JP3256509B2 - 配管搬入方法及び配管搬入装置 - Google Patents

配管搬入方法及び配管搬入装置

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JP3256509B2
JP3256509B2 JP177999A JP177999A JP3256509B2 JP 3256509 B2 JP3256509 B2 JP 3256509B2 JP 177999 A JP177999 A JP 177999A JP 177999 A JP177999 A JP 177999A JP 3256509 B2 JP3256509 B2 JP 3256509B2
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力ケーブル保護
管その他の管を掘削溝内に搬入するための装置、および
その方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送電線や通信線は、地下に埋設した管の
中に挿通されることが多い。そしてこの種の埋設管で
は、一般に一つの掘削溝内に多数の管を配置し、これを
相互に接続して埋設される。旧来、一つの掘削溝内に多
数の管を配置して埋設する場合、管を一本づつ掘削溝に
搬入し、接続していた。しかしながら、この様に管を一
本づつ搬入して接続する作業は面倒な作業であり、改善
が望まれていた。そこで本出願人は、先に多数の配管を
一度に掘削溝内に搬入する方策を提案した(特開平9−
163537号)。本出願人が先に提案した発明は、予
め地上において管を束ね、これを一度に掘削溝内に搬入
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本出願人が先に提案し
た配管搬入方法は、旧来の方法に比べて格段に能率が良
く、推奨される方法である。しかしながら先に提案した
発明は、掘削溝の構造によっては適用が困難であった
り、適用が不可能である場合があった。すなわち掘削溝
は、地中に鋼矢板を対向して打ち込み、その間を土木機
械で掘削して形成するが、溝が崩れない様に開口部分に
切り梁と称される横桟が設けられる。そのため管を掘削
溝内に搬入する際には、この切り梁の間から管を吊り下
ろす必要がある。しかしながら掘削溝の構造によって
は、切り梁の間隔が短く、従来技術の様に束ねた状態の
ままで管を搬入することができない。そのため従来技術
の配管搬入方法は、適用可能な掘削溝が限られる。そこ
で本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、切り
梁の間隔が短い掘削溝にも無理なく管を搬入することが
できる配管搬入装置の開発を課題とするものである。ま
た合わせて本発明は、同様の目的を達成する配管搬入方
法を開発することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を達成する
ための発明は、掘削溝内に吊り下ろし可能な本体部
と、管を保持する管保持手段と、本体部を傾斜姿勢に変
化させる傾斜手段を備え、前記管保持手段によって管を
保持した状態で本体部を傾斜させ、管を掘削溝内に吊り
下ろし可能であることを特徴とする配管搬入装置であ
る。
【0005】本発明の配管搬入装置は、管保持手段によ
って本体部に管を保持した状態で配管搬入装置を掘削溝
内に吊り下ろすものである。本発明の配管搬入装置で
は、本体部を傾斜姿勢に変化させることができるので、
配管搬入装置を掘削溝内に吊り下ろす際、装置を傾斜姿
勢にして掘削溝の切り梁をかわすことができる。
【0006】また発明は、本体部と離れた支持部を有
し、本体部には支持部から下ろされた複数の線状部材が
結合されていて当該本体部は支持部から線状部材を介し
て吊り下げられ、線状部材の吊り下げ長さを変化させる
長さ変更手段を有し、線状部材の吊り下げ長さを変化さ
せて本体部の姿勢を変更させることができることを特徴
とする配管搬入装置である。
【0007】本発明の配管搬入装置では、本体部は線状
部材によって支持部から吊り下げられている。そして本
発明の配管搬入装置では、長さ変更手段によって線状部
材の吊り下げ長さを部分的に変更する。例えば複数ある
線状部材の内の半分を長くし、残りを短く変化させる。
すると本体部の一部が上昇し、他の一部が降下する。そ
の結果、本体部は斜めに姿勢を変更する。
【0008】また発明は、支持部にはドラムが設けら
れ、線状部材は前記ドラムに巻回され、ドラムの回転に
より線状部材の吊り下げ長さが変化することを特徴とす
る配管搬入装置である。
【0009】本発明の配管搬入装置では、支持部にドラ
ムが設けられており、線状部材はドラムに巻回されてい
る。本発明の配管搬入装置では、ドラムを回転すること
により、ドラムに巻回された線状部材が巻き出され、或
いは支持部と本体部との間の線状部材がドラムに巻き込
まれる。その結果線状部材の吊り下げ長さが変化し、本
体が傾斜する。
【0010】また発明は、支持部にはドラムが設けら
れ、一本の線状部材の両端が本体部の異なる位置に結合
され、当該線状部材の中間部はドラムと係合し、ドラム
の回転により線状部材の吊り下げ長さが変更されること
を特徴とする配管搬入装置である。
【0011】本発明の配管搬入装置では、線状部材の両
端が本体部の異なる位置に結合され、当該線状部材の中
間部はドラムと係合している。そのためドラムが回転す
ると、一端側の線状部材はドラムに巻き込まれ、他方の
線状部材はドラムから巻き出される。その結果ドラムの
回転により線状部材の吊り下げ長さが変更されることと
なり、本体部の姿勢が変更される。
【0012】また発明は、支持部には複数のドラムが
設けられ、各ドラムは同期回転することを特徴とする配
管搬入装置である。
【0013】本発明の配管搬入装置では、支持部に複数
のドラムが設けられていて、当該ドラムが同期回転す
る。そのため本発明の配管搬入装置では、複数の吊り下
げ部の長さが同期的に変更される。したがって、例えば
四角形の本体部を有する場合であれば、前側の辺と後側
の辺の平行を維持したままの状態で、本体部を傾斜させ
ることができる。
【0014】また発明は、支持部には、回転軸が設け
られ、当該回転軸に複数のドラムが設けられていること
を特徴とする配管搬入装置である。
【0015】本発明の配管搬入装置では、回転軸に複数
のドラムが設けられているので、ドラムは必然的に同期
回転する。
【0016】また発明は、管は所定の位置に切り欠き
が設けられた管枕上に複数並べて配され、管保持手段
は、前記管枕と係合する管枕係合手段を備えていて管枕
と共に管を保持することを特徴とする配管搬入装置であ
る。
【0017】本発明の配管搬入装置では、管を管枕と共
に保持することができる。そのため掘削溝内で管を揃え
る作業が簡略化される。
【0018】また発明は、管枕は凹部を有し、管枕係
合手段は、開閉可能な爪状部材を備えていて前記凹部を
掴んで係合することを特徴とする配管搬入装置である。
【0019】本発明の配管搬入装置では、爪状部材を備
えており、この爪状部材で管枕は凹部を掴み、管を管枕
と共に保持する。
【0020】また上記した配管搬入装置を利用した配管
搬入方法の発明は、管を掘削溝内に搬入する配管搬入方
法であって、上記配管搬入装置によって管を保持し、配
管搬入装置を掘削溝内に吊り下ろす際に本体部を一旦傾
斜させて管を掘削溝内に搬入することを特徴とする配管
搬入方法である。
【0021】本発明の配管搬入方法は、配管搬入装置に
よって本体部を一旦傾斜させて管を掘削溝内に搬入す
る。そのため管を掘削溝内に吊り下ろす際、掘削溝の切
り梁をかわすことができる。
【0022】またもう一つの配管搬入方法の発明は、複
数の管を束ねた状態で掘削溝内に搬入する配管搬入方法
であって、地上において、所定の位置に切り欠きが設け
られた管枕上に管を並べて配し、上記配管搬入装置によ
って管を管枕と共に保持し、配管搬入装置を掘削溝内に
吊り下ろす際に本体部を一旦傾斜させて複数の管を掘削
溝内に搬入することを特徴とする配管搬入方法である。
【0023】本発明の配管搬入方法では、地上において
管を管枕に設置し、配管搬入装置ごと管と管枕とを掘削
溝内に搬入する。そのため本発明によると、掘削溝内で
管を並べ替える作業が不要である。さらに本発明の配管
搬入方法は、配管搬入装置によって本体部を一旦傾斜さ
せて管を掘削溝内に搬入する。そのため管を掘削溝内に
吊り下ろす際に、掘削溝の切り梁をかわすことができ
る。
【0024】さらに本発明の配管搬入方法は、配管搬入
装置をクレーンによって掘削溝内に吊り下ろすことを特
徴とする配管搬入方法である。
【0025】本発明の配管搬入方法は、配管搬入装置を
クレーンによって掘削溝内に吊り下ろすので、特別な装
置を要さずに作業を行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下更に本発明の実施形態につい
て説明する。なお、以下の説明において、上下とは、配
管搬入装置を水平に吊り上げた状態を基本とし、天面側
が上であり、地面側が下である。また前後の関係は、配
管搬入装置に保持される管の方向を基本とし、管の先端
側が前であり、後端側が後である。
【0027】図1は、本発明の実施形態の配管搬入装置
の斜視図である。図2は、本発明の配管搬入装置によっ
て保持される管と管枕の斜視図である。図3は、図1に
示した配管搬入装置によって管及び管枕を保持して吊り
上げた状態を示す斜視図である。図4は、管枕の斜視図
である。図5は、図1の配管搬入装置の支持部の断面図
である。図6は、図1の管枕係合装置の正面図である。
図7は、図1の配管搬入装置の管枕係合装置の動作説明
図である。図8は、図1の配管搬入装置の管係合装置の
先端部分の正面図である。図9は、図1の配管搬入装置
の管係合装置の末端部分の正面図である。図10乃至図
23は、図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説明
図である。
【0028】図において、1は、本発明の実施形態の配
管搬入装置を示す。本実施形態の配管搬入装置1は、大
きく支持部2と本体部3に分かれており、支持部2には
長さ変更装置5が設けられ、本体部3には、管枕係合装
置6と、管係合装置7及び移動装置8が配されている。
また上記した長さ変更装置5とワイヤー70,71によ
り傾斜手段が構成される。
【0029】順次説明すると、支持部2は長さ変更装置
5としての機能を果たし、梁状部材10の中央にギヤー
ドモータ11が取り付けられ、梁状部材10の両端にド
ラム12が取り付けられたものである。
【0030】梁状部材10は図5に示すように中空であ
り、内部に回転軸たる動力伝達軸13が挿通されてい
る。そして動力伝達軸13の両端にドラム12が設けら
れており、当該ドラム12は、動力伝達軸13の回転に
伴って回転する。また動力伝達軸13の中央部は、図示
しない歯車列を介してギヤードモータ11と係合してい
る。したがって、ギヤードモータ11の回転に応じて、
両端のドラム12が同期回転する。ドラム12には後述
する様にワイヤー70,71の中間部が巻回され、ドラ
ム12の回転によってワイヤー70,71の繰り出し長
さが変更される。
【0031】また梁状部材10の上部には、ギヤードモ
ータ11を跨いで略「A」形の吊り治具15が設けられ
ている。吊り治具15の梁状部材への取り付けは、ピン
16を介して行われており、吊り治具15は梁状部材1
0に対してある程度の自由度を持っている。
【0032】また梁状部材10の下部には二つの脚部1
7が設けられている。脚部17の形状は、直線状の水平
バー18を二本の棒状支持部材19によって支持したも
のであり、各水平バー18はいずれも梁状部材10に対
して水平である。また棒状支持部材19同士は、梁状部
材10に対して90°程度の角度を開けて取り付けられ
ており、水平バー18同士の間には間隔が設けられてい
る。脚部17は、本実施形態の配管搬入装置1を地上に
置いた時、梁状部材10等を中空に支持して各部の傷み
を防止するために設けられたものである。
【0033】本体部3は、角パイプで長方形に組み立て
られた枠体をベース20とし、当該ベース20に前記し
た管枕係合装置6と、管係合装置7及び移動装置8が配
されたものである。
【0034】管枕係合装置6は、図1、図6の様な
「コ」の字形の爪状部材21が向き合って一対となった
係合部25を持つものである。爪状部材21は、図の様
に上端部24と垂直部26を持ち、垂直部26からさら
に垂直に下辺部27が延びている。そして爪状部材21
は、本体部3の下面に垂下された垂下部22に上端部2
4の端部が軸止めされている。そのため爪状部材21
は、軸23を中心として揺動可能である。また爪状部材
21には、軸23と同心的に歯車28が設けられてお
り、一対の爪状部材21の歯車28は互いに嵌合してい
る。したがって一対の爪状部材21は、連動した動作を
する。
【0035】本実施形態の配管搬入装置1では、係合部
25は、本体部3の下面に4組設けられている。係合部
25の位置は、図1と図6を参酌して理解できる様に、
長手方向の前端部に2組設けられ、中央部に残る2組が
配されている。また係合部25の爪状部材21の取付け
方向は、図1と図6の様に、本体部3の長手方向に爪状
部材21が開閉する向きとなっている。
【0036】前記した爪状部材21の各組の歯車28の
一方には、リンク部材30が取り付けられ、当該リンク
部材30は、本体部3の上部に突出している。そして各
リンク部材30はいずれも共通の伝達棒31にピンを介
して接続されている。伝達棒31は本体部3の上部にあ
って、本体部3の前後方向に延び、末端部は本体部3の
後端に位置する。伝達棒31の構造は、図6の通りであ
り、本体部3の上部に設けられた二つの支持部材33,
34に挿通されていて、長手方向に移動可能である。そ
して伝達棒31の先端部近傍には段状のバネ係止部35
が設けられ、バネ係止部35と前方の支持部材33の間
には、伝達棒31を芯としてバネ36が取り付けられて
いる。バネ36は、伝達棒31を常時前方へ付勢するも
のである。
【0037】また伝達棒31の末端には把手38が設け
られており、把手38の近傍には、短いパイプ40が装
着されている。当該パイプ40は、伝達棒31を部分的
に太くするために設けられたものである。
【0038】また後方の支持部材34には、図6(b,
d)の様な開口42が設けられている。開口42の形状
は、図6(d)様に、大径穴41と幅の狭い長穴43が
結合された形をしている。ここで、大径穴41の直径
は、前記したパイプ40が挿通可能な大きさであり、長
穴43の幅は、伝達棒31の細い部位が挿通可能である
がパイプ40は通過できない大きさである。
【0039】そして伝達棒31を後方に移動させると、
伝達棒31と係合するリンク部材30が揺動して後方側
に倒れ、歯車28を回動する。そして当該歯車28と一
体化された爪状部材21の一方がピン23を中心に揺動
する。また前記した歯車28の回動により、これと嵌合
するもう一つの歯車28が回動し、他方の爪状部材21
もピン23を中心に揺動する。従って、爪状部材21は
連動して動作し、図6及び図7(b)に示すように閉じ
た姿勢となる。一方、伝達棒31を前方に移動させる
と、前記とは逆方向にリンク部材30が揺動して先方側
に倒れ、歯車28を逆方向に回動し、図7(a)の様に
爪状部材21が開く。
【0040】上記した伝達棒31の移動は、伝達棒31
の末端に設けられた把手38を操作して行うが、本実施
形態では、支持部材34に大径穴41と、幅の狭い長穴
43が結合された開口42が設けられており、且つ伝達
棒31の末端側にパイプ40による大径部が設けられて
いるので、伝達棒31は所定の位置で停止し、爪状部材
21は、図7(a)の様に完全に開いた姿勢と、同
(b)の様に完全に閉じた姿勢の二つの姿勢を取る。す
なわち把手38を上方向に操作して、伝達棒31を支持
部材34の大径穴41に一致させると、伝達棒31のパ
イプ40は大径穴41を通過し得るので、伝達棒31
は、バネ36の付勢力によって前方に移動して安定す
る。この時、前記した通り、爪状部材21は開く。そし
て把手38を握って、バネ36に抗して伝達棒31を後
方に引き、さらに把手38を押し下げて伝達棒31を長
穴43と一致させると、パイプ40は長穴43を挿通で
きないので、パイプ40の端面が支持部材34の表面と
当接し、伝達棒31は後方に引き下げられた状態で停止
する。この時、前記した通り、爪状部材21は閉じてい
る。
【0041】管係合装置7は、本体部3の両側面に設け
られたものであり、パイプ45と、挿通棒46及び係合
部47によって構成される。すなわちパイプ45は、本
体部3と同等の長さを有し、本体部3の両側面に一体的
に固定されている。またパイプ45の後端部には、図
1,図9の様にクランプ50が設けられており、ハンド
ル51を回転することによりパイプ45の後端部が締め
つけられて内径が縮小する。
【0042】挿通棒46は前記したパイプ45よりも長
い棒であり、後端に把手59が取り付けられ、先端に係
合部47が取り付けられている。係合部47は、図1,
図8の様に前方から見て先端がやや細く作られた部材で
ある。係合部47の側面の幅は均一である。そして係合
部47の側面部には、円弧形状の当接部材48が設けら
れている。当接部材48の曲率は、接続しようとする管
の外径の曲率に等しい。
【0043】前記した挿通棒46は、パイプ45に挿通
されており、挿通棒46はパイプ45に対して軸方向と
回転方向の自由度を持っている。またクランプ50を締
めつけることにより、挿通棒46は自由度を失い、挿通
棒46及び挿通棒46と一体の係合部47は、軸方向に
も回転方向にも固定される。
【0044】移動装置8は、シリンダー53と圧入板5
5が組み合わされたものである。シリンダー53は、通
常の空圧または油圧シリンダーである。本実施形態で
は、シリンダー53は、本体部3の上面に3基取り付け
られている。シリンダー53には、ホース54を介して
圧搾空気又は作動油が供給される。一方、圧入板55
は、概ね円形をした部材であり、前方はやや迫り出した
形をしている。圧入板55の前方の迫り出し部分は、接
続しようとする管80の中に入る部分である。圧入板5
5の全体的な外径は、接続しようとする管のそれよりも
大きい。
【0045】圧入板55は、それぞれ図示しないスライ
ド部材によって支持され、本体部3の長手方向に移動可
能である。またスライド部材はそれぞれ独立して移動
し、各スライド部材にシリンダー53のロッド56が接
続されている。従ってシリンダー53のロッド56を伸
縮させることにより、圧入板55は長手方向の前後に移
動する。
【0046】また他に、本体部3には3個の枠体60,
61,62が設けられている。3個の枠体60,61,
62の内、前二者は、同一形状である。そして枠体6
0,61は、いずれも先端近くであって、本体部の両側
面近くの位置に下向きに設けられている。
【0047】一方、枠体62は、本体部の後端に下向き
に設けられている。前記した3個の枠体60,61,6
2の高さはいずれも同一である。枠体60,61,62
の役目は、二つあり、その内の一つは、本実施形態の配
管搬入装置1を地上に置いた時、本体部3を中空に支持
して各部の傷みを防止するものである。またもう一つの
役目は、前二者の枠体60,61だけにある機能であ
り、管枕の一部と当接して管枕を安定させるものであ
る。
【0048】本体部3は、前述の支持部2に2本のワイ
ヤー(線状部材)70,71によって吊り下げられてい
る。ここでワイヤー70,71の経路は本実施形態に特
有のものである。すなわち各ワイヤー70,71の両端
は、図1の様に、それぞれ本体の側部近傍であって、長
手方向の前後の位置に結合されている。そして各ワイヤ
ー70,71の中間部は、いずれも支持部2のドラム1
2に巻回されている。なお各ワイヤー70,71のドラ
ム12に対する巻回数は、5〜10回程度であり、ワイ
ヤー70,71とドラム12の間に滑りはない。従って
本体部3は、力学上、4つの支持点75,76,77,
78でワイヤー70,71と結合され、各支持点75,
76,77,78と支持部2との間の四本のワイヤーに
よって吊り下げられている。そして支持部2のドラム1
2が回転すると、各支持点75,76,77,78と支
持部2との間のワイヤーの長さが変化する。一本のワイ
ヤー70に注目すると、ドラム12を一方に回転するこ
とにより前方の支持点75とドラム12との間のワイヤ
ーが巻き込まれ、これと同じ量のワイヤーがドラム12
と後方の支持点76の間に巻き出される。
【0049】次に本実施形態の配管搬入装置1によって
接続される管80の形状と管枕85について説明する。
管80は、例えば電力ケーブル保護管で、その材質は例
えばFRP(繊維強化プラスチック)である。管80の
一方の端部には、他の管との連結用の管継手81が予め
取り付けられている。そのため管80の一方の端部は他
の部位よりも太くなっており、境界部分には段部82が
ある。また管80の他端側には仕上げ面83が設けられ
ている。
【0050】一方、管枕85は、合成樹脂の射出成形に
よって成形されたものであり、上下の面に円弧状の切り
欠き部86が3か所づつ設けられている。当該切り欠き
は、管80との当接面となるものであり、その半径は前
記した管80の外径にほぼ等しい。また切り欠き部86
同士の間には、水平部88がある。管枕85は、内部が
肉盗みされている。そのため上下の当接面等は、管枕8
5の全幅に渡って壁状の部材が存在するが、他の部位は
両面が厚さ方向に大きく窪み、凹部89が形成されてい
る。
【0051】なお管80の接続に際して、管枕85は、
管80同士の横方向と高さ方向の相対的位置決めを行う
ものであるが、数段の高さに積み上げた場合に最も底に
位置する管80は、下の管80との高さ方向の位置決め
を行う必要がないので、管枕は下側の切り欠きの無い形
状のものが使用される。図15以下の図面において、8
4の番号を付した管枕は、上記した下側の切り欠きの無
い形状のものである。
【0052】次に本実施形態の配管搬入装置1の使用方
法を配管接続の手順を追って説明する。本実施形態の配
管搬入装置1を使用する際には、先ず地上において、管
80と管枕85を所定の位置関係に組み立てる。すなわ
ち図10の様に、管枕85の切り欠き部86のそれぞれ
に管80を係合し、管枕85を挟んで管80を積み上げ
る。管の積み上げ高さは任意である。この作業は、管8
0及び管枕85を直接地面に置いて行ってもよく、また
トラックの荷台等の上で行ってもよい。なおトラックに
管80を積み込む際に、予め管80と管枕85を所定の
位置関係に組み立てておけば便利である。
【0053】次に、図11の様に、本実施形態の配管搬
入装置1をクレーンのフック87で吊り上げる。フック
87は、略「A」形の吊り治具15の先端部分に係止さ
れる。そして配管搬入装置1を、管80等の真上に位置
させる。尚この時、本体部3と支持部2を結ぶワイヤー
70,71は、各支持点75,76,77,78と支持
部3との間の長さ(吊り下げ長さ)がいずれも略等し
く、配管搬入装置1は均等に張られたワイヤー70,7
1によって水平姿勢を保っている。また管枕係合装置6
の係合部25は、図11の様に爪状部材21が開いた状
態となっている。
【0054】続いて図12の様に配管搬入装置1を下
げ、本体部3によって最上段の管80を抱える様に位置
させる。この時、各爪状部材21の広がり部分の中に、
管枕85の上面の水平部88が位置する様に留意する。
なおこの時、前側の枠体60,61の垂直部材65は、
管枕85の裏面側と当接する。
【0055】そして管枕係合装置6の把手38を手動で
後方に引いて伝達棒31を後退させ、爪状部材21を閉
じる。その結果、図7(b)の様に爪状部材21の下辺
部27が管枕85の凹部89に回り込み、管枕85の水
平部88を掴んで係合する。そしてさらに把手38を手
動で下に押し下げ、伝達棒31を支持部材34の長穴4
3の位置に移動させる。その結果、伝達棒31は前後方
向に固定され爪状部材21は閉じたままの状態を維持す
る。
【0056】また手動で管係合装置7を操作し、係合部
47を管80の前端と当接させる。さらにシリンダー5
3のロッド56を縮め、圧入板55を前進させて、圧入
板55を管80の後端部と当接させる。そしてクレーン
のフック87を上昇させて、図14の様に配管搬入装置
1を吊り上げる。この時、配管搬入装置1の管枕係合装
置6の爪状部材21が、管枕85の凹部89を掴んだ状
態で係合し、さらに管枕85には管80が載置されてい
るので、配管搬入装置1は、管80と管枕85の双方を
保持したままの状態で上昇する。配管搬入装置1が、管
80及び管枕85を保持したままの状態で吊り上げられ
た際の様子は、図3の通りである。
【0057】そして管80及び管枕85を保持した状態
の配管搬入装置1を掘削溝91内に吊り下ろす。ここで
掘削溝91の開口部には、切り梁92と称される横梁が
複数設けられており、切り梁92同士の隙間は狭い。こ
れに対して本実施形態の配管搬入装置1では、本体部3
を傾斜姿勢に変化させて切り梁92の空隙を通過する。
【0058】すなわち図14の様に、配管搬入装置1を
吊り上げた後、支持部2に設けられたギヤードモータ1
1を起動し、両端に配されたドラム12を回転させる。
本実施形態の場合であれば、ドラム12を右方向に回転
させる。ここでドラム12には、ワイヤー70,71の
中間部が巻回されているので、ワイヤー70の一端側は
ドラム12に巻き取られ、他端側は繰り出される。より
具体的には、前方の支持点75とドラム12の間のワイ
ヤーが巻き取られて当該部分の吊り下げ長さが短くな
り、後方の支持点76とドラム12の間にワイヤーが繰
り出されて当該部分の吊り下げ長さが増加する。同じく
支持点77とドラム12の間のワイヤーが巻き取られて
当該部分の吊り下げ長さが短くなり、支持点78とドラ
ム12の間にワイヤーが繰り出されて当該部分の吊り下
げ長さが増加する。
【0059】その結果、前方の支持点75,77とドラ
ム12の間の距離が縮まり、後方の支持点76,78と
ドラム12の間の距離が伸びて、本体部3が全体的に傾
斜する。本実施形態では、左右のドラム12が同期的に
回転するので、本体部3の前端と後端は、いずれも水平
姿勢を維持したままであり、全体に前端側が上に移動
し、後端側が下に移動することとなる。すなわち本実施
形態では、左右のドラム12が回転することによって、
前方の支持点75,77とドラム12の間の吊り下げ長
さが減少するが、左右のドラム12は同期回転するの
で、前方にある二つの支持点75,77とドラム12の
間の吊り下げ長さの減少量は同一である。そのため支持
点75とドラム12との距離、及び支持点77とドラム
12との距離は常に等しく、支持点75,77を結ぶ直
線は水平を保つ。同じく左右のドラム12が回転するこ
とによって、後方の支持点76,78とドラム12の間
の吊り下げ長さが増加するが、左右のドラム12は同期
回転するので、後方にある二つの支持点76,78とド
ラム12の間の吊り下げ長さの増加量は同一であり、支
持点76,78を結ぶ直線は水平を保つ。そのため前記
した様に、本体部3の前端と後端は、水平姿勢を維持
し、前端側が上に移動し、後端側が下に移動して本体部
3が全体的に傾斜する。
【0060】なお本実施形態の配管搬入装置1では、ワ
イヤー70,71の両端を本体部3と結合し、その中間
部をドラム12に係合しているので、前方側の吊り下げ
長さの減少量と、後方側の吊り下げ長さの増加量は等し
い。そのためドラム12の回転により、本体部3が傾斜
するが、傾斜前後の本体部3の中心位置には大きな変動
は無い。
【0061】この様に本体部3が傾斜姿勢となった結
果、本体部3の投影面積が減少し、切り梁92の空隙を
通過することができる。
【0062】なお本体部3が傾斜した際、管80の前後
は係合部47と圧入板55によって支持されているの
で、管80がずれる心配はない。
【0063】配管搬入装置1が切り梁92を通過する
と、ギヤードモータ11を逆回転し、ドラム12を先の
方向と反対方向に回転させ、各支持点75,76,7
7,78とドラム12との距離を均等に戻し、図16の
様に配管搬入装置1を水平姿勢に戻す。
【0064】そして図17の様に、既設の管93の後端
部であって、先に接続された管80’の上に今回搬入し
た管80を配置する。より具体的には、先に接続された
管80’の管枕85’と今回搬入した管枕85を合致さ
せて、配管搬入装置1を吊り下ろす。
【0065】次に手動で管係合装置7を操作し、図9,
18の様に係合部47を既設管80’の後端部の段部8
2’に係合させる。より具体的には、管係合装置7のハ
ンドル51を回転してクランプ50を解除し、把手59
を押し込んで係合部47を前進させ、さらに把手59を
回転し、係合部47の当接部材48を既設管80’の管
継手81’の直近の位置と当接させる。そして係合部4
7の後端側の面を管継手81’の段部82’と係合させ
る。こうして係合部47の位置決めが行われると、ハン
ドル51を回転してクランプ50を締め込み、挿通棒4
6を固定して係合部47の位置を固定する。その結果、
係合部47を介して既設管80’と本体部3が係合され
る。
【0066】続いてシリンダー53のロッド56を縮
め、圧入板55を前進させて管80を押す。ここで、本
実施形態では、係合部47を介して既設管80’と本体
部3が係合している状態であるから、シリンダー53の
反力は既設の管80’に負荷され、配管搬入装置1に保
持された管80は、本体部3に対して前進し、その先端
は既設管80’の後端に押圧される。その結果、配管搬
入装置1に保持された管80の先端は、既設管80’の
末端の管継手81’に押し込まれ、接続される。上記し
た管80の移動作業は、複数のシリンダー53を一度に
操作して配管搬入装置1に保持された管80の全てを一
度に押し込んでもよいが、シリンダー53を一本づつ操
作して管80を一本づつ接続してゆくことが推奨され
る。
【0067】続いて手動で管係合装置7を操作し、図2
0の様に係合部47を既設管80’の段部82’から離
し、元の位置に戻す。そして手動によって管枕係合装置
6を操作し、図22の様に係合爪21を開いて管枕85
を開放する。またシリンダー53のロッド56を伸ば
し、圧入板55を管80の後端から離脱させる。そして
クレーンのフック87を上昇させ、配管搬入装置1を地
上に戻す。なお配管搬入装置を地上に戻す際にも、切り
梁92を通過する際には、本体部3を傾斜させる。
【0068】後は、順次以上の工程を繰り返し、所定の
長さに管が接続した後、掘削溝91を埋め戻す。
【0069】以上説明した実施形態では、線状部材とし
てワイヤーを採用した。しかし本発明は、線状部材をワ
イヤーに限定するものではなく、例えばワイヤーに代わ
ってチェーンを採用することも可能である。
【0070】また本実施形態では、回転軸たる動力伝達
軸13の両端にドラム12を取り付けた例を示したが、
例えば動力伝達軸の中間部にもドラムを設け、3個以上
のドラムによって線状部材の吊り下げ長さを変化させて
もよい。すなわち先の実施形態では、4か所の支持点で
本体部を吊り下げた構成を例示したが、例えば先の構成
に加えて、本体部の中心線上に他の2か所の支持点を設
け、別途用意したワイヤーの両端を当該支持点と結合
し、そのワイヤーの中間部を中間に設けられたドラムと
係合させる。そして3個のドラムを同期回転し、本体部
を傾斜させる。このように4点を越える支持点で本体部
を吊り下げる構成は、ワイヤーの経路が煩雑となる不満
はあるものの、本体部の姿勢が安定する効果がある。
【0071】また逆にドラムを一つだけ設け、当該ドラ
ムに複数本のワイヤーを係合することも可能である。
【0072】さらに上記した実施形態では、一本の動力
伝達軸13の両端にドラム12を取り付け、二つのドラ
ムを同期回転させたが、複数のドラムに個別にモータを
取付け、モータの回転速度を制御することによって、ド
ラムを同期回転させることも可能である。
【0073】また先の実施形態では、一本のワイヤーの
両端を本体部に結合し、その中間部をドラムと係合させ
たが、通常のウインチの様にワイヤーの一端をドラムに
結合し、他端を本体に結合してもよい。
【0074】また先の実施形態では、支持部2と本体部
3とを、力学上4本のワイヤーで吊り下げた構成とし、
この4本のワイヤーの吊り下げ長さを変化させて本体部
を傾斜させた。また先の実施形態では、前方側の吊り下
げ長さの変化量と後方側の吊り下げ長さの変化量を同一
のものとした。上記した実施形態の構成によると、傾斜
の前後における本体部の中心位置の変化量が少ないとい
う特有の効果がある。しかしながら本発明は、この構成
にこだわるものではなく、前方側と後方側の吊り下げ長
さの変化量が相違するものであってもよい。例えば、支
持部と本体部の後方をロッドで繋ぎ、本体部の前方だけ
をワイヤーで結合し、前方のワイヤーの長さだけを増減
させる構成であってもよい。
【0075】また本実施形態では、管枕係合装置6と管
係合装置7は、手動によって操作する構成としたが、油
圧や空気圧を利用してこれらを動作させてもよい。
【0076】
【発明の効果】本発明の配管搬入装置では、本体部を傾
斜姿勢に変化させることができるので、管を掘削溝内に
吊り下ろす際、本体部を傾斜姿勢にして掘削溝の切り梁
をかわすことができる。そのため本発明の配管搬入装置
によると、切り梁の間隔が短い掘削溝にも管を吊り下ろ
すことが可能である。したがって配管埋設工事を安全か
つ効率よく施工することができる。
【0077】また、本体部は線状部材によって支持部か
ら吊り下げられており、長さ変更手段によって線状部材
の吊り下げ長さを変更することにより本体部を傾斜させ
れば、簡単な構造で本体の傾斜が可能であるという効果
がある。
【0078】さらにドラムを回転することにより、線状
部材の吊り下げ長さを変化させ、本体を傾斜させれば
簡単な構造で本体部の傾斜が可能であるという効果があ
る。
【0079】また、支持部に複数のドラムが設けられて
いて、当該ドラムが同期回転するものでは、複数の吊り
下げ部の長さが同期的に変更される。本発明の配管搬入
装置は、本体部が姿勢を変更する際の動きが安定的であ
るという効果がある。
【0080】請求項に記載の配管搬入装置では、爪状
部材によって管枕の凹部を掴むので、管枕の固定が確実
であり、安全性が高い。
【0081】また、請求項に記載の配管搬入装置で
は、管の段部を利用して既設管と本体とを係合させるの
で、簡単な構造で強力な係合力を得ることができ、管の
圧入が確実なものとなる効果がある。
【0082】さらに請求項に記載の配管搬入方法は、
配管搬入装置によって本体部を一旦傾斜させて管を掘削
溝内に搬入する。そのため管を掘削溝内に吊り下ろす
際、掘削溝の切り梁をかわすことができ、切り梁の間隔
が狭い掘削溝にも配管を搬入することができる効果があ
る。
【0083】また、請求項に記載の配管搬入方法は、
掘削溝内で管を並べ替える作業が不要であり、配管を埋
設する工事が容易となる効果がある。さらに本発明の配
管搬入方法では、管を掘削溝内に吊り下ろす際に、掘削
溝の切り梁をかわすことができ、切り梁の間隔が狭い掘
削溝にも配管を搬入することができる効果がある。
【0084】また請求項に記載の配管搬入方法は、配
管搬入装置をクレーンによって掘削溝内に吊り下ろすの
で、特別な装置を要さずに作業を行うことができるとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の配管搬入装置の斜視図であ
る。
【図2】本発明の配管搬入装置によって保持される管と
管枕の斜視図である。
【図3】図1に示した配管搬入装置によって管及び管枕
を保持して吊り上げた状態を示す斜視図である。
【図4】管枕の斜視図である。
【図5】図1の配管搬入装置の支持部の断面図である。
【図6】図1の管枕係合装置の正面図である。
【図7】図1の配管搬入装置の管枕係合装置の動作説明
図である。
【図8】図1の配管搬入装置の管係合装置の先端部分の
正面図である。
【図9】図1の配管搬入装置の管係合装置の末端部分の
正面図である。
【図10】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図11】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図12】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図13】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図14】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図15】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図16】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図17】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図18】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図19】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図20】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図21】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図22】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【図23】図1の配管搬入装置の使用手順を説明する説
明図である。
【符号の説明】
1 配管搬入装置 2 支持部 3 本体部 5 長さ変更装置 6 管枕係合装置 7 管係合装置 8 移動装置 10 梁状部材 12 ドラム 13 動力伝達軸(回転軸) 21 爪状部材 47 係合部 48 当接部材 53 シリンダー 55 圧入板 70,71 ワイヤー(線状部材) 75,76,77,78 支持点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E02F 5/10 E02D 29/10 A F16L 1/024 F16L 1/02 Z 1/038 H02G 1/06 311 (72)発明者 大野 修 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 山下 輝雄 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 井上 光則 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 村上 義昭 大阪市北区本庄東二丁目9番18号 関電 興業株式会社内 (72)発明者 向川 正二 大阪市北区本庄東二丁目9番18号 関電 興業株式会社内 (72)発明者 福岡 敬介 大阪市西区北堀江一丁目12番19号 株式 会社栗本鐵工所内 (72)発明者 小川 千秋 大阪市西区北堀江一丁目12番19号 株式 会社栗本鐵工所内 (56)参考文献 特開 平7−25595(JP,A) 実開 昭48−17859(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/00 - 1/68 B66C 13/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削溝内に吊り下ろし可能な本体部と、
    管を保持する管保持手段と、本体部を傾斜姿勢に変化さ
    せる傾斜手段を備え、前記管保持手段によって管を保持
    した状態で本体部を傾斜させ、管を掘削溝内に吊り下ろ
    し可能である配管搬入装置において、管は所定の位置に
    切り欠きが設けられた管枕上に複数並べて配され、管保
    持手段は、前記管枕と係合する管枕係合手段を備えてい
    て管枕と共に管を保持することを特徴とする配管搬入装
    置。
  2. 【請求項2】 管枕は凹部を有し、管枕係合手段は、開
    閉可能な爪状部材を備えていて前記凹部を掴んで係合す
    ことを特徴とする請求項1に記載の配管搬入装置。
  3. 【請求項3】 管を掘削溝内に搬入する配管搬入方法で
    あって、請求項1又は2に記載の配管搬入装置によって
    管を保持し、配管搬入装置を掘削溝内に吊り下ろす際に
    本体部を一旦傾斜させて管を掘削溝内に搬入することを
    特徴とする配管搬入方法。
  4. 【請求項4】 複数の管を束ねた状態で掘削溝内に搬入
    する配管搬入方法であって、地上において、所定の位置
    に切り欠きが設けられた管枕上に管を並べて配し、請求
    項1又は2に記載の配管搬入装置によって管を管枕と共
    に保持し、配管搬入装置を掘削溝内に吊り下ろす際に本
    体部を一旦傾斜させて複数の管を掘削溝内に搬入するこ
    とを特徴とする配管搬入方法。
  5. 【請求項5】 配管搬入装置をクレーンによって掘削溝
    内に吊り下ろすことを特徴とする請求項3又は4に記載
    の配管搬入方法。
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