JP2004336883A - 車両用交流発電機 - Google Patents

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利昭 柏原
Yoshito Asao
淑人 浅尾
Atsushi Ohashi
篤志 大橋
Shogo Okamoto
省吾 岡本
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Abstract

【課題】ケースとの嵌合時に受ける力により変形しない剛性の高い固定子を有した車両用発電機を提供する。
【解決手段】回転子7と、シャフト6の中心軸方向に延びるスロット15cが周方向に並んで複数形成され回転子7を内包するようにケース3に嵌合支持される円筒状の固定子鉄心15および固定子鉄心15のスロット15cに巻装された固定子巻線16とを有する固定子8を備え、固定子巻線16は固定子鉄心15の中心軸方向の両端面より延出するコイルエンド部16a、16bを有し、接着性を有した絶縁性樹脂25がコイルエンド部16a、16bの全面に塗布されると共に、コイルエンド部16a、16bの根元の外周面と固定子鉄心の中心軸方向端面とが形成する角部にも接着性を有した絶縁性樹脂が充填されている、
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、内燃機関により駆動される車両用交流発電機に係わり、さらに詳しくは、乗用車やトラックなどの車両に搭載される車両用交流発電機の固定子構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、従来の車両用交流発電機の固定子は、0.5mm程度の厚みの鋼板を積み重ねて所定積層長さ(即ち、積層方向の所定厚さ)の鉄心(コア)としたものに、その内周側に配置される回転子の回転軸に向かって開口する多数のスロットが設けられており、該スロット内には発電機の仕様に合った多様な巻線が収納される。
そして、例えば、特許文献1の図3に示されるように、固定子鉄心(単にコアとも略す)の形状は円筒状であり、中心に向かって開口を有するスロットが固定子鉄心の内面側において全周にわたって設けられている。
【0003】
筒状をなす固定子鉄心(コア)の外周部である非スロット部(スロット底部のことであり、コアバックとも称される)は、磁路分の厚みがあれば良いため、それほど厚みを有して構成されるわけではなく、また、全体が固定子鉄心(コア)の軸方向の薄板積層体であるので、径方向の力には弱い場合がある。
特に、コアの外形寸法をほぼ同じくして多スロット化された固定子では顕著である。
しかしながら、固定子をケーシングであるブラケットにしっかり支持させるための支持部は、通常の場合は固定子鉄心(コア)の一部(外周部など)であるため、少なくとも組立時には固定子鉄心(コア)へ直接力が加わる。
【0004】
鋼板が積層されて円筒状に形成された固定子鉄心(コア)の中心軸方向の端部が椀状をしたブラケットの内周面に嵌め合わされる際に、固定子鉄心(コア)には径方向への変形力と固定子鉄心(コア)軸端の積層を剥がす方向の力がかかる。
また、嵌め合わせのために固定子鉄心(コア)端部に段加工を加えてあるものでは、さらにコアバックの厚みが小さくなっており、変形度合いの増加も考えられる。
一方、従来から、固定子巻線(単にコイルとも略す)の固定子鉄心(コア)から突出する部分(即ち、コイルエンド)に設ける絶縁性樹脂は、他の部品との絶縁を主目的としており、素線表面を薄く覆う程度で設けられる。
【0005】
さらに、絶縁性樹脂は、元々は狭いスロット内に束状に収納される固定子巻線(コイル)と固定子鉄心(コア)との絶縁を確保のために設ける(塗布する)ものであり、コイルエンドには二次的に付着しただけで全体が覆われてはいないものもある。
特許文献1には、整列連続巻線のコイルエンド全体を覆う絶縁性樹脂が示される。
これはコイルエンド放熱性を均一化するもので、コイルエンド内樹脂状態やコア端部の状態、スロット内の樹脂状態等の詳述はない。
また、絶縁性樹脂として、樹脂主剤よりも熱伝導性の高い部材を主剤に混ぜるとする開示があるが、コイルエンド外周表面への放熱に関しており、固定子鉄心(コア)端支持部との相関は示されない。
【0006】
なお、整列連続巻線とは、「連続線からなる素線が、固定子鉄心(コア)の両端面側のスロット外で折り返されて、所定スロット数毎にスロット内でスロット深さ方向に内層と外層とを交互に採るように巻装された巻線を複数有し、この複数の巻線は、複数本の素線を同時に折り畳んで形成された少なくとも1組の巻線群で形成され、巻線群は直線部がターン部により連結された所定スロットピッチで配列されている巻線」のことを言う。(特許文献1の段落0015参照)
【0007】
また、特許文献2には、コイルエンドのコアから延出する延出部の渡り部(周方向連結部)の外形軸断面積に占める巻線導体および絶縁性樹脂の割合が示され、固定子全体の剛性向上と固定子巻線(コイル)の冷却性向上の両立を目指すことが開示されている。
また、特許文献3には、振動減衰率が大きい絶縁性樹脂が示され、磁気音低減を実現していることが開示されている。
【0008】
同様、特許文献4にはコイル素線間および/または鉄心−コイル間に所定弾性特性を有する樹脂を設け、励振部(特に固定子鉄心)剛性アップにより振動の減衰を大きくすることによりで電磁音の低減を図ることが開示されている。
また、特許文献5には、導体セグメントによるコイルエンドに隙間を塞ぐ樹脂を設けて、冷却手段により強制冷却することにより冷却改善を図ると共に、絶縁性と耐震性確保、風騒音低減を目指すことが開示されている。
特許文献5では、樹脂が流動浸漬にてコイルエンドに装着され、界面コントロールが容易で作業性が良い製造方法が開示されているが、スロットの内部状態についての明記はない。
【0009】
一方、従来から鋼板を積層してなる積層コアは、スロット内にコイルを挿入後、表面全体を防錆塗装し、発電機搭載時の信頼性、耐久性を確保している。
このような積層コアとブラケットとの嵌め合わせとして、防錆塗装後の状態の外周囲にブラケット内周面を嵌め込むものと、積層コアの中心軸方向の両端部に嵌合位置決めの段加工をして嵌め込むものがある。
前者は、コア外周の軸端の防錆塗装部がある程度削り取られながらブラケット内周面が嵌め込まれる。
【0010】
これに対して、後者は、ブラケット軸端部が嵌め込まれる箇所が事前に内周側に削られており、L字状に軸面と径方向面の鋼板素地が露出している。
両者の寸法合わせが容易であるが、露出した状態でブラケットの嵌め込みの力が加わるので、それにより積層板間のはがれが生じた場合はかなり腐食しやすくなってしまう。
実際のものとして、コア軸端加工部とブラケットはめ合い部との境界に水が溜まり易く、ここでの錆の拡大からステータ(コア部)が軸側に張り出して、内周側で回転する回転子をロックさせてしまうなどの不具合もあった。
【0011】
【特許文献1】
特許第3256696号公報(図1〜図3、段落0063)
【特許文献2】
特開2001−218695号公報(図2、図6、段落0049)
【特許文献3】
特開2001−218405号公報(図15、段落0035)
【特許文献4】
特開平7−255140号公報(図2、段落0011)
【特許文献5】
特開2001−119883号公報(図5、図6、段落0041)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の車両用交流発電機の固定子では、固定子の支持構造(ブラケット)に見合った剛性確保はされておらず、コア軸端面の支持部(即ち、ブラケットに嵌合されるコアは端面部)としての剛性が低く、組立ての際のブラケット軸方向への圧入(即ち、ブラケットとの嵌合)時に変形したり、積層された鋼板の剥がれや積層ずれ等が発生し、その結果、耐圧不良や腐食などの不具合が起こっていた。また、変形による電磁音の悪化も問題であった。
【0013】
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、固定子としての剛性が向上し、ブラケットとの嵌合時に変形せず、耐圧不良や腐食などが発生しない高信頼度な車両用発電機を提供することを目的とする。
また、変形による電磁音の悪化が起こらない高品位な車両用発電機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る車両用交流発電機は、ケースに回転可能に支持されるシャフトと、上記シャフトに固着される回転子と、上記シャフトの中心軸方向に延びるスロットが周方向に並んで複数形成され上記回転子を内包するように上記ケースに嵌合支持される円筒状の固定子鉄心および上記固定子鉄心の上記スロットに巻装される多相交流巻線からなる固定子巻線とを有する固定子を備え、
上記固定子の固定子巻線は上記固定子鉄心の中心軸方向の両端面より延出するコイルエンド部を有し、接着性を有した絶縁性樹脂が上記コイルエンド部の全面に塗布されると共に、上記コイルエンド部の根元の外周面と上記固定子鉄心の中心軸方向端面とが形成する角部にも上記接着性を有した絶縁性樹脂が充填されているものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
なお、各図間において、同一符号は、同一あるいは同等のものを表す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による車両用交流発電機の構成を示す断面図である。
また、図2は、実施の形態1による車両用交流発電機の固定子に絶縁性樹脂を塗布する前の斜視図である。
また、図3は、実施の形態1による車両用交流発電機の固定子のコイルエンド根元とコア端間に絶縁性樹脂を施したときの状態を概念的に示す斜視図である。
【0016】
まず、図1を用いて本実施の形態による車両用交流発電機の全体構成について説明する。
本実施の形態による車両用交流発電機は、アルミニウム製のフロントブラケット1およびリヤブラケット2から構成されたケース3と、このケース3内に設けられ、一端部にプーリ4が固定されたシャフト(回転軸)6と、このシャフト6に固定された回転子7と、回転子7の軸方向両端部に固定された冷却ファン5と、回転子7を包囲するようにケース3に固定された固定子8と、シャフト6の他端部に固定されて回転子7に電流を供給するスリップリング9と、スリップリング9の表面に摺動する一対のブラシ10と、このブラシ10を収納するブラシホルダ11と、固定子8に電気的に接続され、固定子8で生じた交流を直流に整流する整流器12と、ブラシホルダ11に嵌着されたヒートシンク17に取り付けられて、固定子8で生じた交流電圧の大きさを調整するレギュレータ18とを備えている。
【0017】
回転子7は、電流を流して磁束を発生する界磁巻線13と、界磁巻線13を覆うように設けられ、その磁束によって磁極が形成される一対のポールコア20、21を備えている。
そして、一対のポールコア20、21は、鉄製で、それぞれ最外径面形状を略台形形状とする爪状磁極22、23が外周縁部に周方向に等角ピッチで突設されており、これらの爪状磁極22、23を噛み合わせるように対向させてシャフト6に固着されている。
【0018】
固定子鉄心(コア)15は、円筒状の基部(コアバック)15aと、それぞれ基部15aの内周面に周方向に等角ピッチに形成された複数のティース部15bと、基部15aと隣り合うティース部15bとにより形成された軸方向に延びる複数のスロット15cとを備えている。
図2に示すように、固定子巻線16は、銅線材(電気導体)を絶縁皮膜してなる導体線を1つのスロット15cから固定子鉄心(コア15)の端面側に延出し、周方向に延びて所定スロット(図2の例では6スロット)離れた次のスロット15cに入るように、所定スロット毎のスロット15cに波状に所定回巻回してなる3相分の巻線から構成されている。
また、各相の巻線は巻装されるスロット15cが互いに1スロットずつずれて固定子鉄心(コア)15に巻装されている。
【0019】
そして、図3に示すように、本実施の形態による車両用交流発電機の固定子8の固定子巻線(コイル)16のコイルエンド(フロント側のコイルエンド16aおよびリヤ側のコイルエンド16b)は、固定子鉄心(コア)15の回転軸方向の端面から突出する根元部分に、隙間なく強い接着性を有した絶縁性樹脂(例えば、ワニス)が充填されており、組み立て時に必ず力が加わる支持箇所(即ち、フラケットとの嵌合部)の機械的強度が強化される。
コイルエンドの根元、コア端面部に接着性を有した絶縁性樹脂(例えば、ワニス)を隙間なく充填するので、根元コイルと接着性を有した絶縁性樹脂とが一体化して全体で軸方向および径方向に厚みのある環状質量体のような役割をなす。
【0020】
このように、本実施の形態による車両用交流発電機の固定子は、固定子巻線(コイル)16のコイルエンド(即ち、フロント側のコイルエンド16aおよびリヤ側のフロントエンド16b)の根元および固定子鉄心(コア)15の回転軸方向の端面部に強い接着性を有した絶縁性樹脂(例えば、ワニス)を隙間なく充填するので、根元コイルとワニスとが一体化して全体で軸方向および径方向に厚みのある環状質量体のような役割をなす。
このように、本実施の形態においては、固定子鉄心(コア)15の環状支持部(即ち、ブラケットとの嵌合面)に隣接して強い接着性を有した絶縁性樹脂が設けられるので、支持構造の剛性が高められ、組み立て時だけでなく、運搬時、車両搭載時にもブラケットを通して加わる力に対して変形が抑制される。
特に、固定子鉄心(コア)が比較的多スロットである場合に、固定子鉄心(コア)の剛性確保に効果がある。
また、剛性が向上することにより、電磁音の低減を図ることができる。
【0021】
なお、絶縁性樹脂(ワニス)を塗布する工程は、従来と同様に、保持した回転軸まわりに回転させながら、コイルエンド外周側から滴下して、コイルエンドの全体とスロット内隙間とに絶縁性樹脂(ワニス)を充填する。
図4は、コイルエンドの根元とスロット内隙間に絶縁性樹脂(ワニス)が充填されている様子を概念的に示す断面図である。
なお、図4はコイルエンドの巻線形態を示すために、コイルエンド全体を覆う絶縁性樹脂(ワニス)の図示は省略されている。
図4において、15aは固定子鉄心(コア)15の基部(コアバック)、16aは固定子巻線(コイル)のフロント側のコイルエンド、16bは固定子巻線(コイル)のリヤ側のコイルエンド、25は絶縁性樹脂(ワニス)、25aはスロット内での絶縁性樹脂(ワニス)連続部分である。
【0022】
図4に示すように、コイルエンド16aおよび16bの最外周は、基部(コアバック)15aの分だけ内周側にあり、固定子鉄心(コア)15の中心軸方向の端部外周側からコイルエンド最外周部の根元付近まで絶縁性樹脂(ワニス)の表面張力により、絶縁性樹脂(ワニス)が所定量保持される。
塗布される絶縁性樹脂(ワニス)が所定の粘度(従来用いられる絶縁ワニスより表面張力大)を有することにより保持可能であるが、塗布工程において根元部分のみ再度塗る手法によっても実現できる。
これにより、固定子鉄心(コア)15の中心軸方向の端部には、残るコイルエンド部よりも多くの絶縁性樹脂(ワニス)が保持できるとともにスロット内にも充填がされる。
【0023】
なお、固定子鉄心(コア)15および固定子巻線(コイル)16で構成される固定子8が発生する熱は、フロントブラケット1あるいはリヤブラケット2にも熱伝導されて、冷却される。
従って、冷却効果の面でみると、絶縁性樹脂の熱伝導率は大きいほど良い。
車両用交流発電機の通常動作時の固定子巻線(コイル)の温度は240℃程度であるので、240℃での高温放置実験を行った結果、以下のことが判った。
【0024】
粘性係数が400pas以下であると、時間経過(例えば、100時間)と共に、著しく熱伝導率が低下する。
従って、固定子巻線(コイル)の冷却性が悪くなる。
また、粘性係数が800pas以上になると、高温放置での熱伝導率の低下は小さくなるが、樹脂成形性は容易でない。
さらに、高温放置テストを続けると材料そのものに靱性がなくなり、振動によるクラックが発生する可能性がある。
この結果、粘性係数が400〜800pasで、熱伝導率が2.0w/mk以上の絶縁性樹脂が好適である。
【0025】
以上説明したように、本実施の形態による車両用交流発電機は、フロントブラケット1とリヤブラケット2からなるケース3に回転可能に支持されるシャフト6と、シャフト6に固着される回転子7と、シャフト6の中心軸方向に延びるスロット15cが周方向に並んで複数形成され回転子7を内包するようにケース3に嵌合支持される円筒状の固定子鉄心15および上記固定子鉄心15のスロット15cに巻装される多相交流巻線からなる固定子巻線16とを有する固定子8を備え、固定子8の固定子巻線16は上記固定子鉄心15の中心軸方向の両端面より延出するコイルエンド部16a、16bを有し、接着性を有した絶縁性樹脂25がコイルエンド部16a、16bの全面に塗布されると共に、コイルエンド部16a、16bの根元の外周面と上記固定子鉄心15の中心軸方向端面とが形成する角部にも上記接着性を有した絶縁性樹脂25が充填されている。
【0026】
その結果、固定子鉄心15の嵌合支持部である鋼板積層端の中心軸方向の端部の鋼板と接着性を有した絶縁性樹脂25が一体化して固着されるので、固定子としての剛性が向上し、組み立て時や発電時の固定子8の変形を防止できる。
なお、絶縁性樹脂25が充填される箇所は、コイルエンド部の断面がL字状の空間部(即ち、角部)であるので、多くの絶縁性樹脂を充填しやすい。
【0027】
また、固定子8の固定子鉄心15に形成されたスロット15c内に隙間なく接着性を有した絶縁性樹脂25が充填されているので、固定子鉄心15の中心軸方向の両端面を挟んで軸方向に連続する接着性を有した絶縁性樹脂が設けられることになり、固定子鉄心15の軸方向端部は径方向の力に対して剛性が強くなる。
また、少なくとも1つのスロット内で固定子鉄心15の一端から他端まで接着性を有した絶縁性樹脂が連続しているので、固定子鉄心15の軸長さを貫通するスロット内で軸方向に連続する接着性を有する絶縁性樹脂が設けられることになり、軸方向に鋼板が積層された固定子鉄心15は径方向の力に対して剛性が強くなる。
【0028】
また、固定子鉄心15の中心軸方向の両端面より延出するフロント側のコイルエンド16aとリヤ側のコイルエンド16bとがスロット15cを介して接着性を有した絶縁性樹脂により連続しているので、固定子鉄心15の軸長さを貫通して中心軸方向の両端面に設けられる絶縁性樹脂が一体化することになり、鋼板が中心軸方向に積層された固定子鉄心は径方向の力に対して剛性が強くなる。
また、コイルエンド部より固定子鉄心15の端部の方が径方向への絶縁性樹脂の充填が多いので、径方向の剛性がより大きくなると共に、固定子鉄心の端面が絶縁性樹脂で覆われているので、腐食防止の効果も大きい。
また、接着性を有する絶縁性樹脂は、その粘性係数は400〜800Pasで、熱伝導率は2.0W/MK以上であるので、冷却性がよい。
【0029】
実施の形態2.
図5は、実施の形態2による車両用交流発電機に用いられる固定子巻線(コイル)を構成する素線群(コイルASSY)の固定子鉄心(コア)への装着状態を示す平面図である。
図5に示すように、本実施の形態におけるコイルASSYは、1スロットピッチで連続導体素線を同様に折り畳んで平面状のコイルASSYを形成し、3パターンを重ね合わせて、ストレート状(直方体状)のコア形状とする。
このコイルASSYを、ストレート状(直方体状)の積層コアの積層方向と直行する一方の側において所定ピッチで開口しているスロットに挿入して、スロット開口が円筒中心に向くよう曲げて円管化し、コア端部同士を突合せ溶接接続して固定子8となすものである。
なお、上述した固定子8の製造方法については、特許文献1の段落0032〜段落0033に詳述されている。
【0030】
また、図6は、本実施の形態による車両用交流発電機に用いられる固定子の絶縁性樹脂が塗布される前の斜視図である。
図に示すように、固定子鉄心(コア)15から軸方向に突出するコイルエンドは素線ターン部で構成され、素線ターン自体の同一形状性に加えて、さらにフロントとリヤのコイルエンドの形状、突出長さ等がほぼ等しく、コイルが周方向および径方向に整列性が高い。
即ち、周方向にはスロットピッチで均一にコイル群が形成され、径方向にはコイルASSYを3群積み重ねるので、整列性がよい。
【0031】
このような構成であるので、コイルエンド根元の絶縁性樹脂部が周方向に均一に形成されやすく、椀状ブラケットの嵌合による変形に強いものが得られる。
本実施の形態による固定子は、円筒状をした固定子鉄心(コア)の多スロット内への巻線挿入の方法の改良例あり、積層直方体コアにコイルASSYを挿入して一体化した後、コア円筒化、突合せ部溶接という構造のため、実施の形態1の場合と比べて径方向に加わる力に弱い場合もあるが、固定子鉄心(コア)の中心軸方向の端部とコイルエンド根元に接着性を有した絶縁性樹脂(例えば、ワニス)を充填することにより、このような固定子鉄心(コア)であっても高信頼性のものが得られる。
【0032】
また、実施の形態1は135φの外形寸法固定子に72スロットが構成された例であり、実施の形態2ではほぼ同一外形寸法の固定子に96スロットが構成された例であるが、このように多スロット化されたものであっても、本案の実施により嵌合時の強度が確保され、後の変形も抑制される。
【0033】
以上説明したように、本実施の形態による車両用交流発電機の固定子鉄心は、少なくともn(n≧3)箇所のスロット内で、中心軸方向の一端から他端まで接着性を有した絶縁性樹脂が連続しているので、円筒状固定鉄心ASSYの径方向の剛性が確保される。
また、上記n箇所のスロットは、円筒状の固定子鉄心の全周にわたって均等に配置されるので、円筒状固定鉄心ASSYの径方向の剛性が周方向に均等に確保される。
また、固定子巻線16は、コイルエンド部において整列されているので、コイルエンド部の根元に充填する絶縁性樹脂が均等に配置され、固定子としてのバランスが良くなる。
【0034】
実施の形態3.
図7は、実施の形態3による車両用交流発電機に用いられる固定子の構造を説明するための斜視図である。
前述の実施の形態2では、固定子鉄心(コア)に挿入する固定子コイルは連続線であったが、複数の短コイル片の両端を所定ピッチ離れた2つのスロットにそれぞれ挿入し、コイル片端と所定の他のコイル片端とをそれぞれ接続して、コア装着状態で連続巻線となすものに適応することもできる。
樹脂充填作業工程や、コア端外見は前述の実施の形態と同様である。
実施の形態2と同様の多スロット固定子が、円筒状コアにおいて実現できる。
即ち、直方体状の固定子鉄心(コア)のスロットにコイルを挿入し、これを円筒状に形成しなくても、固定子を製作することができる。
【0035】
実施の形態4.
図8は、実施の形態4による車両用交流発電機の固定子においてコイルエンドの根元とスロット内隙間に絶縁性樹脂(ワニス)が充填されている様子を概念的に示す断面図である。
また、図9は、実施の形態4による車両用交流発電機の固定子において接着性を有した絶縁性樹脂が充填されている場合(即ち、実施の形態4)とそうでない場合の剛性を比較した剛性比較グラフである。
【0036】
図8に示すように、円筒状をした固定子鉄心(コア)15の外周部である基部15aの中心軸方向の両端部には、絶縁性樹脂を充填後、切削によりブラケットを嵌合・位置決めするための段加工が施されている。
コイルエンド根元に充填する絶縁性樹脂25が固定子鉄心(コア)の中心軸方向の端部において外周側に広がって設けられ、さらに、図25bに示すようになめらかなR形状をなす。
【0037】
このように、絶縁性樹脂を充填後に切削加工をするため、固定子鉄心(コア)の中心軸方向の端面は外径端まで絶縁性樹脂で覆われて露出面がないものとなり、固定子鉄心(コア)の中心軸方向の端面全体に強い接着性を有した絶縁性樹脂が保持されて、十分な剛性が得られる。
このように設けられる絶縁性樹脂により、固定子鉄心(コア)の中心軸方向の端部が段加工されていても剛性が保持でき、かつ、端面全体に絶縁性樹脂が保持されているので腐食の発生も抑制できる。
また、コイルエンド内周根元からコイルエンド軸端にかけて仕切り(壁)Pが設けられているので、該箇所に所定ワニスが不足なく容易に保持されて、絶縁性樹脂の充填作業がスピードアップする。
【0038】
図9は、絶縁性樹脂が充填されている本実施の形態による固定子と絶縁性樹脂が充填されていない場合の固定子の剛性を比較したグラフである。
図において、Aは本実施の形態による固定子の剛性を表すグラフ、Bは絶縁性樹脂が充填されていない場合の固定子の剛性を表すグラフである。
図より明らかなように、本実施の形態による固定子は、大きな剛性を示しており、組み立て作業時等において受ける圧力に対して、変形し難いことが判る。
【0039】
以上説明したように、本実施の形態による車両用交流発電機の固定子鉄心15のケース3との嵌合支持部は、段加工されているので、他の部位より防錆塗装が少ないが、コイルエンド根元とコア軸端部に絶縁性樹脂が確実に充填されるので、嵌合時やその後の剛性が保持されており、積層の変形も抑えられるので、腐食進行部位のない高品位なものが得られる。
また、コイルエンドの内周部には、別部材による壁を有するので、コイルエンドの根元部に充填される絶縁性樹脂の体積を増加しやすい。
【0040】
【発明の効果】
本発明による車両用交流発電機は、ケースに回転可能に支持されるシャフトと、シャフトに固着される回転子と、シャフトの中心軸方向に延びるスロットが周方向に並んで複数形成され回転子を内包するようにケースに嵌合支持される円筒状の固定子鉄心および固定子鉄心のスロットに巻装される多相交流巻線からなる固定子巻線とを有する固定子を備え、固定子の固定子巻線は固定子鉄心の中心軸方向の両端面より延出するコイルエンド部を有し、接着性を有した絶縁性樹脂がコイルエンド部の全面に塗布されると共に、コイルエンド部の根元の外周面と固定子鉄心の中心軸方向端面とが形成する角部にも接着性を有した絶縁性樹脂が充填されているので、固定子としての剛性が向上し、ブラケット(ケース)との嵌合時に変形せず、耐圧不良や腐食などが発生しない高信頼度な車両用発電機を実現できる。また、変形による電磁音の悪化が起こらない高品位な車両用発電機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1による車両用交流発電機の全体構成を示す断面図である。
【図2】実施の形態1による車両用交流発電機に適用される固定子において、絶縁性樹脂を塗布する前の斜視図である。
【図3】実施の形態1による車両用交流発電機に適用される固定子において、絶縁性樹脂塗布したときの状態を示す斜視図である。
【図4】実施の形態1による車両用交流発電機に適用される固定子において、コイルエンドの根元とスロット内隙間に絶縁性樹脂が充填されている状態を示す図である。
【図5】実施の形態2による車両用交流発電機に適用される固定子の固定子巻線を構成する素線群の固定子鉄心への装着状態を説明するための平面図である。
【図6】実施の形態2による車両用交流発電機に適用される固定子の絶縁性樹脂が塗布される前の斜視図である。
【図7】実施の形態3による車両用交流発電機に適用される固定子の構造を説明するための斜視図である。
【図8】実施の形態4による車両用交流発電機に適用される固定子において、コイルエンドの根元とスロット内隙間に絶縁性樹脂が充填されている状態を示す図である。
【図9】実施の形態4による車両用交流発電機に適用される固定子の剛性を説明するための図である。
【符号の説明】
1 フロントブラケット 2 リヤブラケット
3 ケース 4 プーリ4
5 冷却ファン 6 シャフト(回転軸)
7 回転子7 8 固定子
9 スリップリング 10 ブラシ
11 ブラシホルダ11 12 整流器
13 界磁巻線 15 固定子鉄心(コア)
15a 基部(コアバック) 15b ティース部
15c スロット
16 固定子巻線(コイル)
16a フロント側のコイルエンド
16b リヤ側のコイルエンド
17 ヒートシンク 18 レギュレータ
20、21 ポールコア
22、23 爪状磁極
25 絶縁性樹脂
25a スロット内での絶縁性樹脂連続部
25b 絶縁性樹脂のR部

Claims (12)

  1. ケースに回転可能に支持されるシャフトと、上記シャフトに固着される回転子と、上記シャフトの中心軸方向に延びるスロットが周方向に並んで複数形成され上記回転子を内包するように上記ケースに嵌合支持される円筒状の固定子鉄心および上記固定子鉄心の上記スロットに巻装される多相交流巻線からなる固定子巻線とを有する固定子を備え、
    上記固定子の固定子巻線は上記固定子鉄心の中心軸方向の両端面より延出するコイルエンド部を有し、
    接着性を有した絶縁性樹脂が上記コイルエンド部の全面に塗布されると共に、上記コイルエンド部の根元の外周面と上記固定子鉄心の中心軸方向端面とが形成する角部にも上記接着性を有した絶縁性樹脂が充填されていることを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 上記固定子の固定子鉄心に形成されたスロット内に隙間なく接着性を有した絶縁性樹脂が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用交流発電機。
  3. 少なくとも1つのスロット内で、上記固定子鉄心の一端から他端まで接着性を有した絶縁性樹脂が連続していることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用交流発電機。
  4. 上記固定子鉄心の中心軸方向の両端面より延出するフロント側のコイルエンドとリヤ側のコイルエンドとがスロットを介して接着性を有した絶縁性樹脂により連続していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
  5. 上記固定子鉄心は、少なくともn(n≧3)箇所のスロット内で、中心軸方向の一端から他端まで接着性を有した絶縁性樹脂が連続していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
  6. 上記n箇所のスロットは、円筒状の固定子鉄心の全周にわたって均等に配置されることを特徴とする請求項5に記載の車両用交流発電機。
  7. 上記固定子巻線は、コイルエンド部において整列されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
  8. 上記コイルエンド部より上記固定子鉄心の端部の方が径方向への絶縁性樹脂の充填が多いことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
  9. 上記固定子鉄心の上記ケースとの嵌合支持部は、他の部位より防錆塗装が少ないことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
  10. 上記固定子鉄心の上記ケースとの嵌合支持部は、切削加工により他の部位より削られていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
  11. 上記コイルエンドの内周部には、別部材による壁を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
  12. 上記接着性を有する絶縁性樹脂は、その粘性係数は400〜800pas、熱伝導率は2.0w/mk以上であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
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