JPH09161927A - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JPH09161927A
JPH09161927A JP7323057A JP32305795A JPH09161927A JP H09161927 A JPH09161927 A JP H09161927A JP 7323057 A JP7323057 A JP 7323057A JP 32305795 A JP32305795 A JP 32305795A JP H09161927 A JPH09161927 A JP H09161927A
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housing
fixed
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rotary connector
automobile
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JP7323057A
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Shizumoto Takahashi
静始 高橋
Hiroyuki Sakauchi
拓之 坂内
Hideshi Sasaki
英志 佐々木
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の衝突音や摩擦音がハウジングを伝わっ
て外部へ漏れ、大きな騒音が発生する。 【解決手段】 固定側の第1ハウジング1に設けた各取
付け脚7をステアリング装置のステータ部材であるコン
ビネーションスイッチのスイッチケーシング14にネジ
15を用いて固定し、第1ハウジング1の底板5下面と
スイッチケーシング14とに中継部材13を密着させ
る。また、ステアリング・シャフトを軸挿入孔11から
突出させ、ステアリング・シャフトと一体的に回転する
ハンドルを可動側の第2ハウジング2の駆動ピン8に係
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ング装置に組み込まれ、エアーバッグシステムやホーン
回路等の電気的接続手段として使用される回転コネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】回転コネクタは、相対的に回動自在に連
結された一対のハウジングと、両ハウジング間に画成さ
れる環状の収納部内に巻回された可撓性ケーブルとで概
略構成されており、該可撓性ケーブルの両端は両ハウジ
ングにそれぞれ固定された状態で外部へ電気的に導出さ
れている。前記両ハウジングの一方は可動体、他方は固
定体として用いられ、可動側ハウジングを正・逆いずれ
かの方向に回転すると、その回転方向に応じて可撓性ケ
ーブルが収納部内で巻き締めあるいは巻き戻されるよう
になっている。
【0003】このように概略構成された回転コネクタ
は、自動車のステアリング装置に組み込まれ、可動側ハ
ウジングを回転数が有限であるハンドルに、固定側ハウ
ジングをコンビネーションスイッチ等のステータ部材に
それぞれ取付けることにより、ハンドルに装着されたエ
アーバッグ・インフレータ等の電気部品とステータ部材
に装着されたエアーバッグ駆動回路等とを可撓性ケーブ
ルを介して電気的に接続する。その際、固定側ハウジン
グには外方へ延びる取付け部が一体成形され、この取付
け部をステータ部材に密着させてネジ止めするようにな
っているが、固定側ハウジングとステータ部材の相互間
に多少の寸法誤差が見込まれることや、固定側ハウジン
グの底面に可動側ハウジングの一部が臨出している等の
理由から、固定側ハウジングの底面とステータ部材の取
付け面との間にはクリアランスが確保されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転コネク
タには、収納部内に緩く巻回された可撓性ケーブルがハ
ウジングの内壁に衝突したり、両ハウジングが回転摺動
部で摩擦することにより、種々の衝突音や摩擦音が生じ
る。これらの異音はハウジングを伝わって外部へ漏れる
が、前述した従来の回転コネクタにあっては、固定側ハ
ウジングの底面とステータ部材の取付け面との間にクリ
アランスが確保されているため、固定側ハウジングの底
面が振動して大きな音が発生するという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、騒音の低減化を図れ
る回転コネクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、固定側ハウジングと、該固定側ハウジングに対して
回動自在に連結された可動側ハウジングと、これら両ハ
ウジング間の収納部内に巻回された可撓性ケーブルとを
備え、前記固定側ハウジングが自動車のステータ部材に
取付けられると共に、前記可動側ハウジングが自動車の
ハンドルに取付けられる回転コネクタにおいて、前記ス
テータ部材の取付け面と前記固定側ハウジングの底面と
の間に両者に密着する中継部材を介設することによって
達成される。この場合、中継部材として、ウレタンフォ
ームや不織布等の圧縮可能な弾性体の両面に接着層を設
けた両面接着シートを用いることが好ましい。
【0007】また、上記した本発明の目的は、固定側ハ
ウジングと、該固定側ハウジングに対して回動自在に連
結された可動側ハウジングと、これら両ハウジング間の
収納部内に巻回された可撓性ケーブルとを備え、前記固
定側ハウジングが自動車のステータ部材に取付けられる
と共に、前記可動側ハウジングが自動車のハンドルに取
付けられる回転コネクタにおいて、前記ステータ部材の
取付け面と前記固定側ハウジングの底面とが密着するよ
うに、両者の少なくとも一方に突出部を一体形成するこ
とによって達成される。
【0008】また、上記した本発明の目的は、固定側ハ
ウジングと、該固定側ハウジングに対して回動自在に連
結され、自動車のハンドルに取付けられる可動側ハウジ
ングと、これら両ハウジング間の収納部内に巻回された
可撓性ケーブルとを備えた回転コネクタにおいて、前記
固定側ハウジングをコンビネーションスイッチ等の自動
車のステータ部材に一体成形することによって達成され
る。
【0009】このように構成された本願各請求項に係る
回転コネクタによれば、固定側ハウジングの底面の振動
が質量の大きなステータ部材によって拘束されるため、
可撓性ケーブルがハウジングの内壁に衝突したり、両ハ
ウジングが摩擦することによって生じる騒音を大幅に低
減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施形態に係る回転
コネクタの取付け状態を示す正面図、図2は図1の断面
図であり、回転コネクタは、連結部材3によって回転自
在に連結された第1および第2ハウジング1,2と、可
撓性ケーブル4とで概略構成されている。
【0012】第1ハウジング1は、センタ孔を有する円
板状の底板5と、底板5の外周縁に立設された外筒部
6、および外筒部6の下端から外方へ突出する複数の取
付け脚7とを有し、これらは合成樹脂で一体成形されて
いる。一方、合成樹脂で一体成形された第2ハウジング
2は、駆動ピン8を有する円板状の天板9と、天板9の
中央部に垂設された内筒部10とを有し、内筒部10に
は軸挿入孔11が設けられている。これら両ハウジング
1,2は、底板5のセンタ孔から軸挿入孔11にスナッ
プインされた連結部材3によって連結され、可動側の第
2ハウジング2は連結部材3を介して固定側の第1ハウ
ジング1に対して回動自在となっている。
【0013】両ハウジング1,2の間には環状の収納部
12が画成されており、この収納部12内に可撓性ケー
ブル4が渦巻状に巻回されている。この可撓性ケーブル
4は互いに平行な複数本の導体を帯状の絶縁フィルムで
ラミネートしたフラットケーブルと呼ばれるものからな
り、その一端は外筒部6に固定された状態で第1ハウジ
ング1の外部に導出され、他端は天板9に固定された状
態で第2ハウジング2の外部に導出されている。
【0014】このように構成された回転コネクタは自動
車のステアリング装置に組み込まれ、ハンドルに装着さ
れたエアーバッグ・インフレータやホーン・スイッチ等
の接続手段として使用されるが、その際、第1ハウジン
グ1の底板5下面に中継部材13を介在させた状態で、
各取付け脚7をステアリング装置のステータ部材である
コンビネーションスイッチのスイッチケーシング14に
ネジ15を用いて固定する。この中継部材13はスイッ
チケーシング14の上面と第1ハウジング1の底板5下
面とにそれぞれ密着しており、例えばウレタンフォーム
や不織布等の圧縮可能な弾性体13aの両面に接着層1
3bを設けた両面接着シートからなる。また、図示せぬ
ステアリング・シャフトを軸挿入孔11から突出させ、
ステアリング・シャフトと一体的に回転するハンドルを
第2ハウジング2の駆動ピン8に係止する。
【0015】使用に際しては、ハンドルを時計あるいは
反時計方向に回転すると、その回転力が駆動ピン8を介
して第2ハウジング2に伝達され、第2ハウジング2が
同方向へ回転する。例えば、ハンドルをその回動中立位
置から反時計方向に回転すると、それに連動して第2ハ
ウジング2も反時計方向に回転し、可撓性ケーブル4は
内筒部10側に巻き締められる。反対に、ハンドルを回
動中立位置から時計方向に回転すると、それに連動して
第2ハウジング2も時計方向に回転し、可撓性ケーブル
4は外筒部6側へ巻き戻され、いずれの状態においても
両ハウジング1,2間の電気的接続は可撓性ケーブル4
を介して維持される。
【0016】このような使用状況下において、収納部1
2内に緩く巻回された可撓性ケーブル4が底板5の内壁
に衝突したり、第1ハウジング1と第2ハウジング2が
回転摺動部で摩擦することがあり、これらの衝突音や摩
擦音は両ハウジング1,2の外表面を伝播して放射され
る。しかしながら、第1ハウジング1の底面は中継部材
13を介してスイッチケーシング14の上面に密着して
おり、底板5の振動が質量の大きなスイッチケーシング
14によって拘束されているため、底板5を伝播する音
は中継部材13によって吸収され、空気中に放射する騒
音が大幅に低減される。
【0017】図3は本発明の第2の実施形態に係る回転
コネクタの取付け状態を示す正面図、図4は本発明の第
3の実施形態に係る回転コネクタの取付け状態を示す正
面図であり、前述した図1と図2に対応する部分には同
一符号を付してある。
【0018】図3に示す実施形態では、中継部材13を
用いる代わりに、第1ハウジング1の底板5の下面に断
面逆台形の突出部16を一体成形し、この突出部16を
コンビネーションスイッチのスイッチケーシング14に
密着させてある。これとは逆に、図4に示す実施形態で
は、中継部材13を用いる代わりに、コンビネーション
スイッチのスイッチケーシング14の上面に断面台形の
突出部17を一体成形し、この突出部17を第1ハウジ
ング1の底板5の下面に密着させてある。
【0019】このように構成された本発明の第2および
第3の実施形態にあっても、第1ハウジング1の底面を
伝播する音が突出部16または17によって吸収される
ため、空気中に放射する騒音が大幅に低減される。な
お、突出部16,17は第1ハウジング1の底面をスイ
ッチケーシング14に対して安定的に密着するものであ
れば、連続的に繋がるものでも複数個を点在させたもの
であっても良く、底板5側の突出部16とスイッチケー
シング14側の突出部17とを併用しても良い。
【0020】また、本発明の第2および第3の実施形態
では、突出部16,17を一体成形によって作成してい
るが、これらを別体の部材として底板5の下面やスイッ
チケーシング14の上面に接続固定しても良い。
【0021】図5は本発明の第4の実施形態に係る回転
コネクタの取付け状態を示す断面図であり、前述した図
1と図2に対応する部分には同一符号を付してある。
【0022】本実施形態では、ネジ等の固定手段を使用
せずに、第1ハウジング18をビネーションスイッチの
スイッチケーシング14に一体成形し、スイッチケーシ
ング14の一部を第1ハウジング18の底面として利用
している。この場合、衝突音や摩擦音はスイッチケーシ
ング14の外表面を伝播するが、スイッチケーシング1
4は前述した第1ハウジング1に比べるとその質量は著
しく大きいため、スイッチケーシング14を伝播して空
気中に放射される騒音は大幅に低減される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定側ハウジングの底面の振動が質量の大きなステータ
部材によって拘束されるため、可撓性ケーブルがハウジ
ングの内壁に衝突したり、両ハウジングが摩擦すること
によって生じる騒音を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る回転コネクタの
取付け状態を示す正面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る回転コネクタの
取付け状態を示す正面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る回転コネクタの
取付け状態を示す正面図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係る回転コネクタの
取付け状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 第1ハウジング 2,18 第2ハウジング 4 可撓性ケーブル 5 底板 7 取付け脚 13 中継部材 14 スイッチケーシング 15 ネジ 16,17 突出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側ハウジングと、該固定側ハウジン
    グに対して回動自在に連結された可動側ハウジングと、
    これら両ハウジング間の収納部内に巻回された可撓性ケ
    ーブルとを備え、前記固定側ハウジングが自動車のステ
    ータ部材に取付けられると共に、前記可動側ハウジング
    が自動車のハンドルに取付けられるものであって、前記
    ステータ部材の取付け面と前記固定側ハウジングの底面
    との間に両者に密着する中継部材を介設したことを特徴
    とする回転コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記中継部材が弾性体の両面に接着層を
    有する両面接着シートであることを特徴とする請求項1
    に記載の回転コネクタ。
  3. 【請求項3】 固定側ハウジングと、該固定側ハウジン
    グに対して回動自在に連結された可動側ハウジングと、
    これら両ハウジング間の収納部内に巻回された可撓性ケ
    ーブルとを備え、前記固定側ハウジングが自動車のステ
    ータ部材に取付けられると共に、前記可動側ハウジング
    が自動車のハンドルに取付けられるものであって、前記
    ステータ部材の取付け面と前記固定側ハウジングの底面
    とが両者の少なくとも一方に一体形成した突出部を介し
    て密着していることを特徴とする回転コネクタ。
  4. 【請求項4】 自動車のステータ部材に一体成形された
    固定側ハウジングと、該固定側ハウジングに対して回動
    自在に連結され、自動車のハンドルに取付けられる可動
    側ハウジングと、これら両ハウジング間の収納部内に巻
    回された可撓性ケーブルとを備えたことを特徴とする回
    転コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記ステータ部材がコンビネーションス
    イッチであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の回転コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021109801A1 (de) 2021-04-19 2022-10-20 Amphenol-Tuchel Electronics Gesellschaft mit beschränkter Haftung Vibrationsfeste Steckverbindung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102021109801A1 (de) 2021-04-19 2022-10-20 Amphenol-Tuchel Electronics Gesellschaft mit beschränkter Haftung Vibrationsfeste Steckverbindung

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