JP3257640B2 - 立体視内視鏡装置 - Google Patents
立体視内視鏡装置Info
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- A61B1/00163—Optical arrangements
- A61B1/00193—Optical arrangements adapted for stereoscopic vision
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- H04N13/10—Processing, recording or transmission of stereoscopic or multi-view image signals
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- H04N2013/0081—Depth or disparity estimation from stereoscopic image signals
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体を表示し立体的
に観察可能とする立体視内視鏡装置であって、特に、左
右被写体像のズレ量を適正に校正可能とした装置に関す
る。
に観察可能とする立体視内視鏡装置であって、特に、左
右被写体像のズレ量を適正に校正可能とした装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長な挿入部を挿入する
ことにより、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じ、
処置具チャンネル内に挿入した処置具を用いて、各種治
療処置のできる内視鏡が広く用いられている。また、ボ
イラー・ガスタービンエンジン・化学プラント等の配管
・自動車エンジンのボディ等の内部の傷や腐蝕等の観察
や検査等に、工業用内視鏡が広く利用されている。
ことにより、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じ、
処置具チャンネル内に挿入した処置具を用いて、各種治
療処置のできる内視鏡が広く用いられている。また、ボ
イラー・ガスタービンエンジン・化学プラント等の配管
・自動車エンジンのボディ等の内部の傷や腐蝕等の観察
や検査等に、工業用内視鏡が広く利用されている。
【0003】前記内視鏡には、挿入部が軟性で、口腔等
から屈曲した体腔内を挿通して、体腔内の患部を観察、
あるいは診断できる軟性内視鏡がある。また、前記内視
鏡としては、挿入部が硬性で、目的部位に向けて直線的
に挿入される硬性内視鏡がある。
から屈曲した体腔内を挿通して、体腔内の患部を観察、
あるいは診断できる軟性内視鏡がある。また、前記内視
鏡としては、挿入部が硬性で、目的部位に向けて直線的
に挿入される硬性内視鏡がある。
【0004】前記軟性内視鏡は、光学式のものでは、可
撓性のイメージガイドファイバを用い、このファイバを
像伝達手段としている。
撓性のイメージガイドファイバを用い、このファイバを
像伝達手段としている。
【0005】また、前記硬性内視鏡は、挿入部が硬性で
あるので、狙撃性に優れていると共に、像伝達手段とし
て、一般にリレー光学系を用いて、光学像を得るように
なっている。
あるので、狙撃性に優れていると共に、像伝達手段とし
て、一般にリレー光学系を用いて、光学像を得るように
なっている。
【0006】さらに、硬性内視鏡も含め内視鏡には、光
学像を肉眼で直接観察するものと、電荷結合素子(CC
D)等の固体撮像素子を撮像手段に用いたものが提案さ
れている。
学像を肉眼で直接観察するものと、電荷結合素子(CC
D)等の固体撮像素子を撮像手段に用いたものが提案さ
れている。
【0007】前述した各内視鏡は、検査対象である例え
ば体腔内を、遠近感の無い平面として見るものがほとん
どである。しかし、従来の内視鏡は、診断指標として非
常に重要な、例えば体腔内壁表面の微細な凹凸を観察す
ることが困難であった。これに対処するため、立体視内
視鏡が提案されている。例えば、特開昭57−6983
9号公報には、二本で一対のイメージガイドの各一端に
それぞれ対物レンズを設け、他端に接眼レンズを設けた
ものが開示されている。この立体視内視鏡では、前記二
本のイメージガイドを一対として、内視鏡挿入部に内装
し、一対の対物レンズと観察対象点とのなす輻輳角を立
体視可能な角度となるようにして、体腔内を立体的に観
察できるようにしている。
ば体腔内を、遠近感の無い平面として見るものがほとん
どである。しかし、従来の内視鏡は、診断指標として非
常に重要な、例えば体腔内壁表面の微細な凹凸を観察す
ることが困難であった。これに対処するため、立体視内
視鏡が提案されている。例えば、特開昭57−6983
9号公報には、二本で一対のイメージガイドの各一端に
それぞれ対物レンズを設け、他端に接眼レンズを設けた
ものが開示されている。この立体視内視鏡では、前記二
本のイメージガイドを一対として、内視鏡挿入部に内装
し、一対の対物レンズと観察対象点とのなす輻輳角を立
体視可能な角度となるようにして、体腔内を立体的に観
察できるようにしている。
【0008】前記従来の立体視内視鏡は、軟性内視鏡に
適用した例であるが、立体視硬性内視鏡としては、二つ
のリレー光学系を平行して配置し、二つのリレー光学系
で得られる光学像をCCD等で撮像し、立体的な観察を
可能とするものがある。また、米国特許4,924,8
35号公報には、二つの光伝達手段と、二つのシャッタ
とを備え、これら光伝達手段で得られる二つの光像をシ
ャッタで交互に遮蔽し、立体観察を可能としているもの
が記載されている。
適用した例であるが、立体視硬性内視鏡としては、二つ
のリレー光学系を平行して配置し、二つのリレー光学系
で得られる光学像をCCD等で撮像し、立体的な観察を
可能とするものがある。また、米国特許4,924,8
35号公報には、二つの光伝達手段と、二つのシャッタ
とを備え、これら光伝達手段で得られる二つの光像をシ
ャッタで交互に遮蔽し、立体観察を可能としているもの
が記載されている。
【0009】前述したように、立体視硬性内視鏡は、視
差を有する左右の光学像を観察者に提供するものであ
る。観察者が、特殊なメガネを介して肉眼で(直接)観
察することにより立体感を得るものがある一方、左右の
被写体像をモニタに表示して、立体像として観察できる
ようにした装置もある。
差を有する左右の光学像を観察者に提供するものであ
る。観察者が、特殊なメガネを介して肉眼で(直接)観
察することにより立体感を得るものがある一方、左右の
被写体像をモニタに表示して、立体像として観察できる
ようにした装置もある。
【0010】この装置では、立体視硬性内視鏡の光学像
を撮像手段により電気信号に変換し、この電気信号を信
号処理してモニタに表示している。その表示には、同時
に左右の像を表示するものと、交互に表示するものとが
ある。
を撮像手段により電気信号に変換し、この電気信号を信
号処理してモニタに表示している。その表示には、同時
に左右の像を表示するものと、交互に表示するものとが
ある。
【0011】いずれの表示方式のものでも、観察像画面
上に中央に位置する物体の左右の像が、前記メガネを介
して見た被写体像が画面上で一致することで、見やすい
立体感のある像として観察される。被写体像が画面上で
一致して観察されるには、対物レンズ位置から、ある一
定範囲の距離にある被写体が対象となり、立体視硬性内
視鏡では、そのように適正な範囲内(位置)で立体感が
得られるよう設計されている。
上に中央に位置する物体の左右の像が、前記メガネを介
して見た被写体像が画面上で一致することで、見やすい
立体感のある像として観察される。被写体像が画面上で
一致して観察されるには、対物レンズ位置から、ある一
定範囲の距離にある被写体が対象となり、立体視硬性内
視鏡では、そのように適正な範囲内(位置)で立体感が
得られるよう設計されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記二つの光学系を用
いている立体視硬性内視鏡には、光学系と撮像手段とを
別体に構成し、着脱自在としたものがある。この立体視
硬性内視鏡では、異なる光学系、例えば視野方向、画
角、画面サイズが違う光学系と、撮像手段とを組み合わ
せる場合、光軸が狂い、左右の像が、モニタの観察画面
上でずれることがある。また光学系の倍率、被写体深度
の違いによっても、左像と右像との表示位置のズレが発
生する。
いている立体視硬性内視鏡には、光学系と撮像手段とを
別体に構成し、着脱自在としたものがある。この立体視
硬性内視鏡では、異なる光学系、例えば視野方向、画
角、画面サイズが違う光学系と、撮像手段とを組み合わ
せる場合、光軸が狂い、左右の像が、モニタの観察画面
上でずれることがある。また光学系の倍率、被写体深度
の違いによっても、左像と右像との表示位置のズレが発
生する。
【0013】左右像の表示位置ズレは、着脱自在な前記
内視鏡に限らず、光学系と撮像手段とをはじめから一体
に構成したものでも、機械的衝撃などにより発生するこ
ともある。
内視鏡に限らず、光学系と撮像手段とをはじめから一体
に構成したものでも、機械的衝撃などにより発生するこ
ともある。
【0014】左像と右像とは視差を有しているので、輪
郭などにズレはあるにしても、左右像の表示位置のズレ
量が適正範囲にあれば、観察者は、一致した像として違
和感なく(別々の像として感じることなく)立体感有る
像として観察できる。つまり、立体的な一つの像として
認識することができる。しかし、表示位置のズレ量が小
さかったり、あるいは大きすぎたりすると、像が一つに
ならず、ブレて(だぶって)見える。このとき、観察者
は、像を立体的に認識できないばかりでなく、非常に疲
労感をもよおす。
郭などにズレはあるにしても、左右像の表示位置のズレ
量が適正範囲にあれば、観察者は、一致した像として違
和感なく(別々の像として感じることなく)立体感有る
像として観察できる。つまり、立体的な一つの像として
認識することができる。しかし、表示位置のズレ量が小
さかったり、あるいは大きすぎたりすると、像が一つに
ならず、ブレて(だぶって)見える。このとき、観察者
は、像を立体的に認識できないばかりでなく、非常に疲
労感をもよおす。
【0015】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、光軸のズレ等に起因し、表示画面上における視差の
有る二つの被写体像の表示位置にズレが生じても、この
ズレ量を最適な立体感が得られる範囲に校正できるよう
にすると共に、観察者の疲労感を少なくできる立体視硬
性内視鏡装置を提供することを目的としている。
で、光軸のズレ等に起因し、表示画面上における視差の
有る二つの被写体像の表示位置にズレが生じても、この
ズレ量を最適な立体感が得られる範囲に校正できるよう
にすると共に、観察者の疲労感を少なくできる立体視硬
性内視鏡装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による立体視内視
鏡装置は、被写体を第1の被写体像として結像させる第
1の結像光学系と、前記被写体を前記第1の被写体像に
対して視差を有する第2の被写体像として結像させる第
2の結像光学系と、前記第1の結像光学系で結像された
前記第1の被写体像を撮像する第1の撮像手段と、前記
第2の結像光学系で結像された前記第2の被写体像を撮
像する第2の撮像手段と、前記第2の結像光学系の光軸
に対して前記第2の撮像手段の受光面の位置を相対的に
調整する位置調整機構とを具備したことを特徴とする。
鏡装置は、被写体を第1の被写体像として結像させる第
1の結像光学系と、前記被写体を前記第1の被写体像に
対して視差を有する第2の被写体像として結像させる第
2の結像光学系と、前記第1の結像光学系で結像された
前記第1の被写体像を撮像する第1の撮像手段と、前記
第2の結像光学系で結像された前記第2の被写体像を撮
像する第2の撮像手段と、前記第2の結像光学系の光軸
に対して前記第2の撮像手段の受光面の位置を相対的に
調整する位置調整機構とを具備したことを特徴とする。
【0017】
【作 用】上記構成において、被写体を第1の被写体像
に対して視差を有する第2の被写体像として結像させる
第2の結像光学系の光軸に対して、第2の撮像手段の受
光面の位置を位置調整機構により相対的に調整する。
に対して視差を有する第2の被写体像として結像させる
第2の結像光学系の光軸に対して、第2の撮像手段の受
光面の位置を位置調整機構により相対的に調整する。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図5は本発明の一実施例に係り、図1
は立体視硬性内視鏡の構成図及び左右像のズレ量の説明
図、図2は立体硬性内視鏡用の校正具の断面図、図3は
立体硬性内視鏡の斜視図、図4は像の輪郭を比較する画
像範囲の説明図、図5は立体視硬性内視鏡装置の構成図
である。
する。図1ないし図5は本発明の一実施例に係り、図1
は立体視硬性内視鏡の構成図及び左右像のズレ量の説明
図、図2は立体硬性内視鏡用の校正具の断面図、図3は
立体硬性内視鏡の斜視図、図4は像の輪郭を比較する画
像範囲の説明図、図5は立体視硬性内視鏡装置の構成図
である。
【0019】本実施例の立体視内視鏡装置として、硬性
内視鏡を用いた装置を例に説明する。図1(a)に示す
立体視硬性内視鏡43は、立体観察を行うためのリレー
光学系44a,44bと、各々のリレー光学系44a,
44bが伝達した被写体像を撮像するCCD45a,4
5bとを備えて、視差の有る左右被写体像を得るもので
ある。
内視鏡を用いた装置を例に説明する。図1(a)に示す
立体視硬性内視鏡43は、立体観察を行うためのリレー
光学系44a,44bと、各々のリレー光学系44a,
44bが伝達した被写体像を撮像するCCD45a,4
5bとを備えて、視差の有る左右被写体像を得るもので
ある。
【0020】図3に示すように、前記立体視硬性内視鏡
43は、硬性の挿入部46と、この挿入部46に連結さ
れた太径の操作保持部47とを備えている。前記操作保
持部47は、後方にケーブル48を延出している。前記
挿入部46には、前記リレー光学系44a,44bが内
臓されている。リレー光学系44a,44bは、図示し
ない遮光部材により互い遮光されている。
43は、硬性の挿入部46と、この挿入部46に連結さ
れた太径の操作保持部47とを備えている。前記操作保
持部47は、後方にケーブル48を延出している。前記
挿入部46には、前記リレー光学系44a,44bが内
臓されている。リレー光学系44a,44bは、図示し
ない遮光部材により互い遮光されている。
【0021】また、前記操作保持部47は、その先端側
にカバー部材47aと、このカバー部材47aの後端部
に螺合する保持部本体47bとを有している。この保持
部本体47bは、その後方に突出した突出部と螺合する
後方部材47cが設けられている。後方部材47cの後
端部は、前記ケーブル48を覆う、例えば樹脂製のケー
ブル折れ止め49が螺合している。また、カバー部材4
7aと保持部本体47bとの間には、螺合した際に生じ
る内部空間を水密に保つシール部材47dが、介装され
ている。
にカバー部材47aと、このカバー部材47aの後端部
に螺合する保持部本体47bとを有している。この保持
部本体47bは、その後方に突出した突出部と螺合する
後方部材47cが設けられている。後方部材47cの後
端部は、前記ケーブル48を覆う、例えば樹脂製のケー
ブル折れ止め49が螺合している。また、カバー部材4
7aと保持部本体47bとの間には、螺合した際に生じ
る内部空間を水密に保つシール部材47dが、介装され
ている。
【0022】前記操作保持部47のカバー部材47a
は、リレー光学系44a,44bが伝達した各被写体像
を、その光軸の直角方向に反射するプリズム50を配置
している。また、カバー部材47aは、プリズム50が
反射した二つの被写体像を、リレー光学系の光軸と平行
な方向に反射すミラー51a,51bと、これらミラー
51a,51bが反射した像を結像する結像レンズ52
a,52bとを内臓している。
は、リレー光学系44a,44bが伝達した各被写体像
を、その光軸の直角方向に反射するプリズム50を配置
している。また、カバー部材47aは、プリズム50が
反射した二つの被写体像を、リレー光学系の光軸と平行
な方向に反射すミラー51a,51bと、これらミラー
51a,51bが反射した像を結像する結像レンズ52
a,52bとを内臓している。
【0023】前記操作保持部47の保持部本体47b
は、先端開口近傍に、カバーガラス53を装着してい
る。また、保持部本体47bは、結像レンズ52a,5
2bが結像した二つの被写体像を、カバーガラス53を
介して、入射し撮像する前記CCD45a,45bを内
臓している。CCD45a,45bの後端には、周辺回
路58a,58bが設けられている。
は、先端開口近傍に、カバーガラス53を装着してい
る。また、保持部本体47bは、結像レンズ52a,5
2bが結像した二つの被写体像を、カバーガラス53を
介して、入射し撮像する前記CCD45a,45bを内
臓している。CCD45a,45bの後端には、周辺回
路58a,58bが設けられている。
【0024】CCD45a,45bは、結像した左被写
体像及び右被写体像を電気信号にそれぞれ変換し、前記
周辺回路58a,58b、及びケーブル48を介して、
図5に示す制御装置30に出力するようになっている。
体像及び右被写体像を電気信号にそれぞれ変換し、前記
周辺回路58a,58b、及びケーブル48を介して、
図5に示す制御装置30に出力するようになっている。
【0025】また、前記立体視硬性内視鏡43は、図示
しない照明光学系を内設し、被写体に照明光を供給する
ようになっている。前記制御装置30は、前記照明光学
系への照明光の供給を行うようになっている。
しない照明光学系を内設し、被写体に照明光を供給する
ようになっている。前記制御装置30は、前記照明光学
系への照明光の供給を行うようになっている。
【0026】図5に示すように、前記制御装置30は、
ケーブル48を介して、立体視硬性内視鏡43に電気的
に接続されている。この制御装置30は、CCD45
a,45bを駆動すると共に、出力された電気信号を信
号処理し、モニタ31に左被写体像と右被写体像とを1
秒間に、例えば30回交互に表示するようになってい
る。観察者は、遮光メガネを介して、モニタに表示され
た被写体像を立体像として観察できるようになってい
る。遮光メガネは、表示画像に同期して、左右が交互に
遮光されるようになっている。これは、残像現象を利用
して観察者に立体感を与えるもので、二つのリレー光学
系により伝達された左被写体像と右被写体像とが視差を
有するので、立体像として観察できる。
ケーブル48を介して、立体視硬性内視鏡43に電気的
に接続されている。この制御装置30は、CCD45
a,45bを駆動すると共に、出力された電気信号を信
号処理し、モニタ31に左被写体像と右被写体像とを1
秒間に、例えば30回交互に表示するようになってい
る。観察者は、遮光メガネを介して、モニタに表示され
た被写体像を立体像として観察できるようになってい
る。遮光メガネは、表示画像に同期して、左右が交互に
遮光されるようになっている。これは、残像現象を利用
して観察者に立体感を与えるもので、二つのリレー光学
系により伝達された左被写体像と右被写体像とが視差を
有するので、立体像として観察できる。
【0027】図1(a)に示す立体視硬性内視鏡43
は、操作保持部47が、CCDを有する撮像側(後端
側)と、プリズム等を有する光学系(先端側)とに分離
できると共に、容易に一体に装着できる。つまり、前記
光学系側と、撮像側とを着脱自在とすることができる。
従って、この立体視硬性内視鏡43は、前記光学系側
と、CCDとを一体に構成できるので、操作性に優れて
いる。さらに、例えば視野方向、倍率、画面サイズ、被
写体深度が異なる光学系と、画像数等の異なる撮像手段
との間で、多種類の組み合わせが構成できる。
は、操作保持部47が、CCDを有する撮像側(後端
側)と、プリズム等を有する光学系(先端側)とに分離
できると共に、容易に一体に装着できる。つまり、前記
光学系側と、撮像側とを着脱自在とすることができる。
従って、この立体視硬性内視鏡43は、前記光学系側
と、CCDとを一体に構成できるので、操作性に優れて
いる。さらに、例えば視野方向、倍率、画面サイズ、被
写体深度が異なる光学系と、画像数等の異なる撮像手段
との間で、多種類の組み合わせが構成できる。
【0028】また、内視鏡挿入部に内臓されたリレー光
学系の光軸は、CCDの大きさに合うようにするため、
光路変更手段であるプリズム、及びミラーにより曲げて
いる。従って、この立体視硬性内視鏡43は、分解能の
高い大きなCCDを用いることができる。内視鏡挿入部
は、挿入性向上のため細径化が望まれており、二つのリ
レー光学系は可能な限り近づけて配置する必要がある。
そこで、この立体視硬性内視鏡43では、ある程度、太
径となっても良い操作保持部47に、光路変更手段を設
けると共に、二つのCCDの光軸に光路を一致させてい
る。尚、立体視硬性内視鏡43は、光路変更手段を撮像
手段側に設けても良い。
学系の光軸は、CCDの大きさに合うようにするため、
光路変更手段であるプリズム、及びミラーにより曲げて
いる。従って、この立体視硬性内視鏡43は、分解能の
高い大きなCCDを用いることができる。内視鏡挿入部
は、挿入性向上のため細径化が望まれており、二つのリ
レー光学系は可能な限り近づけて配置する必要がある。
そこで、この立体視硬性内視鏡43では、ある程度、太
径となっても良い操作保持部47に、光路変更手段を設
けると共に、二つのCCDの光軸に光路を一致させてい
る。尚、立体視硬性内視鏡43は、光路変更手段を撮像
手段側に設けても良い。
【0029】一方、図2(b)には、本実施例に係る立
体視硬性内視鏡用の校正具の断面を示している。図2
(a)は、図2(b)のA方向矢視図である。
体視硬性内視鏡用の校正具の断面を示している。図2
(a)は、図2(b)のA方向矢視図である。
【0030】図2(b)に示す校正具1は、左右の被写
体像のズレ量を所定の位置で最適な立体感が得られるよ
う校正の基準となるものである。この校正具1は、前記
立体視硬性内視鏡用43の挿入部46先端に着脱自在に
嵌合し、装着されるようになっている。
体像のズレ量を所定の位置で最適な立体感が得られるよ
う校正の基準となるものである。この校正具1は、前記
立体視硬性内視鏡用43の挿入部46先端に着脱自在に
嵌合し、装着されるようになっている。
【0031】前記校正具1は、筒状で一端に開口2を有
すると共に、この開口2に内視鏡43の挿入部46先端
に着脱自在に嵌合するようになっている。また、校正具
1は、図2(a)に示すように、筒の内側底面1aにズ
レ量校正の基準となる像(対象)3を形成している。こ
の校正具1は、内側底面の像3と、装着された内視鏡の
先端面との距離Lが、この内視鏡43において、左右被
写体像のズレ量が最適に得られる距離とほぼ同じとなる
ように形成されている。
すると共に、この開口2に内視鏡43の挿入部46先端
に着脱自在に嵌合するようになっている。また、校正具
1は、図2(a)に示すように、筒の内側底面1aにズ
レ量校正の基準となる像(対象)3を形成している。こ
の校正具1は、内側底面の像3と、装着された内視鏡の
先端面との距離Lが、この内視鏡43において、左右被
写体像のズレ量が最適に得られる距離とほぼ同じとなる
ように形成されている。
【0032】図2(a)に示す前記距離Lは、通常、立
体視内視鏡で最もよく使用(設定)される被写体と対物
レンズ系の先端面との距離に設定する。例えば距離L
は、50mmまたは30mmとする。
体視内視鏡で最もよく使用(設定)される被写体と対物
レンズ系の先端面との距離に設定する。例えば距離L
は、50mmまたは30mmとする。
【0033】図1(b)ないし(d)は、モニタ上に表
示された被写体像の表示位置のズレ具合を示している。
この図では、図1(b)が、図1(a)に示す位置Bで
の被写体像により得られたモニタ像を示している。ま
た、図1(c)が、図1(a)に示す位置Cで、図1
(d)が、図1(a)に示す位置Dのときのものであ
る。図に示す通り、位置Cのときが、左右の像が一致し
立体感があって、かつ観察時の疲労感も少なく見やすい
像となっている。また、位置Bでは遠すぎる一方、位置
Dでは近すぎて、像が分離しているので、観察者の疲労
は大きい。
示された被写体像の表示位置のズレ具合を示している。
この図では、図1(b)が、図1(a)に示す位置Bで
の被写体像により得られたモニタ像を示している。ま
た、図1(c)が、図1(a)に示す位置Cで、図1
(d)が、図1(a)に示す位置Dのときのものであ
る。図に示す通り、位置Cのときが、左右の像が一致し
立体感があって、かつ観察時の疲労感も少なく見やすい
像となっている。また、位置Bでは遠すぎる一方、位置
Dでは近すぎて、像が分離しているので、観察者の疲労
は大きい。
【0034】図5を参照して、制御装置30の立体像に
関する信号処理系、及びその校正に関する構成及び作用
について説明する。前記制御装置30は、CCD45
a,45bが出力する電気信号に対して、γ補正等の処
理を施す信号処理回路32a,32bと、信号処理回路
32a,32bが出力する各映像信号をA/D変換する
A/D変換器33a,33bと、各A/D変換出力をフ
レーム毎に格納するフレームメモリ34a,34bと、
フレームメモリ34a,34bから読み出された各信号
をD/A変換するD/A変換器35a,35bとを備え
ている。
関する信号処理系、及びその校正に関する構成及び作用
について説明する。前記制御装置30は、CCD45
a,45bが出力する電気信号に対して、γ補正等の処
理を施す信号処理回路32a,32bと、信号処理回路
32a,32bが出力する各映像信号をA/D変換する
A/D変換器33a,33bと、各A/D変換出力をフ
レーム毎に格納するフレームメモリ34a,34bと、
フレームメモリ34a,34bから読み出された各信号
をD/A変換するD/A変換器35a,35bとを備え
ている。
【0035】また、前記制御装置30は、D/A変換器
35a,35bの各出力を交互に、前記モニタ31に表
示する三次元変換処理回路36を有している。観察者
は、モニタ31の像を遮光メガネを介し見ることによ
り、被写体を立体感のある像として観察できる。
35a,35bの各出力を交互に、前記モニタ31に表
示する三次元変換処理回路36を有している。観察者
は、モニタ31の像を遮光メガネを介し見ることによ
り、被写体を立体感のある像として観察できる。
【0036】尚、立体視を実現させる方式としては、モ
ニタ31に左右の像を交互に表示するもの以外に、同時
に表示するものでも良い。
ニタ31に左右の像を交互に表示するもの以外に、同時
に表示するものでも良い。
【0037】さらに、前記制御装置30は、A/D変換
器33a,33bの出力する各映像から、像の輪郭を抽
出する輪郭抽出回路37a,37bと、この輪郭抽出回
路37a,37bの出力を比較して、画像のズレ量を検
出する画像ズレ検出回路38と、この画像ズレ検出回路
38の出力に応じて、前記フレームメモリ34a,34
bの読み出しをそれぞれ制御するメモリ制御回路39
a,39bとを備えている。
器33a,33bの出力する各映像から、像の輪郭を抽
出する輪郭抽出回路37a,37bと、この輪郭抽出回
路37a,37bの出力を比較して、画像のズレ量を検
出する画像ズレ検出回路38と、この画像ズレ検出回路
38の出力に応じて、前記フレームメモリ34a,34
bの読み出しをそれぞれ制御するメモリ制御回路39
a,39bとを備えている。
【0038】前記画像ズレ検出回路38は、前記内視鏡
の操作保持部47に設けたボタン60をONすると、ズ
レ量検出を行うようになっている。そして、メモリ制御
回路39a,39bは、ズレ量が一致するように、フレ
ームメモリ34a,34bのアドレスの読み出し順を制
御する。
の操作保持部47に設けたボタン60をONすると、ズ
レ量検出を行うようになっている。そして、メモリ制御
回路39a,39bは、ズレ量が一致するように、フレ
ームメモリ34a,34bのアドレスの読み出し順を制
御する。
【0039】ここで、制御装置30は、ズレ量検出を一
度だけ検出するようにしても良いし、あるいは再度、画
像ズレ検出回路38により、ズレ量を検出し、ズレが適
正な範囲に納まったことを確認するようにしても良い。
確認してズレていた場合には、再度、ズレ量を一致させ
るようにする。前記フレームメモリ34a,34bから
読み出された映像信号は、前記モニタ31上で、表示位
置がほぼ一致し、観察者が立体感のある被写体像として
観察できる。
度だけ検出するようにしても良いし、あるいは再度、画
像ズレ検出回路38により、ズレ量を検出し、ズレが適
正な範囲に納まったことを確認するようにしても良い。
確認してズレていた場合には、再度、ズレ量を一致させ
るようにする。前記フレームメモリ34a,34bから
読み出された映像信号は、前記モニタ31上で、表示位
置がほぼ一致し、観察者が立体感のある被写体像として
観察できる。
【0040】ところで、通常、画像の中心で処置が行わ
れることが多く、また画像の周辺部は、中心とは異なる
距離に被写体(例えば臓器等)があり、中心とはズレ量
が異なり、ズレ量が大きなっている。そこで、左右の像
のズレ量を検出するために、内視鏡画像の一部を抽出す
る場合、図4に示すように、抽出範囲となる関心領域
は、中心部を含んで、画像サイズより小さく設定し、こ
の関心領域内で、画像のズレの比較を行えば良い。
れることが多く、また画像の周辺部は、中心とは異なる
距離に被写体(例えば臓器等)があり、中心とはズレ量
が異なり、ズレ量が大きなっている。そこで、左右の像
のズレ量を検出するために、内視鏡画像の一部を抽出す
る場合、図4に示すように、抽出範囲となる関心領域
は、中心部を含んで、画像サイズより小さく設定し、こ
の関心領域内で、画像のズレの比較を行えば良い。
【0041】一方、ボタン60がOFFの場合、メモリ
制御回路39a,39bは、標準的な映像信号の読み出
しに従って、画面を構成する。また、メモリ制御回路3
9a,39bは、フレームメモリ34a,34bの書き
込みも制御している。
制御回路39a,39bは、標準的な映像信号の読み出
しに従って、画面を構成する。また、メモリ制御回路3
9a,39bは、フレームメモリ34a,34bの書き
込みも制御している。
【0042】前記校正具1は、ほぼ位置Cと同じ長さ
に、前記距離Lを設定している。簡単な治具ではある
が、この校正具1を用いれば、本実施例の立体視硬性内
視鏡装置40では、左右の像のズレ量を最適な位置で最
適な立体感が得られる校正の基準とすることができる。
このため、前記操作保持部47には、校正用のボタン6
0を設けているので、このボタン60を押せば、制御装
置30の働きにより、左像と右像との表示位置のズレが
校正される。このとき、制御装置30は、前記画像ズレ
検出回路38が検出したズレ量に応じて、フレームメモ
リ34a,34bの読み出しが制御され、左及び右像の
表示位置のズレを校正し、モニタ31上には、表示位置
がほぼ(最適に)一致した(左右)画像が表示される。
従って、観察者は、疲労感を感じることが少なく、最適
な立体感のある被写体像を観察することができる。
に、前記距離Lを設定している。簡単な治具ではある
が、この校正具1を用いれば、本実施例の立体視硬性内
視鏡装置40では、左右の像のズレ量を最適な位置で最
適な立体感が得られる校正の基準とすることができる。
このため、前記操作保持部47には、校正用のボタン6
0を設けているので、このボタン60を押せば、制御装
置30の働きにより、左像と右像との表示位置のズレが
校正される。このとき、制御装置30は、前記画像ズレ
検出回路38が検出したズレ量に応じて、フレームメモ
リ34a,34bの読み出しが制御され、左及び右像の
表示位置のズレを校正し、モニタ31上には、表示位置
がほぼ(最適に)一致した(左右)画像が表示される。
従って、観察者は、疲労感を感じることが少なく、最適
な立体感のある被写体像を観察することができる。
【0043】前記のように、本実施例では、光軸ズレ等
に起因する左右の被写体像のズレを校正できる。そし
て、本実施例の立体視硬性内視鏡では、異なる光学系、
例えば視野方向、画角、画面サイズが違う光学系と、撮
像手段とを組み合わせた場合、左像と右像との表示位置
のズレが生じるが、これを校正することができる。ま
た、光学系の倍率、被写体深度の違いによって生じた左
像と右像との表示位置のズレも同様に校正できる。
に起因する左右の被写体像のズレを校正できる。そし
て、本実施例の立体視硬性内視鏡では、異なる光学系、
例えば視野方向、画角、画面サイズが違う光学系と、撮
像手段とを組み合わせた場合、左像と右像との表示位置
のズレが生じるが、これを校正することができる。ま
た、光学系の倍率、被写体深度の違いによって生じた左
像と右像との表示位置のズレも同様に校正できる。
【0044】尚、本実施例は、調整手段としてCCDが
出力する電気信号を用いて、電気的に調整を行ううもの
であるが、光学系を機械的に、または電気的な駆動によ
り調整する調整手段を設け、光軸ズレ等を調整すもので
も良い。また、前記ボタン60は、フットスイッチでも
良い。また、本実施例の立体視内視鏡装置としては、硬
性内視鏡だけでなく、光伝達手段としてリレー光学系に
代えて、可撓性の有るイメージガイドファイバを用いて
いる軟性内視鏡の装置にも適用できる。
出力する電気信号を用いて、電気的に調整を行ううもの
であるが、光学系を機械的に、または電気的な駆動によ
り調整する調整手段を設け、光軸ズレ等を調整すもので
も良い。また、前記ボタン60は、フットスイッチでも
良い。また、本実施例の立体視内視鏡装置としては、硬
性内視鏡だけでなく、光伝達手段としてリレー光学系に
代えて、可撓性の有るイメージガイドファイバを用いて
いる軟性内視鏡の装置にも適用できる。
【0045】ここで、光学系を機械的に調整する調整手
段の例を示す。
段の例を示す。
【0046】一般に、立体視内視鏡装置においては、図
6に示すように、立体視内視鏡91の接眼部に接続され
る撮像手段としてのTVカメラ92a,92bは、内蔵
されるCCD93a,93bが固定されており、立体視
内視鏡91の光学系に対して位置が固定されている。立
体感のある良好な観察画像を得るためには、それぞれの
CCDに対して視野中心の像の位置を合わせる必要があ
るが、CCDが固定されているために、光学系のバラツ
キやCCDの位置のバラツキ等によって視野中心の像が
同一の点に位置しないことが起こり得る。これにより、
最適な立体感のある被写体像として観察できない不具合
があった。
6に示すように、立体視内視鏡91の接眼部に接続され
る撮像手段としてのTVカメラ92a,92bは、内蔵
されるCCD93a,93bが固定されており、立体視
内視鏡91の光学系に対して位置が固定されている。立
体感のある良好な観察画像を得るためには、それぞれの
CCDに対して視野中心の像の位置を合わせる必要があ
るが、CCDが固定されているために、光学系のバラツ
キやCCDの位置のバラツキ等によって視野中心の像が
同一の点に位置しないことが起こり得る。これにより、
最適な立体感のある被写体像として観察できない不具合
があった。
【0047】そこで、図7ないし図9に示すように、光
学系とCCDとの相対位置を機械的に調整する調整手段
を設けることにより、最適な立体視を行えるようにす
る。
学系とCCDとの相対位置を機械的に調整する調整手段
を設けることにより、最適な立体視を行えるようにす
る。
【0048】図7に示すように、立体視内視鏡101
は、二つの観察光学系102a,102bを有してお
り、後端部にTVカメラ103が接続されて視差のある
二つの被写体像が撮像されるようになっている。なお、
ここでは、前記実施例で操作保持部47内に設けられた
結像光学系,CCD等を別体に設けたTVカメラとして
説明する。
は、二つの観察光学系102a,102bを有してお
り、後端部にTVカメラ103が接続されて視差のある
二つの被写体像が撮像されるようになっている。なお、
ここでは、前記実施例で操作保持部47内に設けられた
結像光学系,CCD等を別体に設けたTVカメラとして
説明する。
【0049】TVカメラ103には、結像レンズ104
a,104bが設けられており、結像レンズ104a,
104bの結像位置に被写体像を撮像するCCD105
a,105bが配設されている。このCCD105a,
105bは、光学系に対する相対位置を調整する位置調
整機構106a,106bによって、移動可能に設けら
れている。
a,104bが設けられており、結像レンズ104a,
104bの結像位置に被写体像を撮像するCCD105
a,105bが配設されている。このCCD105a,
105bは、光学系に対する相対位置を調整する位置調
整機構106a,106bによって、移動可能に設けら
れている。
【0050】前記位置調整機構106a,106bの構
成を図8及び図9を参照して説明する。図9は図8を後
方(CCD側)から見た図である。
成を図8及び図9を参照して説明する。図9は図8を後
方(CCD側)から見た図である。
【0051】レンズ鏡筒107には、焦点調節レンズ系
108及び変倍レンズ系109が配設されており、それ
ぞれ調節枠110,111によって保持されている。焦
点等の調整を行う際には、調節枠110,111を操作
することによって、焦点、及び倍率調整を行うようにな
っている。
108及び変倍レンズ系109が配設されており、それ
ぞれ調節枠110,111によって保持されている。焦
点等の調整を行う際には、調節枠110,111を操作
することによって、焦点、及び倍率調整を行うようにな
っている。
【0052】レンズ鏡筒107の後端部には、CCD枠
112が取り付けられている。CCD枠112は、内部
にCCD105aあるいは105bが固定され、レンズ
鏡筒107に対して変位可能になっており、レンズ鏡筒
107に設けられた複数の調整用ビス114及び固定用
ビス115によって位置決め固定されるようになってい
る。CCD枠112には、前端側外周部に固定用V溝1
16が周回状に形成され、前記固定用ビス115が係合
するようになっている。さらに、CCD枠112はCC
D枠押え113によって固定されるようになっている。
以上の構成により、位置調整機構106a,106bが
形成されている。なお、位置調整機構は、一方の光学系
のみに設けても良い。
112が取り付けられている。CCD枠112は、内部
にCCD105aあるいは105bが固定され、レンズ
鏡筒107に対して変位可能になっており、レンズ鏡筒
107に設けられた複数の調整用ビス114及び固定用
ビス115によって位置決め固定されるようになってい
る。CCD枠112には、前端側外周部に固定用V溝1
16が周回状に形成され、前記固定用ビス115が係合
するようになっている。さらに、CCD枠112はCC
D枠押え113によって固定されるようになっている。
以上の構成により、位置調整機構106a,106bが
形成されている。なお、位置調整機構は、一方の光学系
のみに設けても良い。
【0053】光学系とCCDとの相対位置を調整する際
には、まず固定用ビス115を十分に緩めておき、複数
の調整用ビス114を締めたり、緩めたりすることによ
って、図9に示すようにCCD枠112を相対的に上下
左右方向に移動させる。また、CCD枠押え113を緩
めておき、CCD枠112を回転させてレンズ鏡筒10
7とCCD枠112との相対的角度を変えることによっ
て、回転方向の調整を行う。以上により、CCDが光学
系の光軸に垂直な平面上(像面上)で移動し、光学系に
対するCCDの位置が調整される。
には、まず固定用ビス115を十分に緩めておき、複数
の調整用ビス114を締めたり、緩めたりすることによ
って、図9に示すようにCCD枠112を相対的に上下
左右方向に移動させる。また、CCD枠押え113を緩
めておき、CCD枠112を回転させてレンズ鏡筒10
7とCCD枠112との相対的角度を変えることによっ
て、回転方向の調整を行う。以上により、CCDが光学
系の光軸に垂直な平面上(像面上)で移動し、光学系に
対するCCDの位置が調整される。
【0054】CCDの相対位置の調整が終了した後、固
定用ビス115を締めることによって、CCD枠112
は前端側外周部に形成された固定用V溝116に従って
レンズ鏡筒107に呼び寄せられ固定される。そして、
CCD枠押え113を締めることにより、CCD枠11
2はレンズ鏡筒107に完全に固定される。
定用ビス115を締めることによって、CCD枠112
は前端側外周部に形成された固定用V溝116に従って
レンズ鏡筒107に呼び寄せられ固定される。そして、
CCD枠押え113を締めることにより、CCD枠11
2はレンズ鏡筒107に完全に固定される。
【0055】このように、光学系とCCDとの相対位置
を調整することによって、2つのCCDで撮像される観
察画像において、視野中心の像の位置を一致させること
ができ、最適な立体感のある被写体像を観察することが
できる。
を調整することによって、2つのCCDで撮像される観
察画像において、視野中心の像の位置を一致させること
ができ、最適な立体感のある被写体像を観察することが
できる。
【0056】また、光学系を電気的な駆動により調整す
る調整手段の例を図10ないし図12に示す。図10は
電気的な駆動によりCCDの相対位置を調整する位置調
整機構121を示した図であり、図11は位置調整機構
121を前方(光学系側)から見た図、図12は位置調
整機構121を後方(CCD側)から見た図である。
る調整手段の例を図10ないし図12に示す。図10は
電気的な駆動によりCCDの相対位置を調整する位置調
整機構121を示した図であり、図11は位置調整機構
121を前方(光学系側)から見た図、図12は位置調
整機構121を後方(CCD側)から見た図である。
【0057】固定筒122の後端部にはレンズ鏡筒12
3が回転可能に取り付けられている。レンズ鏡筒123
の外周部には、レンズ鏡筒回転用のモータ125の本体
が固定されており、モータ125の回転軸に設けられた
ピニオンが固定筒122の外周部に設けられた歯車部1
24に噛合している。レンズ鏡筒123内には、焦点調
節レンズ系108及び変倍レンズ系109が配設されて
おり、それぞれ調節枠126,127によって保持され
ている。レンズ鏡筒123の外周部には、さらに焦点調
整用のモータ128及び倍率調整用のモータ129の本
体がそれぞれ固定されており、モータの回転軸に設けら
れたピニオンが前記調節枠126,127の歯車部にそ
れぞれ噛合している。焦点等の調整を行う際には、図示
しない駆動回路によってモータ128,129を回転さ
せて調節枠126,127を駆動することによって、焦
点、及び倍率調整を行うようになっている。
3が回転可能に取り付けられている。レンズ鏡筒123
の外周部には、レンズ鏡筒回転用のモータ125の本体
が固定されており、モータ125の回転軸に設けられた
ピニオンが固定筒122の外周部に設けられた歯車部1
24に噛合している。レンズ鏡筒123内には、焦点調
節レンズ系108及び変倍レンズ系109が配設されて
おり、それぞれ調節枠126,127によって保持され
ている。レンズ鏡筒123の外周部には、さらに焦点調
整用のモータ128及び倍率調整用のモータ129の本
体がそれぞれ固定されており、モータの回転軸に設けら
れたピニオンが前記調節枠126,127の歯車部にそ
れぞれ噛合している。焦点等の調整を行う際には、図示
しない駆動回路によってモータ128,129を回転さ
せて調節枠126,127を駆動することによって、焦
点、及び倍率調整を行うようになっている。
【0058】レンズ鏡筒123の後端部には、角筒状の
変位部材130がレンズ鏡筒123に対して上下方向に
変位可能に取り付けられており、さらに、変位部材13
0の後端部に、CCD枠131が変位部材130に対し
て左右方向に変位可能に取り付けられている。CCD枠
131内には、CCD136が固定されている。変位部
材130の外周部には、CCD位置調整用のモータ13
2及び133の本体が固定されている。レンズ鏡筒12
3後端の方形状ツバ部の側面部には、ラック134が形
成されており、前記モータ132の回転軸に設けられた
ピニオンが噛合している。また、CCD枠131前端の
方形状ツバ部の上面部には、ラック135が形成されて
おり、前記モータ133の回転軸に設けられたピニオン
が噛合している。前記CCD位置調整用のモータ132
及び133を図示しない駆動回路により回転させること
によって、変位部材130及びCCD枠131が変位可
能になっている。以上の構成により、位置調整機構12
1が形成されている。
変位部材130がレンズ鏡筒123に対して上下方向に
変位可能に取り付けられており、さらに、変位部材13
0の後端部に、CCD枠131が変位部材130に対し
て左右方向に変位可能に取り付けられている。CCD枠
131内には、CCD136が固定されている。変位部
材130の外周部には、CCD位置調整用のモータ13
2及び133の本体が固定されている。レンズ鏡筒12
3後端の方形状ツバ部の側面部には、ラック134が形
成されており、前記モータ132の回転軸に設けられた
ピニオンが噛合している。また、CCD枠131前端の
方形状ツバ部の上面部には、ラック135が形成されて
おり、前記モータ133の回転軸に設けられたピニオン
が噛合している。前記CCD位置調整用のモータ132
及び133を図示しない駆動回路により回転させること
によって、変位部材130及びCCD枠131が変位可
能になっている。以上の構成により、位置調整機構12
1が形成されている。
【0059】光学系とCCDとの相対位置を調整する際
には、図示しない駆動回路によって、CCD位置調整用
のモータ132を回転させることによって、図11に示
すように変位部材130をレンズ鏡筒123に対して上
下方向に変位させる。また、モータ133を回転させる
ことによって、図12に示すようにCCD枠131をレ
ンズ鏡筒123に対して左右方向に変位させる。これに
より、上下左右方向のCCDの位置決めが行われる。ま
た、回転方向の調整を行う場合には、図示しない駆動回
路によってレンズ鏡筒回転用のモータ125を回転させ
ることにより、レンズ鏡筒123,変位部材130,C
CD枠131を固定筒122に対して回動させる。以上
により、CCDが光学系の光軸に垂直な平面上で移動
し、光学系に対するCCDの位置が調整される。
には、図示しない駆動回路によって、CCD位置調整用
のモータ132を回転させることによって、図11に示
すように変位部材130をレンズ鏡筒123に対して上
下方向に変位させる。また、モータ133を回転させる
ことによって、図12に示すようにCCD枠131をレ
ンズ鏡筒123に対して左右方向に変位させる。これに
より、上下左右方向のCCDの位置決めが行われる。ま
た、回転方向の調整を行う場合には、図示しない駆動回
路によってレンズ鏡筒回転用のモータ125を回転させ
ることにより、レンズ鏡筒123,変位部材130,C
CD枠131を固定筒122に対して回動させる。以上
により、CCDが光学系の光軸に垂直な平面上で移動
し、光学系に対するCCDの位置が調整される。
【0060】このように、光学系とCCDとの相対位置
を調整することによって、前述の機械的な調整手段と同
様に、2つのCCDで撮像される観察画像において、視
野中心の像の位置を一致させることができ、最適な立体
感のある被写体像を観察することができる。
を調整することによって、前述の機械的な調整手段と同
様に、2つのCCDで撮像される観察画像において、視
野中心の像の位置を一致させることができ、最適な立体
感のある被写体像を観察することができる。
【0061】また、前述のように光学系とCCDとの相
対位置を調整する場合において、2つの光学系のバラツ
キにより左右の視野マスクがずれてしまい、視野マスク
が二重に映って見づらい画像となってしまうことがあっ
た。そこで、図13に示すような視野マスク移動機構1
41を設けることにより、左右の視野マスクを一致させ
ることができ、良好な立体視観察画像を得ることができ
る。
対位置を調整する場合において、2つの光学系のバラツ
キにより左右の視野マスクがずれてしまい、視野マスク
が二重に映って見づらい画像となってしまうことがあっ
た。そこで、図13に示すような視野マスク移動機構1
41を設けることにより、左右の視野マスクを一致させ
ることができ、良好な立体視観察画像を得ることができ
る。
【0062】レンズ鏡筒142には、リレーレンズ系1
43が配設されており、レンズ鏡筒142後端部内部の
リレーレンズ系143後方には、マスク管144が配置
されている。マスク管144の前端部には、視野マスク
145が設けられている。マスク管144の後端側外周
部には、周回状に固定用V溝146が形成されており、
レンズ鏡筒142に設けられた調整ネジ147が係合す
るようになっている。この調整ネジ147は、レンズ鏡
筒142の周方向に複数、例えば3つ設けられている。
また、マスク管144の後端部には、接眼レンズ148
が設けられている。以上の構成により、視野マスク移動
機構141が形成されている。なお、視野マスク移動機
構は、一方の光学系に設けても良いし、左右両方に設け
るようにしても良い。
43が配設されており、レンズ鏡筒142後端部内部の
リレーレンズ系143後方には、マスク管144が配置
されている。マスク管144の前端部には、視野マスク
145が設けられている。マスク管144の後端側外周
部には、周回状に固定用V溝146が形成されており、
レンズ鏡筒142に設けられた調整ネジ147が係合す
るようになっている。この調整ネジ147は、レンズ鏡
筒142の周方向に複数、例えば3つ設けられている。
また、マスク管144の後端部には、接眼レンズ148
が設けられている。以上の構成により、視野マスク移動
機構141が形成されている。なお、視野マスク移動機
構は、一方の光学系に設けても良いし、左右両方に設け
るようにしても良い。
【0063】視野マスクを調整する際には、複数の調整
ネジ147を締めたり、緩めたりすることによって、図
14に示すように視野マスク145を光学系に対して相
対的に上下左右方向、及び回転方向に移動させる。図1
4の立体視内視鏡149では、一方の視野マスク145
が移動マスクとなっており、他方が固定マスク150と
なっている。
ネジ147を締めたり、緩めたりすることによって、図
14に示すように視野マスク145を光学系に対して相
対的に上下左右方向、及び回転方向に移動させる。図1
4の立体視内視鏡149では、一方の視野マスク145
が移動マスクとなっており、他方が固定マスク150と
なっている。
【0064】このように、一方の視野マスク145を光
学系の光軸に垂直な平面上で移動させることによって、
内視鏡先端より所定の距離離れた点A(例えば被写体の
略中心点)において固定マスク150の中心線と移動マ
スク145の中心線とが交わるように、光学系に対する
視野マスクの位置が調整される。これにより、左右の視
野マスクを一致させることができ、良好な立体視観察画
像を得ることができる。
学系の光軸に垂直な平面上で移動させることによって、
内視鏡先端より所定の距離離れた点A(例えば被写体の
略中心点)において固定マスク150の中心線と移動マ
スク145の中心線とが交わるように、光学系に対する
視野マスクの位置が調整される。これにより、左右の視
野マスクを一致させることができ、良好な立体視観察画
像を得ることができる。
【0065】図15に示す立体視硬性内視鏡42は、自
動フォーカシングのためのフォーカシング機構を有して
いるものである。この内視鏡42は、フォーカシング機
構の構成が加わった以外は、前記実施例と同じ構成なの
で同じ符号を付して説明を省略する。以下、異なる構成
及び作用のみ説明する。
動フォーカシングのためのフォーカシング機構を有して
いるものである。この内視鏡42は、フォーカシング機
構の構成が加わった以外は、前記実施例と同じ構成なの
で同じ符号を付して説明を省略する。以下、異なる構成
及び作用のみ説明する。
【0066】前記プリズム50の後方には、ステップモ
ータ20が配置されていると共に、前記保持部本体47
bに固定されている。このステップモータ20の後方に
は、先端に雄ネジが形成された軸21が突設されてい
る。この軸21には、その先端の雄ネジと螺合する雌ネ
ジを中心に形成した固定部材22が、保持部本体47b
に固定されている。この固定部材22は、前記固定され
た結像レンズ52aとCCD45a、及び固定された結
像レンズ52bとCCD45bの間に、それぞれ介装さ
れる焦点レンズ23a,23bを装着している。
ータ20が配置されていると共に、前記保持部本体47
bに固定されている。このステップモータ20の後方に
は、先端に雄ネジが形成された軸21が突設されてい
る。この軸21には、その先端の雄ネジと螺合する雌ネ
ジを中心に形成した固定部材22が、保持部本体47b
に固定されている。この固定部材22は、前記固定され
た結像レンズ52aとCCD45a、及び固定された結
像レンズ52bとCCD45bの間に、それぞれ介装さ
れる焦点レンズ23a,23bを装着している。
【0067】前記構成で、ステップモータ20を駆動す
ることにより、軸21が所定の角度だけ微小に回転し、
焦点レンズ23a,23bが前後に移動する。このよう
に、前記結像レンズとCCDとの間に介装された焦点レ
ンズ23a,23bの位置が制御でき、その位置に応じ
て、CCD45a,45b上の焦点距離を可変すること
ができる。
ることにより、軸21が所定の角度だけ微小に回転し、
焦点レンズ23a,23bが前後に移動する。このよう
に、前記結像レンズとCCDとの間に介装された焦点レ
ンズ23a,23bの位置が制御でき、その位置に応じ
て、CCD45a,45b上の焦点距離を可変すること
ができる。
【0068】従来のものは、フォーカシングを行う際、
二つの撮像手段それぞれについて、個々にフォーカシン
グを行う必要があった。立体視内視鏡では、左右の像
が、ほぼ、同一位置に表示される必要があり、左右の焦
点距離を一致させる必要性の上からフォーカシングは複
雑であった。
二つの撮像手段それぞれについて、個々にフォーカシン
グを行う必要があった。立体視内視鏡では、左右の像
が、ほぼ、同一位置に表示される必要があり、左右の焦
点距離を一致させる必要性の上からフォーカシングは複
雑であった。
【0069】図15に示す立体視硬性内視鏡では、二つ
の光学系の焦点レンズを一体駆動型に構成して、フォー
カシング動作をするようにしたので、左右のフォーカシ
ングを一致させることが容易で、かつCCDの出力信号
を基にステップモータを制御すれば、自動焦点調整手段
を構成することができる。
の光学系の焦点レンズを一体駆動型に構成して、フォー
カシング動作をするようにしたので、左右のフォーカシ
ングを一致させることが容易で、かつCCDの出力信号
を基にステップモータを制御すれば、自動焦点調整手段
を構成することができる。
【0070】図16には、自動焦点に関する機構と電気
回路が示されている。図16に示す自動焦点機構は、フ
ォーカシングの調整時間短縮を図るため、画面上で画像
がぼけない範囲で、かつ左右共通の範囲に相当する距離
分だけ、焦点をずらして設定してある。図16に示す符
号dが、設定されたフォーカスのズレ量の許容範囲であ
る。ズレ量の許容範囲d内では、いずれの位置でも、画
面上の画像がぼけることはない。尚、図では、分かりや
すくするため、ズレ量を誇張して描いている。
回路が示されている。図16に示す自動焦点機構は、フ
ォーカシングの調整時間短縮を図るため、画面上で画像
がぼけない範囲で、かつ左右共通の範囲に相当する距離
分だけ、焦点をずらして設定してある。図16に示す符
号dが、設定されたフォーカスのズレ量の許容範囲であ
る。ズレ量の許容範囲d内では、いずれの位置でも、画
面上の画像がぼけることはない。尚、図では、分かりや
すくするため、ズレ量を誇張して描いている。
【0071】図16に示す自動焦点調整回路24は、C
CD45a,45bの出力から、画像の輪郭をそれぞれ
抽出する輪郭抽出回路25a,25bと、抽出した輪郭
を比較する輪郭比較回路26a,26bと、この輪郭比
較回路26a,26bの出力を基に、最適な結像位置を
検出する最適結像位置判断回路27とを有している。
CD45a,45bの出力から、画像の輪郭をそれぞれ
抽出する輪郭抽出回路25a,25bと、抽出した輪郭
を比較する輪郭比較回路26a,26bと、この輪郭比
較回路26a,26bの出力を基に、最適な結像位置を
検出する最適結像位置判断回路27とを有している。
【0072】前記最適結像位置判断回路27は、移動量
指示回路28に与えられ、移動量指示回路28は、モー
タ駆動回路29を介して、前記ステップモータ20を駆
動する。
指示回路28に与えられ、移動量指示回路28は、モー
タ駆動回路29を介して、前記ステップモータ20を駆
動する。
【0073】前記構成で、左右の焦点レンズ23a,2
3bから出た光は、左右のCCD上に焦点を結ぶが、一
方が合焦の時、他方は合焦位置からややずれるようにし
ている。合焦を得るため焦点レンズ23a,23bを一
体に前後動させた場合、自動焦点調整回路24は、ズレ
量の許容範囲d内に納まれば、合焦と判断できるので、
フォーカス調整の時間短縮を図ることができる。また、
前述したように、本構成では、初期調整だけを行えば、
左右のフォーカシングを一致させることは、容易にでき
る。
3bから出た光は、左右のCCD上に焦点を結ぶが、一
方が合焦の時、他方は合焦位置からややずれるようにし
ている。合焦を得るため焦点レンズ23a,23bを一
体に前後動させた場合、自動焦点調整回路24は、ズレ
量の許容範囲d内に納まれば、合焦と判断できるので、
フォーカス調整の時間短縮を図ることができる。また、
前述したように、本構成では、初期調整だけを行えば、
左右のフォーカシングを一致させることは、容易にでき
る。
【0074】図17に示す立体視硬性内視鏡装置は、図
16に示す構成の変形例である。立体視硬性内視鏡42
A内には、図15に示す構成に加えて、ハーフプリズム
61と、調整用CCD62と、周辺回路63とを有して
いる。ハーフプリズム61は、前記焦点レンズ23aを
通過した光を二分割し、一方の光を前記CCD45aに
入射させると共に、他方の光を調整用CCD62に入射
させるようになっている。
16に示す構成の変形例である。立体視硬性内視鏡42
A内には、図15に示す構成に加えて、ハーフプリズム
61と、調整用CCD62と、周辺回路63とを有して
いる。ハーフプリズム61は、前記焦点レンズ23aを
通過した光を二分割し、一方の光を前記CCD45aに
入射させると共に、他方の光を調整用CCD62に入射
させるようになっている。
【0075】CCD45aとCCD45bとは、焦点レ
ンズ23a,23bから同じ距離(焦点距離)になるよ
う配置されている。CCD45aと調整用CCD62と
の関係は、図16に示す構成と同じで、許容範囲dだけ
ズレている。
ンズ23a,23bから同じ距離(焦点距離)になるよ
う配置されている。CCD45aと調整用CCD62と
の関係は、図16に示す構成と同じで、許容範囲dだけ
ズレている。
【0076】図17に示す自動焦点調整回路は、第1,
第3の信号処理回路32a,32cが出力する信号を基
に、図16に示す構成と同じように、自動焦点調整を行
っている。抽出輪郭比較回路26は、輪郭比較回路26
a,26bを一体に構成したものである。
第3の信号処理回路32a,32cが出力する信号を基
に、図16に示す構成と同じように、自動焦点調整を行
っている。抽出輪郭比較回路26は、輪郭比較回路26
a,26bを一体に構成したものである。
【0077】前記モニタ31には、第1,第2の信号処
理回路32a,32bの出力を立体像構築のための、処
理を行う三次元信号処理回路36からの左右の画像を、
表示している。立体観察に関しては、前述した通りなの
で省略する。
理回路32a,32bの出力を立体像構築のための、処
理を行う三次元信号処理回路36からの左右の画像を、
表示している。立体観察に関しては、前述した通りなの
で省略する。
【0078】図17に示す構成は、追加構成が有るとい
う欠点はあるが、立体観察を行うための撮像手段が、常
にベスト焦点位置とすることができる点で、図16に示
す構成より優れている。他の効果は、図16に示す構成
と同じである。
う欠点はあるが、立体観察を行うための撮像手段が、常
にベスト焦点位置とすることができる点で、図16に示
す構成より優れている。他の効果は、図16に示す構成
と同じである。
【0079】図18に示す立体視硬性内視鏡装置は、像
のピントが合っている部分(以下フォーカス範囲と呼
ぶ)と、違和感なく立体感が得られている部分(以下立
体範囲と呼ぶ)とを関連づけて調整する構成のものであ
る。
のピントが合っている部分(以下フォーカス範囲と呼
ぶ)と、違和感なく立体感が得られている部分(以下立
体範囲と呼ぶ)とを関連づけて調整する構成のものであ
る。
【0080】図18(a)に示す立体視硬性内視鏡68
は、硬性で細長の挿入部の先端から順に、二つの対物レ
ンズ64と、入射光の光路変更を行うプリズムレンズ6
3a,63bと、複数のレンズからなるリレーレンズ系
65と、このリレーレンズ系65の最後方に位置する結
像レンズ65とを備えている。前記リレーレンズ系65
には、二つの対物レンズ64を経た視差のある左右の被
写体像を同時に、瞳分割的に伝達する構成になってい
る。
は、硬性で細長の挿入部の先端から順に、二つの対物レ
ンズ64と、入射光の光路変更を行うプリズムレンズ6
3a,63bと、複数のレンズからなるリレーレンズ系
65と、このリレーレンズ系65の最後方に位置する結
像レンズ65とを備えている。前記リレーレンズ系65
には、二つの対物レンズ64を経た視差のある左右の被
写体像を同時に、瞳分割的に伝達する構成になってい
る。
【0081】結像レンズ66が結ぶ左右の被写体像は、
内臓された二つのプリズム67により、光軸と直角方向
に分離され、CCD68a,68bに入射する。二つの
プリズム67は、分離して配置されているものである。
内臓された二つのプリズム67により、光軸と直角方向
に分離され、CCD68a,68bに入射する。二つの
プリズム67は、分離して配置されているものである。
【0082】前記二つのCCDにより、この立体視硬性
内視鏡69は、視差のある左右の被写体像を得ることが
できる。
内視鏡69は、視差のある左右の被写体像を得ることが
できる。
【0083】一方、図18(a)に示すCCU70は、
例えば図5の前記制御装置30と同様に、モニタ71に
立体感の有る像を表示させるための信号処理を行ってい
る。
例えば図5の前記制御装置30と同様に、モニタ71に
立体感の有る像を表示させるための信号処理を行ってい
る。
【0084】フィードバック制御部72は、CCU70
内部の信号を用いて、フォーカス範囲と立体範囲とを常
に一定の割合で一致するように、ピント調整機構73に
指示を与えるものである。ピント調整機構73は、前記
結像レンズ66を光軸方向に前後動させる機構であり、
例えばモータなどを含む。
内部の信号を用いて、フォーカス範囲と立体範囲とを常
に一定の割合で一致するように、ピント調整機構73に
指示を与えるものである。ピント調整機構73は、前記
結像レンズ66を光軸方向に前後動させる機構であり、
例えばモータなどを含む。
【0085】フィードバック制御部72の一例として
は、前記図16及び図17に示す前記自動焦点調整回路
とし、かつ前記最適結像位置判断回路27を図示しない
CPUを含む回路としたものである。このCPUは、前
記フォーカス範囲と立体範囲との適正値をデータとして
設定しておく。そして、CPUは、CCU70に内臓さ
れた例えば、図1に示す前記画像ズレ検出回路38の信
号を入力し、以下の制御を行う。
は、前記図16及び図17に示す前記自動焦点調整回路
とし、かつ前記最適結像位置判断回路27を図示しない
CPUを含む回路としたものである。このCPUは、前
記フォーカス範囲と立体範囲との適正値をデータとして
設定しておく。そして、CPUは、CCU70に内臓さ
れた例えば、図1に示す前記画像ズレ検出回路38の信
号を入力し、以下の制御を行う。
【0086】前記CPUは、フォーカス範囲の調整量
(適正値)と、立体範囲の調整量(適正値)とを、それ
ぞれデータとして持っているので、各々の値が最適にな
るように、各々を別々に調整するこができる。
(適正値)と、立体範囲の調整量(適正値)とを、それ
ぞれデータとして持っているので、各々の値が最適にな
るように、各々を別々に調整するこができる。
【0087】また、別の制御として、前記CPUは、フ
ォーカス範囲の調整量に対する立体範囲の調整量をテー
ブルとして有しておき、そのテーブルに従って、いずれ
か一方を調整した時、もう一方が自動的に調整されるよ
うにフィードバック制御を行う。このとき、フォーカス
範囲を調整する場合、CPUは、テーブルに従って、ピ
ント調整機構73を制御する。また、立体範囲を調整す
る場合、CPUは、テーブルに従って図1に示す前記メ
モリ制御39a,39bまたは前記画像ズレ検出回路3
8を制御するようにすれば良い。
ォーカス範囲の調整量に対する立体範囲の調整量をテー
ブルとして有しておき、そのテーブルに従って、いずれ
か一方を調整した時、もう一方が自動的に調整されるよ
うにフィードバック制御を行う。このとき、フォーカス
範囲を調整する場合、CPUは、テーブルに従って、ピ
ント調整機構73を制御する。また、立体範囲を調整す
る場合、CPUは、テーブルに従って図1に示す前記メ
モリ制御39a,39bまたは前記画像ズレ検出回路3
8を制御するようにすれば良い。
【0088】従来の立体視硬性内視鏡装置は、フォーカ
ス範囲と、立体範囲とは、各々無関係に固定されたり、
各々単独で調整するようになっていた。しかし、いずれ
かが像全体をカバーする内視鏡の場合は、もう一方を調
整するのみで済むが、フォーカス範囲、立体範囲とも狭
く範囲が重なっていない内視鏡の場合は、二つの調整を
しなければならなかった。また、それぞれの範囲がズレ
ていると、観察に使える部分が狭くなってしまう。
ス範囲と、立体範囲とは、各々無関係に固定されたり、
各々単独で調整するようになっていた。しかし、いずれ
かが像全体をカバーする内視鏡の場合は、もう一方を調
整するのみで済むが、フォーカス範囲、立体範囲とも狭
く範囲が重なっていない内視鏡の場合は、二つの調整を
しなければならなかった。また、それぞれの範囲がズレ
ていると、観察に使える部分が狭くなってしまう。
【0089】従来例に対して、図18(a)に示す立体
視硬性内視鏡装置74は、フォーカス範囲と、立体範囲
が、いずれか一方を調整しても、常に一定の割合で一致
するように、もう一方の範囲が自動的に調整され、見易
い像を得ることができる。
視硬性内視鏡装置74は、フォーカス範囲と、立体範囲
が、いずれか一方を調整しても、常に一定の割合で一致
するように、もう一方の範囲が自動的に調整され、見易
い像を得ることができる。
【0090】図18(b)に示す立体視硬性内視鏡75
は、前記立体視硬性内視鏡69の構成に代えて、立体視
硬性内視鏡76を備えている。この内視鏡76は、前記
立体視硬性内視鏡69の構成において、プリズム63
a,63b,67を除くと共に、二つのリレー光学系6
9と、二つの結像レンズ66とを設けた構成となってい
る。その他、図18(a)の装置と同様の構成及び作用
については、同じ符号を付して説明を省略する。
は、前記立体視硬性内視鏡69の構成に代えて、立体視
硬性内視鏡76を備えている。この内視鏡76は、前記
立体視硬性内視鏡69の構成において、プリズム63
a,63b,67を除くと共に、二つのリレー光学系6
9と、二つの結像レンズ66とを設けた構成となってい
る。その他、図18(a)の装置と同様の構成及び作用
については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0091】図18(b)に示す立体視硬性内視鏡75
では、対物レンズ66が二つ有るので、ピント調整機構
も二つ設けている。ピント調整機構73a,73bは、
フィードバック制御部72の指示を左右ピント整合部7
7を介して、受け取る。左右ピント調整部77は、左右
の対物レンズ66がバランスよく一致して動くように、
整合性をとっているものである。つまり、左右ピント調
整部77は、左右のピントを一致させるためものであ
る。
では、対物レンズ66が二つ有るので、ピント調整機構
も二つ設けている。ピント調整機構73a,73bは、
フィードバック制御部72の指示を左右ピント整合部7
7を介して、受け取る。左右ピント調整部77は、左右
の対物レンズ66がバランスよく一致して動くように、
整合性をとっているものである。つまり、左右ピント調
整部77は、左右のピントを一致させるためものであ
る。
【0092】尚、ピント調整機構としては、図15に示
す構成を用いれば、左右ピント調整部77が不要にでき
ると共に、同様の効果がえられる。
す構成を用いれば、左右ピント調整部77が不要にでき
ると共に、同様の効果がえられる。
【0093】図19(a)に示す立体視硬性内視鏡78
は、図18(b)に示す前記立体視硬性内視鏡76に代
えて、二つのリレー光学系69を除くと共に、先端側近
傍にCCD68a,68bを設けた内視鏡79を有して
いる。その他、図18(b)の装置と同様の構成、作用
及び効果を有するので、同じ符号を付して説明を省略す
る。
は、図18(b)に示す前記立体視硬性内視鏡76に代
えて、二つのリレー光学系69を除くと共に、先端側近
傍にCCD68a,68bを設けた内視鏡79を有して
いる。その他、図18(b)の装置と同様の構成、作用
及び効果を有するので、同じ符号を付して説明を省略す
る。
【0094】図19(b)に示す立体視硬性内視鏡80
は、図18(b)に示す前記立体視硬性内視鏡76と同
じ構成を有する一方、制御系統の構成が異なっている。
その他、図18(b)の装置と同様の構成及び作用につ
いては、同じ符号を付して説明を省略する。
は、図18(b)に示す前記立体視硬性内視鏡76と同
じ構成を有する一方、制御系統の構成が異なっている。
その他、図18(b)の装置と同様の構成及び作用につ
いては、同じ符号を付して説明を省略する。
【0095】前記立体視硬性内視鏡80は、左右像のズ
レが一定量以内の部分のみにピントが合うように近点か
ら遠点までの左右像のズレ量を検出するズレ量検出部8
1と、検出されたズレ量と立体範囲との比較演算を行う
演算部82とを有している。この演算部82は、ズレ量
が一定値より小さい範囲(立体範囲)内では、ピント合
わせを行うを一方、立体範囲以外ではピント合わせを行
わないようにしている。
レが一定量以内の部分のみにピントが合うように近点か
ら遠点までの左右像のズレ量を検出するズレ量検出部8
1と、検出されたズレ量と立体範囲との比較演算を行う
演算部82とを有している。この演算部82は、ズレ量
が一定値より小さい範囲(立体範囲)内では、ピント合
わせを行うを一方、立体範囲以外ではピント合わせを行
わないようにしている。
【0096】被写体が近点に位置する場合、像のピント
が広くピントが合っているため、左右像がズレてしま
う。一方、遠点の場合、像がくっきりと二つに分かれて
しまう。いずれにしても近点や遠点では像が見辛くなっ
てしまう。図19(a)に示す立体視硬性内視鏡80で
は、立体感が得られる(左右の像のズレ量が許される許
容の)立体範囲内でしか、ピントを合わせないので、近
点や遠点の像のように、ずれて二つに見える範囲でも、
ぼやけた画像となるので、見辛くなることを防ぐことが
できる。
が広くピントが合っているため、左右像がズレてしま
う。一方、遠点の場合、像がくっきりと二つに分かれて
しまう。いずれにしても近点や遠点では像が見辛くなっ
てしまう。図19(a)に示す立体視硬性内視鏡80で
は、立体感が得られる(左右の像のズレ量が許される許
容の)立体範囲内でしか、ピントを合わせないので、近
点や遠点の像のように、ずれて二つに見える範囲でも、
ぼやけた画像となるので、見辛くなることを防ぐことが
できる。
【0097】このような焦点距離の変化と立体範囲の変
化との関係について、図20及び図21を参照して説明
する。
化との関係について、図20及び図21を参照して説明
する。
【0098】立体視内視鏡161において、被写体との
距離が変化したときに、焦点レンズ162a,162b
を光軸に対して前後に移動させて被写体に応じて合焦位
置を移動させると、ベスト焦点位置とは異なる位置で左
右の光学系の光軸が交わってしまい、立体感が得られる
位置と合焦位置とがずれるため、見辛くて非常に疲れる
観察画像となる。そこで、焦点レンズ162a,162
bに連動させてCCD163a,163bを光軸に垂直
な平面上で移動させることにより、CCDで撮像される
被写体画像の中心位置が変位し、ベスト焦点位置と左右
の光学系の視野方向の交点とを一致させることができ
る。例えば図20のように、内視鏡先端からベスト焦点
位置までの距離をa,b,cと変化させると、これに連
動して、左右の光学系の視野方向の交点がA,B,Cと
なるように、CCD163a,163bを移動させる。
距離が変化したときに、焦点レンズ162a,162b
を光軸に対して前後に移動させて被写体に応じて合焦位
置を移動させると、ベスト焦点位置とは異なる位置で左
右の光学系の光軸が交わってしまい、立体感が得られる
位置と合焦位置とがずれるため、見辛くて非常に疲れる
観察画像となる。そこで、焦点レンズ162a,162
bに連動させてCCD163a,163bを光軸に垂直
な平面上で移動させることにより、CCDで撮像される
被写体画像の中心位置が変位し、ベスト焦点位置と左右
の光学系の視野方向の交点とを一致させることができ
る。例えば図20のように、内視鏡先端からベスト焦点
位置までの距離をa,b,cと変化させると、これに連
動して、左右の光学系の視野方向の交点がA,B,Cと
なるように、CCD163a,163bを移動させる。
【0099】なお、このとき、図21に示すように、被
写体像の結像領域164がCCDの撮像領域165より
大きくなるように被写体像を結像するようにしている。
これにより、例えばCCD163a,163bを移動さ
せてCCDの撮像領域165が図21の(a)から
(b)のように変位しても、常にCCDの撮像領域16
5が被写体像の結像領域164内に位置するようにで
き、被写体画像をモニタ全画面に表示することができ
る。
写体像の結像領域164がCCDの撮像領域165より
大きくなるように被写体像を結像するようにしている。
これにより、例えばCCD163a,163bを移動さ
せてCCDの撮像領域165が図21の(a)から
(b)のように変位しても、常にCCDの撮像領域16
5が被写体像の結像領域164内に位置するようにで
き、被写体画像をモニタ全画面に表示することができ
る。
【0100】このように、ベスト焦点位置と左右の光学
系の視野方向の交点とを一致させることにより、常に立
体感が得られる立体範囲内でのみ合焦状態とすることが
でき、被写体までの距離が変化しても疲れない良好な立
体視観察画像を得ることができる。
系の視野方向の交点とを一致させることにより、常に立
体感が得られる立体範囲内でのみ合焦状態とすることが
でき、被写体までの距離が変化しても疲れない良好な立
体視観察画像を得ることができる。
【0101】
【発明の効果】前述したように本発明の立体視内視鏡装
置によれば、光軸のズレ等に起因し、表示画面上におけ
る視差のある二つの被写体像の表示位置にズレが生じて
も、このズレ量を最適な立体感が得られる範囲に校正で
きるようにすることで、観察者の疲労感を少なくすると
共に最適な立体感のある被写体像を観察することができ
るという効果がある。
置によれば、光軸のズレ等に起因し、表示画面上におけ
る視差のある二つの被写体像の表示位置にズレが生じて
も、このズレ量を最適な立体感が得られる範囲に校正で
きるようにすることで、観察者の疲労感を少なくすると
共に最適な立体感のある被写体像を観察することができ
るという効果がある。
【図1】図1は立体視硬性内視鏡の構成図及び左右像の
ズレ量の説明図。
ズレ量の説明図。
【図2】図2は立体硬性内視鏡用の校正具の断面図。
【図3】図3は立体硬性内視鏡の斜視図。
【図4】図4は像の輪郭を比較する画像範囲の説明図。
【図5】図5は立体視硬性内視鏡装置の構成図。
【図6】図6は一般的な立体視内視鏡装置の概略構成を
示す説明図。
示す説明図。
【図7】図7は光学系とCCDとの相対位置を機械的に
調整する調整手段を備えた立体視内視鏡装置の概略構成
を示す説明図。
調整する調整手段を備えた立体視内視鏡装置の概略構成
を示す説明図。
【図8】図8は光学系とCCDとの相対位置を機械的に
調整する位置調整機構の一部切り欠き断面図。
調整する位置調整機構の一部切り欠き断面図。
【図9】図9は図8の位置調整機構を後方から見た平面
図。
図。
【図10】図10は電気的な駆動によりCCDの相対位
置を調整する位置調整機構の一部切り欠き断面図。
置を調整する位置調整機構の一部切り欠き断面図。
【図11】図11は図10の位置調整機構を前方から見
た平面図。
た平面図。
【図12】図12は図10の位置調整機構を後方から見
た平面図。
た平面図。
【図13】図13は視野マスク移動機構の構成を示す断
面図。
面図。
【図14】図14は視野マスク移動機構の作用を説明す
る作用説明図。
る作用説明図。
【図15】図15は自動フォーカシング機構を有する立
体視硬性内視鏡の構成図。
体視硬性内視鏡の構成図。
【図16】図16は自動焦点に関する機構と電気回路の
構成図。
構成図。
【図17】図17は図16の変形例に係る立体視硬性内
視鏡装置の構成図。
視鏡装置の構成図。
【図18】図18はピント調整と立体感調整とを備えた
立体視硬性内視鏡装置の構成図。
立体視硬性内視鏡装置の構成図。
【図19】図19(a)は図18と異なる立体視硬性内
視鏡の構成図。図19(b)はピント調整範囲を規制し
た立体視硬性内視鏡の構成図。
視鏡の構成図。図19(b)はピント調整範囲を規制し
た立体視硬性内視鏡の構成図。
【図20】図20は焦点距離の変化と立体範囲の変化と
の関係を説明するための説明図。
の関係を説明するための説明図。
【図21】図21は立体視内視鏡における被写体像の結
像領域とCCDの撮像領域とを示す説明図。
像領域とCCDの撮像領域とを示す説明図。
1…校正具 31…モニタ 34a,34b…フレームメモリ 36…三次元処理回路 37a,37b…輪郭抽出回路 38…画像ズレ検出回路 39a,39b…メモリ制御回路 40…立体視硬性内視鏡装置 43…立体視硬性内視鏡 44a,44b…リレーレンズ系 45a,45b…CCD 50…プリズム 60…ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 進 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 窪田 哲丸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 本間 聡 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中田 明雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 金森 厳 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 榛澤 豊治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 深谷 孝 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 橋口 敏彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 望田 明彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉野 謙二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 唐沢 均 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 斎藤 圭介 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−210813(JP,A) 特開 昭63−201618(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 23/24 A61B 1/04 370 G02B 23/26
Claims (1)
- 【請求項1】 被写体を第1の被写体像として結像さ
せる第1の結像光学系と、前記被写体を前記第1の被写体像に対して視差を有する
第2の被写体像として結像させる第2の結像光学系と 、前記第1の結像光学系で結像された前記第1の被写体像
を撮像する第1の撮像手段と 、前記第2の結像光学系で結像された前記第2の被写体像
を撮像する第2の撮像手段と 、前記第2の結像光学系の光軸に対して前記第2の撮像手
段の受光面の位置を相対的に調整する位置調整機構と 、を具備した ことを特徴とする立体視内視鏡装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30907492A JP3257640B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-11-18 | 立体視内視鏡装置 |
US08/499,648 US5577991A (en) | 1992-06-09 | 1995-07-07 | Three-dimensional vision endoscope with position adjustment means for imaging device and visual field mask |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14970392 | 1992-06-09 | ||
JP4-149703 | 1992-06-09 | ||
JP30907492A JP3257640B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-11-18 | 立体視内視鏡装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0659196A JPH0659196A (ja) | 1994-03-04 |
JP3257640B2 true JP3257640B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=26479504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30907492A Expired - Fee Related JP3257640B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-11-18 | 立体視内視鏡装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
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