JP3255499B2 - 新規スルホナート、その製造法及びこれを含有する漂白剤組成物 - Google Patents
新規スルホナート、その製造法及びこれを含有する漂白剤組成物Info
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- C11D3/3907—Organic compounds
- C11D3/3915—Sulfur-containing compounds
Description
白剤及び衣料用漂白剤等の家庭用漂白剤における有機過
酸前駆体として有用な新規スルホナート、並びに該スル
ホナートの製造法に関する。更に、本発明は、刺激臭が
なく、漂白力と漂白力の持続性に優れた酸素系漂白剤組
成物に関する。
天井、タイル目地、プラスチックの壁や台所の三角コー
ナーなどの黒ズミ汚れはCladosporium属等のかびの生産
する色素が原因であり、クレンザーや界面活性剤だけで
は落とすことができないため、現在は次亜塩素酸塩など
の塩素系漂白剤を使用したスプレー状の漂白剤が上市さ
れている。
白剤は、漂白性能は優れているが、目や皮膚に対する危
険性が大きく、特にスプレー状のものは天井等のかびに
は不向きである。更に、特有の塩素系の臭いが強く、狭
い浴室などで使用するには抵抗がある上、誤って酸性の
洗剤と併用したりすると有毒ガスを発生するという問題
がある。
剤が検討されている。例えば、特開昭62−4794号
公報には、過酸化水素又は過炭酸ソーダと漂白活性化剤
とペルオキシ二硫酸塩を併用した組成物が開示されてい
る。酸素系漂白剤には、一般に漂白活性化剤が併用さ
れ、漂白活性化剤としては、例えばテトラアセチルエチ
レンジアミン、テトラアセチルグリコールウリル、ペン
タエリスリトールテトラアセテートなどが用いられてい
る。しかしながら、これらの漂白活性化剤は漂白活性種
として過酢酸を生成するので、刺激臭が強く実用化にあ
たっては、問題が多い。また、特開昭61−81498
号公報、特開昭61−81499号公報、特開昭63−
152357号公報では、一般式(a)
基、アリール基又はアルカノール基を示し、R9は水素原
子又は炭素数1〜約10のアルキル基、アリール基又はア
ルカノール基を示し、R10 は炭素数1〜約14のアルキレ
ン基、アリーレン基又はアルカリーレン基を示す)で表
される基を示す。〕で表される化合物を、漂白剤に使用
できる有機過酸前駆体として開示している。しかしなが
ら、より優れた漂白力を得るために、過酸化水素等と有
機過酸前駆体を高濃度で使用する系で上記公報記載の化
合物を用いると、過加水分解で生じた有機過酸がフェノ
ールスルホン酸ナトリウムの酸化に消費されるため、期
待した効果を得ることができない。また、上記一般式
(a) で表される化合物の合成においては、通常の酸とア
ルコールの脱水エステル化が難しく、工業的に実施する
際に問題となる。
は、有機過酸前駆体の脱離基としてフェノール誘導体の
利用を開示しているが、前記のようなフェノールスルホ
ン酸ナトリウムを脱離基とした場合と同様の原因によ
り、期待した効果は得ることができない。また、特開平
1−311199号公報には、脱離基としてグルコース
の利用を開示しているが、工業的に可能な酸とグルコー
スのエステル化反応では、固体としての物性も悪く、着
色が著しく、本発明者らが望むような物質は得られなか
った。
白条件下で不快な刺激臭を発生することなく、工業的に
安価な原料を用い、合成が容易な有機過酸前駆体及びそ
の製造方法を提供することにある。更に、本発明の目的
は、刺激臭がなく、漂白力に優れ、しかも漂白力の持続
性に優れた酸素系漂白剤組成物を提供することにある。
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、下
記一般式(1) で表わされる新規なスルホナートが刺激臭
がなく、しかも優れた漂白力及び漂白力の持続性を示
し、かび取り剤、台所用漂白剤及び衣料用漂白剤等の酸
素系漂白剤の有機過酸前駆体として有用であることを見
出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は次の一般
式(1) で表されるスルホナート及びその製造法を提供す
るものである。
〜10の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又は
アシル基を示し、R2は炭素数1〜8の直鎖若しくは分岐
鎖のアルキレン基、又は炭素数1〜5の直鎖若しくは分
岐鎖のアルキル基で置換されていてもよいフェニレン基
を示し、R3は炭素数1〜8の直鎖若しくは分岐鎖のアル
キレン基を示し、R4は炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖の
アルキレン基を示し、pは0又は1の数を示し、A は炭
素数2〜4のアルキレン基を示し、n は1〜3の数を示
し、n 個のA は同一でも異なっていても良い。M はアル
カリ金属原子、アルカリ土類金属原子、アンモニウム、
アルキルアンモニウム又はアルカノールアンモニウムを
示す。〕 また、本発明は、 (A)過酸化水素又は水溶液中で過酸化水素を生成する
過酸化物 0.1〜98重量%、及び (B)前記一般式(1) で表されるスルホナートからなる
有機過酸前駆体 0.002〜50重量%を必須成分として含有
することを特徴とする漂白剤組成物を提供するものであ
る。
トにおいて、R1で示される炭素数1〜10の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基又はアルケニル基としては、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチル、イソプロピル、イ
ソブチル、イソペンチル、オクチル、ノニル等の基が挙
げられる。またR1で示されるアシル基としては、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、バレリル等の基が挙げら
れる。
しくは分岐鎖のアルキレン基、又は炭素数1〜5の直鎖
若しくは分岐鎖のアルキル基で置換されてもよいフェニ
レン基としては、メチレン、エチレン、プロピレン、エ
チルエチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ヘキサ
メチレン、ヘプタメチレン,オクタメチレン、 1,2−フ
ェニレン、 1,4−フェニレン、2−メチル−1,4 −フェ
ニレン、2−エチル−1,4−フェニレン、2−プロピル
− 1,4−フェニレン、2−ブチル− 1,4−フェニレン、
2−ヘプチル− 1,4−フェニレン、2−(1−メチルエ
チル)− 1,4−フェニレン、2−(1−メチルプロピ
ル)−1,4 −フェニレン、2−(2−メチルブチル)−
1,4−フェニレン等の基が挙げられる。
しくは分岐鎖のアルキレン基としては、メチレン、エチ
レン、プロピレン、エチルエチレン、トリメチレン、テ
トラメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン,オク
タメチレン等の基が挙げられる。
は分岐鎖のアルキレン基としては、メチレン、エチレ
ン、プロピレン、テトラメチレン等の基が挙げられる。
A で示される炭素数2〜4のアルキレン基としては、エ
チレン、プロピレン、トリメチレン、テトラメチレン等
の基が挙げられる。
ては、ナトリウム原子、カリウム原子等が挙げられ、ア
ルカリ土類金属原子としては、マグネシウム原子、カル
シウム原子等が挙げられ、アルキルアンモニウムとして
は、メチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム等が挙
げられ、アルカノールアンモニウムとしては、モノエタ
ノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム等が
挙げられる。
(1) において、n 個のオキシアルキレン基(AO)は、一
種のオキシアルキレン基でもよいし、異なるオキシアル
キレン基の組み合わせでもよい。具体的には、ポリオキ
シエチレン基、ポリオキシプロピレン基、ポリオキシエ
チレン−ポリオキシプロピレン基等が挙げられる。
ば次の反応式に従って、一般式(2)で表されるエーテル
カルボニル化合物に、一般式(3) で表されるヒドロキシ
アルカンスルホン酸塩を反応させることによって製造す
ることができる。
pは前記と同じ意味を有し、Y はヒドロキシ基、ハロゲ
ン原子又は炭素数1〜3のアルコキシ基を示す。〕上記
式中、Y で示されるハロゲン原子としては、塩素原子、
フッ素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられ、炭素
数1〜3のアルコキシ基としては、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ等の基が挙げられる。
(2) で表されるエーテルカルボニル化合物としては、例
えば、
上記有機酸の酸ハライド若しくはこれらの混合物、又は
上記有機酸の低級アルコールエステル若しくはこれらの
混合物などが用いられる。
どのような方法によって得られたものも用いることがで
きるが、一般式(2) においてY がヒドロキシ基である有
機酸(2−a)の場合、例えば下記反応式に従って、対応す
るグリコールエーテル塩(4)とハロゲン化合物(5) とを
反応させることにより得ることができる。
前記と同じ意味を有し、X はハロゲン原子を示す。〕 また、一般式(2) においてY がヒドロキシ基、R2がメチ
レン基である有機酸(2−b)は、下記反応式に従って(ポ
リ)オキシエチレンエーテル(6) を白金あるいはパラジ
ウム触媒存在下、酸素又は空気を用いて酸化することに
よっても得ることができる。
じ意味を有する。〕 更に、一般式(2) においてY がハロゲン原子である酸ハ
ライド(2−c)及びY が炭素数1〜3のアルコキシ基であ
る低級アルコールエステル(2−d)は上記で得られた有機
酸(2−a)又は有機酸(2−b)から、公知の方法により製造
することができる。
一般式(3) で表されるヒドロキシアルカンスルホン酸塩
としては、例えば2−ヒドロキシエタンスルホン酸(イ
セチオン酸)、2−ヒドロキシプロパン−1−スルホン
酸、1−ヒドロキシプロパン−2−スルホン酸、1−ヒ
ドロキシブタン−2−スルホン酸、2−ヒドロキシペン
タン−1−スルホン酸等のヒドロキシアルカンスルホン
酸のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモ
ニウム塩、メチルアンモニウム塩、ジエチルアンモニウ
ム塩、トリエタノールアンモニウム塩等が挙げられる。
ニル化合物(2) はヒドロキシアルカンスルホン酸塩(3)
1モルに対して 0.5ないし3モル、特に0.8 ないし2モ
ル反応させるのが好ましい。本反応には必ずしも溶媒を
必要としないが、用いても差し支えない。ここで用いら
れる溶媒としては、原料及び反応生成物に対して不活性
であるものであれば、いかなる溶媒でもよく、特に有機
酸(2−a)又は(2−b)との反応には水と共沸混合物を形成
して脱水作用を容易ならしめる不活性有機溶媒が好まし
い。このような不活性有機溶媒としては、ベンゼン、シ
クロヘキサン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、
モノクロロベンゼン等の不活性溶媒を挙げることがで
き、これらを単独あるいは混合して用いることができ
る。また、反応温度としては、70〜250 ℃、特に80〜22
0 ℃が好ましい。
いなくても充分に進行するが、通常エステル化反応に使
用されるエステル化反応触媒を用いることによって、よ
り効率よく反応を行うことができる。かかるエステル化
反応触媒のうち、酸性触媒としては、例えば硫酸、塩
酸、パラトルエンスルホン酸等が挙げられ、塩基性触媒
としては、例えばアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属
のアルコラート等が挙げられる。これらのエステル化反
応触媒の使用量は、反応系全体に対して、 0.1〜5重量
%程度が好ましい。
は系外へ留出される水分量又はアルコールを測定するこ
とにより確認が可能である。得られた反応混合物には目
的とする一般式(1) で表される本発明のスルホナートの
他に、反応モル比によっては、未反応のエーテルカルボ
ニル化合物(2) 、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩(3)
又は使用した溶媒あるいは触媒が含まれている。かくし
て得られる反応生成物は、使用目的によってはそのまま
用いることも可能であるが、更に精製することにより高
純度品とすることができる。
てはろ過あるいは減圧留去等が挙げられ、また未反応原
料及び触媒の除去については晶析、再沈、透析等が挙げ
られる。例えば、2−スルホエチル 2−フェノキシエ
トキシ酢酸エステル ナトリウム塩〔式(1) の化合物に
おいて、R1=H 、R2=CH2 、R3=C2H4、 A=C2H4、 M=
Na、 n=1、 p=O 〕の場合には、2−フェノキシエト
キシ酢酸と2−ヒドロキシエチルスルホン酸ナトリウム
(イセチオン酸ナトリウム)を無溶媒及び無触媒で反応
させた後、アセトンを加えて洗浄し、次いでろ過するこ
とにより高純度の2−スルホエチル 2−フェノキシエ
トキシ酢酸エステル ナトリウム塩を得ることができ
る。
する。本発明の漂白剤組成物の(A)成分のうち、水溶
液中で過酸化水素を生成する過酸化物としては、過炭酸
ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム・過酸化水素付
加物、ピロリン酸ナトリウム・過酸化水素付加物、尿素
・過酸化水素付加物、又は4Na2SO4・2H2O2・NaCl、過
ホウ酸ナトリウム一水化物、過ホウ酸ナトリウム四水化
物、過ケイ酸ナトリウム、過酸化ナトリウム、過酸化カ
ルシウム等が例示される。この中でも特に過炭酸ナトリ
ウム、過ホウ酸ナトリウム一水化物、過ホウ酸ナトリウ
ム四水化物が好ましい。
0.1 〜98重量%配合される。(A)成分として過酸化水
素を使用する場合、組成物中の望ましい配合量は 0.1〜
30重量%、より好ましくは 0.5〜6重量%であり、ま
た、(A)成分として水溶液中で過酸化水素を生成する
過酸化物を使用する場合、組成物中の配合量は 0.1〜98
重量%、より好ましくは 0.5〜70重量%である。本発明
の漂白剤組成物中の(A)成分の配合量が0.1 重量%未
満であると、溶液中に(B)成分と反応する過酸化水素
が少なく、漂白効果が低くなる。また98重量%を超える
と(B)成分が少なすぎて、漂白効果が低下してしま
う。また、本発明の漂白剤組成物において、(B)成分
の前記一般式(1) で表されるスルホナートからなる有機
過酸前駆体は、0.002〜50重量%配合される。(B)成分
の配合量が0.002 重量%未満であると、(B)成分が少
なすぎて漂白効果が低くなり、また50重量%を超えて配
合しても、漂白効果が飽和するので経済的に不利であ
る。
中で過酸化水素を生成する過酸化物と(B)成分の有機
過酸前駆体は、漂白力向上の点から重量比が(A)/
(B)=50/1〜1/10、特に20/1〜1/5となる範
囲で配合するのが好ましい。両者の重量比が50/1を超
えると、過酸化水素に対して発生する有機過酸濃度が相
対的に低くなるため、漂白力向上効果が低下する場合も
あり、あまり好ましくなく、また配合比率が1/10未満
では過剰の未反応有機過酸前駆体が系中に残るため経済
的に不利となる。
有効酸素濃度は0.01〜5%となるように各成分を配合す
るのが好ましい。有効酸素濃度が0.01%未満では、漂白
力が低いため好ましくなく、有効酸素濃度が5%を超え
てもそれ以上の効果は得られず、経済的にも不利であ
る。
面活性剤を配合することにより、汚れへの浸透性を助長
し、高い漂白力を得ることができる。(C)成分の界面
活性剤の前記(A)成分と(B)成分の合計量に対する
割合は、重量比で〔(A)+(B) 〕/(C)=99.9/0.
1 〜50/50、特に99/1〜70/30の範囲が好ましい。こ
の重量比が、99.9/0.1 を超えると汚れへの浸透性が十
分に助長できず、また、50/50未満では生成した有機過
酸の安定性が低くなり、十分な洗浄効果を得ることがで
きない。(C)成分の界面活性剤は、界面活性剤を配合
して得られる漂白剤組成物中に0.01〜20重量%、特に
0.1〜10重量%配合するのが望ましい。この場合も組成
物全体の前記(A)成分と(B)成分のそれぞれの配合
量は前記と同様の範囲である。
剤としては、アルキルグリコシド、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル、オキシエチレンオキシプロピレ
ンブロックポリマー(プルロニック)、脂肪酸モノグリ
セライド、及びアミンオキサイド等の非イオン界面活性
剤;石鹸、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン
酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、ス
ルホコハク酸ジエステル塩等の陰イオン界面活性剤;モ
ノ又はジアルキルアミン及びそのポリオキシエチレン付
加物、モノ又はジ長鎖アルキル第4級アンモニウム塩等
の陽イオン界面活性剤;カルボベタイン、スルホベタイ
ン、ヒドロキシスルホベタイン等の両性界面活性剤が挙
げられる。これらの中でも、洗浄力という点から、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、石鹸等の陰イオン界面活性
剤が特に優れている。
する緩衝剤を配合すれば、効果をより高めることができ
る。組成物原液のpHは5〜13が適当であり、より好ま
しくは9〜11である。系中のpHがpH5未満であれ
ば、成分(A)と(B)の反応性が低下するため、有効
成分である有機過酸の生成率が低下し、またpH13を越
えると、生成された有機過酸の安定性が低下してしま
う。
化カリウムの如きアルカリ金属の水酸化物、水酸化アン
モニウム、あるいはモノ、ジ、トリエタノールアミンの
如きアミン誘導体、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムの如
きアルカリ金属の炭酸塩、炭酸アンモニウム等の炭酸
塩、珪酸ナトリウム、珪酸カリウムの如きアルカリ金属
の珪酸塩、珪酸アンモニウム等の珪酸塩等を用いること
ができる。更に、必要により硫酸ナトリウム、硫酸カリ
ウム、硫酸リチウムの如きアルカリ金属硫酸塩、あるい
は硫酸アンモニウム塩、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリ
ウム、重炭酸リチウムの如きアルカリ金属重炭酸塩、重
炭酸アンモニウム等が使用できる。
酸ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、アルケ
ニルコハク酸ナトリウム、尿素の如き可溶化剤、浸透
剤、粘土などの懸濁化剤、研磨剤、キレート剤、顔料、
染料、香料等を添加することができる。
発明の漂白剤組成物中の好ましい配合量は次の如くであ
る。 緩衝剤 0.1〜30重量% 可溶化剤 0.1〜10重量% 増粘剤 0.1〜5重量% 研磨剤 0.1〜20重量% キレート剤 0.1〜10重量% 顔料、染料、香料など 適量 本発明の漂白剤組成物を液体型とする場合には、上記必
須成分と任意成分に、(D)水を加えて調製される。水
の配合量は限定されない。
は、(A)成分と(B)成分の両者を含む1剤式、
(A)成分と(B)成分を別々にした2剤式のいずれの
形態でも使用することができるが、使用時の簡便性から
1剤型とするのが好ましく、この場合、(A)成分とし
て液状の過酸化水素を使用することは貯蔵安定性上困難
であり、水溶液中で過酸化水素を生成する粉末状の過酸
化物を使用することが好ましい。この漂白剤組成物では
(D)成分の水は実質的に0%の形態となる。従って、
使用者は粉末状或いは固体状の本発明品を使用前に水で
溶解した後、対象面に散布又は噴霧して漂白処理を行
う。
成分の過酸化水素又は水溶液中で過酸化水素を生成する
過酸化物と(B)成分の有機過酸前駆体とを別々に分包
して2剤型の組成物とすることができる。それぞれの分
包中には任意成分や水を配合することができる。2剤型
の組成物の場合は、使用者は使用直前に各分包を混合し
(必要により水を添加し)、溶液、スラリーあるいはペ
ースト状にして、直ちに対象面に散布あるいは噴霧して
漂白処理を行う。
化水素又は水溶液中で過酸化水素を生成する過酸化物と
反応して有機過酸を生成し、かつ刺激臭がなく、優れた
漂白力を示すので、酸素系漂白剤の有機過酸前駆体とし
て優れたものであり、これを含有する漂白剤組成物はカ
ビ取り剤、台所用漂白剤、衣料用漂白剤等の家庭用漂白
剤として特に有用である。また、本発明によれば、刺激
臭がなく、高い漂白力を示し、使用時の漂白力が少なく
とも30分程度は持続し、且つ汚れに対する浸透性の良い
高漂白能の酸素系漂白剤組成物を得ることができる。
明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるもの
ではない。
た還流冷却器を備えた1リットルのフラスコに、2−フ
ェノキシエトキシ酢酸 294g(1.5モル)及びイセチオン
酸ナトリウム 148g(1.0モル)を仕込み、窒素雰囲気下
で攪拌しながら外部から加熱した。昇温中に反応により
生成した水の留出が認められ、更に200℃まで昇温し
た。この温度で10時間経過すると留出水が17mlとなり、
留出が停止したので反応を終了し冷却したところ、淡黄
色のペースト 424gが得られた。次いで、反応生成物を
アセトン2000mlに加えて攪拌し、ろ過により固液分離し
た。この洗浄操作を3回繰り返し行った後、減圧乾燥に
よりアセトンを留去すると、下記式(7) で表される白色
固体の2−スルホエチル 2−フェノキシエトキシ酢酸
エステル ナトリウム塩 290g(収率89%対理論量)が
得られた。13 C −NMR 分析:表1に示す。
た還流冷却器を備えた1リットルのフラスコに、エチレ
ンオキシドが平均2モル付加した式(8)
9) 360g(1.5モル)及びイセチオン酸ナトリウム
148 g(1.0モル)を仕込み、窒素雰囲気下で攪拌しなが
ら外部から加熱した。昇温中に反応により生成した水の
留出が認められ、更に 200℃まで昇温した。この温度で
10時間経過すると留出水が17mlとなり、留出が停止した
ので反応を終了し冷却したところ、黄色のペースト 490
gが得られた。次いで、反応生成物をアセトン2000mlに
加え攪拌し、ろ過により固液分離した。この操作を3回
繰り返し行った後に、減圧乾燥によりアセトンを留去す
ると、白色固体の下記式(9) で表される化合物344 g
(収率93%)が得られた。
理論値と一致した。また、IRの測定より、1750cm-1に
エステル由来の吸収、1200cm-1に巾広いスルホン酸由来
の吸収が観測された。
た還流冷却器を備えた1リットルのフラスコに、エチレ
ンオキシドが平均3モル付加した式(10)
g(1.5モル)及びイセチオン酸ナトリウム148 g(1.0モ
ル)を仕込み、窒素雰囲気下で攪拌しながら外部から加
熱した。昇温中に反応により生成した水の留出が認めら
れ、更に 200℃まで昇温した。この温度で10時間経過す
ると留出水が17mlとなり、留出が停止したので反応を終
了し冷却したところ、黄色のペースト 578gが得られ
た。次いで、反応生成物をアセトン2000mlに加え攪拌
し、ろ過により固液分離した。この操作を3回繰り返し
行った後に、減圧乾燥によりアセトンを留去すると、白
色固体の下記式(11)で表される化合物 391g(収率91
%)が得られた。
理論値と一致した。また、IRの測定より、1748cm-1に
エステル由来の吸収、1200cm-1に巾広いスルホン酸由来
の吸収が観測された。
フラスコに、フェノールスルホン酸ジナトリウム57g
(0.25モル)及びジメチルホルムアミド 500mlを仕込
み、窒素雰囲気下で攪拌しながら70℃に昇温した。この
温度でフェノキシアセチルクロライド50g(0.29モル) を
滴下した。同温度で3時間攪拌を続けた後、同温度で25
Torrに減圧し、過剰のフェノキシアセチルクロライドと
ジメチルホルムアミドを留去し、スラリー状の混合物を
得た。この混合物をアセトン1000mlに混合し、白色の沈
澱を析出させた。濾過により白色沈澱を分離し、アセト
ン 500mlで3回洗浄を行い、下記式(12)で表されるp−
スルホフェニル フェノキシ酢酸エステル ナトリウム
塩62gを得た。13C-NMR 分析の結果を表3に示す。
過酸前駆体として従来使用されているテトラアセチルエ
チレンジアミン10重量%と、過酸化水素3重量%とを含
有する漂白剤水溶液(有効酸素濃度約1.41%)を調製
し、下記の方法によるカビ漂白力試験及び匂いの試験に
供した。この結果を表4に示す。
バルム(Cladosporium herbarum)を接種し、30℃、14日
間培養したプラスチック板(ABS 樹脂製)をモデルカビ
プレートとし、これを水平に置き、漂白剤組成物水溶液
を40μl 滴下し、30分放置後、水洗、風乾した後、日本
電気工業株式会社製測色計1001DPを用いて明度(L値)
を測定した。尚、プラスチック板のL値92.4、モデルカ
ビプレートのL値65〜75であった。数値が高い程カビ漂
白力が優れていることを示す。
パネラー10人により官能評価した。 ○:刺激臭又は悪臭がしない ×:刺激臭又は悪臭がする
過酸前駆体として従来使用されているテトラアセチルエ
チレンジアミン10重量%と、過炭酸ナトリウム10重量%
と、ドデシル硫酸ナトリウム2重量%とを含有する漂白
剤水溶液(有効酸素濃度約1.22%)を調製し、下記の方
法による紅茶汚染布の漂白力試験及び試験例1と同様の
方法による匂いの試験に供した。この結果を表5に示
す。
溶液中に紅茶汚染布を浸漬し、10分後漂白力を測定し、
下記式により漂白率を求めた。この数値が高い程、紅茶
汚染布の漂白力が優れていることを示す。
様の方法でかびに対する漂白力及び匂いの評価を行っ
た。その結果を表6に示す。
エチリデン-1,1- ジホスホン酸 表6から明らかなように、比較品 No.8は匂いが良くな
く使用に耐えることができない。また比較品 No.9に用
いた比較例で得られた有機過酸前駆体は、脱離基がフェ
ノールスルホン酸ナトリウムであり、漂白性能が良くな
い。本発明品 No.1〜7は刺激臭もなく漂白性能が優れ
ており、しかも漂白力の持続性も良好である。また、界
面活性剤を配合した本発明品 No.4〜7は汚れへの浸透
力が向上するため、漂白効果の向上が見られる。
Claims (4)
- 【請求項1】 次の一般式(1) で表されるスルホナー
ト。 【化1】 〔式中、R1は水素原子、あるいは炭素数1〜10の直鎖又
は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はアシル基を示
し、R2は炭素数1〜8の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレ
ン基、又は炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキ
ル基で置換されていてもよいフェニレン基を示し、R3は
炭素数1〜8の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示
し、R4は炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基
を示し、pは0又は1の数を示し、A は炭素数2〜4の
アルキレン基を示し、n は1〜3の数を示し、n 個のA
は同一でも異なっていても良い。M はアルカリ金属原
子、アルカリ土類金属原子、アンモニウム、アルキルア
ンモニウム又はアルカノールアンモニウムを示す。〕 - 【請求項2】 次の一般式(2) 【化2】 〔式中、R1は水素原子、あるいは炭素数1〜10の直鎖又
は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はアシル基を示
し、R2は炭素数1〜8の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレ
ン基、又は炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキ
ル基で置換されていてもよいフェニレン基を示し、R4は
炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、
p は0又は1の数を示し、A は炭素数2〜4のアルキレ
ン基を示し、n は1〜3の数を示し、n 個のA は同一で
も異なっていても良い。Y はヒドロキシ基、ハロゲン原
子又は炭素数1〜3のアルコキシ基を示す。〕 で表されるエーテルカルボニル化合物に、次の一般式
(3) HO−R3−SO3M (3) 〔式中、R3は炭素数1〜8の直鎖若しくは分岐鎖のアル
キレン基を示し、M はアルカリ金属原子、アルカリ土類
金属原子、アンモニウム、アルキルアンモニウム又はア
ルカノールアンモニウムを示す。〕 で表されるヒドロキシアルカンスルホン酸塩を反応させ
ることを特徴とする、請求項1記載のスルホナートの製
造法。 - 【請求項3】(A)過酸化水素又は水溶液中で過酸化水
素を生成する過酸化物 0.1〜98重量%、及び(B)請求
項1記載のスルホナートからなる有機過酸前駆体 0.002
〜50重量%を必須成分として含有することを特徴とする
漂白剤組成物。 - 【請求項4】 更に(C)界面活性剤と、(D)水を含
有し、該(C)成分の前記(A)成分と(B)成分の合
計量に対する重量比が〔(A)+(B)〕/(C)=9
9.9/0.1 〜50/50である請求項3記載の漂白剤組成
物。
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