JPH08194170A - 立体視内視鏡 - Google Patents

立体視内視鏡

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Publication number
JPH08194170A
JPH08194170A JP7004312A JP431295A JPH08194170A JP H08194170 A JPH08194170 A JP H08194170A JP 7004312 A JP7004312 A JP 7004312A JP 431295 A JP431295 A JP 431295A JP H08194170 A JPH08194170 A JP H08194170A
Authority
JP
Japan
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image
pupil
camera head
stereoscopic
relay lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP7004312A
Other languages
English (en)
Inventor
Genichi Nakamura
元一 中村
Tetsumaru Kubota
哲丸 窪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to US08/577,239 priority patent/US5743847A/en
Publication of JPH08194170A publication Critical patent/JPH08194170A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00163Optical arrangements
    • A61B1/00193Optical arrangements adapted for stereoscopic vision

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は挿入部内の像伝達手段に対して観察手
段とが着脱できるのに加え、挿入部の細経化が図れるに
も拘らず、十分な視差と左右像の明るさを確保すること
ができる瞳分割式立体視内視鏡を提供することを目的と
する。 【構成】被写体像を結像する結像レンズ6とその結像さ
れた像を伝達するリレーレンズ部7とより構成される1
本の光軸を有するリレーレンズ系8と、前記リレーレン
ズ系8によって伝達された被写体像を分割して立体観察
用の複数の被写体像を得る瞳分割絞り9と、前記瞳分割
絞り9により分割されて得た複数の被写体像がそれぞれ
結像するのを受けて立体視観察を行うためのカメラヘッ
ド4とで構成された瞳分割式立体視内視鏡において、前
記リレーレンズ系7と前記瞳分割絞り9とが一体的な光
学レンズ本体を構成し、前記光学レンズ本体と前記カメ
ラヘッド4とが着脱可能な構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1本の光軸を有するリレ
ーレンズ系を利用して被写体を立体的に観察するように
した瞳分割式立体視内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】既に、細長な挿入部を体腔内に挿入する
ことにより体腔内の臓器を観察する医療用内視鏡が広く
知られている。また、ボイラー・ガスタービン・プラン
トの配管等の内部の傷や損傷等を観察する工業用内視鏡
も知られている。しかし、これまでの内視鏡は観察対象
内部の状態を遠近感のない平面として見るのがほとんど
であり、そのため、例えば体腔内壁表面の微細な凹凸を
観察することが困難であった。これに対処するため、最
近、被写体を立体的に観察するようにした立体視内視鏡
が提案されている(特開昭57-69839号公報を参照)。
【0003】この種の立体視内視鏡は一般に視差のある
2つの対物レンズで得られる左右の被写体像を別々のイ
メージガイドやリレーレンズによって伝送し、各被写体
像を固体撮像素子(CCD)によって個別的に撮像して
左右の観察画像を得る方式である。
【0004】ところが、最近、1本の光学系で得られる
光学像を瞳分割手段で左右の被写体像に分割し、これら
を個別的に撮像する、いわゆる瞳分割式タイプの立体視
内視鏡が提案されている(特開平6-59199 号公報)。特
に、この瞳分割式立体視内視鏡は使用するレンズ枚数が
少なくできることで、内視鏡をコンパクトで安価に作る
ことができるという優れたメリットがある。
【0005】前記瞳分割式の立体視内視鏡は1つの対物
レンズとこれによって結像された像を伝送する1本のリ
レーレンズからなる像伝達手段を内蔵するための硬性の
挿入部の他に、その像伝達手段によって伝達された被写
体像を分割して左右の像を得るように機能する瞳分割手
段およびこの瞳分割手段により分割された左被写体像と
右被写体像を結像させて撮像する撮像手段を内蔵する太
径の操作保持部を備えていた。つまり、この立体視内視
鏡では前記瞳分割手段を内蔵する操作保持部とTVカメ
ラヘッドが一体化しており、前記瞳分割手段を内蔵する
操作保持部と前記挿入部が着脱可能な構造となってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、内
視鏡は低侵襲で体腔内の観察を行うため、挿入部の細経
化が望まれるが、同時に前述したような立体視内視鏡で
は、良好な立体観察を行うため、十分な視差と左右の被
写体像に十分な明るさが要求される。
【0007】ここで、特開平6−59199号公報のも
ので、挿入部の細経化と、十分な視差と、左右の被写体
像に十分な像の明るさを確保しようとすると、以下に述
べるような構造をとることになる。
【0008】まず、挿入部の細経化を行うには、結像レ
ンズや像伝達手段の細経化を行う必要があるが、このよ
うにすれば、伝達される被写体像の光束は細くなる。ま
た、十分な視差を与えるためには、2つの開口部が光軸
から可能な限り離れた瞳分割手段で、光束を分割する必
要がある。よって、挿入部の細経化と十分な視差を確保
しようとすると、図17で示すようにリレーレンズ系で
伝送する細い光束の両端領域まで2つの瞳用開口部を可
能な限り寄せて配設して瞳分割手段を構成する必要があ
る。
【0009】ところが、前記従来例のものでは挿入部と
操作保持部の間にその両者を着脱するための装着部があ
るが、この装着部には装着を容易に行えるよう、その径
方向に一定の隙間が必要であり、その装着の際にはこの
隙間分、径方向にずれた状態で装着されることがあっ
た。挿入部と操作保持部がずれて装着されることで、挿
入部内の光束と、操作保持部と一体化している瞳分割手
段が径方向にずれてしまい、光束の両端ぎりぎりに瞳用
開口部の領域を配置すると、その分離している開口部の
どちらか一方では、例えば図18で示すように十分に光
束を取り込めなくなる。その結果、十分に光束を取り込
めない開口部以降の像は暗く、像の明るさが不十分また
は不均一になり、良好な立体視観察ができなくなるとい
う問題点があった。
【0010】このように挿入部の細経化と十分な視差を
備えた上で左右像の明るさを確保するには光束伝達部分
から瞳分割手段の間で径方向にずれが発生しない緊密な
連結構造をとる必要があるが、装着を容易に行えるよう
にするため挿入部から瞳分割手段の間でずれの発生を許
容する着脱構造をとる従来例の立体視内視鏡では細経化
することができなかった。つまり、内視鏡の細径化に限
界を来していた。
【0011】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは挿入部内の像伝達手段に対
して観察手段とが着脱できるのに加え、挿入部の細経化
が図れるにも拘らず、十分な視差と複数の被写体像の明
るさを十分に確保することができる瞳分割式立体視内視
鏡を提供することにある。
【0012】
【課題を解決する手段および作用】本発明は被写体像を
結像する結像レンズとその結像された像を伝達する像伝
達手段とより構成される1本の光軸を有するリレーレン
ズ系と、前記リレーレンズ系によって伝達された被写体
像を分割して立体観察用の複数の被写体像を得る瞳分割
手段と、前記瞳分割手段により分割されて得た複数の被
写体像がそれぞれ結像するのを受けて立体視観察を行う
観察手段とより構成された瞳分割式立体視内視鏡におい
て、前記リレーレンズ系と前記瞳分割手段とが一体的な
光学レンズ本体を構成し、前記光学レンズ本体と前記観
察手段が着脱可能な構成とした。これによれば、瞳分割
手段以降の分割被写体像を全て無駄なく撮像手段に取り
込めるようにできる。また、このような構成により、以
下のような構造が採用しやすくなる。 (1) 前記リレーレンズ系から前記瞳分割手段までのユニ
ット内で着脱を行わない構造とすることで、その部分に
おける各部品の公差を厳しくおさえることができ、挿入
部内のリレーレンズ系から瞳分割手段の間の径方向のず
れを微小にできる。 (2) 生体の侵襲等と関係のないカメラヘッド内部の撮像
手段を、術者の操作性を妨げないレベルで余裕をもった
大きさとし、瞳分割手段からカメラヘッドの間で着脱す
る構造としたことで、ユニットからカメラヘッドの間で
ずれて装着され、ユニットの瞳分割手段とカメラヘッド
内の撮像手段が少々径方向にずれても、撮像手段に余裕
があるため、瞳分割手段以降の被写体像を全て撮像手段
等に取り込める。 以上のように(1) の構造でリレーレンズ系から瞳分割手
段の径方向のずれを微小にし、(2) の構造で装着時の少
々ずれても、瞳分割手段以降の分割像の全てを撮像手段
に取り込めるため、細い光束の両端ぎりぎりの領域まで
有効に利用して2つの開口部が可能な限り離れた瞳分割
手段で分割する構造をとっても常に左右像の明るさは確
保できる。
【0013】
【実施例】
<第1の実施例>図1を参照して本発明の第1の実施例
に係る立体視硬性内視鏡を説明する。 (構成)図1はその立体視硬性内視鏡1の概略的な構成
の説明図である。この立体視硬性内視鏡1は被写体を立
体的に観察するようにした硬性内視鏡である。立体視硬
性内視鏡1は硬性で細径の挿入部2と、この挿入部2に
連結された太径の操作保持部3と、前記操作保持部3と
着脱可能なカメラヘッド4とを備えている。カメラヘッ
ド4は後方へ信号ケーブル5を延出している。
【0014】硬性の挿入部2には先端側から複数レンズ
からなる対物レンズ6と、複数のレンズ群からなるリレ
ーレンズ部7とを内蔵している。この対物レンズ6とリ
レーレンズ部7が対物レンズ6を通して見た被写体の像
を伝達する1本のリレーレンズ系8を構成している。こ
のリレーレンズ系8はその被写体の像の光束を後述する
瞳分割手段へ伝達する。なお、リレーレンズ系8は本来
複数レンズ列からなる像伝達手段であるが、この発明で
は結像された像を伝達する機能があればよいものであ
る。
【0015】立体視硬性内視鏡1の操作保持部3には、
リレーレンズ系8の光軸を中心に線対称的に配置され、
かつ十分な視差を確保するために有効な距離で離れた2
つの開口部を有する瞳分割手段としての瞳分割絞り9が
設けられている。瞳分割絞り9はその2つの開口部で前
記被写体像の有効な光束の両端ぎりぎりの領域のものに
分割する。また、リレーレンズ系8ないし瞳分割絞り9
の径方向における位置出しによって、2つの開口部共に
十分な光束が通過するようにして左右像の明るさを確保
するようになされている。瞳分割絞り9を内蔵する操作
保持部3は挿入部2と一体的に連結してなる。つまり、
前記リレーレンズ系8と前記瞳分割絞り9とが一体的な
光学レンズ本体を構成している。
【0016】前記操作保持部3の後端面には複数の位置
決め穴11,11が形成されており、一方、カメラヘッ
ド4にはその位置決め穴11,11に対して嵌め込まれ
る位置決めピン12,12が突出して設けられている。
さらに、前記操作保持部3の後端部には接続用ねじ13
が回転自在に取着されており、この接続用ねじ13はノ
ブ14によって回転操作されるとともに操作保持部3に
対してその軸方向に一定量の移動が許容されるものの抜
けないよう支持されている。また接続用ねじ13にはお
ねじ部15が形成されており、このおねじ部15はカメ
ラヘッド4に対応的に形成したねじ穴16にねじ込まれ
るようになっている。
【0017】前記位置決め穴11と位置決めピン12の
間は操作保持部3にカメラヘッド4を装着することが容
易に行えるように嵌合時において径方向と一定の隙間が
あるよう構成され、位置決め穴11と位置決めピン12
を嵌合させた後に、接続用ねじ13のおねじ部15をカ
メラヘッド4のねじ穴16にねじ込むことで、操作保持
部3とカメラヘッド4が径方向のずれ量を前記隙間以内
におさえて位置決めされて連結する構成になっている。
【0018】前記カメラヘッド4には、瞳分割手段とし
ての前記瞳分割絞り9で分割された左右の被写体像を結
像して撮像する撮像手段として、複数レンズからなる撮
像レンズ17,17と撮像手段としてのCCD18,1
8が設けられている。各CCD18,18は前記信号ケ
ーブル5を通じて後述する制御装置と電気的に接続され
ている。
【0019】なお、これまで前記立体視硬性内視鏡1の
立体観察撮像系について説明してきたが、この内視鏡1
には図示しない照明光学系も内設している。図示しない
照明光学系は同じく図示しない光源装置に連結された図
示しないライトガイドケーブルを接続することで被写体
に照明光を供給する。
【0020】前記制御装置(図示しない)は信号ケーブ
ル5を介して、カメラヘッド4に電気的に接続される。
この制御装置は、前記CCD15,15を駆動すると共
に、これより出力された電気信号を処理し、図示しない
モニターに左被写体像と右被写体像とを1秒間に、例え
ば30回交互に表示するようになっている。また、観察
者は遮光メガネを介して、モニターに表示された被写体
像を立体像として観察できるようになっている。遮光メ
ガネは前記モニターの表示画像に同期して、左右が交互
に遮光されるようになっている。これは残像現象を利用
して観察者に立体感を与えるものであり、対物レンズ6
の瞳に入射する左被写体像と右被写体像との視差により
観察者は立体像として観察できる。 (作用)図1において、立体視硬性内視鏡1は、リレー
レンズ系8ないし瞳分割絞り9にわたりその径方向の位
置出しが確保されているので、リレーレンズ系8で伝達
された被写体像は瞳分割絞り9により、十分な視差と明
るさが確保された左右の被写体像に分割される。
【0021】立体視硬性内視鏡1とカメラヘッド4の接
続を行うには、立体視硬性内視鏡1の操作保持部3に設
けられた位置決め穴11とカメラヘッド4に設けられた
位置決めピン12とを合わせて嵌合させた状態で、操作
保持部3とカメラヘッド4を突き合わせるとともに、接
続用ねじ13のおねじ部15をカメラヘッド4側のねじ
穴16にねじ込むことで、両者の接続を行う。ここで、
位置決め穴11と位置決めピン12との間にはその径方
向に隙間があるため、立体視硬性内視鏡1とカメラヘッ
ド4はその隙間の範囲内で径方向にずれて連結される。
【0022】このように立体視硬性内視鏡1とカメラヘ
ッド4が径方向にずれて連結することで、立体視硬性内
視鏡1の操作保持部3に設けられた瞳分割絞り9と、カ
メラヘッド4に設けられた撮像レンズ17とCCD18
が相対的に径方向にずれるが、撮像レンズ17とCCD
18はそれを許容するだけの十分な大きさに構成されて
いるため、瞳分割絞り9の開口部を通過した左右被写体
像をCCD18に全て取り込める。像伝達手段と瞳分割
手段の間で着脱を行わない構成としたことにより、立体
視硬性内視鏡1とカメラヘッド4が径方向にずれて連結
されても、そのずれの影響は小さく、左右被写体像の光
束は対応する各CCD18に全て取り込まれるため、左
右像の明るさは常に確保される。 (効果)像伝達手段と瞳分割手段の間で着脱を行わない
構成としたため、像伝達手段と瞳分割手段の径方向のず
れが小さくできる。この結果、立体視硬性内視鏡1の挿
入部2を細経化して細くなった光束の端部ぎりぎりに瞳
分割手段の開口部の領域を位置させるようにしてもよ
く、その分割後の左右の被写体像の明るさは常に無駄な
く十分に確保できる。 <第2の実施例>図2ないし図4を参照して本発明の第
2の実施例に係る立体視硬性内視鏡とカメラヘッドを説
明する。 (構成)図2はその立体視硬性内視鏡21の概略的な構
成を示す斜視図である。この立体視硬性内視鏡21のも
のは前述した第1の実施例のものと異なり、その操作保
持部と瞳分割手段の部分とを相対的に回転可能としたも
のである。
【0023】すなわち、図2に示すように立体視硬性内
視鏡21は硬性で細径の挿入部22と、この挿入部22
に連結された操作保持部23とを備えている。操作保持
部23は前記挿入部22と連結した本体24と、この本
体24と連結した外筒支持部25と、この外筒支持部2
5の外周面に軸方向には不動で軸まわりに回転自由で一
体的に支持される絞り付き外筒26と、この絞り付き外
筒26の外周面に軸方向の移動とその軸まわりの回転が
共に自由に支持される接続リング27とより成る。
【0024】前記接続リング27の内面には後述するカ
メラヘッド取付用の雌ねじ28が設けられている。ま
た、図2中、絞り付き外筒26の右側の外周面には、前
記接続リング27の抜け止め機能を有するフランジ部2
9が設けられている。また、絞り付き外筒26の右側の
端部には、後述のカメラヘッドとの着脱の際にそのカメ
ラヘッドに挿入するカメラヘッド装着部30が設けられ
ている。このカメラヘッド装着部30は小判型の凸部形
状に形成されており、後述する瞳分割絞りとしての2つ
の皿孔31,31と、後述の内視鏡カバーガラス払拭用
の2つの側穴32,32が設けてある。前記皿穴31、
31は後述する絞り付き外筒26の外筒支持部25に対
する回転軸中心に対し点対称に配置されて設けられてい
る。また、前記本体24には、照明光取り入れ部として
のライトガイドケーブル装着部33が設けてあり、これ
は内視鏡21の内部に設けた図示しない照明光学系と連
結している。
【0025】前記挿入部22は先端側から斜視方向観察
用のプリズムを含む複数レンズからなる対物レンズ34
と、複数のレンズ群からなるリレーレンズ部35とを内
蔵している。そして、この対物レンズ34とリレーレン
ズ部35が、1本のリレーレンズ系36を構成し、被写
体を前記瞳分割絞りとしての2つの皿孔31,31の部
分まで伝達している。この瞳分割絞りとしての2つの皿
孔31,31は入射先端側を狭くし出射後端側を広くし
たテーパ状の孔からなり、これら皿孔31,31の中心
はそれぞれリレーレンズ系36の光軸を中心に左右対称
的に配置され、この皿孔31,31によってリレーレン
ズ系36の瞳に左と右に入射した左被写体像と右被写体
像を分割する瞳分割手段を構成している。そして、リレ
ーレンズ系36から瞳分割手段の皿孔31,31の部分
は立体視硬性内視鏡21の挿入部22から操作保持部2
3のユニット内に組み込まれ、一体的な光学レンズ本体
を構成している。
【0026】図3は内部にCCD等の撮像手段を設けた
カメラヘッド37を示す図である。カメラヘッド37
は、前記立体視硬性内視鏡21のカメラヘッド装着部3
0を装着する内視鏡装着部38と、この内視鏡装着部3
8に連結されたカメラヘッド保持部39と、図示しない
制御装置と接続するケーブル45とを備えて成る。
【0027】前記内視鏡装着部38には前記カメラヘッ
ド装着部30の小判型凸部形状が嵌まり込む小判型凹部
40と、前記接続リング27の雌ねじ28と接続する雄
ねじ41が設けられている。
【0028】前記カメラヘッド装着部30の小判型凸部
と前記内視鏡装着部38の小判型凹部40との間の部分
には、これら両者の装着が容易に行えるようにその嵌合
時において径方向に一定の隙間があるよう構成されてい
る。そして、カメラヘッド装着部30の小判型凸部と小
判型凹部40を互いに嵌合させた後、立体視硬性内視鏡
21側の接続リング27を締めることで、そのカメラヘ
ッド装着部30と内視鏡装着部38の径方向のずれ量を
前記隙間以内におさえて位置決めし、連結する構造にな
っている。
【0029】前記小判型凹部40内には、前記立体視硬
性内視鏡本体21からの左右の被写体像をそれぞれ通過
させ、前記カメラヘッド保持部39の内部に水等の侵入
を防ぐためのカメラヘッドカバーガラス42,42が設
けられている。
【0030】前記カメラヘッド保持部39内には、立体
撮像手段としての複数レンズからなる撮像レンズ43,
43と撮像手段のCCD44,44が設けられており、
これら左右一対の光学撮像系のそれぞれは前述した第1
の実施例の場合と同様に装着時のずれにかかわらず、前
記皿孔31,31を通過後の全ての光束を取り込むのに
十分な大きさに構成されている。そして、各CCD4
4,44へ結像した前記立体視硬性内視鏡本体21から
の左右の被写体像を、各CCD44,44で電気信号に
それぞれ変換し、前述した第1の実施例で説明したと同
様な制御装置に出力するようになっている。
【0031】次に、図4を参照して前記立体視硬性内視
鏡本体21の操作保持部23の構造を具体的に説明す
る。図4はその操作保持部23の断面図である。前記外
筒支持部25には内視鏡カバーガラス46と押さえリン
グ47が接着固定され、外部より内部の光学系への蒸気
の侵入を防ぐ蒸気密構造となっている。この外筒支持部
25には、図中右側より摺動性を高めるワッシャー4
8、抜け止めリング49、ワッシャー48がそれぞれ順
次入れられ、最後にトルクリング50の雌ねじ50aを
外筒支持部25の雄ねじ25aにねじ込んである。トル
クリング50の外筒支持部25に対するねじ込み量を調
整することで、抜け止めリング49の外筒支持部25に
対する回転トルクを調整した後、3本のねじ51で位置
決めを行っている。また、トルクリング50は、前記外
筒支持部25の蒸気密構造の接着部を覆う外観上の機能
を有している。その後、内部に雌ねじ27aと小径の抜
け止め部27bを有する接続リング27を外筒支持部2
5の右側より入れ、抜け止めリング49の雄ねじ49a
に絞り付き外筒26の雌ねじ26aをねじ込むことによ
り、両者を連結させる。絞り付き外筒26には、前記抜
け止め部27bより太径のフランジ部29が設けられて
おり、このフランジ部29は、前記カメラヘッド37と
の装着の際の突き当て面の機能を有している。絞り付き
外筒26を抜け止めリング49へねじ込む部分は、外筒
支持部25内のリレーレンズ系36と、突き当て面であ
るフランジ部29の軸方向の相対位置を変えることがで
き、立体視硬性内視鏡本体21のカメラヘッド37に対
するピント調整構造を形成している。この構造により、
内視鏡の組立の最後にピント調整を行うことができ、ピ
ント調整の後はねじ52で位置決めをした後、ゴム系
(例えばシリコンゴム)の接着剤53でねじ52上を覆
い、ねじ穴からの水の侵入を防いでいる。
【0032】上記構成により、外筒支持部25とトルク
リング50は固定され、抜け止めリング49と絞り付き
外筒26は固定されている。ここで、抜け止めリング4
9は、外筒支持部25とトルクリング50で挟まれるこ
とで、外筒支持部25に対して回動可能で抜けないよう
構成されている。よって、抜け止めリング49と連結し
た絞り付き外筒26も外筒支持部25に対し、回動可能
で抜けないよう構成されている。
【0033】ここで、外筒支持部25と抜け止めリング
49の間には、水密用Oリング54が、トルクリング5
0と絞り付き外筒26の間には水密用Oリング55がそ
れぞれ設けられている。また、外筒支持部25に於いて
抜け止めリング49や絞り付き外筒26が被覆していな
い場所は小径の逃げ部25bとなっており、前記接続リ
ング27をこの位置に移動させ、径方向に動かすこと
で、接続リング27内周面も容易に洗える構造となって
いる。
【0034】外筒支持部25は雌ねじ25cで本体24
の雄ねじ24aにねじ込み固定してある。この時、両部
品間で台形断面の金属リング56を挟んで潰し、蒸気を
通さない蒸気密構造としている。
【0035】後述するリレーレンズ系36の入ったレン
ズ管を被覆する内管57は、内管受け58に蒸気密にレ
ーザー溶接されている。内管受け58は、その薄肉のフ
ランジ部58aを本体24の溝24bに入れて軸方向に
レーザーを当て密着面を溶かすことで、従来の径方向の
隙間を埋めるレーザー溶接に比べ、確実な蒸気密レーザ
ー溶接を行っている。ここで、内管57の先端側(図4
中左側)は図示しないが側面に金属膜を装着したカバー
ガラスが半田固定されており、先端側の蒸気密構造を構
成している。
【0036】以上の如く、押さえリング47の接着、金
属リング56の潰し、内管57まわりのレーザー溶接、
先端側カバーガラスの半田にて、内部光学系への蒸気の
侵入を防止している。
【0037】前記内管57内には、後述するレンズ管ユ
ニット59が挿入されている。前記レンズ管ユニット5
9は、内部にリレーレンズ系36を備えたレンズ管60
と、上記レンズ管60と半田等で連結したレンズユニッ
ト受け61と、後述のレンズユニット62よりなる。
【0038】このレンズユニット62の構造は以下のよ
うに構成されている。マスク筒63には、図4中左側よ
りレンズ64、間隔管65、レンズ66を入れた後、マ
スク筒63の雌ねじ63aに、レンズ押さえ67の雄ね
じ67aをねじ込むことでレンズユニット62を構成し
ている。
【0039】前記レンズユニット62を、前記レンズユ
ニット受け61に入れ、ばね68を入れた後にばね押さ
え69で蓋をする。これでばね68によりレンズユニッ
ト62は、レンズ管60内で軸方向に固定されていない
リレーレンズ系36を弾性的に押圧し、図中右側へのリ
レーレンズ系36の抜け止めを行っている。なお、図示
しないが、リレーレンズ系36の図中左側は、間隔管や
レンズ等を介し、レンズ管先端に固定された対物レンズ
34に突き当たっているため、レンズ管60を飛び出し
て左側に動くことはない。
【0040】前記レンズ管ユニット59は、内管57に
挿入され、レンズユニット受け61にリング70と外周
面がテーパーで切欠の入った圧縮Cリング71、内周面
がテーパーの締め付けリング72を通し最後に固定リン
グ73の雄ねじ73aを本体24の雌ねじ24cにねじ
込むことで、軸方向の位置固定されている。具体的に
は、固定リング73が締め付けリング72を押すこと
で、締め付けリング72の内周面のテーパーが圧縮Cリ
ング71の外周面のテーパーに被り、圧縮Cリング71
の内径を縮める。これにより、摩擦でレンズユニット受
け61、圧縮Cリング71、締め付けリング72が一体
化して、圧縮Cリング71、締め付けリング72は、リ
ング70を介し本体24と固定リング73に挟まれて軸
方向に固定されている為、レンズ管ユニット59は本体
24に軸方向に固定される。
【0041】以上説明した部品のうち、リレーレンズ系
36と、瞳分割絞りとしての皿穴31の間の径方向の位
置出しにかかわる部品は、着脱を行わない前提で、リレ
ーレンズ系36と皿穴31が相対的に回転しても径方向
のズレが最小となるような厳しい公差で作られている。
また、これらの部品を組み立てる際にも、径方向にでき
るだけズレないように調整して組み立てられている。
【0042】このように構成されているため、リレーレ
ンズ系36の光軸中心と前記絞り付き外筒26〜外筒支
持部25の回転軸中心はほぼ一致し、リレーレンズ系3
6と皿孔31のずれ量も従来例のように着脱を行うもの
に比べ非常に小さくなっている。以上のように、この立
体視硬性内視鏡21の本体部分は、連結した挿入部2
2、本体24、外筒支持部25に対し、絞り付き外筒2
6が軸方向には不動であり、その軸まわりには回転自由
に設けられた内視鏡である。 (作用)図2において示されるように、立体視硬性内視
鏡21はリレーレンズ系36から瞳分割手段の皿孔3
1,31の部分まで一体的な光学レンズ本体を構成して
おり、光学的な位置出しがなされているので、リレーレ
ンズ系36で伝達された被写体像は瞳分割絞り皿孔3
1,31により、十分な視差と明るさが確保された左右
の被写体像に分割される。
【0043】また、リレーレンズ系36の光軸と、前記
絞り付き外筒26から外筒支持部25の回転軸中心はほ
ぼ一致しているため、その外筒26から外筒支持部25
の間で回転し、リレーレンズ系36と皿孔31,31と
が相対的に回転しても、皿孔31,31により十分な視
差と明るさが確保された左右被写体像に分割される。
【0044】一方、前記立体視硬性内視鏡21とカメラ
ヘッド37の接続を行うには図2の立体視硬性内視鏡2
1のカメラヘッド装着部30の小判型凸部の部分を、図
3のカメラヘッド37の内視鏡装着部38の小判型凹部
40に挿入して嵌め込み、接続リング27の雌ねじ28
を内視鏡装着部38の雄ねじ41にねじ込むことにより
締め付けることによって行う。
【0045】このとき、フランジ部29が小判型凹部4
0の周縁に突き当たることで、立体視硬性内視鏡21か
らカメラヘッド37の間のピント出しが行われている。
ここで、小判型凸部と小判型凹部40の間には径方向に
隙間があり、立体視硬性内視鏡21とカメラヘッド37
が多少ずれて連結することがあるが、第1の実施例と同
様に撮像レンズ43とCCD44がそのずれを吸収する
ことができる大きさに構成されているため、左右の被写
体像の明るさは十分に確保される。なお、ライトガイド
ケーブル装着部33に図示しない光源装置に連結した図
示しないライトガイドケーブルを接続することで、被写
体に照明光を供給する。
【0046】以上のように、外筒26から外筒支持部2
5の間で回転することによりリレーレンズ系36と皿孔
31が相対的に回転しても、左右の各被写体像の光束は
CCD44に無駄なく全て取り込まれ、左右被写体像の
明るさは常に十分に確保されることになる。
【0047】この立体視硬性内視鏡21で観察を行うに
はその挿入部22を被検物に挿入する。このとき、カメ
ラヘッド37は、内部のCCD44の上下方向と、術者
の上下方向が一致するように(図3で一部断面する部分
が上向きとなる方向で)支持する。
【0048】また、視野方向を変える場合はカメラヘッ
ド37の支持状態は変化させずに、立体視硬性内視鏡2
1の外筒支持部25より挿入部22側部分を回転操作す
る。すると、カメラヘッド37内のCCD44と術者の
位置関係が変わらないため、CCD44のモニター上の
表示方向と術者の操作方向は変わらない。しかし、挿入
部22内のリレーレンズ系36がカメラヘッド37内の
CCD44に対し回転するため、CCD44に取り込ま
れる視野方向が変わる。以上のように操作することで、
術者の操作方向に対しモニター上の表示方向を一致させ
たまま、視野方向のみを変えることができる。
【0049】次に、使用後の滅菌を行うには接続リング
27を外すことで、立体視硬性内視鏡本体21からカメ
ラヘッド37を分離して、立体視硬性内視鏡21の洗
浄、滅菌を行う。絞り付き外筒26の皿孔31より汚れ
が入った場合には、側穴32より綿棒等を用い、絞り付
き外筒26内を洗浄する。洗浄終了後は高圧蒸気滅菌を
行う。高圧蒸気滅菌器にかけた後、絞り付き外筒26内
の図4に示す内視鏡カバーガラス46の表面が蒸気によ
り曇った場合には洗浄時同様、側穴32より曇りを払拭
する。 (効果)この実施例では斜視の像伝達手段に対し瞳分割
手段が回転可能な構造のため、術者の操作方向に対しモ
ニター上の表示方向を一致させたまま、視野方向のみを
変えることができ、操作性を向上することができる。 <第3の実施例>図5を参照して本発明の第3の実施例
に係る立体視硬性内視鏡を説明する。 (構成)この実施例の立体視硬性内視鏡75は前述した
第2の実施例の斜視型内視鏡を直視型内視鏡に変更した
ものである。その他、同じ構成と部品については同一の
符号を付し、その説明を省略する。つまり、この立体視
硬性内視鏡75は直視型の挿入部76と操作保持部23
よりなる。 (作用)カメラヘッド37との接続方法も前述した第2
の実施例と同じであり、直視型の挿入部76と、カメラ
ヘッド37を相対的に回転させても視野方向は変わらな
い。このため、視野方向を変えずにライトガイドケーブ
ル装着部33を任意の位置に回転することができる。 (効果)ライトガイドケーブル装着部33を任意の位置
に回転できることで、ここに装着されるライトガイドケ
ーブルを操作性を妨げない位置に回転でき、操作性が向
上する。 <第4の実施例>図6を参照して本発明の第4の実施例
に係る立体視硬性内視鏡を説明する。なお、以下に述べ
る第4〜7の実施例は像伝達手段と瞳分割手段を着脱す
る構成としたものである。 (構成)この第4の実施例の立体視硬性内視鏡80はそ
の瞳分割絞りの構成を変更した点を除き前述した第2の
実施例のものと同じ構成であり、その構成による作用も
同じであるからそれらの説明は省略する。この実施例の
立体視硬性内視鏡80は図示しない斜視の挿入部と操作
保持部81と瞳分割絞り82からなる本体83と、カメ
ラヘッド84よりなる。
【0050】前記瞳分割絞り82は、円盤部85と、こ
の円盤部85に同軸的に連設される筒状の薄肉部86
と、この薄肉部86の先端に形成された保持部連結部8
7とを備え、前記円盤部85には光束を分割する2つの
開口部88,88と、カメラヘッド84との位置決めを
行う複数の位置決め穴89,89が設けられている。ま
た、前記薄肉部86は径方向に弾性変形容易であり、そ
の保持部連結部87は前記操作保持部81の外周に設け
られた溝90とで回転自在で軸方向には一定以上の引っ
張り力を加えると外れる形式のスナップフィット部を構
成している。よって、瞳分割絞り82は操作保持部81
に対し回転自在でかつ着脱自在である。ただし、リレー
レンズ系の光軸中心と、スナップフィット部まわりの回
転軸中心は一致するよう、例えば部品の選別組み合わせ
等で構成され、図示しないリレーレンズ系と開口部88
との位置出しが確保されている。つまり、前記リレーレ
ンズ系と前記瞳分割手段とを組み込む一体的な光学レン
ズ本体を構成している。
【0051】ここで、操作保持部81と瞳分割絞り82
とは着脱され得るが、この着脱手段では1対1の対応と
なるように、前記スナップフィット部の径方向の隙間が
最小になるよう組み合わされている。なお、瞳分割絞り
82とカメラヘッド84とは前述した各実施例での如
く、1対1の対応でなく交換使用できるようになってい
る。
【0052】また、カメラヘッド84の内部には、立体
撮像手段としての撮像レンズ91とCCD92とが設け
られている。カメラヘッド84の外部には後述する接続
リング93を取り付けるための雄ねじよりなる接続リン
グ連結部94と、前記位置決め穴89と連結し、本体8
3側との位置決めを行うための位置決めピン95が設け
られている。この位置決めピン95と位置決め穴89と
の間には径方向に隙間があるが、前述した第1、2の実
施例と同様に撮像レンズ91とCCD92が比較的に大
きく構成されているので左右の被写体像の明るさは十分
に確保される。
【0053】また、前記接続リング93は、雌ねじより
なるカメラヘッド接続部96と、本体83の軸方向の抜
けを防ぐ径の小さな押さえ部97よりなる。 (作用)まず、本体83にカメラヘッド84を接続する
ときには、本体83の瞳分割絞り82の位置決め穴89
にカメラヘッド84の位置決めピン95を嵌合させ、接
続リング93を本体83より通し、接続リング93の雌
ねじをカメラヘッド84の雄ねじにねじ込む。これによ
り押さえ部97が本体83の瞳分割絞り82の円盤部8
5をカメラヘッド84側へ押圧することで、瞳分割絞り
82はカメラヘッド84に対し、軸方向にがたなく固定
される。また径方向には位置決めピン95と位置決め穴
89の間に径方向に隙間分ずれて装着されるが、第2の
実施例と同様、撮像レンズ91とCCD92が比較的大
きく構成されているので左右の被写体像の明るさは低下
しない。
【0054】視野方向を変える際も、カメラヘッド84
を術者に対し固定し、操作保持部側を回転させることで
術者の操作方向に対し、モニター上の表示方向を一致さ
せたまま、視野方向のみを変えられる。
【0055】ここで、操作保持部81と瞳分割絞り82
の間の回転部が汚れたり、開口部88より汚れが入った
場合、接続リング93を外すことで、本体83とカメラ
ヘッド84を分離し、瞳分割絞り82を操作保持部81
から軸方向に引っ張ることで操作保持部81と瞳分割絞
り82を分離し、全てを外表面に露出して洗浄できる。
なお、先に操作保持部81と瞳分割絞り82を分離し、
その後で接続リング93を外すことで、カメラヘッド8
4と瞳分割絞り82を分離しても良い。 (効果)しかして、径方向のずれが像の明るさに影響を
与える着脱部は、着脱可能なレベルで厳しい公差の部品
を1対1の対応で組み合わせて、そのずれをおさえ、径
方向のずれが像の明るさに影響を与えない。この着脱部
は一定の隙間をあけて互換性を確保したため、第2の実
施例には劣るものの従来例よりはそのずれをかなり小さ
くできる。また、瞳分割絞り82の部分が取り外せるこ
とで、これらの部分の洗浄が良好に行える。 <第5の実施例>図7を参照して本発明の第5の実施例
に係る立体視硬性内視鏡を説明する。 (構成)この第5の実施例の立体視硬性内視鏡98はそ
の接続リングの構成を変えた点が前記第4の実施例のも
のと異なり、その他の同じ構成や部品については第4の
実施例のもの同一符号を付し、それらの説明を省略す
る。この実施例における接続リング99は、雌ねじより
なるカメラヘッド接続部96と、本体83の軸方向の抜
けを防ぐ径の小さな第1の押さえ部100と、瞳分割絞
り82が径方向に弾性変形するのを抑制するように、第
1の押さえ部100よりさらに径を小さくした第2の押
さえ部101を設けている。 (作用)本体83とカメラヘッド84の接続は前述した
第4の実施例の場合と殆ど同じであるが、押さえ部97
の代わりに、第1の押さえ部100が円盤部85をカメ
ラヘッド84側へ押圧することになる。
【0056】また、操作保持部81と瞳分割絞り82間
の回転部が汚れたり、開口部88より汚れが入った場合
には接続リング99を外すことで、本体83とカメラヘ
ッド84を分離し、瞳分割絞り82を操作保持部81か
ら軸方向に引っ張ることで操作保持部81と瞳分割絞り
82を分離し、全てを外表面に露出して洗浄できる。
【0057】なお、接続リング99を外す前に、操作保
持部81と瞳分割絞り82を互いに反対方向に引っ張っ
て分離しようとしても、第2の押さえ部101により薄
肉部86が径方向に弾性変形するのを抑制しているた
め、接続リング99を外さない限り、操作保持部81と
瞳分割絞り82は分離しない。 (効果)この実施例の構成によれば、前述した第4の実
施例の効果に加え、接続リング99の接続時に誤って操
作保持部81とカメラヘッド84を反対方向に引っ張っ
ても分離しないため、誤操作による本体83とカメラヘ
ッド84の分離を防止できる。 <第6の実施例>図8を参照して本発明の第6の実施例
に係る立体視硬性内視鏡を説明する。 (構成)この第6の実施例の立体視硬性内視鏡102は
その操作保持部81と瞳分割絞り82の接続の構成を変
えた点が前記第4の実施例のものと異なり、その他の同
じ構成や部品については第4の実施例のものと同一符号
を付し、それらの説明を省略する。立体視硬性内視鏡1
02の本体103は、操作保持部81と、瞳分割絞り8
2と、これらを連結する連結部材104と、図示しない
斜視型の挿入部よりなる。ここで、前記連結部材104
は、例えば細径の鎖よりなり、十分な長さと強度を備え
ている。また、接続リング93を通す際に押さえ部97
に干渉しない細さも備えている。連結部材104の両端
は、操作保持部材81と瞳分割絞り82に固定されてい
てるため、操作保持部材81と瞳分割絞り82が分離し
ても、これらは連結部材104によって連結されてい
る。 (作用)本体103とカメラヘッド84の接続は第4の
実施例と殆ど同じである。前記連結部材104は細径な
ので邪魔にならない。また、操作保持部81から瞳分割
絞り82との間の回転部が汚れたり、開口部88より汚
れが入った場合には、接続リング93を外すことで、本
体103とカメラヘッド84を分離し、瞳分割絞り82
を操作保持部81から軸方向に引っ張ることで操作保持
部81と瞳分割絞り82のスナップフィットを分離し、
全てを外表面に露出して洗浄できる。スナップフィット
分離後も、操作保持部81から瞳分割絞り82の間は連
結部材104で連結している。 (効果)これによれば、第4の実施例の効果に加え、ス
ナップフィット分離の際に、操作保持部81から瞳分割
絞り82の間は連結部材104で連結しているため、瞳
分割絞り82の紛失を防止できる。 <第7の実施例>図9を参照して本発明の第7の実施例
に係る立体視硬性内視鏡を説明する。 (構成)この第7の実施例の立体視硬性内視鏡105は
前述した第4の実施例におけるスナップフィット部の溝
の構成を変えたものである。その他の同じ構成や部品に
ついては同一符号を付し、その説明を省略する。本体1
06は操作保持部107と、瞳分割絞り82と、図示し
ない斜視の挿入部よりなる。
【0058】ここで、前記操作保持部107の外周に
は、突起108を境にして、先端側の第1の溝109と
後端側の第2の溝110とが隣接して設けられている。
また、弾性変形容易な薄肉部86に支持される保持部連
結部87は前記第1の溝109と第2の溝110のいず
れかの内部に位置するようになっている。そして、保持
部連結部87が第1の溝109内においては回転自在で
あるが、軸方向には動かず、第2の溝110内において
は回転も軸方向の移動も可能な状態で係合するようにな
っている。
【0059】第1の溝109から第2の溝110の間に
おける保持部連結部87の移動は、その操作保持部10
7と瞳分割絞り82を軸方向に引っ張りまたは押し付け
ることで、薄肉部86を弾性変形させ、保持部連結部8
7が突起108を乗り越えることで行う。薄肉部86の
弾性変形量は、保持部連結部87が抜け止め111を越
えないように設定されている。 (作用)しかして、観察時においては保持部連結部87
を第1の溝109内に位置させておき、視野変更の際に
は保持部連結部87を第1の溝109で回転させる。一
方、操作保持部107から瞳分割絞り82の間の回転部
が汚れたり、開口部88より汚れが入った場合には、接
続リング93を外すことで、本体106とカメラヘッド
84を分離し、また、瞳分割絞り82を操作保持部10
7から軸方向に引っ張ることで保持部連結部87を第2
の溝110内に位置させ、操作保持部107と瞳分割絞
り82の間を大きく開ける。これにより操作保持部10
7と瞳分割絞り82の間の洗浄がし易くできる。 (効果)第4の実施例の効果に加え、操作保持部107
と瞳分割絞り82の間を大きく開けられることで、その
辺の洗浄がし易くできる <第8の実施例>図10ないし図12を参照して本発明
の第8の実施例に係る立体視硬性内視鏡を説明する。 (構成)この第8の実施例に係る立体視硬性内視鏡12
0は瞳分割絞りの構成を変えた点において前述した第2
の実施例のものと異なり、その他の同じ構成や部品につ
いては第4の実施例のものと同一符号を付し、それらの
説明を省略する。この実施例の立体視硬性内視鏡120
は、図示しない斜視型の挿入部と操作保持部121と瞳
分割絞り122からなる一体、つまり少なくとも一体的
な光学レンズ本体123と、これに連結されるカメラヘ
ッド124よりなる。
【0060】前記瞳分割絞り122は図11に示すよう
に、光束を分割する8つの開口部125が、45°間隔
で、リレーレンズ系の光軸中心に点対称に設けてある。
操作保持部121にはカメラヘッド124との位置決め
を行うための複数の位置決め穴126,126が設けら
れている。カメラヘッド124は回転部127と回転支
持部128とカメラヘッド本体129より構成されてい
る。回転部127にはフランジ部130が設けてあり、
例えば図示しないねじなどでカメラヘッド本体129に
連結した回転支持部128とカメラヘッド本体129の
間で挟まれることで、軸方向には不動で、その軸回りで
回転自在に構成されている。また、回転部127には立
体視硬性内視鏡120の光学レンズ本体123と位置決
めを行う位置決めピン131が設けられている。
【0061】回転部127には後述する接続リング13
9と接続するための、雄ねじよりなる接続リング取付部
132が設けられている。前記位置決めピン131と位
置決め穴126との間には径方向の隙間があり、これは
前述した第2の実施例と同じである。
【0062】図12は図12のA−A線に沿う断面部分
を示しており、この図12に示すように回転部127の
外周には45°間隔で溝133が設けてあり、回転支持
部128側には溝133に向き合って穴134が90°
間隔で設けており、その穴134にはピン135とばね
136を内蔵している。ピン135はそのばね136に
よって回転部127の周部側に向かって付勢されてい
る。
【0063】一方、カメラヘッド本体129内には撮像
レンズ137とCCD138が設けられ、この撮像レン
ズ137とCCD138が被写体像に対して比較的大き
く設けられている点は前述した第2の実施例の場合と同
じである。
【0064】ここで、前記回転支持部128は、光学レ
ンズ本体123とカメラヘッド124を連結した際に撮
像レンズ137とCCD138の光軸中心と、前記開口
部の光軸中心が左右像共に合う位置でカメラヘッド本体
129に固定されている。また、接続リング139は雌
ねじよりなるカメラヘッド接続部140と、操作保持ぶ
121の軸方向の抜けを防ぐ径の小さな押さえ部141
よりなる。 (作用)立体視硬性内視鏡120の光学レンズ本体12
3をカメラヘッド124に接続する際には、操作保持部
121の位置決め穴126を回転部127の位置決めピ
ン131と嵌合させ、接続リング139を操作保持部1
21側より通し、接続リング139の雌ねじを回転部1
27の雄ねじにねじ込む。これにより、押さえ部141
が操作支持部121を回転部127側へ押圧すること
で、操作保持部121は回転部127に対し、軸方向に
がた付くことなく固定される。径方向は位置決めピン1
31から位置決め穴126の間の径方向の隙間分ずれて
装着されるが、第2の実施例の場合と同様に、像の明る
さは低下しない。
【0065】また、視野方向を変える際は、カメラヘッ
ド124を術者に対し固定的に保持し、操作保持部12
1側を回転させることで行う。図12に示すように、回
転部127には溝133が設けてあり、回転支持部12
8内のピン135がばね136により溝133側に押圧
されて保持されている。ばね136の押圧以上の力で操
作保持部121と連結した回転部127を回すことで、
溝133はピン135を押し、ばね136を圧縮して、
溝133よりピン135を押し出して回転する。回転部
127の溝は45°間隔で設けられているため、回転部
は45°の間隔で回転する。
【0066】ここで、回転部に固定された操作保持部1
21内の瞳分割絞り122は、構成で説明した通りリレ
ーレンズ系との位置出しがされており、光束を8(45
°ずつ)分割した像は明るさが確保されている。
【0067】ここで、回転部は前述の通り45°間隔で
回転するため、常に撮像レンズ137とCCD138に
は、分割された像のうち2つが導かれる。このように4
5°間隔であるが、術者の操作方向に対し、モニター上
の表示方向を一致させたまま、視野方向のみを変えられ
る。
【0068】なお、実施例では、溝を45°間隔で設け
たがこれに限らず、大きくても小さくても良い。また、
穴の90°間隔についても同様である。 (効果)像伝達手段と瞳分割手段を固定する構造のた
め、像伝達手段から瞳分割手段の径方向の調整が正確で
容易に行える。加えて、45°間隔という制限はある
が、術者の操作方向に対しモニター上の表示方向を一致
させたまま、視野方向のみを変えることができ、操作性
を向上できる。 <開示技術>以下、図13ないし図16を参照して硬性
内視鏡の一例を説明する。 (要点)ライトガイドファイバーを有する外装管と、そ
の外装管内部に観察光学系を有する内視鏡であり、ライ
トガイドファイバーと観察光学系とを気密的に分離して
配置した内視鏡である。 (従来の技術)内視鏡の外装管は、本体と、この本体に
その基端部を固定した外管と、この外管の内部に配置さ
れその基端部が前記本体内にスペーサを介して固定され
た内管と、前記外管と内管の間に配置されその両端部を
接着等の手段により固着されたライトガイドファイバー
と、先端部に半田付け等の手段により固着されたカバー
ガラスとで構成され、その内部に観察光学系が配置され
ている。
【0069】外装管の先端部のカバーガラスと、ライト
ガイドファイバー本体のライトガイドファイバ保持筒体
部と、本体と内管とスペーサとの固定部は各々半田や接
着等の手段で水密的に固定され、外装管の内部の観察光
学系への液体の侵入を防止している。
【0070】従来技術では高圧蒸気滅菌時の蒸気の観察
光学系への侵入が防止できず、侵入した蒸気により観察
光学系への水滴の付着や曇りの発生が生じてしまってい
た。特に接着による固定では蒸気の侵入を完全に防止で
きない。そこで、高圧蒸気滅菌時の観察光学系へ蒸気の
侵入が防止できる内視鏡を提供する。すなわち、この例
では外装管先端部のカバーガラスの固定及び外装管基端
部の本体と内管とスペーサの固定を半田付け、溶接等の
蒸気の侵入を防止できる手段で行い、外装管内部への蒸
気の侵入を防止できるようにした。 (具体例)図13はその硬性内視鏡201の概略構成を
示すものである。この硬性内視鏡201には挿入部20
2とこの挿入部202の基端部に連結された操作部20
3とが設けられている。さらに、操作部203には接眼
部204が設けられているとともに、この操作部203
における挿入部202との連結部の外周面にはライトガ
イド接続部205が突設されている。
【0071】また、挿入部202には図13に示すよう
に外装管211とこの外装管211内に挿入固定された
光学管208とが設けられている。さらに、外装管21
1には外管206と内管207とが設けられている。そ
して、外管206の先端部には略リング状の先端部材2
09がレーザ溶接等の手段で固着されている。
【0072】さらに、外装管211の外管206及び先
端部材209と内管207との間の隙間には照明光学系
としてのライトガイドファイバ210が充填されてい
る。この場合、外装管211を構成する外管206、先
端部材209、内管207及びライトガイドファイバ2
10は図15に示すように接着等の手段により一体的に
固着されている。
【0073】また、内管207の先端部内周面にはカバ
ーガラス枠装着用の装着溝207aが設けられている。
そして、この装着溝207aにカバーガラス枠212が
半田付けにより気密的に固着されている。さらに、この
カバーガラス枠212にはカバーガラス213が半田付
等の接合手段により気密的に固着されている。この場
合、内管207の装着溝207aとカバーガラス枠21
2との間の接合部位およびカバーガラス枠212とカバ
ーガラス213との間の接合部位には予め金または金合
金材料によるメッキ処理を施したメッキ処理面218が
形成されている。
【0074】さらに、光学管8にはカバーガラス213
に対向配置された対物光学系214と接眼部204側に
配設された接眼レンズ系215とが設けられている。そ
して、これらの対物光学系214と接眼レンズ系215
との間には観察像を伝達するレンズ構成の伝達光学系2
16が組み込まれて観察光学系217が形成されてい
る。
【0075】また、図16は操作部203の内部構造を
示すものである。この操作部203には略筒状の本体2
21が設けられている。この操作部203の本体221
には外装管211の外管206の基端部が固定されると
ともに、内管207の基端部が本体221内に配設され
たスペーサ222を介して固定されている。この部分
は、接着固定されたライトガイドファイバ210からの
蒸気の侵入を防止するため、レーザー溶接等の気密が保
持できる手段で固定されている。
【0076】ここで、本体221の材質として例えばモ
ネル、真鍮のように外管206のステンレス材料と異な
る材料を用いた場合にはそれぞれの熱膨脹/収縮率が異
なるため、高圧蒸気滅菌時に膨脹/収縮差を生じる。そ
のため、本体221と外管206との間の固定部を剛性
的にしっかり固定した場合にはこのときの膨脹/収縮差
によりいずれかの固定部が破壊されるおそれがあるの
で、本実施例では外管206は本体221に対してOリ
ング223および接着剤224を介して弾性的に固定さ
れている。なお、この接着剤224としてはシリコン系
接着剤が好ましいが他の接着剤でも良い。さらに、外管
206ではなく内管207側を本体221に弾性的に固
定しても良い。
【0077】また、本体221と接眼部204との間に
は接眼筒225が設けられている。この接眼筒225の
両端部は本体221、接眼部204に対してそれぞれね
じ固定されているとともに、接眼筒225の両端部と本
体221および接眼部204との各接合面にはシール用
のOリングが装着されている。さらに、本体221と接
眼筒225との間には気密の確保のために金属製のシー
ルリング226が装着されている。ここでは断面形状が
台形の例を示しているが、丸形等でも良く、その形状に
は限定されない。
【0078】また、接眼筒225の内部の伝達光学系2
16の後端部には常に各レンズが正確な位置に固定さ
れ、高圧蒸気滅菌時の熱の影響を吸収する等、いかなる
状況の変化に対してもレンズに無理な応力を与えること
なく常に一定の力量でレンズを押圧するコイルバネ22
7が設けられている。
【0079】さらに、操作部203のライトガイド接続
部20のライトガイドファイバ保持筒体228には組立
後、最終的に各固定部の気密固定が確実になされている
か確認する検査用の穴229が設けられており、この穴
229は検査後、密封されるようになっている。
【0080】また、高圧蒸気滅菌に対する硬性内視鏡2
01の耐久性を高めるためには内視鏡201内部の観察
光学系217に蒸気が侵入しないようにする必要があ
り、そのためには挿入部202の先端部に配設されたカ
バーガラス枠212及びカバーガラス213は気密部に
固着する必要がある。
【0081】そこで、次に、この例による装着部207
aへのカバーガラス枠212の気密な固着手段及びカバ
ーガラス枠212へのカバーガラス213の気密な固着
手段について説明する。
【0082】まず、外装管211の外管206、先端部
材209、内管207、カバーガラス枠212の材料と
しては高圧蒸気滅菌に耐久性を持たせるための材料とし
てステンレス材料を用いるのが好ましいが、ステンレス
材料には半田等の接合がしにくく、接合不良を起こし易
い。そのため、接合させ易くするために、外管6、先端
部材209、内管208を一体的に組み付けた状態で、
図15の一点鎖線部Aで示すように少なくてもこの外装
管211の先端部近傍に金または金合金材料によりメッ
キ処理を施したメッキ処理面218が形成されている。
【0083】さらに、金メッキ処理されたメッキ処理面
218が形成された後、内管207の先端部内周面の装
着溝207aにカバーガラス枠212を組み込み、装着
溝207aとカバーガラス枠212とが半田付等の接合
手段によって接合される。
【0084】次にカバーガラス枠212にカバーガラス
213を固着する。この場合、サファイアガラスで作ら
れたカバーガラス213には、あらかじめ、その外周縁
部にCr、Cu、Ni等、及びそれらを組み合わせたメ
タルコーティングが蒸着されている。そして、このカバ
ーガラス213のメタルコーティング部分がカバーガラ
ス枠212に半田付等によって接合される。
【0085】その後、再度これら半田付等で接合したし
た部分に金メッキ処理が行われる。これにより、硬性内
視鏡201の外観品位が向上するとともに、半田付等の
接合材及び接合部が直接外気と接触することを防止でき
る。そこで、上記構成のものにあっては内管207およ
びカバーガラス枠212をステンレス材料等の耐蝕性の
良い材料で形成し、内管207の装着溝207aとカバ
ーガラス枠212との間の接合部位およびカバーガラス
枠212とカバーガラス213との間の接合部位には予
め金、または金合金材料によるメッキ処理を施したメッ
キ処理面218を形成したので、内管207の装着溝2
07aとカバーガラス枠212との間の接合部位および
カバーガラス枠212とカバーガラス213との間の接
合部位のメッキ処理面218を半田付等の接合手段で確
実に付着させることができる。
【0086】そのため、内管207の装着溝207aと
カバーガラス枠212との間の接合部位およびカバーガ
ラス枠212とカバーガラス213との間の接合部位を
従来のように嵌合、圧入等の手段で固定する場合のよう
な厳しい寸法管理が不要となり、加工・組立コストが低
減できる。
【0087】さらに、挿入部202の先端部に配設され
たカバーガラス213にあらかじめメタルコーティング
を行うことによりカバーガラス213とカバーガラス枠
212との間を直接半田付等で接合することができるの
で、これらの隙間からの蒸気の侵入を確実に防止でき
る。つまり、高圧蒸気滅菌時の外装管部分から観察光学
系内への蒸気の侵入を確実に防止できる。
【0088】なお、これはこの例に限定されるものでは
なく、例えば、外管206、先端部材209、内管20
7、カバーガラス枠212はステンレスに限定されず、
耐蝕性に優れた材料であれば良い。さらに前記例では伝
達光学系216としてレンズ構成のものを示したが、レ
ンズではなく、光ファイバ或いはCCD(固体撮像素
子)を使用したものでも良い。また、この例では硬性鏡
について示したが、挿入部全体に可撓性を有する軟性鏡
でも良い。 [付記] 1.被写体像を結像する結像レンズとその結像された像
を伝達する像伝達手段より構成される1本の光軸を有す
るリレーレンズ系と、前記リレーレンズ系によって伝達
された被写体像を分割して左右の被写体像を得る瞳分割
手段と、前記瞳分割手段により分割された左被写体像と
右被写体像がそれぞれ結像するのを受けて立体視観察を
行うための観察手段とより構成された瞳分割式立体視内
視鏡において、前記リレーレンズ系と前記瞳分割手段と
が一体または少なくとも一体的な光学レンズ本体を構成
し、前記光学レンズ本体と前記観察手段が着脱可能な構
成としたことを特徴とする瞳分割式立体視内視鏡。 2.被写体像を結像する結像レンズとその結像された像
を伝達する像伝達手段より構成される1本の光軸を有す
るリレーレンズ系と、前記リレーレンズ系によって伝達
された被写体像を分割して左右の被写体像を得る瞳分割
手段と、前記瞳分割手段により分割された左被写体像と
右被写体像を結像する観察手段より構成された瞳分割式
立体視内視鏡において、前記リレーレンズ系と前記瞳分
割手段とが一体的な光学レンズ本体を構成し、さらに前
記リレーレンズ系と前記瞳分割手段と前記観察手段とが
それぞれ着脱可能な構成としたことを特徴とする瞳分割
式立体視内視鏡。 3.前記第1項または第2項に記載の瞳分割式立体視内
視鏡であって、前記観察手段がその左被写体像と右被写
体像の結像を撮像する撮像手段を有することを特徴とす
る瞳分割式立体視内視鏡。
【0089】4.前記第1項または第2項に記載の瞳分
割式立体視内視鏡であって、前記リレーレンズ系と前記
瞳分割手段が前記リレーレンズ系の中心光軸を中心とし
て相対的に回転可能な構成としたことを特徴とする瞳分
割式立体視内視鏡。これは、リレーレンズ系と瞳分割手
段が例えば固定されて相対的に回転しない斜視の内視鏡
の場合、視野方向を変えるためにリレーレンズ系を回転
させると瞳分割手段も回転する。このとき、例えば2つ
の瞳用開口が左右に位置していたものが、上下に位置し
てしまうとモニター上に表示される像も回転してしま
う。ここで、術者自身の位置は変わっていないため、術
者の操作方向に対し、モニター上の表示方向が変わり、
操作方向と表示方向の不一致により操作性が悪くなると
いう問題点があった。しかし、この第4項のものは回転
しても操作性が確保できる瞳分割式立体視内視鏡であ
る。
【0090】5.前記第1項または第2項に記載の瞳分
割式立体視内視鏡であって、前記リレーレンズ系と前記
瞳分割手段の相対的な光軸方向の位置調整ができること
を特徴とする瞳分割式立体視内視鏡。一般に、リレーレ
ンズ系は複数のレンズ群より構成されるため、軸方向の
長さにばらつきが出やすい。しかし、リレーレンズ系の
軸方向の長さがばらつくと、これにより伝達される光束
の軸方向の傾きも変わり、瞳分割手段で光束の両端ぎり
ぎりの領域まで利用して分割できなくなるため、結局リ
レーレンズ系は軸方向の長さのばらつきを極限までおさ
えたものを作成する必要があり、リレーレンズ系が高価
になっているという問題点があった。しかし、この第5
項のものによれば、リレーレンズ系の長さを抑える必要
がなく安価にリレーレンズ系が作成できる瞳分割式立体
視内視鏡を提供することができる。
【0091】6.前記第1項ないし第5項に記載の瞳分
割式立体視内視鏡であって、外部との間に気体の流通が
ない気密構造物内に前記リレーレンズ系を設けたことを
特徴とする瞳分割式立体視内視鏡。リレーレンズ系と瞳
分割手段が同一空間にあるもので、第2項のように、リ
レーレンズ系と瞳分割手段が相対的に回転する内視鏡の
場合、瞳分割手段と撮像手段の常時位置決めが必要で正
確な位置出しである嵌合による位置決めの場合、瞳分割
手段(の固定されたもの)の部は操作保持部外に露出す
ることになる。リレーレンズ系は操作保持部と固定され
た挿入部内に固定されているため、これに対し相対的に
回転する瞳分割手段(の固定されたもの)の一部は操作
保持部に対しても回転することになり、露出する部分も
操作保持部に対し回転する回転部となる。ここで、この
内視鏡を高圧蒸気滅菌可能なように蒸気密構造にしよう
としても、露出した回転部があり、Oリング部では蒸気
を通してしまうため、内部のリレーレンズ系に蒸気が入
ってしまい結局蒸気密にすることができなかった。しか
し、この第6項のものによれば、露出した回転部があっ
てもリレーレンズ系の蒸気密構造のとれる瞳分割式立体
視内視鏡を提供することがある。また、リレーレンズ系
を気密構造内に設け、回転する瞳分割手段をその気密構
造外に出した。これにより、リレーレンズ系内へは蒸気
の侵入はなく、露出した回転部があってもリレーレンズ
系の蒸気密構造は確保できる。
【0092】7.ライトガイドファイバと観察光学系と
を内蔵する外装管を有する内視鏡において、前記ライト
ガイドファイバと観察光学系とを気密的に分離して配置
したことを特徴とする内視鏡。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、リレー
レンズ系と前記瞳分割手段とが一体的な光学レンズ本体
を構成し、この光学レンズ本体と観察手段が着脱可能な
構成としたため、像伝達手段から瞳分割手段の径方向の
ずれを小さくでき、挿入部を細経化して、細くなった光
束の端部ぎりぎりを分割する構成をとっても、分割後の
左右像の明るさは常に十分に確保できる。つまり、挿入
部内の像伝達手段に対して観察手段とが着脱できるのに
加え、挿入部の細経化が図れるにも拘らず、十分な視差
と複数の被写体像の明るさを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る立体視硬性内視鏡
の概略的な構成の説明図。
【図2】本発明の第2の実施例に係る立体視硬性内視鏡
の概略的な構成の斜視図。
【図3】同じくその第2の実施例におけるカメラヘッド
の一部を切断して示す斜視図。
【図4】同じくその第2の実施例の立体視硬性内視鏡の
操作保持部を示す断面図。
【図5】本発明の第3の実施例に係る立体視硬性内視鏡
の斜視図。
【図6】本発明の第4の実施例に係る立体視硬性内視鏡
の像伝達手段から観察手段にわたる部分の説明図。
【図7】本発明の第5の実施例に係る立体視硬性内視鏡
の像伝達手段から観察手段にわたる部分の説明図。
【図8】本発明の第6の実施例に係る立体視硬性内視鏡
の像伝達手段から観察手段にわたる部分の説明図。
【図9】本発明の第7の実施例に係る立体視硬性内視鏡
の像伝達手段から観察手段にわたる部分の説明図。
【図10】本発明の第8の実施例に係る立体視硬性内視
鏡の像伝達手段から観察手段にわたる部分の説明図。
【図11】同じくその第8の実施例の瞳分割絞りの部材
の正面図。
【図12】図10中A−A線に沿う断面図。
【図13】硬性内視鏡の一例の側面図。
【図14】硬性内視鏡の一例の先端部構成を示す縦断面
図。
【図15】同じ硬性内視鏡の外装管の先端部を示す縦断
面図。
【図16】同じ硬性内視鏡の操作部の内部構造を示す縦
断面図。
【図17】従来の瞳部分割手段の説明図。
【図18】同じくその従来の瞳部分割手段の不具合状態
の説明図。
【符号の説明】
1…立体視硬性内視鏡、2…挿入部、3…操作保持部、
4…カメラヘッド、6…対物レンズ、7…リレーレンズ
部、8…リレーレンズ系、9…瞳分割絞り、11…位置
決め穴、12…位置決めピン、13…接続用ねじ、17
…撮像レンズ18…CCD。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体像を結像する結像レンズとその結像
    された像を伝達する像伝達手段とより構成される1本の
    光軸を有するリレーレンズ系と、前記リレーレンズ系に
    よって伝達された被写体像を分割して立体観察用の複数
    の被写体像を得る瞳分割手段と、前記瞳分割手段により
    分割されて得た複数の被写体像がそれぞれ結像するのを
    受けて立体視観察を行う観察手段とより構成された瞳分
    割式立体視内視鏡において、前記リレーレンズ系と前記
    瞳分割手段とが一体的な光学レンズ本体を構成し、前記
    光学レンズ本体と前記観察手段が着脱可能な構成とした
    ことを特徴とする瞳分割式立体視内視鏡。
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