ハウジングに対して
回動自在に連結された可動側ハウジングと、これら両ハ
ウジング間の収納部内に巻回された可撓性ケーブルとを
有し、前記固定側ハウジングが自動車のステータ部材に
前記取付け脚の固定により取付けられると共に、前記可
動側ハウジングが自動車のハンドルに取付けられる回転
コネクタにおいて、前記ステータ部材の取付け面と前記
固定側ハウジングの底面との間の間隙に両者に密着する
圧縮可能な弾性体から成る中継部材を介設することによ
って達成される。この場合、中継部材として、ウレタン
フォームや不織布等の圧縮可能な弾性体の両面に接着層
を設けことが好ましい。
【0007】撓性ケーブルが収納される収納部は、固
定側ハウジングの底板と、該底板の外縁部に立設された
外筒部と、可動側ハウジングの天板と、該天板の内縁部
に垂設された内筒部とで構成されたものであって良い
【0008】また、固定側ハウジングの底板のセンタ孔
から可動側ハウジングの軸挿入孔にスナップインされる
連結部材を有したものであっても良い
【0009】このように構成された本願各請求項に係る
回転コネクタによれば、固定側ハウジングの底面の振動
が質量の大きなステータ部材によって拘束されるため、
可撓性ケーブルがハウジングの内壁に衝突したり、両ハ
ウジングが摩擦することによって生じる騒音を大幅に低
減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の施形態に係る回転コネク
タの取付け状態を示す正面図、図2は図1の断面図であ
り、回転コネクタは、連結部材3によって回転自在に連
結された第1および第2ハウジング1,2と、可撓性ケ
ーブル4とで概略構成されている。
【0012】第1ハウジング1は、センタ孔を有する円
板状の底板5と、底板5の外周縁に立設された外筒部
6、および外筒部6の下端から外方へ突出する複数の取
付け脚7とを有し、これらは合成樹脂で一体成形されて
いる。一方、合成樹脂で一体成形された第2ハウジング
2は、駆動ピン8を有する円板状の天板9と、天板9の
中央部に垂設された内筒部10とを有し、内筒部10に
は軸挿入孔11が設けられている。これら両ハウジング
1,2は、底板5のセンタ孔から軸挿入孔11にスナッ
プインされた連結部材3によって連結され、可動側の第
2ハウジング2は連結部材3を介して固定側の第1ハウ
ジング1に対して回動自在となっている。
【0013】両ハウジング1,2の間には環状の収納部
12が画成されており、この収納部12内に可撓性ケー
ブル4が渦巻状に巻回されている。この可撓性ケーブル
4は互いに平行な複数本の導体を帯状の絶縁フィルムで
ラミネートしたフラットケーブルと呼ばれるものからな
り、その一端は外筒部6に固定された状態で第1ハウジ
ング1の外部に導出され、他端は天板9に固定された状
態で第2ハウジング2の外部に導出されている。
【0014】このように構成された回転コネクタは自動
車のステアリング装置に組み込まれ、ハンドルに装着さ
れたエアーバッグ・インフレータやホーン・スイッチ等
の接続手段として使用されるが、その際、第1ハウジン
グ1の底板5下面に中継部材13を介在させた状態で、
各取付け脚7をステアリング装置のステータ部材である
コンビネーションスイッチのスイッチケーシング14に
ネジ15を用いて固定する。この中継部材13はスイッ
チケーシング14の上面と第1ハウジング1の底板5下
面とにそれぞれ密着しており、例えばウレタンフォーム
や不織布等の圧縮可能な弾性体13aの両面に接着層1
3bを設けた両面接着シートからなる。また、図示せぬ
ステアリング・シャフトを軸挿入孔11から突出させ、
ステアリング・シャフトと一体的に回転するハンドルを
第2ハウジング2の駆動ピン8に係止する。
【0015】使用に際しては、ハンドルを時計あるいは
反時計方向に回転すると、その回転力が駆動ピン8を介
して第2ハウジング2に伝達され、第2ハウジング2が
同方向へ回転する。例えば、ハンドルをその回動中立位
置から反時計方向に回転すると、それに連動して第2ハ
ウジング2も反時計方向に回転し、可撓性ケーブル4は
内筒部10側に巻き締められる。反対に、ハンドルを回
動中立位置から時計方向に回転すると、それに連動して
第2ハウジング2も時計方向に回転し、可撓性ケーブル
4は外筒部6側へ巻き戻され、いずれの状態においても
両ハウジング1,2間の電気的接続は可撓性ケーブル4
を介して維持される。
【0016】このような使用状況下において、収納部1
2内に緩く巻回された可撓性ケーブル4が底板5の内壁
に衝突したり、第1ハウジング1と第2ハウジング2が
回転摺動部で摩擦することがあり、これらの衝突音や摩
擦音は両ハウジング1,2の外表面を伝播して放射され
る。しかしながら、第1ハウジング1の底面は中継部材
13を介してスイッチケーシング14の上面に密着して
おり、底板5の振動が質量の大きなスイッチケーシング
14によって拘束されているため、底板5を伝播する音
は中継部材13によって吸収され、空気中に放射する騒
音が大幅に低減される。
【0017】このように構成された回転コネクタは自動
車のステアリング装置に組み込まれ、ハンドルに装着さ
れたエアーバッグ・インフレータやホーン・スイッチ等
の接続手段として使用されるが、その際、第1ハウジン
グ1の底板5下面に中継部材13を介在させた状態で、
各取付け脚7をステアリング装置のステータ部材である
コンビネーションスイッチのスイッチケーシング14に
ネジ15を用いて固定する。この中継部材13はスイッ
チケーシング14の上面と第1ハウジング1の底板5下
面とにそれぞれ密着しており、例えばウレタンフォーム
や不織布等の圧縮可能な弾性体13aの両面に接着層1
3bを設けた両面接着シートからなる。また、図示せぬ
ステアリング・シャフトを軸挿入孔11から突出させ、
ステアリング・シャフトと一体的に回転するハンドルを
第2ハウジング2の駆動ピン8に係止する。
【0018】使用に際しては、ハンドルを時計あるいは
反時計方向に回転すると、その回転力が駆動ピン8を介
して第2ハウジング2に伝達され、第2ハウジング2が
同方向へ回転する。例えば、ハンドルをその回動中立位
置から反時計方向に回転すると、それに連動して第2ハ
ウジング2も反時計方向に回転し、可撓性ケーブル4は
内筒部10側に巻き締められる。反対に、ハンドルを回
動中立位置から時計方向に回転すると、それに連動して
第2ハウジング2も時計方向に回転し、可撓性ケーブル
4は外筒部6側へ巻き戻され、いずれの状態においても
両ハウジング1,2間の電気的接続は可撓性ケーブル4
を介して維持される。
【0019】このような使用状況下において、収納部1
2内に緩く巻回された可撓性ケーブル4が底板5の内壁
に衝突したり、第1ハウジング1と第2ハウジング2が
回転摺動部で摩擦することがあり、これらの衝突音や摩
擦音は両ハウジング1,2の外表面を伝播して放射され
る。しかしながら、第1ハウジング1の底面は中継部材
13を介してスイッチケーシング14の上面に密着して
おり、底板5の振動が質量の大きなスイッチケーシング
14によって拘束されているため、底板5を伝播する音
は中継部材13によって吸収され、空気中に放射する騒
音が大幅に低減される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定側ハウジングの底面の振動が質量の大きなステータ
部材によって拘束されるため、可撓性ケーブルがハウジ
ングの内壁に衝突したり、両ハウジングが摩擦すること
によって生じる騒音を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施形態に係る回転コネクタの取付け
状態を示す正面図である。
【図2】図1の断面図である。
【符号の説明】
1 第1ハウジング 2 第2ハウジング 4 可撓性ケーブル 5 底板 7 取付け脚 3 中継部材 14 スイッチケーシング 15 ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−68288(JP,A) 特開 平9−129092(JP,A) 特開 平6−211137(JP,A) 実開 昭62−162141(JP,U) 実開 昭58−35440(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 35/04 B60R 16/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタ孔と外方に突出する取付け脚とが
    設けられた円板状の底板を具えた固定側ハウジングと、
    軸挿入孔が設けられた天板を具え、前記固定側ハウジン
    グに対して回動自在に連結された可動側ハウジングと、
    これら両ハウジング間の収納部内に巻回された可撓性ケ
    ーブルとを有し、前記固定側ハウジングが自動車のステ
    ータ部材に前記取付け脚の固定により取付けられると共
    に、前記可動側ハウジングが自動車のハンドルに取付け
    られる回転コネクタにおいて、前記ステータ部材の取付
    け面と前記固定側ハウジングの底面との間の間隙に両者
    に密着する圧縮可能な弾性体から成る中継部材を介設し
    たことを特徴とする回転コネクタ。
  2. 【請求項2】 継部材が弾性体の両面に接着層を有
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転コネクタ。
  3. 【請求項3】 撓性ケーブルが収納される収納部は、
    固定側ハウジングの底板と、該底板の外縁部に立設され
    た外筒部と、可動側ハウジングの天板と、該天板の内縁
    部に垂設された内筒部とで構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の回転コネクタ。
  4. 【請求項4】 定側ハウジングの底板のセンタ孔から
    可動側ハウジングの軸挿入孔にスナップインされる連結
    部材を有したことを特徴とする請求項3記載の回転コネ
    クタ。
JP32305795A 1995-12-12 1995-12-12 回転コネクタ Expired - Fee Related JP3258880B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32305795A JP3258880B2 (ja) 1995-12-12 1995-12-12 回転コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32305795A JP3258880B2 (ja) 1995-12-12 1995-12-12 回転コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09161927A JPH09161927A (ja) 1997-06-20
JP3258880B2 true JP3258880B2 (ja) 2002-02-18

Family

ID=18150619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32305795A Expired - Fee Related JP3258880B2 (ja) 1995-12-12 1995-12-12 回転コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3258880B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021109801A1 (de) 2021-04-19 2022-10-20 Amphenol-Tuchel Electronics Gesellschaft mit beschränkter Haftung Vibrationsfeste Steckverbindung

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09161927A (ja) 1997-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2507808B2 (ja) コネクタ装置
JP3333387B2 (ja) スイッチの取付構造
JP3676146B2 (ja) 回転コネクタ
JP3273540B2 (ja) 回転コネクタの取付構造
JP3416413B2 (ja) 回転コネクタ
JP3393762B2 (ja) 車載用回転コネクタ
JPH0864327A (ja) クロックスプリング型コネクタ
JP3258880B2 (ja) 回転コネクタ
JPWO2019181049A1 (ja) 回転コネクタ
JP3416416B2 (ja) 回転コネクタ
JP3383749B2 (ja) 回転コネクタの取付け構造
JP3258810B2 (ja) 回転コネクタ
JP3301929B2 (ja) ハンドルユニット
JPH1131567A (ja) 回転コネクタ
JP3035155B2 (ja) ケーブルリール
US20030008540A1 (en) Rotary loop back connector
JP2919234B2 (ja) ケーブルリール
JP2857521B2 (ja) スリップリング
EP1247697A2 (en) Rotary loop back connector
JP3408927B2 (ja) 回転コネクタ
JP3273424B2 (ja) 回転コネクタ
JP3234858B2 (ja) 回転コネクタ
JP3206860B2 (ja) 回転コネクタ装置
JP3231232B2 (ja) 回転コネクタ
JPH11187554A (ja) 回転接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071207

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091207

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees