JPH10286217A - 硬性鏡の視野変換システム - Google Patents

硬性鏡の視野変換システム

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JPH10286217A
JPH10286217A JP9094002A JP9400297A JPH10286217A JP H10286217 A JPH10286217 A JP H10286217A JP 9094002 A JP9094002 A JP 9094002A JP 9400297 A JP9400297 A JP 9400297A JP H10286217 A JPH10286217 A JP H10286217A
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JP
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image
optical system
imaging
rigid
field
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JP9094002A
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Tsutomu Igarashi
勉 五十嵐
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/04Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances
    • A61B1/055Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances having rod-lens arrangements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61B1/04Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances
    • A61B1/042Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances characterised by a proximal camera, e.g. a CCD camera
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00163Optical arrangements
    • A61B1/00188Optical arrangements with focusing or zooming features

Abstract

(57)【要約】 【課題】物体の空洞内を観察する硬性鏡の視野を好適に
変換でき且つ良質の画像を得ることの可能なシステムを
提供すること。 【解決手段】硬性鏡1と撮像装置2は取り外し可能であ
る。硬性鏡1は観察物体3側から順に対物光学系4,リ
レー光学系5,接眼光学系6を配置しており、撮像装置
2は変倍機能を有する撮像光学系9と撮像素子10を配
置しており、撮像素子10を光軸に対し垂直方向に移動
させ、視野変換を行うようになっている。そして、光学
系は次の二つの条件式を満足するようになっている。 0.6≦Dm・|fw/foc|/Lc≦1.2・・・
(1) 1.6≦Dm・|ft/foc|/Lc≦4 ・・・
(2) 但し、Dmはリレー光学系5が形成する像8の大きさ、
Lcは撮像素子10の有効撮像面の対角長、focは接
眼光学系6の焦点距離、fwは撮像光学系9の低倍端の
焦点距離、ftは撮像光学系9の高倍端の焦点距離であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療及び工業分野
において使用される硬性鏡であって、体腔やパイプ等の
空洞内に挿入し、対象部位を外部表示装置によって観察
できるようにした硬性鏡の視野変換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】外科手術の手術方法の一つとして、硬性
鏡を体腔内に挿入して対象部位をTVモニター等の画面
に表示させ、術者は、体内に別途挿入した縫合器,電気
メス,超音波吸引器等の各種処置具を、その画面を観察
しながら遠隔操作して処置する方法が知られている。そ
して、その方法で各種の処置を行う場合には、処置する
対象部位を、モニター画面の略中央位置に、しかも術者
の希望する大きさに表示することが望ましいため、従来
は、術者が処置に専念できるようにするために、術者の
ほかにスコープ保持者を配置し、そのスコープ保持者
が、術者の口頭指示に基づいて硬性鏡を操作し、その挿
入方向や位置を調整して、視野の移動と像の大きさをコ
ントロールしていた。
【0003】しかし、その場合には、どうしても専任の
スコープ保持者が必要になってしまうという問題点と、
術者とスコープ保持者との連携が難しいため作業効率が
悪く、場合によっては術者に苛立ちを生じさせてしまう
というような問題点がある。そこで、それらの問題点を
解決するために、従来の光学的な切り出し(トリミン
グ)技術を採用した硬性鏡の視野変換システムが、特開
平8−332169号公報及び特開平9−28663号
公報に提案されている。それらによれば、術者は、処置
具の操作に殆ど影響を与えることなしに、自分で、視野
変換を行うことが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各公報には、実施に際して直面する次のような三つの問
題点の解決手段が具体的に開示されていない。即ち、第
1の問題点は、既存の硬性鏡観察システムとの光学的互
換性の問題に関することである。既に広く普及している
硬性鏡観察システムは、硬性鏡と撮像装置が別体になっ
ており、両者の組合せを任意に変えて観察することが可
能になっているが、上記の各公報には、両者の組合せの
変更を可能にした場合に、視野変換を有効に機能させる
ことのできる光学系の構成が示されていない。従って、
本発明の第1の目的は、硬性鏡と撮像装置の組合せを変
えても、硬性鏡と撮像装置の間で、視野変換に必要な画
面サイズが得られるようにした硬性鏡の視野変換システ
ムを提供することである。
【0005】また、第2の問題点は、硬性鏡の性能と撮
像素子の性能との関係に関することである。拡大像を良
好な画質で観察できるようにするためには、撮像素子の
数倍の情報量を有する高画質硬性鏡を用いる必要がある
が、その場合に、広角状態で伝達できる情報量は、撮像
素子の情報量によって制約されてしまうため、情報量の
少ない撮像素子を用いると、高画質硬性鏡の性能を充分
に生かせないことになってしまう。上記の各公報には、
この点を解消することについての記載がない。従って、
本発明の第2の目的は、硬性鏡の有する画質を最大限に
生かすことの可能な撮像装置を有する硬性鏡の視野変換
システムを提供することである。
【0006】更に、第3の問題点は、立体観察に関する
ことである。最近においては、立体視硬性鏡の登場によ
り、立体視による処置具の遠隔操作が図られるようにな
っているが、上記の各公報には、視野変換と立体視を両
立させることについての具体的な構成が示されていな
い。従って、本発明の第3の目的は、視野変換と立体視
の両立を可能にした撮像装置を有する硬性鏡の視野変換
システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1に記載の発明は、長手方向の一端
から観察物体内へ所定量挿入して観察物体の光学像を形
成する硬性鏡と、前記硬性鏡の他端に接続される撮像装
置とからなり、前記撮像装置は、前記光学像を変倍して
結像させる撮像光学系と、前記撮像光学系による結像面
に配置された撮像素子とを有していて、前記撮像光学系
の一部もしくは全体、又は前記撮像素子を、光軸に対し
て垂直な方向に移動させることによって視野変換を行う
ようにした硬性鏡の視野変換システムにおいて、前記硬
性鏡は、前記一端側から順に対物光学系、リレー光学
系、接眼光学系を配置していて、前記リレー光学系が前
記他端側に像を形成し、しかも、以下の二つの条件式が
満足されるように構成する。 0.6≦Dm・|fw/foc|/Lc≦1.2 1.6≦Dm・|ft/foc|/Lc≦4 Dm :リレー光学系が形成する像の大きさ Lc :撮像素子の有効撮像面の対角長 foc:接眼光学系の焦点距離 fw :撮像光学系の低倍端の焦点距離 ft :撮像光学系の高倍端の焦点距離
【0008】また、上記の第1の目的と第2の目的を達
成するために、請求項2に記載の発明は、長手方向の一
端から観察物体内へ所定量挿入して観察物体の光学像を
形成する硬性鏡と、前記硬性鏡の他端に接続される撮像
装置とからなり、前記撮像装置は、前記光学像を結像さ
せる撮像光学系と、前記撮像光学系による結像面に配置
された撮像素子とを有していて、前記撮像素子から得ら
れる画像情報の全部又は一部を選択的に表示装置に表示
することにより視野変換と像の拡大縮小を行うようにし
た硬性鏡の視野変換システムにおいて、前記硬性鏡は、
前記一端側から順に対物光学系、リレー光学系、接眼光
学系を配置していて、前記リレー光学系が前記他端側に
像を形成し、また、前記撮像素子の画素数は100万以
上であり、しかも、以下の条件式が満足されるように構
成する。 0.6≦Dm・|fi/foc|/Lc≦1.2 Dm :リレー光学系が形成する像の大きさ Lc :撮像素子の有効撮像面の対角長 foc:接眼光学系の焦点距離 fi :撮像光学系の焦点距離
【0009】また、上記の第3の目的を達成するため
に、請求項3に記載の発明は、長手方向の一端から観察
物体内へ所定量挿入して観察物体の光学像を形成する硬
性鏡と、前記硬性鏡の他端に接続される撮像装置とから
なり、前記撮像装置は、前記光学像を変倍して結像させ
る撮像光学系と、前記撮像光学系による結像面に配置さ
れた撮像素子とを有していて、前記撮像光学系の一部も
しくは全体、又は前記撮像素子を、光軸に対して垂直な
方向に移動させることによって視野変換を行うようにし
た硬性鏡の視野変換システムにおいて、前記撮像光学系
内の瞳位置付近に時分割シャッター機構を設け、瞳内で
位置の異なる二つの光束を時分割的に切り替えて透過さ
せ、前記撮像素子が視差を有する左右の画像を時分割的
に撮像するように構成する。
【0010】更に、上記の第2の目的と第3の目的を達
成するために、請求項4に記載の発明は、長手方向の一
端から観察物体内へ所定量挿入して観察物体の光学像を
形成する硬性鏡と、前記硬性鏡の他端に接続される撮像
装置とからなり、前記撮像装置は、前記光学像を結像さ
せる撮像光学系と、前記撮像光学系による結像面に配置
された撮像素子とを有していて、前記撮像素子から得ら
れる画像情報の全部又は一部を選択的に表示装置に表示
することにより視野変換と像の拡大縮小を行うようにし
た硬性鏡の視野変換システムにおいて、前記撮像素子の
画素数は100万以上とし、また、前記撮像光学系内の
瞳位置付近に時分割シャッター機構を設け、瞳内で位置
の異なる二つの光束を時分割的に切り替えて透過させ、
前記撮像素子が視差を有する左右の画像を時分割的に撮
像するように構成する。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、図示した各
実施例によって説明する。先ず、図1〜図3を用いて第
1実施例を説明する。本実施例は、上記した第1の目的
を達成するための構成をしており、図1はその全体構成
図であり、図2(a)〜(d)は低倍時における条件式
の値の違いによって撮像面内の硬性鏡像と撮像素子の有
効範囲との関係が異なることを示す図であり、図3
(a)〜(d)は高倍時における条件式の値の違いによ
って撮像面内の硬性鏡像と撮像素子の有効範囲との関係
が異なることを示す図である。
【0012】本実施例の硬性鏡1は、周知のようにし
て、図1の左端部から、細長い円筒状の部分を体腔内に
所定量挿入させることができるようになっていて、他端
部は撮像装置2に接続されている。硬性鏡1と撮像装置
2の接続は、取り外しが可能であり、マウント方式を共
通化することによって、硬性鏡1に対して他の撮像装置
を接続したり、撮像装置2に対して他の硬性鏡を接続す
ることが可能になっている。硬性鏡1の内部には、体腔
内等の観察物体3側から順に、対物光学系4,リレー光
学系5,接眼光学系6が配置されていて、リレー光学系
5は、対物光学系4が形成した像7を少なくとも一回伝
送して、硬性鏡1の他端側に像8を形成し、接眼光学系
6は、その像8を眼視観察の可能な視度に変換するよう
になっている。尚、周知のように、硬性鏡1の内部に
は、上記のような観察光学系のほかに照明光学系も配置
されているが、発明とは直接関係しないので、図示せず
且つ説明を省略する。
【0013】撮像装置2には、ズームレンズからなる撮
像光学系9と撮像素子10が配置されていて、撮像光学
系9は、接眼光学系6からの光束を結像して撮像素子1
0の撮像面に硬性鏡像11を形成するようになってい
る。視野変換は、撮像光学系9の光軸を固定しておき、
撮像素子10を、撮像面内において、光軸に対して垂直
な方向へ移動させて行うことになる。そして、撮像され
た硬性鏡像11は、周知のようにして図示していないT
Vモニターに画像として表示されるようになっている。
尚、撮像素子10の移動は、上記した各公報に記載され
ているように、操作スイッチ(フットスイッチ等)を操
作してアクチュエータを作動させ、XYステージ等を介
して所望の位置へ動かすことになる。
【0014】そして、このような本実施例の構成におい
ては、ズームレンズである撮像光学系9がその低倍端状
態にあるときに、適切な大きさの画像がTVモニターに
表示されるようにするためには、次の式(1)の条件を
満足していることが必要になる。 0.6≦Dm・|fw/foc|/Lc≦1.2・・・(1) 但し、Dm :リレー光学系5が形成する像8の大きさ Lc :撮像素子10の有効撮像面の対角長 foc:接眼光学系6の焦点距離 fw :撮像光学系9の低倍端の焦点距離 尚、リレー光学系5の像8の位置に視野マスクを配置し
た場合は、Dmは視野マスクの内径になる。この式
(1)における|fw/foc|は、接眼光学系6と、
低倍端状態の撮像光学系9との組合せによる倍率を意味
している。そして、Dm・|fw/foc|は、低倍端
状態において撮像面に投影された硬性鏡像11の大きさ
を意味している。従って、これを撮像素子10の有効撮
像面の対角長Lcで割ったものは、低倍端時においてT
Vモニターに表示される硬性鏡像の大きさを示すパラメ
ータになる。尚、以下においては、Dm・|fw/fo
c|/Lcの算出値を式(1)の値と称することにす
る。
【0015】そこで、図2を用いて、式(1)の値の違
いによるTVモニターの画面上での画像の違いについて
説明する。尚、図2(a)〜(d)においては、硬性鏡
像11の形状(硬性鏡1の視野形状)は円形であり、撮
像素子10の有効撮像面の縦横比は3:4の長方形と
し、TVモニターの画面形状は撮像素子10の有効撮像
面の形状と相似形をしているものとする。また、視野変
換は機能させておらず、光学系は無偏心状態とする。更
に、画面上には、切除される患部と、処置具としての鋏
が表示されている。
【0016】図2(a)は、式(1)の値が0.6の場
合を示しており、TVモニターの画面の上下端が硬性鏡
の視野の周辺縁と一致している。図2(b)は、式
(1)の値が0.8の場合を示しており、TVモニター
の画面の左右端が硬性鏡の視野の周辺縁と一致してい
る。図2(c)は、式(1)の値が1の場合を示してお
り、TVモニターの画面の対角端が硬性鏡の視野の周辺
縁と一致している。図2(d)は、式(1)の値が1.
2の場合を示しており、硬性鏡の視野の周辺縁はTVモ
ニターの画面上には見えない状態となっている。
【0017】撮像光学系9、即ちズームレンズの低倍端
での画面は、主に硬性鏡1の視野の全域を見渡す目的で
表示するので、硬性鏡像11を出来るだけ多く表示でき
ることが好ましい。そのため、式(1)の値が大きすぎ
ると視野が狭くなって問題である。従って、図2(d)
に示す状態が限界であり、これ以上、硬性鏡像11を拡
大するのは好ましくない。他方、式(1)の値が小さす
ぎると画面上の暗黒部が多くなって観察しづらくなる。
図2(a)に示す状態は硬性鏡像11が全て見えるもの
の、この状態が限界であり、更に縮小するのは好ましく
ない。以上のことから、低倍端において、観察者に好ま
れる画面は、図2(b),図2(c)の状態であり、図
2(a),図2(d)の状態は、夫々、硬性鏡像11の
大きさの下限と上限と考えられる。従って、式(1)を
満足させることが必要になる。
【0018】他方、本実施例においては、ズームレンズ
である撮像光学系9がその高倍端状態のときに、適切な
大きさの画像がTVモニターに表示されるようにするた
めには、次の式(2)の条件を満足していることが必要
になる。 1.6≦Dm・|ft/foc|/Lc≦4・・・(2) 但し、Dm :リレー光学系5が形成する像8の大きさ Lc :撮像素子10の有効撮像面の対角長 foc:接眼光学系6の焦点距離 ft :撮像光学系9の高倍端の焦点距離 尚、リレー光学系5の像8の位置に視野マスクを配置し
た場合は、Dmは視野マスクの内径になる。この式
(2)における|ft/foc|は、接眼光学系6と、
高倍端状態の撮像光学系9との組合せによる倍率を意味
している。そして、Dm・|ft/foc|は、高倍端
状態において撮像面に投影された硬性鏡像11の大きさ
を意味している。従って、これを撮像素子10の有効撮
像面の対角長Lcで割ったものは、高倍端時においてT
Vモニターに表示される硬性鏡像の大きさを示すパラメ
ータになる。尚、以下においては、Dm・|ft/fo
c|/Lcの算出値を式(2)の値と称することにす
る。
【0019】そこで、図3(a)〜(d)を用いて、式
(2)の値の違いによるTVモニターの画面上での画像
の違いについて説明する。尚、硬性鏡像11の形状(硬
性鏡1の視野形状)、撮像素子10の有効撮像面の縦横
比、TVモニターの画面との関係は、上記した図2
(a)〜(d)の場合と同じである。そして、図3
(a)は、式(2)の値が1.6の場合を示しており、
光軸からTVモニターの画面の左右端までを2倍に延長
した点が硬性鏡の視野の周辺縁と一致している。図3
(b)は、式(2)の値が2の場合を示しており、光軸
からTVモニターの画面の対角端までを2倍に延長した
点が硬性鏡の視野の周辺縁と一致している。図3(c)
は、式(2)の値が3.2の場合を示しており、光軸か
らTVモニターの画面の左右端までを4倍に延長した点
が硬性鏡の視野の周辺縁と一致している。図3(d)
は、式(2)の値が4の場合を示しており、光軸からT
Vモニターの画面の対角端までを4倍に延長した点が硬
性鏡の視野の周辺縁と一致している。
【0020】撮像光学系9、即ちズームレンズの高倍端
での画面は、視野変換機能を最も活用する画面である。
そのため、式(2)の値が余り小さすぎると視野変換を
行う必然性がなくなることになる。例えば、上記した図
2(d)に示す状態になってしまうと、撮像面の外側に
なる硬性鏡像が少ないため、もはや視野変換を行うとい
うレベルではなくなってしまうわけである。そこで、図
3(a)には、硬性鏡像に対して水平方向に二つの撮像
面が重複しないで得られるようにした状態が示されてい
るが、最低でもこのレベルに硬性鏡像を形成しないと意
味がないことになる。
【0021】また、反対に、式(2)の値が大きすぎる
と、視野の変換機能以外のことで不都合が生じることに
なる。即ち、硬性鏡像を余り拡大した場合には、周知の
ように、撮像面上での照度の低下が顕著になり、モニタ
ー画面が見づらくなってしまう。また、もう一つの問題
点は、撮像光学系9の焦点距離を長くし変倍比を大きく
する必要があることから、撮像装置2が大型化してしま
うということである。図3(d)には、それらの理由に
基づいた限界状態が示されている。この状態における硬
性鏡像の大きさは、視野変換機能を充分に発揮できる大
きさであるが、明るさに関しては図3(a)の場合の
0.16倍であり、撮像光学系9の焦点距離は2,5倍
になっているので、これ以上拡大するのは好ましくな
い。以上のことから、高倍端における硬性鏡像の大きさ
は図3(b),図3(c)の状態が好ましく、図3
(a),図3(d)の状態は、夫々、硬性鏡像11の大
きさの下限と上限と考えられる。従って、式(2)を満
足させることが必要になる。
【0022】以下に、本実施例に適用される光学系の数
値データを示しておく。尚、R1〜R6は硬性鏡光学系
の6種類のサンプル、Z1,Z2はズームレンズである
撮像光学系の2種類のサンプル、θは画角、NAはリレ
ー光学系5の射出開口数を意味しており、その他の符号
は上記の式(1),式(2)に用いられている符号と同
じである。 〔硬性鏡〕 Dm(mm) foc(mm) θ (°) NA NA・Dm R1 7 28.5 80 0.12 0.84 R2 7 22.0 100 0.05 0.35 R3 4.4 17.7 70 0.1 0.44 R4 5.5 31.0 60 0.055 0.30 R5 6 21.2 120 0.1 0.60 R6 7.2 34.0 80 0.1 0.72 〔撮像光学系〕 Lc(mm) fw(mm) ft(mm) Z1 4.56 16.9 41.3 Z2 3.07 10.5 37.6 〔式(1)及び式(2)の値〕 Z1との組合せ Z2との組合せ 式(1) 式(2) 式(1) 式(2) R1 0.91 2.22 0.84 3.01 R2 1.18 2.88 1.09 3.90 R3 0.92 2.25 0.85 3.04 R4 0.66 1.61 0.61 2.17 R5 1.05 2.56 0.97 3.47 R6 0.78 1.92 0.72 2.59
【0023】このように、本実施例における式(1)及
び式(2)は、互換性を可能にするために別体に構成さ
れている硬性鏡1と撮像装置2との全体の光学構成によ
って定まるものであるから、これらの二つの式の条件が
同時に満足されるように予めシステムを構築しておけ
ば、硬性鏡を用いた外科手術において、視野変換を有効
に行うことが可能になる。また、このような条件が満足
されるように構成されさえすれば、硬性鏡と撮像装置と
のマウント構造に問題がない限り、視野変換機能を有す
る特定の撮像装置に対して、視野方向,画角,外形等の
異なる種々の硬性鏡を、それが既製の硬性鏡であるなし
にかかわらず、選択して取り付け、使用することが可能
になる。勿論、逆に、特定の硬性鏡に対して、異なる仕
様の撮像装置を交換して取り付け、使用することも可能
になる。尚、撮像装置2に対して、上記の条件が得られ
ない硬性鏡を取り付けても、ズームレンズ付きの撮像装
置としては機能するので、用途が限定されることはな
い。
【0024】また、本実施例の撮像装置2においては、
上記したように、視野変換を行うのに、撮像光学系9の
光軸を固定しておき、撮像素子10を移動させるように
しているが、視野変換は、撮像面内に形成された硬性鏡
像11と撮像素子10の位置関係を相対的に変化させれ
ば可能であることから、撮像素子10を固定しておき、
撮像光学系9の全体もしくは一部を、光軸に対して垂直
方向に移動させるようにしても、同様な効果を得ること
が可能になる。図4(a)には、そのようにして撮像光
学系9の全体を移動させるようにした場合の変形例が示
されており、また、図4(b)には撮像光学系9をズー
ムレンズ9aとレンズ9bで構成し、レンズ9bのみを
移動させるようにした場合の変形例が示されている。
【0025】次に、図4を用いて第2実施例を説明す
る。本実施例は、上記した第1の目的と第2の目的を達
成するための構成をしているが、硬性鏡1の構成は、図
1に示した第1実施例の構成と全く同じであるから、同
じものには同じ符号を付け、詳細な説明を省略する。ま
た、撮像装置2の光学構成も、配置上は同じであるた
め、便宜上、第1実施例の場合と同じ符号を付けてあ
る。但し、本実施例における撮像光学系9はズームレン
ズではなく、また、撮像光学系9と撮像素子10は、共
に固定されていて、視野変換時に移動されるようなこと
はない。更に、本実施例における撮像素子10は、10
0万以上の画素を有している。
【0026】本実施例において、撮像素子10で得られ
た硬性鏡像11の全画像情報を表示する場合には、HD
TV信号処理系12によって高解像規格の映像信号に変
換し、HDTVモニター13に出力させて表示するよう
になっている。他方、視野の変換を行う場合には、撮像
素子10からの映像信号を画像メモリー14に保存し
て、デジタル・シグナル・プロセッサー15により部分
的に画像の切り出しが行えるようにしておく。そして、
術者が視野変換指示入力系16を操作して指示すると、
画像切り出し制御回路17がデジタル・シグナル・プロ
セッサー15に対して、指示領域の切り出しを行わせ、
その部分的な画像情報をNTSC信号処理系18に出力
させる。それによって、NTSC信号処理系18は、入
力された信号をNTSCの映像信号に整形し、TVモニ
ター19に表示させるようになっている。
【0027】本実施例において撮像素子の画素数を10
0万以上に限定しているのは、視野変換時に、電気的に
切り出した像の画質が、NTSC並の画質になるように
するためである。周知のように、電気的に切り出される
部分的な画像情報量は、全画像情報量よりも少ないか
ら、表示画像の解像度が低下するが、現在、NTSCで
用いられている撮像素子の画素数は25万から40万程
度であるから、画像切り出しに際して、25万程度の情
報量が得られれば良いことになる。そこで、撮像素子の
縦横比を考慮せずに単純に計算すれば、100万画素の
撮像素子からは25万画素に相当する情報量の画像が、
重複せずに4画面得られることになる。通常、硬性鏡像
の視野変換を行えるようにするためには、少なくともこ
の程度の比率が要求されることから、本実施例のように
100万画素以上の撮像素子を備えていれば、少なくと
も25万画素に相当する情報量の切り出し画像が得られ
ることになり、観察者の満足が得られることになる。
【0028】そして、このような本実施例の構成におい
ては、適切な大きさの画像がTVモニターに表示される
ようにするためには、次の式(3)の条件を満足してい
ることが必要になる。 0.6≦Dm・|fi/foc|/Lc≦1.2・・・(3) 但し、Dm :リレー光学系5が形成する像8の大きさ Lc :撮像素子10の有効撮像面の対角長 foc:接眼光学系6の焦点距離 fi :撮像光学系9の焦点距離 尚、リレー光学系5の像8の位置に視野マスクを配置し
た場合は、Dmは視野マスクの内径になる。
【0029】この式(3)における|fi/foc|
は、接眼光学系6と、撮像光学系9との組合せによる倍
率を意味している。そして、Dm・|fi/foc|
は、撮像面に投影された硬性鏡像11の大きさを意味し
ているので、これを撮像素子10の有効撮像面の対角長
Lcで割ったものは、TVモニターに表示される硬性鏡
像の大きさを示すパラメータになる。このことからも分
かるように、この式(3)は、第1実施例における式
(1)と同じ意味を持っており、上限及び下限の設定に
ついては、図2を用いて説明した通りである。従って、
Dm・|fi/foc|/Lcの値が0.6未満になる
と、TVモニターの画面上には画像の得られない暗黒部
が多くなって見づらくなり、また、1.2を超えると、
画面上に表示されない部分が多くなって問題となる。
【0030】そこで、以下に、本実施例に適用される光
学系の数値データを示しておく。尚、C1,C2は本実
施例における撮像光学系9の2種類のサンプルを意味し
ている。また、R1〜R6は第1実施例の場合と同じで
ある。従って、硬性鏡のデータは、改めて示さない。そ
の他の符号は上記の式(3)に用いられている符号と同
じである。また、式(3)の値とは、Dm・|fi/f
oc|/Lcの値のことである。
【0031】以上の説明から分かるように、本実施例に
よれば、式(3)の条件を満たすことによって、第1実
施例の場合と同様に、硬性鏡と撮像装置との組合せを自
由に選択することが可能となる。また、第1実施例と比
較して、視野変換のときに、撮像光学系の一部もしくは
全体、又は撮像素子を移動させる必要がないから、XY
ステージやそれを作動させるアクチュエータを用意する
必要がなく、撮像装置の軽量化が可能となり、また、故
障を少なくし且つ耐久性を向上させることが可能とな
る。
【0032】更に、本実施例と、上記した第1実施例と
を比較してみた場合には、第1実施例における低倍端表
示が本実施例における全画素による表示に相当し、第1
実施例における高倍端表示が本実施例における部分的画
像切り出し表示に相当することになる。そこで、第1実
施例において撮像装置の信号系を仮にNTSCとした場
合には、低倍端においても高倍端においてもNTSCの
画質を得ることになるから、低倍端においては硬性鏡の
性能を生かした良質の画質を得ることができないが、本
実施例においては、撮像素子の全画素による表示を行う
場合に高解像の信号系を用いるので、硬性鏡の性能を余
すことなく生かした良質の画像を表示することができ、
また、視野変換を可能にして切り出した画像もNTSC
並の画質を得ることが可能になる。
【0033】尚、本実施例においては、撮像光学系9を
単焦点レンズとして構成しているが、それをズームレン
ズで構成するようにしても差し支えない。また、その場
合には、ズームレンズの変倍範囲の一部にて、式(3)
の条件が満たされれば良いことになる。更に、本実施例
においては、切り出し画像を、NTSC信号処理系18
を用いることによってTVモニター19に表示している
が、このほかにも広く普及しているPALやY/Cなど
の中解像の信号系を用いて表示してもよく、安価な表示
装置に良好な画像を表示することが可能になる。また、
本実施例においては、撮像素子10で得られた全画像情
報に基づく画像を、ハイビジョン等のHDTV系の規格
信号を介して表示装置に表示させているが、HDTV系
規格の表示装置は現状では非常に高価であるため、特に
その必要性を感じない場合には、上記のような中解像の
信号系を用いて表示させるようにしても差し支えない。
【0034】ここで、上記した第1実施例及び第2実施
例に共通して適用できる変形例について説明しておく。
上記した各実施例は、いずれにしても、硬性鏡像を拡大
して投影することになるから、その結果として、被写界
深度が浅くなる傾向にある。従って、その点を改善し被
写界深度を深くするためには、撮像光学系9の入射面側
にある瞳位置付近に、可変絞り機構を配置するのが好ま
しい。図6(a)は、その場合に用いて好適な機械的な
可変絞り機構を示しており、絞り径制御ピン20を操作
することによって3枚の絞り羽根21を開閉し、光軸を
中心にして形成される透過部22の面積を変えるように
なっている。また、図6(b)に示すように、複数の画
素を有し、通常は遮光部23を形成している液晶の可変
絞り機構を用いるようにしてもよい。その場合には、格
子状に配置された電極に対して選択的に通電し、光束2
4の透過部25の面積を、光軸を中心にして変化させる
ことになる。
【0035】次に、第3実施例を、図7及び図8を用い
て説明する。本実施例は、上記した第3の目的を達成す
ることを可能にしている。図7は、本実施例の構成図で
あるが、硬性鏡1は図1に示した硬性鏡1と同じであ
る。そのため、同じ符号を付け、その一部だけを示して
いる。また、撮像装置2も、図1の構成と殆ど同じであ
り、撮像光学系9の瞳位置付近に、時分割シャッター2
6を設けただけであるから、図1と同じものには同じ符
号を付けて示している。そして、時分割シャッター26
としては、機械的時分割シャッターを用いてもよいが、
本実施例においては光学的スイッチング素子である液晶
の時分割シャッターを用いている。図8は、その作動説
明図であって、図8(a)は光軸の左側が光束27の透
過部28となり、右側が遮光部29となっている状態を
示し、図8(b)は、反対に、左側が遮光部29とな
り、右側が透過部28となっている状態を示している。
【0036】このように、本実施例においては、時分割
シャッター26によって、図8(a)の状態と図8
(b)の状態とが得られるので、それによって、瞳内で
の光束27の位置が、撮像素子10の水平方向(左右)
に異なるように分離されるようになっている。そこで、
時分割シャッター26を、撮像素子10のフィールドも
しくはフレーム周波数に合わせて連続的に切り替えるこ
とにより、撮像素子10の水平方向に視差を有する二つ
の画像を、フィールドもしくはフレームごとに時分割で
取得するようにしている。そして、時分割シャッター2
6に対しては、映像信号処理系30の同期信号をトリガ
ーとして、時分割シャッター制御回路31が駆動信号を
出力するようになっている。
【0037】このようにしてフィールドもしくはフレー
ムごとに得られた二つの画像は、観察者の左右の眼に独
立して認識され得るようにすることによって立体視が可
能になる。本実施例においては、その媒体として周知の
立体視用液晶眼鏡32が用いられており、映像信号処理
系30から得られる画像信号は、液晶眼鏡制御発光部3
3によって振り分けられ、左右の眼によって夫々異なる
画像が認識されるようになっている。また、本実施例に
おいては、TVモニター34によっても観察できるよう
になっており、また撮像素子10を移動させることによ
って視野変換も可能になっている。
【0038】このように、本実施例においては、視野変
換機能と立体観察機能が独立して構成されているので、
立体観察を行いながら視野変換を行うことが可能であ
り、しかも撮像素子が一つでよいという利点がある。し
かし、使用するに当たっては、立体観察をせずに、視野
変換を行ってもよいし、処置を行うことも可能である。
また、本実施例の光学系についても、プリズム等で光路
を複数に分割する必要がなく、時分割シャッターの配置
だけを考慮すればよいから撮像装置の設計が非常に有利
となる。また、本実施例の場合にも、第1実施例の場合
と同様に、式(1)及び式(2)の条件を満たせば、硬
性鏡1と撮像装置2の組合せを自由に変えることが可能
である。
【0039】また、視野変換を行った場合に焦点調節を
行うことがあるが、その調節はオートフォーカスシステ
ムによって自動的に行われるようにするのが望ましい。
しかし、その目的のためだけに光路を分割して位相差を
検出するようにするのは、装置の大型化やコストアップ
に繋がり、余り好ましいとは言えないが、本実施例の撮
像装置2においては、立体視を可能にしているので、こ
こで得られる奥行き情報を用いることによって、容易に
オートフォーカス化が可能となる。そのようにした場合
の変形例が図9に示されている。
【0040】この変形例は、時分割シャッター26と撮
像光学系9との間に、フォーカスレンズ35を光軸方向
へ移動可能に配置している。そして、像ずれ検出回路3
6が、映像信号処理系30から出力される一対のフィー
ルドもしくはフレーム画像信号から画像中心の水平方向
の像ずれを検出し、その検出結果に対応してフォーカス
レンズ35が移動されるようになっている。尚、フォー
カスレンズ35を配置せずに、像ずれ検出回路36の検
出結果に基づき、撮像素子10を光軸方向へ移動させる
ようにすることも可能である。
【0041】次に、第4実施例を、図10を用いて説明
する。本実施例の構成は、図5に示した構成に、第3実
施例で説明した立体観察構成を組み合わせたものであ
る。そのため、図10においては、各部に、上記した符
号と同じ符号を付けており、また、硬性鏡1はその一部
だけを示し、図5に示した視野変換の制御と表示に関係
するものについては、図示を省略してある。このよう
に、本実施例の構成には、新しい構成要素が加わってい
ないので、重複を避けるために、構成の詳細説明を省略
する。
【0042】このような構成をした本実施例によれば、
撮像素子10の画素数は100万以上であり、且つ立体
観察もできるから、上記した第2の目的と第3の目的を
達成することが可能である。また、光学系を、上記した
条件式(3)を満足させるように構成した場合には、上
記した第1の目的も達成することが可能となる。更に、
必要があれば、図9に示したようなオートフォーカス機
能を採用することも可能である。また、このほかにも、
既に説明した本実施例の構成と同じ構成についての作用
効果が、本実施例にも適用されることは言うまでもな
い。
【0043】ここで、上記した第3実施例及び第4実施
例に共通して適用できる変形例について説明しておく。
第3実施例及び第4実施例においても硬性鏡像を拡大し
て投影することになるから、第1実施例及び第2実施例
と同様に、やはり、被写界深度が浅くなる傾向にある。
従って、それを改善するためには、既に図6(a)及び
図6(b)を用いて説明したように、第3実施例及び第
4実施例においても撮像光学系9の入射面側にある瞳位
置付近に、可変絞り機構を配置すればよいことになる。
しかしながら、第3実施例及び第4実施例においては、
瞳位置付近に時分割シャッター26として液晶シャッタ
ーが採用されているので、それを活用することが考えら
れる。
【0044】そこで、時分割シャッター26に液晶シャ
ッターを用い、且つそれに可変絞り機能を付与した場合
の説明図が図11として示されている。この図11に示
したシャッター26は、時分割シャッターとしては、図
8の場合と同様にして作動する。従って、図11は図8
(b)の場合と同じ作動状態を示していることになる。
即ち、光軸から左側がシャッターとしての遮光部29で
あり、右側がシャッターとしての透過部28であるが、
透過部28は透過領域が小さくなるように規制されてい
て、絞りとして機能するようにされている。従って、逆
に、図8(a)に示されているように、シャッターとし
ての透過部28が左側になった場合には、当然のことな
がら、左側に、このような小さく規制された領域が形成
されることになる。そして、このような透過部28の開
口規制は、撮像素子10からの出力レベルが常に一定に
保たれるようにして制御してもよいし、撮像光学系9が
ズームレンズの場合には、変倍状態に応じて制御しても
差し支えない。
【0045】最後に、各実施例に用いられている硬性鏡
1の好ましい態様についてついて説明する。即ち、硬性
鏡1の光学系は、次に示す式(4)及び式(5)の条件
を備えていることが好ましい。 60°≦θ≦120° ・・・・(4) 0.3mm≦NA・Dm≦0.9mm・・・(5) 但し、θ :硬性鏡1の画角 NA:リレー光学系5の開口数 Dm:リレー光学系5が形成する像8の大きさ 尚、リレー光学系5の像8の位置に視野マスクを配置し
た場合は、Dmは視野マスクの内径になる。
【0046】式(4)は視野変換を更に有効に機能させ
るための硬性鏡の画角を定めたものであり、60°を下
回ると、硬性鏡で得られる視野が狭すぎて、視野の変更
を行うためには硬性鏡自体を移動させる必要が生じてし
まい、省力化のために視野変換機能を備える意味が薄く
なってしまう。また、120°を上回ると、硬性鏡像の
周辺部を視野変換で表示した場合、表示面が暗くなって
しまい望ましくない。硬性鏡像は、どのように視野変換
して表示した場合にも、明るさの分布が平均して得られ
ることが好ましい。しかし、硬性鏡の照明光学系による
配光は、角度の大きいところで非常に悪化するので、硬
性鏡像の中心部を観察する場合と、周辺部を観察する場
合の明るさに差が生じてしまう。
【0047】このような問題の対策としては、広角にお
いて平坦な配光を実現する照明光学系が必要になるが、
画角が120°を超えると、平坦な配光を実現すること
が不可能になる。更に、画角が120°を超えた場合に
は、ディストーションの問題が発生する。視野変換時に
おいては光学系が偏心状態となるため、硬性鏡像がディ
ストーションを有すると、TVモニター上では、偏心デ
ィストーションを生じてしまう。そのため、観察光学系
のディストーションを低減させる光学設計が必要になる
が、画角が120°を超える場合には、それを無くすこ
とが極めて困難である。従って、120°が限界とな
る。
【0048】他方、式(5)は視野変換に必要な明るさ
と被写界深度を適度に確保するための条件である。硬性
鏡の観察光学系の明るさは、NA・Dmの値の2乗に比
例し、被写界深度は、NA・Dmの値に反比例する。特
に、視野変換時には硬性鏡像を拡大するため、明るさと
被写界深度の両方にとって不利な条件となる。そこで、
NA・Dmの値が0.3mmを下回ると、視野変換時に
必要な明るさが確保できなくなり、また、0.9mmを
上回ると、視野変換時に必要な被写界深度を確保できな
くなり、いずれの場合も好ましくなくなってしまう。
【0049】以上説明したことからも明らかなように、
以下に示す構成も本発明の特徴である。 (1)前記撮像光学系内の瞳位置付近に可変絞り機構を
設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の硬性鏡
視野変換システム。 (2)前記時分割シャッターは液晶シャッターからな
り、前記液晶シャッターを可変絞りとしても動作可能と
することを特徴とする請求項3又は4に記載の硬性鏡視
野変換システム。 (3)立体観察時の左右の画像の画面中心付近でのずれ
量を演算処理して得たデフォーカス情報に基づき、前記
撮像光学系の一部又は全体、もしくは撮像素子を光軸方
向に動かしてオートフォーカスを可能にしたことを特徴
とする請求項3又は4に記載の硬性鏡視野変換システ
ム。 (4)前記硬性鏡が以下の条件を満足することを特徴と
する請求項1乃至4の何れかに記載の硬性鏡視野変換シ
ステム。 60°≦θ≦100° 0.3mm≦NA・Dm≦0.9mm θ :硬性鏡の画角 NA:リレー光学系のNA Dm:リレー光学系が形成する像の大きさ
【0050】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、硬性鏡
と撮像装置の組合せを変えても、硬性鏡と撮像装置の間
で、視野変換に必要な画面サイズが的確に得られ、ま
た、撮像素子の画素数を100万以上とすることによっ
て、硬性鏡の有する画質を最大限に生かすようにするこ
とも可能となり、更に、視野変換と立体視を両立させる
ようにすることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の全体の構成図である。
【図2】図(a)〜図(d)は、第1実施例において、
低倍時における条件式の値の違いによって撮像面内の硬
性鏡像と撮像素子の有効範囲との関係が異なることを示
す図である。
【図3】図(a)〜図(d)は、第1実施例において、
高倍時における条件式の値の違いによって撮像面内の硬
性鏡像と撮像素子の有効範囲との関係が異なることを示
す図である。
【図4】第1実施例の撮像光学系の変形例を示す構成図
であり、図(a)は光軸の垂直方向に撮像光学系の全体
を移動させるようにした場合を示し、図(b)は撮像光
学系の一部を移動させるようにした場合を示している。
【図5】第2実施例の全体の構成図である。
【図6】第1実施例及び第2実施例に適用して効果的な
絞り機構の説明図であって、図(a)は機械的な絞り機
構を、図(b)は液晶の絞り機構を示している。
【図7】第3実施例の構成図であって、硬性鏡は、その
一部のみを示している。
【図8】第3実施例に用いられている液晶時分割シャッ
ターの作動説明図であって、図(a)は左画像の観察状
態を示し、図(b)は右画像の観察状態を示している。
【図9】第3実施例の撮像装置の変形例を示す構成図で
ある。
【図10】第4実施例の構成図であって、硬性鏡は、そ
の一部のみを示している。
【図11】第3実施例及び第4実施例に適用して効果的
な可変絞り機能を有する時分割液晶シャッターの説明図
である。
【符号の説明】
1 硬性鏡 2 撮像装置 3 観察物体 4 対物光学系 5 リレー光学系 6 接眼光学系 7,8 像 9 撮像光学系 9a ズームレンズ 9b レンズ 10 撮像素子 11 硬性鏡像 12 HDTV信号処理系 13 HDTVモニター 14 画像メモリー 15 デジタル・シグナル・プロセ
ッサー 16 視野変換指示入力系 17 画像切り出し制御回路 18 NTSC信号処理系 19,34 TVモニター 20 絞り径制御ピン 21 絞り羽根 22,25,28 透過部 23,29 遮光部 24,27 光束 26 時分割シャッター 30 映像信号処理系 31 時分割シャッター制御回路 32 立体視用液晶眼鏡 33 液晶眼鏡制御発光部 35 フォーカスレンズ 36 像ずれ検出回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の一端から観察物体内へ所定量
    挿入して観察物体の光学像を形成する硬性鏡と、前記硬
    性鏡の他端に接続される撮像装置とからなり、前記撮像
    装置は、前記光学像を変倍して結像させる撮像光学系
    と、前記撮像光学系による結像面に配置された撮像素子
    とを有していて、前記撮像光学系の一部もしくは全体、
    又は前記撮像素子を、光軸に対して垂直な方向に移動さ
    せることによって視野変換を行うようにした硬性鏡の視
    野変換システムにおいて、前記硬性鏡は、前記一端側か
    ら順に対物光学系、リレー光学系、接眼光学系を配置し
    ていて、前記リレー光学系が前記他端側に像を形成し、
    しかも、以下の二つの条件式が満足されるように構成し
    たことを特徴とする硬性鏡の視野変換システム。 0.6≦Dm・|fw/foc|/Lc≦1.2 1.6≦Dm・|ft/foc|/Lc≦4 Dm :リレー光学系が形成する像の大きさ Lc :撮像素子の有効撮像面の対角長 foc:接眼光学系の焦点距離 fw :撮像光学系の低倍端の焦点距離 ft :撮像光学系の高倍端の焦点距離
  2. 【請求項2】 長手方向の一端から観察物体内へ所定量
    挿入して観察物体の光学像を形成する硬性鏡と、前記硬
    性鏡の他端に接続される撮像装置とからなり、前記撮像
    装置は、前記光学像を結像させる撮像光学系と、前記撮
    像光学系による結像面に配置された撮像素子とを有して
    いて、前記撮像素子から得られる画像情報の全部又は一
    部を選択的に表示装置に表示することにより視野変換と
    像の拡大縮小を行うようにした硬性鏡の視野変換システ
    ムにおいて、前記硬性鏡は、前記一端側から順に対物光
    学系、リレー光学系、接眼光学系を配置していて、前記
    リレー光学系が前記他端側に像を形成し、また、前記撮
    像素子の画素数は100万以上であり、しかも、以下の
    条件式が満足されるように構成したことを特徴とする硬
    性鏡の視野変換システム。 0.6≦Dm・|fi/foc|/Lc≦1.2 Dm :リレー光学系が形成する像の大きさ Lc :撮像素子の有効撮像面の対角長 foc:接眼光学系の焦点距離 fi :撮像光学系の焦点距離
  3. 【請求項3】 長手方向の一端から観察物体内へ所定量
    挿入して観察物体の光学像を形成する硬性鏡と、前記硬
    性鏡の他端に接続される撮像装置とからなり、前記撮像
    装置は、前記光学像を変倍して結像させる撮像光学系
    と、前記撮像光学系による結像面に配置された撮像素子
    とを有していて、前記撮像光学系の一部もしくは全体、
    又は前記撮像素子を、光軸に対して垂直な方向に移動さ
    せることによって視野変換を行うようにした硬性鏡の視
    野変換システムにおいて、前記撮像光学系内の瞳位置付
    近に時分割シャッター機構を設け、瞳内で位置の異なる
    二つの光束を時分割的に切り替えて透過させ、前記撮像
    素子が視差を有する左右の画像を時分割的に撮像するよ
    うに構成したことを特徴とする硬性鏡の視野変換システ
    ム。
  4. 【請求項4】 長手方向の一端から観察物体内へ所定量
    挿入して観察物体の光学像を形成する硬性鏡と、前記硬
    性鏡の他端に接続される撮像装置とからなり、前記撮像
    装置は、前記光学像を結像させる撮像光学系と、前記撮
    像光学系による結像面に配置された撮像素子とを有して
    いて、前記撮像素子から得られる画像情報の全部又は一
    部を選択的に表示装置に表示することにより視野変換と
    像の拡大縮小を行うようにした硬性鏡の視野変換システ
    ムにおいて、前記撮像素子の画素数は100万以上と
    し、また、前記撮像光学系内の瞳位置付近に時分割シャ
    ッター機構を設け、瞳内で位置の異なる二つの光束を時
    分割的に切り替えて透過させ、前記撮像素子が視差を有
    する左右の画像を時分割的に撮像するように構成したこ
    とを特徴とする硬性鏡の視野変換システム。
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