JP3258829B2 - 海苔巻製造機 - Google Patents

海苔巻製造機

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JP3258829B2 JP25882294A JP25882294A JP3258829B2 JP 3258829 B2 JP3258829 B2 JP 3258829B2 JP 25882294 A JP25882294 A JP 25882294A JP 25882294 A JP25882294 A JP 25882294A JP 3258829 B2 JP3258829 B2 JP 3258829B2
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喜作 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定量の米飯を海苔シ
ート上に供給し、それを米飯海苔巻包板にて巻包して海
苔巻を製造するようにした自動化された海苔巻製造機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記海苔巻製造機において、次の
ようにして海苔巻を製造するものは知られている。米飯
供給機構から搬送された米飯を、米飯搬出機構により一
定厚さの板状米飯として搬出し、それをカッターによっ
て一定量(長さ)の米飯に切断したものを、米飯搬送機
構により搬送し、それを、米飯海苔巻包機構における米
飯海苔巻包板上の海苔シート上に落下移載させるが、そ
の時、上記米飯海苔巻包機構を内装したスライドケース
が前後方向へスライドして、一定量の米飯を海苔シート
の中央部に移載されるようにし、次いで、米飯海苔巻包
機構の押上機構が上昇し、その前後一対の押上腕が上記
米飯海苔巻包板の中央部の矩形状板における前後の両矩
形状板を押上げて上方へ垂直に屈折し、これにより一定
量の米飯を上方へ二つ折りに折り曲げ、さらに押上機構
が上昇し、その一方の押上腕が端末矩形状板の下面に突
設の当接片を押上げることによって、該端末矩形状板が
内側に向けて屈折し、二つ折りされた米飯を上方より下
方に向けて押圧し、横断面四角形状に海苔巻を製造す
る。
【0003】この海苔巻製造機は、フレームの前端内部
に、前後方向へ長く水平に配設した左右一対のガイド杆
に、上記したスライドケースが前後方向へスライド自在
に外装され、上記した米飯海苔巻包機構の米飯海苔巻包
板をスライドケースの上部に配設し、上記押上機構及び
その駆動部はスライドケースに内装させた構造となって
いる。
【0004】また、上記米飯海苔巻包機構の米飯海苔巻
包板は、四枚の矩形状板を箱型に屈折自在に連設されて
おり、その中央部の矩形状板に隣接の前後の両矩形状板
を押上げ可能に、上記押上機構の前後一対の押上腕にお
ける間隔を設定してある。
【0005】そして、上記米飯海苔巻包板を、その各矩
形状板の横幅が異なるもの、及びその横幅に対応した両
押上腕の間隔を有する押上機構とを他のものと交換する
ことで、大、小径の異なる海苔巻を製造することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記従来
の海苔巻製造機は、上記スライドケース及びフレームの
前後、左右両側部を側板等によって閉鎖されている、所
謂、クローズ型に構成されていることから、上記米飯海
苔巻包板及びその押上機構等を交換する場合や、飯粒や
海苔屑等がスライドケース内に落下、付着する等して汚
れた場合の、それら交換作業及び清掃作業並びに米飯搬
送機構の間欠回転に応動して米飯海苔巻包板を押上げ屈
折する押上機構の押上げ動作の微調整等が行い難く、面
倒で時間がかゝるという問題があった。
【0007】本発明は、上記従来の技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたもので、米飯海苔巻包機構
が装備されているスライドケースの前端と、該スライド
ケースを前後方向へスライド自在に配置されている機体
フレームの前端とに開口部を設けてオープン型に構成す
ると共に、上記スライドケースに対して米飯海苔巻包板
及びその押上機構を簡単に着脱可能なるように構成する
ことによって、製造しようとする海苔巻の大、小及び形
状に応じた米飯海苔巻包板及びその押上機構等の交換
や、スライドケース内の掃除等を簡単、かつ容易に行い
得るようにした海苔巻製造機を提供することを、その目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の海苔巻製造機は、米飯供給機構と、米飯搬
出機構と、前記米飯搬出機構から搬出される所定厚さの
板状米飯を、一定量単位で切断するカッターと、一定量
の米飯を搬送する米飯搬送機構と、複数枚の矩形状板が
箱型に屈折自在に連設されている米飯海苔巻包板及びそ
の押上機構とからなる米飯海苔巻包機構と、該米飯海苔
巻機構及び駆動部を内装してなるスライドケースとを具
備してなるものにおいて、前記米飯海苔巻包機構を内装
して、機体フレーム前部の左右一対の水平なガイド杆
に、前後方向へスライド自在に外装されているスライド
ケースの前端と、その前端に対応する前記機体フレーム
の前端とに開口部を各設けたことを特徴としている。
【0009】
【作用】米飯供給機構の米飯ホッパー内の米飯は、撹拌
翼によってほぐされ、米飯搬出機構に搬送され、同機構
の送り兼成形ローラーにより一定厚さの板状に成形さ
れ、同機構の米飯搬出コンベアにより搬出されてカッタ
ーにより一定量(長さ)に切断される。
【0010】一定量の米飯は、米飯搬送機構により搬送
され、その前端から落下して米飯海苔巻包板上の海苔シ
ート上に移載されることになるが、その一定量の米飯の
搬送及び落下に、スライドケースの前後駆動機構が応動
し、該スライドケースは後方、即ち米飯搬送機構の下方
までスライドしており、上記一定量の米飯における前端
が海苔シート上の所定位置(前部)に落下し始めると同
時に、スライドケースは前方へ向けてスライドし、当該
米飯は海苔シート上面の中央部に移載される。
【0011】次いで、昇降駆動部が始動し、押上機構に
おける前後一対の押上腕が上昇し、米飯海苔巻包板の中
央部における矩形状板に隣接の前後両矩形状板の下面を
押上げることで、それら両板は上方へ垂直に屈折され
る。これにより、一定量の板状米飯は、その中央部から
上方へ二つ折りに屈折されるが、この時、海苔シート
は、上記両矩形状板により横断面略U形状に屈折され、
二つ折りの米飯の底部、前後両側部を巻包することとな
る。
【0012】さらに、前後一対の押上腕が上昇すると、
その前方の押上腕が、米飯海苔巻包板における端末(前
端)矩形状板の下面に突設の当接片に突き当り、これを
押上げることで、上記端末矩形状板は内側へ向け直角に
屈折し、二つ折りされた米飯を上方から押圧し、当該米
飯を横断面四角形状に成形することになる。この時、海
苔シートの前部が端末矩形状板によって内側へ屈折さ
れ、上記米飯の上部を巻包し、複数の海苔巻が製造され
る。
【0013】上記した前後一対の押上腕と、左右一対の
押上片のうち、先ず左右一対の押上片が上昇し、米飯海
苔巻包板に枢設の海苔押え用爪の当接片を押上げること
で、海苔押え用爪は内側に向け回転し、その爪と矩形状
板上面との間に海苔シートの端部を挾持し、当該海苔シ
ートを米飯海苔巻包板上に押え付ける。
【0014】既述の如く、前後一対の押上腕で前後両矩
形状板が押上げ屈折され、さらに、端末矩形状板が内側
へ向けて屈折される間、海苔シートは前記海苔押え用爪
により米飯海苔巻包板に支持されている。このことによ
って、海苔シートによる米飯の巻包が所望形状に正確に
行われることとなる。
【0015】次いで、押上機構の左右一対の押上片と、
前後一対の押上腕が下降することで、海苔シート押え用
爪は外側へ向けて回転し、海苔シートの押えは解除され
ると共に、前後両矩形状板及び端末矩形状板の押上げも
解除される。
【0016】従って、上記両矩形状板及び端末矩形状板
は、バネ力付勢によって開き、米飯海苔巻包板は平板状
態となり、その上から海苔巻を取り出すことができる。
【0017】一方、米飯海苔巻包板及び海苔シート押上
げ用爪の左右一対の押上片と後部押上片を有する押上バ
ー並びに前後一対の押上腕を有する押上本体は次のよう
にしてスライドケースから分解される。
【0018】先ず、スライドケース上に水平に固定され
ている米飯海苔巻包板は、その中央部の矩形状板を固定
している止め金具を外すことで、上記スライドケースか
ら取り外し、次いで、左右一対の垂直なガイド杆の上端
にネジ止めされている上記押上バーを取り外す。この
時、当該押上バーと、駆動部のクランク機構とを連結し
ているリンクは、予め取り外しておくことになる。
【0019】次いで、上記押上本体を取り外すことにな
るが、この押上本体は、スライドケース内に固定の支持
体と、上記左右一対のガイド杆に、上下方向へ摺動自在
に組み込まれている押上枠における上端の押上バー上面
の中心部に突設の支軸に対して略90°正転、または逆
転することで着脱可能に支持されていることから、所定
方向へ90°回動するだけで、上記押上枠からの取り外
しが行われることになる。
【0020】上記した各部材の取り外し作業及びスライ
ドケース内の清掃作業は、機体フレーム及びスライドケ
ースの各前端開口部から容易に行われることになる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳述する。全体の側面図を示す図1、及び全体の平
面図を示す図2、並びに一部切欠した正面図を示す図3
のように、当該海苔巻製造機は、米飯供給機構1と、米
飯を一定厚さの板状に成形して搬出する米飯搬出機構2
と、一定厚さの板状米飯を、一定量(長さ)単位に切断
するカッター3と、一定量の米飯を搬送する米飯搬送機
構4と、一定量の米飯を海苔巻に巻包する米飯海苔巻包
機構5と、同米飯海苔巻包機構5を装備して前後方向
(図1において左右方向)へスライドするスライドケー
ス6とから構成される。
【0022】図1及び図2に示したように、上記米飯供
給機構1は、米飯ホッパー7と、同ホッパー7の米飯8
をほぐすように対向回転する前後一対の撹拌翼9、10
とで構成される。
【0023】図1及び図2の如く、上記米飯搬出機構2
は、上記米飯ホッパー7内の米飯8を、同ホッパー7外
へ搬出する水平な米飯搬出コンベア11と、同コンベア
11の上面とで米飯8を一定厚さの板状に成形する送り
兼成形ローラー12と、同ローラー12を上下に移動調
整して、板状米飯8aの成形厚さを任意に調整するため
の図示しない調整ネジとで構成される。
【0024】図1及び図2に示したように、上記カッタ
ー3は、機体フレーム13上から立設した左右の側板1
4、14に架設された支持板15に、上下動自在に支持
されている摺動軸16と、同摺動軸16の支持アーム1
7に、クッションバネ18を介在して上下動自在に支持
され、その下端に切断刃19を下向きに固設させてある
刃物軸20と、上記摺動軸16を、ロッド21及びクラ
ンク機構22を介在して上下動自在に回転軸23aに連
結させてあるモータ等による駆動部23とで構成され、
上記切断刃19により一定厚さの米飯8aを一定量(長
さ)に切断する。
【0025】図1に示す如く、上記米飯搬送機構4は、
前後一対のプーリー24、25にコンベアベルト26を
巻き掛けして、上記した米飯搬出コンベア11の前方部
位に、前端が傾斜下降する前傾姿勢にて構成されてい
る。
【0026】図1及び図3並びに図4に示したように、
上記米飯海苔巻包機構5は、米飯海苔巻包板27と、後
述する海苔シート押え用爪の押上バー28と、押上機構
29と、押上枠30と、駆動部31とで構成される。
【0027】図1及び図2に示した如く、上記米飯海苔
巻包板27は、左右方向に長い四枚の矩形状板32、3
3、34、35を各蝶番36・・・にて側面略箱型に屈
折可能に、かつ平板状に展開可能にして表面平滑となる
よう枢着して形成されている。
【0028】本実施例の如く、海苔巻を2個、同時に製
造する場合の上記米飯海苔巻包板27は、同板27が図
1に二点鎖線で示した如く箱型に屈折されたときの後部
側板となる矩形状板32と、端末矩形状板35との表面
における左右両側には、一定量の米飯8b、8bの左右
両端部を成形するための成形板37、37・・・が各対
向して立設させてあると共に、その端末矩形状板35
は、後述する前後一対の押上腕のうち、その前部の押上
腕にて内側へ向って略直角に屈折されるよう、裏面の隣
接する他の矩形状板34との連結部近傍に当接片38が
略直角で外向きに突設させてある。
【0029】また、上記米飯海苔巻包板27を屈折時、
中央部(底部)となる矩形状板33の左右両側部と、後
部矩形状板32の後端左右両側部とには、当接片40
a、41aを有する拡幅海苔シート39の押え用爪40
・・・、41・・・が、上記矩形状板33、32の表面
と離接する方向で回転可能に枢設させてあると共に、端
末矩形状板35の前端左右両側部には図2で示した如
く、狭幅の海苔シート39a、39aの前端を差し込ん
で支持する海苔支持穴42を内向きに開設させてある。
【0030】また、上記米飯海苔巻包板27が平板状に
展開されるよう、各矩形状板32・・・、35には、そ
の裏側において引張りバネ43・・・が図3に示した如
く張設させてある。
【0031】さらに、上記米飯海苔巻包板27における
中央部の矩形状板33は、その裏面が図3及び図4に示
した如く、左右一対のガイド棒44、44を下向きに垂
設させてある支持板45上に固定させてあり、当該米飯
海苔巻包板27は、上記ガイド棒44、44を後述する
押上本体に摺動自在に挿通して、スライドケース6上に
載置され、止め具45aによって当該スライドケース6
に着脱自在に固定されるよう構成されている。
【0032】上記押上バー28は、図1及び図3並びに
図4に示す如く、左右方向へ長く形成されていて、左右
両側と、後部の左右両側とには、上記した押上用爪40
・・・と、41、41・・・の各当接片40a・・・、
41a・・・を押上げ回動するための押上片46、46
・・・、47・・・が上向きに突設させてあり、上記ス
ライドケース6内にあって、左右両側に垂直に配置され
ている左右一対のガイド杆48、48における上端に、
止めネジ49によって水平に、かつ着脱自在に固定され
ている。
【0033】上記左右一対のガイド杆48、48は、上
記スライドケース6内に左右方向へ長く架設されている
上部支持板50と、下部支持板51を貫通して昇降動自
在に、かつ当該ガイド杆48、48に固定したバネ受5
2と、上部支持板50との間にクッションバネ53を介
在して支持されていると共に、両ガイド杆48、48の
下端は、水平な底板54に固定されており、該底板54
が下部支持板51の裏面と当接することで、上昇が阻止
され、一定ストロークだけ昇降動されるよう設けられて
いる。
【0034】上記押上機構29は図1及び図3並びに図
4に示した如く、底板55と、左右一対の押上腕56、
56とで正面略U字型に形成されている押上本体57に
より形成されていて、左右両側下部から外側へ対称に突
設した水平な左右一対のブラケット58、58に、上記
した左右一対のガイド棒44、44は摺動自在に挿通さ
せてある。
【0035】上記した一対の押上腕56、56の先端
と、その下方部位には、上記米飯海苔巻包板27におけ
る前後の矩形状板32、34及び端末矩形状板35の当
接片38を円滑に押上げ可能なるようローラー56a、
56bを各軸支させてある。
【0036】上記押上枠30は図3、図4に示した如
く、左右一対の押上げ杆59、59と、同押上げ杆5
9、59の上端と、下端とに各水平に固定した押上バー
60と摺動板61とで正面矩形状に枠組み形成され、上
記両押上げ杆59、59は上記した上部支持板50に上
下方向へ貫通され、一方上記摺動板61は、上記した左
右一対のガイド杆48、48に外装され、これによっ
て、当該押上枠30は昇降動自在に配設されている。
【0037】このように形成されている押上枠30の押
上バー60に、上記した押上本体57は着脱自在に固定
されるもので、該押上バー60と押上本体57との着脱
機構を、次のように構成すると、それらの着脱を簡単、
かつ容易に行なうことができて都合がよい。
【0038】図5(A)、(B)に明示した如く、上記
押上バー60の上面中心に、先端に横長矩形状の係止板
63を有する固定軸62を突設する。一方、上記押上本
体57の底板55における中心には、上記係止板63に
整合する横長孔64を貫通して形成する。このことによ
って、押上本体57は、その横長孔64に上記係止板6
3を嵌合した同図(B)の位置から、平面上で90°回
転することで、係止板63が底板55の横長孔64周辺
上へ強制的に乗り上がって係止され、同図(A)に示し
た如く、押上本体57が押上枠30の押上バー60上面
に所定向きで固定される。
【0039】従って、押上本体57が固定されている図
5(A)の状態から、該押上本体57を図示した矢印a
方向へ90°回転すると、係止板63と横長孔64とが
同図(B)に示した如く同一向きとなって一致すること
から、この状態にて押上本体57を引き上げることで、
当該押上本体57を押上枠30から簡単に分離すること
ができる。
【0040】さらに、上記した押上バー28と、押上枠
30の摺動板61とは、図1及び図3並びに図4に示し
たように、上記駆動部31の駆動軸31aとクランク機
構65を介して駆動されるクランク66とリンク67、
68にて各連結されることで、上記押上バー28と、上
記押上機構29の押上本体57とが昇降動されると共
に、押上本体57の左右一対の押上腕56、56が、ス
ライドケース6の上端から出没されるよう設けられてい
る。
【0041】上記スライドケース6は、図1及び図3並
びに図4に示したように、機体フレーム13の前端部に
水平に架設した前後一対のガイド杆69、69に外装さ
れ、図示しない前後駆動部によって、一定の軌道上を、
一定ストロークだけ前後方向へ往復移動可能に配設され
ている。
【0042】このスライドケース6の前端は、上端から
下端まで長く開口部6aに形成させてあり、この開口部
6aと対向して上記機体フレーム13の前端も開口部7
0に形成させてあり、それら両開口部6a、70によ
り、上記した米飯海苔巻包板27、押上バー28、押上
機構29、押上枠30、左右一対のガイド杆48、4
8、クランク機構65、リンク66、67、68等が前
方外部から見える、所謂オープン型に構成されている。
【0043】以上のように構成されている海苔巻製造機
によれば次のようにして海苔巻を製造する。図6(A)
のようにスライドケース6を後退させ、米飯搬送機構4
の前端から一定量の米飯8bを米飯海苔巻包板27上の
海苔シート39の前端近くに移載させ、この時、スライ
ドケース6が図6(B)の矢印bが示す前方へスライド
されることで、一定量の米飯8bは同図(B)の通り海
苔シート39の中央部に移載される。
【0044】この状態のまゝスライドケース6は前方へ
スライドした後、駆動部31により押上枠30、押上機
構29、押上バー28が押上げ上昇されることで、各押
え用爪40・・・、41・・・が回転され、海苔シート
39の端部を、米飯海苔巻包板27との間に挾持する。
一方、前後一対の押上腕56、56のローラー56a、
56bにより、米飯海苔巻包板27の前後矩形状板3
2、34が上方へ直角に押上げ屈折され、図6(C)に
示した如く側面略U字型に屈折され、米飯8bは二つ折
りされる。
【0045】さらに、押上機構29が上昇されると、前
方の押上腕56のローラー56aが当接片38に突き当
って、これを押上げるので、端末矩形状板35は内側へ
屈折され、図6(D)に示した如く、米飯8bを上方か
ら下方へ押圧する。次いで、駆動部31により押上枠3
0、押上機構29、押上バー28が下降されることで、
押え用爪40・・・、41・・・は元の位置に回転復帰
し、海苔シート39の挾持を解く。一方、各矩形状板3
2〜35はバネ力付勢により外側へ向け回動し、図6
(E)のように平板状に展開復帰され、中央部の矩形状
板33上には、海苔シート39によって巻包され、図7
に示した如く、四角柱状に製造された海苔巻Aが載置さ
れることになる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、製造しようとする海苔巻の太さを変えるべ
く、米飯海苔巻包板及びその押上機構等を他のものと交
換しようとする場合の、それらの脱着や、飯粒、海苔屑
等が落下し、また埃等が付着して汚れた場合の部品やス
ライドケース内部の掃除等を、当該スライドケースの前
端及び機体フレームの前端を開口部としたオープン型と
したことによって、作業性良く、簡単、かつ短時間に行
うことができると共に、各部品の組立て及び米飯搬送機
構による一定量米飯の間欠搬送に対する押上バー及び押
上機構の昇降動作の微調整をも簡単に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る海苔巻製造機の一実施例を示す全
体の側面図である。
【図2】同実施例を示す全体の平面図である。
【図3】同実施例を一部切欠して示す正面図である。
【図4】同実施例における機体フレームと、押上機構
と、押上バーと、米飯海苔巻包板とを分解して示す各正
面図である。
【図5】同実施例における押上棒と、押上本体との着脱
機構を示し、(A)は押上枠に押上本体を固定した状
態、(B)は押上枠から押上本体を分解する状態の各平
面図である。
【図6】同実施例による海苔巻製造工程を示し、(A)
は一定量の米飯が米飯搬送機構から米飯海苔巻包板上の
海苔シート上へ移載される状態、(B)は一定量の米飯
が海苔シート上に移載された状態、(C)は一定量の米
飯が米飯海苔巻包板によって二つ折りされた状態、
(D)は二つ折りされた米飯を上方から下方へ押圧した
状態、(E)は海苔巻を製造後、米飯海苔巻包板を平板
状に展開復帰させた状態の各説明図である。
【図7】本発明に係る海苔巻製造機によって製造した海
苔巻の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 米飯供給機構 2 米飯搬出機構 3 カッター 4 米飯搬送機構 5 米飯海苔巻包機構 6 スライドケース 6a、70 開口部 8a 一定厚さの板状米飯 8b 一定量の米飯 13 機体フレーム 27 米飯海苔巻包板 29 押上機構 31 駆動部 69 ガイド杆

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米飯供給機構と、米飯搬出機構と、前記
    米飯搬出機構から搬出される所定厚さの板状米飯を、一
    定量単位に切断するカッターと、一定量の板状米飯を搬
    送する米飯搬送機構と、複数枚の矩形状板を箱型に屈折
    自在に連設されている米飯海苔巻包板及びその押上機構
    とからなる米飯海苔巻包機構と、該米飯海苔巻包機構及
    び駆動部を内装してなるスライドケースとを具備してな
    るものにおいて、 前記米飯海苔巻包機構を内装して、機体フレーム前部の
    左右一対の水平なガイド杆に、前後方向へスライド自在
    に外装されているスライドケースの前端と、その前端に
    対応する前記機体フレームの前端とに開口部を各設ける
    一方、前記米飯海苔巻包機構における押上機構は、底板
    と、先端に海苔巻包板を屈折するための押上げ用ローラ
    を軸支した左右一対の押上腕とで正面略U字型に形成さ
    れた押上本体及び左右一対の押上げ杆の上下両端に押上
    バーと擢動板を各固定することによって正面矩形状に形
    成された昇降自在の押上枠とを備え、前記押上枠におけ
    る押上バーの上面に、先端に係止板を有する固定軸を突
    設すると共に、前記押上本体の底板に、該押上本体を回
    転させることによって前記固定軸の係止板へ係脱自在に
    係合する孔を設けたことを特徴とする海苔巻製造機。
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