JPH07323004A - 立体視内視鏡システム - Google Patents

立体視内視鏡システム

Info

Publication number
JPH07323004A
JPH07323004A JP6118994A JP11899494A JPH07323004A JP H07323004 A JPH07323004 A JP H07323004A JP 6118994 A JP6118994 A JP 6118994A JP 11899494 A JP11899494 A JP 11899494A JP H07323004 A JPH07323004 A JP H07323004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
stereoscopic
camera head
ccd
eye side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6118994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3599778B2 (ja
Inventor
Ichiro Funabashi
一郎 舩橋
Akihiko Mochida
明彦 望田
Kotaro Ogasawara
弘太郎 小笠原
Wataru Ono
渉 大野
Shinji Yamashita
真司 山下
Katsuyuki Saito
克行 斉藤
Masao Uehara
政夫 上原
Nobuaki Akui
伸章 安久井
Hideki Koyanagi
秀樹 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11899494A priority Critical patent/JP3599778B2/ja
Publication of JPH07323004A publication Critical patent/JPH07323004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3599778B2 publication Critical patent/JP3599778B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】立体視内視鏡に接続するカメラヘッドが1つ
で、操作性の良い立体視内視鏡システムを提供するこ
と。 【構成】立体視硬性内視鏡システム1は、右眼,左眼に
それぞれ対応するリレー光学系2R,2Lを平行に配設
した立体視硬性内視鏡2と、このリレー光学系2R,2
Lに対設し、被写体像を結像するCCD3R,3Lを実
装した1枚の基板31を内蔵したテレビカメラヘッド3
と、これらCCD3R,3Lに結像した被写体像の電気
信号を処理するCCU4R,4Lを備えた信号処理装置
4と、CCU4R,4Lから交互に出力される右・左の
画像信号を倍速変換する倍速変換ユニット5と、画像信
号を表示するモニタ6と、このモニタ6に表示される画
像を立体的に観察する遮光メガネ7と、この遮光メガネ
7の液晶シャッター7R,7Lを交互に遮光する同期信
号を発光する赤外線発光部8とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体を立体的に観察
可能な立体視内視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長な挿入部を挿入し、
必要に応じ、処置具チャンネル内に処置具を挿通して、
各種検査・処置のできる内視鏡が広く用いられている。
これら内視鏡には、挿入部が軟性で、口腔などから屈曲
した体腔内に挿通して、観察、あるいは診断・処置ので
きる軟性内視鏡や挿入部が硬性で、目的部位に向けて直
線的に挿入して観察、あるいは診断・処置のできる硬性
内視鏡がある。
【0003】前記軟性内視鏡は、光学式のものでは、可
撓性のイメージガイドファイバを用い、このファイバを
像伝達手段としている。また、前記硬性内視鏡は、挿入
部が硬性であるので、狙撃性に優れ、像伝達手段とし
て、一般的にリレー光学系を用いて、光学像を得るよう
になっている。さらに、硬性内視鏡を含めた内視鏡で
は、光学像を肉眼で直接観察するほかに、電荷結合素子
(CCD)などの固体撮像素子を撮像手段に用い、CC
Dに結像した被写体像を電気信号、さらには画像信号に
変換してモニタ画面上に被写体像を表示して観察するよ
うにしたものがある。
【0004】しかし、前述した内視鏡では遠近感の無
い、平面像として見えるものなので例えば、診断指標と
して非常に重要な、体腔内壁表面の微細な凹凸を観察す
ることが困難であった。
【0005】これに対処するため、軟性内視鏡に適用し
たものとして例えば、特開昭57−69839号公報に
は、二本で一対のイメージガイドの各端部にそれぞれ対
物レンズを設け、他端部にそれぞれ接眼レンズを設けた
立体視内視鏡が開示されている。この立体視内視鏡で
は、前記二本のイメージガイドを一対にして、内視鏡挿
入部に内装し、一対の対物レンズと観察対象点とのなす
輻輳角を立体視可能な角度となるようにして、観察像を
立体的に観察できるようにしている。
【0006】また、立体視硬性内視鏡としては例えば、
図10に示すような立体視硬性内視鏡システム90があ
る。この立体視内視鏡システム90では、右眼,左眼に
それぞれ対応する2つのリレー光学系91R,91Lを
平行に配置させた立体視硬性内視鏡91の手元側端部
に、それぞれのリレー光学系91R,91Lに対応する
テレビカメラヘッド92R,92Lを接続し、このテレ
ビカメラヘッド92R,92Lから送られてくる信号を
それぞれのテレビカメラヘッド92R,92Lに対応す
るカメラコントロールユニット(以下CCUと略記)9
3R,93Lで信号処理を行い、このCCU93R,9
3Lでそれぞれ処理した信号を倍速変換ユニット94を
介してモニタ95に左画像・右画像を例えば1/120
秒づつ交互に出力すると共に、モニタ95に出力される
左右画像の切換えタイミングに対応する同期信号を赤外
線発光部96に出力している。そして、前記モニタ95
に表示されている画像を、同期信号に従って発光する赤
外線発光部96からの赤外光を受けて遮光・透光を繰り
返す液晶シャッター97R,97Lを有する液晶シャッ
ターメガネ97で観察することによって、観察者はモニ
タ画面に表示されている画像を立体的に観察することが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような2つのリレー光学系を備えた立体視硬性内視鏡を
用いて立体視硬性内視鏡システムを構成する場合、立体
視硬性内視鏡に備えられているそれぞれのリレー光学系
に対応するように2つのテレビカメラヘッドを接続しな
ければならず、万一、リレー光学系とテレビカメラヘッ
ドとの組み合わせを取り違えてしまうと、モニタ画面に
表示される画像を立体的に観察することができなくなる
という問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、立体視内視鏡に接続するカメラヘッドが1つ
で、操作性の良い立体視内視鏡システムを提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の立体視内視鏡シ
ステムは、被写体を右眼・左眼の視差を有する2つの被
写体像としてそれぞれ伝達する右眼用及び左眼用一対の
光学系を備えた内視鏡と、前記一対の光学系にそれぞれ
対設する固体撮像素子を内蔵したテレビカメラヘッド
と、前記テレビカメラヘッドで得られた被写体像の電気
信号をそれぞれの画像信号に処理する信号処理手段と、
この信号処理手段でそれぞれ処理された画像信号を交
互、または同時に表示して立体的に認識される立体表示
手段とを有する立体視内視鏡システムであって、内視鏡
に備えられている右眼用及び左眼用一対の光学系にそれ
ぞれ対設する一対の固体撮像素子を1枚の基板上に実装
し、この基板をテレビカメラヘッドに内蔵している。
【0010】
【作用】この構成によれば、内視鏡とテレビカメラヘッ
ドとを接続することによって、内視鏡に備えてある右眼
用及び左眼用一対の光学系とテレビカメラに内蔵した基
板に設けた一対の固体撮像素子とが一度に接続する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、図
1は立体視硬性内視鏡システムの概略構成を示す図、図
2はCCDを実装する基板の回路構成を示す図、図3は
テレビカメラヘッドに内蔵される基板の構成を示す図で
ある。
【0012】本実施例では立体視内視鏡システムとし
て、立体視硬性内視鏡を用いて説明する。図1に示す立
体視硬性内視鏡システム1は、右眼,左眼にそれぞれ対
応する右眼側被写体像(以下Rは右眼側を意味する)と
左眼側被写体像(以下Lは左眼側を意味する)とを伝達
するリレー光学系2R,2Lを平行に配設した立体視硬
性内視鏡2と、この立体視硬性内視鏡2に配設した一対
のリレー光学系2R,2Lにそれぞれ対設し、それぞれ
の被写体像が結像する一対の固体撮像素子(以下CCD
と記載)3R,3Lを実装した1枚の基板31を内蔵し
たテレビカメラヘッド3と、このテレビカメラヘッド3
のコネクタ32へ着脱自在に接続され、CCD3R,3
Lを駆動すると共に、これらCCD3R,3Lに結像し
た被写体像の電気信号を処理する信号処理手段であるカ
メラコントロールユニット(以下CCUと略記)4R,
4Lを備えた信号処理装置4と、前記CCU4R,4L
から1秒間に、例えば、30回づつ交互に出力された右
眼側及び左眼側の画像信号を1秒間に、60回づつ交互
に出力されるように変換する倍速変換ユニット5と、こ
の倍速変換ユニット5で変換され1秒間に、60回づつ
交互に出力される右眼側及び左眼側の画像信号を表示す
るモニタ6と、このモニタ6に表示される画像を立体的
に観察するための液晶シャッター7R,7Lとを有する
遮光メガネ7と、この遮光メガネ7の液晶シャッター7
R,7Lをモニタ6の表示画像に同期させて交互に遮光
する同期信号を発光する赤外線発光部8となどで構成さ
れている。
【0013】なお、前記リレー光学系2R,2Lは、図
示しない遮光部材により互いに遮光されている。また、
前記立体視硬性内視鏡2には図示しない照明光学系が挿
通しており、図示しない照明光学系から前記照明光学系
へ照明光が供給されるようになっている。さらに、遮光
メガネは、表示画像に同期して、左右の液晶シャッター
7R,7Lが交互に遮光されることにより、残像現象を
利用して観察者に立体感を与えるもので、2つのリレー
光学系2R,2Lにより伝達された像が視差を有するの
で立体像として観察される。
【0014】前記テレビカメラヘッド3に内蔵されてい
る基板31にはCCD3R,3Lや複数の電子部品が実
装されている。図2に示すようにCCD3Rや電子部品
33,33,33....が実装されている基板31に
は例えば、このCCD3Rの垂直転送クロック用の端子
VΦ1 ,VΦ2 ,VΦ3 ,VΦ4 や水平転送クロック用
の端子HΦ1 ,HΦ2 、あるいはVout ,GND,VDD
などの各端子と、基板31の略中央部に設けた前記垂直
転送クロック用の端子VΦ1 ,VΦ2 ,VΦ3,VΦ4
や水平転送クロック用の端子HΦ1 ,HΦ2 、あるいは
Vout ,GND,VDDなどの各端子に対応する複数の接
点部34,34,34...とが基板上に設けた配線パ
ターンの所定の信号線35,35,35...によって
それぞれ接続されている。なお、CCD3L側も同様の
構成となっている。
【0015】そして、図3に示すようにテレビカメラヘ
ッド3に内蔵されているCCD3R,3Lや複数の電子
部品33,33,33...を実装したエポキシ樹脂な
どの硬質な基板31の接点部34,34,34...
に、信号処理装置4と着脱自在に接続されるコネクタ3
2に延出する信号ケーブル37の複数の信号線38,3
8,38...が接続されている。
【0016】なお、前記CCD3R及びCCD3Lは、
テレビカメラヘッド3を立体視硬性内視鏡2に接続した
とき、この立体視硬性内視鏡2に配設されているリレー
光学系2R及びリレー光学系2Lに対してCCD3R及
びCCD3Lの撮像面が最も効率良く対設する基板31
の所定位置に取り付けられている。そして、上述のよう
にCCD3R及びCCD3Lを所定位置に取り付けた基
板31をテレビカメラヘッド3の基板取り付け部(不図
示)に固定している。
【0017】上述のように構成した立体視硬性内視鏡シ
ステム1の作用を説明する。まず、テレビカメラヘッド
3と立体視硬性内視鏡2とを接続し、テレビカメラヘッ
ド3の後端側に位置するコネクタ32を信号処理装置4
に接続する。次に、CCD3R,3L、CCU4R,4
L、倍速変換ユニット5、モニタ6及び赤外線発光部8
などをオン状態にする。すると、モニタ画面上にCCD
3R及びCCD3Lでとらえた右眼側及び左眼側の被写
体像が1秒間に、60回づつ交互に表示される。ここ
で、術者は、このモニタ6に表示されている画面を立体
的に観察するため遮光メガネ7をかける。この遮光メガ
ネ7は、前記モニタ6に表示されている画面の右眼側と
左眼側との表示画像の切り換わりに同期して赤外線発光
部8から発光される赤外線を受光して液晶シャッター7
R,7Lが交互に遮光される。このことにより、残像現
象を利用してモニタ6に表示されている画面を立体的に
観察する。
【0018】このように、立体視硬性内視鏡に配設され
ている一対のリレー光学系にそれぞれ対設して被写体像
が結像するように一対の固体撮像素子を1枚の基板上に
実装し、この基板をテレビカメラヘッドに内蔵すること
によって、立体視硬性内視鏡とテレビカメラヘッドとを
接続する一回の作業で、立体視硬性内視鏡の右眼側及び
左眼側のリレー光学系を伝達される被写体の光学像がテ
レビカメラヘッドの右眼側及び左眼側の固体撮像素子に
それぞれ結像させることができるので作業性が大幅に向
上する。
【0019】また、テレビカメラヘッドの信号線の後端
部に設けたコネクタを信号処理装置に接続することによ
って、テレビカメラヘッドの右眼側及び左眼側の撮像素
子に結像した被写体像の電気信号を右眼側及び左眼側の
CCUにそれぞれ伝送されるようにしているので作業性
がさらに向上する。
【0020】なお、立体視を実現させる方式は、モニタ
に左右の像を交互に表示させて液晶シャッターを備えた
遮光メガネで観察するものに限定されるものではなく、
右眼用モニタと左眼用モニタとにそれぞれの像を同時に
表示するフェイスマウントディスプレイなどで観察する
ようにしてもよい。
【0021】また、本実施例の立体視内視鏡システム
は、硬性内視鏡だけでなく、光伝達手段としてリレー光
学系に代えて、可撓性を有するイメージガイドファイバ
を用いた軟性内視鏡などにも適用できることはいうまで
もない。
【0022】さらに、シールド線38sは基板31のS
hieldに接続されるようになっている。
【0023】図4は本発明の第2実施例に係るテレビカ
メラヘッドに内蔵される基板の構成を示す図である。本
実施例においては、硬質な基板31にCCD3R,3L
や電子部品33,33,33...を実装する代わり
に、柔軟性を有するフレキシブルプリント基板11にC
CD3R,3Lや電子部品33,33,33...を実
装している。また、このフレキシブルプリント基板11
を雄ねじ12と雌ねじ部を設けた固定部材13とで形成
した調整手段14を介してテレビカメラヘッド本体39
に上下左右の光学系の光軸とCCDの撮像面との位置関
係を調整可能なように配設している。その他の構成は前
記第1実施例と同様であり、同部材には同符号を付して
説明を省略する。
【0024】このように、右眼側及び左眼側の2つのC
CDをフレキシブルプリント基板上に実装すると共に、
このフレキシブルプリント基板をテレビカメラヘッドに
上下左右の4方向を調整可能なように、前記フレキシブ
ルプリント基板に配設した固定部材を雄ねじで螺合固定
することにより、この雄ネジを進退させることによっ
て、CCDの撮像面と立体視内視鏡の光学系の光軸との
位置関係を微調整することができる。その他の作用及び
効果は前記第1実施例と同様である。
【0025】ところで、基板に実装される2つのCCD
の感度にバラツキがあると互いのCCDの出力レベルが
変わって見難い画面となってしまう。このため、CCD
の感度がバラつかないように同一ロッドのCCDを同一
基板に実装して基板ユニット単位でバラツキが無いよう
に管理していた。しかし、2つのCCDの出力レベルが
異なってしまうことがあった。
【0026】そこで、図5のように右眼側あるいは左眼
側のCCD3R,3Lの少なくともどちらか一方にゲイ
ンアンプ15R(L)を設けることによって、CCD3
RとCCD3Lとの出力レベルを同一にするようにして
いる。
【0027】すなわち、右眼側あるいは左眼側のCCD
3R(L)の一方にゲインアンプ15R(L)を設けた
ときには、ゲインアンプ15Rを設けていない方のCC
D3Lの出力に一致させるようにCCD3Rを調整し、
双方のCCD3R,3Lにゲインアンプ15R,15L
をそれぞれ設けたときには双方のCCD3R,3Lの出
力調整を行うことによって、2つのCCDの出力レベル
を同一にすることができる。
【0028】ところで、内視鏡に接続するテレビカメラ
ヘッドに2つのCCDを設ける代わりに、内視鏡の先端
部に2つのCCDを配設して、それぞれのCCDに結像
した被写体像の電気信号を対応するCCUに伝送して信
号処理を行うことによって、立体視観察像を得ることが
できる。しかし、内視鏡内に配設する2つのCCDの撮
像面をそれぞれの光学系の光軸に対して垂直、且つ、並
列に配設していたのでは先端部の外径が太径となり、患
者に与える苦痛が大きくなってしまう。そこで、内視鏡
の先端部にCCDを以下のようにして配設することによ
って、2つのCCDを内蔵した立体視内視鏡の内視鏡先
端部の細径化を図ることができる。
【0029】図6に示すように内視鏡100の先端部1
01には照明光を供給するライトガイド102とこのラ
イトガイド102に臨まれる照明光学系103とが配設
されると共に、このライトガイド102を伝送した照明
光によって照らされた被写体を立体的に観察するための
右眼側及び左眼側用の観察光学系104R,Lをそれぞ
れ配設している。これら観察光学系104R,Lの後端
部には長さの異なるリレーレンズ105a,bが配設さ
れている。
【0030】例えば、右眼側用観察光学系104Rの後
端部には短いリレーレンズ105aが配設され、このリ
レーレンズ105aの後方の基板上106にCCD10
7Rの撮像面が光軸に対して垂直になるように配置され
ている。また、左眼側観察光学系104Lの後端部には
右眼側のCCD107Rの位置まで延出するリレーレン
ズ105bが配設され、このリレーレンズ105bの光
軸を2つのプリズムレンズ108a,bを介して前記右
眼側リレーレンズ105aの光軸の略同軸上にCCD1
07Lの撮像面が光軸に対して垂直になるように配置し
た基板109が配設されている。
【0031】このように、右眼側及び左眼側の2つのC
CDをそれぞれ基板上に配設し、1つの光学系の光軸上
にCCDを配置させることによって、2つのCCDを内
蔵した立体視内視鏡挿入部先端部を細径化した立体視内
視鏡を提供することができる。
【0032】また、図7に示すようにCCD107R及
び107Lを2枚の基板106,109に実装する代わ
りに、CCD107R及び107Lをフレキシブルプリ
ント基板110に実装して折り曲げて配置させるように
してもよい。
【0033】さらに、図8に示すようにCCD107
R,107Lの撮像面をそれぞれ光軸に対して平行にな
るように配設し、これらCCD107R,107Lの撮
像面にプリズムレンズ111a,111bを介して被写
体像を結像させることによって2つのCCDを内蔵した
立体視内視鏡挿入部先端部を細径化した立体視内視鏡を
提供することができる。このとき、図9に示すように1
枚の基板112上やあるいはフレキシブルプリント基板
110上にCCD107R,107Lを図8と同様に配
設するようにしてもよい。
【0034】[付記] 1.被写体を右眼・左眼の視差を有する2つの被写体像
としてそれぞれ伝達する右眼用及び左眼用一対の光学系
を備えた内視鏡と、前記一対の光学系にそれぞれ対設す
る固体撮像素子を内蔵した一対のテレビカメラヘッド
と、前記一対のテレビカメラヘッドで得られた被写体像
の電気信号をそれぞれの画像信号に処理する信号処理手
段と、この信号処理手段でそれぞれ処理された画像信号
を交互、または同時に表示して立体的に認識される立体
表示手段とを有する立体視内視鏡システムにおいて、内
視鏡に備えられている右眼用及び左眼用一対の光学系に
それぞれ対設する一対の固体撮像素子を1枚の基板上に
実装し、この基板をテレビカメラヘッドに内蔵した立体
視内視鏡システム。
【0035】2.前記テレビカメラヘッドの後端部に、
このテレビカメラヘッドの右眼側及び左眼側の固体撮像
素子でとらえた被写体像の電気信号を信号処理装置の右
眼側及び左眼側のCCUにそれぞれ伝送するコネクタを
設けた付記1記載の立体視内視鏡システム。
【0036】3.前記基板がフレキシブルプリント基板
である付記1記載の立体視内視鏡システム。
【0037】4.前記フレキシブルプリント基板をテレ
ビカメラヘッド本体に調整手段を介して配設した付記3
記載の立体視内視鏡システム。
【0038】5.前記調整手段が雄ねじと雌ねじを有す
る部材とで構成され、フレキシブルプリント基板に配設
されている固体撮像素子と立体視内視鏡に配設されてい
る光学系との位置関係を上下左右方向に調整可能な付記
4記載の立体視内視鏡システム。
【0039】6.右眼側あるいは左眼側の固体撮像素子
の少なくともどちらか一方にCCDの出力レベルを調整
するゲインアンプを設けた付記1記載の立体視内視鏡シ
ステム。
【0040】7.内視鏡の先端部に照明光学系と右眼側
及び左眼側の観察光学系とを配設し、前記観察光学系の
後方に固体撮像素子を配設する立体視内視鏡において、
前記右眼側及び左眼側の観察光学系のどちらか一方の光
軸に対してそれぞれのCCDの撮像面を垂直に配設した
立体視内視鏡。
【0041】8.内視鏡の先端部に照明光学系と右眼側
及び左眼側の観察光学系とを配設し、前記観察光学系の
後方に固体撮像素子を配設する立体視内視鏡において、
前記右眼側及び左眼側の観察光学系の光軸に対してそれ
ぞれのCCDの撮像面を平行に配設した立体視内視鏡。
【0042】
【発明の効果】前述したように本発明の立体視内視鏡に
よれば、立体視内視鏡に接続するカメラヘッドが1つ
で、操作性の良い立体視内視鏡システムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、
図1は立体視硬性内視鏡システムの概略構成を示す図
【図2】CCDを実装する基板の回路構成を示す図
【図3】テレビカメラヘッドに内蔵される基板の構成を
示す図
【図4】本発明の第2実施例に係るテレビカメラヘッド
に内蔵される基板の構成を示す図
【図5】CCDの感度調整を示す図
【図6】内視鏡内のCCDの配置及び構成を示す図
【図7】内視鏡内のCCDの配置及び他の構成を示す図
【図8】内視鏡内のCCDの別の配置及び構成を示す図
【図9】内視鏡内のCCDの別の配置及び他の構成を示
す図
【図10】従来例に係る立体視内視鏡システムの概略構
成を示す図
【符号の説明】
2…立体視硬性内視鏡 3…テレビカメラヘッド 31…基板 3R…右眼側用CCD 3L…左眼側用CCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 渉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山下 真司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 克行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 上原 政夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安久井 伸章 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小柳 秀樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を右眼・左眼の視差を有する2つ
    の被写体像としてそれぞれ伝達する右眼用及び左眼用一
    対の光学系を備えた内視鏡と、前記一対の光学系にそれ
    ぞれ対設する固体撮像素子を内蔵したテレビカメラヘッ
    ドと、前記テレビカメラヘッドで得られた被写体像の電
    気信号をそれぞれの画像信号に処理する信号処理手段
    と、この信号処理手段でそれぞれ処理された画像信号を
    交互、または同時に表示して立体的に認識される立体表
    示手段とを有する立体視内視鏡システムにおいて、 内視鏡に備えられている右眼用及び左眼用一対の光学系
    にそれぞれ対設する一対の固体撮像素子を1枚の基板上
    に実装し、この基板をテレビカメラヘッドに内蔵したこ
    とを特徴とする立体視内視鏡システム。
JP11899494A 1994-05-31 1994-05-31 立体視内視鏡システム Expired - Fee Related JP3599778B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11899494A JP3599778B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 立体視内視鏡システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11899494A JP3599778B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 立体視内視鏡システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07323004A true JPH07323004A (ja) 1995-12-12
JP3599778B2 JP3599778B2 (ja) 2004-12-08

Family

ID=14750375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11899494A Expired - Fee Related JP3599778B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 立体視内視鏡システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3599778B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006073186A1 (ja) * 2005-01-07 2006-07-13 Olympus Medical Systems Corp. 内視鏡用挿入部
WO2014203604A1 (ja) * 2013-06-19 2014-12-24 オリンパス株式会社 内視鏡用撮像ユニット
JP2015002805A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 オリンパス株式会社 内視鏡
JPWO2017111125A1 (ja) * 2015-12-25 2017-12-21 太陽誘電株式会社 プリント配線板、及びカメラモジュール
JP6342600B1 (ja) * 2016-12-26 2018-06-13 オリンパス株式会社 ステレオ撮像ユニット
WO2018123140A1 (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 オリンパス株式会社 ステレオ撮像ユニット
WO2020019585A1 (zh) * 2018-07-24 2020-01-30 中南大学 一种真视红外工业内窥镜及其取像方法
JP2021520979A (ja) * 2018-05-03 2021-08-26 メディット コーポレーション 三次元口腔スキャナ

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006073186A1 (ja) * 2005-01-07 2006-07-13 Olympus Medical Systems Corp. 内視鏡用挿入部
US8033990B2 (en) 2005-01-07 2011-10-11 Olympus Medical Systems Corp. Endoscope insertion portion
WO2014203604A1 (ja) * 2013-06-19 2014-12-24 オリンパス株式会社 内視鏡用撮像ユニット
JP2015002805A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 オリンパス株式会社 内視鏡
JPWO2017111125A1 (ja) * 2015-12-25 2017-12-21 太陽誘電株式会社 プリント配線板、及びカメラモジュール
JP6342600B1 (ja) * 2016-12-26 2018-06-13 オリンパス株式会社 ステレオ撮像ユニット
WO2018123140A1 (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 オリンパス株式会社 ステレオ撮像ユニット
US10645266B2 (en) 2016-12-26 2020-05-05 Olympus Corporation Stereo image pickup unit
JP2021520979A (ja) * 2018-05-03 2021-08-26 メディット コーポレーション 三次元口腔スキャナ
US11903678B2 (en) 2018-05-03 2024-02-20 Medit Corp. 3-dimensional intraoral scanner
WO2020019585A1 (zh) * 2018-07-24 2020-01-30 中南大学 一种真视红外工业内窥镜及其取像方法
US11650408B2 (en) 2018-07-24 2023-05-16 Central South University True-seeing infrared industrial endoscope and image capturing method for same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3599778B2 (ja) 2004-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3220538B2 (ja) 立体視内視鏡及び立体視内視鏡装置
JP3257640B2 (ja) 立体視内視鏡装置
US4873572A (en) Electronic endoscope apparatus
US6139490A (en) Stereoscopic endoscope with virtual reality viewing
JPH0829701A (ja) 立体視内視鏡システム
JPS63294509A (ja) 立体視内視鏡装置
JP2006181021A (ja) 電子内視鏡装置
JPH07323004A (ja) 立体視内視鏡システム
JPH0820603B2 (ja) ビデオスコ−プ装置
JP3257641B2 (ja) 立体視内視鏡装置
JPS63244011A (ja) 電子内視鏡
JP3093875B2 (ja) 立体視内視鏡
JPH06208061A (ja) 立体視内視鏡
JPH0416812A (ja) ステレオ内視鏡
JPH05341207A (ja) 立体視内視鏡装置
JPH0815616A (ja) 立体内視鏡撮像装置
JP4016459B2 (ja) 立体内視鏡
JP2001221961A (ja) 双眼光学アダプタ
JP2843332B2 (ja) 立体視内視鏡
JP3423347B2 (ja) 立体撮像装置
JP3506766B2 (ja) 立体内視鏡撮像装置
WO2018211755A1 (ja) 撮像装置
JP2716936B2 (ja) 立体内視鏡撮像装置
JP2826103B2 (ja) 内視鏡装置
JPH08122665A (ja) 立体視内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040308

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040915

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees