JP3258293B2 - 製紙用サイズ剤及び該サイズ剤を用いた紙のサイジング方法 - Google Patents
製紙用サイズ剤及び該サイズ剤を用いた紙のサイジング方法Info
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びそれを用いる紙のサイジング方法に関し、特にpH
5.5〜9の抄紙領域において優れたサイズ効果、低発
泡性及び経時安定性を有する製紙用サイズ剤を提供する
ものである。
(サイジング)に際して、ロジン又は強化ロジン(ロジ
ンのα,β−不飽和酸付加物)の水性分散液やアルカリ
金属石鹸溶液を硫酸アルミニウムと共に、必要に応じ
て、更に陽イオン性又は両イオン性定着助剤ポリマーと
共に用いるのを常とした。
いは紙コーティング用顔料として炭酸カルシウムが一般
に使用されている。填料として炭酸カルシウムを使用し
た場合には、必然的に抄紙時のpHが6以上となる。ま
た、コーティング顔料として炭酸カルシウムを使用した
紙が損紙又は古紙として抄紙系に混入された場合には、
pH5.5以上となるのが通例である。そして、填料と
して炭酸カルシウムを使用する場合には、抄紙ワイヤー
の摩擦が少ないことから、重質炭酸カルシウムよりもア
ルカリ性が高い軽質(沈降性)炭酸カルシウムが選択さ
れているのが最近の傾向である。
きたロジン又は強化ロジンの水性分散液やアルカリ金属
石鹸溶液が紙のサイジングに有効ではないため、これに
代わってアルキルケテンダイマー(AKD)やアルケニ
ル置換無水コハク酸(ASA)等を有効成分とする中性
サイズ剤が用いられている。しかし、AKD系の中性サ
イズ剤は紙に滑り性を付与したり、紙のトナー定着性を
低下させる恐れがある。また、AKD系及びASA系の
中性サイズ剤を使用した場合の抄紙工程で発生する各種
の汚れも完全には解決されていない。
耐水化に有効であって、しかも、AKD系やASA系の
中性サイズ剤のような不都合を伴わないサイズ剤として
は、強化ロジンを第3級アミノアルコールでエステル化
した変性ロジンの分散液からなるサイズ剤(特開昭60
−161472号公報)、ロジン又は強化ロジンを3〜
4価のアルコールと反応せしめた変性ロジンの分散液か
らなるサイズ剤(特公平3−79480号公報、特公平
6−4954号公報)、ロジン物質に炭化水素樹脂やア
ルケニルコハク酸類等を配合した樹脂の分散液からなる
サイズ剤(特公昭57−5420号公報、特開平7−1
89173号公報)などがある。しかしながら、これら
各公報に開示されているロジン系物質を用いたサイズ剤
はpH5.5以上の条件下において、一応の効果を発揮
するものの、AKD系やASA系のサイズ剤と比べて所
定のサイズ効果を得るにはサイズ剤の添加量を増やさね
ばならないためコストアップになるばかりか、抄紙工程
中の発泡の増大や各種の汚れも増加するという問題点が
ある。
改良した疎水性モノマーと(メタ)アクリル酸系モノマ
ー及びスルホ基含有モノマーとの共重合体(塩)からな
るロジン又はロジン誘導体の水系エマルジョン(特開平
1−20301号公報)、多価アルコール類及び多価フ
ェノール類とのエステルを含有するロジン系物質を疎水
基を有するカチオン性(メタ)アクリルアミド系ポリマ
ーで乳化分散したサイズ剤(特開平5−125693号
公報)、ロジン系物質を(メタ)アクリルアミド系共重
合体で乳化分散したサイズ剤(特開平8−337997
号公報)、ロジンエステル等のロジン系物質をスチレン
と(メタ)アクリル酸及びスルホン酸系モノマーとの共
重合体で乳化分散したサイズ剤(特開平7−10936
0号公報)、ロジン類とアルカノール三級アミン類との
反応物をα,β−不飽和二塩基酸で変性した樹脂をカチ
オン性ビニルモノマーと芳香族ビニルモノマー及び(メ
タ)アクリル酸エステルとの共重合体で乳化分散したサ
イズ剤(特開平4−108196号公報)等の提案がな
されているが、いずれもサイズ剤自体の発泡性が大きく
サイズ効果や汚れトラブルの原因となる経時安定性にま
だまだ問題があり、製紙業界においてはpH5.5以上
の条件下で優れたサイズ効果、低発泡性及び経時安定性
を有する製紙用サイズ剤が強く求められている。
来の製紙用中性サイズ剤を用いる場合のような欠点がな
く、pH5.5〜9の抄紙領域において優れたサイズ効
果、低発泡性及び経時安定性を有する製紙用サイズ剤及
びそれを用いる紙のサイジング方法を提供することを技
術的課題として鋭意研究の結果、次の発明を完成したも
のである。
ン系物質(A)、乳化分散剤(B)及び水からなる製紙
用サイズ剤であって、該ロジン系物質(A)がアルケニ
ル置換コハク酸類(a)、ロジン類(b)及び多価アル
コール類(c)を加熱反応して得られるロジンエステル
(A−1)と強化ロジン(A−2)との混合樹脂、又は
前記(a)成分、(b)成分、(c)成分及びα,β−
不飽和カルボン酸類(d)とを加熱反応して得られる強
化ロジンエステル(A−3)からなり、かつ乳化分散剤
(B)がロジン分散液(b−1)の存在下に疎水性ビニ
ルモノマー(イ)とアニオン性ビニルモノマー(ロ)の
モノマー混合物(b−2)を重合して得られるアニオン
性重合体の水分散液という構成からなる。
分散剤(B)がロジン分散液(b−1)0.1〜20重
量部の存在下に、 疎水性ビニルモノマー(イ) 40〜80重量% アニオン性ビニルモノマー(ロ) 20〜60重量% のモノマー混合物(b−2)80〜99.9重量部を乳
化重合して得られるアニオン性重合体の水分散液である
製紙用サイズ剤という構成からなる。ここで重量部、重
量%、重量比は濃度分で表わす(以下、記載が無い限り
同様に表示する)。
るロジン分散液(b−1)が、ロジン変性物、乳化剤及
び水からなる水分散液である製紙用サイズ剤という構成
からなる。
ジン分散液(b−1)の平均粒子径が1μm以下である
製紙用サイズ剤という構成からなる。
製紙用サイズ剤をpH5.5〜9の抄紙領域において用
いる紙のサイジング方法という構成からなる。
または強化ロジンエステル(A−3)に使用するアルケ
ニル置換コハク酸類(a)としては、炭素類6〜36の
内部オレフィン、エチレンオリゴマー、プロピレンオリ
ゴマー及びブチレンオリゴマー等、あるいはこれらの混
合物と無水マレイン酸及び/又はマレイン酸とを付加反
応せしめることによって得られる。特に好ましくは炭素
数12〜15のプロピレンテトラマー及び/又はプロピ
レンペンタマーと無水マレイン酸との付加生成物が挙げ
られる。
は、常法に従って行えばよく、例えば、前記オレフィン
類に無水マレイン酸及び/又はマレイン酸を加え、オー
トクレーブ反応器で150〜250℃で10〜24時間
反応して得られる。
に使用するロジン類(b)としては、ガムロジン、トー
ルロジン、ウッドロジン、水添ロジン、重合ロジン、
(アルキル)フェノール・ホルマリン樹脂変性ロジン、
キシレン樹脂変性ロジン、アルデヒド変性ロジン、スチ
レン変性ロジン等の各種ロジン類が挙げられる。
または強化ロジンエステル(A−3)に使用する多価ア
ルコール類(c)としては、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロ
ールエタン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等を
挙げることができ、これらの単独又は二種以上を併用す
ることができる。
に従って行えばよく、例えばアルケニル置換コハク酸類
(a)、ロジン類(b)及び多価アルコール類(c)を
200〜280℃で10〜24時間加熱反応して得られ
る。
ニル置換コハク酸類(a)とロジン類(b)との配合割
合は(a):(b)=1:99〜20:80重量部、好
ましくは(a):(b)=3:97〜10:90重量部
である。また、アルケニル置換コハク酸類(a)とロジ
ン類(b)の総カルボキシル基当量に対する多価アルコ
ール類(c)の水酸基当量の比率が0.2〜1.5、よ
り好ましくは0.7〜1.0となる仕込み割合で加熱反
応して得られる。
は、前記ロジン類(b)にα,β−不飽和カルボン酸類
(d)を付加させたものを言う。ここで用いられるα,
β−不飽和カルボン酸類(d)の代表的なものには、フ
マル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、シ
トラコン酸、無水シトラコン酸等の不飽和二塩基酸、ア
クリル酸、メタクリル酸等の不飽和一塩基酸などが挙げ
られ、これらの単独又は2種以上を併用することができ
る。なお、付加させるα,β−不飽和カルボン酸類
(d)はロジン類(b)に対して重量で5〜20%、よ
り好ましくは10〜17%である。
って行えばよく、例えば、前記ロジン類(b)とα,β
−不飽和カルボン酸類(d)を180〜250℃で1〜
5時間加熱反応して得られる。
と強化ロジン(A−2)との配合割合は(A−1):
(A−2)=10:90〜80:20重量部、好ましく
は(A−1):(A−2)=30:70〜60:40重
量部である。
3)の製造は、常法に従って行えばよく、例えばアルケ
ニル置換コハク酸類(a)、ロジン類(b)及び多価ア
ルコール類(c)を200〜280℃で10〜24時間
加熱反応させた後にα,β−不飽和カルボン酸類(d)
を加え、180〜250℃で1〜5時間反応させてもよ
く、ロジン類(b)にα,β−不飽和カルボン酸類
(d)を180〜250℃で1〜5時間反応した後に、
アルケニル置換コハク酸類(a)及び多価アルコール類
(c)を加えて200〜280℃で10〜24時間反応
させてもよく、アルケニル置換コハク酸類(a)、ロジ
ン類(b)、多価アルコール類(c)及びα,β−不飽
和カルボン酸類(d)を同時に仕込み、200〜280
℃で10〜24時間反応させてもよい。
ルケニル置換コハク酸類(a)とロジン類(b)との配
合割合は(a):(b)=0.5:99.5〜10:9
0重量部、好ましくは(a):(b)=1.5:98.
5〜5:95重量部である。またアルケニル置換コハク
酸類(a)とロジン類(b)の総カルボキシル基当量に
対する多価アルコール類(c)の水酸基当量の比率が
0.2〜1.5、好ましくは0.4〜0.8であり、付
加させるα,β−不飽和カルボン酸類(d)がロジン類
(b)に対して重量で2〜15%、好ましくは5〜10
%となる仕込み割合で加熱反応して得られる。
ジンエステル(A−1)と強化ロジン(A−2)との混
合樹脂、強化ロジンエステル(A−3)以外に、C5以
上の脂肪族系の残留オレフィン類を重合した石油樹脂や
ワックス等を用いてもよい。
ン分散液(b−1)の存在下に、疎水性ビニルモノマー
(イ)とアニオン性ビニルモノマー(ロ)のモノマー混
合物(b−2)を重合して得られるアニオン性重合体で
あり、ロジン分散液(b−1)0.1〜20重量部の存
在下に、 疎水性ビニルモノマー(イ) 40〜80重量% アニオン性ビニルモノマー(ロ) 20〜60重量% のモノマー混合物(b−2)80〜99.9重量部を乳
化重合して得られるアニオン性重合体の水分散液であ
る。更に、より好ましくはロジン分散液(b−1)3〜
15重量部の存在下に、 疎水性ビニルモノマー(イ) 40〜80重量% アニオン性ビニルモノマー(ロ) 20〜60重量% のモノマー混合物(b−2)85〜97重量部を乳化重
合して得られるアニオン性重合体の水分散液である。
るロジン分散液(b−1)としては、前記ロジン類
(b)、ロジンエステル(A−1)、強化ロジン(A−
2)、強化ロジンエステル(A−3)等のロジン変性物
から選ばれる少なくとも一種の樹脂を乳化剤を用いて水
に分散させた分散液である。
剤としては、各種低分子界面活性剤、高分子系の乳化分
散剤及びカゼイン、ポリビニルアルコール、変性澱粉等
の保護コロイドが用いられ、これらの単独あるいは2種
以上組み合せて使用してもよい。各種低分子界面活性剤
としては、一例を挙げれば強化ロジンのアルカリ金属
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルナフタレ
ンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
スルホコハク酸モノエステル塩、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテルスルホコハク酸モノエステル
塩、ポリオキシエチレンモノ及びジスチリルフェニルエ
ーテルスルホコハク酸モノエステル塩などのアニオン性
界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンモノ及びジスチリルフェニルエーテル、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタノール
アミド、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレングリ
コール等の非イオン性界面活性剤を例示することができ
る。
基、非イオン性基又はイオン性基を持つ合成高分子ある
いは一般の天然高分子系乳化分散剤が使用でき、一例を
挙げればスチレン−(メタ)アクリル酸−(メタ)アク
リル酸エステル系共重合体(塩)、スチレン−(メタ)
アクリル酸系共重合体(塩)、(メタ)アクリルアミド
−カルボキシル基含有モノマー−スルホン酸基含有モノ
マー−(メタ)アクリル酸エステル系共重合体(塩)、
(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重
合体等のアニオン性共重合体、スチレン−(メタ)アク
リル酸エステルのアミノ基含有モノマー共重合体(4級
化物)、(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリ
ル酸エステルのアミノ基含有モノマー共重合体(4級化
物)などのカチオン性共重合体、更には、(メタ)アク
リルアミド−カルボキシル基含有モノマー−(メタ)ア
クリル酸エステルのアミノ基含有モノマー−スルホン酸
基含有モノマー共重合体(塩、又は4級化物)等の両性
共重合体等が挙げられる。これらの中でも好ましいの
は、スチレン−(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル
酸エステル系共重合体(塩)である。
るロジン分散液(b−1)の平均粒子径は1μm以下、
好ましくは0.5μm以下である。
る疎水性ビニルモノマー(イ)としては、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸ブチル等のアルキル基の炭素数が1〜20の
(メタ)アクリル酸エステル、スチレン、α−メチルス
チレン等のスチレン類やこれらスチレン類の芳香環に炭
素数1〜4のアルキル基を含有するスチレン系化合物の
単量体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のカルボン
酸ビニルエステル、炭素数6〜22のα−オレフィン、
炭素数1〜22のアルキルビニルエーテル、ビニルピロ
リドン等が挙げられ、これらの単独又は2種以上を併用
することができる。なお、これらの中でも特にスチレ
ン、(メタ)アクリル酸エステルが乳化性の点で好まし
い。
ニルモノマー(ロ)としては、アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸等のカルボキシル基含有モノマー及び/又はこれらの
カリウム塩、ナトリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩、スチレンスルホン酸(塩)、ビニルスルホン
酸(塩)、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリル酸スルホエ
チル(塩)、(メタ)アリルスルホン酸(塩)等のスル
ホン酸(塩)系モノマー、(メタ)アクリル酸ヒドロキ
シプロピルの硫酸エステル(塩)、(メタ)アクリル酸
ヒドロキシエチルの硫酸エステル(塩)、(メタ)アク
リル酸ポリオキシアルキレンの硫酸エステル(塩)、ポ
リオキシエチレンアルキルプロぺニルエーテルの硫酸エ
ステル(塩)等の硫酸エステル(塩)系モノマー等のス
ルホ基含有モノマー及び/又はその塩等が挙げられ、こ
れらの単独又は2種以上を併用することができる。な
お、これらの中でもアクリル酸、メタアクリル酸、無水
マレイン酸、スチレンスルホン酸、2−(メタ)アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸がより好まし
い。
2)における疎水性ビニルモノマー(イ)とアニオン性
ビニルモノマー(ロ)との組成割合は(イ):(ロ)=
40:60〜80:20重量%、好ましくは(イ):
(ロ)=50:50〜70:30重量%である。(イ)
成分が40重量%未満、又は(ロ)成分が20重量%未
満の場合は乳化性が悪くなるためにサイズ剤の粒子径が
大きくなり、サイズ効果及び経時安定性が悪化する。
(イ)成分が80重量%を超えるとアニオン性ビニルモ
ノマー(ロ)の含有量が少なくなり、サイズ剤の粒子径
が大きくなる。また(ロ)成分が60重量%を超えると
発泡性が増大する。
(b−1)とモノマー混合物(b−2)の配合重量比
は、(b−1):(b−2)=0.1:99.9〜2
0:80、好ましくは(b−1):(b−2)=1:9
9〜10:90である。
して乳化重合法によって調製される。乳化重合法による
場合は、ロジン分散液(b−1)以外に各種の界面活性
剤を使用してもよく、例えば前記[0027]に記載した
非イオン性界面活性剤及び高分子系乳化分散剤等が使用
でき、これらの単独、あるいは2種以上を併用すること
ができる。その使用量は全仕込量に対して0.5〜10
重量%である。
定されず、過硫酸塩類、過酸化物、アゾ化合物、レドッ
クス開始剤などの各種公知のものを使用でき、また分子
量を調整するために公知の連鎖移動剤であるイソプロピ
ルアルコール、四塩化炭素、クメン、チオグリコール酸
エステル、アルキルメルカプタン、2−メルカプトエタ
ノール、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテ
ン等を適宜使用する。
ニオン性重合体の重量平均分子量は、ロジン系物質の乳
化性と直接相関するため、通常は重量平均分子量が50
0〜500,000、より好ましくは1,000〜10
0,000である。500未満ではエマルジョンの経時
安定性が悪くなり、500,000を超える場合には製
品粘度が高くなる。
特に限定されるものではないが、例えば特公昭54−3
6242号公報に記載されている方法に準じて、前記
(A−1)成分と(A−2)成分、又は前記(A−3)
成分を溶剤(例えばベンゼン、トルエン、塩化メチレン
等)で溶かし、前記乳化分散剤(B)成分を添加した
後、ホモジナイザーを通して水中油型エマルジョンを製
造する方法(溶剤法)、特開昭54−77209号公報
に記載されている方法に準じて前記(A−1)成分と前
記(A−2)成分を溶融混合、又は前記(A−3)成分
を溶融し、更に前記乳化分散剤(B)を添加して、油中
水型エマルジョンを形成し、反転水を添加し水中油型エ
マルジョンに相転移させる方法(転相法)、特公昭53
−32380号公報に記載されている方法に準じて前記
(A−1)成分と前記(A−2)成分とを溶融混合、又
は前記(A−3)成分を溶融し、更に前記乳化分散剤
(B)を混合した後、高温高圧下でホモジナイザーを通
して、水中油型エマルジョンを製造する方法(メカニカ
ル法)などが用いられる。
ては、発泡性、サイズ効果に悪影響をおよぼさない程度
に界面活性剤及び水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
アンモニア等のアルカリ物質を添加することもできる。
該界面活性剤としては、前述のアニオン性重合体の乳化
重合時に使用した各種のものを例示しうる。
に際しては、乳化分散剤(B)の使用量は通常ロジン系
物質(A)に対して乾燥重量基準で1〜20重量%、よ
り好ましくは8〜15重量%の範囲とする。1重量%未
満では分散力が充分でなく、又20重量%を超えると発
泡性が大きくなる。
で優れたサイズ性能を発揮し得るが、公知の中性サイズ
剤、例えばスチレン−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート共重合体のエピクロルヒドリン変性物、アルケニル
無水コハク酸、アルキルケテンダイマー、脂肪酸−ポリ
アルキルポリアミン縮合物のエピクロルヒドリン変性物
を併用することも可能である。
5以上の抄紙領域で使用して優れたサイズ効果を発揮す
ると共に、抄紙で問題となる発泡性の低減やマシン汚れ
トラブルに起因する経時安定性も向上し、特に従来の製
紙用ロジンサイズ剤では充分なサイズ効果を期待できな
い軽質炭酸カルシウム高充填紙にも満足できるサイズ効
果を付与すると共に、各種安定性の向上によって操業上
のトラブルが防止できる。
5.5〜9の抄紙領域における種々の紙や板紙の製造工
程において、例えばウエット・エンド部に本発明に係る
製紙用サイズ剤を添加することにより実施され、パルプ
の水性分散液にパルプの乾燥重量に対して本発明に係る
製紙用サイズ剤を0.01〜5%、より好ましくは0.
05〜2%添加する。
い、定着助剤及び/又は硫酸アルミニウム等のアルミニ
ウム塩を用いる。
使用する填料は、特に制限されず、従来公知のいずれを
も用いることができ、更に、従来の酸性抄紙方法では使
用し得なかった炭酸カルシウムも好適に使用できる為、
成紙価格の低減に大きく寄与し得る利点がある。
使用する定着剤としては、アルキルケテンダイマー、ア
ルケニル無水コハク酸等の中性サイズ剤に用いられる公
知のものをそのまま使用でき、例えば、カチオン化澱
粉、ポリアミドポリアミン樹脂のエピクロルヒドリン変
性物、ジシアンジアミド樹脂のエピクロルヒドリン変性
物、スチレン−ジメチルアミノエチルメタクリレート共
重合体のエピクロルヒドリン変性物、ポリアクリルアミ
ドのマンニッヒ変性物、アクリルアミド−ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート共重合体、ポリアクリルアミド
のホフマン分解物、ジアルキルジアリルアンモニウムク
ロライドと二酸化イオウとの共重合体等が挙げられる。
また、酸性抄紙方法で用いられる硫酸バンドも抄紙pH
5.5未満に低下させない程度で使用しても差し支えな
い。
紙pHは5.5〜9の範囲内で適宜決定され、該範囲内
であれば優れたサイズ効果をいかんなく発揮する。
中質紙、コート紙等の印刷用紙、PPC用紙、フォーム
用紙、感熱紙、感圧紙等の情報用紙、包装用紙、段ボー
ル原紙、白板紙、石膏ボード原紙等の板紙に適用でき
る。更にセルロース繊維の抄造のみならず、セルロース
繊維と鉱物繊維、例えば石綿、岩綿等や合成繊維、例え
ばポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン等との混
合物を抄造し、紙、板紙、繊維板等を製造する際にも有
利に適用できる。
イズ剤としても使用することができ、この場合には、予
め抄造された湿紙に噴霧、含浸、塗布等の慣用方法で適
用し得る。
ある。
造:オートクレーブ反応器にオレフィンオリゴマーと無
水マレイン酸の所定量を仕込み、窒素気流下で、150
〜250℃、10〜24時間反応後、減圧蒸留を行い、
粘着性のアルケニル置換コハク酸無水物を得た。
機、温度計、留出管、窒素導入管を付した反応器にガム
ロジンの所定量、前記のアルケニル置換コハク酸無水物
及びグリセリンの所定量を仕込み、窒素気流下に200
〜280℃まで加熱し同温で10〜24時間反応させ、
ロジンエステル(A−1)を得た。
温度計、窒素導入管を付した反応器内の約200℃で溶
融状態にあるガムロジンの所定量に無水マレイン酸の所
定量を徐々に加え、窒素気流下に180〜250℃で1
〜5時間付加反応させ、強化ロジン(A−2)を得た。
攪拌機、温度計、留出管、窒素導入管を付した反応器に
前記アルケニル置換コハク酸無水物、ガムロジン及びグ
リセリンの所定量を仕込み、窒素気流下に200〜28
0℃まで加熱し同温で10〜24時間反応させた後、所
定量の無水マレイン酸を仕込み、窒素気流下に180〜
250℃で1〜5時間反応させ、強化ロジンエステル
(A−3)を得た。また、別の方法として、上記グリセ
リンと無水マレイン酸の反応順序を逆にして強化ロジン
エステル(A−3)を得た。更に、別の方法として前記
アルケニル置換コハク酸無水物、ガムロジン、グリセリ
ン及び無水マレイン酸を同時に仕込み、200〜280
℃で10〜24時間反応させ、強化ロジンエステル(A
−3)を得た。
計、冷却管、窒素導入管を備えた反応容器に所定量のロ
ジン分散液(b−1)、軟水、疎水性ビニルモノマー
(イ)、アニオン性ビニルモノマー(ロ)及び連鎖移動
剤を仕込み、混合攪拌し、窒素気流下で内温50℃まで
加温後、ラジカル重合開始剤として過硫酸アンモニウム
(APS)と亜硫酸水素ナトリウム(SBS)の所定量
を加え、80℃まで昇温し、5時間反応後、冷却して所
定量の苛性ソーダを加えアニオン性重合体の水分散液を
得た。
テル(A−1)と強化ロジン(A−2)の所定量の混合
樹脂、または前記強化ロジンエステル(A−3)を約1
50℃で加熱溶融し、激しく攪拌しながら、これに前記
乳化分散剤(B)の所定量を添加混合して油中水型エマ
ルジョンとし、更に熱水の所定量を素早く添加して安定
な水中油型エマルジョンとした後、室温まで冷却して製
紙用サイズ剤を得た。
(L−BKP、CSF400ml)にカチオン化澱粉を
絶乾パルプに対して固形分換算で1.0%、硫酸アルミ
ニウムを絶乾パルプに対して固形分換算で0.3%、軽
質炭酸カルシウムを絶乾パルプに対して固形分換算で1
0%、次いでベントナイトを絶乾パルプに対して固形分
換算で0.04%を添加して、常法に従いTAPPIス
タンダードマシンにより抄紙した。この時のパルプスラ
リーのpHは7.4であった。湿紙は3.5kg/cm
2の圧力下で5分間脱水後、温度90℃のロータリード
ライヤーで1分間乾燥して、坪量60g/m2の成紙と
した。温度20℃、湿度65%において24時間調湿
後、各成紙のサイズ度をJIS P8112ステキヒト
法により測定した。
果試験と同じ方法で各薬品添加後のパルプスラリーを濃
度1%まで希釈し、80メッシュ金網で濾過して得られ
た白水1000mlをポンプにて循環させ、その時に発
生した泡の体積を測定した。
100cc容の透明ガラス瓶に入れ密封後、80℃に設
定した電気乾燥器内に3週間放置後の沈殿物の有無を観
察した。その評価基準は、 ○=沈殿物なし。 △=少量の沈殿物がある。 ×=多量の沈殿物がある。
度分布測定装置(CAPA−700:(株)堀場製作所
製)にてサイズ剤の平均粒子径(μm)を測定した。
明を具体的に説明するが、本発明はこれらの各例に限定
されるものではない。なお、各例中、部及び%は特記し
ない限り重量基準(濃度分)である。
造: [製造例a−1]オートクレーブ反応容器にハイマスポ
リマー(商品名:日本石油(株)製、プロピレンオリゴ
マー;炭素数15)144部、無水マレイン酸68部を
仕込み、窒素気流下、200℃で24時間反応後、減圧
蒸留を行い、酸価230の粘着性のアルケニル置換コハ
ク酸無水物を得た。
入管を備えた反応容器に前記[製造例a−1]で得られ
たアルケニル置換コハク酸無水物25部、酸価170の
ガムロジン800部、グリセリン80部を仕込み、窒素
気流下に250℃まで加熱し、同温度で24時間反応さ
せ、酸価12のロジンエステル(A−1)を得た。
入管を備えた反応容器内の約200℃で溶融状態にある
ガムロジン800部に無水マレイン酸104部を徐々に
仕込み、窒素気流下に200℃で5時間付加反応させ、
酸価240の強化ロジン(A−2)を得た。
応容器に[製造例A−1−1]で得られたロジンエステ
ル400部、ガムロジン400部を仕込み、窒素気流下
200℃まで加熱し、無水マレイン酸40部を徐々に仕
込み、200℃で5時間反応させ、酸価110の強化ロ
ジンエステル(A−3)を得た。
1]と同様の反応容器内の200℃で溶融状態にあるガ
ムロジン800部に無水マレイン酸50部を加え、窒素
気流下200℃で5時間反応させた後、前記[製造例a
−1]で得られたアルケニル置換コハク酸無水物20
部、グリセリン50部を仕込み、250℃まで加熱し同
温度で24時間反応させ、酸価95の強化ロジンエステ
ル(A−3)を得た。
1]と同様の反応容器内の200℃で溶融状態にあるガ
ムロジン800部に前記[製造例a−1]で得られたア
ルケニル置換コハク酸無水物15部、グリセリン30部
を仕込み、次いで無水マレイン酸40部を加え、窒素気
流下250℃で24時間反応させ、酸価120の強化ロ
ジンエステルを得た。
て、アルケニル置換コハク酸無水物を使用しなかった以
外は[製造例A−1−1]と同様にして、酸価9の比較
ロジンエステルを得た。
2]において、アルケニル置換コハク酸無水物を使用し
なかった以外は[製造例A−3−2]と同様に反応して
酸価90の比較強化ロジンエステルを得た。
反応容器に、前記[製造例A−2−1]で得られた強化
ロジン100部を約150℃で加熱溶融し、激しく攪拌
しながらポリオキシエチレン(n=10)ノニルフェニ
ルエーテルスルホコハク酸エステルナトリウム塩水溶液
(濃度25%)16部を添加混合して油中水型のエマル
ジョンとし、これに更に熱水80部を素早く添加して安
定な水中油型エマルジョンとした後、室温まで冷却して
ロジン分散液(b−1)を得た。この性状を表1に示
す。
−4][製造例b−1−1]において、ロジン変性物及
び乳化剤の配合組成を表1に示す通りに変更した以外は
[製造例b−1−1]と同様の方法でロジン分散液(b
−1)を得た。その性状を表1に示す。
量部を付加したフマル化ロジン。 ・PONSE−Na:ポリオキシエチレン(n=10)
ノニルフェニルエーテルスルホコハク酸エステルナトリ
ウム塩(濃度25%)。 ・St−MAA−BMA−共重合体(塩):スチレン(55重量%)
/メタクリル酸(30重量%)/メタクリル酸ブチル
(15重量%)共重合体のナトリウム塩(濃度20%) ・AAM−AA−BMA−MASE共重合体:アクリルアミド(50
重量%)/アクリル酸(20重量%)/メタクリル酸ブ
チル(15重量%)/メタクリル酸スルホエチル(15
重量%)共重合体(濃度35%)。
に、前記[製造例b−1−1]で得られたロジン分散液3
部(有姿で5.94部)、軟水300部、メタアクリル
酸30部、スチレン50部、イソブチルメタクリレート
15部、メタアリルスルホン酸ナトリウム5部、n−ド
デシルメルカプタン3部、イソプロピルアルコール3部
を仕込み混合攪拌し、内温50℃まで加熱後、過硫酸ア
ンモニウム2部、亜硫酸水素ナトリウム2部を加え、8
0℃まで昇温し、5時間反応後冷却し、次いで24%苛
性ソーダ55部を加え、アニオン性重合体の乳化分散剤
(B)を得た。その性状を表2に示す。
おいて、ロジン分散液(b−1)、モノマー混合物(b
−2)の配合組成を表2に示す通りに変更し、pH10
になる様に所定量の苛性ソーダを加えた以外は[製造例
B−1]と同様の方法でアニオン性重合体の乳化分散剤
(B)を得た。その性状を表2に示す。
て、乳化剤、モノマー混合物(b−2)の配合組成を表
2に示す通りに変更した以外は[製造例B−1]と同様の
方法で比較乳化分散剤を得た。その性状を表2に示す。
と[製造例A−2−1]の強化ロジン70部の混合樹脂を
約150℃に加熱溶融し、激しく攪拌しながら、製造例
[B−1]の乳化分散剤を13部(濃度分)添加混合して
油中水型のエマルジョンとし、これに更に熱水75部を
素早く添加して安定な水中油型エマルジョンとした後、
室温まで冷却して製紙用サイズ剤を得た。その性状を表
3に示す。
エステル(A−1)、強化ロジン(A−2)、強化ロジ
ンエステル(A−3)及び乳化分散剤(B)の配合割合
と種類を、表3の通りに代えた以外は、[実施例1]と
同様にして、[実施例2〜8]の製紙用サイズ剤を得
た。その性状を表3に示す。
質(A)と乳化分散剤(B)の種類と配合割合を表3に
示す通りに変更した以外は[実施例1]と同様の方法で
乳化分散を行い、[比較例1〜10]の製紙用サイズ剤
を得た。その性状を表3に示す。(比較例4、比較例7
は乳化分散できなかった。)
例1〜8]及び[比較例1〜10]に示す製紙用サイズ剤
についての性能評価を行った。
紙用サイズ剤のサイズ効果、発泡性、経時安定性及び平
均粒子径の測定は、前記
を表4に示す。
かった。
5.5〜9の抄紙領域において従来の製紙用サイズ剤と
比較して、優れたサイズ効果、低発泡性及び経時安定性
を有する。
Claims (5)
- 【請求項1】ロジン系物質(A)、乳化分散剤(B)及
び水からなる製紙用サイズ剤であって、該ロジン系物質
(A)が、アルケニル置換コハク酸類(a)、ロジン類
(b)及び多価アルコール類(c)を加熱反応して得ら
れるロジンエステル(A−1)と強化ロジン(A−2)
との混合樹脂、または前記(a)成分、(b)成分、
(c)成分及びα,β−不飽和カルボン酸類(d)とを
加熱反応して得られる強化ロジンエステル(A−3)か
らなり、かつ乳化分散剤(B)が、ロジン分散液(b−
1)の存在下に、疎水性ビニルモノマー(イ)とアニオ
ン性ビニルモノマー(ロ)のモノマー混合物(b−2)
を重合して得られるアニオン性重合体であることを特徴
とする製紙用サイズ剤。 - 【請求項2】乳化分散剤(B)が、ロジン分散液(b−
1)0.1〜20重量部の存在下に、 疎水性ビニルモノマー(イ) 40〜80重量% アニオン性ビニルモノマー(ロ) 20〜60重量% のモノマー混合物(b−2)80〜99.9重量部を乳
化重合して得られるアニオン性重合体である請求項1に
記載の製紙用サイズ剤。 - 【請求項3】ロジン分散液(b−1)が、ロジン変性
物、乳化剤及び水からなる水分散液である請求項1又は
2に記載の製紙用サイズ剤。 - 【請求項4】ロジン分散液(b−1)の平均粒子径が、
1μm以下である請求項1〜3に記載の製紙用サイズ
剤。 - 【請求項5】請求項1〜4に記載の製紙用サイズ剤をp
H5.5〜9の抄紙領域において使用することを特徴と
する紙のサイジング方法。
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-
1999
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