JP3256696B2 - 交流発電機 - Google Patents

交流発電機

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JP3256696B2
JP3256696B2 JP2000015915A JP2000015915A JP3256696B2 JP 3256696 B2 JP3256696 B2 JP 3256696B2 JP 2000015915 A JP2000015915 A JP 2000015915A JP 2000015915 A JP2000015915 A JP 2000015915A JP 3256696 B2 JP3256696 B2 JP 3256696B2
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stator
slot
rotor
winding
slots
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恭子 東野
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H02K3/38Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation around winding heads, equalising connectors, or connections thereto

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば内燃機関
により駆動される交流発電機に関し、特に、乗用車、ト
ラック等の乗り物に搭載される車両用交流発電機の固定
子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図22は従来の車両用交流発電機を示す
断面図、図23は従来の車両用交流発電機の固定子を示
す斜視図である。図22および図23において、車両用
交流発電機は、ランドル型の回転子7がアルミニウム製
のフロントブラケット1およびリヤブラケット2から構
成されたケース3内にシャフト6を介して回転自在に装
着され、固定子50が回転子7の外周側を覆うようにケ
ース3の内壁面に固着されて構成されている。シャフト
6は、フロントブラケット1およびリヤブラケット2に
回転可能に支持されている。このシャフト6の一端には
プーリ4が固着され、エンジンの回転トルクをベルト
(図示せず)を介してシャフト6に伝達できるようになっ
ている。回転子7に電流を供給するスリップリング9が
シャフト6の他端部に固着され、一対のブラシ10がこ
のスリップリング9に摺接するようにケース3内に配設
されたブラシホルダ11に収納されている。固定子50
で生じた交流電圧の大きさを調整するレギュレータ18
がブラシホルダ11に嵌着されたヒートシク17に接着
されている。固定子50に電気的に接続され、固定子5
0で生じた交流を直流に整流する整流器12がケース3
内に装着されている。
【0003】回転子7は、電流を流して磁束を発生する
回転子コイル13と、この回転子コイル13を覆うよう
に設けられ、回転子コイル13で発生された磁束によっ
て磁極が形成される一対のポールコア20、21とから
構成される。一対のポールコア20、21は、鉄製で、
それぞれ6つの爪形状の爪状磁極22、23が外周縁に
周方向に等角ピッチで突設され、爪状磁極22、23を
かみ合わせるように対向してシャフト6に固着されてい
る。さらに、ファン5が回転子7の軸方向の両端に固着
されている。
【0004】固定子50は、軸方向に延びるスロット5
1aが周方向に所定ピッチで複数形成された円筒状の固
定子鉄心51と、固定子鉄心51に巻装された固定子巻
線52と、固定子巻線52のフロント側およびリヤ側の
コイルエンド52a、52bをモールドしたエポキシ樹
脂等からなる絶縁性樹脂25と、各スロット51a内に
装着されて固定子巻線52と固定子鉄心51とを電気的
に絶縁するインシュレータ(図示せず)とを備えてい
る。ここでは、固定子鉄心51には、回転子7の磁極数
(12)に対応して、3相交流巻線を1組収容するよう
に、36箇所のスロット51aが等間隔に形成されてい
る。
【0005】また、吸気孔1a、2aがフロントブラケ
ット1およびリヤブラケット2の軸方向の端面に設けら
れ、排気孔1b、2bがフロントブラケット1およびリ
ヤブラケット2の外周両肩部に固定子巻線52のフロン
ト側およびリヤ側のコイルエンド52a、52bの径方
向外側に対向して設けられている。
【0006】つぎに、従来の固定子50の製造方法につ
いて図24乃至図27を参照しつつ説明する。まず、磁
性材料であるSPCC材からなる帯状薄板から凹凸を有
する帯状体を作製する。そして、この帯状体を所定枚積
層し、その外周部をレーザ溶接して、図24に示される
直方体の積層鉄心55を作製する。この積層鉄心55の
一側には、36個のスロット55aが形成されている。
また、絶縁被覆された円形断面の銅線材からなる1本の
素線56を3スロットピッチで波巻きに所定回数巻回し
て全体が平坦な形状の固定子巻線群57Aを作製する。
この固定子巻線群57Aを構成する素線56の巻き始め
端および巻き終わり端がそれぞれ口出し線56aおよび
中性点リード線56bとなる。さらに、それぞれ1本の
素線56を同様に巻回して固定子巻線群57B、57C
を作製する。その後、3本の固定子巻線群57A、57
B、57Cを、図25に示されるように、1スロットピ
ッチずつずらして重ね合わせ、それぞれ3スロット毎の
スロット55aに挿入して積層鉄心55に装着する。こ
れにより、図26に示されるように、3本の固定子巻線
群57A、57B、57Cが積層鉄心55に装着され
る。ついで、積層鉄心55を成形装置(図示せず)によ
り円筒状に曲げる。そして、積層鉄心55の両端面同士
を突き合わしてレーザ溶接し、円筒状の固定子鉄心51
を得る。これにより、図27に示されるように、3本の
固定子巻線群57A、57B、57Cが固定子鉄心51
に巻装された固定子を得る。さらに、固定子巻線群57
A、57B、57Cのコイルエンドを絶縁性樹脂25で
モールドし、図23に示される固定子50が得られる。
【0007】このように構成された固定子50では、固
定子巻線群57A、57B、57Cを構成する各素線5
6の中性点リード線56bを結線して、3相交流巻線で
ある固定子巻線52が得られる。これらの固定子巻線群
57A、57B、57Cはそれぞれ120度の位相差を
有し、3相交流巻線のa相、b相、c相の巻線に相当す
る。そして、固定子巻線群57A、57B、57Cを構
成する各素線56の口出し線56aが整流器12に接続
される。
【0008】このように構成された車両用交流発電機で
は、電流がバッテリ(図示せず)からブラシ10および
スリップリング9を介して回転子コイル13に供給さ
れ、磁束が発生される。この磁束により、一方のポール
コア20の爪状磁極22がN極に着磁され、他方のポー
ルコア21の爪状磁極23がS極に着磁される。一方、
エンジンの回転トルクがベルトおよびプーリ4を介して
シャフト6に伝達され、回転子7が回転される。そこ
で、固定子巻線52に回転磁界が与えられ、固定子巻線
52に起電力が発生する。この交流の起電力が整流器1
2を通って直流に整流されるとともに、その大きさがレ
ギュレータ18により調整され、バッテリに充電され
る。
【0009】そして、リヤ側においては、ファン5の回
転により、外気が整流器12のヒートシンクおよびレギ
ュレータ18のヒートシンク17にそれぞれ対向して設
けられた吸気孔2aを通じて吸い込まれ、シャフト6の
軸に沿って流れて整流器12およびレギュレータ18を
冷却し、その後ファン5により遠心方向に曲げられて固
定子巻線52のリヤ側のコイルエンド52bを冷却し、
排気孔2bより外部に排出される。一方、フロント側に
おいては、ファン5の回転により、外気が吸気孔1aか
ら軸方向に吸い込まれ、その後ファン5により遠心方向
に曲げられて固定子巻線52のフロント側のコイルエン
ド52aを冷却し、排気孔1bより外部に排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の固定子50で
は、固定子巻線52を構成する固定子巻線群57A、5
7B、57Cがそれぞれ1本の素線56を3スロットピ
ッチで波巻きに所定回数巻回して作製され、径方向に外
層、中間層および内層を構成するように互いに1スロッ
トずれて3スロット毎のスロット51aに巻装されてい
た。そこで、コイルエンドを構成する素線56のターン
部が周方向に重なって整列していないので、絶縁性樹脂
25でコイルエンドを全周にわたって均一にモールドす
ることが困難となり、絶縁性樹脂25が周方向にも、軸
方向にも偏った形状となっていた。これにより、絶縁性
樹脂25を含んだコイルエンド部の放熱性が不均一とな
り、固定子巻線52の冷却性が悪化し、固定子巻線52
の温度上昇を抑えることができなくなるという課題があ
った。また、コイルエンドを構成する素線56のターン
部が周方向に重なって整列していないので、素線56を
高密度に巻装できず、高出力が得られないという課題も
あった。また、内層および外層を構成する固定子巻線群
57A、57Cの周方向に隣接する素線56のターン部
同士が互いに径方向にずれており、絶縁性樹脂25の内
周面および外周面が、図23に示されるように、周方向
に凹凸を有する面形状となっていた。これにより、通風
抵抗が増大し、かつ、回転子7と絶縁性樹脂25の内周
面との間で干渉音が発生して、風騒音が増大してしまう
という課題もあった。
【0011】この発明は、上記のような課題を解決する
ために、長尺の素線が、固定子鉄心の端面側のスロット
外で折り返されて、所定スロット数毎にスロット内でス
ロット深さ方向に内層と外層とを交互に採るように巻装
されて形成された複数の巻線により固定子巻線を構成
し、かつ、コイルエンドを覆うように設けられた絶縁性
樹脂の回転子対向面およびブラケット対向面の少なくと
も一面を滑らかな面に形成して、固定子巻線の温度上昇
を抑えるとともに、高出力、低騒音を実現できる車両用
に適用できる交流発電機を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る交流発電
機は、回転周方向に沿ってNS極を形成する回転子と、
該回転子と対向配置された固定子鉄心およびこの固定子
鉄心に装着された固定子巻線を有する固定子、上記回転
子と上記固定子とを支持するブラケットと、上記回転子
の回転に連動して上記ブラケット内に冷却風を通風させ
て上記固定子巻線を冷却する冷却手段とを備えた交流発
電機において、上記固定子鉄心は、軸方向に延びるスロ
ットが周方向に所定ピッチで複数形成された積層鉄心を
備え、上記固定子巻線は、連続線からなる素線が、上記
固定子鉄心の両端面側の上記スロット外で折り返され
て、所定スロット数毎に上記スロット内でスロット深さ
方向に内層と外層とを交互に採るように巻装された巻線
を複数有し、上記複数の巻線は、複数本の上記素線を同
時に折り畳んで形成された少なくとも1組の巻線群で構
成され、上記巻線群は、直線部がターン部により連結さ
れて所定スロットピッチで配列され、かつ、隣り合う該
直線部が該ターン部によりスロット深さ方向に内層と外
層とを交互に採るようにずらされたパターンに形成され
た2本の上記素線を、互いに上記所定スロットピッチず
らして上記直線部を重ねて配列してなる素線対が、1ス
ロットピッチずつずらされて上記所定スロット数と同数
対配列されて構成され、上記固定子鉄心の両端面側の上
記スロット外で折り返された上記素線のターン部が周方
向に並んでコイルエンドを構成し、絶縁性樹脂が、上記
コイルエンドの全体を覆うように設けられ、上記絶縁性
樹脂の回転子対向面が滑らかな面に形成され、フィンが
上記絶縁性樹脂のブラケット対向面に形成されているも
のである。
【0013】
【0014】
【0015】また、回転周方向に沿ってNS極を形成す
る回転子と、該回転子と対向配置された固定子鉄心およ
びこの固定子鉄心に装着された固定子巻線を有する固定
子、上記回転子と上記固定子とを支持するブラケット
と、上記回転子の回転に連動して上記ブラケット内に冷
却風を通風させて上記固定子巻線を冷却する冷却手段と
を備えた交流発電機において、上記固定子鉄心は、軸方
向に延びるスロットが周方向に所定ピッチで複数形成さ
れた積層鉄心を備え、上記固定子巻線は、連続線からな
素線が、上記固定子鉄心の両端面側の上記スロット外
で折り返されて、所定スロット数毎に上記スロット内で
スロット深さ方向に内層と外層とを交互に採るように巻
装された巻線を複数有し、上記複数の巻線は、複数本の
上記素線を同時に折り畳んで形成された少なくとも1組
の巻線群で構成され、上記巻線群は、直線部がターン部
により連結されて所定スロットピッチで配列され、か
つ、隣り合う該直線部が該ターン部によりスロット深さ
方向に内層と外層とを交互に採るようにずらされたパタ
ーンに形成された2本の上記素線を、互いに上記所定ス
ロットピッチずらして上記直線部を重ねて配列してなる
素線対が、1スロットピッチずつずらされて上記所定ス
ロット数と同数対配列されて構成され、上記固定子鉄心
の両端面側の上記スロット外で折り返された上記素線の
ターン部が周方向に並んでコイルエンドを構成し、絶縁
性樹脂が、上記コイルエンドの頂部および径方向の外周
側を露出させ、かつ、内周側を覆うように設けられ、上
記絶縁性樹脂の回転子対向面が滑らかな面に形成されて
いるものである。
【0016】また、上記絶縁性樹脂の回転子対向面にお
いて、周方向に並んだ上記ターン部の上記回転子に対向
する面の少なくとも一部が上記絶縁性樹脂と同一面位置
となるように露出しているものである。
【0017】また、回転周方向に沿ってNS極を形成す
る回転子と、該回転子と対向配置された固定子鉄心およ
びこの固定子鉄心に装着された固定子巻線を有する固定
子、上記回転子と上記固定子とを支持するブラケット
と、上記回転子の回転に連動して上記ブラケット内に冷
却風を通風させて上記固定子巻線を冷却する冷却手段と
を備えた交流発電機において、上記固定子鉄心は、軸方
向に延びるスロットが周方向に所定ピッチで複数形成さ
れた積層鉄心を備え、上記固定子巻線は、連続線からな
素線が、上記固定子鉄心の両端面側の上記スロット外
で折り返されて、所定スロット数毎に上記スロット内で
スロット深さ方向に内層と外層とを交互に採るように巻
装された巻線を複数有し、上記複数の巻線は、複数本の
上記素線を同時に折り畳んで形成された少なくとも1組
の巻線群で構成され、上記巻線群は、直線部がターン部
により連結されて所定スロットピッチで配列され、か
つ、隣り合う該直線部が該ターン部によりスロット深さ
方向に内層と外層とを交互に採るようにずらされたパタ
ーンに形成された2本の上記素線を、互いに上記所定ス
ロットピッチずらして上記直線部を重ねて配列してなる
素線対が、1スロットピッチずつずらされて上記所定ス
ロット数と同数対配列されて構成され、上記固定子鉄心
の両端面側の上記スロット外で折り返された上記素線の
ターン部が周方向に並んでコイルエンドを構成し、絶縁
性樹脂が、上記コイルエンドの頂部および径方向の内周
側を露出させ、かつ、外周側を覆うように設けられ、上
記絶縁性樹脂のブラケット対向面が滑らかな面に形成さ
れているものである。
【0018】また、上記素線が上記スロットのそれぞれ
にスロット深さ方向に2n本ずつ配列され、上記素線の
ターン部が周方向にn列に並んで配列されているもので
ある。
【0019】また、上記固定子鉄心の少なくとも一方の
端部のコイルエンドを構成する上記ターン部が、周方向
に略同一形状に形成されているものである。
【0020】また、上記固定子鉄心の少なくとも一方の
端部のコイルエンドにおいて、周方向に隣り合う上記タ
ーン部間の空間が略同一に形成されているものである。
【0021】また、上記スロットの開口部の開口寸法
が、上記素線のスロット幅方向寸法より小さいものであ
る。
【0022】また、上記素線の上記スロット内における
断面形状が上記スロット形状に沿った略矩形形状であ
る。
【0023】また、上記素線の断面形状が略扁平形状で
り、上記直線部が断面長手方向を径方向に一致させて
1列に並んで上記スロット内に収納されているものであ
る。
【0024】また、上記固定子巻線の少なくとも一方の
上記コイルエンドが、上記冷却手段の上記ブラケット内
に形成される冷却風の流通方向の下流側に該冷却手段に
隣接して配置されているものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。参考例1 . 図1はこの発明の参考例1に係る車両用交流発電機の構
成を示す断面図、図2はこの車両用交流発電機の固定子
を示す斜視図、図3はこの車両用交流発電機における固
定子巻線の1相分の結線状態を説明する平面図、図4は
この車両用交流発電機の固定子における固定子巻線の巻
装状態を説明する斜視図、図5はこの車両用交流発電機
の回路図、図6および図7はこの車両用交流発電機に適
用される固定子巻線を構成する巻線群の製造工程を説明
する図である。図8はこの車両用交流発電機に適用され
る固定子巻線を構成する内層側の素線群を示す図であ
り、図8の(a)はその側面図、図8の(b)はその平
面図である。図9はこの車両用交流発電機に適用される
固定子巻線を構成する外層側の素線群を示す図であり、
図9の(a)はその側面図、図9の(b)はその平面図
である。図10はこの車両用交流発電機に適用される固
定子巻線を構成する素線の要部を示す斜視図、図11は
この車両用交流発電機に適用される固定子巻線を構成す
る素線の配列を説明する図である。図12はこの車両用
交流発電機の固定子鉄心を構成する積層鉄心を示す斜視
図、図13はこの車両用交流発電機に適用される固定子
の製造工程を説明する工程断面図、図14はこの車両用
交流発電機に適用される固定子巻線を構成する素線群の
積層鉄心への装着状態を示す平面図である。なお、図4
では口出し線、中性点リード線および渡り結線が省略さ
れている。
【0026】図1および図2において、回転子7を構成
する一対のポールコア20、21は、鉄製で、それぞれ
8つの爪形状の爪状磁極22、23が外周縁に周方向に
等角ピッチで突設され、爪状磁極22、23をかみ合わ
せるように対向してシャフト6に固着されている。ま
た、冷却手段としてのファン5が回転子7の軸方向の両
端に固着されている。固定子8は、軸方向に延びるスロ
ット15aが周方向に所定ピッチで複数形成された円筒
状の固定子鉄心15と、固定子鉄心15に巻装された固
定子巻線16と、固定子巻線16のフロント側およびリ
ヤ側のコイルエンド16a、16bの全体をモールドし
たエポキシ樹脂等からなる絶縁性樹脂25と、各スロッ
ト15a内に装着されて固定子巻線16と固定子鉄心1
5とを電気的に絶縁する後述されるインシュレータ19
とを備えている。そして、固定子巻線16は、1本の素
線30が、固定子鉄心15の端面側のスロット15a外
で折り返されて、所定スロット数毎にスロット15a内
でスロット深さ方向に内層と外層とを交互に採るように
波巻きされて巻装された巻線を複数備えている。ここで
は、固定子鉄心15には、回転子7の磁極数(16)に
対応して、後述する3相交流巻線160を2組収容する
ように、96本のスロット15aが等間隔に形成されて
いる。また、素線30には、例えば絶縁被覆された長方
形の断面を有する長尺の銅線材が用いられる。なお、他
の構成は図22に示された従来の車両用交流発電機と同
様に構成されている。
【0027】つぎに、1相分の固定子巻線群161の巻
線構造について図3を参照して具体的に説明する。1相
分の固定子巻線群161は、それぞれ1本の素線30か
らなる第1乃至第4の巻線31〜34から構成されてい
る。そして、第1巻線31は、1本の素線30を、スロ
ット番号の1番から91番まで6スロットおきに、スロ
ット15a内の内周側から1番目の位置と内周側から2
番目の位置とを交互に採るように1ターン波巻きして構
成されている。第2巻線32は、素線30を、スロット
番号の1番から91番まで6スロットおきに、スロット
15a内の内周側から2番目の位置と内周側から1番目
の位置とを交互に採るように1ターン波巻きして構成さ
れている。第3巻線33は、素線30を、スロット番号
の1番から91番まで6スロットおきに、スロット15
a内の内周側から3番目の位置と内周側から4番目の位
置とを交互に採るように1ターン波巻きして構成されて
いる。第4巻線34は、素線30を、スロット番号の1
番から91番まで6スロットおきに、スロット15a内
の内周側から4番目の位置と内周側から3番目の位置と
を交互に採るように1ターン波巻きして構成されてい
る。そして、各スロット15a内には、素線30が長方
形断面の長手方向を径方向に揃えて径方向に1列に4本
並んで配列されている。以降、素線30が収納されるス
ロット15a内の内周側1番目乃至4番目の位置をそれ
ぞれ1番地乃至4番地と呼ぶ。
【0028】そして、固定子鉄心15の一端側におい
て、スロット番号の1番の2番地から延出する第2巻線
32の端部32aと、スロット番号の91番の3番地か
ら延出する第4巻線34の端部34bとが接合され、さ
らにスロット番号の1番の4番地から延出する第4巻線
34の端部34aと、スロット番号の91番の1番地か
ら延出する第2巻線32の端部32bとが接合されて、
第2および第4巻線32、24からなる2ターンの巻線
が形成されている。また、固定子鉄心15の他端側にお
いて、スロット番号の1番の1番地から延出する第1巻
線31の端部31aと、スロット番号の91番の4番地
から延出する第3巻線33の端部33bとが接合され、
さらにスロット番号の1番の3番地から延出する第3巻
線33の端部33aと、スロット番号の91番の2番地
から延出する第1巻線31の端部31bとが接合され
て、第1および第3巻線31、33からなる2ターンの
巻線が形成されている。
【0029】さらに、スロット番号の61番の3番地と
67番の4番地とから固定子鉄心15の一端側に延出す
る第3巻線33の素線30の部分が切断され、スロット
番号の67番の3番地と73番の4番地とから固定子鉄
心15の一端側に延出する第4巻線34の素線30の部
分が切断される。そして、第3巻線33の切断端33c
と第4巻線34の切断端34cとが接合されて、第1乃
至第4巻線31〜34を直列接続してなる4ターンの1
相分の固定子巻線群161が形成されている。なお、第
3巻線33の切断端33cと第4巻線34の切断端34
cとの接合部が渡り結線接続部となり、第3巻線33の
切断端33dと第4巻線34の切断端34dとがそれぞ
れ口出し線(O)および中性点リード線(N)となる。
【0030】この固定子8では、素線30が巻装される
スロット15aを1つづつずらして6相分の固定子巻線
161が形成されている。これらの6相分の固定子巻線
161が固定子巻線16を構成している。ここで、第1
乃至第4巻線31〜34を構成するそれぞれの素線30
は、1つのスロット15aから固定子鉄心15の端面側
に延出し、折り返されて6スロット離れたスロット15
aに入るように波巻きに巻装されている。そして、それ
ぞれの素線30は、6スロット毎に、スロット深さ方向
(径方向)に関して、内層と外相とを交互に採るように
巻装されている。そして、固定子鉄心15の端面側に延
出して折り返された素線30のターン部30aがコイル
エンドを形成している。そこで、固定子鉄心15の両端
において、図4に示されるように、ほぼ同一形状に形成
されたターン部30aが周方向に、かつ、径方向に互い
に離間して、2列となって周方向に整然と配列されてコ
イルエンド16a、16bを形成している。
【0031】ついで、絶縁性樹脂25により固定子巻線
16のコイルエンド16a、16b全体を完全に覆うよ
うにモールドして、図2に示される固定子8が得られ
る。この時、絶縁性樹脂25は、ターン部30aが所定
の間隙をもって配列している周方向における不連続な状
態に起因する凹凸を表面に生じさせないようにモールド
されている。つまり、絶縁性樹脂25の内周面である回
転子対向面25aおよび外周面であるブラケット対向面
25bがそれぞれ滑らかな面に形成されている。このよ
うに構成された固定子8は、車両用交流発電機に搭載さ
れ、図5に示されるように、固定子巻線群161が3相
分づつ星型結線されて2組の3相交流巻線160を形成
し、各3相交流巻線160がそれぞれ整流器12に接続
されている。そして、各整流器12の直流出力が並列に
接続されて合成される。
【0032】ついで、固定子8の製造方法について図6
乃至図14を参照しつつ具体的に説明する。まず、図6
に示されるように、12本の長尺の素線30を同時に同
一平面上で雷状に折り曲げ形成する。ついで、図7に矢
印で示されるように、直角方向に治具にて折り畳んでゆ
き、図8に示される内層側の素線群35Aを作製する。
さらに、同様にして、図9に示されるように、渡り結
線、中性点リード線および口出し線を有する外層側の素
線群35Bを作製する。なお、各素線30は、図10に
示されるように、ターン部30aで連結された直線部3
0bが6スロットピッチ(6P)で配列された平面状パ
ターンに折り曲げ形成されている。そして、隣り合う直
線部30bが、ターン部30aにより、素線30の幅
(W)分ずらされている。素線群35A、35Bは、こ
のようなパターンに形成された2本の素線30を図11
に示されるように6スロットピッチずらして直線部30
bを重ねて配列された素線対が1スロットピッチづつず
らして6対配列されて構成されている。そして、素線3
0の端部が素線群35A、35Bの両端の両側に6本づ
つ延出されている。また、ターン部30aが素線群35
A、35Bの両側部に整列されて配列されている。ま
た、台形形状のスロット36aが所定のピッチ(電気角
で30°)で形成されたSPCC材を所定枚数積層し、
その外周部をレーザ溶接して、図12に示されるよう
に、直方体の積層鉄心36を作製する。
【0033】そして、図13の(a)に示されるよう
に、インシュレータ19が積層鉄心36のスロット36
aに装着され、2つの素線群35A、35Bの各直線部
を各スロット36a内に重ねて押し入れる。これによ
り、図13の(b)に示されるように、2つの素線群3
5A、35Bが積層鉄心36に装着される。この時、素
線30の直線部30bは、インシュレータ19により積
層鉄心36と絶縁されてスロット15a内に径方向に4
本並んで収納されている。また、2つの素線群35A、
35Bは、図14に示されるように、重なって積層鉄心
36に装着されている。ついで、積層鉄心36を丸め、
その端面同士を当接させてレーザ溶接し、図13の
(c)に示されるように、円筒状の固定子鉄心15を得
る。積層鉄心36を丸めることにより、スロット36a
(固定子鉄心15のスロット15aに相当)は略矩形断
面形状となり、その開口部36b(スロット15aの開
口部15bに相当)は直線部30bのスロット幅方向寸
法より小さくなる。そして、図3に示される結線方法に
基づいて、各素線30の端部同士を結線して固定子巻線
群161を形成する。さらに、絶縁性樹脂25により固
定子巻線16のコイルエンド16a、16b全体を覆う
ようにモールドする。
【0034】このように、この参考例1によれば、絶縁
性樹脂25でコイルエンド16a、16b全体を覆うよ
うにモールドしているので、コイルエンド部の絶縁性が
確保されるとともに、振動により隣接するターン部30
a同士が接触して絶縁被膜を損傷し、短絡事故を発生さ
せることもなく、信頼性を向上させることができる。ま
た、固定子8の剛性が高められ、磁気騒音を低減させる
ことができる。また、絶縁性樹脂25の回転子対向面2
5aが滑らかな面に形成されているので、絶縁性樹脂2
5と回転子7との間を流通する冷却風の通風抵抗が小さ
くなるとともに、絶縁性樹脂25と回転子7との間の干
渉音が少なくなり、風騒音を低減することができる。さ
らに、絶縁性樹脂25のブラケット対向面25bが滑ら
かな面に形成されているので、絶縁性樹脂25とブラケ
ット1、2との間を流通する冷却風の通風抵抗が小さく
なり、風騒音を低減することができる。
【0035】また、固定子巻線16は2組の3相交流巻
線160を備え、各3相交流巻線160は3相の固定子
巻線群161を交流結線して構成されている。そして、
固定子巻線群161は第1乃至第4巻線31〜34を直
列接続して構成されている。そして、第1巻線31は1
本の素線30を6スロット毎にスロット15a内の1番
地と2番地とを交互に採るように波巻きされて構成され
ている。つまり、第1巻線31は1本の素線30を6ス
ロット毎にスロット15a内でスロット深さ方向に内層
と外層とを交互に採るように1ターン波巻きされて構成
されている。同様に、第2、第3および第4巻線32、
33、34もまた、1本の素線30を6スロット毎にス
ロット15a内でスロット深さ方向に内層と外層とを交
互に採るように1ターン波巻きされて構成されている。
そこで、第1および第2巻線31、32を構成する素線
30のターン部30aをほぼ同一形状に形成でき、ター
ン部30aを周方向に重なって整列して配列できる。同
様に、第3および第4巻線33、34を構成する素線3
0のターン部30aをほぼ同一形状に形成でき、ターン
部30aを第1および第2巻線31、32の外周側で周
方向に重なって整列して配列できる。つまり、ターン部
30aが周方向に略同一形状となり、ターン部30a間
の空隙が周方向に略同一となる。この巻線構造を採るこ
とで、絶縁性樹脂25でコイルエンド16a、16bを
全周に渡って均一にモールドすることが容易となり、絶
縁性樹脂25の周方向および軸方向の分布をほぼ均一に
形成することができる。これにより、絶縁性樹脂25を
含んだコイルエンド部の放熱性が均一となり、固定子巻
線16の冷却性の悪化が抑制され、固定子巻線16の温
度上昇を抑えることができる。また、この巻線構造を採
ることで、絶縁性樹脂25の回転子対向面25aおよび
ブラケット対向面25bを滑らかな面に容易に形成する
ことができる。また、この巻線構造を採ることで、素線
30を高密度にできるようになり、出力の向上が図られ
るとともに、絶縁性樹脂25の量を従来の固定子50に
比べて削減でき、低価格化が図られる。
【0036】また、4本の素線30がスロット15a内
に径方向に1列に配列され、ターン部30aが周方向に
2列に並んで配列されている。これにより、コイルエン
ド16a、16bを構成するターン部30aがそれぞれ
径方向に2列に分散されるので、コイルエンド16a、
16bの固定子鉄心15の端面からの延出高さを低くで
きる。その結果、コイルエンド16a、16bをモール
ドしている絶縁性樹脂25の高さを低くでき、絶縁性樹
脂25における通風抵抗が小さくなり、回転子7の回転
に起因する風音を低減させることができるとともに、コ
イルエンドのコイル端漏れリアクタンスが減少し、出
力、効率が向上される。また、コイルエンド16a、1
6bがファン5の下流側にファン5に隣接して配されて
いるので、ファン5によって通風路に流される冷却風が
効率よくコイルエンド16a、16bをモールドしてい
る絶縁性樹脂25の冷却に供せられ、固定子巻線16の
冷却性を向上させることができる。
【0037】また、回転子7の磁極数が16で、96個
のスロット15aが固定子鉄心15に等角ピッチで形成
されている。そして、巻線30が6スロット毎のスロッ
ト15aに波巻きされているので、巻線30が波巻きさ
れるスロットのピッチが回転子7のNS極に対応したピ
ッチとなり、固定子巻線16が全節巻線となる。これに
より、最大トルクが得られるようになり、高出力化を実
現できる。また、スロット15aの開口部15bの開口
寸法が素線30のスロット幅方向寸法より小さく構成さ
れているので、スロット15aから径方向内側への素線
30の飛び出しが阻止されるとともに、開口部15bで
の回転子7との干渉音も低減される。
【0038】また、直線部30bが長方形断面に形成さ
れているので、直線部30bをスロット15a内に収容
したときに、直線部30bの断面形状がスロット形状に
沿った形状となっている。これにより、スロット15a
内における素線30の占積率を高めることが容易となる
とともに、素線30から固定子鉄心15への伝熱を向上
させることができる。ここで、この参考例1では、直線
部30bが長方形断面に形成されているものとしている
が、直線部30bの断面形状は、略矩形断面のスロット
形状に沿った略矩形断面形状であればよい。この略矩形
形状とは、長方形に限らず、正方形、4辺の平面と丸い
角とで構成された形状、長方形の短辺を円弧とした長円
形等であってもよい。
【0039】また、素線30が長方形の断面形状に形成
されているので、コイルエンドを構成するターン部30
bからの放熱面積が大きくなり、固定子巻線16の発熱
が効率的に放熱される。
【0040】また、図5に示されるように、第1乃至第
4巻線31〜34を直列に接続して構成された固定子巻
線群161が3本づつ星型結線されて2組の3相交流巻
線160を構成し、2組の3相交流巻線160がそれぞ
れ整流器12に接続され、さらに2つの整流器12の出
力が並列に接続されている。これにより、4ターンの3
相交流巻線160の直流出力を合成して取り出すことが
でき、低回転域での発電不足を解消することができる。
【0041】また、この巻線構造を採ることで、固定子
巻線のターン数を増やす場合、連続線からなる素線群3
5(35A、35B)をその直線部30b同士を相対し
て揃えるようにして重ねて固定子鉄心15に巻装するこ
とで容易に対応することができる。また、この参考例
による固定子8は、連続線からなる素線群35を直方体
の積層鉄心36のスロット36aに開口部36bから挿
入し、その後積層鉄心36を環状に丸めて作製すること
ができる。そこで、積層鉄心36の開口部36bの開口
寸法を素線30のスロット幅方法寸法より大きくするこ
とができるので、素線群35の挿入作業性を高めること
ができる。また、積層鉄心36を環状に成形することで
開口部36bの開口寸法を素線30のスロット幅方法寸
法より小さくできるので、占積率が高められ、出力を向
上させることができる。さらに、スロット数が多くなっ
ても、固定子の生産性を低下させることはない。
【0042】また、両コイルエンド16a、16b(コ
イルエンド16a、16bをモールドした絶縁性樹脂2
5)の形状が略等しく、かつ、ファン5が回転子7の両
端部に設けられているので、両コイルエンド16a、1
6bがバランス良く冷却され、固定子巻線温度が均一
に、かつ、大きく低減される。ここで、ファン5は必ず
しも回転子7の両端に設ける必要はなく、大きな発熱体
である固定子巻線や整流器の配設位置を考慮して設けれ
ばよい。例えば、最大の発熱体である固定子巻線のコイ
ルエンドは冷却速度の大きいファンの吐出側に配置し、
整流器の配置されている側の回転子の端部にファンを配
設することがよい。また、車両エンジンに取り付けられ
る場合、通常プーリがクランクシャフトにベルトを介し
て連結されるので、ファンの冷却排出風がベルトに影響
しないように、ファンを反プーリ側に配設することがよ
い。なお、回転子の爪状磁極の型部も送風作用があり、
冷却手段として用いることができる。
【0043】また、絶縁性樹脂25を含んだ固定子8の
軸方向長さがポールコア20、21の軸方向長さより小
さくなっているので、小型化が実現できる。また、ファ
ン5が回転子7の両端部に設けられている場合、ファン
吐出側に絶縁性樹脂25がないので、通風抵抗が著しく
小さくなり、風騒音が低減されるとともに、整流器12
等の冷却内蔵物の温度上昇を抑えることができる。
【0044】また、固定子巻線16が収容されるスロッ
ト数が毎極毎相当たり2であり、毎極毎相当たりのスロ
ットに対応した2つの3相交流巻線160を有してい
る。これにより、起磁力波形を正弦波形に近くすること
ができ、高調波成分を低減でき、安定した出力を得るこ
とができる。また、スロット15a数が多くなるので、
固定子鉄心15のティースが細くなり、対向する爪状磁
極22、23間のティース内の磁気漏れが低減され、出
力の脈動を抑制できる。また、スロット15aが多くな
るほど、スロット15aに対応してターン部30aも多
くなるので、コイルエンドの放熱性が向上される。ま
た、スロット15aおよび開口部15bが電気角で30
°の等間隔で配列されているので、磁気騒音の加振力の
原因である磁気脈動を低減できる。
【0045】参考例2. この参考例2では、図15に示されるように、固定子8
は絶縁性樹脂25のブラケット対向面25bがフロント
およびリヤブラケット1、2の内壁面に密接するように
配設されているものである。なお、他の構成は上記参考
1と同様に構成されている。
【0046】この参考例2によれば、絶縁性樹脂25の
ブラケット対向面25bがブラケット1、2の内壁面に
密接するように配設されているので、コイルエンド16
a、16bで発生した熱が絶縁性樹脂25を介して効率
よく低温のブラケット1、2に伝達され、固定子巻線1
6の冷却性を向上できるとともに、絶縁性樹脂25とブ
ラケット1、2の内壁面との間に隙間がない分交流発電
機の小型化が図られる。
【0047】参考例3. この参考例3では、図16に示されるように、内層側を
構成する素線30のターン部30aの外周面(回転子7
と対向する面)の一部が絶縁性樹脂25の回転子対向面
25aと同一面位置となるように露出されているもので
ある。なお、他の構成は上記参考例1と同様に構成され
ている。
【0048】この参考例3によれば、冷却風が素線30
のターン部30aの露出面に当たるので、コイルエンド
16a、16bで発生した熱がターン部30aの露出面
から効率よく放熱され、固定子巻線16の冷却性を向上
できる。ここで、素線30が長方形の断面に形成されて
いれば、絶縁性樹脂25の回転子対向面25aに露出す
る一面を規定し易いが、円形断面の素線であっても、素
線の側面の一部を露出させれば、同様の効果が得られ
る。
【0049】なお、上記参考例3では、内層側を構成す
る素線30のターン部30aの回転子7と対向する面が
絶縁性樹脂25の回転子対向面25aと同一面位置とな
るように露出されているものとしているが、外層側を構
成する素線30のターン部30aの外周面(ブラケット
1、2と対向する面)が絶縁性樹脂25のブラケット対
向面25bと同一面位置となるように露出されていても
よい。
【0050】実施の形態1. この実施の形態1では、図17に示されるように、フィ
ン26が絶縁性樹脂25のブラケット対向面25bに設
けられているものとしている。なお、他の構成は上記
考例1と同様に構成されている。
【0051】この実施の形態1によれば、冷却風がフィ
ン26間を流れるので、コイルエンド16a、16bで
発生した熱が絶縁性樹脂25中を伝達されフィン26に
至り、フィン26から冷却風に放熱され、固定子巻線1
6の冷却性を向上できる。
【0052】実施の形態2. この実施の形態2では、図18に示されるように、絶縁
性樹脂25で内層側を構成する素線30のターン部30
aの内周側(回転子7と対向する側)のみを滑らかに覆
うように設けるものとしている。なお、他の構成は上記
参考例1と同様に構成されている。
【0053】この実施の形態2によれば、絶縁性樹脂2
5の回転子対向面25aが滑らかな面に形成されている
ので、絶縁性樹脂25と回転子7との間で発生する干渉
音に起因する風騒音が低減される。さらに、内層側を構
成する素線30のターン部30aの頂部および外周側、
さらには外層側を構成する素線30のターン部30aが
露出しているので、露出しているターン部30aが冷却
風に曝され、固定子巻線16の冷却性をさらに向上でき
る。
【0054】なお、上記実施の形態2において、内層側
を構成する素線30のターン部30aの回転子7と対向
する面を絶縁性樹脂25の回転子対向面25aと同一面
位置となるように露出させれば、さらに固定子巻線16
の冷却性を向上させることができる。
【0055】実施の形態3. この実施の形態3では、図19に示されるように、絶縁
性樹脂25で外層側を構成する素線30のターン部30
aの外周側(ブラケット1、2と対向する側)のみを滑
らかに覆うように設けるものとしている。なお、他の構
成は上記参考例1と同様に構成されている。
【0056】この実施の形態3によれば、絶縁性樹脂2
5のブラケット対向面25bが滑らかな面に形成されて
いるので、絶縁性樹脂25とブラケット1、2の内壁面
との間の流通路の通風抵抗が小さくなり、風騒音を低減
することができる。さらに、外層側を構成する素線30
のターン部30aの頂部および内周側、さらには内層側
を構成する素線30のターン部30aが露出しているの
で、露出しているターン部30aが冷却風に曝され、固
定子巻線16の冷却性をさらに向上できる。
【0057】なお、上記実施の形態3において、絶縁性
樹脂25のブラケット対向面25bをブラケット1、2
の内壁面に密接させるようにしてもよい。この場合、露
出しているターン部30aが冷却風に曝されて、固定子
巻線16の発熱が放熱される上に、固定子巻線16の発
熱が絶縁性樹脂25を介して低温のブラケット1、2に
伝達されるので、固定子巻線16の冷却性をさらに高め
ることができる。また、絶縁性樹脂25でコイルエンド
16a、16b全体を覆うようにモールドしている上記
参考例1では、スペース上、絶縁性樹脂25が存在する
分素線30のターン数が少なくなってしまい、出力が不
足する恐れがある。しかし、この場合、絶縁性樹脂25
が外層側を構成する素線30のターン部30aの頂部お
よび内周側、さらには内層側を構成する素線30のター
ン部30aに設けられていない分、素線30のターン数
を増やすことができ、出力を向上させることができる。
【0058】実施の形態4. この実施の形態4では、図20に示されるように、固定
子鉄心150のスロット150aが等角ピッチで形成さ
れ、スロット開口部150bの周方向空隙中心が電気角
で(α°)と(60-α)°とを交互に繰り返す不等間
隔に形成されているものとする。ここで、α≠30であ
る。なお、他の構成は上記参考例1と同様に構成されて
いる。
【0059】この実施の形態4によれば、スロット開口
部150bの周方向空隙中心の間隔が電気角で(α°)
と(60-α)°とを交互に繰り返す不等間隔に形成さ
れているので、2組の3相交流巻線160は互いに電気
角で(60-α)°の位相差をもって巻装されている。
ここで、αを変えた固定子を交流発電機に搭載し、磁気
騒音の要因となる固定子起磁力高調波の各次数成分の変
化を測定した結果を図21に示す。なお、ティース部1
50cの先端に設けられた鍔部150dの周方向長さを
調整してαを変えている。図21から、スロット開口部
150bの周方向空隙中心の間隔が、16度と44度と
を繰り返す不等間隔と、29度と31度とを繰り返す不
等間隔との範囲であれば、固定子の5次、7次、11次
および13次の起磁力高調波の上限値が13%以下に抑
えられることが分かる。さらに、スロット開口部150
bの周方向空隙中心の間隔が、22度と38度とを繰り
返す不等間隔と、24度と36度とを繰り返す不等間隔
との範囲であれば、固定子の5次、7次、11次および
13次の起磁力高調波の上限値が8%以下に抑えられ、
即ち5次、7次、11次および13次の起磁力高調波を
バランスよく低減できることが分かる。
【0060】なお、上記各実施の形態では、絶縁性樹脂
25としてエポキシ樹脂を用いるものとしているが、こ
の絶縁性樹脂として、樹脂の主剤より熱伝導性の高い部
材を混入したものを用いてもよい。例えば、熱伝導率が
0.5(W/mk)のエポキシ樹脂(主剤)と熱伝導率
が3.5(W/mk)のアルミナとを1:4の割合で混
合したものを絶縁性樹脂として用いてもよい。この場
合、固定子巻線16で発生した熱が絶縁性樹脂中を速や
かに伝導して絶縁性樹脂の表面に至り、絶縁性樹脂の表
面から放熱されるので、固定子巻線16の冷却性を向上
させることができる。また、上記各実施の形態では、フ
ァン5がケース3内に配設されているものとしている
が、ファンは車両用交流発電機の外に回転子の回転と伴
って回転するように設けてもよい。また、上記各実施の
形態では、各相の固定子巻線161が4ターンのものに
ついて説明しているが、固定子巻線161のターン数は
4ターンに限定されるものではない。更に低速出力が要
求される場合には、固定子巻線161を6ターン、8タ
ーンとすればよい。この場合でも、巻線群を径方向に重
ねて固定子コアに挿入するだけで対応できる。むろん、
奇数のターン数でもよい。また、上記各実施の形態で
は、全節巻き発電機に適用するものとして説明している
が、短節巻(全節巻きでない)発電機に本構造を適用し
ても良い。また、この発明は、回転子コイルをブラケッ
トに固定し、エアギャップより回転界磁を供給するタイ
プの車両用交流発電機にも適用できる。また、上記各実
施の形態では、16極の磁極数に対して、固定子のスロ
ット数を96スロットとしたが、12極の磁極数に対し
ては、3相で72個のスロット、20極の磁極数に対し
ては3相で120個のスロットを採用してもよい。ま
た、毎極毎相1の場合は、16極の磁極数でスロット数
48、12極の磁極数でスロット数36、20極の磁極
数でスロット数60でも良い。また、上記各実施の形態
では、コイルエンドを含んだ固定子の軸方向長さが回転
子の軸方向長さより小さく構成されているものとしてい
るが、この発明は、コイルエンドを含んだ固定子の軸方
向長さが回転子の軸方向長さより大きく構成されている
発電機に適用してもよい。この場合、ファン吐出側にコ
イルエンドが存在するので、固定子の温度上昇を抑える
ことができる。
【0061】また、上記各実施の形態では、爪状磁極を
持つランデル型の回転子を用いるものとしているが、突
極型の磁極を持つセーレント型の回転子を用いても、同
様の効果が得られる。また、上記各実施の形態では、整
流器が反プーリ側に配置され、ファンも回転子に対して
同じ側に配置されているが、ファンをプーリ側に配置し
てもよい。整流器の温度に特に問題がない場合は、ファ
ンを反プーリ側に配置しても良い。固定子のコイルエン
ドの高さが低いために、ファンの通風路における吐出側
の通風抵抗は著しく減少しているので、全体風量は増え
る。従って、整流器やプーリとファンとの位置関係は、
エンジンの取り付け位置や、風騒音、磁気騒音、各部の
温度状態を鑑みて、最適な位置を選択すればよい。ま
た、上記各実施の形態では、素線群の積層鉄心への挿入
時に、予め積層鉄心側にインシュレータを挿入している
が、素線群のスロット収容部にインシュレータを予め巻
き付けて、積層鉄心に挿入するようにしてもよい。ま
た、長尺のインシュレータを直方体の積層鉄心上に載置
し、その上から素線群を挿入するようにして、インシュ
レータも同時にスロット内に収容するようにしてもよ
い。この場合、後工程で、突出したインシュレータを一
括除去すればよい。さらに、予め、素線群のスロット収
容部を絶縁樹脂でモールドしておいても良い。この場
合、量産性が格段に向上する。
【0062】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0063】この発明によれば、回転周方向に沿ってN
S極を形成する回転子と、該回転子と対向配置された固
定子鉄心およびこの固定子鉄心に装着された固定子巻線
を有する固定子、上記回転子と上記固定子とを支持する
ブラケットと、上記回転子の回転に連動して上記ブラケ
ット内に冷却風を通風させて上記固定子巻線を冷却する
冷却手段とを備えた交流発電機において、上記固定子鉄
心は、軸方向に延びるスロットが周方向に所定ピッチで
複数形成された積層鉄心を備え、上記固定子巻線は、連
続線からなる素線が、上記固定子鉄心の両端面側の上記
スロット外で折り返されて、所定スロット数毎に上記ス
ロット内でスロット深さ方向に内層と外層とを交互に採
るように巻装された巻線を複数有し、上記複数の巻線
は、複数本の上記素線を同時に折り畳んで形成された少
なくとも1組の巻線群で構成され、上記巻線群は、直線
部がターン部により連結されて所定スロットピッチで配
列され、かつ、隣り合う該直線部が該ターン部によりス
ロット深さ方向に内層と外層とを交互に採るようにずら
されたパターンに形成された2本の上記素線を、互いに
上記所定スロットピッチずらして上記直線部を重ねて配
列してなる素線対が、1スロットピッチずつずらされて
上記所定スロット数と同数対配列されて構成され、上記
固定子鉄心の両端面側の上記スロット外で折り返された
上記素線のターン部が周方向に並んでコイルエンドを構
成し、絶縁性樹脂が、上記コイルエンドの全体を覆うよ
うに設けられ、上記絶縁性樹脂の回転子対向面が滑らか
な面に形成され、フィンが上記絶縁性樹脂のブラケット
対向面に形成されている。これにより、素線が高密度に
巻装できるようになり、出力が向上され、絶縁性樹脂の
放熱性が周方向で均一となり、固定子巻線の冷却性が向
上される。また、絶縁性樹脂の回転子対向面を流通する
冷却風の通風抵抗が小さくなり、絶縁性樹脂と回転子と
の間で発生する干渉音が小さくなるので、風騒音が低減
される。さらに、固定子巻線の熱が絶縁性樹脂中を伝達
されてフィンに至り、フィンから放熱されるので、固定
子巻線の温度上昇が抑えられる。
【0064】
【0065】
【0066】また、回転周方向に沿ってNS極を形成す
る回転子と、該回転子と対向配置された固定子鉄心およ
びこの固定子鉄心に装着された固定子巻線を有する固定
子、上記回転子と上記固定子とを支持するブラケット
と、上記回転子の回転に連動して上記ブラケット内に冷
却風を通風させて上記固定子巻線を冷却する冷却手段と
を備えた交流発電機において、上記固定子鉄心は、軸方
向に延びるスロットが周方向に所定ピッチで複数形成さ
れた積層鉄心を備え、上記固定子巻線は、連続線からな
素線が、上記固定子鉄心の両端面側の上記スロット外
で折り返されて、所定スロット数毎に上記スロット内で
スロット深さ方向に内層と外層とを交互に採るように巻
装された巻線を複数有し、上記複数の巻線は、複数本の
上記素線を同時に折り畳んで形成された少なくとも1組
の巻線群で構成され、上記巻線群は、直線部がターン部
により連結されて所定スロットピッチで配列され、か
つ、隣り合う該直線部が該ターン部によりスロット深さ
方向に内層と外層とを交互に採るようにずらされたパタ
ーンに形成された2本の上記素線を、互いに上記所定ス
ロットピッチずらして上記直線部を重ねて配列してなる
素線対が、1スロットピッチずつずらされて上記所定ス
ロット数と同数対配列されて構成され、上記固定子鉄心
の両端面側の上記スロット外で折り返された上記素線の
ターン部が周方向に並んでコイルエンドを構成し、絶縁
性樹脂が、上記コイルエンドの頂部および径方向の外周
側を露出させ、かつ、内周側を覆うように設けられ、上
記絶縁性樹脂の回転子対向面が滑らかな面に形成されて
いる。これにより、素線が高密度に巻装できるようにな
り、出力が向上され、絶縁性樹脂の放熱性が周方向で均
一となるとともに、固定子巻線の熱がコイルエンドの露
出部から放熱され、固定子巻線の冷却性が向上され、さ
らに絶縁性樹脂の回転子対向面を流通する冷却風の通風
抵抗が小さくなるとともに、絶縁性樹脂と回転子との間
で発生する干渉音が小さくなり、風騒音が低減される交
流発電機が得られる。
【0067】また、上記絶縁性樹脂の回転子対向面にお
いて、周方向に並んだ上記ターン部の上記回転子に対向
する面の少なくとも一部が上記絶縁性樹脂と同一面位置
となるように露出しているので、ターン部の露出面が冷
却風に曝され、固定子巻線の冷却性を高めることができ
る。
【0068】また、回転周方向に沿ってNS極を形成す
る回転子と、該回転子と対向配置された固定子鉄心およ
びこの固定子鉄心に装着された固定子巻線を有する固定
子、上記回転子と上記固定子とを支持するブラケット
と、上記回転子の回転に連動して上記ブラケット内に冷
却風を通風させて上記固定子巻線を冷却する冷却手段と
を備えた交流発電機において、上記固定子鉄心は、軸方
向に延びるスロットが周方向に所定ピッチで複数形成さ
れた積層鉄心を備え、上記固定子巻線は、連続線からな
素線が、上記固定子鉄心の両端面側の上記スロット外
で折り返されて、所定スロット数毎に上記スロット内で
スロット深さ方向に内層と外層とを交互に採るように巻
装された巻線を複数有し、上記複数の巻線は、複数本の
上記素線を同時に折り畳んで形成された少なくとも1組
の巻線群で構成され、上記巻線群は、直線部がターン部
により連結されて所定スロットピッチで配列され、か
つ、隣り合う該直線部が該ターン部によりスロット深さ
方向に内層と外層とを交互に採るようにずらされたパタ
ーンに形成された2本の上記素線を、互いに上記所定ス
ロットピッチずらして上記直線部を重ねて配列してなる
素線対が、1スロットピッチずつずらされて上記所定ス
ロット数と同数対配列されて構成され、上記固定子鉄心
の両端面側の上記スロット外で折り返された上記素線の
ターン部が周方向に並んでコイルエンドを構成し、絶縁
性樹脂が、上記コイルエンドの頂部および径方向の内周
側を露出させ、かつ、外周側を覆うように設けられ、上
記絶縁性樹脂のブラケット対向面が滑らかな面に形成さ
れている。これにより、素線が高密度に巻装できるよう
になり、出力が向上され、絶縁性樹脂の放熱性が周方向
で均一となるとともに、固定子巻線の熱がコイルエンド
の露出部から放熱され、固定子巻線の冷却性が向上さ
れ、さらに絶縁性樹脂のブラケット対向面を流通する冷
却風の通風抵抗が小さくなり、風騒音が低減される交流
発電機が得られる。
【0069】また、上記素線が上記スロットのそれぞれ
にスロット深さ方向に2n本ずつ配列され、上記素線の
ターン部が周方向にn列に並んで配列されている。これ
により、コイルエンド高さが低くなるので、コイル端漏
れリアクタンスが低減されるとともに、絶縁性樹脂の高
さが低くなり、通風抵抗が小さくなる。
【0070】また、上記固定子鉄心の少なくとも一方の
端部のコイルエンドを構成する上記ターン部が、周方向
に略同一形状に形成されているので、絶縁性樹脂をコイ
ルエンドに均一に設けることができ、絶縁性樹脂の回転
子対向面やブラケット対向面を容易に滑らかな面に形成
できる。
【0071】また、上記固定子鉄心の少なくとも一方の
端部のコイルエンドにおいて、周方向に隣り合う上記タ
ーン部間の空間が略同一に形成されているので、絶縁性
樹脂をコイルエンドに均一に設けることができ、絶縁性
樹脂の回転子対向面やブラケット対向面を容易に滑らか
な面に形成できる。さらに、樹脂成形時にかかる圧力が
均一となり、ターン部が該圧力で動いて互いに干渉する
ことがない。
【0072】また、上記スロットの開口部の開口寸法
が、上記素線のスロット幅方向寸法より小さいので、素
線のスロットからの飛び出しが防止されるとともに、ス
ロット内に流入した絶縁性樹脂が開口部から漏れ出しに
くくなる。
【0073】また、上記素線の上記スロット内における
断面形状が上記スロット形状に沿った略矩形形状である
ので、スロット内の素線の占積率が高められ、出力、効
率が向上される。また、素線と固定子鉄心との接触面積
が大きくなり、熱伝導性が高められ、固定子巻線の温度
がさらに低下される。さらに、絶縁性樹脂がスロット内
に流入しにくくなり、樹脂量を低減することができる。
【0074】また、上記素線の断面形状が略扁平形状で
り、上記直線部が断面長手方向を径方向に一致させて
1列に並んで上記スロット内に収納されているので、ス
ロット内の素線の占積率が高められるとともに、固定子
巻線の放熱性が向上し、出力、効率が向上される。さら
に、滑らかな樹脂面が構成しやすくなる。
【0075】また、上記固定子巻線の少なくとも一方の
上記コイルエンドが、上記冷却手段の上記ブラケット内
に形成される冷却風の流通方向の下流側に該冷却手段に
隣接して配置されているので、冷却風が効率よくコイル
エンドあるいは絶縁性樹脂の冷却に供せられ、固定子巻
線の冷却性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の参考例1に係る車両用交流発電機
の構成を示す断面図である。
【図2】 この発明の参考例1に係る車両用交流発電機
の固定子を示す斜視図である。
【図3】 この発明の参考例1に係る車両用交流発電機
における固定子巻線の1相分の結線状態を説明する平面
図である。
【図4】 この発明の参考例1に係る車両用交流発電機
における固定子巻線の結線状態を説明する斜視図であ
る。
【図5】 この発明の参考例1に係る車両用交流発電機
の回路図である。
【図6】 この発明の参考例1に係る車両用交流発電機
に適用される固定子巻線を構成する巻線群の製造工程を
説明する図である。
【図7】 この発明の参考例1に係る車両用交流発電機
に適用される固定子巻線を構成する巻線群の製造工程を
説明する図である。
【図8】 この発明の参考例1に係る車両用交流発電機
に適用される固定子巻線を構成する内層側の素線群を示
す図である。
【図9】 この発明の参考例1に係る車両用交流発電機
に適用される固定子巻線を構成する外層側の素線群を示
す図である。
【図10】 この発明の参考例1に係る車両用交流発電
機に適用される固定子巻線を構成する素線の要部を示す
斜視図である。
【図11】 この発明の参考例1に係る車両用交流発電
機に適用される固定子巻線を構成する素線の配列を説明
する図である。
【図12】 この車両用交流発電機に適用される固定子
鉄心を構成する積層鉄心を示す斜視図である。
【図13】 この車両用交流発電機に適用される固定子
の製造工程を説明する工程断面図である。
【図14】 この車両用交流発電機に適用される固定子
巻線を構成する素線群の積層鉄心への装着状態を示す平
面図である。
【図15】 この発明の参考例2に係る車両用交流発電
機を示す要部断面図である。
【図16】 この発明の参考例3に係る車両用交流発電
機の固定子を示す斜視図である。
【図17】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流
発電機の固定子を示す斜視図である。
【図18】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流
発電機の固定子を示す斜視図である。
【図19】 この発明の実施の形態3に係る車両用交流
発電機の固定子を示す斜視図である。
【図20】 この発明の実施の形態4に係る車両用交流
発電機の固定子鉄心を示す斜視図である。
【図21】 この発明の実施の形態4に係る車両用交流
発電機の出力特性を示す図である。
【図22】 従来の車両用交流発電機を示す断面図であ
る。
【図23】 従来の車両用交流発電機の固定子を示す斜
視図である。
【図24】 従来の車両用交流発電機の固定子に適用さ
れる固定子鉄心を構成する積層鉄心を示す斜視図であ
る。
【図25】 従来の車両用交流発電機に適用される固定
子の製造工程を説明する斜視図である。
【図26】 従来の車両用交流発電機に適用される固定
子の製造工程を説明する斜視図である。
【図27】 従来の車両用交流発電機に適用される固定
子の絶縁性樹脂モールド前の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フロントブラケット、2 リヤブラケット、5 フ
ァン(冷却手段)、7回転子、8 固定子、15、15
0 固定子鉄心、15a、150a スロット、15
b、150b 開口部、16 固定子巻線、16a フ
ロント側のコイルエンド、16b リヤ側のコイルエン
ド、25 絶縁性樹脂、25a 回転子対向面、25b
ブラケット対向面、26 フィン、30 素線、30
a ターン部、31 第1巻線、32 第2巻線、33
第3巻線、34 第4巻線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−125512(JP,A) 特開 昭62−272836(JP,A) 特開 平11−98788(JP,A) 実開 平3−7654(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 3/34 H02K 3/04 H02K 3/28 H02K 19/22

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転周方向に沿ってNS極を形成する回
    転子と、該回転子と対向配置された固定子鉄心およびこ
    の固定子鉄心に装着された固定子巻線を有する固定子、
    上記回転子と上記固定子とを支持するブラケットと、上
    記回転子の回転に連動して上記ブラケット内に冷却風を
    通風させて上記固定子巻線を冷却する冷却手段とを備え
    た交流発電機において、 上記固定子鉄心は、軸方向に延びるスロットが周方向に
    所定ピッチで複数形成された積層鉄心を備え、 上記固定子巻線は、連続線からなる素線が、上記固定子
    鉄心の両端面側の上記スロット外で折り返されて、所定
    スロット数毎に上記スロット内でスロット深さ方向に内
    層と外層とを交互に採るように巻装された巻線を複数有
    し、 上記複数の巻線は、複数本の上記素線を同時に折り畳ん
    で形成された少なくとも1組の巻線群で構成され、 上記巻線群は、直線部がターン部により連結されて所定
    スロットピッチで配列され、かつ、隣り合う該直線部が
    該ターン部によりスロット深さ方向に内層と外層とを交
    互に採るようにずらされたパターンに形成された2本の
    上記素線を、互いに上記所定スロットピッチずらして上
    記直線部を重ねて配列してなる素線対が、1スロットピ
    ッチずつずらされて上記所定スロット数と同数対配列さ
    れて構成され、 上記固定子鉄心の両端面側の上記スロット外で折り返さ
    れた上記素線のターン部が周方向に並んでコイルエンド
    を構成し、 絶縁性樹脂が、上記コイルエンドの全体を覆うように設
    けられ、 上記絶縁性樹脂の回転子対向面が滑らかな面に形成さ
    、フィンが上記絶縁性樹脂のブラケット対向面に形成
    されていることを特徴とする交流発電機。
  2. 【請求項2】 回転周方向に沿ってNS極を形成する回
    転子と、該回転子と対向配置された固定子鉄心およびこ
    の固定子鉄心に装着された固定子巻線を有する固定子、
    上記回転子と上記固定子とを支持するブラケットと、上
    記回転子の回転に連動して上記ブラケット内に冷却風を
    通風させて上記固定子巻線を冷却する冷却手段とを備え
    た交流発電機において、 上記固定子鉄心は、軸方向に延びるスロットが周方向に
    所定ピッチで複数形成された積層鉄心を備え、 上記固定子巻線は、連続線からなる素線が、上記固定子
    鉄心の両端面側の上記スロット外で折り返されて、所定
    スロット数毎に上記スロット内でスロット深さ方向に内
    層と外層とを交互に採るように巻装された巻線を複数有
    し、 上記複数の巻線は、複数本の上記素線を同時に折り畳ん
    で形成された少なくとも1組の巻線群で構成され、 上記巻線群は、直線部がターン部により連結されて所定
    スロットピッチで配列され、かつ、隣り合う該直線部が
    該ターン部によりスロット深さ方向に内層と外層とを交
    互に採るようにずらされたパターンに形成された2本の
    上記素線を、互いに上記所定スロットピッチずらして上
    記直線部を重ねて配列してなる素線対が、1スロットピ
    ッチずつずらされて上記所定スロット数と同数対配列さ
    れて構成され、 上記固定子鉄心の両端面側の上記スロット外で折り返さ
    れた上記素線のターン部が周方向に並んでコイルエンド
    を構成し、 絶縁性樹脂が、上記コイルエンドの頂部および径方向の
    外周側を露出させ、かつ、内周側を覆うように設けら
    れ、 上記絶縁性樹脂の回転子対向面が滑らかな面に形成され
    ていることを特徴とする交流発電機。
  3. 【請求項3】 上記絶縁性樹脂の回転子対向面におい
    て、周方向に並んだ上記ターン部の上記回転子に対向す
    る面の少なくとも一部が上記絶縁性樹脂と同一面位置と
    なるように露出していることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の交流発電機。
  4. 【請求項4】 回転周方向に沿ってNS極を形成する回
    転子と、該回転子と対向配置された固定子鉄心およびこ
    の固定子鉄心に装着された固定子巻線を有する固定子、
    上記回転子と上記固定子とを支持するブラケットと、上
    記回転子の回転に連動して上記ブラケット内に冷却風を
    通風させて上記固定子巻線を冷却する冷却手段とを備え
    た交流発電機において、 上記固定子鉄心は、軸方向に延びるスロットが周方向に
    所定ピッチで複数形成された積層鉄心を備え、 上記固定子巻線は、連続線からなる素線が、上記固定子
    鉄心の両端面側の上記スロット外で折り返されて、所定
    スロット数毎に上記スロット内でスロット深さ方向に内
    層と外層とを交互に採るように巻装された巻線を複数有
    し、 上記複数の巻線は、複数本の上記素線を同時に折り畳ん
    で形成された少なくとも1組の巻線群で構成され、 上記巻線群は、直線部がターン部により連結されて所定
    スロットピッチで配列され、かつ、隣り合う該直線部が
    該ターン部によりスロット深さ方向に内層と外層とを交
    互に採るようにずらされたパターンに形成された2本の
    上記素線を、互いに上記所定スロットピッチずらして上
    記直線部を重ねて配列してなる素線対が、1スロットピ
    ッチずつずらされて上記所定スロット数と同数対配列さ
    れて構成され、 上記固定子鉄心の両端面側の上記スロット外で折り返さ
    れた上記素線のターン部が周方向に並んでコイルエンド
    を構成し、 絶縁性樹脂が、上記コイルエンドの頂部および径方向の
    内周側を露出させ、かつ、外周側を覆うように設けら
    れ、 上記絶縁性樹脂のブラケット対向面が滑らかな面に形成
    されていることを特徴とする交流発電機。
  5. 【請求項5】 上記素線が上記スロットのそれぞれにス
    ロット深さ方向に2n本ずつ配列され、上記素線のター
    ン部が周方向にn列に並んで配列されていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の交流発
    電機。
  6. 【請求項6】 上記固定子鉄心の少なくとも一方の端部
    のコイルエンドを構成する上記ターン部が、周方向に略
    同一形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃
    請求項5のいずれかに記載の交流発電機。
  7. 【請求項7】 上記固定子鉄心の少なくとも一方の端部
    のコイルエンドにおいて、周方向に隣り合う上記ターン
    部間の空間が略同一に形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の交流発電機。
  8. 【請求項8】 上記スロットの開口部の開口寸法が、上
    記素線のスロット幅方向寸法より小さいことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の交流発電
    機。
  9. 【請求項9】 上記素線の上記スロット内における断面
    形状が上記スロット形状に沿った略矩形形状であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の
    交流発電機。
  10. 【請求項10】 上記素線の断面形状が略扁平形状であ
    り、上記直線部が断面長手方向を径方向に一致させて1
    列に並んで上記スロット内に収納されていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の交流発
    電機。
  11. 【請求項11】 上記固定子巻線の少なくとも一方の上
    記コイルエンドが、上記冷却手段の上記ブラケット内に
    形成される冷却風の流通方向の下流側に該冷却手段に隣
    接して配置されていることを特徴とする請求項1乃至
    求項10のいずれかに記載の交流発電機。
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