JP3218058B2 - 視力検査装置 - Google Patents

視力検査装置

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JP3218058B2
JP3218058B2 JP20148191A JP20148191A JP3218058B2 JP 3218058 B2 JP3218058 B2 JP 3218058B2 JP 20148191 A JP20148191 A JP 20148191A JP 20148191 A JP20148191 A JP 20148191A JP 3218058 B2 JP3218058 B2 JP 3218058B2
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mirror
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一裕 芳村
昭宏 林
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Nidek Co Ltd
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Nidek Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被検眼に視標を呈示する
視力検査装置、さらに詳しくは視標投影ユニットを筐体
内に収納する省スペ−ス型の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】視力検査は、被検眼と所定の距離(一般
に5m)離れた位置に視標を置き、これを被検眼に視認
させることにより検査する。従来、この被検眼と視標と
の距離(検眼距離)に関して、被検眼から検眼距離に相
当する距離だけ現実に離隔した位置に視標を配置するタ
イプのものと、ミラ−反射を利用して被検眼と視標との
空間的な離隔距離を縮める省スペ−スタイプのものとが
知られている。後者の省スペ−スタイプの装置として
は、筐体内に内蔵させた視標投影装置により透過型スク
リ−ンに視標を投影し、透過型スクリ−ン上に投影され
た視標をミラ−で繰り返し反射させ、距離を稼ぐ装置が
提案されている。この装置は検眼テ−ブルのテ−ブル表
面に透過型スクリ−ンを設け、スクリ−ン上の像からの
光束をテ−ブルと一体に形成となった上方のボックス内
のミラ−で繰り返し反射した後、被検眼に導くものであ
る。また、特願平3−149904号の「検眼装置」に
おいて、本出願人は透過型スクリ−ンを検眼テ−ブルに
内蔵し、検眼テ−ブル内のミラ−で繰り返し反射した
後、被検眼に導く装置を提案した。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかし、前者のタイプの装置
は、視力表装置と被検眼との間に現実に所定の距離必要
なために、広い検眼用のスペ−スが必要であるという欠
点があった。後者のタイプの装置では、スクリ−ンが透
過型のものであるので、視標投影装置とスクリ−ンまで
の光路と、スクリ−ンから被検眼に導く光路とを別個に
設けなければならなかった。このため、被検眼とスクリ
−ンないし視標投影装置との現実の離隔距離は短縮した
が、装置が上方に大きくのびたり、多数のミラ−が必要
となる等の不都合が生じた。また、透過型のスクリ−ン
に偏光視標等の特殊視標を投影すると、十分な精度の視
標を被検眼に呈示できないという問題点があった。
【0004】本発明の第1の目的は、省スペ−ス型の視
力検査装置であって、被検眼から検眼距離に相当する距
離だけ現実に離隔した位置に視標を配置するタイプの装
置と同一の精度の視標を呈示できる装置を提供すること
にある。
【0005】本発明の第2の目的は、反射部材の数を最
小限に押さえるとともに、三次元的広がりにおいても省
スペ−スである視力検査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の検眼装置は以下の構成を有することを特徴
とする。即ち、
【0007】(1) 視力検査用視標を投影するため
の視標投影ユニットを持ち、装置と被検眼の間に所定の
空間を持たせる省スペ−ス型の視力検査装置において、
被検者に対向する側に視標光束を外部に取り出す開口部
と、該開口部の後側に設けられかつ駆動手段により該開
口部の上下方向の中心軸とほぼ同じ高さの回転軸を中心
に反射角度が変化し視標光束を上下方向に振る直近ミラ
−と、前記視標投影ユニットと、前記視標投影ユニット
の視標光束を前記直近ミラ−を介して被検眼に向ける反
射部材と、が配置された、検眼テ−ブルとは分離された
構造の筐体と、自覚検眼ユニットの測定窓を介して被検
眼が視標を見るときの高さに合わせて前記駆動手段への
駆動信号を与える入力手段と、を備えることを特徴とし
ている。
【0008】(2) 視力検査用視標を投影するための
視標投影ユニットを持ち、装置と被検眼の間に所定の空
間を持たせる省スペ−ス型の視力検査装置において、被
検者に対向する側に視標光束を外部に取り出す開口部
と、該開口部の後側に設けられかつ駆動手段により該開
口部の上下方向の中心軸とほぼ同じ高さの回転軸を中心
に反射角度が変化し視標光束を上下方向に振る直近ミラ
−と、前記視標投影ユニットと、該投影ユニットの視標
を結像する位置に配置された反射型スクリ−ンを含み前
記視標投影ユニットの視標光束を前記直近ミラ−を介し
て被検眼に向ける反射部材と、が配置された、検眼テ−
ブルとは分離された構造の筐体と、自覚検眼ユニットの
測定窓を介して被検眼が視標を見るときの高さに合わせ
て前記駆動手段への駆動信号を与える入力手段と、を備
えることを特徴としている。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の効果】本発明の視力検査装置によれば、省スペ
−ス型の視力検査装置であって、被検眼から検眼距離に
相当する距離だけ現実に離隔した位置に視標を配置する
タイプの装置と同一の精度の視標を被検眼に呈示でき
る。また、検眼テ−ブルと分離した構成としたので、簡
単に移動させることができ、取り扱いが容易になった。
さらに、筐体を分離させ、配置したにも拘わらず、直近
ミラ−の角度を変えるだけで簡単に被検眼の高さに合わ
せた調節ができる。
【0014】図2は視力検査装置本体を正面から見たと
きの図、図3はその側面図であり、各図は光学系の透視
図となっている。10は視力検査装置本体の固定枠であ
る。固定枠10には長方形の開口部11が設けられ被検
眼Eはこの開口部11を介して視標を見ることができ
る。12は視標投影ユニットである。13はモ−タであ
り、モ−タ13の回転軸には、視標が焼き付けられた多
数の硝子板が配置されたタ−レット盤14が取り付けら
れている。15は視標を投影する光源であるハロゲンラ
ンプであり、ハロゲンランプ5からの光は集光レンズ1
6により集光され、視標が形成された硝子板を照明す
る。17は視標をスクリ−ン上に投影する投影レンズで
ある。投影レンズ17を通った光束はミラ−18及び1
9で反射して、スクリ−ン20上に視標像を形成する。
スクリ−ン20は金属板からなる反射型のものである。
スクリ−ン20に投影された視標光束は、ミラ−19及
び18で反射した後、ミラ−21で反射する。ミラ−2
1で上方に反射した視標光束は、ミラ−22により被検
眼に向けて反射される。ミラ−22はミラ−軸23を中
心に矢印方向に回動可能に構成されている。24はモ−
タであり、モ−タの回転軸25にはカム26が取り付け
られている。ミラ−22はバネ27により付勢されてい
るので、ミラ−22に取り付けられたミラ−駆動板28
はカム26に当接し、カム26の動作をミラ−22に伝
え、その角度を変えることができる。従って、被検眼E
の位置の変化により開口部11に対する視軸方向が変わ
っても、開口部の上下方向の中心軸とミラ−軸23の高
さが一致しているので、被検者から見ると開口部の中心
と視標画面の中心とがほぼ一致して見え、被検者は開口
部11を介して見たミラ−11の中心部で反射した視標
を見ていることになる。
【0015】以上のような構成の装置の動作を図4の電
気系ブロック図を参考に説明する。検眼用テ−ブル面を
上下するアップ・ダウンスイッチ30からの信号は入力
回路31を介してマイクロコンピュ−タ回路32に入力
される。マイクロコンピュ−タ回路32は出力回路33
を介してモ−タドライバ34に信号を送り、モ−タ35
を駆動させ送りネジ機構により、検眼用テ−ブル2の面
を上下する。検眼用テ−ブル面の上下動は直線型ポテン
ショメ−タ36により検出され、この検出値は入力回路
37を介して、マイクロコンピュ−タ回路32に入力さ
れる。
【0016】また、自覚検眼ユニット3の上下動は直線
型ポテンショメ−タ38により検出され、検出値を入力
回路39を介してマイクロコンピュ−タ回路32に入力
する。直線型ポテンショメ−タ36及び38の検出結果
と自覚検眼ユニット3の測定窓の位置との関係はマイク
ロコンピュ−タ回路32に記憶されているので、マイク
ロコンピュ−タ回路32は自覚検眼ユニット3の測定窓
の位置を求めることができる。測定窓の位置が移動する
と、スクリ−ン20に投影された視標の光束を被検眼に
導くには、ミラ−22を矢印方向に回転することが必要
となる。自覚検眼ユニット(測定窓)3の高さと好まし
いミラ−22の回転角との関係は幾何光学の知識により
1対1に定めることができるので、マイクロコンピュ−
タ回路32には自覚検眼ユニット(測定窓)3の高さと
カム26(モ−タ24)の回転角との関係を記憶させて
あるので(もちろん演算で行ってもよい)、マイクロコ
ンピュ−タ回路32はモ−タドライバ40を介してモ−
タ24を駆動し、カム26及びミラ−駆動板28の作用
によりミラ−22が所定の角度回動する。このようにし
て、被検眼Eがミラ−22の中心に視標を見ることが
できる状態で、コントロ−ルユニット5のキ−を操作し
て、自覚検眼ユニット3及び視標投影ユニット12を動
作させて、検眼を行う。以上の実施例では、ミラ−22
の回動を自動的に制御したが、必ずしもその必要はな
く、検者または被検者の操作により駆動させてもよい。
また、ミラ−22の配置位置の変容、種々の変容が可
能であるが、これらの変容も技術思想を同一にする範囲
で、本願発明に包含されるものである。
【0013】
【発明の効果】本発明の視力検査装置によれば、省スペ
−ス型の視力検査装置であって、被検眼から検眼距離に
相当する距離だけ現実に離隔した位置に視標を配置する
タイプの装置と同一の精度の視標を呈示できる装置を提
供することができる。また、反射部材を最小限に押さえ
るとともに、三次元的広がりにおいても省スペ−スであ
る視力検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の視力検査装置を構成要素とする検眼装
置の側面図である。
【図2】視力検査装置本体を正面から見たときの図であ
る。
【図3】視力検査装置本体を側面から見たときの図であ
る。
【図4】本実施例の装置の電気系ブロック図である。
【符号の説明】
1 視力検査装置本体 2 検眼テ−ブル 3 自覚検眼ユニット 4 支持ア−ム 5 コントロ−ルユニット 12 視標投影ユニット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視力検査用視標を投影するための視標投
    影ユニットを持ち、装置と被検眼の間に所定の空間を持
    たせる省スペ−ス型の視力検査装置において、被検者に
    対向する側に視標光束を外部に取り出す開口部と、該開
    口部の後側に設けられかつ駆動手段により該開口部の上
    下方向の中心軸とほぼ同じ高さの回転軸を中心に反射角
    度が変化し視標光束を上下方向に振る直近ミラ−と、前
    記視標投影ユニットと、前記視標投影ユニットの視標光
    束を前記直近ミラ−を介して被検眼に向ける反射部材
    と、が配置された、検眼テ−ブルとは分離された構造の
    筐体と、自覚検眼ユニットの測定窓を介して被検眼が視
    標を見るときの高さに合わせて前記駆動手段への駆動信
    号を与える入力手段と、を備えることを特徴とする視力
    検査装置。
  2. 【請求項2】 視力検査用視標を投影するための視標投
    影ユニットを持ち、装置と被検眼の間に所定の空間を持
    たせる省スペ−ス型の視力検査装置において、被検者に
    対向する側に視標光束を外部に取り出す開口部と、該開
    口部の後側に設けられかつ駆動手段により該開口部の上
    下方向の中心軸とほぼ同じ高さの回転軸を中心に反射角
    度が変化し視標光束を上下方向に振る直近ミラ−と、前
    記視標投影ユニットと、該投影ユニットの視標を結像す
    る位置に配置された反射型スクリ−ンを含み前記視標投
    影ユニットの視標光束を前記直近ミラ−を介して被検眼
    に向ける反射部材と、が配置された、検眼テ−ブルとは
    分離された構造の筐体と、自覚検眼ユニットの測定窓を
    介して被検眼が視標を見るときの高さに合わせて前記駆
    動手段への駆動信号を与える入力手段と、を備えること
    を特徴とする視力検査装置。
JP20148191A 1991-07-15 1991-07-15 視力検査装置 Expired - Lifetime JP3218058B2 (ja)

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DE19924223144 DE4223144B4 (de) 1991-07-15 1992-07-14 Optometrisches Gerät
FR9208727A FR2679122B1 (fr) 1991-07-15 1992-07-15 Appareil optometrique.

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Publication Number Publication Date
JPH0515491A JPH0515491A (ja) 1993-01-26
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