JP3256264B2 - 検眼装置 - Google Patents
検眼装置Info
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Description
る視標光束を被検眼に導光する導光光学系を有する視力
表装置を備える検眼装置に関する。
おいて視力表装置をテ−ブルに内蔵する省スペ−ス型の
検眼装置を提案しているが、この装置は視力表光束を繰
り返し反射させた後テ−ブル外に出し、被検眼の眼前に
配置された第1ミラ−により被検眼に導いている。テ−
ブル内のミラ−は、繰り返し反射により所定の検眼距離
を稼ぐ第2ミラ−系と被検眼の眼前の第1ミラ−に向け
て光束を反射する第3ミラ−とから構成され、第2ミラ
−系中の最終ミラ−が視標光束を第1ミラ−に向けて反
射している。この第1ミラ−系に向けて反射する方向は
平面図で見ると、繰り返し反射の方向とほぼ直交する方
向となっている。また、テ−ブルと一体に構成された側
方に配置された筐体内(これをも含めて本明細書ではテ
−ブル内という)で繰り返し反射させた後、視標光束を
被検者の上方から被検眼の眼前に配置されたミラ−に導
く形式の省スペ−ス型の検眼装置も提案されているが、
平面図で見ると光路の基本的構成は前記装置とほぼ同じ
である。
ルと視力表装置と別置きした装置と比較して、設置スペ
−スは小さくなる。しかしながら、上記のような従来の
装置では被検眼と被検眼に導く最終ミラ−との距離が接
近しており、トライアルレンズによる検査で遠方視、近
方視の切り換えが困難であるという欠点がある。本発明
の目的は設置スペ−スが小さく、被検者に良好な状態で
遠用及び近用の検眼を行うことができる検眼装置を提供
することにある。
発明の検眼装置は次の構成を有することを特徴としてい
る。 (1) 近用視力表の保持機構を有するとともに不使用
時には待機位置に移動可能な自覚検眼器と、筐体内の視
標切換呈示装置による遠用視標光束を被検眼に導光する
導光光学系を有する視力表装置とを持つ検眼装置におい
て、前記導光光学系は、前記遠用視標光束を反射して直
接被検眼に導く最終ミラ−を、使用状態に置かれた前記
近用視力表と干渉しないように被検眼から70cm以上
離した位置に配置し、その配置状態で遠用の検眼距離を
得るとともに、前記最終ミラ−を、遠用視標光束を被検
者の上下方向に振るように回動可能にし、検査を受ける
状態での被検眼の高さを検出する検出手段の検出結果に
基づいて、前記最終ミラ−を回転する最終ミラ−の回転
角を定め、ミラ−回転制御手段により被検眼の高さに合
わせて視標光束の光路を変えることを特徴としている。
する。図1は本実施例の装置の外観図である。1はテ−
ブルであり、内部には視標切換呈示装置及び視標切換呈
示装置からの視標光束を導くための導光光学系を有する
視力表装置が内蔵されている。2はテ−ブル内部の視標
光束をテ−ブル1外に出すためのガラス窓、3は自覚検
眼器及び視標切換呈示装置を動作するために検者によっ
て操作される自覚検眼用コントロ−ラである。4はガラ
ス窓を透過した視標光束を被検眼に導く反射部材として
の第4ミラ−、5はミラ−4を支持するための支持ア−
ムである。第4ミラ−4は支持ア−ム5内部の駆動機構
(図示せず)により回転可能であり、被検者から100
0mmの距離に配置されている。6は自覚検眼器であり、
7は自覚検眼器に取付けられている近用視力表である。
第4ミラ−4と被検者との距離は近用視力表を測定でき
る距離以上であれば足りるが、70〜80cm以上確保す
るのが望ましい。8は自覚検眼器を支持するための支持
ア−ムである。支持ア−ム8はテレスコピックパイプ等
を用いて伸縮、水平回転可能に構成されており、自覚検
眼器を使用しない時は被検者の右側へ回旋することがで
きる。9は被検者である。
である。10はチャ−トプロジェクタであり、多数の視
標を切換呈示する。11,12はそれぞれ第1ミラ−、
第2ミラ−である。13は反射型のスクリ−ンであり、
チャ−トプロジェクタ10は第1ミラ−、第2ミラ−を
介してスクリ−ン13により視標が投影される。スクリ
−ン13に投影された視標の光束は第1〜2ミラ−で反
射し、第3ミラ−14でさらに上方に反射した後、ガラ
ス窓2を透過して、第4ミラ−4に向かう。第4ミラ−
で反射した視標光束は被検眼に入り、被検者は視標を視
認することができる。第1〜4ミラ−(11,12,1
4,4)により視標光束を4回反射させることにより、
被検者9とスクリ−ン13との距離を通常の遠用検眼距
離である5mにしている。また、被検者の視線は第1〜
3ミラ−(尚、第3ミラ−は第4ミラ−に向けて直接反
射することなく、第5ミラ−を設け一旦光束を光路を変
えた後光束を第4ミラ−に向けてもよい)の視標光路に
対して平面図上でαだけ傾けている。αは20〜45度
程度が適当であり、本実施例では30度としている。
を説明する。本実施例では図3に示すように、被検眼の
高さと視標光路の調整は第4ミラ−4の角度を変えるこ
とにより行っている。被検者と第4ミラ−4との距離l
が1000mmとすれば、被検者の高さが100mm異なっ
ても、角度変化による検眼距離は5mm程度しか変化せ
ず、この程度の変化は通常の検眼では無視できる。第4
ミラ−4は被検眼の高さを検出し、視標光束がけられな
い角度となるように駆動制御される。この制御機構を図
4のブロックダイアグラムに示す。自覚検眼器を支持す
るための支持ア−ム8の高さはコントロ−ラ3の信号に
より上下動するが、支持ア−ム8の位置はポテンショメ
−タ20により検出され、その位置は入力回路21を介
して装置のマイクロコンピュ−タ回路22に入力され
る。マイクロコンピュ−タ回路22は出力回路23、パ
ルスモ−タドライバ24を介してパルスモ−タ25の駆
動を制御し、第4ミラ−4の角度を自覚検眼器6の高さ
と所定の関係になるように回転する。
作を説明する。検者は、自覚検眼器を被検者の眼前に回
旋するとともに、コントロ−ラ3を操作して支持ア−ム
8の高さを調節し、被検眼と自覚検眼器6の高さを調節
する。支持ア−ム8の高さはポテンショメ−タ20によ
り検出され、その検出結果に基づいてパルスモ−タ25
を駆動し、第4ミラ−4の角度が変えられる。検者が自
覚検眼器の高さを被検者に合わせるだけで、被検者は自
覚検眼器6の検眼窓を通して視標を見ることができる。
して、自覚検眼器の屈折度数及びチャ−トプロジェクタ
10の視標を指定または変更し、検眼を行う。次に近用
検眼について説明する。近用検眼を行う場合は、第4ミ
ラ−4を移動することなく、自覚検眼器の近用視力表7
を検者側に倒し、これを行う。図5は、本装置による近
用検眼の状態を示している。トライアルフレ−ムを使っ
た近用チェックは、図6に示すように、自覚検眼器6を
回旋して、被検者の右側に移動する。図6は被検者がト
ライアルフレ−ムを通して本15を見て、近用チェック
を行っている状態を示している。
めの第4ミラ−を出したままの状態で、自覚検眼器及び
トライアルレンズによる遠用及び近用の検眼及びチェッ
クという一連の自覚検査をきわめてスム−ズに行うこと
ができる。以上の実施例は種々の変形が可能であり、例
えば、図1の自覚検眼器6は電動式のものを用いている
がマニュアル式でも良く、また、図2中視力表としては
チャ−トプロジェクタを使用しているが、チャ−トプロ
ジェクタのかわりに行灯式の視力表装置を用いることも
可能である。また、図7に示すようにテ−ブル1上に案
内レ−ル16を設け、トレイが案内レ−ル16にそって
摺動する構成をとり、他覚屈折力測定器等を搭載して必
要なときに被検者の眼前に移動させることも可能であ
る。
蔵する検眼装置と比べると、被検眼と最終ミラ−の間の
空間距離を十分確保でき、ミラ−回転時の被検者の視軸
と標準状態での視軸とがなす角を小さくできるので、視
軸のなす角が変動することによる影響を小さく押さえる
ことができ(例えば自覚検眼器は検査レンズの光軸と視
軸を一致させて検査するように設計されている)、被検
眼の高さの違いに対する許容度が大きくなる。
ための図である。
ックダイアグラムである。
状態を示す図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 近用視力表の保持機構を有するとともに
不使用時には待機位置に移動可能な自覚検眼器と、筐体
内の視標切換呈示装置による遠用視標光束を被検眼に導
光する導光光学系を有する視力表装置とを持つ検眼装置
において、前記導光光学系は、前記遠用視標光束を反射
して直接被検眼に導く最終ミラ−を、使用状態に置かれ
た前記近用視力表と干渉しないように被検眼から70c
m以上離した位置に配置し、その配置状態で遠用の検眼
距離を得るとともに、前記最終ミラ−を、遠用視標光束
を被検者の上下方向に振るように回動可能にし、検査を
受ける状態での被検眼の高さを検出する検出手段の検出
結果に基づいて、前記最終ミラ−を回転する最終ミラ−
の回転角を定め、ミラ−回転制御手段により被検眼の高
さに合わせて視標光束の光路を変えることを特徴とする
検眼装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07231392A JP3256264B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 検眼装置 |
DE19924223144 DE4223144B4 (de) | 1991-07-15 | 1992-07-14 | Optometrisches Gerät |
FR9208727A FR2679122B1 (fr) | 1991-07-15 | 1992-07-15 | Appareil optometrique. |
US08/018,033 US5444504A (en) | 1992-02-21 | 1993-02-16 | Optometric apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07231392A JP3256264B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 検眼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05228115A JPH05228115A (ja) | 1993-09-07 |
JP3256264B2 true JP3256264B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=13485665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07231392A Expired - Lifetime JP3256264B2 (ja) | 1991-07-15 | 1992-02-21 | 検眼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3256264B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6057056B2 (ja) * | 2012-07-31 | 2017-01-11 | 株式会社ニデック | 検眼装置 |
JP6205733B2 (ja) * | 2013-01-30 | 2017-10-04 | 株式会社ニデック | 自覚式眼屈折力測定装置 |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP07231392A patent/JP3256264B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05228115A (ja) | 1993-09-07 |
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